JP3322651B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
方法に係り、詳しくは、デバイス上に絶縁膜を形成する
技術に関する。
を実現するために、配線の微細化、多層化を進めること
が要求されている。配線を多層化するには、各配線間に
層間絶縁膜を設けるが、その層間絶縁膜の表面が平坦で
ないと、層間絶縁膜の上部に形成された配線に段差が生
じて断線などの故障が引き起こされる。
バイスの表面)は可能な限り平坦化されていなければな
らない。このように、デバイスの表面を平坦化する技術
は、平坦化技術と呼ばれ、配線の微細化、多層化に伴っ
てますます重要になっている。
絶縁膜としてSOG膜があり、特に層間絶縁膜材料のフ
ロー特性を利用した平坦化技術において盛んな検討がな
されている。
溶解した溶液及びその溶液から形成される二酸化シリコ
ンを主成分とする膜の総称である。
化合物を有機溶剤に溶解した溶液を基板上に滴下して基
板を回転させる。すると、その溶液の被膜は、配線によ
って形成される基板上の段差に対して、その凹部には厚
く、凸部には薄く、段差を緩和するように形成される。
その結果、その溶液の被膜の表面は平坦化される。
すると共に重合反応が進行して、表面が平坦なSOG膜
が形成される。
うに、シリコン化合物中に有機成分を含まない無機SO
G膜と、一般式(2)で表されるように、シリコン化合
物中に有機成分を含む有機SOG膜とがある。
基) 無機SOG膜や有機SOG膜は、非常に優れた平坦性を
有するが、無機SOG膜は、水分及び水酸基を多量に含
んでいるために、金属配線などに悪影響を与え、電気的
特性の劣化、腐食などの問題が生じる恐れがある。
の、有機SOG膜にも水分及び水酸基が含まれているた
め、同様の問題を有する。
採用する場合において、水分及び水酸基を比較的遮断す
る性質に加えて絶縁性及び機械的強度が高い性質を持
つ、例えばプラズマCVD法によって形成されたシリコ
ン酸化膜などの絶縁膜をSOG膜と金属配線との間に介
在させることが行われている(例えば、特開平5−22
6334号公報(H01L21/3205)参照)。
マCVD法によって形成されたシリコン酸化膜などの絶
縁膜をSOG膜と金属配線との間に介在させると、下地
金属配線のパターンの間隔を狭めることに制約を受け、
素子の微細化の妨げとなる。
斯かる問題点を解消することをその目的とする。
製造方法は、第1の配線を形成する前の平坦な下地面
に、有機SOG、無機SOG、フルオロカーボン又はポ
リイミドからなる第1の絶縁膜を形成する工程と、この
第1の絶縁膜に、不活性ガスイオン、III b,IVb,V
b,VIb,VII b,IVa,Vaの各族の元素単体イオ
ン、またはこれら元素の化合物イオンからなるグループ
から選択された少なくとも一つのイオンをイオン注入法
を用いて導入する工程と、前記第1の絶縁膜に前記第1
の配線を埋め込み形成する工程と、前記第1の絶縁膜の
上に第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜
に、前記第1の配線に通じるコンタクトホールを形成す
る工程と、少なくとも前記コンタクトホール内に、前記
第1の配線に電気的に接続される第2の配線を形成する
工程と、を含むことをその要旨とする。
の配線を形成する前の平坦な下地面に、有機SOG、無
機SOG、フルオロカーボン又はポリイミドからなる第
1の絶縁膜を形成する工程と、この第1の絶縁膜に、不
活性ガスイオン、III b,IVb,Vb,VIb,VII b,
IVa,Vaの各族の元素単体イオン、またはこれら元素
の化合物イオンからなるグループから選択された少なく
とも一つのイオンをイオン注入法を用いて導入する工程
と、前記第1の絶縁膜に前記第1の配線を埋め込み形成
する工程と、前記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形
成する工程と、前記第2の絶縁膜の上に第1のマスクパ
ターンを形成する工程と、前記第2の絶縁膜及び第1の
マスクパターンの上に第3の絶縁膜を形成する工程と、
前記第3の絶縁膜の上に前記第1のマスクパターンより
も大きい開口部を有する第2のマスクパターンを形成す
る工程と、前記第2のマスクパターンに基づいて、前記
第3の絶縁膜に、前記第1のマスクパターンに達するト
レンチを形成する工程と、前記第1のマスクパターンに
基づいて、前記第2の絶縁膜に、前記第1の配線に通じ
るコンタクトホールを形成する工程と、少なくとも前記
コンタクトホール及びトレンチ内に、前記第1の配線に
電気的に接続される第3の配線を形成する工程と、を含
むことをその要旨とする。
項1又は2に記載の発明において、前記第2の絶縁膜は
有機SOG、無機SOG、フルオロカーボン又はポリイ
ミドからなり、この第2の絶縁膜に、不活性ガスイオ
ン、III b,IVb,Vb,VIb,VII b,IVa,Vaの
各族の元素単体イオン、またはこれら元素の化合物イオ
ンからなるグループから選択された少なくとも一つのイ
オンをイオン注入法を用いて導入する工程を更に備える
ことをその要旨とする。
項2に記載の発明において、前記第3の絶縁膜は有機S
OG、無機SOG、フルオロカーボン又はポリイミドか
らなり、この第2の絶縁膜に、不活性ガスイオン、III
b,IVb,Vb,VIb,VIIb,IVa,Vaの各族の元
素単体イオン、またはこれら元素の化合物イオンからな
るグループから選択された少なくとも一つのイオンをイ
オン注入法を用いて導入する工程を更に備えることをそ
の要旨とする。
項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、予め
前記第1の絶縁膜の下に第4の絶縁膜を形成する工程を
更に備え、前記第1の絶縁膜に対するイオン注入を、イ
オンが第1の絶縁膜と第4の絶縁膜との界面に達する条
件下で行うことをその要旨とする。
項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記
第1の絶縁膜が有機SOGであり、この第1の絶縁膜に
注入するイオンがホウ素イオンであることをその要旨と
する。 請求項7の半導体装置の製造方法は、請求項3に
記載の発明において、前記第2の絶縁膜が有機SOGで
あり、この第2の絶縁膜に注入するイオンがホウ素イオ
ンであることをその要旨とする。 請求項8の半導体装置
の製造方法は、請求項4に記載の発明において、前記第
3の絶縁膜が有機SOGであり、この第3の絶縁膜に注
入するイオンがホウ素イオンであることをその要旨とす
る。
絶縁膜へのイオン注入により、それぞれ膜が改質され
て、膜に含まれる水分や水酸基が減少し且つ膜が吸水し
にくくなる。これにより、絶縁膜の絶縁特性を改善する
ことができる。
絶縁膜にイオン注入すれば、また、第2の配線を形成す
る前に、第2の絶縁膜にイオン注入すれば、また、第3
の配線を形成する前に、第3の絶縁膜にイオン注入すれ
ば、それぞれ膜全体にわたってほぼ均一な深さだけイオ
ンを注入することができ、それぞれ膜全体を均一に改質
することができる。
第4の絶縁膜を形成しておき、第1の絶縁膜に対するイ
オン注入を、イオンが第1の絶縁膜と第4の絶縁膜との
界面に達する条件下で行うことにより、第1の絶縁膜と
第4の絶縁膜との密着強度も向上させることができる。
した第1実施形態の製造方法を図1〜図9に従って説明
する。
はn型)単結晶シリコン基板1の上にシリコン酸化膜2
(膜厚:200nm)を形成し、その上に有機SOG膜
3を形成する。有機SOG膜3の組成は[(CH3)2S
i4O7]nで、その膜厚は600nmである。尚、シリ
コン酸化膜2は、本発明の第4の絶縁膜に相当し、有機
SOG膜3は、本発明の第1の絶縁膜に相当する。
より形成する。反応ガスとしては、モノシランと亜酸化
窒素(SiH4+N2O)、モノシランと酸素(SiH4
+O2)、TEOS(Tetra-ethoxy-silane)と酸素(T
EOS+O2)などを用い、成膜温度は300〜900
℃である。
D法以外の方法(常圧CVD法、減圧CVD法、ECR
プラズマCVD法、光励起CVD法、TEOS−CVD
法、PVD法など)によって形成してもよい。例えば、
常圧CVD法で用いられるガスはモノシランと酸素(S
iH4+O2)であり、成膜温度は400℃以下である。
また、減圧CVD法で用いられるガスはモノシランと亜
酸化窒素(SiH4+N2O)であり、成膜温度は900
℃以下である。
組成のシリコン化合物のアルコール系溶液(例えば、I
PA+アセトン)を基板1の上に滴下して基板を回転速
度:2300rpmで20秒間回転させ、この溶液の被膜
を基板1の上に形成する。このとき、そのアルコール系
溶液の被膜は、基板1の上の段差に対して、その凹部に
は厚く、その凸部には薄く、段差を緩和するように形成
される。その結果、アルコール系溶液の被膜の表面は平
坦化される。
1分間、200℃で1分間、300℃で1分間、22℃
で1分間、430℃で30分間、順次熱処理を施すと、
アルコール系溶媒が蒸発すると共に重合反応が進行し
て、表面が平坦な膜厚300nmの有機SOG膜が形成
される。この被膜形成〜熱処理作業をもう1回繰り返す
ことにより、膜厚600nmの有機SOG膜3を得る。
め、基板の全面にわたってほぼ均一な膜厚で塗布形成さ
れる。有機SOG膜3は、炭素を1%以上含有するシリ
コン酸化膜である。
て、ホウ素(ボロン)イオン(B+)を加速エネルギ
ー:140KeV、ドーズ量:2×1015atoms/cm2の条
件で有機SOG膜3にドープする。この条件で注入する
と、ホウ素イオンは、有機SOG膜3とシリコン酸化膜
2との界面に到達する。
ンを導入することで、膜中の有機成分を分解させると共
に、膜中に含まれる水分及び水酸基を減少させる。
イオンが導入されることで、両者の密着強度が高くな
る。
含まれず、水分及び水酸基が僅かしか含まれなく且つ下
地膜(シリコン酸化膜2)との密着強度が高いSOG膜
(以下、改質SOG膜という)4に変えられる。上述し
た通り、有機SOG膜3は、基板の全面にわたってほぼ
均一な膜厚を有するので、有機SOG膜3全体がほぼ均
一に改質され、且つ下地膜との密着強度もほぼ全面にわ
たって高くなる。尚、この改質SOG膜4も、炭素を1
%以上含有するシリコン酸化膜である。
パターンをマスクとして、フルオロカーボン系のガスを
エッチングガスとして用いる異方性エッチングを行い、
改質SOG膜4にトレンチ5を形成する。
Ar)を用いたスパッタエッチングによって、トレンチ
5内をクリーニングした後、トレンチ5内及び改質SO
G膜4の上に、マグネトロンスパッタ法やCVD法を用
いて、密着層及びバリヤ層としてのTiN膜を形成し、
更に、その上に、CVD法又はメッキ法を用いて、Cu
膜を形成し、さらに、CMP(Chemical Mechanical Po
lishing)法を用いて、Cu膜の表面を研磨し、最終的
にトレンチ5内にのみTiNとCuからなる金属配線6
を埋め込み形成する。この金属配線の埋め込み技術は、
一般にはダマシン(damascene)法と呼ばれている。
ために、例えば、工程1〜4において、金属配線6をパ
ターン形成してから有機SOG膜3を塗布しても、金属
配線6間に有機SOGを十分に充填することができる。
しかしながら、このように下地に配線パターンのように
凹凸が存在する個所に有機SOG膜を塗布した場合、有
機SOG膜3の膜厚が、例えば配線のあるところと無い
ところで差が生じることがある。この状態で有機SOG
膜を改質すべくイオン注入を行うと、有機SOG膜中の
下層部分に、改質された部分とされなかった部分が発生
し、後述するような種々の問題が発生することになる。
形成する前の平坦な下地面に有機SOG膜3を形成する
ため、有機SOG膜3の膜厚がほぼ均一となって、有機
SOG膜3全体がほぼ均一に改質される。
金属配線6の上に、膜厚600nmの有機SOG膜7を
形成する。この有機SOG膜7の組成及び形成方法は上
記有機SOG膜3と同様である。尚、有機SOG膜7
は、本発明の第2の絶縁膜に相当する。
て、ホウ素イオンを加速エネルギー:140KeV、ドー
ズ量:2×1015atoms/cm2の条件で有機SOG膜7に
ドープして上記改質SOG膜4と同様に、有機SOG膜
7を改質させる(以下、改質SOG膜8という)。この
条件で注入すると、ホウ素イオンは、有機SOG膜7と
改質SOG膜4との界面に到達する。
面にわたってほぼ均一な膜厚を有するので、有機SOG
膜7全体がほぼ均一に改質される。
パターンをマスクとして、フルオロカーボン系のガスを
エッチングガスとして用いる異方性エッチングを行い、
改質SOG膜8に金属配線6に通じるコンタクトホール
9a,9bを形成する。このとき、マスクの合わせずれ
で、コンタクトホールの形成位置が、コンタクトホール
9bのように金属配線6の上面からずれて改質SOG4
が露出してもコンタクト不良が発生することはない。
不十分で、膜中(特に下層部)に改質されていない個所
が存在すると、その未改質の部分にコンタクトホールの
位置がずれた場合に、コンタクトホール形成用のエッチ
ングマスクとして用いたフォトレジストを除去するため
の酸素プラズマアッシング処理の際に、未改質部分が収
縮することがある。その結果、ホール内にリセスが発生
し、その後の接続孔配線をホール内に十分に埋め込むこ
とができない等コンタクト不良が発生する危惧がある。
SOG膜が露出していると、このコンタクトホール内に
CVD法を用いてCuを形成しようとする場合に、有機
SOGからH2OやCH3が脱離し、Cuを形成するため
のソースガスがコンタクトホール内に十分に入ることが
できず、コンタクトホール内に不完全な形状のCuが形
成されてしまう危惧がある。
り、有機SOG膜3の全体がほぼ均一に改質されている
ため、コンタクトホールの形成位置がずれても改質され
た部分のみが露出し、上述のような心配はない。
Ar)を用いたスパッタエッチングによって、コンタク
トホール9a,9b内をクリーニングした後、コンタク
トホール9a,9b内を含む改質SOG膜8の上に、マ
グネトロンスパッタ法やCVD法を用いて、密着層及び
バリヤ層としてのTiN膜を形成し、その上に、CVD
法又はメッキ法を用いて、Cu膜を形成し、更に、CM
P法を用いて、Cu膜の表面を研磨し、最終的にコンタ
クトホール9a,9b内にTiNとCuからなる接続孔
配線10を埋め込み形成する。
性ガス(例えばAr)を用いたスパッタエッチングによ
って、接続孔配線10の表面の酸化膜等を除去する。
の上に、工程1〜4と同様の手法で、改質SOG膜11
とこの改質SOG膜11に埋め込まれ、接続孔配線10
と電気的に接続する上層金属配線12(TiNとCuと
の積層)を形成する。
イオンを注入する際に、上述したようにシリコン酸化膜
2との界面にホウ素イオンを導入するので、改質SOG
膜4がシリコン酸化膜2から剥がれにくくなっている。
(膜厚600nm)を形成したテストデバイスを用い
て、SOG膜とシリコン酸化膜との密着強度を引っ張り
強度試験装置を用いて評価した結果を示している。形成
したSOG膜は表に示す4種類であり、各種類に対して
10個のサンプルを作製した。膜剥がれ率の判定は、5
00Kg/cm2の引っ張り力で引っ張り試験を行って
何%のサンプルに膜剥がれが生じているかをみた。
ものを示している。低圧酸素プラズマ処理とは有機SO
G膜を酸素プラズマに晒したものである。改質SOG膜
は本実施形態と同様の条件で形成している。
を用いたものは、下地シリコン酸化膜との密着強度が高
くなって、膜剥がれが起こらない。
いて、SOG膜に異なる条件でホウ素(B+)イオンを
注入した時の密着強度を測定したものである。ドーズ量
は1×1015atoms/cm2と一定とし、加速エネルギーを
20、60、100及び140KeVにそれぞれ変化させ
た。図中、「未処理」はイオン注入を行っていないも
の、すなわち有機SOG膜のことである。
OG膜とシリコン酸化膜との密着強度が低く、簡単に剥
がれやすいが、イオン注入したものは、加速エネルギー
が高くなるに従って密着強度が高くなり、特に、60Ke
V以上では、700Kgf/cm2を越える密着強度を得
ることができる。この密着強度の向上は、SOG膜とシ
リコン酸化膜との界面にイオンが到達し、界面の元素の
ミキシング及び再結合によりもたらされたものと考えら
れる。
チングマスクとして用いたフォトレジストを除去する際
の酸素プラズマアッシング処理時にほとんど収縮しな
い。
9a,9bを形成する際にリセスが発生することはな
い。従って、トレンチ5やコンタクトホール9a,9b
内に、金属配線6や接続孔配線10を十分に埋め込むこ
とが可能になる。
性にも優れている。図11は酸素プラズマ耐性の指標と
して、改質SOG膜の膜厚減少に着目して評価すべく、
有機SOG膜にアルゴン(Ar)イオンを注入して形成
した改質SOG膜を酸素プラズマに晒したときの膜厚変
化について示したものである。尚、イオン注入の条件
は、加速エネルギー:140KeV、ドーズ量:1×10
15atoms/cm2である。
(酸素プラズマ処理)、当初の有機SOG膜(未処理)
の膜厚に比べて、膜厚が16%減少したのに対し、改質
SOG膜を酸素プラズマに晒した場合(Arイオン注入
後酸素プラズマ処理)、当初の改質SOG膜(Arイオ
ン注入)の膜厚に比べて、膜厚がほとんど減少しないこ
とが分かった。但し、改質SOG膜の膜厚は有機SOG
膜の膜厚に比べて25%減少している。
ラズマ耐性の優れた膜であることが分かった。
SOG膜(Arイオン注入処理)のそれぞれに窒素雰囲
気で30分間の熱処理を施し、TDS法(Thermal Desor
ption Spectroscopy)を用いて評価した結果を示してい
る。尚、イオン注入条件は、加速エネルギー:140Ke
V、ドーズ量:1×1015atoms/cm2である。
る脱離量を表したものであり、図から明らかなように、
改質SOG膜はH2O(m/e=18)に関する脱離が
少ないことが分かる。このことは、有機SOG膜にイオ
ン注入を行って、改質SOG膜とすることにより、有機
SOG膜に含まれる水分及び水酸基が減少することを示
している。
吸湿性を調べる目的で、有機SOG膜(未処理)、有機
SOG膜を酸素プラズマに晒したもの(酸素プラズマ処
理)及び改質SOG膜(Arイオン注入)をクリーンル
ーム内で大気中に放置し、膜中の水分を評価した結果を
示している。膜中の水分量は、FT−IR法(FourierTr
ansform Infrared Spectroscopy)を用いて、赤外吸収ス
ペクトルのO−H基に関する吸収(3500cm-1付近)
の面積強度を指標とした。イオン注入条件は、加速エネ
ルギー:140KeV、ドーズ量:1×1015atoms/cm2で
ある。
水分増加だけでなく、1日後でも水分が増加しているこ
とが分かる。一方、改質SOG膜は、イオン注入後に増
加していないだけでなく、クリーンルーム内で大気に放
置しても、有機SOG膜に比べて水分の増加は小さい。
べて吸湿性が低いことが分かる。
水分の透過性を調べる目的で、プレッシャー・クッカー
試験(PCT)(加湿試験のことで、本実施形態では、
条件として、120℃、2気圧の飽和水蒸気雰囲気で行
った)した結果を示している。FT−IR法を用いて、
有機SOG膜中のO−Hに関する吸収ピーク(3500
cm-1付近)の面積強度を求め、PCT時間との関係をプ
ロットした。
試料(Arイオン注入:20KeV)を作製し、膜全体を
改質したもの(Arイオン注入:140KeV)や改質し
なかったもの(有機SOG膜:未処理)と比較した結
果、以下のことが分かった。
Tした場合、3500cm-1付近(O−H基に関する吸
収)の吸収強度が劇的な増加を示す。
近(O−H基に関する吸収)の吸収強度の増加は小さ
い。膜表面だけを改質した試料でも、膜全体を改質した
ものと同程度である。
で、水分の透過性を抑制する層を形成できることが分か
る。
膜にイオン注入によって、不純物を導入することによ
り、有機SOG膜3,7が改質SOG膜4,8となっ
て、膜に含まれる水分や水酸基が減少し且つ膜が吸水し
にくくなり、更に加えて、改質SOG膜4に接するシリ
コン酸化膜2との密着強度が高まり、信頼性の高い層間
絶縁膜を得ることができる。 (第2実施形態)本発明の第2実施形態の製造方法を図
15〜図20に基づいて説明する。尚、第1実施形態に
おける工程1〜工程6(図1〜図6)については、本第
2実施形態と同様であるので、説明を省略し、ここで
は、それ以降の工程につき説明する。また、第1実施形
態と同様の構成については、同じ符号を用い、その詳細
な説明を省略する。
の上にシリコン窒化膜からなるマスクパターン13(シ
リコン窒化膜マスク13という)を形成する。尚、シリ
コン窒化膜マスク13は、本発明の第1のマスクパター
ンに相当する。
及びシリコン窒化膜マスク13の上に、膜厚600nm
の有機SOG膜14を形成する。この有機SOG膜14
の組成及び形成方法は上記有機SOG膜3と同様であ
る。尚、有機SOG膜14は、本発明の第3の絶縁膜に
相当する。
4にイオン注入を行って、改質SOG膜15を形成す
る。尚、改質SOG膜15の組成及び形成方法は上記改
質SOG膜4と同様である。このときも、有機SOG膜
14は、基板の全面にわたってほぼ均一な膜厚を有する
ので、有機SOG膜14全体がほぼ均一に改質される。
5の上に、ストライプ状のレジストパターン16を形成
する。このレジストパターン16の開口部は、シリコン
窒化膜マスク13の開口部を含み、その面積も、シリコ
ン窒化膜マスク13のそれよりも大きい。尚、レジスト
パターン16は、本発明の第2のマスクパターンに相当
する。
ン16をマスクとして、フルオロカーボン系のガスをエ
ッチングガスとして用いる異方性エッチングを行い、改
質SOG膜15及び改質SOG膜8をエッチングする。
この場合、レジストパターン16と同じ開口幅で改質S
OG膜15がエッチングされ、シリコン窒化膜マスク1
3に到達した時点で改質SOG膜15のエッチングが終
了し、まず、改質SOG膜15にトレンチ17a,17
bが形成される。続いて、シリコン窒化膜マスク13を
マスクとして、このマスクと同じ開口径で改質SOG膜
8がエッチングされ、改質SOG膜8に、金属配線6に
通じるコンタクトホール17c,17dを形成する。
エッチングストッパとして利用することにより、トレン
チ17a,17bとコンタクトホール17c,17dと
を一度のエッチングで形成することができる。
クトホールの形成位置が、コンタクトホール17cのよ
うに金属配線6の上面からずれて改質SOG膜4が露出
しても、コンタクトホール9bと同様の理由により、コ
ンタクト不良が発生することはない。
えばAr)を用いたスパッタエッチングによって、トレ
ンチ17a,17b及びコンタクトホール17c,17
d内をクリーニングした後、トレンチ17a,17b及
びコンタクトホール17c,17d内を含む改質SOG
膜15の上に、マグネトロンスパッタ法やCVD法を用
いて、密着層及びバリヤ層としてのTiN膜を形成し、
その上に、CVD法又はメッキ法を用いて、Cu膜を形
成し、更に、CMP法を用いて、Cu膜の表面を研磨
し、最終的にトレンチ17a,17b及びコンタクトホ
ール17c,17d内にTiNとCuからなる配線18
を埋め込み形成する。 (第3実施形態)本発明の第3実施形態の製造方法を図
21〜図26に基づいて説明する。尚、第1実施形態に
おける工程1〜工程6(図1〜図6)については、本第
3実施形態と同様であるので、説明を省略し、ここで
は、それ以降の工程につき説明する。また、第1実施形
態及び第2実施形態と同様の構成については、同じ符号
を用い、その詳細な説明を省略する。
(但し、膜厚は1200nmに設定する)の上に、レジ
ストパターン20を形成する。このレジストパターン2
0の開口部は、トレンチ5の開口部(金属配線6)を含
み、その面積も、トレンチ5のそれよりも大きい。
ン20をマスクとして、フルオロカーボン系のガスをエ
ッチングガスとして用いる異方性エッチングを行い、改
質SOG膜8を、その膜厚が600nmになるまでエッ
チングし、この改質SOG膜8にトレンチ8a,8bを
形成する。
ン20を除去した後、再び改質SOG膜8の上に、レジ
ストパターン21を形成する。このレジストパターン2
1の開口部21aは、トレンチ8a,8b内に位置す
る。
ン21をマスクとして、フルオロカーボン系のガスをエ
ッチングガスとして用いる異方性エッチングを行い、改
質SOG膜8をエッチングする。
ン21を除去することにより、改質SOG膜8に、金属
配線6に通じるトレンチ8a,8b及びコンタクトホー
ル22a,22bを形成する。このとき、レジストパタ
ーン22を形成する際のマスクの合わせずれで、コンタ
クトホールの形成位置が、コンタクトホール22bのよ
うに金属配線6の上面からずれて改質SOG膜4が露出
しても、コンタクトホール9bと同様の理由により、コ
ンタクト不良が発生することはない。
えばAr)を用いたスパッタエッチングによって、トレ
ンチ8a,8b及びコンタクトホール22a,22b内
をクリーニングした後、トレンチ8a,8b及びコンタ
クトホール22a,22b内を含む改質SOG膜8の上
に、マグネトロンスパッタ法やCVD法を用いて、密着
層及びバリヤ層としてのTiN膜を形成し、その上に、
CVD法又はメッキ法を用いて、Cu膜を形成し、更
に、CMP法を用いて、Cu膜の表面を研磨し、最終的
にコンタクトホール22a,22b内にTiNとCuか
らなる接続孔配線18を埋め込み形成する。 (第4実施形態)本発明の第4実施形態の製造方法を図
27〜図33に基づいて説明する。尚、第1実施形態に
おける工程1〜工程6(図1〜図6)については、本第
4実施形態と同様であるので、説明を省略し、ここで
は、それ以降の工程につき説明する。また、第2実施形
態と同様の構成については、同じ符号を用い、その詳細
な説明を省略する。
の上に、レジストパターン30を形成する。
ン30をマスクとして、フルオロカーボン系のガスをエ
ッチングガスとして用いる異方性エッチングを行い、改
質SOG膜8に、金属配線6に通じるコンタクトホール
31a,31bを形成する。
ン30を除去した後、コンタクトホール31a,31b
内を含む改質SOG膜8の上に、レジスト膜32を塗布
する。
を用いて、レジスト膜32におけるコンタクトホール3
1a,31b以外の部分をパターニングし、改質SOG
膜8の上に、レジストパターン33を形成する。このレ
ジストパターン33の開口部33aは、コンタクトホー
ル31a,31bを含み、その面積も、コンタクトホー
ル31a,31bのそれよりも大きい。
ン33及びコンタクトホール31a,31b内に残存す
るレジスト膜32をマスクとして、フルオロカーボン系
のガスをエッチングガスとして用いる異方性エッチング
を行い、改質SOG膜8を、その膜厚が半分になるまで
エッチングし、この改質SOG膜8にトレンチ8a,8
bを形成する。
ン33及びレジスト膜32を除去することにより、改質
SOG膜8に、金属配線6に通じるトレンチ8a,8b
及びコンタクトホール31a,31bを形成する。この
とき、レジストパターン30を形成する際のマスクの合
わせずれで、コンタクトホールの形成位置が、コンタク
トホール31bのように金属配線6の上面からずれて改
質SOG膜4が露出しても、コンタクトホール9bと同
様の理由により、コンタクト不良が発生することはな
い。
えばAr)を用いたスパッタエッチングによって、トレ
ンチ8a,8b及びコンタクトホール31a,31b内
をクリーニングした後、スパッタ法やCVD法を用い
て、密着層及びバリヤ層としてのTiN膜を形成し、そ
の上に、CVD法又はメッキ法を用いて、Cu膜を形成
し、更に、CMP法を用いて、Cu膜の表面を研磨し、
最終的にトレンチ8a,8b及びコンタクトホール31
a,31b内にTiNとCuからなる接続孔配線18を
埋め込み形成する。 (第5実施形態)本発明の第5実施形態の製造方法を図
34〜図39に基づいて説明する。尚、本第5実施形態
が上記第2実施形態と異なるのは、第2実施形態におけ
る工程12〜工程15(図17〜図20)のみであり、
それ以外の工程については、第2実施形態と同様である
ので、説明を省略し、ここでは第2実施形態における工
程12〜工程15に代わる工程につき説明する。また、
第2実施形態と同様の構成については、同じ符号を用
い、その詳細な説明を省略する。
4の上にシリコン窒化膜40を形成する。
40の上から、有機SOG膜14にイオン注入を行っ
て、改質SOG膜15を形成する。尚、改質SOG膜1
5の組成及び形成方法は上記改質SOG膜4と同様であ
る。このときも、有機SOG膜14は、基板の全面にわ
たってほぼ均一な膜厚を有するので、有機SOG膜14
全体がほぼ均一に改質される。
40の上に、ストライプ状のレジストパターン16を形
成する。このレジストパターン16の開口部は、シリコ
ン窒化膜マスク13の開口部を含み、その面積も、シリ
コン窒化膜マスク13のそれよりも大きい。
ン16をマスクとして、シリコン窒化膜40をエッチン
グする。尚、残存するシリコン窒化膜40は、本発明の
第2のマスクパターンに相当する。
ン16除去した後、パターニングされたシリコン窒化膜
40をマスクとして、フルオロカーボン系のガスをエッ
チングガスとして用いる異方性エッチングを行い、改質
SOG膜15及び改質SOG膜8をエッチングする。こ
の場合、シリコン窒化膜40と同じ開口幅で改質SOG
膜15がエッチングされ、シリコン窒化膜マスク13に
到達した時点で改質SOG膜15のエッチングが終了
し、まず、改質SOG膜15にトレンチ17a,17b
が形成される。続いて、シリコン窒化膜マスク13をマ
スクとして、このマスクと同じ開口径で改質SOG膜8
がエッチングされ、改質SOG膜8に、金属配線6に通
じるコンタクトホール17c,17dが形成される。
エッチングストッパとして利用することにより、トレン
チ17a,17bとコンタクトホール17c,17dと
を一度のエッチングで形成することができる。
クトホールの形成位置が、コンタクトホール17cのよ
うに金属配線6の上面からずれて改質SOG膜4が露出
しても、コンタクトホール9bと同様の理由により、コ
ンタクト不良が発生することはない。
えばAr)を用いたスパッタエッチングによって、トレ
ンチ17a,17b及びコンタクトホール17c,17
d内をクリーニングした後、トレンチ17a,17b及
びコンタクトホール17c,17d内を含む改質SOG
膜15の上に、マグネトロンスパッタ法やCVD法を用
いて、密着層及びバリヤ層としてのTiN膜を形成し、
その上に、CVD法又はメッキ法を用いて、Cu膜を形
成し、更に、CMP法を用いて、Cu膜の表面を研磨
し、最終的にトレンチ17a,17b及びコンタクトホ
ール17c,17d内にTiNとCuからなる配線18
を埋め込み形成する。
実施形態から把握できる請求項以外の技術的思想につい
て、以下にその効果と共に記載する。
G膜3)を形成する工程と、この第1の絶縁膜に不純物
を導入する工程と、前記第1の絶縁膜に第1の配線(金
属配線6)を埋め込み形成する工程と、前記第1の絶縁
膜の上に第2の絶縁膜(有機SOG膜7)を形成する工
程と、前記第2の絶縁膜の上に第3のマスクパターン
(レジストパターン20)を形成する工程と、この第3
のマスクパターンに基づいて、第2の絶縁膜を部分的に
薄膜化する工程と、この薄膜化した領域の上に第4のマ
スクパターン(レジストパターン21)を形成する工程
と、この第4のマスクパターンに基づいて、前記第2の
絶縁膜に、前記第1の配線に通じるコンタクトホール2
2a,22bを形成する工程と、少なくとも前記コンタ
クトホール内に、前記第1の配線に電気的に接続される
第3の配線(配線18)を形成する工程と、を含むこと
を特徴とした半導体装置の製造方法。
G膜3)を形成する工程と、この第1の絶縁膜に不純物
を導入する工程と、前記第1の絶縁膜に第1の配線(金
属配線6)を埋め込み形成する工程と、前記第1の絶縁
膜の上に第2の絶縁膜(有機SOG膜7)を形成する工
程と、前記第2の絶縁膜の上に第5のマスクパターン
(レジストパターン30)を形成する工程と、この第5
のマスクパターンに基づいて、前記第2の絶縁膜に、前
記第1の配線に通じる第2のコンタクトホール31a,
31bを形成する工程と、前記第5のマスクパターンを
除去した後、前記第2のコンタクトホール内及び第2の
絶縁膜の上に、レジスト膜32を形成する工程と、この
レジスト膜における第2の絶縁膜よりも上の部分の部分
をパターニングして、前記第2のコンタクトホールより
も大きな開口部を有する第6のマスクパターン33を形
成する工程と、この第6のマスクパターンに基づいて、
第2の絶縁膜を部分的に薄膜化する工程と、前記第2の
コンタクトホール内に残存するレジスト膜及び第6のマ
スクパターンを除去する工程と、少なくとも前記第2の
コンタクトホール内に、前記第1の配線に電気的に接続
される第3の配線(配線18)を形成する工程と、を含
むことを特徴とした半導体装置の製造方法。
クトホール22a,22b又は第2のコンタクトホール
31a,31b内に、第3の配線(配線18)を形成す
る前に、第2の絶縁膜に不純物を導入する工程を更に備
えることを特徴とした半導体装置の製造方法。
ではなく、以下のように実施しても同様の作用効果を得
ることができる。
ーボン膜やポリイミドやシロキサン編成されたポリイミ
ドなどを用いる。
ルミ、金、銀、シリサイド、高融点金属、ドープドポリ
シリコン、窒化チタン(TiN)、タングステンチタン
(TiW)又はそれらの積層構造で形成する。
を、Ti,TaN,Ta等との積層構造にする。又は、
TiNに代えて、Ti,TaN,Ta等を用いる。
場合、改質SOG膜中のダングリングボンドが少なくな
るため。吸湿性が更に小さくなり、水分の透過も更に少
なくなる。
で表される無機SOG膜に置き代え、その無機SOG膜
にイオン注入を行う。この場合には、無機SOG膜に含
まれる水分及び水酸基を減少させることができる。
注入するイオンとしてホウ素イオンを用いたが、結果と
して有機SOG膜を改質するものであればどのようなイ
オンを用いてもよい。
ン、窒素イオンなどの質量の比較的小さいイオンが適し
ており、中でもホウ素イオンがもっとも適しているが、
これら以外にも以下に示すイオンも十分に効果が期待で
きる。
オンイオン、クリプトンイオン、キセノンイオン、ラド
ンイオン)。不活性ガスは有機SOG膜と反応しないた
め、イオン注入によって悪影響が生じる恐れが全くな
い。
素単体イオン及びそれらの化合物イオン。特に、酸素、
アルミ、イオウ、塩素、ガリウム、ゲルマニウム、ヒ
素、セレン、臭素、アンチモン、ヨウ素、インジウム、
スズ、テルル、鉛、ビスマスの元素単体イオン及びそれ
らの化合物イオン。
オン注入後の有機SOG膜の誘電率を低く抑えることが
できる。
らの化合物イオン。特に、チタン、バナジウム、ニオ
ブ、ハフニウム、タンタルの元素単体イオン及びそれら
の化合物イオン。IVa族,Va族の元素の酸化物は誘電率
が高いため、イオン注入後の有機SOG膜の誘電率も高
くなるが、特に低い誘電率の層間絶縁膜が要求される場
合以外には実用上問題ない。
る。この場合、各イオンの相乗作用により更に優れた効
果を得ることができる。
イオンを注入しているが、イオンに限らず、原子、分
子、粒子であればよい(本発明ではこれらを総称して不
純物とする)。
ネトロンスパッタリング以外に、ダイオードスパッタリ
ング、高周波スパッタリング、四極スパッタリング等の
ようなものであってもよい。
不活性ガスを用いる以外に、反応性ガス(例えばCCl
4,SF6)を用いた反応性イオンビームエッチング(R
IBE、反応性イオンミリングとも呼ばれる)を用いて
もよい。
板)に代えて、導電性基板やガラス等の絶縁性基板を用
いる。すなわち、以上の実施形態にあっては、単結晶シ
リコン基板上に配線を形成する例を示しているが、例え
ばLCDのように絶縁性基板の上に配線を形成するデバ
イスに対しても十分に適用が可能であり、このような絶
縁性基板上に配線を形成したものであっても本発明にお
ける「半導体装置」の概念に属するものとする。
細化に適した半導体装置を提供することができる。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
装置の製造過程を示す概略断面図である。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
体装置の製造過程を示す概略断面図である。
ホール) 32 レジスト膜 33 レジストパターン(第6のマスクパターン) 34a,34b コンタクトホール 40 シリコン窒化膜(第2のマスクパターン)
Claims (8)
- 【請求項1】 第1の配線を形成する前の平坦な下地面
に、有機SOG、無機SOG、フルオロカーボン又はポ
リイミドからなる第1の絶縁膜を形成する工程と、 この第1の絶縁膜に、不活性ガスイオン、III b,IV
b,Vb,VIb,VII b,IVa,Vaの各族の元素単体
イオン、またはこれら元素の化合物イオンからなるグル
ープから選択された少なくとも一つのイオンをイオン注
入法を用いて導入する工程と、 前記第1の絶縁膜に前記第1の配線を埋め込み形成する
工程と、 前記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程
と、 前記第2の絶縁膜に、前記第1の配線に通じるコンタク
トホールを形成する工程と、 少なくとも前記コンタクトホール内に、前記第1の配線
に電気的に接続される第2の配線を形成する工程と、を
含むことを特徴とした半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 第1の配線を形成する前の平坦な下地面
に、有機SOG、無機SOG、フルオロカーボン又はポ
リイミドからなる第1の絶縁膜を形成する工程と、 この第1の絶縁膜に、不活性ガスイオン、III b,IV
b,Vb,VIb,VII b,IVa,Vaの各族の元素単体
イオン、またはこれら元素の化合物イオンからなるグル
ープから選択された少なくとも一つのイオンをイオン注
入法を用いて導入する工程と、 前記第1の絶縁膜に前記第1の配線を埋め込み形成する
工程と、 前記第1の絶縁膜の上に第2の絶縁膜を形成する工程
と、 前記第2の絶縁膜の上に第1のマスクパターンを形成す
る工程と、 前記第2の絶縁膜及び第1のマスクパターンの上に第3
の絶縁膜を形成する工程と、 前記第3の絶縁膜の上に前記第1のマスクパターンより
も大きい開口部を有する第2のマスクパターンを形成す
る工程と、 前記第2のマスクパターンに基づいて、前記第3の絶縁
膜に、前記第1のマス クパターンに達するトレンチを形
成する工程と、 前記第1のマスクパターンに基づいて、前記第2の絶縁
膜に、前記第1の配線に通じるコンタクトホールを形成
する工程と、 少なくとも前記コンタクトホール及びトレンチ内に、前
記第1の配線に電気的に接続される第3の配線を形成す
る工程と、を含むことを特徴とした半導体装置の製造方
法。 - 【請求項3】 前記第2の絶縁膜は有機SOG、無機S
OG、フルオロカーボン又はポリイミドからなり、この
第2の絶縁膜に、不活性ガスイオン、III b,IVb,V
b,VIb,VII b,IVa,Vaの各族の元素単体イオ
ン、またはこれら元素の化合物イオンからなるグループ
から選択された少なくとも一つのイオンをイオン注入法
を用いて導入する工程を更に備えることを特徴とした請
求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記第3の絶縁膜は有機SOG、無機S
OG、フルオロカーボン又はポリイミドからなり、この
第2の絶縁膜に、不活性ガスイオン、III b,IVb,V
b,VIb,VII b,IVa,Vaの各族の元素単体イオ
ン、またはこれら元素の化合物イオンからなるグループ
から選択された少なくとも一つのイオンをイオン注入法
を用いて導入する工程を更に備えることを特徴とした請
求項2に記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項5】 予め前記第1の絶縁膜の下に第4の絶縁
膜を形成する工程を更に備え、前記第1の絶縁膜に対す
るイオン注入を、イオンが第1の絶縁膜と第4の絶縁膜
との界面に達する条件下で行うことを特徴とした請求項
1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方
法。 - 【請求項6】 前記第1の絶縁膜が有機SOGであり、
この第1の絶縁膜に注入するイオンがホウ素イオンであ
ることを特徴とした請求項1乃至5のいずれか1項に記
載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記第2の絶縁膜が有機SOGであり、
この第2の絶縁膜に注入するイオンがホウ素イオンであ
ることを特徴とした請求項3に記載の半導体装置の製造
方法。 - 【請求項8】 前記第3の絶縁膜が有機SOGであり、
この第3の絶縁膜に 注入するイオンがホウ素イオンであ
ることを特徴とした請求項4に記載の半導体装置の製造
方法。
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JP14513899A JP3322651B2 (ja) | 1998-05-29 | 1999-05-25 | 半導体装置の製造方法 |
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JP30875498 | 1998-10-29 | ||
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-
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