JP2999973B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
方法に係り、特に、配線を絶縁保護するパッシベーショ
ン膜の製法に関する。
のために、デバイス表面には、配線を絶縁保護するため
のパッシベーション膜が形成されている。このパッシベ
ーション膜には、熱CVD法やプラズマCVD法で形成
された絶縁膜が用いられるのが一般的であるが、中で
も、耐湿性に優れているという理由から、プラズマCV
D法によって形成されたシリコン窒化膜が良く用いられ
ている。
成されたシリコン窒化膜は、耐湿性に優れてはいるが完
全ではなく、微量の水分を通してしまう問題がある。そ
こで、シリコン窒化膜の下に、PSG(phospho-silica
te glass)膜を設け、シリコン窒化膜を通して入り込ん
だ水を吸湿分散させたり、また更に、耐湿性を高めるた
めに、PSG膜の下に更にシリコン窒化膜を設けること
が、特開平6−53210号公報に記載されている。
G膜自身に水分を吸収させるものにあっては、たとえ水
分をPSG膜中に分散させるとはいえ、その水分が配線
に悪影響を与える危惧を払拭することはできない。
耐湿性に優れたパッシベーション膜を得て、半導体装置
としての信頼性を高めることを目的とする。
製造方法は、半導体基板上に配線を形成する工程と、前
記配線の上に、配線を絶縁保護するパッシベーション膜
の少なくとも一部として有機SOG膜を形成する工程
と、少なくとも前記有機SOG膜に、アルゴン、ボロ
ン、窒素、リンからなるグループより選ばれた少なくと
も1つの不純物を導入する工程と、を含むことを特徴と
する。
は、請求項1に記載の発明において、前記有機SOG膜
の上層及び下層の少なくとも一方に、前記有機SOG膜
よりも吸湿性の低い膜を形成することを特徴とする。
は、請求項2に記載の発明において、前記吸湿性の低い
膜は、シリコン窒化膜、シリコン酸化膜、シリコン酸窒
化膜からなるグループより選ばれた少なくとも1つの材
料を含むことを特徴とする。
は、請求項1に記載の発明において、前記不純物を導入
する工程は、イオン注入法などのように、不純物に運動
エネルギーを与えて前記有機SOG膜に導入する工程で
あることを特徴とする。
ロン、窒素、リンからなるグループより選ばれた少なく
とも1つの不純物を導入することにより、膜が改質され
て、膜に含まれる水分や水酸基が減少し且膜が吸水しに
くくなる。この膜をパッシベーション膜として用いるこ
とにより、優れた絶縁効果及び耐湿効果を得ることがで
きる。
るので、パッシベーション膜自身の平坦性がきわめて良
好になる。
〜図10に従って説明する。
はn型)単結晶シリコン基板1の上にゲート絶縁膜2
(膜厚:10nm)及びゲート電極3(膜厚:200n
m)を形成する。
をマスクとするイオン注入法を用いて基板1にn型(又
はp型)不純物をドープすることにより、ソース・ドレ
イン領域4を自己整合的に形成してMOSトランジスタ
を完成する。
用いて、デバイスの全面にシリコン酸化膜5(膜厚:5
00nm)を形成する。尚、このプラズマCVD法で用
いるガスは、モノシランと亜酸化窒素(SiH4+N
2O)、モノシランと酸素(SiH4+O2)、TEOS
(Tetra-ethoxy-silane)と酸素(TEOS+O2)など
であり、成膜温度は300〜900℃である。
上に有機SOG膜6を形成する。有機SOG膜6の組成
は[CH3Si(OH)3]で、その膜厚は400nmで
ある。その形成方法は、まず、前記組成のシリコン化合
物のアルコール系溶液(例えば、IPA+アセトン)を
基板1の上に滴下して基板を回転速度:5400rpmで
20秒間回転させ、この溶液の被膜を基板1の上に形成
する。このとき、そのアルコール系溶液の被膜は、基板
1の上の段差に対して、その凹部には厚く、その凸部に
は薄く、段差を緩和するように形成される。その結果、
アルコール系溶液の被膜の表面は平坦化される。
1分間、200℃で1分間、300℃で1分間、22℃
で1分間、300℃で30分間、順次熱処理が施される
と、アルコール系が蒸発すると共に重合反応が進行し
て、表面が平坦な有機SOG膜6が形成される。この有
機SOG膜6は、炭素を1%以上含むシリコン酸化物で
ある。
イオン(Ar+)を加速エネルギー:140keV、ドーズ
量:1×1015atoms/cm2の条件で有機SOG膜6にド
ープすることで、有機成分を分解させると共に、膜中に
含まれる水分及び水酸基を減少させる。その結果、有機
SOG膜6は、有機成分が含まれず、水分及び水酸基が
僅かしか含まれないSOG膜(以下、改質SOG膜とい
う)7に変えられる。工程4(図4参照):プラズマC
VD法を用いて、改質SOG膜7の上にシリコン酸化膜
8(膜厚:200nm)を形成する。シリコン酸化膜8
の形成条件はシリコン酸化膜5と同じである。
の混合ガス系をエッチングガスとして用いる異方性エッ
チングを行い、ソース・ドレイン領域4の上の各膜5〜
8にビアホール9を形成する。 工程6(図6参照):スパッタ法を用いてビアホール9
内を含むデバイスの全面にアルミニウム膜を堆積し、そ
のアルミニウム膜が所望のパターンになるように異方性
エッチングを行って、ソース・ドレイン電極(ソース・
ドレイン配線)10を形成する。
シリコン酸化膜12(膜厚200nm)を形成する。次
に、このシリコン酸化膜12の上に、有機SOG膜13
を形成し、更にこの有機SOG膜13にアルゴンイオン
を注入することにより改質SOG膜14(膜厚400n
m)を形成する。この有機SOG膜13及び改質SOG
膜14の形成方法は、工程3における有機SOG6及び
改質SOG膜7と同様である。
ン酸化膜15(膜厚200〜400nm)を形成する。
このシリコン酸化膜12、15の形成方法は、工程2に
おけるシリコン酸化膜5と同様である。これらシリコン
酸化膜12、改質SOG膜14及びシリコン酸化膜15
の積層構造からなる膜により、デバイスの表面に、デバ
イス、特にソース・ドレイン電極10を絶縁保護するた
めのパッシベーション膜16を形成する。
改質SOG膜14を挟んだ構造とすることにより、パッ
シベーション膜16全体としての絶縁性及び機械的強度
を高めることができる。特に、シリコン酸化膜12が存
在することにより、パッシベーション膜16としての絶
縁効果が一層強固なものとなる。しかも、シリコン酸化
膜12は、改質SOG膜14よりも配線に対する密着性
が良いので、パッシベーション膜全体としての密着性が
向上する。
により、パッシベーション膜16としての耐湿効果が一
層強固なものとなる。また、改質SOG膜14自身、段
差被覆性に優れているので、配線間隔が狭くても、配線
間に容易に充填することができ、更には、平坦性に優れ
ているので、シリコン酸化膜15を容易に被覆させるこ
とができる。
まれず、水分及び水酸基が僅かしか含まれないため、図
8のように、各シリコン酸化膜12、15を省いて、パ
ッシベーション膜16を改質SOG膜14単層で構成し
ても良い。この場合、シリコン酸化膜12、15を形成
する必要がないぶん、工程数の削減が図れる。また、有
機SOG膜13を完全に改質できないような条件でイオ
ン注入を行う場合などには、図9に示すように、シリコ
ン酸化膜15のみを省いたり、図10に示すように、シ
リコン酸化膜12のみを省いたりすることもできる。
を得ることができる。 (イ)各シリコン酸化膜5,8で改質SOG膜7が挟ま
れたサンドイッチ構造が採用されているのは、層間絶縁
膜11全体としての絶縁性及び機械的強度を高めるため
である。 (ロ)改質SOG膜7には有機成分が含まれていないた
め、ビアホール9を形成するためのエッチングを、四フ
ッ化炭素と水素の混合ガス系の雰囲気中で行うことがで
きる。そのため、このエッチングにおいて、エッチング
マスクとしてフォトレジストを用いた場合でも、そのフ
ォトレジストが侵されることはなく、そのフォトレジス
トでマスクされている改質SOG膜7がエッチングされ
ることもない。従って、微細なビアホール9を正確に形
成することができる。
れていないため、改質SOG膜7のエッチングレートは
各シリコン酸化膜5,8とほとんど同じになる上に、エ
ッチングマスクとして用いたフォトレジストを除去する
際のアッシング処理時に改質SOG膜7が収縮すること
はない。そのため、改質SOG膜7にクラックが生じる
ことはなく、ビアホール9を形成する際にリセスが発生
することはない。従って、ビアホール9内にアルミニウ
ム膜を十分に埋め込むことが可能になり、ソース・ドレ
イン電極10とソース・ドレイン領域4との間のコンタ
クトを良好にすることができる。
れず、水分及び水酸基が僅かしか含まれないため、各シ
リコン酸化膜5,8を省いて改質SOG膜7を単層で用
いることもできる。 (ホ)シリコン酸化膜12,15は、SOG膜ほどでは
ないが、比較的段差被覆性が良いので、狭い金属配線間
も容易に被覆できる。
の実施形態の製造方法を図11〜図20に従って説明す
る。尚、本実施形態において、第1実施形態と同じ構成
部材については同じ符号を用いその詳細な説明を省略す
る。 工程(1)(図11参照):p型(又はn型)単結晶シリ
コン基板1の上にゲート絶縁膜2、ゲート電極3及びソ
ース・ドレイン領域4を形成してMOSトランジスタを
完成する。そして、デバイスの全面に層間絶縁膜21を
形成し、ソース・ドレイン領域4上の層間絶縁膜21に
コンタクトホール22を形成する。その後、スパッタ法
を用いてコンタクトホール22内を含むデバイスの全面
にアルミ膜を堆積し、そのアルミ膜が所望のパターンに
なるように異方性エッチングを行って、ソース・ドレイ
ン電極(ソース・ドレイン配線)10を形成する。
にシリコン酸化膜5を形成する。 工程(3)(図13参照):シリコン酸化膜5の上に有機
SOG膜6を形成した後、イオン注入によって、有機S
OG膜6を、改質SOG膜7に変える。 工程(4)(図14参照):改質SOG膜7の上にシリコ
ン酸化膜8を形成する。
水素の混合ガス系をエッチングガスとして用いる異方性
エッチングを行い、ソース・ドレイン領域4の上の各膜
5〜8にビアホール9を形成する。 工程(6)(図16参照):スパッタ法を用いてビアホー
ル9内を含むデバイスの全面にアルミニウム膜を堆積
し、そのアルミ膜が所望のパターンになるように異方性
エッチングを行って、配線23を形成する。
・ドレイン配線10の上に、層間絶縁膜11を介して配
線23を形成する。この場合でも、MOSトランジスタ
及びソース・ドレイン配線10に悪影響を与えることな
く、第1実施形態と同様の作用、効果を得ることができ
る。 工程(7)(図17参照):第1実施形態の工程7と同様
に、デバイスの全面に、シリコン酸化膜12、改質SO
G膜14及びシリコン酸化膜15の積層構造からなるパ
ッシベーション膜16を形成する。
形態における図8〜図10に示した例と同様、改質SO
G膜14単層にしたり(図18参照)、シリコン酸化膜
15を省いたり(図19参照)、シリコン酸化膜12を
省いたり(図20参照)しても良い。図21〜図22は
上記第1実施形態や第2実施形態で示したようなNMO
Sトランジスタの上にシリコン酸化膜8/有機SOG膜
6(改質SOG膜7)/シリコン酸化膜5からなる層間
絶縁膜を形成したテストデバイスを用いて、各種実験を
行った結果を示している。
ャリア寿命(Gm(相互コンダクタンス)がある一定の
割合劣化するまでの時間のこと、トランジスタの寿命を
示すパラメータの1つ)のドレイン電圧依存性を示した
もので、イオン注入していない有機SOG膜を用いたも
のに比べ、改質SOG膜7を用いたもの(特に、加速エ
ネルギーを140keVとしたもの)は、ホットキャリア
寿命が約2桁延びることが分かる。
温度条件下で、テストデバイスのトランジスタに5Vの
電圧を2時間印加し続ける試験)の前後におけるしきい
値Vtを示したもので、図22は加速試験前のしきい値
Vtを、図23は加速試験前後のしきい値Vtの変化量
をそれぞれ示している。図22に示すように、加速試験
前にあっては、イオン注入していない有機SOG膜を用
いたものも改質SOG膜7を用いたものもほとんどしき
い値に変化がない。
入していない有機SOG膜を用いたもの(未注入)が、
試験の前後でしきい値Vtが大幅に変化するのに対し、
改質SOG膜7を 用いたもの(特に、加速エネルギー
を140keVとしたもの)は、ゲート長に関 係なくしき
い値Vtの変化がほとんど見られない。この結果は、M
OSトランジ スタのしきい値特性が長期にわたり安定
することを示している。
おけるトランジスタのGmの変化量を示したものであ
る。イオン注入していない有機SOG膜を用いたもの
が、試験の前後でGmが大幅に変化するのに対し、改質
SOG膜7を用いたもの(特に、加速エネルギーを14
0keVとしたもの)は、ゲート長に関係なくGmの変化
はほとんど見られない。この結果は、MOSトランジス
タのGmが長期にわたり安定することを示している。
膜7を加速エネルギーが20keVの条件で形成したもの
は、加速エネルギーが140keVの条件で形成したもの
に比べて 、その改善効果はわずかである。これは、図
25の通り、加速エネルギー(注入エネルギー)が有機
SOG膜の改質深さとほぼ正の相関関係にあり、加速エ
ネルギーが20keVの場合には、有機SOG膜6の表層
(約50nm)のみ改質された ためと考えられる。
理:unimplanted)及び改質SOG膜7(14)(イオン
注入処理:Ar+-implanted)のそれぞれに窒素雰囲気で3
0分間の熱処理を施し、TDS法(Thermal Desorption
Spectroscopy)を用いて評価した結果を示している。
尚、イオン注入条件は、加速エネルギー:140keV、
ドーズ量:1×1015atoms/cm2である。
る脱離量を表したものであり、図から明らかなように、
改質SOG膜7(14)はH2O(m/e=18)に関
する脱離が少ないことが分かる。このことは、有機SO
G6(13)にイオン注入を行って、改質SOG膜7
(14)とすることにより、有機SOG膜6(13)に
含まれる水分及び水酸基が減少することを示している。
SOG膜7(14)の吸湿性を調べる目的で、有機SO
G膜6(13)(no treatment)、有機SOG膜6(1
3)を酸素プラズマに晒したもの(O2 Plasma)及び改質
SOG膜7(14)(Ar+)をクリーンルーム内で大気中
に放置し、膜中の水分を評価した結果を示している。膜
中の水分量は、FT−IR法(Fourier Transform Infra
red Spectroscopy)を用いて、赤外吸収スペクトルのO
−H基に関する吸収(3500cm-1付近)の面積強度を
指標とした。イオン注入条件は、加速エネルギー:14
0keV、ドーズ量:1×1015atoms/cm2である。
水分増加だけでなく、1日後でも水分が増加しているこ
とが分かる。一方、改質SOG膜7(14)は、イオン
注入後に増加していないだけでなく、クリーンルーム内
で大気に放置しても、有機SOG膜6(13)に比べて
水分の増加は小さい。即ち、改質SOG膜7(14)
は、有機SOG膜6(13)に比べて吸湿性が低いこと
が分かる。
SOG膜6(13)の水分の透過性を調べる目的で、プ
レッシャー・クッカー試験(PCT)(加湿試験のこと
で、本実施形態では、条件として、120℃、2気圧の
飽和水蒸気雰囲気で行った)した結果を示している。F
T−IR法を用いて、有機SOG膜6(13)中のO−
Hに関する吸収ピーク(3500cm-1付近)の面積強度
を求め、PCT時間との関係をプロットした。
試料(Ar+20keV)を作製し、膜全体を改質したもの
(Ar+140keV)や改質しなかったもの(有機SOG
膜6(13):Untreatment)と比較した結果、以下の
ことが分かった。 (a)改質していない有機SOG膜6(13)をPCT
した場合、3500cm -1付近(O−H基に関する)の吸
収強度が劇的な増加を示す。
00cm-1付近(O−H基に関する)の吸収強度の増加は
小さい。膜表面だけを改質した試料でも、膜全体を改質
したものと同程度である。 以上の結果から、イオンを注入することで、水分の透過
性を抑制する層を形成できることが分かる。
ではなく、以下のように実施しても同様の作用効果を得
ることができる。 1)各シリコン酸化膜5,8,12,15をプラズマC
VD法以外の方法(常圧CVD法、減圧CVD法、EC
RプラズマCVD法、光励起CVD法、TEOS−CV
D法、PVD法など)によって形成されたシリコン酸化
膜を用いる。この場合、常圧CVD法で用いられるガス
はモノシランと酸素(SiH4+O2)であり、成膜温度
は400℃以下である。また、減圧CVD法で用いられ
るガスはモノシランと亜酸化窒素(SiH4+N2O)で
あり、成膜温度は900℃以下である。
を、水分及び水酸基を遮断する性質に加えて機械的強度
が高い性質を持つ他の絶縁膜(シリコン窒化膜、シリコ
ン酸窒化膜、シリケートガラス膜など)に置き代える。
その絶縁膜はCVD法やPVD法などどのような方法に
よって形成してもよい。特に、シリコン酸化膜12やシ
リコン酸化膜15に代えて、シリコン窒化膜を用いた場
合、シリコン窒化膜は、NaやKなどのアルカリ金属を
通さないので、これらがデバイスに与える悪影響を防止
することができる。
膜15に代えて、シリコン酸窒化膜を用いた場合、シリ
コン酸窒化膜は、NaやKなどのアルカリ金属を通さな
いので、上記シリコン窒化膜と同様の作用効果を得るこ
とができると共に、シリコン窒化膜よりも、応力に起因
するデバイス特性の劣化や配線の信頼性の劣化に対する
防止効果が高い。
23を、アルミ以外の導電材料(銅、金、銀、シリサイ
ド、高融点金属、ドープドポリシリコン、窒化チタン
(TiN)、タングステンチタン(TiW)などの合
金)及びそれらの積層構造で形成する。 4)改質SOG膜7,14に熱処理を施す。この場合、
改質SOG膜中のダングリングボンドが少なくなるた
め。吸湿性が更に小さくなり、水分の透過も更に少なく
なる。
OG膜に置き代え、その無機SOG膜にイオン注入を行
う。この場合には、無機SOG膜に含まれる水分及び水
酸基を減少させることができる。 6)上記実施形態では、有機SOG膜6,13に注入す
るイオンとしてアルゴンイオンを用いたが、結果として
有機SOG膜6,13を改質するものであればどのよう
なイオンを用いてもよい。
ン、窒素イオン、リンイオンなどの比較的質量が小さい
イオンが適している。中でも、ボロンイオンがもっとも
適しているが、これら以外にも以下に示すイオンも十分
に効果が期待できる。:アルゴン以外の不活性ガスイオ
ン(ヘリウムイオン、ネオンイオン、クリプトンイオ
ン、キセノンイオン、ラドンイオン)。不活性ガスは有
機SOG膜6(13)と反応しないため、イオン注入に
よって悪影響が生じる恐れが全くない。
VI b,VII bの各族の元素単体イオン及びそれらの化合物
イオン。特に、酸素、アルミ、イオウ、塩素、ガリウ
ム、ゲルマニウム、ヒ素、セレン、臭素、アンチモン、
ヨウ素、インジウム、スズ、テルル、鉛、ビスマスの元
素単体イオン及びそれらの化合物イオン。この中で、金
属元素イオンについては、イオン注入後の有機SOG膜
6(13)の誘電率を低く抑えることができる。
れらの化合物イオン。特に、チタ ン、バナジウム、ニ
オブ、ハフニウム、タンタルの元素単体イオン及びそれ
らの化合物イオン。IV a族,V a族の元素の酸化物は誘
電率が高いため、イオン注入後の有機SOG膜6(1
3)の誘電率も高くなるが、特に低い誘電率の絶縁膜が
要求される場合以外には実用上問題ない。
る。この場合、各イオンの相乗作用により更に優れた効
果を得ることができる。 7)上記実施形態では、有機SOG膜6(13)にイオ
ンを注入しているが、イオンに限らず、電子、原子、分
子、粒子であればよい(本発明ではこれらを総称して不
純物と称する)。
シベーション膜を得て、半導体装置としての信頼性を高
めることができる。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
導体装置の製造過程を示す断面図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体基板上に配線を形成する工程と、 前記配線の上に、配線を絶縁保護するパッシベーション
膜の少なくとも一部として有機SOG膜を形成する工程
と、 少なくとも前記有機SOG膜に、アルゴン、ボロン、窒
素、リンからなるグループより選ばれた少なくとも1つ
の不純物を導入する工程と、 を含むことを特徴とした半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記有機SOG膜の上層及び下層の少な
くとも一方に、前記有機SOG膜よりも吸湿性の低い膜
を形成することを特徴とした請求項1に記載の半導体装
置の製造方法。 - 【請求項3】 前記吸湿性の低い膜は、シリコン窒化
膜、シリコン酸化膜、シリコン酸窒化膜からなるグルー
プより選ばれた少なくとも1つの材料を含むことを特徴
とした請求項2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記不純物を導入する工程は、イオン注
入法などのように、不純物に運動エネルギーを与えて前
記有機SOG膜に導入する工程であることを特徴とした
請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6340597A JP2999973B2 (ja) | 1996-03-19 | 1997-03-17 | 半導体装置の製造方法 |
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US11/419,450 US20060199371A1 (en) | 1995-09-14 | 2006-05-19 | Semiconductor devices passivation film |
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JP6324696 | 1996-03-19 | ||
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1997
- 1997-03-17 JP JP6340597A patent/JP2999973B2/ja not_active Expired - Fee Related
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