JP2995304B2 - レシチン―ステロール複合体及びその製造方法 - Google Patents

レシチン―ステロール複合体及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レシチン−ステロール複合体に関する。
従来技術とその課題 大豆、卵黄等から得られるレシチンは、一分子中に親
水基と親油基とを有する両親媒性の界面活性剤で、医薬
品、化粧品、食品、飼料、塗料、農薬等の広い分野で乳
化剤として使用されている。該レシチンは、天然の界面
活性剤としても貴重な素材である。
しかしながら、レシチンは、乳化力が一般の合成乳化
剤より劣るために単独で乳化剤として用いられることは
希で、通常各種合成乳化剤と併用されて用いられる。そ
のためにレシチンの本来有する特性、例えば化粧品や食
品に使用した場合皮膚や舌での感触の違和感を緩和する
等の特性が損なわれてしまう。また、レシチンは初期水
和性に乏しく、水中で分散し難く、充分に分散させたと
しても、粒度のばらつきが大きいために沈殿が生じ易
い。更に、レシチンには好まれざる特有の味及び臭いが
あり、使用量に限度がある。
そこで、上記欠点を改善するために種々の手段が尽く
されている。
例えば、レシチンを高純度精製する方法〔J.Am.Oil C
hem.Soc.,58,886(1981)〕、レシチンを酵素又は酸を
用いて部分的に加水分解反応させてリゾレシチンにする
方法(オランダ国特許願第6809971号、英国特許第12158
68号)等が行われている。しかし、前者の場合、味及び
臭いが若干改善されるものの乳化力や分散力は改善され
ず、しかも著しくコスト高となる欠点があり、また後者
の場合、乳化力及び分散力は改善されるが血中に投与す
ると溶血作用を示し、食品に添加すると味が悪化する等
して適用できない分野が出て来る。
また、酵素反応を利用してレシチンの一部をホスファ
チジルグリセロールにする研究も進められているが、医
薬品、食品等の分野へ利用するには安全性の面で多くの
問題がある。
課題を解決するための手段 本発明の目的は、化学反応や酵素反応を利用せず、レ
シチンをステロールとの複合体とすることにより乳化力
及び分散力の改善されたレシチン−ステロール複合体を
提供すること及びその製造法を提供することにある。
即ち本発明は、レシチンとステロールとが有機溶媒中
に均一に溶解している有機溶媒溶液から有機溶媒を除去
してレシチンとステロールを同時に析出せしめて得られ
たレシチン−ステロール複合体に係るものである。
本発明者の研究によれば、レシチンとステロールとを
有機溶媒に均一に溶解させておき、そこから有機溶媒の
みを除去してレシチンとステロールとを同時に析出せし
めると、レシチン分子が親水基、または親油基を同方向
に規則的に配列した状態でステロール分子との複合体を
形成することが見出された。該複合体は、乳化力に著し
く優れ、単独で乳化剤として使用できる。また水分散性
に優れ、水に加えた時初期水和性がよく長期に亘り分散
状態を良好に保持できる。しかも該複合体は、レシチン
特有の味及び臭いが減少し、各種用途での利用価値及び
範囲が増大する。
上記本発明レシチン−ステロール複合体の顕著な効果
は、単にレシチンとステロールとを混合しただけでは得
られない。殊に、レシチンとステロールとは、前者がO/
W型エマルジョンを作り、後者がW/O型エマルジョンを作
るという相反する性質を有するために単に混合するだけ
では共用はできない。上記効果は、レシチン分子を親水
基は親水基同士、また親油基は親油基同士となるように
同方向に規則的に配列させた状態でステロールとの複合
体として始めて得られるものである。
斯かる複合体は、レシチンとステロールとが均一に溶
解した有機溶媒溶液から、両者を同時に析出させること
により得られる。レシチンとステロールを同時に析出さ
せるには、例えば上記有機溶媒溶液を噴霧乾燥して有機
溶媒を除去したり、また上記有機溶媒溶液を管状加熱器
に一定速度で供給し、該加熱器内で加熱して有機溶媒を
蒸発させて実質的に固形分と有機溶媒の蒸気との混合物
とし、この混合物を高速で真空室に導入し、瞬間的に有
機溶媒を揮散させたりすることにより行うことができ
る。しかし、上記有機溶媒溶液を再結晶法や再沈殿法に
供したのではレシチンとステロールが順々に析出して目
的の複合体を得ることはできない。
本発明において使用されるレシチンとしては、例え
ば、大豆レシチン、卵黄レシチン等の天然レシチン、こ
れらレシチンの水素添加物等を例示することができる。
本発明において使用されるステロールとしては、例え
ばコレステロール、シトステロール、エルゴステロー
ル、コレステロールアセテート、ジヒドロコレステロー
ル、フィトステロール、スチグマステロール、カンペス
テロール等のステロール誘導体を例示することができ
る。ステロールの配合比としては、レシチンに対して0.
5〜80重量%程度、より好ましくは5〜60重量%程度と
するのがよい。
上記したレシチン及びステロールを溶解させる有機溶
媒としては、レシチンとステロールの両者を同時に溶解
し得るものであれば特に制限されない。具体的には、例
えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン
等の炭化水素類、塩化メチレン、クロロホルム等のハロ
ゲン炭化水素類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水
素類、メタノール、エタノール等の低級アルコール類、
酢酸メチル、酢酸エチル等のエステル類等を挙げること
ができる。有機溶媒は単独で或いは2種以上を併用して
使用できる。有機溶媒の使用量は特に制限されず、脂質
の有機溶媒への溶解度に応じて広い範囲から適宜選択す
ればよいが、工業的規模への適用性等を考慮すると、通
常使用する脂質量の1〜100重量倍程度、好ましくは5
〜50重量倍程度とするのがよい。
本発明レシチン−ステロール複合体は、例えば次のよ
うに製造され得る。
まず、レシチンとステロールとを上記有機溶媒に溶解
せしめる。一般には該成分物質は比較的容易に有機溶媒
に溶解し得るが、加温、撹拌等の手段を用いれば更に効
率がよい。
得られた溶液を二流体型、ディスク型等の噴霧乾燥装
置、好ましくは溶媒回収型のものを用いて噴霧乾燥する
ことにより目的とするレシチン−ステロール複合体を粉
末、油、半固形の状態で得ることができる。一般には粉
末状に得られる均一系混合物が膨潤速度の面から好まし
く、その粒子系はなるべく小さい方が望ましい。
また、本発明レシチン−ステロール複合体は、第1図
に示すフローシートに従って製造することもできる。
まず、レシチンとステロールとの有機溶媒溶液を調製
する。例えば、原液タンク(1)にレシチン及びステロ
ールを有機溶媒と共に投入して均一に溶解すればよい。
溶解時に、必要に応じて加熱してもよい。
次いで、原液タンク(1)中の溶液は、必要に応じ予
熱器(図示せず)で予熱された後、加熱管(2)に一定
速度で供給される。供給方法は特に制限されないが、例
えば、ポンプ等を使用して一定速度で供給すればよい。
供給速度は、後記する加熱された蒸気と固形分の混合物
の流速や加熱管(2)の径に応じて広い範囲から適宜選
択できるが、通常1〜100/h程度、より好ましくは5
〜50/h程度とすればよい。加熱管(2)は、図示しな
いが、例えばスチームによる加熱、温水加熱、電熱加熱
等により外部から加熱できるようにされている。加熱温
度は、使用する有機溶媒の沸点よりも高い温度であれば
特に制限されないが、通常該有機溶媒の沸点よりも5〜
100℃程度、より好ましくは5〜50℃程度高くすればよ
い。
加熱により、加熱管(2)内に供給される溶液中の有
機溶媒は加熱されて蒸発し、従って該溶液は加熱された
蒸気とレシチン及びステロール(以下「固形分」とい
う)との混合物になる。この時固形分には、有機溶媒が
僅かに残存している。
次いで、加熱された蒸気と固形分の混合物は、加熱管
(2)の出口から減圧状態の真空室(3)へ導入され
る。導入により、固形分中に残存している僅かな有機溶
媒は瞬間的に蒸発し、固形分中には、有機溶媒が実質的
に残存しなくなる。
真空室(3)の真空度は、通常300mmHg以下程度、好
ましくは5〜300mmHg程度、より好ましくは5〜100mmHg
程度とするのがよい。これにより、加熱された蒸気と固
形分との混合物は、通常音速の1/10以上程度、好ましく
は100m/sec以上、より好ましくは音速以上程度の速度で
真空室(3)内へ導入される。真空度が300mmHgより低
くなると、加熱管(2)内部が詰まったり、得られる粉
末中の有機溶媒の残存量が多くなるか或いは粉末の粒径
が大きくなって、その水和性が低下したり、原料ロスが
多くなったりする。真空室(3)を真空状態とするため
の真空ポンプ(7)は、例えば、凝縮器(4)を介して
真空室(3)に接続すればよい。
上記のようにして瞬間真空乾燥された固形分は、例え
ば真空室(3)下部の容器(6)に回収される。このよ
うにして、本発明レシチン−ステロール複合体を粉末状
に得ることができる。該粉末の粒径は、通常100〜2000
μm程度であり、これを粉砕機にかけて更に粒度の小さ
いものにすることもできる。一方、揮散した有機溶媒の
蒸気は凝縮器(4)中で液化されて回収タンク(5)に
貯蔵され、回収される。
本発明では、第1図に示すような、溶液を瞬間真空乾
燥させる装置として、例えば商品名「クラックス」(ホ
ソカワミクロン(株)製)等の市販されている瞬間真空
乾燥システムを使用できる。この装置によれば、成分が
加熱される時間が30秒〜2分程度と非常に短いため、熱
に不安定なレシチンを用いても差支えない。
本発明レシチン−ステロール複合体は、特に従来レシ
チンが使用される分野、例えば医薬品、化粧品、食品、
その他飼料、塗料、農薬等の一般工業等の分野において
レシチンの代替物として良好に使用され得る。
また、本発明複合体は、レシチンに比し、著しく乳化
力及び分散力に優れ、臭味及び臭いが少ないために、従
来レシチンを使用するときのように合成乳化剤と併用す
ることなく使用され得るし、使用量の上限も著しく広げ
得る。
実 施 例 以下実施例及び比較例を示し、本発明の特徴とすると
ころをより一層明確なものとする。
実施例1 ホスファチジルコリン30%、ホスファチジルエタノー
ルアミン25%及びホスファチジルイソシトール20%を含
有するツル−レシチン工業(株)製の水添大豆レシチン
4eとコレステロール1gとをクロロホルム100mlに溶解さ
せた後、噴霧乾燥装置(東京理化機械(株)製、スプレ
ードライヤーSD−1型)で噴霧乾燥した。噴霧空気圧力
は1.5kg/cm2、送液速度は5g/分、チャンバー入口温度は
65℃、出口温度は40℃とした。このようにして得られた
本発明レシチン−コレステロール複合体は、均質な白色
粉末であり、複合体中のレシチン含量をリン定量により
測定した結果80%、またコレステロール含量を「イアト
ロリポTC」(ヤトロン社製コレステロール測定キット)
により測定したところ20%であった。
得られた複合体のHLB値(親水性−親油性均衡値、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノステアレートを対称と
して測定した)が11なのに対して用いたレシチンが12で
あり、複合体形成により親油性界面活性剤化しているこ
とが判った。
また、得られた複合体を赤外スペクトル及びNMRスペ
クトルで分析したところレシチンとコレステロールとを
単に混合したものと差がなく、レシチンとコレステロー
ルとも化学反応していないことが認められた。
次に、得られた複合体0.3gを水10mlに加え、ボルテク
スミキサーにて振盪して1.3ミクロンから2.7ミクロンの
範囲で2.0ミクロンに中心を持って正規分布した粒度分
布のレシチン−コレステロール複合体の分散液を得た。
この分散液の分散状態は、長期に亘り、安定に保持さ
れ、50℃30日間の静置安定性テストでも沈殿物は生じな
かった。
比較例1 実施例1に用いたのと同じ水添大豆レシチン0.24gを
水10mlに加え、ボルテクスミキサーにて振盪し、得られ
た分散液を放置すると、室温では1.5日間、50℃では0.5
日間で沈殿が生じ、レシチンが遊離してきた。
また、上記水添大豆レシチン0.24gとコレステロール
0.06gを水10mlに加え、ボルテクスミキサーにて振盪
し、得られた分散液を放置すると、すぐにコレステロー
ルの沈殿が生じた。
実施例2 実施例1に用いたのと同じ水添大豆レシチン600gとコ
レステロール257gとをクロロホルム8.57に溶解し、第
1図に示す瞬間真空乾燥装置「CRUX 8B型」〔ホソカワ
ミクロン(株)、以下「クラックスシステム」という〕
を用いて、本発明のレシチンとコレステロールとの複合
体を製造した。
上記溶液をクラックスシステムの原液タンク(1)に
投入し、送液量:12/gで加熱管(2)へ供給した。こ
の時、加熱管(2)の外部に設けられた熱交換器の温度
70℃、及び加熱管(2)出口に接続された真空室(3)
の真空度を60〜70mmHgに設定した。加熱管(2)内で形
成されたクロロホルム蒸気とレシチン及びコレステロー
ルとの混合物は、音速の1/10以上の速度で真空室(3)
へ流出した。溶液を加熱管(2)へ供給し始めてから40
分後、白色粉末の本発明レシチン−コレステロール複合
体950gを得た(原料回収率95%)。
この白色粉末0.3gを水10mlに加え、日音医理科機器製
作所製「ヒスコトロン器」にて撹拌してレシチン−コレ
ステロール複合体の分散液を得た。この分散液を同様に
して撹拌して得たレシチン0.24g/10ml水、レシチン0.24
g+コレステロール0.06g/10ml水、及びコレステロール
0.06g/10ml水分散液と性質比較した結果を第1表に示
す。第1表から本発明レシチン−コレステロール複合体
が非常に安定な分散液を作ることは明らかである。
また、上記で得られた白色粉末0.4gに流動パラフィン
3gと水7mlを加え、ボルテクスミキサーにて振盪して乳
化液を得た。この乳化液をレシチン0.24g、レシチン0.2
4g+コレステロール0.06gを同様にして振盪して得られ
た乳化液と比較して、本発明レシチン−コレステロール
複合体の乳化能をテストした。その結果を第2表に示
す。第2表からレシチン−コレステロール複合体の乳化
能が格段に優れていることは明らかである。
実施例3 実施例2で得られたレシチン−コレステロース複合体
を用いて下記組成の化粧クリームを作成した。
レシチン−コレステロース複合体 3.00 ビタミンEアセテート 0.10 ステアリルグリチルリチン酸 0.05 スクアラン 5.00 コラーゲン水溶液 2.00 グリセリン 10.00 メチルパラベン 0.20 プロピルパラベン 0.10 カーボポール 0.50 水 79.05 (単位:重量部) 得られた化粧クリームは、本発明複合体の代わりにレ
シチンを用いた一般的な化粧クリームに比して感触が滑
らかで、特に皮膚へののび及び保湿感に優れたものであ
った。
また、得られた化粧クリームは、50℃で3ケ月間放置
後も、その性状や感触に全く変化が認められなかった。
一方、上記一般的な化粧クリームは、50℃で3ケ月間放
置後には性状及び感触に劣化が見られ、しかも臭気がし
た。
実施例4 実施例2で得られたレシチン−コレステロース複合体
を用いて下記組成の化粧ローションを作成した。
レシチン−コレステロース複合体 2.00 ヒアルロン酸ナトリウム 0.20 1−3ブチレングリコール 5.00 メチルパラベン 0.20 水 92.60 (単位:重量部) 得られた化粧ローションは、本発明複合体の代わりに
レシチンを用いた一般的な化粧ローションに比して皮膚
へののび及びしっとり感に優れたものであった。
また、得られた化粧ローションは、50℃で3ケ月間放
置後も、その粘性、性状及び使用感に全く変化が認めら
れなかった。一方、上記一般的な化粧ローションは、50
℃で3ケ月間放置後には使用できない状態となった。
実施例5 実施例2において、水添大豆レシチン及びコレステロ
ールの代わりに食用レシチン(ツル−レシチン工業
(株)製“SLPホワイト”)及びフィトステロールを用
いる以外は同様にしてレシチン−フィトステロール複合
体を得た。
得られたレシチン−フィトステロール複合体を用いて
下記組成のマーガリンを作成した。
食用油脂 60.00 脱脂粉乳 1.00 水 10.50 食塩 1.50 モノグリセリド 1.50 レシチン−フィトステロール複合体 1.50 デヒドロ酢酸ソーダ 7.00 BHA 7.00 β−カロチン(30%懸濁液) 1.50 アンナトエキス(30%懸濁液) 7.00 ビタミンA(30万I.U./g) 1.50 (単位:重量部) 得られたマーガリンは、風味及び保存性とも良好で、
レシチンを用いた一般的なマーガリンのようなレシチン
臭がほとんどしなかった。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の一例を示すフローシートであ
る。 (1)……原液タンク (2)……加熱管 (3)……真空室 (4)……凝集器 (5)……溶剤回収タンク (6)……粉体回収容器 (7)……真空ポンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−11515(JP,A) 特開 昭63−117265(JP,A) 特開 昭59−222410(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07F 9/10 A61K 7/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レシチンとステロールとを有機溶媒中均一
    に溶解させた有機溶媒溶液を管状加熱器内に一定速度で
    供給し、該加熱器内で加熱して有機溶媒を蒸発させて実
    質的に固形分と有機溶媒の蒸気との混合物とし、この混
    合物を高速で300mmHg以下の真空室に導入し、瞬間的に
    有機溶媒を揮散させて固形分を乾燥させて得られるレシ
    チン−ステロール複合体を有効成分として含有すること
    を特徴とする化粧料。
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