JP5038755B2 - 発光装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光色の異なる複数種のLEDチップ(発光ダイオードチップ)を利用した発光装置に関するものである。
従来から、LED照明器具などに用いる白色光源として、発光色の異なる複数種のLEDチップ(例えば、赤色LEDチップ、緑色LEDチップ、青色LEDチップ)と、これら複数種のLEDチップを一表面側に実装した実装基板と、実装基板の上記一表面側において各LEDチップを封止した透光性封止樹脂(例えば、エポキシ樹脂など)からなる封止部とを備え、封止部中にガラスビーズなどの光拡散材(光分散部材)を含有させてなる発光装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−280617号公報
ところで、上記特許文献1に開示された発光装置では、各LEDチップそれぞれからの放射光が封止部中の光拡散材により反射され混色されるので、色むらの発生を抑制することができる。
しかしながら、上記特許文献1に開示された発光装置のように透光性封止樹脂中に光拡散材を含有させたものでは、光拡散材に起因した光損失が生じてしまう。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、従来のような光拡散材を用いることなく各LEDチップそれぞれから放射された放射光の拡散範囲を広げることができる発光装置を提供することにある。
請求項1の発明は、発光色の異なる複数種のLEDチップと、前記複数種のLEDチップが一表面側に実装された矩形板状の実装基板と、前記実装基板の前記一表面側において前記複数種のLEDチップを覆う形で配置されたドーム状もしくは半球状のレンズ部とを備え、前記レンズ部は、前記レンズ部の光出射面側において前記レンズ部の外周方向に凹凸が繰り返され前記各LEDチップの光取り出し面に平行な面内で前記各LEDチップそれぞれからの放射光の進行方向を屈折により変え前記各LEDチップからの放射光の拡散範囲を広げる凹凸構造部が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記レンズ部は、前記レンズ部の光出射面側において前記レンズ部の外周方向に凹凸が繰り返され前記各LEDチップの光取り出し面に平行な面内で前記各LEDチップそれぞれからの放射光の進行方向を屈折により変え前記各LEDチップからの放射光の拡散範囲を広げる凹凸構造部が形成されているので、前記各LEDチップの光取り出し面に平行な面内で前記各LEDチップそれぞれからの放射光の進行方向を屈折により変えて拡散範囲を広げることができ、従来のような光拡散材を用いることなく前記各LEDチップそれぞれからの放射光の拡散範囲を広げることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記レンズ部は、少なくとも前記各LEDチップそれぞれの放射光強度が均等となる球状領域が重複しない周部に前記凹凸構造部が形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、少なくとも、前記レンズ部において前記各LEDチップからの放射光が混色されにくい周部で前記各LEDチップそれぞれからの放射光の拡散範囲を広げることができる。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記レンズ部は、前記レンズ部の外周縁部から頂部に向かって走るV溝を前記外周方向に並設することにより前記凹凸構造部が形成されてなり、前記各LEDチップの光取り出し面に平行な断面において当該V溝の深さ寸法が幅寸法の2分の1よりも小さいことを特徴とする。
この発明によれば、前記各LEDチップそれぞれからの放射光が前記凹凸構造部と空気との界面で全反射されるのを抑制することができ、当該界面での全反射による光損失の発生を抑制することができる。
請求項1の発明では、従来のような光拡散材を用いることなく各LEDチップそれぞれからの放射光の拡散範囲を広げることができるという効果がある。
以下、本実施形態では、図1および図2に示すように発光色の異なる複数種のLEDチップ21,22,23を用いた発光装置20を光源として用いたLED照明器具について図3〜図10に基づいて説明する。
本実施形態のLED照明器具は、シーリングライトであり、天井材のような造営材100に取り付けられる円盤状の器具本体10を備えている。器具本体10は、図3〜図5に示すように、造営材100側とは反対側の一面(図4の下面)に円形状に開口した凹所11が形成され、さらに凹所11の内底面に、複数個(本実施形態では、8個)の発光装置20および円板状のプリント配線板からなる回路基板30を収納する収納凹所12が形成されている。ここにおいて、回路基板30は、各発光装置20それぞれの一部が挿通される複数(本実施形態では、8つ)の円形状の窓孔33が形成されており、器具本体10に対して各発光装置20と同じ側に配置されている。なお、器具本体10は、例えば、Al、Cuなどの熱伝導率の高い金属材料により形成されているが、金属材料以外の材料により形成してもよい。
器具本体10の他面(図4の上面)の中央部には造営材100に形成された円形状の取付孔101に挿入される円柱状の埋込部13が突設されており、器具本体10は、回路基板30への給電用の電線96,96を収納凹所12内へ導入するための電線挿通孔14が、埋込部13の先端面と収納凹所12の内底面の中央部との間の部位に貫設されている。要するに、器具本体10は、収納凹所12の底部に電線挿通孔14が貫設されている。なお、各電線96,96における回路基板30に接続される一端側とは反対の他端側には、別置の電源ユニット(図示せず)の出力用の第1のコネクタに着脱自在に接続される第2のコネクタ97が設けられている。
また、上述の器具本体10には、当該器具本体10を造営材100に取り付けるための複数(本実施形態では、2つ)の取付ねじ18それぞれを上記一面側から挿通する複数(本実施形態では、2つ)のねじ挿通孔15が凹所11の内底面と器具本体10の上記他面との間の部位に貫設されている。したがって、天井材などの造営材100に取付ねじ18を用いて器具本体10を取り付けることができる。
発光装置20は、図1に示すように、発光色が赤色のLEDチップ(赤色LEDチップ)21と、発光色が緑色のLEDチップ(緑色LEDチップ)22と、発光色が青色のLEDチップ(青色LEDチップ)23と、これら発光色の異なる複数種のLEDチップ21〜23が一表面側に実装された1つの矩形板状の実装基板24と、実装基板24の上記一表面側において当該複数種のLEDチップ21〜23を覆う形で配置されたドーム状のレンズ部26と、当該レンズ部26の内側において各LEDチップ21〜23および各LEDチップ21〜23に電気的に接続されたボンディングワイヤ(図示せず)を封止した透光性封止樹脂(例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂など)からなる半球状の封止部25とを備えており、各LEDチップ21〜23へ順方向電流を流すことにより、赤色光と緑色光と青色光との混色光として白色光を得ることができる。なお、実装基板24には、各LEDチップ21〜23への給電用の導体パターン(図示せず)が形成されている。
上述の各発光装置20は、シリカやアルミナなどのフィラーからなる充填材を含有して熱伝導性が高く且つ加熱時に低粘度化するBステージ状態の樹脂シート(例えば、溶融シリカを高充填したエポキシ樹脂シートのような有機グリーンシート)29を器具本体10の収納凹所12の内底面との間に介在させた後で当該樹脂シートを加熱してCステージ状態まで硬化させることにより器具本体10に固着されている。したがって、発光装置20と器具本体10との間にサーコン(登録商標)のようなゴムシート状の放熱シートなどを挟む場合や発光装置20と器具本体10とを単に接触させているだけの場合に比べて、各LEDチップ21〜23から器具本体10までの熱抵抗を低減することができて放熱性が向上し、各LEDチップ21〜23のジャンクション温度の温度上昇を抑制できるから、入力電力を大きくでき、光出力の高出力化を図れる。
一方、回路基板30は、各発光装置20それぞれに対応する部位に上述の窓孔33が形成されており、窓孔33の周部が実装基板24の上記一表面側における周部に重なる形で器具本体10の収納凹所12の内底面から離間して配置される。なお、窓孔33の開口サイズは、半球状の封止部25の外径よりも大きく且つ後述の配光レンズ部41の一部を挿入可能となるように設定してある。
また、本実施形態のLED照明器具は、回路基板30の一表面側(図3(b)の下面側)に配置され各発光装置20それぞれから放射された光の配光を制御する配光レンズ部41を発光装置20ごとに有するレンズブロック40と、器具本体10の上記一面側において収納凹所12の周部および各取付ねじ18を覆う形で器具本体10に取着される枠状の化粧カバー50を備えている。
ここで、化粧カバー50は、図3、図4、図7および図8に示すように、弾性を有する合成樹脂(例えば、PBT、ABSなど)を用いて形成されており、器具本体10に形成された複数の係合孔16それぞれに係合する複数の係止突起52が器具本体10との対向面から突設されている。すなわち、化粧カバー50は、各係止突起52それぞれを器具本体10の各係合孔16それぞれに挿入して各係合孔16の周部に係合させることにより器具本体10に取着される。ここにおいて、レンズブロック40は、化粧カバー50の円形状の開口窓51を通して露出するようになっている。したがって、器具本体10を取付ねじ18を用いて造営材100に取り付けた後で、器具本体10に化粧カバー50を取り付ければ、器具本体10の上記一面側から取付ねじ18が見えなくなるので、見栄えを良くすることができる。
なお、上述の化粧カバー50は合成樹脂の成形品により構成されているが、化粧カバー50を金属により形成すれば、化粧カバー50が合成樹脂により形成されている場合に比べて、各発光装置20で発生した熱をより効果的に放熱させることができる。ここで、化粧カバー50を金属により形成する場合には、例えば、板ばねを利用して器具本体10に取り付けるような構造を採用することで器具本体10に対して着脱自在としてもよいし、器具本体10にねじ込んで取り付けるような構造を採用して器具本体10に対して着脱自在としてもよい。
レンズブロック40は、図3、図4および図6に示すように、回路基板30の上記一表面側において回路基板30から離間して配置される前板部40aと、前板部40aの周縁から器具本体10の収納凹所11の内底面側へ連続一体に突出した円環状の側板部40bとを備えている。また、器具本体10には、レンズブロック40を固定するための固定ねじ19を挿通する2つのねじ挿通孔17が形成されており、レンズブロック40には、器具本体10の上記他面側から器具本体10のねじ挿通孔17に挿通された固定ねじ19の先端部が螺合するねじ孔40dを有する2つのボス部40cが連続一体に形成されている。なお、回路基板30の周部において各ボス部40cそれぞれに対応する部位には、切欠部が形成されている。
上述のレンズブロック40の各配光レンズ部41は、フレネルレンズであり、発光装置20のレンズ部26を収納する凹所42を有して発光装置20のレンズ部26に光軸が一致する形で配置される。また、各配光レンズ部41は、凹所42の内側面42bから入射した光を外側面41bで反射して当該配光レンズ部41の光出射面41a側に導くように形状を設計してある。
また、本実施形態におけるLED照明器具は、各発光装置20の各LEDチップ21〜23それぞれを駆動する駆動回路部70(図9参照)と、回路基板30の上記一表面側における中央部に実装され各発光装置20から放射された混色光を検出するカラーセンサからなる光検出装置60と、目標の混色光に対応した赤色光、緑色光、青色光それぞれの光出力の基準値を記憶するメモリからなる記憶部90(図9参照)と、光検出装置60により検出された混色光が目標の混色光に保たれるように駆動回路部70を介して各発光装置20の各LEDチップ21〜23それぞれへの順方向電流の通電量をフィードバック制御するマイクロコンピュータなどからなる制御部80(図9参照)とを備えている。なお、駆動回路部70および制御部80および記憶部90は、回路基板30に実装されている。
光検出装置60は、各LEDチップ21〜23それぞれの発光色の波長域の光を選択的に透過させる複数種のカラーフィルタを備えたカラーセンサにより構成されており、すなわち、光検出装置60は、赤色光、緑色光、青色光それぞれに分光透過特性を有する3色のカラーフィルタと、可視光域全域に分光感度(受光感度)を有するフォトダイオードとを備えた3色カラーセンサにより構成されており、各LEDチップ21〜23それぞれの発光色の波長域の光を同時かつ各別に検出することができる。
ここにおいて、光検出装置60としては、上述の3色カラーセンサに限らず、例えば、図10(a)に示すように、外部からの光I(ここでは、各発光装置20から放射された混色光)を分光する回折格子からなる分光素子(分光器)65と、分光素子65により分光された光のうち各LEDチップ21,22,23それぞれの発光色の光が到達する各位置それぞれに配置された複数のフォトダイオード66a〜66cとを有するカラーフィルタを用いてもよい。光検出装置60として、図10(a)に示す構成のカラーセンサを採用すれば、複数種のカラーフィルタを設けることなく、各LEDチップ21〜23それぞれの発光色の波長域の光を同時かつ各別に検出することができる。なお、図10(a)では、分光感度のピーク波長が異なる3つのフォトダイオード66a〜66cを示してある(分光感度のピーク波長は、フォトダイオード66a>フォトダイオード66b>フォトダイオード66c)が、3つのフォトダイオード66a〜66cの分光感度のピーク波長は必ずしも異なっている必要はない。なお、上述の分光素子65は、図10(b)に示すようにレンズブロック40に連続一体に設けてもよい。
上述のレンズブロック40は、各発光装置20それぞれから各配光レンズ部41に入射した混色光の一部を光検出装置60へ導光する複数(本実施形態では、8つ)の導波路43が設けられており、レンズブロック40の中央部には、各導波路43により導光された混色光を光検出装置60へ集光する半球状の集光部44が設けられている。言い換えれば、レンズブロック40は、各配光レンズ部41と集光部44とを繋ぐ各部位それぞれが発光装置20から配光レンズ部41に入射した混色光の一部を光検出装置60へ導光する導波路43を構成している。なお、集光部44は、光検出装置60側の一表面が平面状、光検出装置60側とは反対の他表面が凸曲面状に形成されており、当該他表面に反射膜45が形成されており、当該反射膜45が、LED照明器具の外部から光検出装置60への外光の入射を阻止する外光反射膜を兼ねている。
また、レンズブロック40は、各配光レンズ部41、各導波路43、集光部44が透光性材料(例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ガラスなど)により形成されるとともに、残りの部位が金属により形成されており、レンズブロック40全体が合成樹脂やガラスなどにより形成されている場合に比べて各発光装置20で発生した熱をより効果的に放熱させることができる。
以上説明したLED照明器具では、レンズブロック40に、各配光レンズ部41から光検出装置60へ混色光の一部を導光する複数の導波路43が設けられているので、全ての発光装置20それぞれで得られる混色光の各一部が導波路43を通して光検出装置60へ導光され光検出装置60により安定して検出されるから、器具全体として得られる混色光の光色や色温度の精度を向上することができる。
ここにおいて、配光レンズ部41から光検出装置60までの距離の長短に応じて導波路43の断面積の大小を設定すれば、すなわち、配光レンズ部41から光検出装置60までの距離が長い導波路43の断面積を配光レンズ部41から光検出装置60までの距離が短い導波路43の断面積に比べて大きく設定すれば、各配光レンズ部41から光検出装置60までの距離の違いによって導光される混色光の光量がばらつくのを抑制することができ、器具全体として得られる混色光の光色や色温度の精度を向上することができる。
ところで、発光装置20のレンズ部26は、光入射面の形状が封止部25の光出射面に沿った形状に形成され、封止部50と密着しており、図1に示すように、当該レンズ部26の光出射面側において当該レンズ部26の外周方向に凹凸が繰り返され屈折により各LEDチップ21〜23からの放射光の拡散範囲を広げる凹凸構造部27が形成されている。なお、レンズ部26の材料としては、例えば、ガラス、シリコーン樹脂、ポリカーボネイト樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂などの透光性材料を採用すればよい。
ここにおいて、レンズ部26は、当該レンズ部26の外周縁部から頂部に向かって走る複数のV溝28を上記外周方向に並設することにより凹凸構造部27が形成されている。つまり、レンズ26は、複数のV溝28を、平面視において放射状に設けることにより凹凸構造部27が形成されている。ここで、レンズ部26の凹凸構造部27は、図1(c)に示すように、各LEDチップ21〜23の光取り出し面に平行な断面において、V溝28の深さ寸法をD、幅寸法をHとするとき、V溝28の深さ寸法Dが幅寸法Hの2分の1よりも小さいことが望ましく、当該寸法関係を満たすことにより、各LEDチップ21〜23それぞれからの放射光が凹凸構造部27と空気との界面で全反射されるのを抑制することができ、当該界面での全反射による光損失の発生を抑制することができる。
ところで、レンズ部26は、図1(a),(b)に示すように、少なくとも周部に凹凸構造部27が形成されていれば、少なくとも、レンズ部26において各LEDチップ21〜23からの放射光が混色されにくい周部で各LEDチップ21〜23それぞれからの放射光の拡散範囲を広げることができる。
こここにおいて、上述の各LEDチップ21〜23として例えば面発光型のLEDチップを用いるとすれば、それぞれの放射光強度の放射角依存性がランバート(Lambert)型分布で近似される。したがって、発光色の異なる3種類の各LEDチップ21,22,23それぞれの放射光強度が図2中のイ,ロ,ハで示す球状領域で均等であり、レンズ部26の光出射面側に凹凸構造部27が形成されていないとすると、レンズ部26の光出射面において3つの球状領域イ,ロ,ハが重なる中央部(頂部の表面)では赤色LEDチップ21からの放射光(赤色光)と緑色LEDチップ22からの放射光(緑色光)と青色LEDチップ23からの放射光(青色光)とが混色されて所望の白色光が得られ、3つの球状領域イ,ロ,ハが重ならない周部では所望の混色光が得られない。これに対して、本実施形態の発光装置20では、レンズ部26の光出射面において少なくとも球状領域イ,ロ,ハが重複しない周部に凹凸構造部27を設けてあるので、レンズ部26において各LEDチップ21〜23からの放射光が混色されにくい周部で各LEDチップ21〜23それぞれからの放射光の拡散範囲を広げることができる。
以上説明した本実施形態の発光装置20では、レンズ部26は、当該レンズ部26の光出射面側において当該レンズ部26の外周方向に凹凸が繰り返され屈折により各LEDチップ21〜23からの放射光の拡散範囲を広げる凹凸構造部27が形成されているので、各LEDチップ21〜23の光取り出し面に平行な面内で各LEDチップ21〜23それぞれからの放射光の進行方向を屈折により変えて拡散範囲を広げることができ、従来のような光拡散材を封止部25に含有させることなく各LEDチップ21〜23それぞれからの放射光の拡散範囲を広げることができる。ここで、本実施形態の発光装置20では、各LEDチップ21〜23の光取り出し面に平行な面内で各LEDチップ21〜23それぞれからの放射光の進行方向を屈折により変えて拡散範囲を広げることができるので、上記光取り出し面に交差する方向へ放射光の進行方向が変えられることに起因した光損失(例えば、実装基板20側へ進行方向が変えられた場合の実装基板24での吸収損失など)が生じるのを抑制することができる。
なお、上述の実施形態では、レンズ部26と封止部25とが別々に設けられているが、封止部25の光出射面に、上述のレンズ部26と同様の凹凸構造部27を設けることにより封止部25がレンズ部26を兼ねるようにしてもよい。また、上述の実施形態では、LED照明器具が上述のレンズブロック40を備えているが、レンズブロック40の配光レンズ部41を1個ずつ発光装置20に一体に設けるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、各発光装置20が赤色LEDチップ21と緑色LEDチップ22と青色LEDチップ23とを備え、所望の混色光として白色光を得るようにしているが、各発光装置20を構成するLEDチップの発光色の組み合わせは、赤色、緑色、青色の組み合わせに限定するものではなく、所望の混色光を得ることが可能な複数の発光色の組み合わせであればよい。また、1つの発光装置20における各LEDチップ21〜23の個数や配置は、特に限定するものではなく、例えば、赤色LEDチップ21の個数を1個、緑色LEDチップ22の個数を2個、青色LEDチップ23の個数を1個としてもよいし、赤色LEDチップ21の個数を3個、緑色LEDチップ22の個数を4個、青色LEDチップ23の個数を1個としてもよし、各LEDチップ21〜23それぞれの個数を2個としてもよい。
また、各LEDチップ21〜23と実装基板24との線膨張率差が比較的大きい場合には、各LEDチップ21〜23を、各LEDチップ21〜23と実装基板24との線膨張率の差に起因して各LEDチップ21〜23に働く応力を緩和するサブマウント部材を介して実装基板24に実装するようにしてもよい。ここで、サブマウント部材は、各LEDチップ21〜23ごとに1つずつ設けてもよいが、複数種のLEDチップ21〜23に対して1つだけ設けるようにした方が部品点数の削減および発光装置20全体の小型化の点で有利である。
実施形態における発光装置を示し、(a)は要部概略縦断面図、(b)は概略平面図、(c)は要部概略横断面図である。 同上における発光装置の要部説明図である。 同上におけるLED照明器具を示し、(a)は概略下面図、(b)は要部概略断面図である。 同上におけるLED照明器具を示し、一部破断した概略正面図である。 同上におけるLED照明器具の器具本体の概略斜視図である。 同上におけるLED照明器具のレンズブロックを示し、(a)は平面図、(b)は断面図である。 同上におけるLED照明器具の化粧カバーを示し、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A’断面図である。 同上におけるLED照明器具の化粧カバーの斜視図である。 同上におけるLED照明器具のブロック図である。 同上におけるLED照明器具の光検出装置の他の構成例の説明図である。
符号の説明
20 発光装置
21 LEDチップ(赤色LEDチップ)
22 LEDチップ(緑色LEDチップ)
23 LEDチップ(青色LEDチップ)
24 実装基板
25 封止部
26 レンズ部
27 凹凸構造部
28 V溝

Claims (3)

  1. 発光色の異なる複数種のLEDチップと、前記複数種のLEDチップが一表面側に実装された矩形板状の実装基板と、前記実装基板の前記一表面側において前記複数種のLEDチップを覆う形で配置されたドーム状もしくは半球状のレンズ部とを備え、前記レンズ部は、前記レンズ部の光出射面側において前記レンズ部の外周方向に凹凸が繰り返され前記各LEDチップの光取り出し面に平行な面内で前記各LEDチップそれぞれからの放射光の進行方向を屈折により変え前記各LEDチップからの放射光の拡散範囲を広げる凹凸構造部が形成されてなることを特徴とする発光装置。
  2. 前記レンズ部は、少なくとも前記各LEDチップそれぞれの放射光強度が均等となる球状領域が重複しない周部に前記凹凸構造部が形成されてなることを特徴とする請求項1記載の発光装置。
  3. 前記レンズ部は、前記レンズ部の外周縁部から頂部に向かって走るV溝を前記外周方向に並設することにより前記凹凸構造部が形成されてなり、前記各LEDチップの光取り出し面に平行な断面において当該V溝の深さ寸法が幅寸法の2分の1よりも小さいことを特徴とする請求項1または請求項2記載の発光装置。
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