JP2994800B2 - 表面実装型発光ダイオード及びその製造方法 - Google Patents
表面実装型発光ダイオード及びその製造方法Info
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Description
ード(LED)チップがマウントされる表面実装型の発
光ダイオード素子及びその製造方法の改良に関する。
ム上にLEDチップをマウント,ボンディングした後、
エポキシ樹脂等で封止して形成される。例えば図6は従
来の表面実装型LEDの平面図を示しており、モールド
樹脂11内にLEDチップ(不図示)が封入され、モー
ルド樹脂11からリードフレームの端子12が突出され
ている。図に示したLEDは2種類のLEDチップを封
入したものであって、2対のリード端子12a,12b
が突出されている。なお図7はこの2対のLEDチップ
が封入されたLEDの回路図である。
EDの開発が進められている。これに伴って、図6に示
した2種類のLEDチップを収納するパッケージに替え
て青,緑,赤の3種類のLEDチップを1つのパッケー
ジに収納するLEDの開発が注目されている。
数個のLEDチップを1つのパッケージに収納させた表
面実装型LEDを提供することにある。また、この発明
の別の目的は、3原色のLEDチップを1つのパッケー
ジに収納させ、フルカラー発光させることのできる表面
実装型LEDを提供することにある。また、この発明の
更に別の目的は、上記の表面実装型LEDを1枚の基板
に高密度に形成可能な表面実装型LEDの製造方法を提
供することにある。
光ダイオードは、複数個の発光ダイオードチップをマウ
ントするチップ搭置部を有するとともに、このチップ搭
置部の4隅にスルーホール形状でそれぞれが電気的に独
立した電極部を有し、チップ搭置部に搭置されたLED
チップの電極を前記4隅の電極部の何れかに接続したこ
とを特徴とする。
ドの製造方法は、複数個の発光ダイオードチップをマウ
ントするチップ搭置部がマトリックス状に配置されると
共に、単一で周囲の4個のチップ搭置部から構成される
表面実装型発光ダイオードのスルーホールとなる電極部
が形成された基板を用いて、 それぞれのチップ搭置部に
複数個の発光ダイオードチップを搭置し、 複数個の発光
ダイオードチップの電極を、その複数個の発光ダイオー
ドチップが搭置されたチップ搭置部の周囲の前記スルー
ホールとなる4個の電極部の何れかに接続した後に、 前
記スルーホールとなる電極部を4分割するようにチップ
搭置部毎に切断することを特徴とする。
れぞれが電気的に独立した電極部が設けられており、例
えばチップ搭置部に3個のLEDチップを搭置した場
合、4つの電極部のうち一つを共通電極、他の3つを個
別の電極として3個のLEDチップの接続が可能であ
る。また、この3個のLEDチップを青、緑、赤の3原
色のLEDチップとすればフルカラー発光させることが
できる。このLEDチップの搭置部には任意形状のレン
ズ部が形成され、LEDチップの光が集光される。ま
た、チップ搭置部の4隅にそれぞれが電気的に独立した
スルーホール電極部を設けたことにより、1枚の基板上
に高密度にLEDを形成する事が出来る。また、このよ
うなスルーホール電極部の配置により、1枚の基板にn
×mの素子を形成する場合に必要なスルーホール電極部
の数は、(n+1)×(m+1)個となり、他の配線構
造に比べると非常に少なくなる。例えば、スルーホール
電極部を4辺の中央部に配置する構造と比較すると、同
構造では必要なスルーホール電極部の数が(n+1)×
m+n×(m+1)個となる。つまり、n、m共に大き
な数となれば、この発明の配置構造では上記4辺中央部
配置構造に比べて約1/2のスルーホール電極部個数で
済む。さらに、この発明では、それぞれが電気的に独立
したスルーホール電極部を4隅に形成することで、単一
素子当たりの基板面積が小さくなり、素子を小型化出来
る。また、この発明の配置構造では、それぞれが電気的
に独立したスルーホールが4隅に形成されるため、実装
時の固定強度が強くなる。また、この発明の表面実装型
発光ダイオードの製造方法においては、単一で周囲の4
個のチップ搭置部から構成される表面実装型発光ダイオ
ードのスルーホールとなる電極部が形成された基板を用
いて、それぞれのチップ搭置部に複数個の発光ダイオー
ドチップを搭置した後、スルーホールとなる電極部を4
分割するようにチップ搭置部毎に切断するので、上記と
同様に、スルーホールとなる電極部の数が低減できその
形成が容易になり、素子の高密度形成や小型化が可能と
なる。
施例である表面実装型LEDの平面図,側面図,底面図
であり、図2および図3はそれぞれ他の実施例のLED
を示した図である。また図4はこれらのLEDに使用さ
れる基板の平面図、図5は同LEDの回路図である。
チップ載置部2がマトリックス状に配置されている。チ
ップ載置部2の直径はほぼ 3.5〜7.5mm に形成されてお
り、チップ載置部2の表面には図1および図2,図3に
示したように電極3a,3b,3c,3dが形成されて
いる。電極3a〜3dはそれぞれ、共通電極3a、赤電
極3b、青電極3c、黄緑電極3dであり、共通電極3
a上にLEDチップ4b、4c、4dがマウントされ
る。LEDチップ4bは赤色LED、LEDチップ4c
は青色LED、LEDチップ4dは黄緑色LEDであ
る。なお、青色LED4cが2個マウントされているの
は、青色のLEDの輝度が低いためである。
が形成されている。このスルーホール5の部分にはメッ
キ処理によって電極6a,6b,6c,6dが形成され
ている。電極6aには共通電極3a、電極6bには赤電
極3b、電極6cには青電極3c、電極6dには黄緑電
極3dがそれぞれ接続されている。電極6a〜6dはL
EDを表面実装したときに実装基板上に電気的に接続さ
れる。図5はその接続の回路図を示している。このよう
に、3原色のLEDチップをマウントしたので、フルカ
ラー発光させることができる。LEDチップがマウント
されたチップ載置部2の上面にはトランスファーモール
ド成形等の処理によって凸レンズ状、平面状、凹レンズ
状等の形状に樹脂がモールドされる。図1,図2,図3
はそれぞれモールド樹脂を凸レンズ状(図1の7)、平
面状(図2の8)、凹レンズ状(図3の9)に形成した
ものである。
述したようなLEDチップのマウント,樹脂モールド等
の処理を行った後、マトリックス状の基板を各LEDご
とに切断する。その状態を示した図が図1〜図3であ
る。
め実装密度が良くなるうえ、それぞれが電気的に独立し
た電極部がチップ搭置部の4隅に形成されたスルーホー
ルに設けられており、従来のようなリードが側方に突出
する構成に比して実装密度をさらに向上させることがで
きる。また、電極部がチップ搭置部の4隅にそれぞれ電
気的に独立して形成されていることにより、(1)1枚
の基板上にLEDを高密度に形成出来る(2)素子自体
の小型化を図ることが出来る(3)1枚の基板上のスル
ーホール電極数を少なく出来る(4)実装時の固定強度
が強くなる、という効果がある。また、電極部をチップ
搭置部の4隅に形成されたそれぞれが電気的に独立した
スルーホールにより構成したことによって、半田リフロ
ー時のセルフアライメント効果が高く、位置精度が向上
する利点がある。さらに、チップ搭置部に3原色のLE
Dチップを搭置することによってフルカラー発光させる
ことができる。また、この発明の表面実装型発光ダイオ
ードの製造方法は、単一で周囲の4個のチップ搭置部か
ら構成される表面実装型発光ダイオードのスルーホール
となる電極部が形成された基板を用いて、それぞれのチ
ップ搭置部に複数個の発光ダイオードチップを搭置した
後、スルーホールとなる電極部を4分割するようにチッ
プ搭置部毎に切断するので、上記と同様に、複数個の発
光ダイオードチップから構成される表面実装型発光ダイ
オードにおいて、スルーホールとなる電極部の数が低減
できその形成が容易になり、素子の高密度形成や小型化
が可能となる。
図,底面図
したLEDの回路図
LEDの回路図
Claims (3)
- 【請求項1】 複数個の発光ダイオードチップをマウン
トするチップ搭置部を有するとともに、このチップ搭置
部の4隅にスルーホール形状でそれぞれが電気的に独立
した電極部を有し、チップ搭置部に搭置されたLEDチ
ップの電極を前記4隅の電極部の何れかに接続してなる
表面実装型発光ダイオード。 - 【請求項2】 前記複数の発光ダイオードチップは、3
原色の発光ダイオードチップからなり、 前記4隅の電極部の一つが共通電極、残りの3つの電極
のそれぞれ3原色の発光ダイオードチップの個別電極と
なるように接続してなる請求項1に記載の表面実装型発
光ダイオード。 - 【請求項3】 複数個の発光ダイオードチップをマウン
トするチップ搭置部がマトリックス状に配置されると共
に、単一で周囲の4個のチップ搭置部から構成される表
面実装型発光ダイオードのスルーホールとなる電極部が
形成された基板を用いて、 それぞれのチップ搭置部に複数個の発光ダイオードチッ
プを搭置し、 複数個の発光ダイオードチップの電極を、その複数個の
発光ダイオードチップが搭置されたチップ搭置部の周囲
の前記スルーホールとなる4個の電極部の何れかに接続
した後に、 前記スルーホールとなる電極部を4分割するようにチッ
プ搭置部毎に切断する表面実装型発光ダイオードの製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3165676A JP2994800B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 表面実装型発光ダイオード及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3165676A JP2994800B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 表面実装型発光ダイオード及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0513818A JPH0513818A (ja) | 1993-01-22 |
JP2994800B2 true JP2994800B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=15816921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3165676A Expired - Lifetime JP2994800B2 (ja) | 1991-07-05 | 1991-07-05 | 表面実装型発光ダイオード及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (8)
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Family Cites Families (3)
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JPS60262476A (ja) * | 1984-06-08 | 1985-12-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 発光素子 |
JPH0258356U (ja) * | 1988-10-21 | 1990-04-26 | ||
JPH0710504Y2 (ja) * | 1989-03-10 | 1995-03-08 | 三洋電機株式会社 | 多色発光led装置 |
-
1991
- 1991-07-05 JP JP3165676A patent/JP2994800B2/ja not_active Expired - Lifetime
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