JP5816850B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、導光板を用いた面発光方式の照明装置に関する。
導光板を用いた面発光方式の照明装置として、図16の断面図に示すような照明装置900が開示されている(特許文献1参照)。照明装置900は、天井に取り付けられるタイプの円盤状のシーリングライトである。図16に示すように、照明装置900は、複数の発光素子922と、導光板940とを備える。複数の発光素子922は、それぞれの主出射方向を導光板940に向けた状態で円環状に配列されている。導光板940は円盤状であり、円環状に配列された発光素子922(以下、発光素子の配列を単に「素子列」という)に沿う部分からなる入光部941と、入光部941より内側に位置する内側導光部942と、入光部941より外側に位置する外側導光部943と、を有する。入光部941は、略V字状の断面形状を有し、素子列に対向する入射面941aと、入射面941aの反対側に位置する反射面941bを有する。発光素子922からの出射光は、導光板940の入射面941aに入射され、反射面941bで反射される。反射面941bがV字状の斜面となっているので、V字の頂点部分に対して径方向内側の斜面で反射した光は内側導光部942に導かれ、V字の頂点部分に対して径方向外側の斜面で反射した光は外側導光部943に導かれる。内側導光部942および外側導光部943に導かれた光は、光出射面942a、943aより、外部に均一な照明光として出射される。このように、照明装置900では、導光板940を用いて面発光を実現している。
特開2012−104476号公報
ところで、上記従来の照明装置では、複数の発光素子が列状に配置されており、隣り合う発光素子の間には間隔があいている。そのため、導光板を平面視した場合の入射光の輝度は、素子列に沿う方向において発光素子が存在する箇所で大きく、発光素子が存在しない箇所で小さい。また、製造上の制約等により、導光板の断面を微視的に視ると、反射面のV字の頂点部分は、Rを有するような曲面となる場合がある。この場合、頂点部分が発光素子の主出射方向に対して略垂直面となり、発光素子の主出射方向に出射された光の一部が、頂点部分で反射されずに透過してしまう。これらの事情により、導光板を光出射方向から視た場合、反射面のV字の頂点部分では入射光が反射されずに透過しており、しかもその中でも素子列に沿う方向において発光素子が存在する箇所で多く、発光素子が存在しない箇所では少ない。すなわち、当該照明装置では、発光素子からなる素子列に沿う方向において、輝度むらが生じるおそれがある。
本発明は、上記した課題に鑑み、導光板を用いて面発光を実現しつつ、輝度むらを低減した照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る照明装置は、複数の発光素子が列状に実装された実装基板と、前記実装基板に対向配置された導光板とを備える照明装置であって、前記導光板は、前記素子列に対向する入射面を有する入光部を備え、前記入射面には、前記複数の発光素子からの入射光を前記素子列に沿う方向に拡散させる異方性拡散処理がなされている構成とする。
また本発明の別の態様では、前記異方性拡散処理は、前記入射面が、前記素子列の直交方向に延びる長尺状の凹部が前記素子列に沿う方向に複数形成された構造を有することと、各凹部の向かい合う内側面のそれぞれが、凹部の奥に向かうほど凹部の幅が狭くなるような傾斜面として形成されていることである構成とすることもできる。
さらに、隣り合う凹部のピッチが、各発光素子に含まれる発光層の前記素子列に沿う方向の長さの半分以下である構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記入射面が、隣り合う凹部の間に、前記実装基板に平行な平面を有する構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記各凹部の向かい合う内側面は、それぞれ平面状であり、前記凹部の各内側面と前記実装基板とのなす角度は、30°以上60°以下である構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記凹部は、V字状またはU字状の断面形状を有する構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記導光板は、さらに前記入光部の前記素子列の直交方向に隣接する部分からなり、前記入光部から導かれてきた光を出射する出射面を有する出光部を備え、前記導光板の入光部は、前記入射面が前記素子列側に押し出された形状を有し、前記入射面の反対側の面が入射光を前記出射部側へと反射する反射面となるように、当該入射面の反対側に窪みが形成されている構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記凹部は、前記入射面の前記素子列の直交方向の両端にまで延びた溝である構成とすることもできる。
また本発明の別の態様では、前記素子列は円環状であり、前記導光板は、円板状であり、前記入光部は、前記素子列の形状に沿う円環状の部分からなる構成とすることもできる。
本発明の一態様に係る照明装置では、導光板を用いることで、面発光を実現している。また、当該照明装置において、導光板の入射面には、発光素子からの入射光を素子列に沿う方向に拡散させる異方性拡散処理がなされている。その結果、素子列に沿う方向において、発光素子から入射面に入射した光の屈折後の配光幅が、異方性拡散処理をしない場合よりも大きくなる。従って、照明装置において、素子列に沿う方向における輝度むらを低減できる。
このように、導光板を用いて面発光を実現しつつ、輝度むらを低減した照明装置を提供できる。
実施の形態1に係る照明器具の外観構成と内部構成とを示す図である。 図1に示す照明器具の内部構成を示す分解斜視図である。 図1に示す照明器具の内部構成を示す部分断面図である。 (a)図1に示す照明器具における導光板を入射面側からみた斜視図であり、(b)(a)の一部拡大図である。 (a)図1に示す照明器具から拡散カバーを取り除いたものの模式断面図であり、(b)(a)の一部拡大図である。 図1に示した照明器具における導光板による作用の原理を示す図であり、(a)比較例に係る図であり、(b)図1に示した照明器具に係る図である。 シミュレーションに用いた照明器具の模式断面図であり、(a)溝の内側面が平面である場合を示し、(b)溝の内側面が曲面である場合を示す。 シミュレーションの結果を示す図であり、(a)Θ=0°の場合を示し、(b)Θ=30°であって、W1/W2=0%である場合を示し、(c)Θ=30°であって、W1/W2=40%である場合を示す。 シミュレーションの結果を示す図であり、(a)Θ=45°であって、W1/W2=0%である場合を示し、(b)Θ=45°であって、W1/W2=40%である場合を示し、(c)Θ=45°であって、W1/W2=50%である場合を示す。 シミュレーションの結果を示す図であり、(a)Θ=60°であって、W1/W2=0%である場合を示し、(b)Θ=60°であって、W1/W2=40%である場合を示し、(c)Θ=60°であって、W1/W2=50%である場合を示す。 シミュレーションの結果を示す図であり、(a)溝が半楕円状の断面形状を有し、W1/W2=0%の場合を示し、(b)溝が半楕円状の断面形状を有し、W1/W2=40%である場合を示し、(c)溝が半円状の断面形状を有し、W1/W2=0%の場合を示し、(d)溝が半円状の断面形状を有し、W1/W2=40%である場合を示す。 Θ=45°であってW1/W2=20%である照明器具と、溝を設けない照明器具と輝度分布のシミュレーション結果を示す図であって、(a)は輝度分布を示す平面図であり、(b)は輝度分布を示すグラフである。 Θ=45°であってW1/W2=20%である照明器具と、溝を設けない照明器具と照度分布のシミュレーション結果を示す図であって、(a)は照度分布を示す平面図であり、(b)は照度分布を示すグラフである。 変形例に係る照明器具の内部構成を示す分解斜視図である。 図1に示した照明器具の天井板への取り付けの態様を説明する図である。 従来の照明装置の断面図である。
<<実施の形態>>
本発明の一態様に係る照明装置に用いられる照明器具について、図面を参照しながら説明する。図1は、照明器具1の外観を示す図である。ここでは、発光素子としてLED(Light Emitting Diode)を利用する形態について説明する。
1.全体構成
図1に示すように、照明器具1の外観構成は、円盤状をしており、およそベース10と拡散カバー50とで構成される。ベース10の一部が切欠かれ、当該切欠部16からは、電源ユニット(不図示)と接続される配線23が外部に延出される。ベース10と拡散カバー50とで囲まれた空間には、図1の破線で示すように、LED実装基板20が配されている。LED実装基板20は、実装基板21とLED22とで構成される。
2.各部構成
図2は、照明器具1の内部構成を示す分解斜視図である。図2に示すように、照明器具1は、ベース10と、LED実装基板20と、反射部材30と、導光板40と、拡散カバー50とを備える。
[ベース10]
ベース10は、中央側が深く周縁側が浅い二段底構造を有する本体部11と、本体部11の周囲に立設された外周部12とを有する。ベース10を構成する材料は、放熱特性に優れる材料、例えばアルミダイキャスト材料等の金属材料である。
[LED実装基板20]
LED実装基板20は、ベース10の一段目13に載置される。LED実装基板20を構成する実装基板の形状は、円環状である。実装基板21の表面には、例えば、18個のLED22が円環状に配列されている(以下、LED22の配列を単に「素子列」という)。実装基板21は、例えば、セラミック材料や熱伝導樹脂等からなる絶縁層と、アルミニウム等からなる金属層とを積層した2層構造を有する。実装基板21の表面にはLED22と配線23とを電気接続するための配線パターン(不図示)が形成されている。実装基板21の外径は、例えば、90mmである。実装基板21の表面は、LED22の出射光を効率良く導光板40側へ反射させるために、反射特性を有している。
各LED22の主出射方向は、実装基板21の表面に垂直な方向である。LED実装基板20では、例えば、合計18個のLED22が配線パターンに対し、COB(Chip on Board)技術を用いてフェイスアップ実装される。各LED22の配列間隔は一定であり、当該配列間隔は、例えば、17mmである。
LED実装基板20は、さらに配線23を有する。配線23は、電源ユニット(不図示)側よりLED22に電力供給を行う配線である。配線23の両端は、実装基板21の配線パターンと、電源ユニット(不図示)とに電気接続される。
[反射部材30]
反射部材30は、円板状をし、内側反射部31と、凹入部32と、外側反射部33とを有する。反射部材30の配設箇所は、ベース10の一段目13上に位置するLED実装基板20の表面上である。反射部材30を配設する目的は、LED22からの出射光と導光板40から漏れ出た光とを、効率よく導光板40側に反射することである。反射部材30の表面は、反射特性を有している。反射部材30を構成する材料は、高反射特性を有する材料、例えば高光反射性ポリブチレンテレフタレート(PBT)樹脂、高反射ポリカーボネート(PC)樹脂、高光反射性ナイロン樹脂、高光反射性発泡樹脂等である。これらの樹脂材料を射出成形することで、高精度で反射部材30を構成できる。
反射部材30を平面視すると、凹入部32は、反射部材30の表面における一定半径の円環状の領域を、厚み方向に凹入させてなる。凹入部32の位置する領域は、LED実装基板20における素子列の真上に対応する。凹入部32には、周方向に沿って複数の開口34が一定間隔をおいて存在する。開口34の平面形状において、各LED22の実装位置の真上では素子列の直交方向の開口幅が小さく、それ以外の部分では素子列の直交方向の開口幅が大きい。ところで、本実施の形態では、素子列が円環状であるため、素子列に沿う方向が周方向となり、素子列に直交する方向が径方向となる。次に、照明器具1の径方向における断面図を用いて開口34の断面形状を説明する。図3に示すように、開口34の内側面は、その厚み方向中央位置にLED22の一部を覆うような突き出し部分34aを有する。
[導光板40]
図2に示すように、導光板40は、内側導光部41と、入光部42と、外側導光部43とを有する。導光板40の外径は、ベース10の外周部12の内径とほぼ一致させている。導光板40を構成する材料は、透光性に優れる材料、例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ガラス等である。樹脂材料を射出成形することで、高精度で導光板40を構成できる。導光板40は、ベース10の二段目14に載置される。導光板40を配設する目的は、LED22の出射光を面発光させることである。ところで、照明器具1は、直下型方式の照明器具である。そのため、導光板40の光出射面の反対側に、複数のLED22が主出射方向を導光板の光出射面に向けて配列されている。
入光部42は、導光板40における素子列に沿う円環状の部位からなり、内側導光部41および外側導光部43よりも素子列側に押し出されたような形状となっている。これにより、図3に示すように、入光部42の断面形状は一定の厚みを持つ略V字の形状となる。入光部42の素子列に対向する面が、LED22からの光が入射される入射面44となる。また、入光部42の入射面44とは反対側の略V字状の斜面が、入射光を反射する反射面42cとなる。
反射面42cが略V字状なので、入射面44から入射された光のうちV字の頂点部分42a1よりも内周側の斜面で反射された光は内側導光部41に導かれる。また、入射面44から入射された光のうちV字の頂点部分42a1よりも外周側の斜面で反射された光は外側導光部43に導かれる。これにより、入射面44から入射された光を内側導光部41と外側導光部43とに振り分けることができる。内側導光部41と外側導光部43とに振り分けられた光は、多重反射を繰り返す度にその一部が導光板40の外部へ取り出される。これにより、照明器具1の面発光が実現できる。
また、図3に示すように、反射面42cの斜面の形状は、径方向に沿って頂点部分42a1に近づくほど傾斜が強くなるような曲面状である。そのため、導光板40の厚みを小さくしても、LED22から出射されて入射面44を透過した光が反射面42cで正反射しやすく、反射特性を確保しやすい。
ところで、このような凸形状の反射面42cにより、LED22の実装位置がずれた場合に、周方向の輝度むらという問題が生じることがある。そこで、本実施の形態では、開口34の内側面に突き出し部分34aを設けることで、輝度むらを抑制している。以下、当該周方向の輝度むらの原因および輝度むらの解決方法について詳細に説明する。LED実装基板20を製造する際、LED22を実装基板21表面における本来の設計位置よりも径方向にずれた位置に実装してしまうことがある。あるいは、LED実装基板20と反射部材30とが本来の相対位置関係からずれた関係で配置されることがある。このとき、開口34の内側面に突き出し部分34aが存在しないと、LED22の端部から出射した光が、入射面44を介して反射面42cのうち頂点部分42a1から遠い箇所に入射することがある。そして、反射面42cのうち頂点部分42a1から遠い箇所の斜面の形状は、傾斜が弱い曲面状である。そのため、当該入射光の反射面42cへの入射角が小さくなり、反射面42cで反射されずに透過されやすくなる。その結果、照明器具において、周方向の輝度むらが生じやすくなる。これに対し、照明器具1では開口34の内側面に突き出し部分34aが存在する。そのため、LED22が設計位置よりも径方向にずれて実装された場合でも、LED22の端部から出射し反射面42cのうち頂点部分42a1から遠い箇所に向かう光は突き出し部分34aに当たり、遮蔽される。これにより、照明器具1において、輝度むらが抑制される。
なお、反射面42cのV字の頂点部分42a1は、反射特性向上の観点から、できるだけ先鋭であることが望ましい。しかしながら、実際は、製造上の制約等により、頂点部分42a1がRを有するような曲面となることが多い。このような場合、頂点部分42a1において、LED22の主出射方向に対して略垂直な面が生じてしまう。そうすると、LED22の主出射方向に出射された光の一部が、頂点部分42a1で反射されずに透過してしまう。また、図2に示すように、頂点部分42a1は素子列に沿って円環状に存在する。そのため、このような光の漏れは、素子列に沿う方向においてLED22が存在する箇所で多く、LED22が存在しない箇所では少ない。すなわち、導光板40を平面視した場合に、円環状の素子列に沿って輝度が高い箇所と低い箇所とが交互に現れる。これが素子列に沿う方向の輝度むらとなる。本実施の形態では、このような素子列に沿う方向の輝度むらを抑制するため、入射面44にLED22からの入射光を素子列に沿う方向に拡散させる異方性拡散処理がなされている。入射面44の異方性拡散処理の詳細については後述する。
内側導光部41は、反射部材30の内側反射部31上に位置しており、入光部42から導かれてきた光を内側反射部31とは反対側の面から出射する。出射面内における出射光の均一性を高めるために、内側導光部41の出射面に拡散処理を施してもよい。また、これ以外に、内側導光部41の内部に拡散性のフィラーを混入してもよいし、内側導光部41の内側反射部31側の面にディンプルや凸部を設けてもよい。外側導光部43は、反射部材30の外側反射部33およびベース10のベース10の二段目14上に位置しており、入光部42から導かれてきた光を外側反射部33とは反対側の面から出射する。出射面内における出射光の均一性を高めるために、外側導光部43の出射面に拡散処理を施してもよい。また、これ以外に、外側導光部43の内部に拡散性のフィラーを混入してもよいし、外側導光部43の外側反射部33側の面にディンプルや凸部を設けてもよい。これにより、照明器具1の面発光の均一性をさらに向上できる。
[拡散カバー50]
図2に戻って、拡散カバー50は導光板40を覆う光出射部51と、光出射部51の周縁に配された側壁部52とを有する。拡散カバー50のベース10への接合は、外周部12の頂部付近において、接着剤やシール部材を用いてなされる。拡散カバー50を配設する目的は、導光板40からの出射光を散乱させることにより均一な輝度分布の面発光を得ることである。拡散カバー50を構成する材料は、透光性材料、例えばシリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラス等である。光出射部51には光散乱処理が施され、導光板40からの出射光を効率よく散乱するように調整される。光散乱処理としては、例えば、光出射部51の表面を微細に凹凸処理することが挙げられる。この光散乱処理は、光出射部51の表面および裏面の両方に施してもよい。また、透光性材料からなる光出射部51に光散乱処理を施す代わりに、あるいは、それと共に、透光性材料に拡散用のフィラーを混合した材料を用いて光出射部51を構成してもよい。図3に示すように、拡散カバー50の側壁部52は、ベース10の外周部12の外周面に接合される。
3.入射面の異方性拡散処理
導光板40では、上述のように、素子列に沿う方向の輝度むらを抑制するため、入射面44にLED22からの入射光を素子列に沿う方向に拡散させる異方性拡散処理がなされている。具体的には、異方性拡散処理は、図4(a)の導光板40の斜視図に示すように、入射面44が径方向(素子列の直交方向)に延びる溝46を周方向に複数形成された構造であることと、図5の断面図に示すように、各溝46の向かい合う内側面45は、溝の奥に向かうほど溝の幅が狭くなるような傾斜面として形成されている。溝46は、入射面44の全周に亘って、例えば、360箇所に形成されている。溝46の内側面45は平面であって、溝46の断面は全体としてV字状をなしている。なお、溝46の内側面45は平面に限らず曲面であってもよく、内側面45が曲面である場合には、溝46の断面は全体としてU字状をなしている。入射面44にこのような溝46が形成されているため、内側面45にLED22から光が入射すると、入射光は内側面45で屈折されて素子列方向に拡がる。溝46の内側面45の角度Θは、入射面が平坦な場合に比べて配光幅が拡がればどんな値であってもよい。そのため、角度Θは、原理的には0°より大きく90°以下であればよい。さらに、溝46の内側面45が平面である場合には、後述するシミュレーションにより、角度Θは、例えば、30°以上60°以下の任意の角度が望ましいことがわかった。
図4(b)に示すように、各溝46は、入射面44の素子方向の直交方向の両端にまで延びているため、限られた入射面44のうち最大限の面積の内側面45を設けることができる。その結果、入射光を素子列方向に拡げることができ、素子列に沿う方向の輝度むらをさらに抑制できる。
入射面44は、隣り合う溝46の間に、実装基板21に平行な平面47を有する。平面47に入射した光は、そのまま導光板40の上方に抜ける。これにより、導光板40を平面視した場合、素子列に沿う方向においてLED22が存在する箇所でも輝度を確保することができる。
また、各溝46の形状はほぼ同じであるため、入射面44の光学特性は全体的に均一となる。
複数の溝46が入射面44に形成された導光板40を製造するためには、例えば、溝46に対応した凸部を設けた金型を用いて、導光板40全体と溝46とを同時に形成すればよい。また、溝46を形成する前の導光板を形成してから、例えば、切削より溝46を形成してもよい。
溝46のピッチL1は、例えば、0.7mmである。LED22は、発光層22aと筐体22bとを含み、発光層22aの素子列に沿う方向の長さL2は、例えば、2.6mmである。入射面44と発光層22aの表面との最短距離L3は、例えば、0.5mmである。本実施の形態では、L1=約0.27L2との関係が成り立っている。このように、溝46のピッチL1は、発光層22aの素子列に沿う方向の長さL2の半分以下であればよい。これにより、ひとつのLED22の発光層22aの上方に複数の溝46が位置することとなり、入射光を素子列方向に拡げることができ、素子列に沿う方向の輝度むらをさらに抑制できる。
4.導光板による配光幅への影響
次に、照明器具1における導光板40による作用の原理を、図6を用いて説明する。図6(a)に示す導光板1040(比較例)では、入射面1044が平面である。図6(b)に示す導光板40(実施例)では、入射面44に複数の溝46が形成されている。破線で描かれる22a1は、発光層22aの表面の位置を示し、発光層22aの表面22a1上の任意の一点を点光源Pとして示す。
図6(a)に示すように、比較例では、光源Pから出射された光は、導光板1040の入射面1044に入射する。入射面1044は、発光層22aの表面22a1に平行である。光L15は入射面1044に垂直に入射した後、そのまま真上に抜ける。その他の光L11〜L14およびL16〜L19は、入射角よりも屈折角が小さくなった上で上方に抜ける。一方、図6(b)に示すように、実施例では、光源Pから出射された光は、導光板40の入射面44に入射する。入射面44には、溝46が形成されており、光L1〜L9はいずれも内側面45に入射する。光L5は入射面44に垂直に入射した後、そのまま真上に抜ける。その他の光L1〜L4およびL6〜L9は、入射角よりも屈折角が小さくなった上で上方に抜ける。
ここで、光L1〜L4およびL6〜L9の内側面45に対する入射角は、光L11〜L14およびL16〜L19の入射面1044に対する入射角よりも大きい。入射面44、1044のどちらに関しても、屈折角は入射角に一定数を乗じたものとなる。例えば、発光層22aの表面22a1と入射面44、1044との間に空気が存在し、空気の屈折率が1.0であって、導光板40、1044の屈折率が、例えば、1.5のとき、屈折角は入射角の約0.67倍となる。そのため、光L1〜L4およびL6〜L9の入射面44での屈折角は、光L11〜L14およびL16〜L19の入射面1044での屈折角よりも大きい。その結果、導光板40を用いた場合の光L1〜L9の方が、導光板1044を用いた場合の光L11〜L19よりも拡がりやすい。光源Pからの配光幅は、導光板40を用いた場合のLw40の方が、導光板1044を用いた場合のLw1044よりも大きくなる。
5.配光のシミュレーション
次に、溝46の形状を変化させて、光源からの配光幅の拡がりについてシミュレーションを行った。シミュレーションに用いた導光板の形状を図7に示す。シミュレーションは、図7(a)に示す溝の内側面が平面である場合と、図7(b)に示す溝の内側面が曲面である場合との二種類の導光板を用いて行った。溝の内側面が平面である場合には、角度Θと、比率W1/W2とを変化させた。角度Θは、内側面45と実装基板21とのなす角度である。比率W1/W2は、平面47の幅W1の隣り合う溝46のピッチW2に対する比率である。溝の内側面が曲面である場合には、内側面の形状と、W1/W2とを変化させた。3点P1、P2、P3は、それぞれ発光層22a上の一点を点光源として示している。図8〜図11において、点光源P1〜P3の間隔、導光板40、1040の屈折率、および点光源P1〜P3と導光板との距離は、それぞれ共通である。以下、シミュレーションの結果について図8〜図11を用いて説明する。
[溝を形成しない場合]
図8(a)では、発光層22aの表面の中央および両端の3点から出射する光のうち、光軸に対して±70°の範囲の光を1°ごとに分割し直線で表している。光線(図中の直線)の本数は423本である。
以下の図8(b)〜図11においても同様である。図8(a)に示すように、光源P1〜P3から出射された光は、入射面1044で屈折される。屈折後における配光幅は、Lw0である。
[溝の内側面が平面である場合]
図8(b)、図8(c)に示すように、Θ=30°の場合、W1/W2=0%、40%いずれのときも配光幅は、Lw1、Lw2であり、Lw0よりも拡がる。また、配光幅Lw1、Lw2内に存在する光は、配光幅Lw1、Lw2内に均一な密度で拡がっている。そのため、配光は均一に拡がっているといえる。
図9(a)、図9(b)、図9(c)に示すように、Θ=45°の場合、W1/W2=0%、40%、50%いずれのときも配光幅は、Lw4、Lw5、Lw6であり、Lw0よりも拡がる。また、配光幅Lw4、Lw5、Lw6内における光路をみると、配光はほぼ均一に拡がっている。特に、W1/W2が0%、40%、50%と順に増えるにつれ、配光が均一なものに近づいている。これは、隣り合う溝の間に設けられた、発光層の表面に平行な平面において、光源P1〜P3から入射した光は屈折せず上方に抜けるためである。W1/W2=50%では、溝の内側面に入射して拡がる光と、隣り合う溝の間に設けられた平面に入射し上方に抜ける光との量をほぼ同一となるため、配光が均一なものに近づいている。
図10(a)、図10(b)、図10(c)に示すように、Θ=60°の場合、W1/W2=0%、40%、50%いずれのときも配光幅は、Lw7、Lw8、Lw9であり、Lw0よりも拡がる。また、配光幅Lw9内における光路をみると、配光は均一に拡がっている。ところで、光源としてLEDチップと蛍光体が混入された樹脂材料で構成された封止層とからなるLEDを用いる場合、LEDから真上方向に出射する光と、LEDから斜め上方向に出射する光とでは、色みが異なる。これは、真上方向に出射する光が封止層内を通る距離が、斜め上方向に出射する光が封止層内を通る距離よりも大きく、真上方向に出射する光の方が、蛍光体により色変換されやすいためである。そのため、例えば、青色LEDチップと黄色蛍光体との組み合わせで白色光を出射するLEDを用いる場合、真上方向には白色光が出射し、斜め上方向には黄白色光が出射することがある。これによる色むらを、Θ=60°のときには改善することができる。図10において、光源P1〜P3から真上に出射された光は、溝の内側面で屈折され斜め上に拡がる。一方、光源P1〜P3から斜め上に出射された光は、溝の一内側面で屈折されて進み、隣り合う溝の外側面で正反射され、上方へ向かう。これら二つの光が混色されるため、色むらを改善することができる。この色むら改善効果は、W1/W2=50%、40%、0%の順で大きくなる。
[溝の内側面が曲面である場合]
図11(a)、図11(b)に示すように、溝が半楕円状の断面形状を有する場合、W1/W2=0%、40%いずれのときも配光幅は、Lw10、Lw11であり、Lw0よりも拡がる。また、配光幅Lw10、Lw11内における光路をみると、配光は均一に拡がっている。図12(a)、図12(b)に示すように、溝が半円状の断面形状を有する場合、W1/W2=0%、40%いずれのときも配光幅は、Lw12、Lw13であり、Lw0よりも拡がる。また、配光幅Lw12、Lw13内における光路をみると、配光は均一に拡がっている。
[まとめ]
このように、溝46がV字状の断面形状を有し、溝46の内側面45と実装基板21とのなす角度Θが30°以上60°以下の場合、溝が無い場合と比べて光源からの配光幅が拡がった。また、溝46が半楕円状、半円状のようなU字状の断面形状を有する場合、溝が無い場合と比べて光源からの配光幅が拡がった。また、溝46の形状に応じてW1/W2の比率を調整することで、配光を均一なものに近づけることができる。
6.輝度および照度のシミュレーション
さらに、Θ=45°であってW1/W2=20%である照明器具101と、溝を設けない照明器具1000とを用いて、輝度分布および照度分布のシミュレーションを行った。
図12が輝度分布の結果を示し、図13が照度分布の結果を示す。照明器具101、照明器具1000は、ともに円盤状であるが、図12(a)、図13(a)における輝度分布および照度分布のシミュレーション結果については、各照明器具101、照明器具1000の結果を半分ずつに切ってあわせて示す。図12(a)、図13(a)において、共に左半分が照明器具101に対応し、右半分が比較例の照明器具1000に対応する。また、図12(a)、図13(a)において、輝度および照度の高低が、図に示す色の濃淡で表されている。色の濃淡の差が小さい方が、輝度むらが小さいこととなる。
図12(a)に示すように、照明器具101では、照明器具1000よりも、色の濃淡の差が小さいため、輝度むらが低減されている。また、図12(b)に示すように、照明器具1000の輝度の最大値と最小値との差は、照明器具101の輝度の最大値と最小値との差よりも小さい。このことからも、照明器具101では、照明器具1000よりも、輝度むらが低減されているといえる。
図13(a)に示すように、照明器具101では、照明器具1000よりも、色の濃淡の差が小さいため、照度むらが低減されている。また、図13(b)に示すように、照明器具1000の照度の最大値と最小値との差は、照明器具101の照度の最大値と最小値との差よりも小さい。このことからも照明器具101では、照明器具1000よりも、照度むらが低減されているといえる。
7.効果
照明器具1では、導光板40を用いて面発光を実現している。また、導光板40の入射面44に溝46を複数設けることで、素子列に沿う方向の輝度むらを低減できる。
また、開口34の平面形状において、各LED22の実装位置の真上では素子列の直交方向の開口幅が小さく、それ以外の部分では素子列の直交方向の開口幅が大きい。これにより、導光板40の素子列に対向する面のうち隣り合うLED22の間に対応する部分に向けて、各LED22からの光が出射されやすくなる。その結果、照明器具1の素子列に沿う方向の輝度むらを低減できる。
ところで、導光板を用いて面発光する照明器具としては、エッジライト方式のものもある。エッジライト方式の照明器具では、導光板の外周に発光素子がそれぞれの主出射方向を導光板に向けて配置される。そして、発光素子を保護するために、導光板の外周縁には枠材が取り付けられる。そのため、エッジライト方式の照明器具では、枠材により導光板の外周縁から出射される光が遮られるため、照明器具を全面発光させることが難しい。一方、照明器具1では、導光板40の外周縁に枠材を取り付ける必要が無いため、全面発光が可能である。
<<変形例>>
以上、本発明に係る照明装置の構成を、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施の形態に限られない。例えば、上記実施形態の部分的な構成を、適宜組み合わせてなる構成であってもよい。また、上記実施の形態に記載した材料、数値等は好ましいものを例示しているだけであり、それに限定されることはない。さらに、本発明の技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることは可能である。
以下に、本発明に係る補助光源ユニットの変形例について説明する。なお、変形例については、両者の相違点についてのみ説明し、共通する構成については同じ符号を使って説明を省略する。
1.照明器具の形状の変形例
図14は、変形例に係る照明器具の内部構成を示す分解斜視図である。
照明器具401は、ベース410と、LED実装基板420と、導光板440と、拡散カバー450と、を備える。LED実装基板420は、長尺で矩形状の実装基板421と、8個のLED22と、を含む。ベース410および拡散カバー450の形状は、実装基板421と同様に長尺で矩形状である。導光板440は、内側導光部441と、入光部442と、外側導光部443と、を含む。入光部442は、LED22からなる直線状の素子列と対向して配置される。入光部442の形状は、素子列の形状とあわせた直線状である。入光部442から入射した光は、内側導光部441および外側導光部443に導かれて出射されるため、面発光が実現できる。照明器具の形状は、円盤状、直線状に限らず、楕円盤状、菱形状などであってもよい。
2.照明器具を用いた照明装置
上記実施の形態で示した照明装置の利用例を、天井に埋設するダウンライトを用いて説明する。図15は、照明器具1を用いた照明装置100の構成及び設置例を示す一部断面図である。
図15に示すように、LED照明装置100は、照明器具1と、板バネ状の掛止部材3と、照明器具1を点灯させるための電源ユニット4とを備える。照明器具1は配線23により電源ユニット4と接続されている。掛止部材3は照明器具1の背面側にあるベース10に取着される。
照明装置100を設置する際には、天井2に設けた貫通孔2aを介し、天井2の裏面2bに電源ユニット4を載置する。貫通孔2aに対し、照明器具1をベース10が収納されるように配置する。このとき貫通孔2aの周縁に掛止部材3を掛止させる。これにより照明装置100を天井2に設置できる。
3.入射面の構成
上記実施の形態等では、導光板の入射面に、素子列と直交する方向に延びる溝を形成した。しかしながら、これに限らず、入射面に、発光素子からの入射光を素子列に沿う方向に拡散する異方性拡散処理がなされていればよい。
例えば、導光板の入射面に、入射面の素子列と直交する方向の両端にまでに延びる溝ではなく、素子列の直交方向に延び、且つ、入射面の素子列と直交する方向の一部に延びる凹部を形成してもよい。このとき、凹部の内側面は、凹部の奥に向かうほど凹部の幅が狭くなるよう傾斜させればよい。また、導光板の入射面に溝や凹部を設けなくても、例えば、平面である入射面を異方性拡散材料で構成することで、発光素子からの入射光を素子列に沿う方向に拡散してもよい。
また、上記実施の形態等では、導光板の入射面と発光素子との間には空間が存在していた。しかしながら、これに限らず、導光板の入射面の溝に接するように、導光板の材料と屈折率の異なる材料からなる拡散部材を設けてもよい。これにより、配光幅を拡げて、素子列に沿う方向の輝度むらを低減できる。
4.導光板
導光板の素子列と反対側に位置する外表面はなめらかであってもよいし、外表面に微小なレンズを複数設けて導光板内を通る光の反射特性を変化させてもよい。導光板内を通る光の反射特性を変化させることで、導光板の導光効果を向上させることができる。
5.発光素子
上記実施の形態等では、発光素子としてLEDを用いた。しかしながら、これに限らず、発光素子は、例えば、LD(レーザダイオード)や、EL素子(エレクトリックルミネッセンス素子)や、白熱電球であってもよい。
6.反射部材
上記実施の形態等では、凹入部が設けられた反射部材を用いた。しかしながら、凹入部は必須ではなく、反射部材の開口に対応する位置に入光部を配置すればよい。ただし、凹入部に入光部を挿入することで、反射部材と導光板との合計厚みを薄くできる。従って器具のコンパクト化に貢献できる。
7.照明装置
上記実施の形態等では、照明装置としてダウンライトを用いた。しかしながら、これに限らず、本発明は、例えば、シーリングライト等のダウンライト以外の建築物用照明装置や、バックライト等の建築物用照明装置以外の照明装置にも利用可能である。
100 照明装置
1 照明器具
10 ベース
20 LED実装基板
21 基板本体
22 発光素子
30 反射部材
40 導光板
41 内側導光部
42 入光部
43 外側導光部
44 入射面
45 内側面
46 溝
47 平面
50 拡散カバー
51 出射部

Claims (9)

  1. 複数の発光素子が列状に実装された実装基板と、前記実装基板に対向配置された導光板とを備える照明装置であって、
    前記導光板は、前記素子列に対向する入射面を有する入光部を備え、
    前記入射面には、前記複数の発光素子からの入射光を前記素子列に沿う方向に拡散させる異方性拡散処理がなされており、
    さらに、前記実装基板と前記導光板の間に挟設され、前記各発光素子と対応する位置に厚み方向に貫通する開口が存在する板状部材を備え、
    前記導光板を平面視する際、前記素子列の直交方向における前記開口の幅は、前記入射面の幅より狭い
    照明装置。
  2. 前記異方性拡散処理は、
    前記入射面が、前記素子列の直交方向に延びる長尺状の凹部が前記素子列に沿う方向に複数形成された構造を有することと、各凹部の向かい合う内側面のそれぞれが、凹部の奥に向かうほど凹部の幅が狭くなるような傾斜面として形成されていることである、
    請求項1に記載の照明装置。
  3. 隣り合う凹部のピッチは、各発光素子に含まれる発光層の前記素子列に沿う方向の長さの半分以下である、
    請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記入射面は、隣り合う凹部の間に、前記実装基板に平行な平面を有する、
    請求項2に記載の照明装置。
  5. 前記各凹部の向かい合う内側面は、それぞれ平面状であり、
    前記凹部の各内側面と前記実装基板とのなす角度は、30°以上60°以下である、
    請求項2に記載の照明装置。
  6. 前記凹部は、V字状またはU字状の断面形状を有する、
    請求項2に記載の照明装置。
  7. 前記導光板は、さらに前記入光部の前記素子列の直交方向に隣接する部分からなり、前記入光部から導かれてきた光を出射する出射面を有する出光部を備え、
    前記導光板の入光部は、前記入射面が前記素子列側に押し出された形状を有し、前記入射面の反対側の面が入射光を前記出射部側へと反射する反射面となるように、当該入射面の反対側に窪みが形成されている、
    請求項1に記載の照明装置。
  8. 前記異方性拡散処理は、
    前記入射面が、前記素子列の直交方向に延びる長尺状の凹部が前記素子列に沿う方向に複数形成された構造を有することと、各凹部の向かい合う内側面のそれぞれが、凹部の奥に向かうほど凹部の幅が狭くなるような傾斜面として形成されていることであり、
    前記凹部は、前記入射面の前記素子列の直交方向の両端にまで延びた溝である、
    請求項7に記載の照明装置。
  9. 前記素子列は円環状であり、
    前記導光板は、円板状であり、
    前記入光部は、前記素子列の形状に沿う円環状の部分からなる、
    請求項1に記載の照明装置。
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