JP2995385B2 - 情報機器装置 - Google Patents

情報機器装置

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JP2995385B2
JP2995385B2 JP4457995A JP4457995A JP2995385B2 JP 2995385 B2 JP2995385 B2 JP 2995385B2 JP 4457995 A JP4457995 A JP 4457995A JP 4457995 A JP4457995 A JP 4457995A JP 2995385 B2 JP2995385 B2 JP 2995385B2
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handy terminal
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修 今川
俊隆 福嶋
茂孝 翁
知子 藤井
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レストランなどで使用
される無線オーダリングシステムに関するものであり、
詳しくは商品情報等を複数のハンディターミナルへ同時
に伝達する通信方式に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レストランにおける従来の注文データの
流れについて説明すれば、従来のハンディターミナル
は、予めメニューデータがRAM上に登録されており、
客の注文によりハンディターミナルに設けられたキーを
操作してメニューを画面上に呼び出し、更にキー操作す
ることにより、注文数がハンディターミナルにデータと
して取り込まれるように構成されているものが一般的で
あり、無線電波を利用したハンディターミナルでは、注
文のデータがハンディターミナルから転送ステーション
に送られ、該転送ステーションから通信回線を経由して
コントローラに送られる。
【0003】一方、コントローラからは、「品切れ情
報」、「ウエイトレスの呼び出し」、「システム上の障
害情報」、「店舗運営上の情報」等がハンディターミナ
ルに対する情報として電送する必要があるが、これらの
データは以下の方法により伝達される。すなわち、 (1)客からオーダーをとる前に、最初にハンディター
ミナルのキーが押された時にハンディターミナルからコ
ントローラに必要情報を問い合わせる。 (2)ハンディターミナルが定期的に電波を出し(以下
「発呼」と言う)、転送ステーションに情報の確認を定
期的に問い合わせる。
【0004】これと類似したシステムとして受信専用の
ページャーがある。これは特定の周波数においてデータ
ー送信を行う親局(転送ステーションに相当する)が有
り、子局(ハンディターミナルに相当する)は前記親局
が発する電波を受けて、伝言などを表示するようにした
ものである。
【0005】しかしながら、無線電波を使用した機器
は、混信、妨害電波などが発生しないように電波法によ
り、その装置の仕様が厳しく制限されている。レストラ
ンで使用しているハンディターミナルも同様である。た
とえば、電波法施行規則第6条に規定される特定小電力
無線局のうち、「400MHz帯データー伝送用無線設
備」に該当する。前述したページャーや、あるいは携帯
電話などは無線設備として周波数、回路構成、変調方
式、出力電力などが指定されており、ページャー機能と
注文用ハンディターミナルの両方の機能を同時に持つこ
とは許されていない。また複数の装置を一つの匡体に入
れて外見上1個のハンディターミナルを作てもコスト的
に採算がとれない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の無線オーダ
リングシステムでは以下のような問題があった。 (1)客の注文を取り終え、データ転送等の無線通信が
開始されてからコントローラからの情報が確認される。
この場合、コントローラからの情報等がある場合、伝達
されないか、伝達時間が遅れる等の課題がある。 (2)コントローラの情報を素早く全てのハンディター
ミナルに伝達しようとすると、ハンディターミナルから
の発呼の時間間隔を短くしなくてはならないが、この場
合、電波が絶え間なく飛んでいる状況になり、ハンディ
ターミナルからの情報がかえって伝わりにくくなる。ま
た発呼回数が増すに従って、このために使用する電力が
大きくなり、電池寿命が短くなる課題がある。
【0007】一方、上記(1)、(2)の課題に鑑み、
特定のハンディターミナルを呼び出したいという使い方
についても対応できないか、あるいは消費電力の関係か
ら実用的ではない。この様に、コントローラとハンディ
ターミナルとのデーターの処理は完全に満足できている
ものはなかった。
【0008】本発明の目的は、コントローラからデータ
ーを必要とする全てのハンディターミナルに短時間でデ
ータ伝達することであり、また、特定ハンディターミナ
ルから他の特定ハンディターミナルへの呼び出しなどを
可能とすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、これらの課
題を解決するため、各ハンディターミナルは定期的に一
定間隔の時間で転送ステーションの通信を傍受するよう
にしたもので、前記転送ステーションからのデータ中に
は、各システムごとに設定された固有のシステムID、
データー識別のためのデーターID、データーの発信
元、宛先などが書き込まれている。例えば、コントロー
ラからは品切れ情報等が転送ステーションへ送られ、前
記転送ステーションによる発呼、もしくはハンディター
ミナルによる発呼のいずれかにより通信が開始される
(「呼が接続される」と言う)と、一定時間+品切れ情
報などがその通信データーとして転送ステーションから
ハンディターミナルに連続的なデータブロックとして送
られる。
【0010】一方通信をしていない全てのハンディター
ミナルは、定期的に通信を傍受しており、傍受する時間
間隔を転送ステーションとハンディターミナルとの通信
している時間より短くすることにより、全てのハンディ
ターミナルに同様の情報が伝達されるようにしたもので
ある。
【0011】
【作用】ハンディターミナルの傍受間隔を例えば10秒
とすると、転送ステーションと特定のハンディターミナ
ル間で通信が成立した後、10秒以上(たとえば11
秒)の通信が行われた場合、全てのハンディターミナル
が前記通信を傍受して同様のデーターを受信できること
になる。
【0012】また特定ハンディターミナルから他の特定
ハンディターミナルへの情報伝達などは、ハンディター
ミナルから一度転送ステーションへメッセージ内容を転
送し、転送ステーションがその内容を無線電波で送信す
ると、他の全てのハンディターミナルが前記送信内容を
傍受することにより、特定のハンディターミナルから特
定のハンディターミナルへのデータの伝達が可能とな
る。
【0013】
【実施例】
(実施例1)本発明の第1の実施例を各図面に基づいて
説明する。1台のコントローラと1台の転送ステーショ
ン2および複数のプリンタ3とは通信ケーブルによって
接続されており、また、前記転送ステーション2と複数
のハンディターミナル4とは無線による通信手段でデー
タ通信を行っている。
【0014】前記全てのハンディターミナル4は特定に
キー操作により電源をONすることが出来、1度電源を
ONにしたハンディターミナルは、システム設定された
間隔T2で自動的に転送ステーション2に発呼信号を発
すると共に、前記発呼したハンディターミナル4に対し
て前記転送ステーション2から特に応答が無い時、前記
ハンディターミナル4は一定の時間T1を空けて前記転
送ステーション2に対する傍受状態となって、他のハン
ディターミナルと転送ステーションとの通信状況を傍受
する。この時、傍受する信号が転送ステーション2から
発信されていない場合、再度一定の時間T1を空けて再
び傍受状態となり、これをT2の設定時間分繰り返す。
T2の設定時間が切れると、前記ハンディターミナル4
は再び自動発呼を行い、転送ステーション2からの受信
情報の確認を行う。この時、前記転送ステーション2か
らの受信情報があれば、前記ハンディターミナル4はそ
の受信が終了するまで転送ステーション2とコンタクト
を行い、受信状態が解除された時、設定されたT2の時
間間隔で前記傍受動作を繰り返す。
【0015】例えば、キッチンで品切れが発生した場
合、「商品の品切れ情報」はプリンタ3に付属する図示
しないキーによって入力され、データが入力されたプリ
ンタ3はその後、前記入力データを通信回線を介してコ
ントローラ1に送る。コントローラ1はプリンタ3から
受信した「商品の品切れ情報」データを転送ステーショ
ン2に送る。図6に示すように、該転送ステーションに
は複数の全てのハンディターミナル4に同一のデータを
送るための同報データテーブル7を有している。
【0016】一方、前記全てのハンディターミナル4は
図4に示す発呼間隔T2で転送ステーションとの通信開
始の要求を行っており、前記転送ステーション2は「商
品の品切れ情報」を含んだデータブロックをT1+x時
間だけ送信し続ける。この時、発呼した前記ハンディタ
ーミナル4は、前記転送ステーション2からの情報を受
信することができるが、これと同時に、傍受状態にある
他の複数の発呼していないハンディターミナルも同じ情
報を受信する事ができる。
【0017】(実施例2)実施例1と同様の構成を有す
るオーダリングシステムにおいて、例えばプリンタ3に
紙切れ等が発生した場合、前記プリンタ3は前記紙切れ
情報をコントローラ1に送信する。プリンタからこの紙
切れ情報を受けたコントローラ1は、この紙切れ情報を
転送ステーション2に送る。一方、前記転送ステーショ
ン2には各々のハンディターミナル4に個別のデータを
送る個別データテーブル8を持っており、前記転送ステ
ーション2は前記データに対してハンディターミナル4
を特定するため、例えば全てのハンディターミナル4の
IDを指定してデータの送信を行う。
【0018】この時、全てのハンディターミナル4は間
隔T2で発呼しているので、平均「T2/ハンディター
ミナルの台数」で転送ステーション2との通信開始の要
求を行う。ハンディターミナル4から情報送信の要求を
受けた転送ステーション2は、必要な情報のみをデータ
ブロックとして「T1+x時間」だけ前記ハンディター
ミナル4に送信し続ける。
【0019】このように、発呼したハンディターミナル
4は、当然情報を受信することができると同時に、発呼
していない他の複数のハンディターミナル4もT1間隔
で転送ステーションの情報を傍受しており、前記発呼し
たハンディターミナルと同じ情報を同時に受信する事が
できる。
【0020】(実施例3)実施例1と同様の構成を有す
るオーダリングシステムにおいて、ハンディターミナル
4から他のハンディターミナル4へのデータ転送の例に
ついて説明すれば、転送元のハンディターミナル4は転
送先のハンディターミナルのIDをデータと共に転送ス
テーション2に送る。転送元ハンディターミナル4から
情報送信の要求を受けた転送ステーション2は、前記転
送元ハンディターミナルからの受信データをデータブロ
ックとして「T1+x時間」情報を送信し続ける。この
結果、傍受状態にある前記転送先ハンディターミナル4
は、前記転送元ハンディターミナルの情報を受信するこ
とができる。
【0021】(実施例4)次に、コントローラ1に無線
機を具備した転送ステーションを持たない場合の実施例
を説明する。この実施例では、1台のコントローラ1と
複数台のプリンタ3とが有線で接続され、前記コントロ
ーラ1と複数のハンディターミナル4とは無線通信手段
によって接続されている。
【0022】本実施例においても、前記コントローラ1
に無線機をのせ転送ステーションの機能を加えれば、上
述した全ての実施例と同様の動作を行うことが可能であ
り、この結果、前記中継機と位置づけられる転送ステー
ションは必ずしも必要でないことは明らかである。
【0023】(実施例5)次に、大規模レストラン等で
本システムを使用場合、複数の転送ステーションが必要
となる場合があるが、本実施例では、1台のコントロー
ラに対し、複数台の転送ステーションと複数台のプリン
タが有線で接続され、ハンディターミナルが無線通信手
段で接続されている例を説明する。
【0024】本実施例では、1台の転送ステーションの
無線出力が同時にカバーするエリア部分が考えられる
が、前記転送ステーションのデータ送信要求D1が同時
に発生した場合、受信あるいは送信チャネルを変更する
か、それぞれの送受信間隔をずらす等、各転送ステーシ
ョン間のコミュニケーションを行うことによって上記実
施例と同様のシステムがより広いエリアで構成すること
ができる。
【0025】
【発明の効果】本発明は、上述したように、従来のデー
タ通信方式に比べ、一度の通信で同時に短時間で複数の
ハンディターミナルに情報の伝達ができ、各ハンディタ
ーミナル間のデータ通信が可能となるばかりでなく、発
呼時間と傍受時間を管理することによって、極めて少な
い消費電力を実現することができる等の種々の効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線オーダリングシステムの模式的説明図
【図2】本発明の無線オーダリングシステムの模式的説
明図
【図3】本発明の無線オーダリングシステムの模式的説
明図
【図4】本発明のデータの流れを示す説明図
【図5】本発明のデータの流れを示す説明図
【図6】本発明のブロック図
【図7】本発明のハンディターミナルの動作を示すフロ
ーチャート
【図8】本発明の転送ステーションの動作を示すフロー
チャート
【符号の説明】
1 コントローラ 2 転送ステーション 3 プリンタ 4 ハンディターミナル 5 転送ステーションのCPU 6 転送ステーションのRAM 7 転送ステーションRAM内の同報データテーブル 8 転送ステーションRAM内の個別データテーブル 9 転送ステーションの無線機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 知子 東京都江東区亀戸6丁目31番1号 セイ コー電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−359397(JP,A) 特開 平1−306963(JP,A) 特開 平2−27474(JP,A) 特開 平1−173262(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G07G 1/12 G07G 1/14 G06F 15/21

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 システム全体を管理するコントローラー
    と、前記コントローラーに通信ケーブルで接続されたプ
    リンタおよび無線装置を具備した転送ステーションと、
    前記転送ステーションと無線通信によって接続される複
    数のハンディターミナルを有し、 前記ハンディーターミナルは、前記転送ステーションに
    対して間隔T2でデータ有無の問合せを行うための発呼
    信号を発し、前記発呼信号に対して前記転送ステーショ
    ンから応答がない場合、前記T2より短い時間T1を空
    けて前記転送ステーションに対して傍受状態を取り、さ
    らに前記転送ステーションから応答がない場合再度時間
    T1を空けて傍受状態を前記T2の設定時間繰り返し、
    前記T2の設定時間が切れた場合再び発呼信号を発する
    情報器装置。
  2. 【請求項2】 前記転送ステーションが、前記複数のハ
    ンディーターミナルに同一のデータを送るための同胞デ
    ータテーブルと前記複数のハンディーターミナル毎に異
    なるデータを送るための個別データテーブルを有し、 前記ハンディーターミナルが傍受可能な一定時間、連続
    的にデータを無線送信し続ける請求項1記載の情報器装
    置。
  3. 【請求項3】 前記転送ステーションから一定時間デー
    タが送信されている場合、前記複数のハンディーターミ
    ナルは同時に前記転送ステーションからの送信データを
    受信する請求項1記載の情報器装置。
  4. 【請求項4】 無線装置を具備したコントローラと、前
    記コントローラに通信ケーブルで接続された少なくとも
    1台以上のプリンタと、前記コントローラと無線通信回
    線によって接続される複数のハンディーターミナルとを
    有し、 前記ハンディーターミナルは、前記転送ステーションに
    対して間隔T2でデータ有無の問合せを行うための発呼
    信号を発し、前記発呼信号に対して前記転送ステーショ
    ンから応答がない場合、前記T2より短い時間T1を空
    けて前記転送ステーションに対して傍受状態を取り、さ
    らに前記転送ステーションから応答がない場合再度時間
    T1を空けて傍受状態を前記T2の設定時間繰り返し、
    前記T2の設定時間が切れた場合再び発呼信号を発する
    情報器装置。
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JPH06105457B2 (ja) * 1987-12-28 1994-12-21 東京電気株式会社 注文管理システム
JPH01306963A (ja) * 1988-06-06 1989-12-11 Nitsuko Corp オーダリングシステム
JP2558817B2 (ja) * 1988-07-15 1996-11-27 株式会社テック 無線注文管理システム
JP3139051B2 (ja) * 1991-06-05 2001-02-26 日本電気株式会社 オーダリングシステムバックアップ方式

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