JP3587910B2 - 光ケーブル端部の固定方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スロット型光ケーブルの、主として接続部を保護するクロージャ等の防水ケース内における、テンションメンバを含んだ端部の固定方法に関するものである。
しかし、その他の、たとえばスロット型光ケーブルを牽引する際におけるテンションメンバを含んだ端部の固定にも利用可能である。
【0002】
【従来の技術】
図3に、クロージャ10内におけるスロット型光ケーブル20のテンションメンバ24の固定状態を模型的に示す。
また、光ケーブル20の拡大断面も、同時に示した。
22はスロットロッドで、中心にテンションメンバ24を有し、また外側面にらせん状又はSZ状の溝26を有する。
28はテープ状の光ファイバ心線、280は光ファイバ、282はその融着あるいはMTコネクタなどよりなる接続部、30はシースである。
【0003】
従来、テンションメンバ24を固定する場合は、次のようにしていた。
まず、光ケーブル20の端部のスロットロッド22を少しはぎとって鋼線よりなるテンションメンバ24を露出させる。
そして、そのテンションメンバ24を、たとえばクロージャ10のスリーブ12間に掛け渡してあるステー14に、クランプ金具40で固定する。
【0004】
このクランプ金具40の部分を拡大して図4,図5に示した。
図4のクランプ金具40は、コの字金具400とネジ402とからなり、ステー14にテンションメンバ24を接触させておき、コの字金具400を被せネジ402で締めて固定する。
図5のクランプ金具40は、ステー14に固定された円筒金具404とネジ402とからなり、円筒金具404にテンションメンバ24を通し、ネジ402で締めて固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来の方法は、スロットロッド22のはぎ取りに時間がかかり、特に、ケーブルが大径化するにつれ、スロットロッドの除去に時間を要した。
また油断していると光ファイバを傷つける恐れもあった。
【0006】
この発明は、下記の手段をとることにより、スロットロッド22をはぎ取らずにテンションメンバ24を固定できるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1に例示するように、
▲1▼スロットロッド22端部の溝26中に、スペーサ50を隙間のない状態で挿入し、
▲2▼スペーサ50を挿入したスロットロッド22の上から、スロットロッド22ごと、半割りリング状のクランプ部材54によりテンションメン24をクランプして固定する。スペーサの数は溝26の数と同数が好ましい。
【0008】
なお、クランプ部材54の内面に三角形状等の各種形状を呈する突起542を設け、その突起がスロットロッド22及びスペーサ50に食い込むようにすると、より確実に固定できる。
【0009】
【発明の実施態様】
スペーサ50は、溝26にピッタリとはまりこむ形状・大きさにする。
スペーサ50を挿入するのは、スロットロッド22の端部の僅かな範囲、すなわちクランプ部材54の幅と同程度かそれより僅かに長い程度でもよい。
【0010】
クランプ部材54の内面の突起542は、本発明の必須要件でないが、
突起542のある方が、突起の先端がスペーサ等に食い込みクランプ力を強固にするので、たいへん好ましい。
突起542は、たとえば挟持部540の表面側からのパンチング等により形成される程度のものでよい。
【0011】
始めに述べたように、テンションメンバ24をクロージャ10内でステー14に固定する場合は、
クランプ部材54の挟持部540のどちらか一方を、ステー14に固定する(図1(f)参照)。
あるいは、どちらか一方の挟持部540のフランジ544を延長して、延長部分自体がステー14の役目をするようにしても良い。
【0012】
[作 用]
もし仮に、溝26の中にスペーサ50を挿入しないままスロットロッド22の上からクランプ部材54でクランプしたとすると、ポリエチレン等のブラスチック製のスロットロッド22の山部が潰れて谷部に倒れ込んで、クランプの締め付け力が落ち、ケーブル荷重を支えることができなくなる。
しかし、溝26をスペーサ50で埋めることにより、山部の倒れ込み変形の問題が解決され、クランプの緩みがなくなり、長期的に信頼性の高いクランプが可能になる。
【0013】
【実施例1】
図1の(a)はスロットロッド22の端部であり、光ファイバ心線28は溝26から外してある。
スペーサ50は、たとえば突起542が食い込むことができる程度の比較的軟質の金属製とする。あるいはケーブルテンションによつては硬質ブラスチック製を用いることもできる。
スペーサ50は、溝26に隙間無く挿入できる少なくともクランプ部材の幅以上の長さを持った数本の短尺ものからなるが、図1(b)のように一端に共通のキャップ52を設けて、取り扱いを容易にした。
一般にスロットロッドの溝は螺旋状であるから、スペーサ50は自身の長手方向に対して多少溝26の曲がりに合わせて湾曲していることが好ましい。ただし図示されているように直線状でもよい。その長さは少なくともクランプ部材54の幅よりも長いことが好ましい。
スペーサ50をスロットロッド22へ取り付けるには、まっすぐに挿入するかあるいは多少回転させながらはめ込むようにする。
なお、「隙間無」くという態様は、必ずしも完全に隙間がないということではなく、多少の隙間が生じていることを許容するものであり、締め付け時のスロットロッドの潰れがクランプ力に実質的に悪影響を及ぼさない程度に隙間が発生することを含むものである。
クランプ部材54は、同図(c)に示すように、短い半円筒状の挟持部540の両側にフランジ544を設けかつ内面に多数の突起542を形成した上下1対のものの間を、ボルト546により締め付けるようにしたものである。
なお下側のフランジ544は、同図(f)のように、コの字方にしてあって、ステー14に固定できるようにしている。
【0014】
テンションメンバ24の固定は、次のようにして行う。
従来のようにスロットロッド22の端部のテンションメンバ24を露出させることなく、端部の溝26にスペーサ50を挿入し、その上にクランプ部材54をあてがい、ボルト546で締め付ける(図1(d),(e))。
これにより、テンションメンバ24は、スロットロッド22及びスペーサ50を介してクランプ部材54によりクランプされ、
結局テンションメンバ24はステー14(これにクランプ部材54が固定されている)に固定される(図1(f))。
【0015】
【実施例2】
引っ張り端末に適用した場合である。
図2のように、クランプ部材54として、挟持部540だけで(フランジ544が無い)かつ外側面の一部がテーパ状になっておりかつネジ548を有するものを用いる。
実施例1の場合同様に、スロットロッド22の端部の溝26にスペーサ50を挿入し、その上からクランプ部材54をあてがい、その上から、プーリングキャップ56(先端部内面がテーパ状になっている)をねじ込み、テーパ面のクサビ作用を利用して、スロットロッド22,スペーサ50を介してテンションメンバ24をクランプする。
そしてプーリングキャップ56を牽引する。
【発明の効果】
テンションメンバ24の固定に際してスロットロッド22をはぎ取らないので、作業時間が短縮され、また光ファイバを傷つける心配もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の説明図で、(a)はスロットロッド22の端部、(b)はスペーサ50、(c)はクランプ部材54、(d)はクランプ完了時の縦断立面、(e)は(d)のE断面、(f)は全体の斜視図である。
【図2】本発明実施例2の説明図で、(a)は縦断立面、(b)は(a)のB断面である。
【図3】クロージャ10内におけるテンションメンバ24の従来の固定状況の概略説明図。
【図4】従来のテンションメンバ24の固定方法の説明図。
【図5】従来のテンションメンバ24の別の固定方法の説明図。
【符号の説明】
10 クロージャ
12 スリーブ
14 ステー
20 光ケーブル
22 スロットロッド
24 テンションメンバ
26 溝
28 光ファイバ心線
30 シース
40 クランプ金具
400 コの字金具
402 ネジ
404 円筒金具
50 スペーサ
52 キャップ
54 クランプ部材
540 挟持部
542 突起
544 フランジ
546 ボルト
548 ネジ
56 プーリングキャップ

Claims (3)

  1. 中心にテンションメンバを有し、外側面に複数の光ファイバ収納用溝を有するスロットロッドを備えたスロット型光ケーブルの端部を固定するに際して、
    前記光ケーブルのスロットロッド端部のすべての光ファイバ収納用溝中に、クランプ部材の幅と同程度かそれ以上の長さのスペーサを隙間のない状態で挿入し、
    前記スペーサを挿入したスロットロッドの上から当該スロットロッドごと前記テンションメンバをクランプして固定することを特徴とする、光ケーブル端部の固定方法。
  2. クランプするクランプ部材の内面に突起があり、当該突起がスロットロッド及びスペーサに食い込むようになっていることを特徴とする、請求項1記載の光ケーブル端部の固定方法。
  3. 複数のスペーサのそれぞれの一端に共通のキャップが設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載の光ケーブル端部の固定方法。
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