JP2993838B2 - ケーブル引留め具 - Google Patents

ケーブル引留め具

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JP2993838B2
JP2993838B2 JP1471994A JP1471994A JP2993838B2 JP 2993838 B2 JP2993838 B2 JP 2993838B2 JP 1471994 A JP1471994 A JP 1471994A JP 1471994 A JP1471994 A JP 1471994A JP 2993838 B2 JP2993838 B2 JP 2993838B2
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幸次 田中
義和 野村
三千人 松本
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Fujikura Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーブルを牽引して布
設する際に使用されるケーブル引留め具に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、ケーブルを牽引して布設する
際に、ケーブル引留め具が用いられている。この引留め
具は、図4に示すように、保護スリーブ1の内部にて、
シース保持器2を構成する両筒3、4の間に、スペーサ
5の外周に被覆されたケーブル6のシース7が介在さ
れ、外筒4をかしめることにより両筒3、4間にシース
5が強固に挟持されるようになっており、また、このケ
ーブル6の中心に設けられたテンションメンバ8が、引
き留め具側に固着された牽引線9と連結部10にて連結
されるようになっている。そして、この引留め具の端部
に設けられたアイナット11を引っ張ることにより、シ
ース7とテンションメンバ8とが一体的に牽引されるよ
うになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記引
留め具にあっては、加工にかなりの手間のかかる複雑な
形状の構成部品を数多く用いるものであるので、極めて
高価なものとなってしまうという問題があり、また、シ
ース7を拡げて、両筒3、4間に配置させるものである
ので、全体的な径が非常に大きくなってしまい、牽引時
にかなりの牽引スペースを必要としていた。また、ケー
ブル6の端部にてスペーサ5に対してシース7を引き離
すものであるので、細いケーブルへの適応が困難であっ
た。
【0004】この発明は、上記事情に鑑みてなされたも
ので、簡略化、小型化され、かつあらゆるケーブルに適
応可能な安価なケーブル引留め具を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のケーブル引留
め具は、ケーブルのテンションメンバに連結され、前記
ケーブルを布設箇所に引き回すケーブル引留め具におい
て、前記ケーブルの端部に、前記テンションメンバに連
結されるとともに、前記ケーブルの外周を覆って設けら
れる筒体と、前記ケーブルの外周側に配置され、一端部
が前記筒体の外周側に連結される連結部とされかつ前記
ケーブル側に複数の突起部が形成された係止板と、該係
止板の外周側に嵌装され、前記筒体の端部に螺合されて
取り付けられる押圧筒とから構成されてなり、前記押圧
筒には、その内周側に前記筒体に螺合される一端部から
他端部へ向かって次第に縮径されてなり、前記筒体への
取り付け時に前記係止板を前記ケーブル方向へ押圧して
前記突起部を前記ケーブルのシースへ食い込ませるテー
パ面が形成されてなることを特徴としている。
【0006】
【作用】この発明のケーブル引留め具は、筒体に係止板
を連結させてケーブルの外周側に配置させた状態にて、
押圧筒を筒体へねじ込んで取り付けると、この押圧筒の
内周側に形成されたテーパ面によって前記係止板がケー
ブルのシースへ押し付けられて、ケーブル側に形成され
た突起部がケーブルのシースへ食い込まされる。これに
より、このケーブルのシースと、テンションメンバとが
係止板及び筒体を介して連結された状態となる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のケーブル引留め具の一実施例
を図によって説明する。なお、従来例と同一構造部分に
は、同一符号を付して説明を省略する。図1において、
符号21は、本実施例のケーブル引留め具である。この
ケーブル引留め具21は、円筒状の保護スリーブ1の内
部に、ケーブル6の端部が配置されており、このケーブ
ル6の中心に設けられたテンションメンバ8が連結部1
0にて牽引線9に連結されている。また、ケーブル6の
端部には、テンションメンバ8に連結された筒体24が
嵌装されており、この筒体24には、係止板22、22
が連結されている。これら係止板22、22は、図2に
示すように、ステンレス等の硬い金属板から形成された
もので、その側部には、打ち抜き加工等により、複数の
突起部26、26…が形成されており、これら突起部2
6、26…が、ケーブル6のシース7へ、その外周側か
ら食い込まされている。
【0008】また、この係止板22の一端部側は、連結
部22aとされており、この連結部22aには、連結孔
22bが形成されている。そして、この連結部22aを
前記筒体24の外周側に形成された溝部23、23へ嵌
合させることにより、この連結部22aの連結孔22b
が、筒体24の溝部23、23に形成された係合突起
(図示略)に嵌合されて、係止板22が、ケーブル6の
外周側に配置された状態に筒体24に連結されるように
なっている。また、筒体24の一端部側には、この筒体
24に連結された押圧筒27が取り付けられている。こ
の押圧筒27には、その一端部側にめねじ部28が形成
されており、このめねじ部28を筒体24の端部に形成
されたおねじ部29へねじ込んで螺合させることによ
り、この押圧筒27が筒体24に取り付けられるように
なっている。
【0009】この押圧筒27は、その内周側に、一端部
から他端部側へ向かって次第に縮径されてなる環状のテ
ーパ面31が形成されており、この押圧筒27を前記筒
体24へ螺合させることにより、前記係止板22、22
が、それぞれこのテーパ面31によって内周方向へ押圧
されて、これら係止板22、22がケーブル6のシース
7の外周面へ押し付けられ、係止板22、22の突起部
26、26…がシース7へ食い込まされ、係止板22、
22とシース7とが係合されるようになっている。な
お、符号32は、筒体24の外周に嵌着されたチューブ
であり、このチューブ32によって、ケーブル6から引
き出された心線の余長部(図示略)及びこの余長部に接
続されたコネクタ(図示略)を収納して保護するように
なっている。
【0010】次に、布設時におけるケーブル6の牽引の
ために、このケーブル6と引留め具21とを連結する手
順を説明する。まず、ケーブル6の端部を口出しして、
予め押圧筒27をケーブル6に通しておき、このケーブ
ル6の端部に筒体24を嵌め込むとともに、この筒体2
4をテンションメンバ8へ連結させる。さらに、この筒
体24の外周側に形成された溝部23、23へ、係止板
22、22の連結部22aを、連結孔22bが溝部2
3、23内に形成された係合突起と係合するように嵌合
させる。そして、この係止板22、22の外周側に、押
圧筒27を嵌合させてこの押圧筒27を筒体24のおね
じ部29へねめじ部28をねじ込んで固定する。
【0011】このようにすると、この押圧筒27のテー
パ面31によって係止板22、22がケーブル6方向へ
押圧されて、この係止板22、22に形成された突起部
26、26…がケーブル6のシース7へ食い込まされ
る。なお、ケーブル6の端部から引き出したテンション
メンバ8は、連結部10にて牽引線9と連結させてお
く。これにより、この係止板22、22及び筒体24を
介してケーブル6のシース7とテンションメンバ8とが
連結された状態にて牽引可能となる。
【0012】なお、牽引後に、ケーブル6が接続される
装置のコネクタあるいは他のケーブルの端部に接続した
コネクタ等へ容易に接続することができるように、ケー
ブル6から引き出した心線の先端にコネクタを接続し、
さらに、この引き出した心線及びこの心線に接続したコ
ネクタの外周側にチューブ32を被せ、このチューブ3
2を前記筒体24に取り付けておく。上記のようにして
ケーブル6と引留め具21とを連結したら、引留め具2
1のアイナット11を引っ張り、ケーブル6を所定の布
設箇所へ牽引して布設する。
【0013】以上、説明したように、この実施例のケー
ブル引留め具21によれば、押圧筒27を筒体24へね
じ込んで連結させることにより、極めて容易に、この押
圧筒27のテーパ面31によって、係止板22をケーブ
ル6側へ押圧して、この係止板22の突起部26をケー
ブル6のシース7へ食い込ませ、このケーブル6のシー
ス7とテンションメンバ8とを、係止板22及び筒体2
4を介して連結させた状態とすることができる。また、
上記構造の引留め具21によれば、単なる金属製の板か
らなる係止板22によってケーブル6のシース7を係止
させるものであるので、従来のものと比較してその内部
構造を簡略化することができ、コストを大幅に低減させ
ることができる。
【0014】また、ケーブル6のシース7を拡げる従来
のものと比較して、全体の径を小さくすることができ、
さらにまた、光ファイバケーブル等の径の細いケーブル
にも良好に用いることができる。なお、上記実施例のケ
ーブル引留め具21の具体的な構成、大きさ等は実施例
に限定されず、ケーブルの径の太さに応じてその大きさ
を変更することは勿論である。
【0015】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明のケーブ
ル引留め具によれば、下記の効果を得ることができる。
押圧筒を筒体へねじ込んで連結させることにより、極め
て容易に、この押圧筒のテーパ面によって、係止板をケ
ーブル側へ押圧して、この係止板の突起部をケーブルの
シースへ食い込ませ、このケーブルのシースとテンショ
ンメンバとを、係止板及び筒体を介して連結させた状態
とすることができる。また、単なる金属製の板からなる
係止板によってケーブルのシースを係止させるものであ
るので、従来のものと比較してその内部構造を簡略化す
ることができ、コストを大幅に低減させることができ
る。また、ケーブルのシースを拡げる従来のものと比較
して、全体の径を小さくすることができ、さらにまた、
光ファイバケーブル等の径の細いケーブルにも良好に用
いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例のケーブル引留め具の構成及
び構造を説明するケーブル引留め具の側断面図である。
【図2】 本発明の実施例のケーブル引留め具を構成す
る係止板の形状を説明する係止板の平面図である。
【図3】 本発明の実施例のケーブル引留め具を構成す
る係止板の形状を説明する係止板の側面図である。
【図4】 従来の引留め具の構成及び構造を説明する引
留め具の内部の側面図である。
【符号の説明】
6…ケーブル、7…シース、8…テンションメンバ、2
1…ケーブル引留め具、22…係止板、22a…連結
部、24…筒体、26…突起部、27…押圧筒、31…
テーパ面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 三千人 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 実開 平5−90405(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/46 H02G 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルのテンションメンバに連結さ
    れ、前記ケーブルを布設箇所に引き回すケーブル引留め
    具において、 前記ケーブルの端部に、前記テンションメンバに連結さ
    れるとともに、前記ケーブルの外周を覆って設けられる
    筒体と、 前記ケーブルの外周側に配置され、一端部が前記筒体の
    外周側に連結される連結部とされかつ前記ケーブル側に
    複数の突起部が形成された係止板と、 該係止板の外周側に嵌装され、前記筒体の端部に螺合さ
    れて取り付けられる押圧筒とから構成されてなり、 前記押圧筒には、その内周側に前記筒体に螺合される一
    端部から他端部へ向かって次第に縮径されてなり、前記
    筒体への取り付け時に前記係止板を前記ケーブル方向へ
    押圧して前記突起部を前記ケーブルのシースへ食い込ま
    せるテーパ面が形成されてなることを特徴とするケーブ
    ル引留め具。
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