JP2020037504A - 装飾品の製作方法、装飾品、及び組成物 - Google Patents

装飾品の製作方法、装飾品、及び組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2020037504A
JP2020037504A JP2018166456A JP2018166456A JP2020037504A JP 2020037504 A JP2020037504 A JP 2020037504A JP 2018166456 A JP2018166456 A JP 2018166456A JP 2018166456 A JP2018166456 A JP 2018166456A JP 2020037504 A JP2020037504 A JP 2020037504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
firing
decorative article
fired
composition
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018166456A
Other languages
English (en)
Inventor
久美子 藤原
Kumiko Fujiwara
久美子 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2018166456A priority Critical patent/JP2020037504A/ja
Publication of JP2020037504A publication Critical patent/JP2020037504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adornments (AREA)

Abstract

【課題】900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても製作可能な装飾品の製作方法、当該製作方法で製作された装飾品、及び組成物の提供を目的とした。【解決手段】装飾品1は、粘土を主原料とする可塑性原料、非可塑性原料、及び融剤原料を含み、700〜900℃で焼成可能な組成物を用いて焼成対象物を作成する焼成対象物作成工程と、前記焼成対象物作成工程で形成された前記焼成対象物を、700〜900℃の一次焼成温度で焼成して一次焼成物を得る第一焼成工程とを含む工程を経て製作される。【選択図】図1

Description

本発明は、粘土等を主原料とする可塑性原料、非可塑性原料、及び融剤原料を含む組成物を焼成してなる装飾品の製作方法、当該製作方法で製造された装飾品、及び組成物に関する。
従来、レースドールと称されるような装飾品や、白磁に絵付けを施したものを焼成して製作されたハンドクラフト等の装飾品がある。
例えば、レースドールと称される装飾品は、液状にした粘土を石膏型を使って形作ったボディを準備すると共に、綿等の素材で形成されたレースに液状の粘土を染みこませたものをボディに着せ付けた後、1200℃程度の高温で焼成して形成されたものである。レースドール等の装飾品を製作する場合には、例えば下記特許文献1に開示されている陶芸用電気式加熱処理器のような電気炉(キルン)を用いて焼成される。
また、白磁に絵付けを施してハンドクラフトを製作するのを簡便に行えるようにするものとして、下記特許文献2に開示されているような白磁用鉄結晶窯変調転写紙がある。この転写紙はシート状とされており、これを白磁に貼付して焼成するだけで絵付けを簡単に行える。
特開2007−10268号公報 特開2012−25618号公報
上述したレースドールと称されるような装飾品の製作方法によれば、繊細で優美な装飾品を製作できる反面、1200℃程度の高温で焼成する必要がある。そのため、上記特許文献2に開示されているような高価で大がかりな電気炉(キルン)が必要となる。従って、レースドールと称されるような装飾品の製作は、趣味等で装飾品を作る人たちにとっては、敷居が高く、手を出しにくいものとなっているという問題がある。
また、上述した白磁に絵付けを施してハンドクラフトを製作する方法は、900℃程度の温度で焼成すれば良く、比較的安価であったり小型の電気炉(キルン)でも製作できる。そのため、この種のハンドクラフトの製作は、趣味等で装飾品を作る人たちにとっても敷居が低く、手を出しやすいものとなっている。その反面、900℃程度の焼成温度で装飾品を製作する方法では、白磁に絵付けをする程度のものしかできないという問題があった。
ここで、本発明者らは、レースドールで用いられるような装飾技法により、白磁に対して装飾を施すべく、粘土を主原料とする可塑性原料、非可塑性原料、及び融剤原料を含む組成物を所定の形状に形成した装飾体を、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対して付着させた後、1200℃程度の高温で焼成することを検討した。しかしながら、このような製作方法で装飾品を製作しようとすると、焼成時に磁器あるいは陶器が殆ど収縮しないのに対し、装飾体が収縮しようとするため、両者の収縮率の違いにより装飾体に割れるなどしてしまい、装飾品としての体をなさない懸念があることが判明した。
そこで本発明は、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても製作可能な装飾品の製作方法、当該製作方法で製作された装飾品、及び組成物の提供を目的とした。
上述した課題を解決すべく提供される本発明の装飾品の製作方法は、可塑性を有する可塑性原料、非可塑性の非可塑性原料、及び融剤原料を含み、700〜900℃で焼成可能な組成物を用いて焼成対象物を作成する焼成対象物作成工程と、前記焼成対象物作成工程で形成された前記焼成対象物を、700〜900℃の一次焼成温度で焼成して一次焼成物を得る第一焼成工程と、を含む工程を含むことを特徴とするものである。
本発明では、焼成対象物作成工程において700〜900℃で焼成可能な組成物を用いて焼成対象物が作成される。そのため、焼成対象物の作成後に行われる第一焼成工程や第二焼成工程における焼成温度(一次焼成温度,二次焼成温度)をいずれも900℃以下の温度領域とすることができる。従って、本発明によれば、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても製作可能な装飾品の製作方法を提供できる。
また、本発明では、700〜900℃で焼成可能な組成物を用いているため、第一焼成工程や第二焼成工程における焼成温度を900℃以下の温度領域としても、装飾品としては十分な強度が得られる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記第一焼成工程において得られた一次焼成物に対して釉薬をかける釉かけ工程と、前記釉かけ工程において釉薬をかけた前記一次焼成物を、前記一次焼成温度以下の二次焼成温度で焼成して二次焼成物を得る第二焼成工程と、をさらに含むものであることが好ましい。
本発明の装飾品の製作方法では、釉かけ工程において一次焼成物に対して釉薬をかけた後、二次焼成工程において焼成することとしているため、その分だけ装飾品の質感が向上するだけでなく、強度も向上する。また、本発明の装飾品の製作方法では、二次焼成温度が、一次焼成温度以下の温度である。そのため、本発明の装飾品の製作方法によれば、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下であっても製作できる。また、二次焼成温度が、一次焼成温度以下の温度であるため、二次焼成に際して焼成対象物(一次焼成物)に対して作用する熱的ストレスが小さい。そのため、本発明の装飾品の製造方法によれば、二次焼成工程において、焼成対象物が破損する等のリスクを最小限に抑制できる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記融剤原料として、非晶質の原料を含むものであることが好ましい。
かかる構成によれば、比較的低い焼成温度(一次焼成温度,二次焼成温度)で焼成対象物を焼き締めることができる。そのため、本発明の装飾品の製作方法によれば、焼成温度を900℃以下の温度領域としつつ、装飾品としては十分な強度を有する作品を製作できる。
なお、融剤原料としては、長石、ドロマイト、骨灰、及びセリサイト等を用いることも可能であるが、焼成前から非晶質の原料であるフリットのようにガラス系のものとすると良い。かかる構成とすることにより、焼成に要する熱エネルギーを低下させつつ、高品質な装飾品を製作できる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記可塑性原料として、木節粘土、蛙目粘土、カオリン、及びセリサイトのうち、少なくともいずれかを含むものを用いるものであっても良い。
かかる構成によれば、焼成対象物作成工程において所望の形状を有する焼成対象物を形成できる。そのため、本発明の装飾品の製作方法によれば、例えば上述した白磁に絵付けを施してハンドクラフトを製作する方法等に比べて創作の自由度が高く、高度な装飾品を製作することが可能となる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記非可塑性原料として、ケイ石、ケイ砂、シャモット、及び長石のうち、少なくともいずれかを含むものを用いるものであっても良い。
かかる構成によれば、主として可塑性原料により発現する組成物の粘度を最適化することができる。これにより、焼成対象物作成工程における成形の自由度の向上、及び成形の難易度の低減を図ることができる。また、本発明によれば、乾燥や焼成に伴う収縮等に起因するヒビ割れや亀裂の発生を最小限に抑制できる。従って、本発明の装飾品の製作方法によれば、焼成対象物を容易かつ自由に作成可能でありつつ、感想や焼成に伴うヒビ割れや亀裂の発生による失敗を最小限に抑制することができる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記焼成対象物作成工程が、前記組成物をスラリー状にした泥漿を、吸水性を有する素材により所定の形状に形成された成形型に流し込んで形成するものであっても良い。
かかる構成によれば、所望の形状に成形された装飾品を900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作可能となる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記焼成対象物作成工程において、前記組成物を所定の形状に形成した装飾体を、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対して付着させることにより前記焼成対象物を作成し、前記第一焼成工程及び前記第二焼成工程において、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対して前記装飾体を付着させたまま前記焼成対象物を焼成するものであっても良い。
かかる構成によれば、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対し、所望の形状に形成した装飾体を取り付けた装飾品を、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作できる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記焼成対象物作成工程において、前記組成物をスラリー状にした泥漿を布地に含浸させたものを用いて前記焼成対象物を形成するものであっても良い。
かかる構成によれば、上述したレースドールと称されるような装飾品のように繊細かつ優美な装飾品を、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作できる。
上述した本発明の装飾品の製作方法は、前記第二焼成工程において得られた前記二次焼成物に対して上絵を施し、前記二次焼成温度以下の三次焼成温度で焼成する上絵付け工程を有するものであっても良い。
かかる構成によれば、上絵付けまで施した装飾品を、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作できる。
本発明の装飾品は、上述した本発明の装飾品の製作方法により製造されたことを特徴とするものである。
本発明の装飾品は、上述した本発明の製作方法によって製作されたものであるため、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作できる。
本発明の組成物は、上述した本発明の装飾品の製作方法に用いられ、可塑性を有する可塑性原料、非可塑性の非可塑性原料、及び融剤原料を含み、700〜900℃で焼成可能であることを特徴とするものである。
本発明の組成物によれば、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に装飾品を製作できる。
本発明によれば、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても製作可能な装飾品の製作方法、当該製作方法で製作された装飾品、及び組成物を提供できる。
本発明の一実施形態に係る装飾品の製作方法を示すフローチャートである。 第一実施例に係る装飾品を示す写真である。 第二実施例に係る装飾品を示す写真である。 第三実施例に係る装飾品を示す写真である。 第四実施例に係る装飾品を示す写真である。 第五実施例に係る装飾品を示す写真である。 第六実施例に係る装飾品を示す写真である。 第六実施例に係る装飾品を示す写真である。 第七実施例に係る装飾品を示す写真である。 第八実施例に係る装飾品を示す写真である。
続いて、本発明の一実施形態に係る装飾品の製作方法、当該製作方法により製作された装飾品、及びこれに用いる組成物について説明する。
本実施形態において用いる組成物は、粘土を主原料とする可塑性原料、非可塑性原料、及び融剤原料を含み、700〜900℃で焼成可能なものとされている。また、これらの原料のほか、例えば着色剤やバインダー等を添加することが可能である。例えば、着色剤として、酸化鉄、桜太陽弁柄、二酸化マンガン、炭酸マンガン、酸化銅、酸化クロム、珪酸ジルコニウム、酸化コバルト、酸化スズ、酸化チタン、珪酸鉄、酸化ニッケルなどの無機原料を添加する等しても良い。
本実施形態の組成物に用いられる可塑性原料は、例えば木節粘土、蛙目粘土、カオリン、セリサイト、及び陶石のうち、少なくともいずれかを含むものとすることができる。可塑性原料は、これらのうちいずれか一つの原料、あるいは複数を組み合わせて構成されるものであれば良い。また、可塑性原料は、これらの原料に加え、他の可塑性原料を含むものであっても良い。また、可塑性原料として、複数の原料を組み合わせたものとする場合には、焼成後に呈する色合い等を考慮して、その配合や組み合わせを調整することが望ましい。
また、融剤原料は、長石、ドロマイト、骨灰、及びセリサイト等を含むものであっても良いが、焼成前から非晶質の原料を含むものであることが好ましい。非晶質の原料としては、いわゆるフリット(ガラス)等が好適である。融剤原料は、これらのうちいずれか一つの原料、あるいは複数を組み合わせて構成されるものであれば良い。また、融剤原料は、これらの原料に加え、他の融剤原料を含むものであっても良い。また、融剤原料として、複数の原料を組み合わせたものとする場合には、原料の特性を考慮してその配合や組み合わせを調整することが望ましい。例えば、融剤原料としてフリット(ガラス)を配合すれば、焼成後にガラス化させるために必要な熱エネルギーが最小限で済むため、焼成温度を低下させる上で有効である。また、長石には、カリ長石(正長石)と呼ばれるものや、ソーダ長石と呼ばれるものがある。カリ長石とソーダ長石とを混合すると、それぞれの長石の溶融温度より低下させることができ、ソーダ長石の混合比が多いほど溶融温度が低下する。一方、カリ長石は熔融して高粘度のガラス質になる性質を有するため、焼成に伴う変形を最小限に抑制できる。従って、焼成温度や焼成に伴う変形の許容度等を考慮し、その配合量を調整することが好ましい。
非可塑性原料は、ケイ石(石英)、ケイ砂、シャモット、及び長石のうち、少なくともいずれかを含むものとすることができる。非可塑性原料は、これらのうちいずれか一つの原料、あるいは複数を組み合わせて構成されるものであれば良い。また、非可塑性原料は、これらの原料に加え、他の非可塑性原料を含むものであっても良い。例えば、ケイ石は、陶磁器素地の乾燥および焼成による収縮を少なくする特性を有し、素地だけでなくガラス質の釉を作る主要な原料として用いられるものである。そのため、ケイ石は、焼成することにより素地の強度を増強するために有効に作用する原料である。従って、陶磁器素地の乾燥や焼成による収縮を抑制しつつ素地の強度を向上させたい場合には、ケイ石の含有量を増加させる等すれば良い。
本実施形態の装飾品の製作方法及び装飾品には、上述したような組成物が用いられる。以下、本実施形態の装飾品の製作方法について、詳細に説明する。本実施形態の装飾品の製作方法は、図1に示すように、焼成対象物作成工程、第一焼成工程、釉かけ工程、第二焼成工程、及び上絵付け工程を経て行われる。以下、各工程について、図1に示したステップ毎に順を追って説明する。
(ステップ1)
本実施形態の装飾品の製作方法では、先ずステップ1において焼成対象物作成工程が行われる。焼成対象物作成工程は、上述した組成物を用いて焼成対象となるもの(焼成対象物)を作成する工程である。焼成対象物は、様々な方法で作成することができるが、例えば以下のような方法とすると良い。
具体的には、組成物をスラリー状にした泥漿を、例えば石膏のような吸水性を有する素材により所定の形状に形成された成形型に流し込んで形成することにより焼成対象物を成形することができる。また、組成物を、手やヘラ、抜き型等により所望の形状に変形させて成形することも可能である。さらに、前述のように石膏型等によって形成した焼成対象物をベースとしつつ、組成物を手やヘラ、抜き型等により所望の形状に変形させたものを装飾体とし、ベースに対して装飾体を取り付けたものを焼成対象物とすることも可能である。
また別の方法として、装飾対象となる磁器あるいは陶器を別途準備し、これに対して前述のように石膏型等によって形成したものや、組成物を手やヘラ、抜き型等により所望の形状に変形させたものを装飾体として取り付けたものを焼成対象物とすることも可能である。
さらに、組成物をスラリー状にした泥漿を例えばレース等の布地に含浸させたものも、焼成対象物とすることができる。布地に泥漿を含浸させたものは、単体で焼成対象物としても良く、上述した装飾体の一部又は全部として使用しても良い。
(ステップ2)
上述したようにして焼成対象物の準備が完了すると、ステップ2の第一焼成工程に製作工程が進む。第一焼成工程は、焼成対象物作成工程で形成された焼成対象物を、700〜900℃の一次焼成温度で焼成して一次焼成物を得る工程である。焼成温度及び焼成時間は、組成物の組成や、製作する装飾品に求める強度、気候条件、使用する炉(キルン)の出力等に応じて適宜変更可能である。装飾品の強度を考慮すると一次焼成温度を可能な範囲で高温とし、しっかりと焼き締めることが望ましい。一次焼成温度は、700〜900℃の範囲であれば良いが、800〜900℃の範囲であることがより好ましく、850〜900℃の範囲であることがより一層好ましい。
(ステップ3)
上述した一次焼成工程により一次焼成物が得られると、ステップ3の釉かけ工程に製作工程が進む。釉かけ工程では、第一焼成工程において得られた一次焼成物に対して釉薬をかける処理が行われる。ステップ3において用いる釉薬は、例えば透明釉、灰釉、青磁釉、白釉、藁白釉、志野釉、黄瀬戸釉、織部釉、瑠璃釉、ゴス青釉、鉄釉、辰砂釉、銅赤釉、茶伊羅保釉、黒伊羅保釉、黄釉、ピンク色釉、マット釉等が好適である。釉かけ工程を行い、後述の第二焼成工程を行うことで、釉薬に起因して発現する色合いによる美的効果が得られるだけでなく、装飾品の表面にガラス状の膜を形成し、強度を向上させたり、腐食しにくくすることができる。そのため、美的効果を考慮して釉薬を選択すると共に、製作する装飾品に求める強度や風合いを考慮して釉薬をかける量や濃度等を調整することが好ましい。
(ステップ4)
上述した釉かけ工程が完了すると、ステップ4の第二焼成工程に製作工程が進む。第二焼成工程は、釉かけ工程において釉薬をかけた一次焼成物を、一次焼成温度以下の二次焼成温度で焼成して二次焼成物を得る工程である。二次焼成工程における焼成温度及び焼成時間は、組成物の組成や、製作する装飾品に求める強度、気候条件、使用する炉(キルン)の出力等に応じて適宜変更可能である。二次焼成温度は、700〜900℃の範囲であれば良いが、700〜800℃の範囲であることがより好ましく、750〜800℃の範囲であることがより一層好ましい。このようにして第一焼成物に釉かけしたものを焼成することにより、第二焼成物が得られる。
(ステップ5)
上述した第二焼成工程により第二焼成物が得られると、ステップ5の上絵付け工程に製作工程が進む。ステップ5においては、第二焼成工程において得られた二次焼成物に対して上絵を施した後、二次焼成温度以下の三次焼成温度で焼成する処理が行われる。上絵付けは、例えば上絵具を用いたり、上述した上絵付け用の転写紙を用いたりして行うことができる。上絵付け工程における焼成温度(三次焼成温度)及び焼成時間は、上絵付けに用いる上絵具の発色や、使用する炉(キルン)の出力や気候条件等を考慮して適宜変更可能である。三次焼成温度は、700〜900℃の範囲であれば良いが、700〜800℃の範囲であることがより好ましく、700〜750℃の範囲であることがより一層好ましい。このようにして上絵付け工程を行うことにより、本発明の一実施形態に係る装飾品が完成する。
本実施形態で例示した装飾品の製作方法では、焼成対象物作成工程において700〜900℃で焼成可能な組成物を用いて焼成対象物が作成される。そのため、焼成対象物の作成後に行われる第一焼成工程や第二焼成工程における焼成温度(一次焼成温度,二次焼成温度)をいずれも900℃以下の温度領域とすることができる。従って、本実施形態で例示した装飾品の製作方法によれば、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても装飾品を製作可することができる。
また、本実施形態で例示した装飾品の製作方法では、700〜900℃で焼成可能な組成物を用いている。そのため、第一焼成工程や第二焼成工程における焼成温度を900℃以下の温度領域としても、装飾品としては十分な強度が得られる。
本実施形態で例示した装飾品の製作方法では、釉かけ工程において一次焼成物に対して釉薬をかけた後、二次焼成工程において焼成することとしている。そのため、釉がけにより表面にできる層により装飾品の質感が向上するだけでなく、強度も向上する。また、本実施形態の装飾品の製作方法では、二次焼成温度が、一次焼成温度以下の温度である。そのため、本実施形態の装飾品の製作方法によれば、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下であっても製作できる。また、二次焼成温度が、一次焼成温度以下の温度であるため、二次焼成に際して焼成対象物(一次焼成物)に対して作用する熱的ストレスが小さい。そのため、本実施形態の装飾品の製造方法によれば、二次焼成工程において、焼成対象物が破損する等のリスクを最小限に抑制できる。
なお、本実施形態では、釉かけ工程及び二次焼成工程を行う例を示したが本発明はこれに限定されるものではなく、釉かけ工程及び二次焼成工程を省略しても良い。
本実施形態の装飾品の製作方法で用いる組成物には、融剤原料として、長石、ドロマイト、骨灰、及びセリサイトのうち、少なくともいずれかが含まれている。このような組成物を用いることにより、比較的低い焼成温度(一次焼成温度,二次焼成温度)で焼成対象物を焼き締めることができる。そのため、本実施形態の装飾品の製作方法によれば、焼成温度を900℃以下の温度領域としつつ、装飾品としては十分な強度を有する作品を製作できる。なお、本実施形態では、融剤原料として、長石、ドロマイト、骨灰、及びセリサイトのうち、少なくともいずれかを含んだ組成物を用いた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、融剤原料として他のものを用いたものであっても良い。
本実施形態の装飾品の製作方法で用いる組成物には、可塑性原料として、木節粘土、蛙目粘土、カオリン、及びセリサイトのうち、少なくともいずれかが含まれている。このような組成物を用いることにより、焼成対象物作成工程において所望の形状を有する焼成対象物を形成できる。そのため、本実施形態の装飾品の製作方法によれば、例えば上述した白磁に絵付けを施してハンドクラフトを製作する方法等に比べて創作の自由度が高く、高度な装飾品を製作することが可能となる。なお、本実施形態では、可塑性原料として、木節粘土、蛙目粘土、カオリン、及びセリサイトのうち、少なくともいずれかを含んだものを用いた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、可塑性原料として他のものを用いたものであっても良い。
本実施形態の装飾品の製作方法で用いる組成物には、非可塑性原料として、ケイ石、ケイ砂、シャモット、及び長石のうち、少なくともいずれかが含まれている。このような組成物を用いることにより、主として可塑性原料により発現する組成物の粘度を最適化することができる。これにより、焼成対象物作成工程における成形の自由度の向上、及び成形の難易度の低減を図ることができる。また、本実施形態によれば、乾燥や焼成に伴う収縮等に起因するヒビ割れや亀裂の発生を最小限に抑制できる。従って、本実施形態の装飾品の製作方法によれば、焼成対象物を容易かつ自由に作成可能でありつつ、感想や焼成に伴うヒビ割れや亀裂の発生による失敗を最小限に抑制することができる。なお、本実施形態では、組成物として、ケイ石、ケイ砂、シャモット、及び長石のうち、少なくともいずれかを含んだものを用いた例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、組成物として他のものを用いたものであっても良い。
上述したように、焼成対象物作成工程において、組成物をスラリー状にした泥漿を、吸水性を有する素材により所定の形状に形成された成形型に流し込んで形成することとすれば、所望の形状に成形された装飾品を900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作可能となる。
また、上述したように、焼成対象物作成工程において、組成物を所定の形状に形成した装飾体を、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対して付着させることにより焼成対象物を作成し、第一焼成工程及び第二焼成工程において、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対して装飾体を付着させたまま焼成対象物を焼成することとすれば、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対し、所望の形状に形成した装飾体を取り付けた装飾品を、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作できる。
さらに、上述したように焼成対象物作成工程において、組成物をスラリー状にした泥漿を布地に含浸させたものを用いて焼成対象物を形成することとすれば、レースドールと称されるような装飾品のように繊細かつ優美な装飾品を、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作できる。
なお、焼成対象物作成工程における焼成対象物の作成方法として上述した方法は、いずれも焼成対象物の作成方法の一例を示したものに過ぎず、他の手法により焼成対象物を作成しても良い。
上述したように、本実施形態の装飾品の製作方法では、第二焼成工程において得られた二次焼成物に対して上絵を施し、二次焼成温度以下の三次焼成温度で焼成する上絵付け工程を有することとしている。このような製作方法によれば、上絵付けまで施した装飾品を、900℃程度の焼成温度でしか焼成できない状況下においても容易に製作できる。
なお、本実施形態では、上絵付け工程を行う例を示したが本発明はこれに限定されるものではなく、上絵付け工程を省略しても良い。
以下、本発明の一実施形態に係る装飾品の製作方法及び組成物により製作した装飾品を例示する。
図2は、第一実施例に係る装飾品1(花瓶)を示す写真である。装飾品1は、白磁からなる花瓶本体2に対し、粘土等を主成分とする混合物を手作業や型抜き等により形成した装飾3を、上述した製作方法により施したものである。
図3は、第二実施例に係る装飾品10を示す写真である。装飾品10は、額縁状の枠内に人体を模した陶器製の本体12を配置すると共に、レースを用いて作成した装飾14を本体12に装着して形成したものである。
図4は、第三実施例に係る装飾品20を示す写真である。装飾品20は、陶器製の皿22に対し、粘土等を主成分とする混合物を手作業や型抜き等により形成した装飾24を、上述した製作方法により施したものである。
図5は、第四実施例に係る装飾品30を示す写真である。装飾品30は、陶器製でポット状の容器32に対し、粘土等を主成分とする混合物を手作業や型抜き等により形成した装飾34を、上述した製作方法により施したものである。
図6は、第五実施例に係る装飾品40を示す写真である。装飾品40は、上述した製作方法により製作したものであり、粘土等を主成分とする混合物を用いてハイヒール状の形状に成形して作成したものである。
図7及び図8は、第六実施例に係る装飾品50を示す写真である。装飾品50は、上述した製作方法により製作したものであり、陶器製で三段重ねに形成された容器52に対し、粘土等を主成分とする混合物を手作業や型抜き等により形成した装飾54を、上述した製作方法により施したものである。
図9は、第七実施例に係る装飾品60を示す写真である。装飾品60は、上述した製作方法により製作したものであり、鏡の縁62に対し、粘土等を主成分とする混合物を手作業や型抜き等により形成した装飾64を、上述した製作方法により施したものである。
図10は、第八実施例に係る装飾品70を示す写真である。装飾品70は、上述した製作方法により製作したものであり、陶器製でバッグ状に形成された容器72に対し、粘土等を主成分とする混合物により形成した装飾74を、上述した製作方法により施したものである。
1 :装飾品
2 :花瓶本体
3 :装飾
10 :装飾品
12 :本体
14 :装飾
20 :装飾品
22 :皿
24 :装飾
30 :装飾品
32 :容器
34 :装飾
40 :装飾品
50 :装飾品
52 :容器
54 :装飾
60 :装飾品
62 :縁
64 :装飾
70 :装飾品
72 :容器
74 :装飾

Claims (11)

  1. 可塑性を有する可塑性原料、非可塑性の非可塑性原料、及び融剤原料を含み、700〜900℃で焼成可能な組成物を用いて焼成対象物を作成する焼成対象物作成工程と、
    前記焼成対象物作成工程で形成された前記焼成対象物を、700〜900℃の一次焼成温度で焼成して一次焼成物を得る第一焼成工程と、
    を含む工程を含むことを特徴とする装飾品の製作方法。
  2. 前記第一焼成工程において得られた一次焼成物に対して釉薬をかける釉かけ工程と、
    前記釉かけ工程において釉薬をかけた前記一次焼成物を、前記一次焼成温度以下の二次焼成温度で焼成して二次焼成物を得る第二焼成工程と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の装飾品の製作方法。
  3. 前記融剤原料として、非晶質の原料を含むものであることを特徴とする請求項1又は2に記載の装飾品の製作方法。
  4. 前記可塑性原料として、木節粘土、蛙目粘土、カオリン、及びセリサイトのうち、少なくともいずれかを含むものを用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の装飾品の製作方法。
  5. 前記非可塑性原料として、ケイ石、ケイ砂、シャモット、及び長石のうち、少なくともいずれかを含むものを用いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の装飾品の製作方法。
  6. 前記焼成対象物作成工程において、前記組成物をスラリー状にした泥漿を、吸水性を有する素材により所定の形状に形成された成形型に流し込んで形成するものであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の装飾品の製作方法。
  7. 前記焼成対象物作成工程において、前記組成物を所定の形状に形成した装飾体を、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対して付着させることにより前記焼成対象物を作成し、
    前記第一焼成工程及び前記第二焼成工程において、装飾対象となる磁器あるいは陶器に対して前記装飾体を付着させたまま前記焼成対象物を焼成することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の装飾品の製作方法。
  8. 前記焼成対象物作成工程において、前記組成物をスラリー状にした泥漿を布地に含浸させたものを用いて前記焼成対象物を形成することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の装飾品の製作方法。
  9. 前記第二焼成工程において得られた前記二次焼成物に対して上絵を施し、前記二次焼成温度以下の三次焼成温度で焼成する上絵付け工程を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の装飾品の製作方法。
  10. 請求項1〜9のいずれかの製作方法により製造されたものであることを特徴とする装飾品。
  11. 請求項1〜9のいずれかの製作方法に使用可能であり、
    粘土を主原料とする可塑性原料、非可塑性原料、及び融剤原料を含み、700〜900℃で焼成可能であることを特徴とする組成物。
JP2018166456A 2018-09-05 2018-09-05 装飾品の製作方法、装飾品、及び組成物 Pending JP2020037504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166456A JP2020037504A (ja) 2018-09-05 2018-09-05 装飾品の製作方法、装飾品、及び組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018166456A JP2020037504A (ja) 2018-09-05 2018-09-05 装飾品の製作方法、装飾品、及び組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020037504A true JP2020037504A (ja) 2020-03-12

Family

ID=69737485

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018166456A Pending JP2020037504A (ja) 2018-09-05 2018-09-05 装飾品の製作方法、装飾品、及び組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020037504A (ja)

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58115069A (ja) * 1981-12-28 1983-07-08 北海道農材工業株式会社 焼結体原料
JPS6076313A (ja) * 1983-10-01 1985-04-30 木村 栄子 泥漿状粘土およびその使用方法
JPH02189177A (ja) * 1989-01-19 1990-07-25 Sachiko Hatano 焼かないレース・ドールの製法及びそのレース・ドール
JPH0987004A (ja) * 1995-09-22 1997-03-31 Aida Kagaku Kogyo Kk 陶器用粘土及び陶器の製造方法
JPH11147753A (ja) * 1997-11-11 1999-06-02 Etsuro Kato 低温焼成陶磁器用可塑性粘土配合物
JP2000086329A (ja) * 1998-09-11 2000-03-28 Kazuo Saito 硝子と蓄光剤を施した磁器
JP2004298592A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Kazuo Saito 和人形および装飾品
JP2006062913A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Kyoichi Azuma 図案凸文字入り立体溶着陶磁器
JP2014055106A (ja) * 2013-11-19 2014-03-27 Advance:Kk セラミックス工芸品用の成形材料

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58115069A (ja) * 1981-12-28 1983-07-08 北海道農材工業株式会社 焼結体原料
JPS6076313A (ja) * 1983-10-01 1985-04-30 木村 栄子 泥漿状粘土およびその使用方法
JPH02189177A (ja) * 1989-01-19 1990-07-25 Sachiko Hatano 焼かないレース・ドールの製法及びそのレース・ドール
JPH0987004A (ja) * 1995-09-22 1997-03-31 Aida Kagaku Kogyo Kk 陶器用粘土及び陶器の製造方法
JPH11147753A (ja) * 1997-11-11 1999-06-02 Etsuro Kato 低温焼成陶磁器用可塑性粘土配合物
JP2000086329A (ja) * 1998-09-11 2000-03-28 Kazuo Saito 硝子と蓄光剤を施した磁器
JP2004298592A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Kazuo Saito 和人形および装飾品
JP2006062913A (ja) * 2004-08-27 2006-03-09 Kyoichi Azuma 図案凸文字入り立体溶着陶磁器
JP2014055106A (ja) * 2013-11-19 2014-03-27 Advance:Kk セラミックス工芸品用の成形材料

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
倉地 辰幸: "蓄光レース人形の開発", あいち産業科学技術 総合センター 研究報告2016, JPN6022024338, 2016, pages 82 - 83, ISSN: 0004803177 *

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110372416B (zh) 一种多维度装饰原边木纹陶瓷砖及其制备方法
CN109455933B (zh) 一种结晶釉以及使用该结晶釉制得的陶瓷砖
KR101953542B1 (ko) 도자기용 다채색 고강도 안료조성물과 도자기용 다채색 고강도 안료조성물을 이용한 내열 도자기의 제조방법 및 이의 제조방법에 의해 제조된 내열 도자기
CN101054043B (zh) 一种立体瓷板画的制作工艺
KR100360624B1 (ko) 건축마감재용 도판의 제조방법 및 그 제품
US20090258201A1 (en) Glass Article Having Pattern Embedded Therein And Preparation Method Thereof
KR101911408B1 (ko) 도자기 표면을 갖는 법랑 제품의 제조방법
JP5776040B2 (ja) セラミックス工芸品用の成形材料
KR101692878B1 (ko) 흑자유 도자기 제조방법
KR20100138750A (ko) 칠보장식을 갖는 도자기의 제조방법 및 그 방법으로 제조된 칠보장식 도자기
JP2020037504A (ja) 装飾品の製作方法、装飾品、及び組成物
KR101893607B1 (ko) 푸른색 결정을 갖는 도자기 제조방법
CN101555165A (zh) 一种陶瓷装饰用材料和陶瓷装饰及其陶瓷装饰方法
KR101692879B1 (ko) 백회령유 도자기 제조방법
KR100320400B1 (ko) 도자기 제조방법
JP5244057B2 (ja) 人造星砂等の飾りをちりばめた陶磁器の製造方法
CN105130503A (zh) 一种同时双色灌注成型的双色云纹图案陶瓷
KR20170101068A (ko) 다양한 패턴이 형성된 도금 도자기 제조방법
KR200235090Y1 (ko) 도자칠보
JP2020111667A (ja) 蝋細工物の製造方法及び蝋細工物
KR20040058820A (ko) 도자기의 제조방법
KR102634792B1 (ko) 스테인드 글라스를 이용한 도자기의 제조방법 및 그 방법에 의한 도자기
US1158863A (en) Method of producing translucent ornaments or designs in pottery.
JPH02184564A (ja) 済州島火山灰を主原料とする窯業製品
JP6200191B2 (ja) 厚盛加飾陶磁器の製造方法。

Legal Events

Date Code Title Description
A80 Written request to apply exceptions to lack of novelty of invention

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A80

Effective date: 20181003

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20210319

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20210531

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220621

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20220621

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20220621

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20220819

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221213