JP2000277808A - 光源装置およびその製造方法 - Google Patents
光源装置およびその製造方法Info
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/42—Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/44—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process
- H01L2224/45—Structure, shape, material or disposition of the wire connectors prior to the connecting process of an individual wire connector
- H01L2224/45001—Core members of the connector
- H01L2224/45099—Material
- H01L2224/451—Material with a principal constituent of the material being a metal or a metalloid, e.g. boron (B), silicon (Si), germanium (Ge), arsenic (As), antimony (Sb), tellurium (Te) and polonium (Po), and alloys thereof
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- Led Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単な構成でかつ全方位出射特性を有する光
源装置およびその製造方法を提供することである。 【解決手段】 全方位に対して出射する配光特性を有す
るLED素子3,4を透光性基板2の上に設ける。透光
性樹脂10,11でLED素子3,4と透光性基板2と
を一体的にモールドし、透光性モールド体を形成する。
源装置およびその製造方法を提供することである。 【解決手段】 全方位に対して出射する配光特性を有す
るLED素子3,4を透光性基板2の上に設ける。透光
性樹脂10,11でLED素子3,4と透光性基板2と
を一体的にモールドし、透光性モールド体を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発光ダイオード
(以下LEDと呼ぶ)等の発光素子チップを用いる光源
装置およびその製造方法に関する。
(以下LEDと呼ぶ)等の発光素子チップを用いる光源
装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は、例えば特開平4−16397
3号公報に記載された砲弾型LEDランプのモールド樹
脂内部の構成を示す図である。図10(a)はリードフ
レームとその上に配置されたLEDチップを示す平面図
であり、図10(b)は、図10(a)の模式的なA−
A線矢視断面図である。
3号公報に記載された砲弾型LEDランプのモールド樹
脂内部の構成を示す図である。図10(a)はリードフ
レームとその上に配置されたLEDチップを示す平面図
であり、図10(b)は、図10(a)の模式的なA−
A線矢視断面図である。
【0003】図10に示すLEDチップ51は、リード
52の先端部のカップ部53に搭載されている。LED
チップ51が発する光は、LEDチップ51の上方へ出
射される。これらをモールドするモールド樹脂は、図1
0(b)のLEDチップ51の上方に先端がある砲弾型
に成形される。
52の先端部のカップ部53に搭載されている。LED
チップ51が発する光は、LEDチップ51の上方へ出
射される。これらをモールドするモールド樹脂は、図1
0(b)のLEDチップ51の上方に先端がある砲弾型
に成形される。
【0004】また、砲弾型LEDランプにおいて、多色
用に複数個のLEDチップをリード上に搭載できるよう
に改良されたものが、例えば特開平7−235624号
公報に記載されている。また、その他の形態としてセラ
ミックパッケージの基板上にLEDチップを搭載し、パ
ッケージ内部を透光性樹脂で埋めた表面実装用フラット
パッケージLEDランプ等がある。
用に複数個のLEDチップをリード上に搭載できるよう
に改良されたものが、例えば特開平7−235624号
公報に記載されている。また、その他の形態としてセラ
ミックパッケージの基板上にLEDチップを搭載し、パ
ッケージ内部を透光性樹脂で埋めた表面実装用フラット
パッケージLEDランプ等がある。
【0005】このような砲弾型LEDランプやフラット
パッケージLEDランプの配光特性は、図10(b)の
砲弾型LEDランプを例にして説明すると、搭載したL
EDチップ51の法線軸54の上方とのなす角をθとす
れば、LEDチップ51の上面側、すなわち角度θが9
0°以下の領域にのみ配光され、LEDチップ51の下
面側、すなわち角度θが90°以上の領域には配光され
ないものとなっている。
パッケージLEDランプの配光特性は、図10(b)の
砲弾型LEDランプを例にして説明すると、搭載したL
EDチップ51の法線軸54の上方とのなす角をθとす
れば、LEDチップ51の上面側、すなわち角度θが9
0°以下の領域にのみ配光され、LEDチップ51の下
面側、すなわち角度θが90°以上の領域には配光され
ないものとなっている。
【0006】そのため、周囲の人々に注意を喚起する信
号灯等を砲弾型LEDランプやフラットパッケージLE
Dランプ等の光源装置で構成する場合、例えば複数のL
EDチップ51の法線軸の方向を少しずつずらして光源
装置の周囲のどこから見てもいずれかのLEDチップ5
1の上面と向き合うことができるように多数のLEDチ
ップ51を複数の方位に向けて配置する必要がある。
号灯等を砲弾型LEDランプやフラットパッケージLE
Dランプ等の光源装置で構成する場合、例えば複数のL
EDチップ51の法線軸の方向を少しずつずらして光源
装置の周囲のどこから見てもいずれかのLEDチップ5
1の上面と向き合うことができるように多数のLEDチ
ップ51を複数の方位に向けて配置する必要がある。
【0007】そこで従来から、複数のLEDチップ51
を板上の支持部材の両面に直接貼り付けることによっ
て、全方位にわたって配光性があり、しかも構成が簡単
化された光源装置が提案されている。例えば図11は実
開平6−77107号公報に記載された光源装置の構成
を示す斜視図であり、図12は図11のB−B線矢視断
面図である。図11の信号灯65においてベース63の
両側に配置された2つのLEDユニット基板61の表面
に発光素子チップ60が多数配置されている。発光素子
チップ60から出た光は、ベース63の表面および裏面
の両方へ出射されるので、信号灯65の全方位に配光す
ることが可能になっている。
を板上の支持部材の両面に直接貼り付けることによっ
て、全方位にわたって配光性があり、しかも構成が簡単
化された光源装置が提案されている。例えば図11は実
開平6−77107号公報に記載された光源装置の構成
を示す斜視図であり、図12は図11のB−B線矢視断
面図である。図11の信号灯65においてベース63の
両側に配置された2つのLEDユニット基板61の表面
に発光素子チップ60が多数配置されている。発光素子
チップ60から出た光は、ベース63の表面および裏面
の両方へ出射されるので、信号灯65の全方位に配光す
ることが可能になっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の光源装置は例え
ば図12に示すようにベース63の表面および裏面に発
光素子チップ60が配置されなければならないため、ベ
ース63の表面および裏面に2つのLEDユニット基板
61を配置しなければならず、構成が複雑になってい
る。
ば図12に示すようにベース63の表面および裏面に発
光素子チップ60が配置されなければならないため、ベ
ース63の表面および裏面に2つのLEDユニット基板
61を配置しなければならず、構成が複雑になってい
る。
【0009】本発明の目的は、簡単な構成で全方位から
視認できる光源装置およびその製造方法を提供すること
である。
視認できる光源装置およびその製造方法を提供すること
である。
【0010】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係る光源装置は、透光性基板上に半導体発光層を
備えてなる発光素子チップが透光性支持部材上に配置さ
れ、発光素子チップおよび透光性支持部材が透光性材料
で一体的にモールドされて透光性モールド体が形成され
たものである。
発明に係る光源装置は、透光性基板上に半導体発光層を
備えてなる発光素子チップが透光性支持部材上に配置さ
れ、発光素子チップおよび透光性支持部材が透光性材料
で一体的にモールドされて透光性モールド体が形成され
たものである。
【0011】本発明に係る光源装置においては、全方位
に対して光を出射する発光素子チップが透光性モールド
体によって透光性支持部材に一体的にモールドされてい
るので、簡単な構成でかつ、発光素子チップの全方位に
わたって光が透過できる全方位出射特性を持つ光源装置
が得られる。
に対して光を出射する発光素子チップが透光性モールド
体によって透光性支持部材に一体的にモールドされてい
るので、簡単な構成でかつ、発光素子チップの全方位に
わたって光が透過できる全方位出射特性を持つ光源装置
が得られる。
【0012】半導体発光層は、ホウ素、ガリウム、アル
ミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む窒化
物系半導体からなっていてもよい。
ミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを含む窒化
物系半導体からなっていてもよい。
【0013】この場合には、全方位に光を出射できる青
色系統の発光が可能な光源装置を提供することができ
る。
色系統の発光が可能な光源装置を提供することができ
る。
【0014】発光素子チップは半導体発光層上に電極を
有し、透光性支持部材は、透光性絶縁基板と透光性絶縁
基板上に形成された配線パターンとを備え、発光素子チ
ップの電極が透光性絶縁基板上の配線パターンに電気的
に接続されていてもよい。
有し、透光性支持部材は、透光性絶縁基板と透光性絶縁
基板上に形成された配線パターンとを備え、発光素子チ
ップの電極が透光性絶縁基板上の配線パターンに電気的
に接続されていてもよい。
【0015】この場合には、配線パターンが透光性絶縁
基板に形成されているので、配線パターンが配光特性の
妨げとならず簡便に発光素子チップへの配線を実現でき
る。
基板に形成されているので、配線パターンが配光特性の
妨げとならず簡便に発光素子チップへの配線を実現でき
る。
【0016】透光性モールド体から出射される光の配光
特性が発光素子チップの表面側、裏面側および両側面側
でほぼ均一になるように透光性モールド体の表面の形状
が設定されていてもよい。
特性が発光素子チップの表面側、裏面側および両側面側
でほぼ均一になるように透光性モールド体の表面の形状
が設定されていてもよい。
【0017】この場合には、透光性モールド体の表面の
形状で配光特性が表面側、裏面側および両側面側でほぼ
均一になっているので、いずれの方位からでも等しく視
認することができ、注意を喚起する能力を全方位にわた
って均一化することができる。
形状で配光特性が表面側、裏面側および両側面側でほぼ
均一になっているので、いずれの方位からでも等しく視
認することができ、注意を喚起する能力を全方位にわた
って均一化することができる。
【0018】透光性材料中に拡散材が添加されていても
よい。この場合には、透光性材料中に添加された拡散材
により指向性を緩和し、配光特性を均一化することがで
きる。
よい。この場合には、透光性材料中に添加された拡散材
により指向性を緩和し、配光特性を均一化することがで
きる。
【0019】第2の発明に係る光源装置は、透光性支持
部材上に複数の発光素子チップが配置され、複数の発光
素子チップおよび透光性支持部材が透光性材料で一体的
にモールドされて透光性モールド体が形成されたもので
ある。
部材上に複数の発光素子チップが配置され、複数の発光
素子チップおよび透光性支持部材が透光性材料で一体的
にモールドされて透光性モールド体が形成されたもので
ある。
【0020】本発明に係る光源装置においては、透光性
モールド体によって透光性支持部材と複数の発光素子チ
ップが一体的にモールドされているので、簡単な構成
で、かつ複数の発光素子チップの全方位にわたって光が
透過でき、複数の素子チップが同一色の場合には輝度の
高い全方位出力特性を、複数の発光素子チップが異なる
色で発光する場合にはそれぞれの発光色について全方位
光出力特性を持つ光源装置が得られる。
モールド体によって透光性支持部材と複数の発光素子チ
ップが一体的にモールドされているので、簡単な構成
で、かつ複数の発光素子チップの全方位にわたって光が
透過でき、複数の素子チップが同一色の場合には輝度の
高い全方位出力特性を、複数の発光素子チップが異なる
色で発光する場合にはそれぞれの発光色について全方位
光出力特性を持つ光源装置が得られる。
【0021】複数の発光素子チップの少なくとも1つ
は、透光性基板上に半導体発光層を備えてもよい。
は、透光性基板上に半導体発光層を備えてもよい。
【0022】この場合には、その少なくとも1つの発光
素子チップで全方位に光を出射することができ、構成が
簡単化される。
素子チップで全方位に光を出射することができ、構成が
簡単化される。
【0023】第3の発明に係る光源装置の製造方法は、
透光性支持部材上に、透光性基板上に半導体発光層を備
えてなる発光素子チップを実装する工程と、前記発光素
子チップの周囲を第1の透光性材料で被覆する工程と、
前記第1の透光性材料の上から前記透光性支持部材およ
び前記発光素子チップの第2の透光性材料で一体的にモ
ールドして透光性モールド体を形成する工程とを備える
ものである。
透光性支持部材上に、透光性基板上に半導体発光層を備
えてなる発光素子チップを実装する工程と、前記発光素
子チップの周囲を第1の透光性材料で被覆する工程と、
前記第1の透光性材料の上から前記透光性支持部材およ
び前記発光素子チップの第2の透光性材料で一体的にモ
ールドして透光性モールド体を形成する工程とを備える
ものである。
【0024】本発明に係る光源装置の製造方法によれ
ば、透光性基板上に半導体発光層を備えてなる発光素子
チップが透光性支持基板上に実装され、その発光素子チ
ップの周囲が第1の透光性材料で被覆される。さらに、
第1の透光性材料の上から透光性支持部材および発光素
子チップの第2の透光性材料で一体的にモールドされ、
透光性モールド体が形成される。
ば、透光性基板上に半導体発光層を備えてなる発光素子
チップが透光性支持基板上に実装され、その発光素子チ
ップの周囲が第1の透光性材料で被覆される。さらに、
第1の透光性材料の上から透光性支持部材および発光素
子チップの第2の透光性材料で一体的にモールドされ、
透光性モールド体が形成される。
【0025】本発明の製造方法により製造された光源装
置は、第1の透光性材料で被覆された発光素子チップが
第1の透光性材料で保護されるので、第2の透光性材料
でモールドされるまでの間の製造過程での発光素子チッ
プの損傷が少なくなる。
置は、第1の透光性材料で被覆された発光素子チップが
第1の透光性材料で保護されるので、第2の透光性材料
でモールドされるまでの間の製造過程での発光素子チッ
プの損傷が少なくなる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
光源装置の構成を示す正面図であり、図2はその平面図
である。
光源装置の構成を示す正面図であり、図2はその平面図
である。
【0027】図1および図2の光源装置1において、透
光性のガラス基板2の表面上にGaN系青色LED素子
3とGaN系緑色LED素子4とGaAs系赤色LED
素子5aとが並べて配置されている。GaN系LED素
子3,4はガラス基板2の表面だけに設けられている
が、GaAs系赤色LED素子5a,5bはガラス基板
2の表裏に設けられている。
光性のガラス基板2の表面上にGaN系青色LED素子
3とGaN系緑色LED素子4とGaAs系赤色LED
素子5aとが並べて配置されている。GaN系LED素
子3,4はガラス基板2の表面だけに設けられている
が、GaAs系赤色LED素子5a,5bはガラス基板
2の表裏に設けられている。
【0028】ガラス基板2上には、電気回路を形成する
ための配線パターン6が設けられている。配線パターン
6は、ガラス基板2の裏面に配置されたGaAs系赤色
LED素子5bのためにガラス基板2の裏面にも設けら
れている。LED素子3,4の電極と配線パターン6と
は金ワイヤー7で電気的に接続されている。
ための配線パターン6が設けられている。配線パターン
6は、ガラス基板2の裏面に配置されたGaAs系赤色
LED素子5bのためにガラス基板2の裏面にも設けら
れている。LED素子3,4の電極と配線パターン6と
は金ワイヤー7で電気的に接続されている。
【0029】また、LED素子5a,5bはその裏面側
の電極を導電性接着剤で配線パターン6に固定されてお
り、その上面側の電極が金ワイヤー7で配線パターン6
と電気的に接続されている。ガラス基板2の端部に引き
回された配線パターン6には、半田材9によってリード
フレーム8が取り付けられている。
の電極を導電性接着剤で配線パターン6に固定されてお
り、その上面側の電極が金ワイヤー7で配線パターン6
と電気的に接続されている。ガラス基板2の端部に引き
回された配線パターン6には、半田材9によってリード
フレーム8が取り付けられている。
【0030】LED素子3,4,5a,5bと金ワイヤ
ー7の全体を覆うように透光性樹脂11がガラス基板2
の表面の一部と裏面の一部に配置されている。LED発
光素子3,4,5a,5bから出射した光の指向性を緩
和するため、透光性樹脂11には拡散材が混入されてい
る。拡散材の種類には、無機系のチタン酸バリウム、酸
化チタン、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等と有機
系のグアナミン酸樹脂等がある。ガラス基板2と、透光
性樹脂11で覆われたLED素子3,4,5a,5bと
は、透光性樹脂10で一体的にモールドされ、透光性モ
ールド体が形成されている。
ー7の全体を覆うように透光性樹脂11がガラス基板2
の表面の一部と裏面の一部に配置されている。LED発
光素子3,4,5a,5bから出射した光の指向性を緩
和するため、透光性樹脂11には拡散材が混入されてい
る。拡散材の種類には、無機系のチタン酸バリウム、酸
化チタン、酸化アルミニウムおよび酸化ケイ素等と有機
系のグアナミン酸樹脂等がある。ガラス基板2と、透光
性樹脂11で覆われたLED素子3,4,5a,5bと
は、透光性樹脂10で一体的にモールドされ、透光性モ
ールド体が形成されている。
【0031】透光性のガラス基板2は透光性絶縁基板の
一例であり、ガラス基板2の代わりに透光性樹脂からな
る透光性絶縁基板等他の種類の透光性絶縁基板を用いて
もよい。また、LED素子3,4は、例えばサファイア
基板等の透光性基板の上に形成された活性層等の半導体
発光層を有する発光素子チップの一例であり、透光性基
板上に形成された半導体発光層を備える発光素子チップ
であれば、他の発光素子チップを用いてもよい。
一例であり、ガラス基板2の代わりに透光性樹脂からな
る透光性絶縁基板等他の種類の透光性絶縁基板を用いて
もよい。また、LED素子3,4は、例えばサファイア
基板等の透光性基板の上に形成された活性層等の半導体
発光層を有する発光素子チップの一例であり、透光性基
板上に形成された半導体発光層を備える発光素子チップ
であれば、他の発光素子チップを用いてもよい。
【0032】次に、図3〜図6を用いて図1に示す光源
装置1の製造方法について説明する。まず、ガラス基板
2の表面および裏面上に配線パターン6を形成する。図
3に示すように、GaN系LED素子3,4をガラス基
板2の表面のうち配線パターン6が形成されていない領
域に透光性のエポキシ樹脂系接着剤15で固定する。一
方、GaAs系LED素子5a,5bを配線パターン6
上に、銀フィラー等を混ぜ合わせた導電性のエポキシ樹
脂系接着剤16で固定する。
装置1の製造方法について説明する。まず、ガラス基板
2の表面および裏面上に配線パターン6を形成する。図
3に示すように、GaN系LED素子3,4をガラス基
板2の表面のうち配線パターン6が形成されていない領
域に透光性のエポキシ樹脂系接着剤15で固定する。一
方、GaAs系LED素子5a,5bを配線パターン6
上に、銀フィラー等を混ぜ合わせた導電性のエポキシ樹
脂系接着剤16で固定する。
【0033】その後、図4に示すように、ワイヤーボン
ダ装置を用いて金ワイヤー7により配線パターン6およ
びLED素子3,4,5a,5bの電極にボンディング
する。
ダ装置を用いて金ワイヤー7により配線パターン6およ
びLED素子3,4,5a,5bの電極にボンディング
する。
【0034】そして、図5および図6に示すように、L
ED素子3,4,5a,5bと金ワイヤー7が配置され
ている領域全体に拡散材入りの透光性樹脂11を滴下し
て硬化する。その後、ハイブリッドIC用のリードフレ
ーム8を、ガラス基板2に形成された引き出し配線パタ
ーン6に半田材9で取り付ける。このとき、LED素子
3,4,5a,5bおよび金ワイヤー7は透光性樹脂1
1によって保護される。透光性樹脂11の上からLED
素子3,4,5a,5bは、例えばキャスティングモー
ルド法を用いて、リードフレーム8が取り付けられたガ
ラス基板2とともに透光性樹脂10で一体的にモールド
される。
ED素子3,4,5a,5bと金ワイヤー7が配置され
ている領域全体に拡散材入りの透光性樹脂11を滴下し
て硬化する。その後、ハイブリッドIC用のリードフレ
ーム8を、ガラス基板2に形成された引き出し配線パタ
ーン6に半田材9で取り付ける。このとき、LED素子
3,4,5a,5bおよび金ワイヤー7は透光性樹脂1
1によって保護される。透光性樹脂11の上からLED
素子3,4,5a,5bは、例えばキャスティングモー
ルド法を用いて、リードフレーム8が取り付けられたガ
ラス基板2とともに透光性樹脂10で一体的にモールド
される。
【0035】ここで用いたGaN系青色LED素子3
は、図7に示すように全方位にわたって光を出射する。
ただし、0°と180°の方向に出射される光量は他の
方向に比べて少なくなっている。GaN系緑色LED素
子4は、GaN系青色LED素子3と比べて、活性層の
インジウムの組成比が異なるだけで同一の構成を有して
おり、例えば青色LED素子3と同じ配光特性を有して
いる。
は、図7に示すように全方位にわたって光を出射する。
ただし、0°と180°の方向に出射される光量は他の
方向に比べて少なくなっている。GaN系緑色LED素
子4は、GaN系青色LED素子3と比べて、活性層の
インジウムの組成比が異なるだけで同一の構成を有して
おり、例えば青色LED素子3と同じ配光特性を有して
いる。
【0036】本実施例の光源装置1においては、上記の
ような配光特性を持つLED素子3,4を透光性のガラ
ス基板2で支持し透光性モールド体で覆っているので、
全方位に対して光を出射することができる。すなわち、
LED素子3,4から出た光はガラス基板2の表面側お
よび両側面側では、拡散材入りの透光性樹脂11を透過
し、さらに透光性樹脂10を透過して光源装置1から出
射される。
ような配光特性を持つLED素子3,4を透光性のガラ
ス基板2で支持し透光性モールド体で覆っているので、
全方位に対して光を出射することができる。すなわち、
LED素子3,4から出た光はガラス基板2の表面側お
よび両側面側では、拡散材入りの透光性樹脂11を透過
し、さらに透光性樹脂10を透過して光源装置1から出
射される。
【0037】一方、ガラス基板2の裏面側では、LED
素子3,4から出た光は、透光性のエポキシ樹脂系接着
剤15を透過し、ガラス基板2を透過し、さらに透光性
樹脂10,11を透過して光源装置1から出射される。
その結果、例えばガラス基板2の表面に配置した1個の
LED素子3によって全方位光出射特性を得ることがで
き、光源装置1の構成が簡素化されている。
素子3,4から出た光は、透光性のエポキシ樹脂系接着
剤15を透過し、ガラス基板2を透過し、さらに透光性
樹脂10,11を透過して光源装置1から出射される。
その結果、例えばガラス基板2の表面に配置した1個の
LED素子3によって全方位光出射特性を得ることがで
き、光源装置1の構成が簡素化されている。
【0038】ところで、GaAs系赤色LED素子5
a,5bについては、図3に示すようにガラス基板2の
両面に配置することによって全方位光出射特性を得てい
る。ただし、2枚のGaAs系赤色LED素子5a,5
bは、ガラス基板2の両面に背中合わせに配置されてい
るので、LED素子3,4と似た配光特性を有してい
る。すなわち、赤色LED素子5a,5bにおいては、
0°と180°の方位への出射光の光量が他の方位への
光量に比べて少なくなっている。
a,5bについては、図3に示すようにガラス基板2の
両面に配置することによって全方位光出射特性を得てい
る。ただし、2枚のGaAs系赤色LED素子5a,5
bは、ガラス基板2の両面に背中合わせに配置されてい
るので、LED素子3,4と似た配光特性を有してい
る。すなわち、赤色LED素子5a,5bにおいては、
0°と180°の方位への出射光の光量が他の方位への
光量に比べて少なくなっている。
【0039】このように、LED素子3,4,5a,5
bから出射される青色、緑色、赤色の全ての配光特性
は、光源装置1の側面部分の光量が少ないものとなって
いるので、それを補うために透光性樹脂10を両側面側
で球面状に成形している。両側面側から出射される光は
透光性樹脂10の球面状の表面で屈折されて光量が少な
い方に集まるので、光量分布は全方位にわたってほぼ均
一になる。また、上面側でも光量分布をなだらかにする
ために透光性樹脂10の上面を球面状に成形している。
bから出射される青色、緑色、赤色の全ての配光特性
は、光源装置1の側面部分の光量が少ないものとなって
いるので、それを補うために透光性樹脂10を両側面側
で球面状に成形している。両側面側から出射される光は
透光性樹脂10の球面状の表面で屈折されて光量が少な
い方に集まるので、光量分布は全方位にわたってほぼ均
一になる。また、上面側でも光量分布をなだらかにする
ために透光性樹脂10の上面を球面状に成形している。
【0040】なお、LED素子3,4,5a,5bの両
側に配線パターン6が配置されているが配線パターン6
は微細であり、透光性基板表面を占める比率が小さいた
め光源装置1の配光特性に影響を与えない。
側に配線パターン6が配置されているが配線パターン6
は微細であり、透光性基板表面を占める比率が小さいた
め光源装置1の配光特性に影響を与えない。
【0041】図8および図9は図1の光源装置1を組み
込んだ信号灯の斜視図である。図8および図9の信号灯
はいずれも全方位にわたてダイヤカット付き透光性カバ
ー20,22で覆われている。この光源装置1の発光
は、電源および電気コントロール回路21,23で制御
される。このように構成された信号灯は光源装置1に対
して特定方位に位置する人々だけでなく全方位の人々の
注意を同時に喚起することができる。図8および図9に
示す信号灯は、例えば広告灯、工場等における工程異常
を報知する信号とあるいは駐車場の出入口や工事現場等
で注意を促す信号灯などに用いることができる。
込んだ信号灯の斜視図である。図8および図9の信号灯
はいずれも全方位にわたてダイヤカット付き透光性カバ
ー20,22で覆われている。この光源装置1の発光
は、電源および電気コントロール回路21,23で制御
される。このように構成された信号灯は光源装置1に対
して特定方位に位置する人々だけでなく全方位の人々の
注意を同時に喚起することができる。図8および図9に
示す信号灯は、例えば広告灯、工場等における工程異常
を報知する信号とあるいは駐車場の出入口や工事現場等
で注意を促す信号灯などに用いることができる。
【0042】なお、本実施例の説明では、光の3原色で
ある赤色、青色および緑色を同一のガラス基板2に搭載
した多色表示可能なタイプについて説明したが、単色の
場合、例えば青色一色の場合であっても光源装置の構成
は簡素化される。
ある赤色、青色および緑色を同一のガラス基板2に搭載
した多色表示可能なタイプについて説明したが、単色の
場合、例えば青色一色の場合であっても光源装置の構成
は簡素化される。
【0043】また、明るい光源が必要な場合には、複数
のLED素子を並列または直列に接続して同時に発光す
るように構成してもよい。
のLED素子を並列または直列に接続して同時に発光す
るように構成してもよい。
【図1】本発明の一実施例における光源装置の正面図で
ある。
ある。
【図2】図1の光源装置の平面図である。
【図3】図1の光源装置の製造方法を示す模式的工程側
面図である。
面図である。
【図4】図1の光源装置の製造方法を示す模式的工程平
面図である。
面図である。
【図5】図1の光源装置の製造方法を示す模式的工程平
面図である。
面図である。
【図6】図1の光源装置の製造方法を示す模式的工程側
面図である。
面図である。
【図7】LED素子の配光特性の一例を示すグラフであ
る。
る。
【図8】図1の光源装置を用いた信号灯の一例を示す斜
視図である。
視図である。
【図9】図1の光源装置を用いた信号灯の他の例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図10】従来の砲弾型ランプの構成を説明するための
模式的平面図および模式的断面図である。
模式的平面図および模式的断面図である。
【図11】従来の信号灯の一例を示す斜視図である。
【図12】図11の信号灯の部分断面図である。
1 光源装置 2 ガラス基板 3 GaN系青色LED素子 4 GaN系緑色LED素子 5a,5b GaAs系赤色LED素子 6 配線パターン 7 金ワイヤー 8 リードフレーム 10,11 透光性樹脂 15 透光性のエポキシ樹脂系接着剤 16 導電性のエポキシ樹脂系接着剤
Claims (8)
- 【請求項1】 透光性基板上に半導体発光層を備えてな
る発光素子チップが透光性支持部材上に配置され、前記
発光素子チップおよび前記透光性支持部材が透光性材料
で一体的にモールドされて透光性モールド体が形成され
たことを特徴とする光源装置。 - 【請求項2】 前記半導体発光層は、ホウ素、ガリウ
ム、アルミニウムおよびインジウムの少なくとも1つを
含む窒化物系半導体からなることを特徴とする請求項1
記載の光源装置。 - 【請求項3】 前記発光素子チップは、前記半導体発光
層上に電極を有し、前記透光性支持部材は、透光性絶縁
基板と前記透光性絶縁基板上に形成された配線パターン
とを備え、前記発光素子チップの前記電極が前記透光性
絶縁基板上の前記配線パターンに電気的に接続されたこ
とを特徴とする請求項1または2記載の光源装置。 - 【請求項4】 前記透光性モールド体から出射される光
の配光特性が前記発光素子チップの表面側、裏面側およ
び両側面側でほぼ均一になるように前記透光性モールド
体の表面の形状が設定されたことを特徴とする請求項1
〜4のいずれかに記載の光源装置。 - 【請求項5】 前記透光性材料中に拡散材が添加された
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の光源
装置。 - 【請求項6】 透光性支持部材上に複数の発光素子チッ
プが配置され、前記複数の発光素子チップおよび前記透
光性支持部材が透光性材料で一体的にモールドされて透
光性モールド体が形成されたことを特徴とする光源装
置。 - 【請求項7】 前記複数の発光素子チップの少なくとも
1つは、透光性基板上に半導体発光層を備えてなること
を特徴とする請求項6記載の光源装置。 - 【請求項8】 透光性支持部材上に、透光性基板上に半
導体発光層を備えてなる発光素子チップを実装する工程
と、前記発光素子チップの周囲を第1の透光性材料で被
覆する工程と、前記第1の透光性材料の上から前記透光
性支持部材および前記発光素子チップの第2の透光性材
料で一体的にモールドして透光性モールド体を形成する
工程とを備える光源装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7848699A JP2000277808A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 光源装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7848699A JP2000277808A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 光源装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000277808A true JP2000277808A (ja) | 2000-10-06 |
Family
ID=13663323
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7848699A Pending JP2000277808A (ja) | 1999-03-23 | 1999-03-23 | 光源装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000277808A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1999
- 1999-03-23 JP JP7848699A patent/JP2000277808A/ja active Pending
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