JP2006062913A - 図案凸文字入り立体溶着陶磁器 - Google Patents

Abstract

【課題】作業性と見た目は遥かに良くなり、陶磁器全般に応用でき立体物から平面、あるいは曲面にも特殊な機械を必要としないため生産効率も良くなる。
【解決手段】陶磁器成形生地本体側に、別途図案凸文字を粘土に型取り、それを切り抜いたり切り取ったり、成形した側の粘土を接着し焼成溶着する為に、本体は立体形や平面形また曲面形でも時間も掛からず施工出来、同種又は異種粘土間でも接着と焼成溶着が可能であり、陶磁器に複雑な変化を持たせられるため、新規の陶磁器による看板や表札や凸図案文字入り立体花器などが制作でき、それを利用する目的も多種の選択ができて依頼者の希望に充分答えられる。
【選択図】図１

Description

本発明は、陶磁器制作過程において粘土本体側と図案化した物を別粘土に型取り、切り取ったり切り抜いたり、成形した側の別粘土を接着し陶芸窯等で高温焼成して本体と図案化粘土の双方を高温溶着させて一体とさせる図案凸文字入り立体溶着陶磁器の技術であり、実施により確認済みである。

従来の陶磁器に文字を立体化させるには、平面生地による制作成形本体側を彫り上げたり彫り下げたりと、従来の彫り方法では、到底作業不可能な素焼きに対応したため長時間を掛けて仕上げたり、それを彫り上げたりする為に生地成形本体と同種の生地で色合いにも変化に乏しく、複雑な曲面などへの施工は考えられず、凸面の見た目には繊細さに欠けるなど、陶磁器製品としは用途も平面の一般的な表札などしか応用出来なかった。

陶磁器表札製品等は平面の製品に限られ、従来の素焼き製品に彫り上げや彫り下げ技法だけでは生地も同じのため、色彩の境界も少なく見た目の寂しさもあり、陶磁器製品として単に文字入りだけでは用途に限界と依頼者の希望に添えない事など多くの消費普及には至らなかった。
特開平１０−０９７１９４

解決しようとする問題点は、従来の陶芸技法では、せいぜい生地から図案を元に彫り上げたり彫り下げたりして図案や文字を表現させる為、多大な時間を要し、職業的に素焼きに彫り上げは皆無に近く、さらに単一生地に彫り上げの為に見た目にも色彩変化に乏しく繊細さにも劣り、従来の陶磁器表札等の技術は平面的な表札程度の物しか出来なかった。

本発明を実行する事で、図案を元に粘土に型取り、切り抜いたり切り取ったりした粘土側を別の成形本体側にドベ粘土や釉薬で接着し陶芸窯等で高温焼成し両者を溶着させることで、図案を立体にする為の作業時間は超大幅に短縮され、各種の陶磁器粘土に対応でき、更に本体と文字の粘土は同種または異種とする事も可能で、粘土自体の発色もあり見た目も繊細で立体的な陶磁器に応用でき利用範囲も広く。陶磁器製品の看板や表札を作ることが可能となる。

本発明の実行により、従来の施工方法より作業性と見た目は遥かに良くなり、陶磁器全般に応用でき立体物から平面、あるいは曲面にも特殊な機械を必要としないため生産効率も良くなり、用途も立体形の本体に対応出来る為に図案凸文字入りとして付加価値をたかめられ、多種に渡る陶磁器に応用でき図案凸文字入り花器としては記念品や贈答品に利用でき、設置方法に置いては陶磁器における新分野の看板や表札ともなり依頼者の個性を形や図案、又は書体に希望が生かされる。さらに陶磁器を見る人にも癒しを与えられる等の利点がある。

陶磁器成形生地本体側に、別途図案凸文字を粘土に型取り、それを切り抜いたり切り取ったり、成形した側の粘土を接着し焼成溶着する為に、本体は立体形や平面形また曲面形でも時間も掛からず施工出来、同種又は異種粘土間でも接着と焼成溶着が可能であり、陶磁器に複雑な変化を持たせられるため、新規の陶磁器による看板や表札や凸図案文字入り立体花器などが制作でき、それを利用する目的も多種の選択ができて依頼者の希望に充分答えられる。

本発明を実施することにより、作業性も良くなり、また個性の主張にも答えられ、図案凸文字立体の制作手法を応用して、新分野の看板や表札として受注制作でき、依頼者の希望に大きく添える事が可能である。実施において各種寸法と形態見本陶磁器製品もすでに完了しており、新分野の各種新商品における陶磁器製品の消費拡大となる。

本発明の本体全体と図案凸文字を接着して一体とさせた実施全体図。 本発明の本体と図案凸文字を接着して溶着した時の状態の実施細部図。

符号の説明

１ 陶磁器本体
２ 図案凸文字
３ 底部と排水穴
４ 飾り絵模様
５ 飾り取っ手

Claims (1)

1. 陶磁器の粘土生地から製作成型過程において本体に、文字や数字、記号と動物や植物、自然界の様々な物を図案化し、それを元に別途粘土生地から任意の厚みの粘土を形取り、それを切り抜いたり切り取ったりした凸粘土をドベ粘土や釉薬で本体側と接着し、更に色彩豊かにするために従来の陶芸技法で飾りや景色を入れ、必要に応じて釉薬を施し陶芸窯等で高温焼成し両者を溶着させ陶磁器として焼き上げる。依頼者個人の希望と個性を取り入れて形も大小様々に出来、凸粘土図案は依頼者等の希望の文字類を手書き又は電子計算機を使った日本語文字、外国語文字、数字、記号、模様等を接合出来、個人名や商号、社名、屋号等も入れられ書体も各種に対応でき陶磁器本体と切り抜いたり切り取ったりする粘土は同種又は異種粘土であり、さらに全体を変形させたりと図案凸文字立体溶着陶磁器に仕上げる事が出来、壷形花器は生花を生けたり植物を植えたりと、新規の立体形の表札や看板ともなり、屋内や屋外に設置できる。また好みの方法で好きな場所に設置し、好きな方向に設置するだけで実用と観賞に値し、相当の個性を生かすことの出来る、画期的な図案凸文字立体溶着壷形花器となり、あらゆる陶磁器の粘土生地を切り抜き、切り取りを組み合わせて本体粘土と双方を成形段階で接着し焼成による溶着を応用出来ることを特徴とする。