JP2995498B2 - 板ばね用のクランプ固定装置 - Google Patents

板ばね用のクランプ固定装置

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JP2995498B2
JP2995498B2 JP3092952A JP9295291A JP2995498B2 JP 2995498 B2 JP2995498 B2 JP 2995498B2 JP 3092952 A JP3092952 A JP 3092952A JP 9295291 A JP9295291 A JP 9295291A JP 2995498 B2 JP2995498 B2 JP 2995498B2
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素生 森田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、板ばね用のクランプ
固定装置に係り、更に説明すれば板ばねの製造工程ライ
ンにおいて、所要の弓形状態から反弓形方向へ変形され
た板ばね、つまり一次加工工程段階において所要の反り
度合で弓形に変形加工処理された後、次期工程側でショ
ットピーニング加工を施すために先立ち、応力発生部に
おいて、反弓形方向に変形された板ばねをクランプ保持
し、その後前記ショットピーニング工程部側へ移送(搬
入)するための板ばね用のクランプ固定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】周知のように板ばねは、代表的な用途例と
して各種のものが自動車車両等に広く利用されている。
この板ばねの製造にあたっては、ラインにおける一次段
階の各工程部(加工部)において、ばね素材から所定の設
計サイズ(長さ,幅)に裁断された後、所定の反り度合に
変形加工され、そして焼入れ、焼戻し、更には表面処
理、その他必要な処理加工がなされて一次加工済みの板
ばねとされる。そして以後には該板ばねの強度、耐久
性、特性等の向上を図るべく、次期工程部側において、
板ばねを反弓形方向へ変形させたもとで、二次加工(仕
上げ加工)ともされるショットピーニング加工を施して
板ばねに残留応力を発生させてばね自体の内部応力はも
とより、特に荷重に対する疲労寿命を高めて製品として
の板ばねとされている。
【0003】このため板ばねの製造にあっては、適正な
ショットピーニング加工をなして板ばねの品質の向上を
図る上においても、前記応力発生部において変形された
反弓形板ばねを、所定の応力が付与された状態のままで
的確にかつ長期安定して保持し得ることが不可欠な重要
事項の一つとなり、斯る適当な固定保持手段が必要とさ
れる。
【0004】ちなみに板ばねについては、代表例として
大別すると、図21(a),(b)に略示されるように、全
長に亘り一様な反りに加工されて中央から左右部が対称
状態で実施される通常板ばねS1と、中央から左右部の
反りの度合が異なり非対称状態で実施される別種板ばね
2とがあり、何れの板ばねにかかるショットピーニン
グ加工については、当該一次板ばねが一旦反弓形状態に
変形保持されたもとで、該ばねの上面側に施される。
【0005】これに関連して反弓形板ばね用の固定保持
手段については、板ばねのショットピーニング加工面を
覆蓋しないで、できるだけ全面を露呈したままクランプ
またはロックし得る型式、例えば板ばねの両端のみを最
小面積で係合すると共に、板ばねの弾性的な戻り(弛み)
を発生させず、むしろ加圧的にクランプ維持し得るよう
な「両端係合クランプ形態」のものが最適と言えよう。
【0006】なお、前述した板ばねの反弓形方向への変
形による反り度合については、前述した通常、別種の各
種板ばねに属するもののサイズや実施条件等によって異
なるが、便宜上、通常板ばねの場合を例にして、図22
(a),(b),(c)に大別的にみると、元状の弓形状態から
対比して曲率半径が大きくされた緩湾曲状態、略水平状
態、そして水平を越えた逆向き状態等とされる場合があ
り、これら何れも次期ショットピーニング加工に先立
ち、当該種の板ばねに必要とされる適正な応力が予め付
与された状態とされる。そして前述のように一次板ばね
に所要の応力を付与するための反弓形方向への変形につ
いて、反り度合が異なる何れも場合をも含めて、説明の
便宜上「逆反りまたは逆反り変形」とも称することにす
る。また各種一次板ばねの逆反り変形後になされるショ
ットピーニング加工については、一次段階側での同加工
と区分して、ストレスピーニング加工とも称されてい
る。
【0007】前述した逆反り変形された板ばねにかかる
この種の固定保持手段は、従来より「逆反り用のクラン
プ治具」とも呼ばれているもので、その代表例として図
18,図20に略示される型式のものが利用されてお
り、何れもその実施態様にあっては、前述した応力発生
部における作業部内の所定位置に一旦不動化セットされ
たもとで、対象とする一次板ばねを上向き弓反り状態の
まま載置し、そして前記工程部での作業により変形され
た板ばねを逆反り状態のままロック固定したりクランプ
保持するものである。
【0008】すなわち前記図18のものでは、むしろロ
ック止め形態であって、本体91の中央に位置調整自在
に設置された板ばね用の受け台92を基準として、本体
91の両側にロックピン94のための複数の孔93が適
宜間隔で穿設されており、そして前述した板ばねの逆反
り変形以後においては、該ばねの両端部に対応し得る位
置の孔93にロックピン94を差込み、該ピン94が両
端部の上面の全幅に亘って係止することによって、板ば
ね全体をロック固定するものである。
【0009】一方前記図20のものでは、両端係合形態
であって、本体96の中央に高さ調整自在な板ばね用の
受け台97が上向きに突設される一方、本体96の両側
に一対のクランプ具98が移動自在で対向状に配置され
ており、そして板ばねの逆反り変形以後においては、双
方のクランプ具98が互いに内向きに前進されて当該の
鈎形の係止部99で板ばねの両端を係止したことによっ
て、板ばね全体をクランプ保持するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の固定保
持手段にあって、図18のピンロック形態のものでは、
両側のロックピン94が、逆反り板ばねの上面に係合位
置しているため、ショットピーニング工程部において、
上記各ピン94で覆蓋された面部(ピン94の直径分に
相応する面域)には、ピーニング加工がなされず、また
場合によっては両ピン94の内法間Lに亘る上面範囲だ
けが、ピーニング加工されるだけに止まってしまい、有
効なストレスピーニング加工ができないことがある。
【0011】また同上形態では、当該孔93に対するロ
ックピン94の差込みに手間が掛かる上、危険が伴な
う。殊に板ばねの長さや逆反りの度合等が異なる場合に
おいては、板ばねの両端部に対応する位置の孔93が選
定し難く、このためにロックピン94の差込みに相当な
無理や不都合を伴なうことがある。
【0012】すなわち、図19(a)に例示するように逆
反り板ばねの各端部が、(イ)位置の孔93には部分的に
干渉し、(ロ)位置の孔93には遊びを呈する状態の場合
において、(ロ)位置の孔93にロックピン94を挿入し
てしまうと、当然のことながら板ばねの各端部が、前記
遊び分だけ戻って板ばね全体が弛んだ状態となってしま
い、ストレスピーニング加工に必要とされた適正な逆反
りの度合(応力の大きさに応じた度合)が損なわれてしま
う。従ってこのような問題を回避するための対応とし
て、応力発生部での作業において、変形加圧力を少し強
めて板ばねを、図19(b)のように(イ)位置の孔93に
適合する度合まで変形させたもとで、同孔93に挿入し
たロックピン94で係止するようにしている。
【0013】言い換えると、逆反り板ばねの固定保持に
あたり、同上形態の手段を使用する場合、応力発生部に
おいては、板ばねのサイズ毎、反り度合毎の変化に対応
して加圧力を厳正に設定して逆反り板ばねの各端部が、
何れかの孔93と適合するように変形しなければなら
ず、変形作業において大きな制約を受けてしまう。それ
だけにこの種固定保持手段では、長尺から短尺に至る多
種類サイズの板ばねを対象として適用することにはおの
ずと無理があり、むしろ長さや逆反りの度合が一定とさ
れた板ばねに限って有効に利用される程度のものとさ
れ、その適用性(汎用性)が低いものであった。
【0014】一方、前記図20の両端係合形態のもので
は、本体96両側のクランプ具98の係止部99で逆反
り板ばねの両端を係止しているため、係止部99を除い
た板ばねの上面の全面に亘って有効なストレスピーニン
グ加工が可能とされる。しかし、双方のクランプ具98
のクランプ力にはおのずと上限があって大きくはでき
ず、しかも両クランプ具98を当該のクランプ位置に的
確にロック保持することができないために、逆反り板ば
ねの保持状態においては、板ばねの復元力、すなわち弾
性的反力を受けて両クランプ具98が外方(図中矢印方
向)へ押し戻されてしまう。この結果、板ばねの戻り(弛
み)が生じてストレスピーニング加工に必要とされる適
正な逆反り状態が損なわれてしまう問題があった。それ
だけにこの種固定保持手段では、大きな弾性的反力を生
ずるようなばね、つまり短尺で逆反り度合の大きい板ば
ねに属するもの(図22(b),(c)参照)を対象として適
用することは不向きとされ、主として弾性的反力が小さ
いとされる長尺で逆反り度合の小さい板ばねに属するも
の(図22(a))に対し利用される程度のものであって、
その適用範囲が低いものであった。
【0015】
【発明の目的】本発明は、前述した課題に鑑み、これを
好適に解決するべく提案されたものであって、長さや逆
反り度合等の異なる各種板ばねを対象として、逆反り板
ばねを両端係合クランプ形態で的確にロック保持し得る
汎用性の高い逆反り用のクランプ固定装置を提供し、逆
反り板ばねを所要の応力付与状態で長期安定した固定を
図り、有効にかつ適正なストレスピーニング加工を受け
得るようにして良質な板ばねの製造を可能とすることを
目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を達成するため本発明は、板ばねの応力発生部に
おける応力発生機内の所定位置に適宜の位置決め手段で
一旦不動化保持されて対象の一次板ばねが載置セットさ
れると共に、前記応力発生機の作業により反弓形方向へ
変形された板ばねを、両端係合クランプ形態でロック固
定する固定装置であって、前記応力発生機の作業部内に
水平状に定置される横長レール枠形の基台と、この基台
の中央部に上向きに突設された第1受け具と、前記基台
における第1受け具を挟んで左右両側に起立状態のまま
対向状に配置され、該基台の左右両側の所定範囲に亘り
水平状に進退移動自在に設定された一対のクランプ具
と、該双方のクランプ具を前記反弓形方向に変形された
板ばねの両端に対する所要のクランプ位置にロックし得
るロック手段とを備え、前記双方のクランプ具につい
て、前記一次板ばねの変形前では前記基台の各外端側の
待機位置に保持され、該板ばねの変形後には外部の適宜
クランプ操作手段の操作により、前記第1受け具に接近
する側に前進されて、前記変形後の板ばねの両端を係合
したクランプ位置に前記ロック手段でロックされるよう
構成したことを特徴とする。
【0017】
【作用】前述した板ばね用のクランプ固定装置は、応力
発生部における各種のシステム機器と関連して実施され
るもので、応力付与のための逆反り変形作業毎に先立
ち、応力発生機の作業部内の所定位置に水平状にセット
されて適宜位置決め手段で一旦不動化保持される。そし
て基台両側のクランプ具が、対象の板ばねに適応する待
機位置に保持されているもとで、基台中央の第1受け具
を基準にして一次板ばねを上向き弓反り状態のまま載置
セットする。
【0018】そして前記応力発生部の作業において、応
力発生機の作動に従い、先ず押圧パッドが下降して前記
板ばねを押圧して不動化保持し、これに次いで両側の捕
捉加圧部材が、板ばねの両端部を捕捉して所定位置まで
加圧下降することにより、板ばねが逆反り変形されて所
要の応力が付与される。これに関連してクランプ固定装
置では、基台の所定位置における双方の第2受け具が、
逆反り板ばねの両端部の所定位置を下から受け止めた状
態において、クランプ操作手段の作動制御に従い、前記
待機位置の双方のクランプ具が、ロック保持されたまま
基台の移動路に沿って内向きに前進されて当該の係合部
で前記板ばねの両端を上面から適宜圧力を加えて係合す
る。
【0019】そして前記応力発生機およびクランプ操作
手段が、夫々の作動終了に伴ない復帰される一方におい
て、前記双方のクランプ具は、前述の逆反り板ばねを両
端係合したままの状態において、該板ばねの弾性的反力
を常に受けて外方(後退方向)へ押圧されることに対し、
当該のロック手段つまり係合連杆の係合縁が、ロック支
杆の当該係止爪歯に喰込むように係合することにより、
板ばねに対する所定のクランプ位置に起立状態のまま的
確にロック固定される。この結果、前記板ばねは適正か
つ所定の逆反り状態(応力付与状態)で長く安定して固持
されたまま、以後クランプ治具と一体化状態で応力発生
部から搬出されて次のショットピーニング工程部へ移送
される。
【0020】
【実施例】次に、本発明に係る板ばね用のクランプ固定
装置につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照し
ながら以下説明する。本実施例のクランプ固定装置は、
板ばねの製造ライン内の応力発生部において変形加工さ
れた逆反り板ばね(図21(a),(b)の何れの板ばねをも
含む)を、両端係合クランプ形態でロック固定するもの
にあって、その全体の構成概要については、図1および
図2に示されるように、応力発生部内に搬入されて後述
の応力発生機Pの作業部内に水平状に定置される横長レ
ール枠形の基台Aと、この基台Aの中央部に上向きに突
設された第1受け具11と、この第1受け具11を基準
にして基台Aの左右両側の所要位置に起立状態で配置さ
れた一対の第2受け具13と、この双方の第2受け具1
3の外側にあって起立状態のまま対向状に配置されて前
記基台Aの左右両側の所定範囲に亘り水平状に進退移動
自在に設定された一対のクランプ具18と、この双方の
クランプ具18を前記逆反り板ばねの両端に対する所要
のクランプ位置にロックし得るロック手段24とを備
え、前記双方のクランプ具18について、板ばねの逆反
り変形前では基台Aの各外端側の待機位置に保持され、
板ばねの逆反り変形後には外部の適宜クランプ操作手段
の操作により、当該の第2受け具13に接近する側に前
進されて該板ばねの両端を係合したクランプ位置に前記
ロック手段24でロックされるよう構成されている。
【0021】(基台について)そこで本実施例のクランプ
固定装置の説明にあたり、前述した各構成部毎に図1〜
図7を参照して記述すると、まず前記基台Aでは、前後
平行にして一対をなす横長の外枠板1同士が多数本の連
杆2で連結されている一方、この両外枠板1の内側に平
行に横設された一対をなす横長の内枠板3同士が多数本
の連杆4で連結されており、そしてこの内外枠板1,3
が、中央部と両端を連結した状態で上下面開口されたレ
ール枠台形に組立てられている。なお両外枠板1は、と
もに中央が高く両端部が低い横長凸板形とされ、両内枠
板3は、ともに同一高さの帯板形とされて両者1,3と
もに同長とされており、そして両外枠板1の中央部と、
両内枠板3の上縁とが同一高さとされて基台Aの基準上
面Xとされている。
【0022】そして前述した基台Aにあって、内、外の
両枠板1,3間にクランプ具用の移動路5が形成される
一方、両内枠板3間の中央に第1受け具用の設置台部6
が形成されており、この設置台部6を基準にして両内枠
板3間の左右両側の所定範囲において、第2受け具用の
複数の設置凹部9が所定間隔で配置されている。なお設
置台部6については、ボルト用の挿通孔8を有する座板
7が、前記基準上面Xに整合して固着されることによっ
て構成されており、また各々の設置凹部9については、
両内枠板3の内法間に多数枚の仕切り板10が、等間隔
で連結されることによって区画形成された空間部分とさ
れている。
【0023】(第1受け具について)次に前記第1受け具
11は、前述した基台Aの中央において、逆反り変形前
および変形後の板ばねを基準保持するためのもので、そ
の上面に板ばねの中央下面と当接し得る受け面12を形
成した略台形状とされており、基台Aの設置台部6上に
ボルト等を利用して固定されている。そしてこの受け具
11については、板ばねのサイズや変形条件等に適応す
べく、受け面12が平坦状または曲面状を呈し、そして
その高さH1位置が前記基準上面Xから高低異なる各種
のものを含めて選択され、何れも設置台部6に着脱交換
自在に固定されるものとする。但し何れの受け具11に
あっても、設置台部6の上面および両外枠板1の中央上
縁に亘り当接し得る台座付きのものが望ましい。
【0024】(第2受け具について)これに対し前記双方
の第2受け具13は、前記第1受け具11を基準とした
両側において、逆反り変形された板ばねの両端部を下か
ら保持するためのもので、図8に示されるように、前記
基台Aの両内枠板3の上縁に当接し得る方形の座14の
下面に前記設置凹部9に嵌挿し得る角形の嵌合突部15
が固着される一方、座14の上面に立設された一対の支
片16間に、板ばねの両端部下面を幅方向に当接し得る
受け杆17が横向きに連結されている。そしてこの受け
具13については、板ばねのサイズや変形条件等に適応
すべく、受け杆17の高さH2位置が前記基準上面Xに
対し高低異なる各種のもの(前記第1受け具11と対比
して高低異なるもの)を含めて選択されて各々の設置凹
部9に対し着脱交換自在に起立固定される。但し何れの
受け具13についても受け杆17を板ばねの最大幅に対
応し得る長さの円棒状または上面円曲状のものとして板
ばねの幅方向に線接触状態で当接し得ることが望まし
い。
【0025】なお、板ばねに付与する逆反りの度合によ
っては、第2受け具13を基台Aに配設する必要はな
く、前記第1受け具11とクランプ具18とにより板ば
ねを保持するようにすることも可能である。
【0026】(クランプ具について)一方、前記双方のク
ランプ具18は、前記逆反り板ばねを両端から係合する
ためのもので、図9に示されるように、前記基台A両側
の移動路5内に移動自在に縦挿された一対のクランプ板
19が、基台A内の両内枠板3の上面と下面に位置され
る夫々の連結杆20,21で連結されて起立保持されて
いる。そして、両クランプ板19の同一上部、すなわち
前記基準上面Xから上方に突出された上端部に、逆反り
板ばねの各端部を上面から係合する内向き鈎形の係合部
22が形成されている。そしてこの双方のクランプ具1
8については、通常のクランプ前では、基台Aの両外端
側に起立状態で静止されており、板ばねの逆反り変形後
には後述するクランプ操作装置J側の作動に従い内向き
に前進されて板ばねを係合するクランプ位置に変移され
るように設定されている。
【0027】なおこの双方のクランプ具18について、
係合部22はその前端(図示内端)が少し下位となるよう
に形成されて逆反り板ばねの各端部の上面に対し微小面
接触状態で係合し得る。また各連結杆20,21は、当
該クランプ具18の上下変動を規制し得るもので、上の
杆20が角軸杆とされて両内枠板3の上縁に摺接可能と
され、下の杆21が円軸杆とされて両内枠板3の下縁に
対し微小間隙を置いて位置されている。一方前述の待機
位置およびクランプ位置は、板ばねのサイズや変形条件
等に適応して変更調整可能とされる。そして両クランプ
板19の外側面の中央部に、後述するクランプ操作装置
J側にロックされる係合板23が固着されている。
【0028】(ロック手段について)そして前記ロック手
段24は、前記双方のクランプ具18を所定のクランプ
位置にロック固定するためのもので、前記両内枠板3間
の底面部に沿って水平状に横設された略鋸刃杆状のロッ
ク支杆25と、各クランプ具18の両クランプ板19間
の前側下端(図示内側下端)に連結されてロック支杆25
より僅か下方に位置された係合連杆27とを備え、前記
ロック支杆25には、各側のクランプ具18の移動範囲
に対応する長手方向の所定範囲に亘り複数個の係止爪歯
26が連続鋸刃状に形成される一方、前記係合連杆27
には、ロック支杆25の各係止爪歯26と係脱可能に噛
合される断面鋭角形の係合縁28が形成されている。そ
して双方のクランプ具18が、逆反り板ばねのクランプ
状態において同ばねの弾性的反力を受けて外方(後退方
向)へ押圧された際には、前記係合連杆27が、ロック
支杆25に噛合してクランプ具18を所定のクランプ位
置にロック固定し得る。
【0029】なお各組のロック手段24にあって、ロッ
ク支杆25は、個々のクランプ具18を対象として同一
長さで対称に配設されており、そして各ロック支杆25
の係止爪歯26が同一条件(数、ピッチ、形状等)で形成
されている。ちなみに係合連杆27とロック支杆25と
の遊びαについては、図10(a),(b)に示されるよう
に、係合縁28の尖端と係合爪歯26の谷とを最小間隔
にしたことにより、各クランプ具18の外方への傾動変
化を僅少(微少)にしてロック固定し得るように設定され
ている。
【0030】(応力発生機について)前述した本実施例の
クランプ固定装置とは別に、前記応力発生部内に実施さ
れるシステム機器において、先ず一次板ばねを逆反り変
形するための応力発生機Pでは、その全体の構成概要と
して図11のように、水平な基枠台B上に立設されて板
ばね用の作業空間部aを有する略門枠形の本体Fと、こ
の本体Fに縦設された板ばね用の押圧機構Cと、前記本
体Fの上部両側に配設されて互いに同一または別異に作
動可能とされる左右一対の位置調整機構Dと、この双方
の位置調整機構Dの各昇降部に対し垂下状に装設されて
互いに同一または別異に作動可能とされる左右一対の昇
降加圧機構Eと、この双方の昇降加圧機構Eの各昇降部
材に連節されて作業開始位置(待機位置)および作業終了
位置とに変移されると共に互いに同一または別異に作動
可能とされる左右一対の板ばね用の捕捉加圧機構G等を
装備して構成されている。
【0031】なお上記基枠台Bは、工程部の入口側から
搬入される本実施例のクランプ固定装置を横長水平状に
載置保持するための載置台ともされ、一方前記作業空間
部aは、クランプ固定装置上に載置セットされた一次板
ばねを逆反り変形する(応力を発生させる)ために必要と
される前記基枠台B上方の空間領域をいう。
【0032】(押圧機構について)前述した応力発生機の
各構成部である各種機構について図12を参照して付記
すると、先ず前記押圧機構Cでは、逆反り作業に先立ち
一次板ばねの所定部位(図示中央部)を押圧してばね全体
を不動化保持するためのもので、本体Fの縦中心部に縦
設された油圧往復型式の押圧シリンダ32が主体とされ
ており、該シリンダ32は、本体Fの横杆部f1の中央
凹部に設置された支持台31上に立設されており、その
ロッド33下端に本体Fのブラケット35内の案内縦筒
36に挿通された昇降加圧杆34が連結され、そして該
加圧杆34の下端に板ばね用のパッド37が連結されて
いる。なお加圧杆34およびパッド37の縦中心が、逆
反り変形作業のための中心Yとされる。
【0033】(位置調整機構について)次に前記左右一対
の位置調整機構Dでは、板ばねの種類や変形条件等に適
応して前記当該側の捕捉加圧機構Gの作業開始位置を調
整するためのもので、双方が同一に構成されて作業中心
Yから対称に配設されている。一方の機構Dを要約説明
すると、本体Fの横杆部f1の上面両側の架台41上に
設置された駆動モータ(正逆回転型式のサーボモータを
例とする)42と、架台41に対し垂直状態で軸受支持
されて前記モータ42の駆動軸43に伝達手段44を介
して連繋された縦回転ねじ軸45と、このねじ軸45に
連繋されると共に前記架台41に設置された昇降案内体
46に支持された昇降可動体47等を備えている。そし
て駆動モータ42の駆動に対するねじ軸45の定位置回
転(正逆回転を含む)に従い、昇降可動体47が、昇降案
内体46の縦レール部に沿って昇降変位され、モータ4
2の停止時にねじ軸45上の所定位置に固定化されるよ
うになっている。
【0034】(昇降加圧機構について)前記左右一対の昇
降加圧機構Eでは、板ばねの変形加圧力を発生するため
のもので、双方が同一に構成されて作業中心Yから対称
に配置されており、前記各側の位置調整機構Dの昇降可
動体47に縦設された油圧往復動型式の加圧シリンダ5
1が主体として構成されている。便宜上一方の機構Eを
要約説明すると、前記シリンダ51は、その略中央部が
当該側の昇降可動体47にピン連結された図中左右方向
への傾動が許容された状態で縦設されており、そしてロ
ッド52の下端が、前記当該側の捕捉加圧機構Gの所定
位置にピン連結されている。なお双方の加圧シリンダ5
1は、夫々の捕捉加圧機構Gを、作業の開始位置(待機
位置)および終了位置に切換え変位し得るよう作動が可
能とされている。
【0035】(捕捉加圧機構について)また前記左右一対
の捕捉加圧機構Gでは、一次板ばねの両端部を直接捕捉
した以降、下向き(反弓形方向)に加圧変形させるための
もので、双方が同一に構成されて作業中心Yから対称に
配設されている。便宜上一方の機構Gを要約説明する
と、前記各側の加圧シリンダ51のロッド52に連結さ
れると共に当該のリンク59,60で支持された横形の
保持体53と、この保持体53の外側上面に設置された
駆動モータ(正逆回転型式のサーボモータを例とする)5
4と、保持体53内に横通軸支されて前記モータ54の
駆動軸55に伝達手段56を介して連繋された横回転ね
じ軸57と、このねじ軸57に連繋されると共に前記保
持体53に支持された捕捉具58等を具備している。そ
して前記モータ54の駆動に対するねじ軸57の定位置
回転(正逆回転を含む)に従い、捕捉具58が保持体53
の横レール部に沿って水平変位され、前記モータ54の
停止時にねじ軸57上の所定位置に固定化されるように
なっている。
【0036】(捕捉具について)なお各側の捕捉具58
は、各種板ばねの幅に対応し得るもので、双方互いには
平面同一中心線上において対向状に配置されている。ま
た前記リンク59,60は、前記本体Fのブラケット3
5と、当該側の機構Gの保持体53との間にピン連結さ
れた長短一組のものとされている。
【0037】前述した応力発生機Pにおいて、前記各機
構手段C,D,E,Gに係る作動条件について、製造ライ
ンの所定部位置における制御部(図示しない)において、
各種板ばね毎に対応設定された必要なデータ(例えば変
位量や作動量および圧力値等)の入力に基づいて設定さ
れ、夫々のデータに対応して前記シリンダ32,51や
モータ42,54が、個々に作動制御されるものとす
る。そして逆反り作業にあたっては、対象とする板ばね
の種類に適応し得るための位置決め設定作動がなされ、
このもとで変形のための本作動が行なわれるようになっ
ている。
【0038】なお図示の応力発生機Pでは、前記図21
(a),(b)の両種板ばねS1,S2に属する各種サイズや反
り度合の異なるものを対象として逆反り変形し得る多能
型式とされる。従って前記双方の捕捉具58について
は、前記双方の位置調整機構Dおよび捕捉加圧機構Gに
おける夫々の駆動モータ42,54が個々の設定条件(駆
動量や方向等)で駆動されたことに従い、位置決め設定
されることになる。ちなみに前記駆動設定条件が同一の
場合では、通常板ばねS1に適応すべく、前記作業中心
Yに対し対称位置にセットされ、一方駆動設定条件に差
異が設定された場合には、別種板ばねS2に適応すべ
く、作業中心Yに対し高低差や対向距離差を含めて非対
称位置にセットされる。但し図11では前記通常板ばね
1を対象として、各機構C,D,E,Gそして両捕捉具5
8が、対称状態に設定保持された形態を図示する。そし
て前記通常および別種の何れの板ばねS1,S2の場合に
おいても、長さや反り度合が設定変更されれば、これに
適応して前記作業開始位置および作業終了位置が変更調
整される。
【0039】(クランプ操作手段について)また前記応力
発生機Pの作業空間部a内において、前記本実施例のク
ランプ固定装置をセット位置に不動化固持するための位
置決め装置Iが、また前記双方のクランプ具18を操作
をするためのクランプ操作装置Jが実施されることにな
り、これらの装置I,Jは、何れも図11に略示される
ように応力発生機Pの両外側、すなわち前記本体F両側
の縦杆部f2において左右一組単位として同一に構成さ
れて対称に配備されている。
【0040】(位置決め装置について)先ず前記双方の位
置決め装置Iでは、本実施例のクランプ固定装置の基台
Aの両端部をチャッキングする形態のもので、共に同期
作動されるように設定されており、便宜上該装置Iの一
方を図13を参照して記述する。該装置Iは、前記プレ
ス本体Fの当該縦杆部f2のベース61上に横設され
て、作動シリンダ62の往復動に従い内外方向(図示左
右方向)へ進退移動される移動体63と、この移動体6
3の前端(図示内端)下部に開閉自在に装着されたチャッ
ク具66と、前記移動体63上に装設されて操作シリン
ダ64の往復動に従い前記チャック具66を開閉するた
めの開閉操作部材65等を備えている。そしてクランプ
固定装置の搬入後において、前記各シリンダ62,64
の順次往作動により、前記チャック具66が基台Aの各
端部を挟持して基枠台(B)上にセット保持し得るように
なっている。
【0041】なお前記装置Iにあって、夫々のシリンダ
62,64については、ともに油圧往復動型式を例と
し、そして作動前常態において復動端で休止状態とされ
ていることにより、チャック具66がチャック前の拡開
状態のまま後退位置で待機されている。ちなみに各側の
チャック具66は、一対をなすレバー状のチャック片6
7で構成されており、前記開閉操作部材65の操作に従
い、拡開状態と、狭閉状態(チャック状態)とに切換えら
れる。
【0042】(クランプ操作装置について)前記双方のク
ランプ操作装置Jでは、前述のクランプ固定装置におけ
る双方のクランプ具18に対する位置決め操作並びに前
進操作をなすもので、その全体の概要については、板ば
ねのサイズ等に適応するクランプ具18の待機位置を調
整するための位置調整機構部J1と、クランプ具18を
所定の待機位置から板ばねのクランプ位置まで前進させ
た後復帰される押動操作機構部J2と、クランプ具18
を待機位置でロックしてクランプ位置で解放し得るロッ
ク機構部J3等から構成されて、共に同期作動されるよ
うに設定されている。この装置Jにおける前述の各機構
部について、図14〜図16を参照して説明する
【0043】(位置調整機構部について)位置調整機構部
1では、前記プレス本体Pの当該縦杆部f2に設置され
た枠体71上の駆動モータ(正逆回転型式のサーボモー
タを例とする)72と、枠体71内に水平に軸受支持さ
れてモータ72の駆動軸73に対し伝達手段74を介し
連繋され横回転ねじ軸75と、このねじ軸75に連繋さ
れると共に2本の平行案内支杆76に嵌挿支持された移
動調整体77等を備えている。そして、前記モータ72
の駆動に対する横回転ねじ軸75の定位置回転(正逆回
転を含む)に従い、移動調整体77が、ねじ軸75の内
外(図示左右)所定範囲に亘って水平変位され、前記モー
タ72の停止時にはねじ軸75上の所定位置に固定化さ
れる。
【0044】従ってこの機構部J1においては、前記移
動調整体77が、本実施例のクランプ固定装置でクラン
プ固定される板ばねの各種サイズに適応し得る夫々所要
の待機位置に保持し得、これに伴ない他の機構部J2,J
3における押動開始位置やクランプ具のクランプ位置が
位置決め設定される。なお前記移動調整体77は、横回
転ねじ軸75の外端部では休止位置とされる。
【0045】(押動操作機構部について)これに対して前
記押動操作機構部J2では、前記機構部J1の移動調整体
77の中央部外側に横設されて油圧往復動型式の押動シ
リンダ78と、移動調整体77の前方(図示では内方)に
おいて前記2本の案内支杆76に嵌挿支持されると共
に、押動シリンダ78のロッド79側に連結された往復
可動体80等を備えている。そして、前述の位置調整機
構部J1で設定された待機位置において、前記押動シリ
ンダ78が往復動されることに従い、往復可動体80が
案内支杆76に沿って所定の待機位置からクランプ位置
に亘り、往復変位されるようになっている。なお前記案
内支杆76は、前記プレス本体Fの当該縦杆部f2の下
端から基枠台Bに亘って水平に架設されており、前記移
動調整体77と往復可動体80とを共通に支持してい
る。
【0046】(ロック機構部について)そして前記ロック
機構部J3では、前記機構部J2の往復可動体80の両外
側中央部に縦設された操作シリンダ81と、往復可動体
80の上端両側に傾動自在に配置されて当該操作シリン
ダ81のロッド82に連節されたレバー形態の一対の保
持板83と、各側の保持板83の上端部に横向きに設置
されたロックシリンダ84等を備えている。そして前記
位置調整機構部J1で設定された待機位置において、双
方の操作シリンダ81の往復動に従い、保持板83が前
記クランプ具18に対するロック位置(起立位置)と、解
放位置(傾倒位置)とに切換え保持される。また各保持板
83のロック位置において、前記双方のロックシリンダ
84の往復動に従い、ロッド85先端のロックピン86
が、クランプ具18の両側の係合板23に対する係合位
置(突出位置)と、離脱位置(没入位置)とに切換え操作さ
れる。
【0047】但し前記保持板83は、何れの待機位置に
あっても作動前常態では、クランプ固定装置の搬入時に
基台Aと干渉されない解放位置に保持されている。一方
前記ロックシリンダ84およびピン86は、前述の位置
決め装置Iにおけるチャック具66と干渉されない範囲
内を変動されるようになっており、作動前常態では、当
該ロックシリンダ84の復動端休止状態に従って、ロッ
クピン86が前述の離脱位置(没入位置)に保持されてい
る。
【0048】なお前述した双方のクランプ操作装置Jで
は、本実施例のクランプ固定装置における双方のクラン
プ具18の待機位置について、各種サイズの板ばねの両
端部に近い外側位置に設定してロック保持し得るので、
双方のクランプ具18を移動させるための前記押動操作
機構部J2の押動シリンダ78を小型のものとし得る。
また両クランプ具18の待機位置からクランプ位置に亘
る移動量を必要最小にしてその変位動作の即応性(迅速
化)を図ることができる。
【0049】(実施例の作用)前述した本実施例のクラン
プ固定装置は、前述の応力発生部における毎回の本作動
の開始に先立ち、次のように取扱われて逆反り板ばねの
クランプ固定の実施に供し得る。すなわち前記応力発生
機P全体が、位置決め設定された所定の作業開始位置に
待機保持されているもとで、工程部の入口側に1台ずつ
待機保持される本例クランプ固定装置では、適宜搬入機
器(図示しない)により、前記作業空間部a内に搬入され
て基枠台Bの上面に水平に載置される。なおこの時点に
おいては、基台A両側のクランプ具18は、対象とされ
る一次板ばねのサイズに適応する所定の待機位置の外側
部位に静止保持されているとする。
【0050】そして前記クランプ固定装置の載置以後に
おいて、両側の位置決め装置Iが互いに同期的に作動制
御されることになり、双方の作動シリンダ62並びに操
作シリンダ64の順次往作動に従い、移動体63と共に
移動された拡開状態のチャック具66が、基台Aの各端
部に対する前進端において、開閉操作部材65の操作に
より挟閉されて当該端部を強固にチャック固定すること
によりクランプ固定装置は、前記基枠台B上の所定位置
に不動化保持される。
【0051】また前述した位置決め装置Iの作動タイミ
ングに合わせて、プレス本体F両側のクランプ操作装置
Jが互いに同期的に作動制御されることになり、双方の
位置調整機構部J1の駆動モータ72が一次板ばねのサ
イズに適応する設定条件で駆動されたことに従い、押動
操作機構部J2およびロック機構部J3の全体が位置決め
調整されて所定位置(前記クランプ具18に対する待機
位置)に固定化される。そしてこのもとで双方のロック
機構部J3の操作シリンダ81が共に往作動保持される
ことに従い、解放位置(傾倒位置)の保持板83がロック
位置に起立固支される。このタイミングに合わせて双方
の保持板83のロックシリンダ84が同期的に往作動さ
れたことに従い、ロックピン86が共にロック位置に突
出されて前記当該クランプ具18両側の係合板23に係
合したまま各クランプ具18を待機位置にロック保持し
た後、装置J全体が暫時静止される。
【0052】前述したようにクランプ固定装置にかかる
必要準備操作等がなされた以後において、応力発生部の
入口側に移送待機されている一次板ばねが、適宜搬入装
置(図示せず)より、前記応力発生機P内に搬入されて基
台A上に第1受け具11を基準にして上向き弓形状態の
まま載置される。そしてこの直後において、前記応力発
生機Pによる逆反り作業の本作動が開始されることにな
る。
【0053】すなわち応力発生機Pでは、前記通常の一
次板ばねにかかる逆反り作業の場合を例にして、図11
のように各機構C,D,E,Gが対称状態の作業開始位置
にセット保持されたもとで、先ず押圧機構Cの押圧シリ
ンダ32が往動制御されることにより、そのロッド33
および昇降加圧杆34の下降に従い、パッド37が前記
板ばねの中心部を加圧して前記クランプ固定装置におけ
る第1受け具11との間で該ばねを適正姿勢のまま不動
化固持する。
【0054】これに次いで、双方の昇降加圧機構Eの加
圧シリンダ51が同期的に往動制御されることにより、
そのロッド52の下降に従って双方の捕捉加圧機構Gの
全体が、当該側のリンク59,60で案内されながら、
同期的に同圧を以って下降される。この下降過程におい
て、双方の捕捉具58が、前記板ばねの両端部(対称部
位)を捕捉して、そのまま加圧することになり、所定の
下降端位置において逆反り作業が終了される。
【0055】この結果、板ばねは前記パッド37および
両側の捕捉具58により、上から3点支持されたまま所
要の反り度合を有する逆反り状態に変形されてそのまま
加圧保持される。これに対して本実施例のクランプ固定
装置では、前述の逆反り板ばねを基台A中央の第1受け
具11と、基台A両側の第2受け具13との3者が下か
ら受けたままとなる。但し、前記双方の捕捉具58は外
側に、一方双方の第2受け具13は内側に夫々位置され
ている。
【0056】そして前述のように、板ばねが逆反り状態
のまま保持されているもとで、前記両側のクランプ操作
装置Jが押動操作を開始する。すなわち双方の操作装置
Jでは、前述したようにロック機構部J3の作動により
前記クランプ固定装置の両クランプ具18が、所定の待
機位置にロック保持されている。このもとで、押動操作
機構部J2の押動シリンダ78が往動制御されることに
より、往復可動体80が案内支杆76に沿って内側へ前
進され、これに追従して前記ロック機構部J3がクラン
プ具18を所定位置まで前進させる。
【0057】これによりクランプ固定装置では、双方の
両クランプ具18が、ロック機構部J3でロック保持さ
れたまま押出されるように基台A両側の移動路5に沿っ
て互いに内向きに前進され、そして夫々の係合部22
を、前記応力発生機Pで加圧保持されている逆反り板ば
ねの各端部に係合し得る所定のクランプ位置に移行され
て、そのまま待機される。但し、この時点においてクラ
ンプ位置の両クランプ18は、その係合部22の係合点
を板ばねの各端部の上面に接触した程度の状態で起立さ
れている。
【0058】しかる後に、前記双方のクランプ装置Jが
復動制御されることになり、先ずロック機構部J3のロ
ックシリンダ84に次いで操作シリンダ81が順次復動
されることにより、ロックピン86が当該クランプ具1
8に対するロック解放位置に後退復帰され、そしてロッ
クシリンダ84を含む保持板83の全体が元の傾倒位置
に復帰保持される。これに続いて押動操作機構部J2
押動シリンダ78が復動されることにより、前記ロック
機構部J3を含む往復可動体80の全体がロッド79の
後退と共に案内杆76に沿って復帰され、操作装置Jの
全体が元のクランプ解放状態のまま待機位置に保持され
る。
【0059】そしてこれにタイミングを合せて前記応力
発生機Pが復帰制御されることになり、双方の昇降加圧
機構Eの加圧シリンダ51の復動に従い、ロッド52の
上昇と共に両側の捕捉加圧機構Gの全体が当該側のリン
ク59,60で案内されながら復帰される一方、押圧機
構Cの押圧シリンダ32の復動に従い、ロッド33およ
び昇降加圧杆34の上昇と共にパッド37が復帰され、
応力発生機P全体が元の作業開始位置に待機保持され
る。
【0060】前述のように、応力発生機Pが復帰された
以後において、本実施例のクランプ固定装置では、双方
のクランプ具18が板ばねの復元力に対して当該側のロ
ック手段24により、所定のクランプ位置にロックされ
ることによって、板ばねを固持する。すなわち、双方の
クランプ具18については、前述したクランプ位置にお
ける逆反り板ばねの当接状態にある段階では、互いに対
向起立状態にあることから、基台A両側のロック支杆2
5に対する各クランプ具18の係合連杆27が、図10
(a)に略示されるように対向位置の係止爪歯26に対し
て前後方向(図示左右方向)への移動の多少のずれを含め
て未係合状態にあった。
【0061】この状態において、前記逆反り板ばねが前
述の応力発生機Pの復動に伴い、両側の捕捉加圧機構G
の加圧力から解放されるや否や、自己の復元力で弓形状
態に復帰しようとしてその両端を双方のクランプ具18
の係合部22に圧接することになる。これに対して双方
のクランプ具18は、板ばねの復元力、つまり弾性的反
力を受けたまま、互いに上向き外側への傾倒方向へ僅か
ながらも変化される。この変化時点において、前記係合
連杆27が当該のクランプ具18の変化に追従して上向
き外側へ僅かに変位されて、図10(b)に示す如く、そ
の係合縁28をロック支杆25における対向位置の係止
爪歯26の谷に喰込み状に係合することになる。この結
果、夫々のクランプ具18は、依然として逆反り板ばね
の反力を受けようとも、前記ロック支杆25と係合連杆
27との係合位置を板ばねクランプ位置として的確に、
かつ長く安定して保持されて、逆反り板ばねを両端係合
クランプしたままロックされ得るものである。
【0062】なお前述したクランプ具のロック状態等に
ついて観ると、板ばねのサイズに対応して双方のクラン
プ具18の待機位置とクランプ位置とが異なる何れも場
合にあっても、ロック支杆25に対する係合連杆27の
変位量(ずれ)は、図10(a),(b)から理解できるよう
に、最大においても1個の係止爪歯26の長さ分に過ぎ
ない。従って双方のクランプ具18は、各種サイズの逆
反り板ばねのクランプ位置にあって、該ばねの反力によ
り傾倒変化されようともその変位量は、ロック支杆25
の係止爪歯26の谷と、係合連杆27の係合縁28の尖
端との間の差となり、実質的には微変位と看做し得る程
度の僅小値であり、また逆反り板ばねの復元変位量につ
いては、ストレスピーニング加工に必要とされる所要の
応力および、逆反り度合を何ら損なわない微小範囲に抑
制されるものである。
【0063】従って本実施例のクランプ固定装置によれ
ば、前述のように双方のクランプ具18をロック手段2
4により板ばねクランプ位置に強固にロック固定し得る
ことにより、各種サイズの逆反り板ばねを両端係合クラ
ンプ形態で適正にロックすることができる。そして前記
応力発生機Pの作業空間部aからの搬出並びに移送過程
そして次期ショットピーニング工程部内での加工作業中
においても、クランプした逆反り板ばねに弛み(戻り)等
を招来することなく、的確にクランプ維持し得るもので
ある。
【0064】なお前記クランプ固定装置の搬出にあたっ
ては、前記応力発生機Pの両側の位置決め装置Iが同期
的に復動制御され、双方の操作シリンダ64並びに作動
シリンダ62の順次復動に従ってチャック具66が拡開
されて基台Aを解放すると共に、元の待機位置に復帰さ
れる。しかる後に適宜搬出機器(図示せず)により、作業
空間部a外の移送ライン上に載置され、以後は逆反り板
ばねを固持したまま前記ショットピーニング工程部へ移
送される。そしてこの一方において、次のクランプ固定
装置が、前述と同様に応力発生機Pの基枠台B上に搬入
載置されて両側の位置決め装置Iで不動化保持される。
【0065】また本実施例のクランプ固定装置では、前
述したように基台A両側のクランプ具18により、逆反
り板ばねを両端係合クランプ形態で強固にロック保持し
得ることに加えて、夫々の係合部22が板ばねの両端の
最小上面を係合するものであるから、板ばねに対するス
トレスピーニング加工面域については、前記係合部22
で覆蓋された最小上面部を除いた上面の略全域を有効面
とし得るので、ショットピーニング工程部においては、
板ばねの上面の略全域に亘って有効なストレスピーニン
グ加工を施すことができ、この結果板ばねの全長に亘り
残留応力を発生させてばね自体の内部応力はもとより、
特に実施状態における荷重に対する疲労寿命が高められ
た良質な板ばね製品とすることができる。
【0066】しかもクランプ固定装置では、基台A両側
のクランプ具18がロック手段24によって板ばねのク
ランプ位置にロック固定されるものであるから、例えば
前記応力発生機Pとクランプ操作装置Jとの互いの作動
制御タイミングが前述と別態様に変更された場合にあっ
ても、逆反り板ばねを適正にクランプしてロック保持し
得る。また基台A上の第1および第2受け具11,13
の高さ変更並びに第1受け具11を基準とした第2受け
具13の位置変更、更には双方のクランプ具18の待機
位置およびクランプ位置の変更設定等に基づいて、前記
図21(a),(b)の通常および別種の各板ばねの各種サ
イズのものにおいて、図22(a),(b),(c)のように逆
反りの度合、応力の小さい場合から大きい場合を含めて
適正にクランプしてロック固定することができる。
【0067】ちなみに前記応力発生部内のシステム機器
である応力発生機Pとクランプ操作装置Jとの互いの作
動制御の別態様例として、本実施例のクランプ固定装
置が、基枠台B上において位置決め装置Iで不動化保持
されて一次板ばねを載置セットした後に、応力発生機P
が本作動を開始して板ばねを逆反り状態に変形したまま
暫時加圧保持する。次いで双方のクランプ操作装置J
が同期的に作動制御されて双方のクランプ具18に対す
る待機位置でのロック操作およびクランプ位置への前進
操作を行なう。前記応力発生機Pが待機位置へ復帰制
御されて逆反りばねを離隔解放する一方、前記両操作装
置Jが復帰制御されて前記クランプ具18に対するロッ
ク解放操作および待機位置への復帰操作を行なう。この
作動順例にあっては、双方のクランプ具18は、前述の
ロック解放時において逆反り板ばねの反力を受けようと
も、ロック手段24により当該のクランプ位置にロック
固定される。
【0068】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の板ばね用の
クランプ固定装置によれば、板ばねの製造ラインにおい
て一次変形加工された以後にストレスピーニング加工を
施すために先立ち、応力付与変形された板ばねを両端係
合クランプ形態で保持するものであり、双方のクランプ
具が当該板ばねの両端を上面から係合したクランプ位置
でロック固定されることにより、変形後の板ばねの復元
力を常に受けようとも、その復元力の作用方向への変動
を微小範囲に止めて実質的にクランプ位置にロックされ
たまま不動化保持される。これにより前記変形後の板ば
ねについて、復元方向の弛み(戻り)をなくし、前記スト
レスピーニング加工時に必要として付与された設定応
力、反り度合を長く適正に維持したままショットピーニ
ング工程部へ搬入することができる。
【0069】そして本発明のクランプ固定装置によりク
ランプされた板ばねのピーニング加工面は、前記双方の
クランプ具の係合部が係合した最小面部を除いた略全面
域とし得るので、前記ショットピーニング工程部内にお
いて、板ばねがその上面の略全面域に亘り有効なストレ
スピーニング加工を施されて、強度、特性、特に荷重に
対する疲労寿命の向上された良質な製品板ばねとされ
る。
【0070】しかも本発明のクランプ固定装置では、基
台上における第1および第2受け具を、各高さ位置に異
なる他種のものに選択変更し得ると共に、第1受け具を
基準として、双方の第2受け具の位置そして双方のクラ
ンプ具のクランプ位置について選択変位し得ることによ
り、前述した通常および別種の板ばねに属する長さや反
り度合の異なる何れのものについても、前述した両端係
合クランプ形態で的確にロック固定することができ、汎
用性の高い装置として好適に実施することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るクランプ固定装置の正面
図である。
【図2】実施例に係るクランプ固定装置の平面図であ
る。
【図3】実施例に係るクランプ固定装置の側面図であ
る。
【図4】図1のIV−IV線に基づく側断面図である。
【図5】図1のV−V線に基づく側断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に基づく側断面図である。
【図7】図1のVII−VII線に基づく側断面図であ
る。
【図8】第2受け具の斜視図である。
【図9】クランプ具の斜視図である。
【図10】ロック手段の係合前と係合時を略示する説明
図である。
【図11】応力発生部のシステム全体を略示する正面図
である。
【図12】応力発生部のシステムにおける逆反り変形用
の応力発生機の主要機構部を略示する正面図である。
【図13】位置決め装置の一方を示す正面図である。
【図14】クランプ操作装置の一方を示す正面図であ
る。
【図15】クランプ操作装置の一方を示す平断面図であ
る。
【図16】クランプ操作装置の一方を示す側面図であ
る。
【図17】板ばねの逆反りクランプ作業を動作段階的に
略示する説明図である。
【図18】従来の固定保持手段を略示する正面図であ
る。
【図19】図18に示す固定保持手段によるクランプ状
況を略示する説明図である。
【図20】従来の他の固定保持手段を略示する正面図で
ある。
【図21】各種の一次板ばねを略示する説明図である。
【図22】板ばねの逆反り状態(反弓形度合)を通常板ば
ねの場合を例にして大別的に略示する説明図である。
【符号の説明】
A 基台 11 第1受け具 18 クランプ具 24 ロック手段 P 応力発生機 I 位置決め装置 J クランプ操作装置

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板ばねの応力発生部における応力発生機
    内の所定位置に適宜の位置決め手段で一旦不動化保持さ
    れて対象の一次板ばねが載置セットされると共に、前記
    応力発生機の作業により反弓形方向へ変形された板ばね
    を、両端係合クランプ形態でロック固定する固定装置で
    あって、前記応力発生機の作業部内に水平状に定置され
    る横長レール枠形の基台と、この基台の中央部に上向き
    に突設された第1受け具と、前記基台における第1受け
    具を挟んで左右両側に起立状態のまま対向状に配置さ
    れ、該基台の左右両側の所定範囲に亘り水平状に進退移
    動自在に設定された一対のクランプ具と、該双方のクラ
    ンプ具を前記反弓形方向に変形された板ばねの両端に対
    する所要のクランプ位置にロックし得るロック手段とを
    備え、前記双方のクランプ具について、前記一次板ばね
    の変形前では前記基台の各外端側の待機位置に保持さ
    れ、該板ばねの変形後には外部の適宜クランプ操作手段
    の操作により、前記第1受け具に接近する側に前進され
    て、前記変形後の板ばねの両端を係合したクランプ位置
    に前記ロック手段でロックされるよう構成したことを特
    徴とする板ばね用のクランプ固定装置。
  2. 【請求項2】 前記基台に突設した第1受け具と対応の
    クランプ具との間の所要位置に、第2受け具を起立状態
    で夫々配置した請求項1記載の板ばね用のクランプ固定
    装置。
  3. 【請求項3】 前記基台は、互いに平行一対をなす横長
    の外枠板と、この両外枠板の内側に平行に横設された一
    対をなす横長の内枠板とを互いに連結すると共に、内外
    の両枠板間に前記双方のクランプ具用の移動路を形成し
    ており、そして前記両内枠板間の中央には前記第1受け
    具用の設置台部を形成し、この設置台部を基準にして両
    内枠板間の左右両側の所定範囲において、前記第2受け
    具用の複数の設置凹部を所定間隔で形成していることを
    特徴とする請求項2記載の板ばね用のクランプ固定装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1受け具は、その上面に前記板ば
    ねの中央下面と当接し得る受け面を形成した略台形とさ
    れており、そして受け面の高さ位置が、板ばねのサイズ
    や変形条件等に適応して異なるものを含めて前記基台の
    設置台部上に着脱交換自在に固定されていることを特徴
    とする請求項1記載の板ばね用のクランプ固定装置。
  5. 【請求項5】 前記双方の第2受け具は、前記基台の設
    置凹部に嵌合される嵌合突部の上方に、前記板ばねの両
    端部下面を幅方向に線接触状態で当接し得る受け杆を横
    向きに連結しており、そして受け杆の高さ位置が、板ば
    ねのサイズや変形条件等に適応して異なるものを含めて
    基台の各設置凹部に対し着脱交換自在に固定化保持され
    ていることを特徴とする請求項2記載の板ばね用のクラ
    ンプ固定装置。
  6. 【請求項6】 前記双方のクランプ具は、前記基台の両
    側の移動路内に移動自在に縦挿されて一対のクランプ板
    を、前記両内枠板の上面と下面に位置される夫々の規制
    杆で連結し、両内枠板の上方より突出された両クランプ
    板の同一上部に、前記変形後の板ばねの各端部を上面か
    ら係合する内向き鈎形の係合部を形成しており、そして
    板ばねのサイズや変形条件等に適応して設定された前記
    所定の待機位置に起立状態で保持され、前記適宜クラン
    プ操作手段の操作により前進されて前記係合部が当該板
    ばねの端部に加圧係合した前記クランプ位置に変移され
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の板ばね用のクランプ固定装置。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段は、前記基台内の両内枠
    板の下縁に沿って水平に横設された略鋸刃杆状のロック
    支杆と、前記各クランプ具の両クランプ板間の前側下端
    に連結されてロック支杆より下方に位置された係合連杆
    とを備え、前記ロック支杆にはクランプ具の移動範囲に
    対応する長手方向の所定範囲に亘り複数個の鋸刃状の係
    止爪歯が連続形成される一方、前記係合連杆にはロック
    支杆の各係止爪歯と係合可能とされた断面鋭角形の係合
    縁が形成されており、そして前記双方のクランプ具が、
    前記変形後の板ばねのクランプ状態において該ばねの弾
    性的反力により外方へ押圧された際には、前記係合連杆
    が前記ロック支杆に係合して双方のクランプ具を所定の
    クランプ位置にロック固定し得るように構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の板ばね用のクランプ固
    定装置。
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