JP2997398B2 - トイレ装置 - Google Patents
トイレ装置Info
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- JP2997398B2 JP2997398B2 JP7077563A JP7756395A JP2997398B2 JP 2997398 B2 JP2997398 B2 JP 2997398B2 JP 7077563 A JP7077563 A JP 7077563A JP 7756395 A JP7756395 A JP 7756395A JP 2997398 B2 JP2997398 B2 JP 2997398B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- incinerator
- toilet
- filtration device
- deodorizing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Non-Flushing Toilets (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、屎尿等の汚物を簡便に
焼却処理することができるトイレ装置に関する。
焼却処理することができるトイレ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から屎尿の処理については、種々の
方法があった。第1の方法は、各家庭に設けられた便槽
に屎尿を貯留しておき、定期的にバキュームカーにより
汲み取りを行い、一括して屎尿処理場にて処理する方法
である。第2の方法では、各家庭等から屎尿処理場に水
と共に屎尿を下水管を用いて搬送し、一括処理する方法
である。第3の方法は、屎尿を一旦浄化槽に貯留し、バ
クテリアなどの微生物によって浄化処理しようというも
のである。
方法があった。第1の方法は、各家庭に設けられた便槽
に屎尿を貯留しておき、定期的にバキュームカーにより
汲み取りを行い、一括して屎尿処理場にて処理する方法
である。第2の方法では、各家庭等から屎尿処理場に水
と共に屎尿を下水管を用いて搬送し、一括処理する方法
である。第3の方法は、屎尿を一旦浄化槽に貯留し、バ
クテリアなどの微生物によって浄化処理しようというも
のである。
【0003】上述する3つの方法のうち、第1の方法で
は各家庭で屎尿を貯留するため悪臭のもととなってしま
う。また、第2の方法では処理場および処理場までの施
設の建設に莫大な費用が必要となってしまう。さらに、
第3の方法では、寒冷地ではバクテリアの動きも鈍り処
理量も減少する等の課題があった。
は各家庭で屎尿を貯留するため悪臭のもととなってしま
う。また、第2の方法では処理場および処理場までの施
設の建設に莫大な費用が必要となってしまう。さらに、
第3の方法では、寒冷地ではバクテリアの動きも鈍り処
理量も減少する等の課題があった。
【0004】このため、本発明者は、各便器と隣接する
焼却装置により屎尿をその場で焼却処理する水洗式トイ
レを発明した(特開平2−289729号公報参照)。
しかし、この水洗式トイレは、便器と焼却釜とを垂直な
屎尿の落下筒により連結し、屎尿落下筒の中途部に、排
尿・排便の際には屎尿落下筒を開口させ、排尿・排便が
終了した際には閉鎖させるシャッターを設け、屎尿を焼
却釜へ落下させて焼却し、便器等を洗浄した洗浄水を別
途方向に流して濾過して便器等の洗浄に再利用させるも
のである。
焼却装置により屎尿をその場で焼却処理する水洗式トイ
レを発明した(特開平2−289729号公報参照)。
しかし、この水洗式トイレは、便器と焼却釜とを垂直な
屎尿の落下筒により連結し、屎尿落下筒の中途部に、排
尿・排便の際には屎尿落下筒を開口させ、排尿・排便が
終了した際には閉鎖させるシャッターを設け、屎尿を焼
却釜へ落下させて焼却し、便器等を洗浄した洗浄水を別
途方向に流して濾過して便器等の洗浄に再利用させるも
のである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のト
イレ装置によれば、便器と焼却釜とを落下筒を介して1
対1に対応させていたため、焼却釜での焼却中に新たな
屎尿が焼却釜に落下させることがあり、効率的に焼却で
きないか、あるいは逆に焼却釜での屎尿の焼却中はトイ
レを使用できなくなるという課題があった。
イレ装置によれば、便器と焼却釜とを落下筒を介して1
対1に対応させていたため、焼却釜での焼却中に新たな
屎尿が焼却釜に落下させることがあり、効率的に焼却で
きないか、あるいは逆に焼却釜での屎尿の焼却中はトイ
レを使用できなくなるという課題があった。
【0006】そこで、本発明は、調整タンクを設けるこ
とにより、いつでも使用できるようにしたトイレ装置を
提供することを目的とする。
とにより、いつでも使用できるようにしたトイレ装置を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、便器と、該
便器から垂直下方に延びる屎尿落下筒と、該屎尿落下筒
の中途部に設けられ、排尿・排便の際には屎尿落下筒を
開口させ、排尿・排便が終了した際に屎尿落下筒を閉鎖
させるシャッターと、前記屎尿落下筒に接続され、該屎
尿落下筒から落下する屎尿を一旦貯留する調整タンク
と、調整タンクから搬送される屎尿を焼却する焼却釜と
を具備するトイレ装置において、濾過装置と、該濾過装
置と接続する脱臭装置と、前記焼却釜で屎尿が焼却され
る際焼却釜中で発生する蒸気、煙を前記濾過装置に導く
脱臭管と、該脱臭管の中途に設けられた吸収塔と、前記
蒸気等を水に溶かし込むべく前記濾過装置内の水を前記
吸収塔内に供給する供給管と、該供給管に前記濾過装置
内の水を循環させる循環ポンプと、前記シャッターの上
方で前記屎尿落下筒から分岐され、便器の洗浄水を前記
濾過装置に流す分岐パイプと、前記脱臭装置内の空気を
吸引する吸引機とを有することを特徴としている。 ま
た、前記濾過装置に接続すると共に、吸引機により吸引
される空気が送り込まれる第2の吸収塔と、該吸収塔内
に送り込まれた空気中の臭気を水に溶かし込 むべく、前
記濾過装置内のきれいな水を前記第2の吸収塔内に供給
する第2の供給管と、該第2の供給管に前記濾過装置内
の前記水を循環させる第2の循環ポンプとを設けると好
適である。 あるいはまた、前記焼却釜内に投入されてい
る楕円球と、屎尿焼却後前記焼却釜内に水を供給する水
供給管と、駆動軸により回転する回転羽根を有し、該回
転羽根が回転することにより焼却釜の内周面や底面に付
着している塩分等を前記楕円球により削り取り、前記水
供給管から供給された水に溶かす攪拌ユニットと、灰濾
過装置と、前記焼却釜内の塩分等が溶けた水を吸引装置
により吸引し、前記灰濾過装置に送り込む吸引管とを設
けると好適である。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、便器と、該
便器から垂直下方に延びる屎尿落下筒と、該屎尿落下筒
の中途部に設けられ、排尿・排便の際には屎尿落下筒を
開口させ、排尿・排便が終了した際に屎尿落下筒を閉鎖
させるシャッターと、前記屎尿落下筒に接続され、該屎
尿落下筒から落下する屎尿を一旦貯留する調整タンク
と、調整タンクから搬送される屎尿を焼却する焼却釜と
を具備するトイレ装置において、濾過装置と、該濾過装
置と接続する脱臭装置と、前記焼却釜で屎尿が焼却され
る際焼却釜中で発生する蒸気、煙を前記濾過装置に導く
脱臭管と、該脱臭管の中途に設けられた吸収塔と、前記
蒸気等を水に溶かし込むべく前記濾過装置内の水を前記
吸収塔内に供給する供給管と、該供給管に前記濾過装置
内の水を循環させる循環ポンプと、前記シャッターの上
方で前記屎尿落下筒から分岐され、便器の洗浄水を前記
濾過装置に流す分岐パイプと、前記脱臭装置内の空気を
吸引する吸引機とを有することを特徴としている。 ま
た、前記濾過装置に接続すると共に、吸引機により吸引
される空気が送り込まれる第2の吸収塔と、該吸収塔内
に送り込まれた空気中の臭気を水に溶かし込 むべく、前
記濾過装置内のきれいな水を前記第2の吸収塔内に供給
する第2の供給管と、該第2の供給管に前記濾過装置内
の前記水を循環させる第2の循環ポンプとを設けると好
適である。 あるいはまた、前記焼却釜内に投入されてい
る楕円球と、屎尿焼却後前記焼却釜内に水を供給する水
供給管と、駆動軸により回転する回転羽根を有し、該回
転羽根が回転することにより焼却釜の内周面や底面に付
着している塩分等を前記楕円球により削り取り、前記水
供給管から供給された水に溶かす攪拌ユニットと、灰濾
過装置と、前記焼却釜内の塩分等が溶けた水を吸引装置
により吸引し、前記灰濾過装置に送り込む吸引管とを設
けると好適である。
【0008】
【作用】作用について説明する。屎尿落下筒のシャッタ
ーを開口した状態で排尿・排便をし、屎尿を調整タンク
に落下させて一旦貯留する。そして、排尿・排便が終了
した際にシャッターを閉めて屎尿落下筒を閉鎖させる。
必要に応じて、便器等の洗浄水を分岐パイプから分岐さ
せて別途方向に流して処理する。一方、調整タンク内の
屎尿等は搬送筒により焼却釜に搬送して焼却する。屎尿
の焼却により焼却釜内に発生する蒸気等は吸収塔で水に
吸収され、濾過装置に送り込まれる。濾過装置により水
が濾過され、悪臭を含む空気は吸引機により吸引され、
脱臭装置により脱臭されて排出される。
ーを開口した状態で排尿・排便をし、屎尿を調整タンク
に落下させて一旦貯留する。そして、排尿・排便が終了
した際にシャッターを閉めて屎尿落下筒を閉鎖させる。
必要に応じて、便器等の洗浄水を分岐パイプから分岐さ
せて別途方向に流して処理する。一方、調整タンク内の
屎尿等は搬送筒により焼却釜に搬送して焼却する。屎尿
の焼却により焼却釜内に発生する蒸気等は吸収塔で水に
吸収され、濾過装置に送り込まれる。濾過装置により水
が濾過され、悪臭を含む空気は吸引機により吸引され、
脱臭装置により脱臭されて排出される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面に基づいて詳細に説明する。
面に基づいて詳細に説明する。
【0010】図1は本発明に係る水洗式のトイレ装置を
設置した状態の概略図である。図上10は便器であり、
便座11aおよび蓋体11bが設けられている。この便
器10は、トイレの床12に設置されている。便器10
には、下方に延びる屎尿落下筒16が連結されている。
また、便器10には、洗浄水供給パイプ11が接続さ
れ、水洗式のトイレ装置が構成されている。
設置した状態の概略図である。図上10は便器であり、
便座11aおよび蓋体11bが設けられている。この便
器10は、トイレの床12に設置されている。便器10
には、下方に延びる屎尿落下筒16が連結されている。
また、便器10には、洗浄水供給パイプ11が接続さ
れ、水洗式のトイレ装置が構成されている。
【0011】屎尿落下筒16の中途部に、この屎尿落下
筒16を遮断するシャッター18が設けられている。こ
のシャッター18は、アクチュエータ20により屎尿落
下筒16の閉塞・開口を行うことができる。前記便器1
0の便座11aあるいは蓋体11bを開けると、アクチ
ュエータ20が作動してシャッター18が開いて屎尿落
下筒16が開口し、この状態で排便・排尿した後、シャ
ッター18を閉鎖させる。
筒16を遮断するシャッター18が設けられている。こ
のシャッター18は、アクチュエータ20により屎尿落
下筒16の閉塞・開口を行うことができる。前記便器1
0の便座11aあるいは蓋体11bを開けると、アクチ
ュエータ20が作動してシャッター18が開いて屎尿落
下筒16が開口し、この状態で排便・排尿した後、シャ
ッター18を閉鎖させる。
【0012】前記屎尿落下筒16の下端は、調整タンク
22に連結されている。この調整タンク22は、屎尿を
一旦貯留するものである。この調整タンク22には、軸
線上に攪拌羽根24が設けられている。この攪拌羽根2
4は、調整タンク22内の屎尿を攪拌して均一にするも
のである。攪拌羽根24は、回転軸24aの下端に設け
られ、回転軸24aの上端には歯車26aが固定され、
この歯車26aに駆動モータ27の駆動軸先端に設けた
歯車(図示せず)が噛み合っている。このため、モータ
27の駆動により、攪拌羽根24を回転させ、調整タン
ク22内の屎尿を攪拌して均一化することができる。
22に連結されている。この調整タンク22は、屎尿を
一旦貯留するものである。この調整タンク22には、軸
線上に攪拌羽根24が設けられている。この攪拌羽根2
4は、調整タンク22内の屎尿を攪拌して均一にするも
のである。攪拌羽根24は、回転軸24aの下端に設け
られ、回転軸24aの上端には歯車26aが固定され、
この歯車26aに駆動モータ27の駆動軸先端に設けた
歯車(図示せず)が噛み合っている。このため、モータ
27の駆動により、攪拌羽根24を回転させ、調整タン
ク22内の屎尿を攪拌して均一化することができる。
【0013】前記調整タンク22内に貯留した屎尿は、
焼却釜14に送られる。調整タンク22の屎尿は、調整
タンク22内に垂下する吸引パイプ28から吸引して、
焼却釜14に送られる。吸引パイプ28は、調整タンク
22や焼却釜14より上方に位置する吸引機30に接続
されており、吸引機30から落下筒32を介して吸引機
30で吸引された屎尿が落下する。落下筒32の中途部
には、前記シャッター18と同様の構造のシャッター3
8が配置されている。このため、調整タンク22の屎尿
が所定の量に達したら、吸引機30を作動させ、吸引機
30および落下筒32内に屎尿を収納し、シャッター3
8を作動させて、焼却釜14内に屎尿を供給する。
焼却釜14に送られる。調整タンク22の屎尿は、調整
タンク22内に垂下する吸引パイプ28から吸引して、
焼却釜14に送られる。吸引パイプ28は、調整タンク
22や焼却釜14より上方に位置する吸引機30に接続
されており、吸引機30から落下筒32を介して吸引機
30で吸引された屎尿が落下する。落下筒32の中途部
には、前記シャッター18と同様の構造のシャッター3
8が配置されている。このため、調整タンク22の屎尿
が所定の量に達したら、吸引機30を作動させ、吸引機
30および落下筒32内に屎尿を収納し、シャッター3
8を作動させて、焼却釜14内に屎尿を供給する。
【0014】焼却釜14は、有底筒状の釜本体14aの
底面直下に電熱ヒータ13が設けられている。また、電
熱ヒータ13の熱を釜本体14aに反射させるために、
電熱ヒータ13は皿状の反射体14bにより覆われてい
る。また、釜本体14aの開口は、蓋体15により覆わ
れ密閉している。また、焼却釜14は断熱材40に覆わ
れている。
底面直下に電熱ヒータ13が設けられている。また、電
熱ヒータ13の熱を釜本体14aに反射させるために、
電熱ヒータ13は皿状の反射体14bにより覆われてい
る。また、釜本体14aの開口は、蓋体15により覆わ
れ密閉している。また、焼却釜14は断熱材40に覆わ
れている。
【0015】焼却釜14を構成する蓋体15には、3つ
の開口が形成されている。第1の開口15aは、前記落
下筒32が連結される。第2の開口15bには後述する
脱臭濾過装置64に連結される。第3の開口15cに
は、点検口15dが設けられている。
の開口が形成されている。第1の開口15aは、前記落
下筒32が連結される。第2の開口15bには後述する
脱臭濾過装置64に連結される。第3の開口15cに
は、点検口15dが設けられている。
【0016】前記蓋体15の中心には攪拌ユニット41
が設けられている。この攪拌ユニット41の構造は図4
に示す。攪拌ユニット41を構成する攪拌台42が蓋体
15上に設けられ、この攪拌台42の上下面には軸受4
4が設けられ、この軸受44に中空の駆動軸46が軸支
されている。この駆動軸46の蓋体15より上方に突出
する部分に歯車46aが設けられ、この歯車46aと、
攪拌ユニット41内の駆動モータ48の駆動軸に固定さ
れた歯車46bとが歯合している。駆動軸46の中途部
は軸線からずれるように湾曲しており(図3参照)、下
端には回転羽根49が設けられている。この回転羽根4
9は平面S字状に形成されており、焼却釜14内に投入
された屎尿等を攪拌して効率のよい焼却を行うものであ
る。この回転羽根49は焼却釜14の底面より若干上方
に位置している。
が設けられている。この攪拌ユニット41の構造は図4
に示す。攪拌ユニット41を構成する攪拌台42が蓋体
15上に設けられ、この攪拌台42の上下面には軸受4
4が設けられ、この軸受44に中空の駆動軸46が軸支
されている。この駆動軸46の蓋体15より上方に突出
する部分に歯車46aが設けられ、この歯車46aと、
攪拌ユニット41内の駆動モータ48の駆動軸に固定さ
れた歯車46bとが歯合している。駆動軸46の中途部
は軸線からずれるように湾曲しており(図3参照)、下
端には回転羽根49が設けられている。この回転羽根4
9は平面S字状に形成されており、焼却釜14内に投入
された屎尿等を攪拌して効率のよい焼却を行うものであ
る。この回転羽根49は焼却釜14の底面より若干上方
に位置している。
【0017】焼却釜14内には、楕円球状の焼け石とし
ての楕円球50が投入されている。この楕円球50は加
熱に耐えられるものであれば自然石を用いてもよく、ま
たセラミック等でもよい。
ての楕円球50が投入されている。この楕円球50は加
熱に耐えられるものであれば自然石を用いてもよく、ま
たセラミック等でもよい。
【0018】上記駆動軸46は中空に形成され、下端は
開口された吸引口である。一方、駆動軸46の上端には
ベアリング52が連接されている。このベアリング52
には吸引管54が接続されおり、吸引装置56に接続さ
れている。このため、焼却釜14内で焼却された灰は吸
引装置56により駆動軸46を介して吸引され、吸引装
置56に隣接して設けられた灰濾過装置57に後記する
ように水とともに送られる。
開口された吸引口である。一方、駆動軸46の上端には
ベアリング52が連接されている。このベアリング52
には吸引管54が接続されおり、吸引装置56に接続さ
れている。このため、焼却釜14内で焼却された灰は吸
引装置56により駆動軸46を介して吸引され、吸引装
置56に隣接して設けられた灰濾過装置57に後記する
ように水とともに送られる。
【0019】58は焼却釜14内に水を供給するための
水供給管である。この水供給管58の中途部には、電磁
弁(図示せず)が設けられている。水供給管58から焼
却釜14内に水を供給するのは、焼却釜14内の屎尿等
を焼却した後である。水が供給された後、焼却釜14を
加熱するとともに回転羽根49を回転させることによ
り、楕円球50が焼却釜14の内周面や底面に付着して
いる塩分等を削り取りつつ、水に塩分等を溶かし攪拌す
る。一部水分が残った状態で、加熱を止め、水分の温度
が低下したら焼却釜14内の塩分等を含む残留物を前記
吸引装置56で吸引する。
水供給管である。この水供給管58の中途部には、電磁
弁(図示せず)が設けられている。水供給管58から焼
却釜14内に水を供給するのは、焼却釜14内の屎尿等
を焼却した後である。水が供給された後、焼却釜14を
加熱するとともに回転羽根49を回転させることによ
り、楕円球50が焼却釜14の内周面や底面に付着して
いる塩分等を削り取りつつ、水に塩分等を溶かし攪拌す
る。一部水分が残った状態で、加熱を止め、水分の温度
が低下したら焼却釜14内の塩分等を含む残留物を前記
吸引装置56で吸引する。
【0020】前記屎尿落下筒16に設けられたシャッタ
ー18の直上から分岐する分岐パイプ62が設けられて
いる。この分岐パイプ62は後述する脱臭濾過装置64
に連結されている。シャッター18により屎尿落下筒1
6を閉鎖した状態では、分岐パイプ62とシャッター1
8とが同一高さでないため、間隔L(図1)の部分に水
が少し溜まった状態となる。この水は、排便等の際に、
シャッター18が開いて調整タンク22内に落下して屎
尿等の付着を防止するとともに、屎尿等にある程度流動
性を持たせることができる。
ー18の直上から分岐する分岐パイプ62が設けられて
いる。この分岐パイプ62は後述する脱臭濾過装置64
に連結されている。シャッター18により屎尿落下筒1
6を閉鎖した状態では、分岐パイプ62とシャッター1
8とが同一高さでないため、間隔L(図1)の部分に水
が少し溜まった状態となる。この水は、排便等の際に、
シャッター18が開いて調整タンク22内に落下して屎
尿等の付着を防止するとともに、屎尿等にある程度流動
性を持たせることができる。
【0021】ここで、脱臭濾過装置64、調整タンク2
2および焼却釜14との関係について説明する。
2および焼却釜14との関係について説明する。
【0022】まず、脱臭濾過装置64は、図5および図
6に示すように、側面L字状の箱体状である。なお、図
5中の管体は単なる線で示している。この脱臭濾過装置
64には、水平部分に4個の第1〜第4濾過室64A〜
64Dに形成され、垂直部分に第5濾過室64E、第6
脱臭室64Fおよび第7脱臭室64Gが形成されてい
る。各室64A〜64Gは、脱臭剤および濾過材が充満
している。また、図6に示すように、第5濾過室64E
および第6脱臭室64Fとは網体68aで、第6脱臭室
64Fと第7脱臭室64Gとは網体68bで仕切られて
いる。
6に示すように、側面L字状の箱体状である。なお、図
5中の管体は単なる線で示している。この脱臭濾過装置
64には、水平部分に4個の第1〜第4濾過室64A〜
64Dに形成され、垂直部分に第5濾過室64E、第6
脱臭室64Fおよび第7脱臭室64Gが形成されてい
る。各室64A〜64Gは、脱臭剤および濾過材が充満
している。また、図6に示すように、第5濾過室64E
および第6脱臭室64Fとは網体68aで、第6脱臭室
64Fと第7脱臭室64Gとは網体68bで仕切られて
いる。
【0023】第1濾過室64Aと第2濾過室64Bとの
間の仕切り板69は、上部に開口69aが形成されてい
る。第2濾過室64Bと第3濾過室64Cとの間の仕切
り板70は、下部に開口70aが形成されている。第3
濾過室64Cと第4濾過室64Dとの間の仕切り板71
は、上部に開口71aが形成されている。第4濾過室6
4Dと第5濾過室64Eは連通している。
間の仕切り板69は、上部に開口69aが形成されてい
る。第2濾過室64Bと第3濾過室64Cとの間の仕切
り板70は、下部に開口70aが形成されている。第3
濾過室64Cと第4濾過室64Dとの間の仕切り板71
は、上部に開口71aが形成されている。第4濾過室6
4Dと第5濾過室64Eは連通している。
【0024】脱臭濾過装置64の垂直部分の頂部には、
吸引機70が設けられている。この吸引機70は、脱臭
濾過装置64内の空気を吸引して、後述する第2吸収塔
76Aに送り、第2吸収塔76A内で水をシャワリング
して水に吸収させて、第3濾過室64C内に落とす。
吸引機70が設けられている。この吸引機70は、脱臭
濾過装置64内の空気を吸引して、後述する第2吸収塔
76Aに送り、第2吸収塔76A内で水をシャワリング
して水に吸収させて、第3濾過室64C内に落とす。
【0025】前記分岐パイプ62は第3濾過室64Cの
上部に接続されている(図5参照)。この分岐パイプ6
2の中途部から、分岐パイプ62の洗浄水が流入しない
ように、一旦上方に起立する脱臭パイプ62aが分岐
し、第6脱臭室64Fに接続されている。脱臭パイプ6
2aの中途部には、送風機63が設けられている。この
送風機63の作用により、屎尿落下筒16のシャッター
18が開いた際に、調整タンク22内の屎尿から発生す
る悪臭を吸引してトイレ内に悪臭が流れることがない。
上部に接続されている(図5参照)。この分岐パイプ6
2の中途部から、分岐パイプ62の洗浄水が流入しない
ように、一旦上方に起立する脱臭パイプ62aが分岐
し、第6脱臭室64Fに接続されている。脱臭パイプ6
2aの中途部には、送風機63が設けられている。この
送風機63の作用により、屎尿落下筒16のシャッター
18が開いた際に、調整タンク22内の屎尿から発生す
る悪臭を吸引してトイレ内に悪臭が流れることがない。
【0026】前記焼却釜14で屎尿等を焼却するには、
電熱ヒータ13に通電し、焼却釜14を加熱する。この
電熱ヒータ13の熱は反射板14bの作用により無駄な
く釜本体14aに供給される。この際、回転羽根49を
回転させて屎尿等を攪拌しつつ効率の良い焼却を行う。
このとき、焼却釜14内へは、送風機66により空気を
供給する。
電熱ヒータ13に通電し、焼却釜14を加熱する。この
電熱ヒータ13の熱は反射板14bの作用により無駄な
く釜本体14aに供給される。この際、回転羽根49を
回転させて屎尿等を攪拌しつつ効率の良い焼却を行う。
このとき、焼却釜14内へは、送風機66により空気を
供給する。
【0027】一方、蓋体15の第2の開口15bと脱臭
濾過装置64の第5濾過室64Eとが脱臭管74により
連結されている。この第1脱臭管74の一部は門形に形
成されており、一旦上昇して降下する部位が第1吸収塔
74Aである。この第1吸収塔74Aの頂部には、脱臭
濾過装置64の第5濾過室64Eの下部から水を供給す
る第1供給管78が接続している。この第1供給管78
の中途部には循環ポンプ79が設けられ、第5濾過室6
4Eの下部から水を第1吸収塔74Aの頂部に供給し、
焼却釜14内で蒸発した悪臭を帯びた蒸気や煙などは水
に溶かし込まれ第5濾過室64Eに流入する。
濾過装置64の第5濾過室64Eとが脱臭管74により
連結されている。この第1脱臭管74の一部は門形に形
成されており、一旦上昇して降下する部位が第1吸収塔
74Aである。この第1吸収塔74Aの頂部には、脱臭
濾過装置64の第5濾過室64Eの下部から水を供給す
る第1供給管78が接続している。この第1供給管78
の中途部には循環ポンプ79が設けられ、第5濾過室6
4Eの下部から水を第1吸収塔74Aの頂部に供給し、
焼却釜14内で蒸発した悪臭を帯びた蒸気や煙などは水
に溶かし込まれ第5濾過室64Eに流入する。
【0028】なお、焼却釜14内の蒸気は、脱臭濾過装
置64の吸引機70により吸引され脱臭管74内を移動
しつつ第1吸収塔74Aで水に溶け込んで第5濾過室6
4Eに供給される。
置64の吸引機70により吸引され脱臭管74内を移動
しつつ第1吸収塔74Aで水に溶け込んで第5濾過室6
4Eに供給される。
【0029】第5濾過室64Eに供給された水は、第1
〜第5濾過室64A〜64Eで濾過されることとなる。
一方、水に溶け込まない煙等は、第6脱臭室64Fおよ
び第7脱臭室64Gを介して脱臭されつつ吸引機70に
より吸引されて第2吸収塔76Aに送られる。この第2
吸収塔76Aの頂部には、脱臭濾過装置64の第1濾過
室64Aの下部から水を供給する第2供給管80が接続
している。この第2供給管80の中途部には循環ポンプ
(第2の循環ポンプ)81が設けられ、第1濾過室64
Aの下部から水を第2吸収塔76Aの頂部に供給し悪臭
などの雰囲気シャワリングして水に溶かし込み第3濾過
室64Cの上部に流入する。
〜第5濾過室64A〜64Eで濾過されることとなる。
一方、水に溶け込まない煙等は、第6脱臭室64Fおよ
び第7脱臭室64Gを介して脱臭されつつ吸引機70に
より吸引されて第2吸収塔76Aに送られる。この第2
吸収塔76Aの頂部には、脱臭濾過装置64の第1濾過
室64Aの下部から水を供給する第2供給管80が接続
している。この第2供給管80の中途部には循環ポンプ
(第2の循環ポンプ)81が設けられ、第1濾過室64
Aの下部から水を第2吸収塔76Aの頂部に供給し悪臭
などの雰囲気シャワリングして水に溶かし込み第3濾過
室64Cの上部に流入する。
【0030】第3濾過室64Cに供給された水は、第1
〜第3濾過室64A〜64Cで濾過されることとなる。
なお、第2吸収塔76A内で処理された空気はすでに悪
臭等が除去されており、第2吸収塔76A下部から分岐
する放出管84から空気は外部に放出される。
〜第3濾過室64A〜64Cで濾過されることとなる。
なお、第2吸収塔76A内で処理された空気はすでに悪
臭等が除去されており、第2吸収塔76A下部から分岐
する放出管84から空気は外部に放出される。
【0031】続いて上記概略して述べた実施例の水洗式
のトイレ装置の動きについて、さらに詳しい構造ととも
に説明する。
のトイレ装置の動きについて、さらに詳しい構造ととも
に説明する。
【0032】(1) 便器10の便座11aあるいは蓋体1
1bを開けると、シャッター18が開く。このとき、シ
ャッター18上の間隔L部分に溜まった水が調整タンク
22内に落下する。このとき、分岐パイプ62から分岐
している脱臭パイプ62aの中途部の送風機63が作動
しており、調整タンク22内の屎尿から発生する悪臭を
吸引して、便器10まで到達することがない。この状態
で、排便あるいは排尿をする。
1bを開けると、シャッター18が開く。このとき、シ
ャッター18上の間隔L部分に溜まった水が調整タンク
22内に落下する。このとき、分岐パイプ62から分岐
している脱臭パイプ62aの中途部の送風機63が作動
しており、調整タンク22内の屎尿から発生する悪臭を
吸引して、便器10まで到達することがない。この状態
で、排便あるいは排尿をする。
【0033】(2) 排便あるいは排尿が終了すると、ボタ
ンなどの操作によりシャッター18が作動して屎尿落下
筒16を閉鎖する。そして、便器10を洗浄する。な
お、シャッター18が屎尿落下筒16を閉塞したときに
のみ、便器の洗浄水やお尻等の洗浄水を流すことができ
るものであり、シャッター18aが開いている際に余分
な水が流れることがない。洗浄水は、分岐パイプ62に
流され、脱臭濾過装置64の第3濾過室64Cに供給さ
れる。
ンなどの操作によりシャッター18が作動して屎尿落下
筒16を閉鎖する。そして、便器10を洗浄する。な
お、シャッター18が屎尿落下筒16を閉塞したときに
のみ、便器の洗浄水やお尻等の洗浄水を流すことができ
るものであり、シャッター18aが開いている際に余分
な水が流れることがない。洗浄水は、分岐パイプ62に
流され、脱臭濾過装置64の第3濾過室64Cに供給さ
れる。
【0034】(3) 調整タンク22内にある程度の量の屎
尿が溜まったらモータ27が駆動して攪拌羽根24が回
転し、調整タンク22内の屎尿を攪拌して均一化する。
調整タンク22内で均一化された屎尿は、吸引機30で
吸引して、吸引機30から落下筒32に送られる。そし
て、シャッター38を開けて焼却釜14内に屎尿を供給
する。
尿が溜まったらモータ27が駆動して攪拌羽根24が回
転し、調整タンク22内の屎尿を攪拌して均一化する。
調整タンク22内で均一化された屎尿は、吸引機30で
吸引して、吸引機30から落下筒32に送られる。そし
て、シャッター38を開けて焼却釜14内に屎尿を供給
する。
【0035】(4) 焼却釜14内で屎尿等を焼却するに
は、電熱ヒータ13に通電し、焼却釜14を加熱する。
この電熱ヒータ13の熱は反射板14bの作用により無
駄なく釜本体14aに供給される。この際、回転羽根4
9を回転させて屎尿等を攪拌しつつ効率の良い焼却を行
う。なお、焼却釜14への外気の供給は、送風機66に
より行われている。
は、電熱ヒータ13に通電し、焼却釜14を加熱する。
この電熱ヒータ13の熱は反射板14bの作用により無
駄なく釜本体14aに供給される。この際、回転羽根4
9を回転させて屎尿等を攪拌しつつ効率の良い焼却を行
う。なお、焼却釜14への外気の供給は、送風機66に
より行われている。
【0036】(5) 一方、焼却釜14内で蒸発した悪臭を
帯びた蒸気などは、脱臭濾過装置64の吸引機70によ
り吸引され脱臭管74内を移動しつつ第1吸収塔74A
で、水に溶け込んで第5濾過室64Eに供給される。す
なわち、第1吸収塔74Aへの水の供給は、第1供給管
78の循環ポンプ79により第5濾過室64Eの下部か
ら第1吸収塔74Aの頂部に供給し蒸気などにシャワリ
ングして水に溶かし込む ものである。そして、悪臭等が
溶け込んだ水は、第1〜第5濾過室64A〜64Eで濾
過されることとなる。一方、水に溶け込まない煙等は、
第6脱臭室64Fおよび第7脱臭室64Gを介して脱臭
されつつ吸引機70により吸引されて第2吸収塔76A
に送られる。
帯びた蒸気などは、脱臭濾過装置64の吸引機70によ
り吸引され脱臭管74内を移動しつつ第1吸収塔74A
で、水に溶け込んで第5濾過室64Eに供給される。す
なわち、第1吸収塔74Aへの水の供給は、第1供給管
78の循環ポンプ79により第5濾過室64Eの下部か
ら第1吸収塔74Aの頂部に供給し蒸気などにシャワリ
ングして水に溶かし込む ものである。そして、悪臭等が
溶け込んだ水は、第1〜第5濾過室64A〜64Eで濾
過されることとなる。一方、水に溶け込まない煙等は、
第6脱臭室64Fおよび第7脱臭室64Gを介して脱臭
されつつ吸引機70により吸引されて第2吸収塔76A
に送られる。
【0037】(6) 第2吸収塔76Aの頂部には、脱臭濾
過装置64の第1濾過室64Aの下部から水(この水
は、第1〜第5濾過室64A〜64Eで濾過されたかな
りきれいな水である)を第2供給管80を介して供給す
る。この第2吸収塔76Aでは悪臭などの雰囲気をシャ
ワリングして水に溶かし込み第3濾過室64Cの上部に
流入する。この水は、第1〜第3濾過室64A〜64C
で濾過されることとなる。なお、第2吸収塔76A内で
処理された空気はすでに悪臭等が除去されており、第2
吸収塔76A下部から分岐する放出管84から空気は外
部に放出される。なお、前記脱臭パイプ62aで吸引さ
れた悪臭は、脱臭濾過装置64の第6脱臭室64Fに供
給されて吸引機70により吸引されて、前記第1吸収塔
74Aで処理できなかった煙等と一緒に第2吸収塔76
Aで処理される。
過装置64の第1濾過室64Aの下部から水(この水
は、第1〜第5濾過室64A〜64Eで濾過されたかな
りきれいな水である)を第2供給管80を介して供給す
る。この第2吸収塔76Aでは悪臭などの雰囲気をシャ
ワリングして水に溶かし込み第3濾過室64Cの上部に
流入する。この水は、第1〜第3濾過室64A〜64C
で濾過されることとなる。なお、第2吸収塔76A内で
処理された空気はすでに悪臭等が除去されており、第2
吸収塔76A下部から分岐する放出管84から空気は外
部に放出される。なお、前記脱臭パイプ62aで吸引さ
れた悪臭は、脱臭濾過装置64の第6脱臭室64Fに供
給されて吸引機70により吸引されて、前記第1吸収塔
74Aで処理できなかった煙等と一緒に第2吸収塔76
Aで処理される。
【0038】(7) そして、屎尿等の焼却が終了したら、
電熱ヒータ13への通電を切って、焼却釜14の温度が
ある程度低下したときに、水供給管58から焼却釜14
内に水を供給する。このとき再度、電熱ヒータ13への
電源を入れる。そして、回転羽根49を回転しつつ加熱
することにより、楕円球が焼却釜14の内周面や底面に
付着している塩分等を削り取りつつ、水に塩分等を溶か
し攪拌する。そして、焼却釜14内部に水分が残った状
態で、電熱ヒータ13への通電を切り、水の温度が低下
したら、回転羽根49を回転させつつ焼却釜14内の塩
分等を含む残留物を吸引装置56で吸引して、灰濾過装
置57に送り、灰濾過装置57では灰分と水を濾別し、
灰分は排出し、水は脱臭濾過装置64の第4濾過室64
Dに供給される。この供給された水は、第1〜第4濾過
室64A〜64Dで濾過される。
電熱ヒータ13への通電を切って、焼却釜14の温度が
ある程度低下したときに、水供給管58から焼却釜14
内に水を供給する。このとき再度、電熱ヒータ13への
電源を入れる。そして、回転羽根49を回転しつつ加熱
することにより、楕円球が焼却釜14の内周面や底面に
付着している塩分等を削り取りつつ、水に塩分等を溶か
し攪拌する。そして、焼却釜14内部に水分が残った状
態で、電熱ヒータ13への通電を切り、水の温度が低下
したら、回転羽根49を回転させつつ焼却釜14内の塩
分等を含む残留物を吸引装置56で吸引して、灰濾過装
置57に送り、灰濾過装置57では灰分と水を濾別し、
灰分は排出し、水は脱臭濾過装置64の第4濾過室64
Dに供給される。この供給された水は、第1〜第4濾過
室64A〜64Dで濾過される。
【0039】(8) なお、上記実施例において、調整タン
ク22と焼却釜14とを別個にしたので、焼却釜14内
で屎尿等を焼却しているときにトイレを使用する(排便
あるいは排尿する)ことが可能である。
ク22と焼却釜14とを別個にしたので、焼却釜14内
で屎尿等を焼却しているときにトイレを使用する(排便
あるいは排尿する)ことが可能である。
【0040】上記(1) 〜(8) に示すように、シャッター
18、78、焼却釜14、送風機63、66、循環ポン
プ79、81、吸引機70、吸引装置56等が公知の電
気的手段でコントローラにより制御されている。なお、
使用者は便器10に隣接して設けられた操作部11cに
より所定の操作をすることができる。
18、78、焼却釜14、送風機63、66、循環ポン
プ79、81、吸引機70、吸引装置56等が公知の電
気的手段でコントローラにより制御されている。なお、
使用者は便器10に隣接して設けられた操作部11cに
より所定の操作をすることができる。
【0041】上記実施例において、脱臭濾過装置64に
おいて、洗浄水や悪臭を伴う蒸気等を処理したが、脱臭
濾過装置64は一つでなく、脱臭装置と濾過装置とに分
離した装置でも良い。
おいて、洗浄水や悪臭を伴う蒸気等を処理したが、脱臭
濾過装置64は一つでなく、脱臭装置と濾過装置とに分
離した装置でも良い。
【0042】図7は複数の便器を有する水洗式のトイレ
装置の設置状態を示す平面説明図である。図中、複数存
在する便器10・・・には、上記実施例と同様にそれぞ
れ屎尿落下筒16が連結している。そして、各屎尿落下
筒16には、前記同様にシャッター18および分岐パイ
プ62が設けられている。
装置の設置状態を示す平面説明図である。図中、複数存
在する便器10・・・には、上記実施例と同様にそれぞ
れ屎尿落下筒16が連結している。そして、各屎尿落下
筒16には、前記同様にシャッター18および分岐パイ
プ62が設けられている。
【0043】各屎尿落下筒16の下端には、調整タンク
22が連結されておらず、搬送パイプ84が連結され、
この搬送パイプ84の一端に調節タンク22が連結され
ている。このため、屎尿落下筒16から落下する屎尿等
が、搬送パイプ84内に溜まることとなる。この搬送パ
イプ84内にはスクリュコンベア86が設けられてい
る。このスクリュコンベア86は搬送パイプ84の他端
に設けられたモータ87により駆動回転して、屎尿等を
搬送パイプ84の一端から他端に搬送する。搬送パイプ
84の他端には、連結パイプ88を介して調節タンク2
2に連結されている。連結パイプ88の中途部には、前
記シャッター18と同一構造のシャッター90が設けら
れている。このシャッター90により連結パイプ88の
閉塞・開口を行うことができる。なお、搬送パイプ84
は、調節タンク22側が高くなるように設定されてい
る。
22が連結されておらず、搬送パイプ84が連結され、
この搬送パイプ84の一端に調節タンク22が連結され
ている。このため、屎尿落下筒16から落下する屎尿等
が、搬送パイプ84内に溜まることとなる。この搬送パ
イプ84内にはスクリュコンベア86が設けられてい
る。このスクリュコンベア86は搬送パイプ84の他端
に設けられたモータ87により駆動回転して、屎尿等を
搬送パイプ84の一端から他端に搬送する。搬送パイプ
84の他端には、連結パイプ88を介して調節タンク2
2に連結されている。連結パイプ88の中途部には、前
記シャッター18と同一構造のシャッター90が設けら
れている。このシャッター90により連結パイプ88の
閉塞・開口を行うことができる。なお、搬送パイプ84
は、調節タンク22側が高くなるように設定されてい
る。
【0044】なお、男子用のトイレの場合には、上記便
器10・・・の他に、小便器10c・・・が存在する
が、この小便器10cは、連結パイプ91を介してパイ
プ84に連結しても良く、また直接調節タンク22に連
結しても良い。
器10・・・の他に、小便器10c・・・が存在する
が、この小便器10cは、連結パイプ91を介してパイ
プ84に連結しても良く、また直接調節タンク22に連
結しても良い。
【0045】本実施例において、調整タンク22、焼却
釜14、脱臭濾過装置64等は上記実施例と同様の構成
である。なお、分岐パイプ62は各屎尿落下筒16ごと
に設けて脱臭濾過装置64に連結しても良く、また途中
で連結するようにしても良い。
釜14、脱臭濾過装置64等は上記実施例と同様の構成
である。なお、分岐パイプ62は各屎尿落下筒16ごと
に設けて脱臭濾過装置64に連結しても良く、また途中
で連結するようにしても良い。
【0046】洗面台を設けた場合は、脱臭濾過装置64
に連結してもよい。また、便器10・・・の数が多い場
合には、調節タンク22はひとつでなく、複数設けるよ
うにしても良い。
に連結してもよい。また、便器10・・・の数が多い場
合には、調節タンク22はひとつでなく、複数設けるよ
うにしても良い。
【0047】上記トイレ装置において、使用時に、若干
の水を供給するいわゆる簡易水洗式のトイレ装置として
も良い。この場合にも、上記トイレ装置と同様に屎尿等
を容易に焼却処理することができる。
の水を供給するいわゆる簡易水洗式のトイレ装置として
も良い。この場合にも、上記トイレ装置と同様に屎尿等
を容易に焼却処理することができる。
【0048】上記各実施例では、調節タンクと焼却釜と
を同一高さ位置に配置したが、例えば高層の建物におい
て焼却釜14を離れた位置に配置するようにしても良
い。以上この発明の好適な実施例を挙げて種々説明して
きたが、本発明の脱臭濾過装置の構成、焼却釜の形状お
よび構成、シャッターの開閉機構など、発明の精神を逸
脱しない範囲内で多くの改変を施し得ることはもちろん
である。
を同一高さ位置に配置したが、例えば高層の建物におい
て焼却釜14を離れた位置に配置するようにしても良
い。以上この発明の好適な実施例を挙げて種々説明して
きたが、本発明の脱臭濾過装置の構成、焼却釜の形状お
よび構成、シャッターの開閉機構など、発明の精神を逸
脱しない範囲内で多くの改変を施し得ることはもちろん
である。
【0049】
【発明の効果】本発明に係るトイレ装置は上述するよう
に、便器と焼却釜との間に調整タンクを配置するように
したので、便器の使用と関係なく屎尿等を焼却釜て処理
することができる。このため、多量の屎尿等の処理が可
能となる。
に、便器と焼却釜との間に調整タンクを配置するように
したので、便器の使用と関係なく屎尿等を焼却釜て処理
することができる。このため、多量の屎尿等の処理が可
能となる。
【0050】また、屎尿落下筒を閉鎖させるシャッター
の上方で屎尿落下筒と分岐して、シャッターが屎尿落下
筒を閉鎖した際に便器等の洗浄水を別途方向に流すよう
にした分岐パイプを設けることにより、水洗式トイレ装
置を実現できる。
の上方で屎尿落下筒と分岐して、シャッターが屎尿落下
筒を閉鎖した際に便器等の洗浄水を別途方向に流すよう
にした分岐パイプを設けることにより、水洗式トイレ装
置を実現できる。
【図1】本発明に係る水洗式のトイレ装置の便器と調整
タンクとの関係を示す概略説明図である。
タンクとの関係を示す概略説明図である。
【図2】本発明に係る水洗式のトイレ装置の全体の配置
状態を示す概略平面図である。
状態を示す概略平面図である。
【図3】調整タンクと焼却釜とを示す断面説明図であ
る。
る。
【図4】焼却釜の蓋体の中央の機構を示す断面説明図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る水洗式のトイレ装置の全体の連繋
状態を示す概略斜視説明図である。
状態を示す概略斜視説明図である。
【図6】本発明に係る水洗式のトイレ装置の脱臭濾過装
置の断面説明図である。
置の断面説明図である。
【図7】他の実施例を示す概略説明図である。
10 便器 14 焼却釜 16 屎尿落下筒 18 シャッター 20 アクチュエータ 22 調整タンク 24 攪拌羽根 28 吸引パイプ 30 吸引機 32 落下筒 38 シャッター 49 回転羽根 56 集塵機 62 分岐パイプ 63 送風機 66 送風機 70 吸引機 79 循環ポンプ 81 循環ポンプ79
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47K 11/02 E03D 5/016 E03D 11/10
Claims (3)
- 【請求項1】 便器と、該便器から垂直下方に延びる屎
尿落下筒と、該屎尿落下筒の中途部に設けられ、排尿・
排便の際には屎尿落下筒を開口させ、排尿・排便が終了
した際に屎尿落下筒を閉鎖させるシャッターと、前記屎
尿落下筒に接続され、該屎尿落下筒から落下する屎尿を
一旦貯留する調整タンクと、調整タンクから搬送される
屎尿を焼却する焼却釜とを具備するトイレ装置におい
て、 濾過装置と、 該濾過装置と接続する脱臭装置と、 前記焼却釜で屎尿が焼却される際焼却釜中で発生する蒸
気、煙を前記濾過装置に導く脱臭管と、 該脱臭管の中途に設けられた吸収塔と、 前記蒸気等を水に溶かし込むべく前記濾過装置内の水を
前記吸収塔内に供給する供給管と、 該供給管に前記濾過装置内の水を循環させる循環ポンプ
と、 前記シャッターの上方で前記屎尿落下筒から分岐され、
便器の洗浄水を前記濾過装置に流す分岐パイプと、 前記脱臭装置内の空気を吸引する吸引機と を有すること
を特徴とするトイレ装置。 - 【請求項2】 前記濾過装置に接続すると共に、吸引機
により吸引される空気が送り込まれる第2の吸収塔と、 該吸収塔内に送り込まれた空気中の臭気を水に溶かし込
むべく、前記濾過装置内のきれいな水を前記第2の吸収
塔内に供給する第2の供給管と、 該第2の供給管に前記濾過装置内の前記水を循環させる
第2の循環ポンプとを具備することを特徴とする請求項
1記載のトイレ装置。 - 【請求項3】 前記焼却釜内に投入されている楕円球
と、 屎尿焼却後前記焼却釜内に水を供給する水供給管と、 駆動軸により回転する回転羽根を有し、該回転羽根が回
転することにより焼却 釜の内周面や底面に付着している
塩分等を前記楕円球により削り取り、前記水供給管から
供給された水に溶かす攪拌ユニットと、 灰濾過装置と、 前記焼却釜内の塩分等が溶けた水を吸引装置により吸引
し、前記灰濾過装置に送り込む吸引管と を有することを
特徴とする請求項1または2記載のトイレ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077563A JP2997398B2 (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | トイレ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7077563A JP2997398B2 (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | トイレ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08266443A JPH08266443A (ja) | 1996-10-15 |
JP2997398B2 true JP2997398B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=13637489
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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1995
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