JP2993949B1 - セラミックス材の製造方法 - Google Patents

セラミックス材の製造方法

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Abstract

【要約】 【課題】 製造効率の向上および製造コストの削減を図
ることを可能とするセラミックス材の製造方法および製
造装置を提供することである。 【解決手段】 発泡性セラミックス原料混合物5、表面
仕上げ用セラミックス原料混合物6および7を充填した
耐熱性型枠8を、窯炉50において1180℃で2時間
加熱する。この結果、発泡性セラミックス原料混合物5
よりセラミックス発泡体からなる基材1が形成されると
ともに、表面仕上げ用セラミックス原料混合物6および
7より、セラミックスからなる第1の表面層2および第
2の表面層3が基材1上に形成される。基材1、第1お
よび第2の表面層2,3の焼成時に、凹凸パターンが設
けられた型押し用ローラ55を用いて表面仕上げ用セラ
ミックス原料混合物7をプレスすると、第2の表面層3
に溝状パターン4が設けられたセラミックス材100が
形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックス材の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックス発泡体を製造する際には、
耐熱性型枠内に発泡性セラミックス原料混合物を充填
し、これを窯炉において1000℃以上の高温で焼成す
る。それにより、発泡性セラミックス原料混合物が溶融
および発泡し、セラミックス発泡体が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】セラミックス発泡体に
表面仕上げや模様付けを行うためには、セラミックス発
泡体の焼成後に、セラミックス発泡体の表面に釉薬を塗
布して焼成する工程を繰り返す必要がある。このため、
セラミックス発泡体の製造の効率が悪く、製造コストが
高くなる。
【0004】本発明の目的は、製造効率の向上および製
造コストの削減を図ることを可能とするセラミックス材
の製造方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段および発明の効果】第1の
発明に係るセラミックス材の製造方法は、耐熱性型枠内
に発泡性セラミックス原料混合物を充填するとともに、
発泡性セラミックス原料混合物上に異なる色の複数層の
表面仕上げ用セラミックス原料混合物を充填し、発泡性
セラミックス原料混合物および表面仕上げ用セラミック
ス原料混合物を焼成することによりセラミックス発泡体
からなる基材上にセラミックスからなる複数の表面層が
積層されてなるセラミックス材を形成し、焼成時に、表
面に凹凸パターンを有するプレス部材により表面仕上げ
用セラミックス原料混合物を押圧し、上層の表面層中に
下層の表面層を露出させるものである。
【0006】上記の製造方法において、発泡性セラミッ
クス原料混合物は加熱により溶融および発泡し、セラミ
ックス発泡体からなる基材が形成される。一方、発泡性
セラミックス原料混合物上に複数層充填した表面仕上げ
用セラミックス原料混合物は加熱により溶融し、基材上
にセラミックスからなり色が各々異なる複数の表面層が
形成される。
【0007】このように、本発明に係る製造方法によれ
ば、セラミックス発泡体からなる基材とセラミックスか
らなる表面層とが一体化したセラミックス材を一度の焼
成により得ることができる。また、このようなセラミッ
クス材は軽量であり、優れた耐熱性、耐水性および強度
を有する。さらに、基材と表面層とが一体化しているた
め施工が容易であり、表面層が基材から離れて落下する
おそれがない。
【0008】また、表面仕上げ用セラミックス原料混合
物が着色顔料または釉薬を含有してもよい。
【0009】所望の着色顔料を含有した表面仕上げ用セ
ラミックス原料混合物を焼成することにより、セラミッ
クスからなる表面層を所望の色に着色することができ
る。また、釉薬を含有した表面仕上げ用セラミックス原
料混合物を焼成することにより、セラミックスからなる
表面層に釉薬を融着することができる。
【0010】このように、セラミックス材の焼成と同時
に、セラミックス材の表面の着色および釉薬の融着を行
うことができるため、セラミックス材の製造工程の簡素
化および製造時間の短縮が図られる。その結果、セラミ
ックス材の製造効率が向上するとともに、製造コストの
削減が図られる。
【0011】さらに、発泡性セラミックス原料混合物お
よび表面仕上げ用セラミックス原料混合物の焼成時に、
表面に凹凸パターンを有するプレス部材により表面仕上
げ用セラミックス原料混合物を押圧する。
【0012】これにより、セラミックスからなる表面層
の焼成と同時に、セラミックスからなる表面層にプレス
部材の表面の凹凸パターンを転写することが可能とな
る。また、プレス部材の表面の凹凸パターンを選択する
ことにより、所望の凹凸パターンを有するセラミックス
材を得ることができる。
【0013】また、上記のように異なる色の複数の表面
層が積層されているため、表面層に凹凸パターンを形成
することにより、上層の表面層中に下層の表面層の色の
模様を形成することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るセラミックス
材の製造方法により製造されたセラミックス材の一例を
示す斜視図である。
【0015】図1に示すセラミックス材100は、セラ
ミックス発泡体からなる基材1上にセラミックスからな
る第1の表面層2および第2の表面層3が積層されてな
る。
【0016】セラミックス材100の基材1は、発泡性
セラミックス原料混合物を加熱し、溶融および発泡させ
ることにより形成させる。このため、気孔率が高く、低
比重である。
【0017】また、第1の表面層2は、黒色の顔料を含
有したセラミックス原料混合物を焼成することにより形
成される。第2の表面層3は、茶色の顔料を含有したセ
ラミックス原料混合物を焼成することにより形成され
る。
【0018】第1の表面層2は黒色を呈しており、第2
の表面層3は茶色を呈する。また、第2の表面層3にお
いては、第1の表面層2が溝状に露出している。それに
より、茶色を呈した第2の表面層3に黒色を呈した溝状
パターン4が形成されており、この溝状パターン4が目
地に相当する。以上のように、セラミックス材100に
おいては、セラミックス発泡体からなる基材1とセラミ
ックスからなる第1および第2の表面層2,3とが一体
化している。
【0019】図1に示すセラミックス材100における
基材1、第1の表面層2および第2の表面層3の厚さ
は、それぞれ200mm、2mmおよび5mmであり、
また、基材1、第1の表面層2および第2の表面層3の
比重は、それぞれ0.4、1〜1.2および1〜1.2
である。このようなセラミックス材100は軽量であ
り、優れた断熱性や耐火性を有するとともに強度的にも
優れているため、建築材として利用することができる。
【0020】また、このセラミックス材100は、第2
の表面層3に目地に相当する溝状パターン4が設けられ
ているので、タイル貼りと同様の外観形状を有する。こ
のため、図1に示すセラミックス材100を用いて、
塀、門柱、建造物の外壁材または内壁材を施工すること
が可能となる。
【0021】また、基材1、第1および第2の表面層
2,3が一体化しているため、経年変化により、基材1
と第1および第2の表面層2,3とが剥離するおそれが
ない。しかも、このセラミックス材100では、基材1
にタイル等の表面層を貼り付ける作業が不要であるた
め、施工が容易になる。
【0022】次に、図1のセラミックス材100の製造
方法を、図2および図3の工程断面図を参照しながら説
明する。
【0023】セラミックス材100の製造には、図2に
示すような複数の板状体を組み立てて構成された型枠8
が用いられる。型枠8には耐熱性が要求されることか
ら、板状体は耐火物や金属から構成される。
【0024】図2に示すように、まず型枠8内にセラミ
ックス材100における基材1の原料(以下、発泡性セ
ラミックス原料混合物5とする)を充填し、これをプレ
ス部材を用いて高圧でプレスする。次に、図1における
第1の表面層2の原料(以下、表面仕上げ用セラミック
ス原料混合物6とする)を充填して高圧でプレスし、さ
らに、第2の表面層3の原料(以下、表面仕上げ用セラ
ミックス原料混合物7とする)を充填して高圧でプレス
する。これにより、発泡性セラミックス原料混合物5お
よび表面仕上げ用セラミックス原料混合物6,7が混じ
り合うことなく積層される。
【0025】発泡性セラミックス原料混合物5は、特に
限定されず、任意の発泡性セラミックス原料を選択する
ことができる。発泡性セラミックス原料は、主に、無機
質原料および発泡剤からなる。無機質原料としては、天
然ガラス質、粘土、黒曜石、坑火石およびステアタイト
等が用いられる。また、無機質原料として、廃棄された
長石を用いてもよい。さらに、シラス等の火山灰を混合
してもよい。一方、発泡剤としては、炭化珪素、ドロマ
イト、炭酸カルシウム、ストロンチウム、タンカル等が
用いられる。さらに、所望に応じ、増量材や界面活性剤
を添加してもよい。増量材として、火力発電所で生じる
フライアッシュを用いることも可能である。なお、上記
に示す発泡性セラミックス原料混合物5は、乾燥粉末の
状態で使用する。
【0026】一方、表面仕上げ用セラミックス原料混合
物6および7は、発泡性セラミックス原料混合物5と類
似の組成を有するが、着色顔料を含有するとともに、発
泡剤の割合が発泡性セラミックス原料混合物5と比較し
て低い。図2に示す表面仕上げ用セラミックス原料混合
物6は黒色の顔料を含有しており、表面仕上げ用セラミ
ックス原料混合物7は茶色の顔料を含有している。な
お、表面仕上げ用セラミックス原料混合物6および7
は、発泡性セラミックス原料混合物5と同様、乾燥粉末
の状態で使用する。
【0027】さらに、これ以外にも、表面仕上げ用セラ
ミックス原料混合物6および7は、金属粉、ガラス質、
釉薬等を含んでもよい。
【0028】図2に示すように、発泡性セラミックス原
料混合物5と表面仕上げ用セラミックス原料混合物6お
よび7を充填した型枠8を、窯炉において、1180℃
で2時間加熱する。
【0029】加熱により、発泡性セラミックス原料混合
物5は溶融および発泡し、体積が加熱前の3倍程度まで
増加する。このようにして、図3に示すように、セラミ
ックス発泡体からなる基材1が形成される。
【0030】一方、表面仕上げ用セラミックス原料混合
物6および7は、発泡はせず、溶融する。このようにし
て、図3に示すように、基材1上にセラミックスからな
る黒色の第1の表面層2が形成され、さらに第1の表面
層2上に、セラミックスからなる茶色の第2の表面層3
が形成される。このようなセラミックスからなる第1お
よび第2の表面層2,3は、発泡していないため滑らか
な表面を有する。
【0031】上記のセラミックス材100の製造過程に
おいて、発泡性セラミックス原料混合物5が発泡して基
材1を形成する際に、表面に凹凸パターンが設けられた
プレス部材により、表面仕上げ用セラミックス原料混合
物7をプレスする。その結果、茶色の第2の表面層3に
溝状パターン4が形成される。セラミックス材100の
溝状パターン4の部分においては、黒色の第1の表面層
2が露出する。したがって、茶色の第2の表面層3に黒
色の模様が形成される。
【0032】以上のようにして、図1に示すような茶色
を呈する表面に黒色の溝状パターン4が設けられたセラ
ミックス材100を、一度の焼成により得ることができ
る。このように、パターン転写を別工程で行う必要がな
くなるため、セラミックス材の製造効率が向上するとと
もに、製造コストの削減も図られる。
【0033】なお、上記の例では、焼成したセラミック
ス材100に溝状パターン4を設けているが、プレス部
材の表面の凹凸パターンを選択することにより、所望の
凹凸パターンを有するセラミックス材100を形成する
ことが可能となる。
【0034】さらに、上記の例では、表面仕上げ用セラ
ミックス原料混合物6および7を発泡性セラミックス原
料混合物5上に2層に積層しているが、表面仕上げ用セ
ラミックス原料混合物は単層であってもよく、あるいは
2層以上の多層であってもよい。
【0035】例えば、発泡性セラミックス原料混合物5
上に、黒色の顔料を含有した表面仕上げ用セラミックス
原料混合物6および茶色の顔料を含有した表面仕上げ用
セラミックス原料混合物7を順に積層する。さらにこの
上に、釉薬を含有した表面し上げ用セラミックス原料混
合物を積層し、上記と同様の製造方法により、焼成およ
びプレス部材によるパターン転写を行ってもよい。
【0036】この場合、基材1上に黒色の第1の表面層
2および茶色の第2の表面層3が形成されるとともに、
第2の表面層3上に釉薬層を融着することが可能とな
る。この例では、一度の焼成により、茶色を呈する表面
に黒色の溝状パターン4が形成され、さらに、溝状パタ
ーン4を除く表面に釉薬層が融着される。
【0037】図4(a),(b),(c)は、本発明に
係るセラミックス材の製造装置および製造工程の一例を
示す模式的な断面図である。
【0038】ここでは、図4の製造装置を用いて図2お
よび図3に示したセラミックス材100を製造する場合
を説明する。
【0039】窯炉50は、ローラ炉床51を有する。ロ
ーラ炉床51を構成する各ローラは図中の矢印Rの方向
に回転するため、ローラ炉床51上の型枠8は図中の矢
印Xの方向に向かって窯炉50内を移動する。
【0040】窯炉50内の入口52付近の温度は約50
0℃であり、中央部の温度は1180℃程度であり、出
口53付近の温度は約400℃である。
【0041】窯炉50の中央部には、ローラ昇降装置5
4および型押し用ローラ55が設けられており、さら
に、光センサ(図示せず)が設けられている。
【0042】型押し用ローラ55は耐熱性の金属から構
成されており、表面に所定の凹凸パターンが形成されて
いる。また、型押し用ローラ55は、ローラ炉床51上
を移動する型枠8の速度と同じ周速で図中の矢印Sの方
向に回転する。
【0043】ローラ炉床51により搬送される型枠8の
前端が、型押し用ローラ55の下方を通過したことを光
センサが検知すると、ローラ昇降装置54が型押し用ロ
ーラ55を5〜10cm下降させる。その後、型枠8の
後端が型押し用ローラ55に近づくと、上記とは逆に、
ローラ昇降装置54は型押し用ローラ55を5〜10c
m上昇させる。このように、ローラ昇降装置54により
型押し用ローラ55が上下方向に移動するため、型押し
用ローラ55と型枠8の前端および後端の板状体が接触
することはない。
【0044】図4(a)に示すように、発泡性セラミッ
クス原料混合物5、表面仕上げ用セラミックス原料混合
物6および7が充填された型枠8は、入口52から窯炉
50内に搬入され、1180℃まで昇温される。
【0045】1180℃に達した型枠8内の発泡性セラ
ミックス原料混合物5は、溶融および発泡し、セラミッ
クス発泡体からなる基材1が形成される。同時に、表面
仕上げ用セラミックス原料混合物6および7は溶融し、
セラミックス材100の基材1上にセラミックスからな
る第1の表面層2および第2の表面層3が形成される。
【0046】図4(b)に示すように、発泡性セラミッ
クス原料混合物5および表面仕上げ用セラミックス原料
混合物6および7の焼成時に、型押し用ローラ55を用
いて表面仕上げ用セラミックス原料混合物7をプレスす
る。これにより、セラミックス材100の表面に、型押
し用ローラ55の表面に形成された凹凸パターンを転写
することができる。
【0047】その後、図4(c)に示すように、型枠8
はローラ炉床51上を移動し、出口53から搬出され
る。
【0048】図5は型押し用ローラ55による凹凸パタ
ーンの転写の工程を示す部分拡大断面図である。
【0049】図5に示すように、型押し用ローラ55の
表面に形成された凹凸パターンは、型押し用ローラ55
の回転に伴い、連続的にセラミックス材100の表面に
転写される。この結果、セラミックス材100の第2の
表面層3に溝状パターン4が形成される。
【0050】以上のように、図4および図5に示すセラ
ミックス材の製造装置によれば、図1に示したセラミッ
クス材100を連続的に製造することが可能である。こ
のため、セラミックス材100の製造効率の向上が図ら
れるとともに、製造コストの削減が図られる。
【0051】また、型押し用ローラ55の表面の凹凸パ
ターンを選択することにより、セラミックス材100の
表面に所望の凹凸パターンを形成することが可能とな
る。
【0052】
【実施例】本発明に係るセラミックス材の製造方法によ
り、以下のようにしてセラミックス材を製造した。
【0053】三菱マテリアル株式会社製MA601から
なる板状体を組み立て、型枠を構成した。
【0054】上記の型枠に発泡性セラミックス原料混合
物を充填し、これを高圧でプレスした。なお、発泡性セ
ラミックス原料混合物の組成は、表1に示すとおりであ
る。
【0055】
【表1】
【0056】次に、発泡性セラミックス原料混合物上に
表面仕上げ用セラミックス原料混合物を充填し、これを
高圧でプレスした。なお、表面仕上げ用セラミックス原
料混合物の組成は表2に示すとおりである。
【0057】
【表2】
【0058】上記のように、発泡性セラミックス原料混
合物および表面仕上げ用セラミックス原料混合物を充填
した型枠を、窯炉において1180℃で2時間加熱し
た。
【0059】加熱により、発泡性セラミックス原料混合
物が溶融および発泡し、セラミックス発泡体からなる基
材が形成された。一方、表面仕上げ用セラミックス原料
混合物は、溶融のみで発泡はせず、基材上にセラミック
スからなる表面層が形成された。また、セラミックス材
の基材および表面層の焼成時に、表面に凹凸パターンが
設けられたプレス部材を用いて、セラミックス材の表面
層をプレスした。
【0060】以上のようにして、基材と表面層とが一体
化し、かつ溝状パターンが形成されたセラミックス材が
一度の焼成により得られた。なお、セラミックス材にお
ける基材の比重は0.45であり、表面層の比重は、
1.2であった。
【図面の簡単な説明】
【図1】セラミックス材の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るセラミックス材の製造方法の一例
を示す工程断面図である。
【図3】本発明に係るセラミックス材の製造方法の一例
を示す工程断面図である。
【図4】本発明に係るセラミックス材の製造装置および
製造工程を示す模式的断面図である。
【図5】図4の製造装置および製造工程を示す部分拡大
断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2 第1の表面層 3 第2の表面層 4 溝状パターン 5 発泡性セラミックス原料混合物 6,7 表面仕上げ用セラミックス原料混合物 8 型枠 50 窯炉 51 ローラ炉床 54 ローラ昇降装置 55 型押し用ローラ 100 セラミックス材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 賢一 大阪府大阪市住之江区南港中5−5−31 −910 (72)発明者 早川 誠 岐阜県土岐市下石町910番地 (56)参考文献 特開 平9−300318(JP,A) 特開 平5−169423(JP,A) 特開 昭59−31109(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B28B 1/00 - 1/54 B28B 11/00 - 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐熱性型枠内に発泡性セラミックス原料
    混合物を充填するとともに、前記発泡性セラミックス原
    料混合物上に異なる色の複数層の表面仕上げ用セラミッ
    クス原料混合物を充填し、前記発泡性セラミックス原料
    混合物および前記表面仕上げ用セラミックス原料混合物
    を焼成することによりセラミックス発泡体からなる基材
    にセラミックスからなる複数の表面層が積層されてなる
    セラミックス材を形成し、前記焼成時に、表面に凹凸パ
    ターンを有するプレス部材により前記表面仕上げ用セラ
    ミックス原料混合物を押圧し、上層の表面層中に下層の
    表面層を露出させることを特徴とするセラミックス材の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記表面仕上げ用セラミックス原料混合
    物が着色顔料または釉薬を含有することを特徴とする請
    求項1記載のセラミックス材の製造方法。
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