JP3471193B2 - 光ケーブル端末固定具 - Google Patents

光ケーブル端末固定具

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JP3471193B2
JP3471193B2 JP13714797A JP13714797A JP3471193B2 JP 3471193 B2 JP3471193 B2 JP 3471193B2 JP 13714797 A JP13714797 A JP 13714797A JP 13714797 A JP13714797 A JP 13714797A JP 3471193 B2 JP3471193 B2 JP 3471193B2
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screw
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賢一 中澤
貞明 高野
浩司 篠
敏昭 武田
悦男 田辺
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ケーブルの端末
を函体などに引き留めるのに好適な光ケーブル端末固定
具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ケーブルは一般に、光ファイバ心線
と、抗張力線と、シースなどから構成されている。光ケ
ーブルを、光ファイバ心線接続部や切替接続器などを収
納する函体に引き込む場合には、光ケーブルの端部のシ
ースを剥いで光ファイバ心線および抗張力線を露出させ
た後、抗張力線を適当な長さに切断して抗張力線の端部
を函体に固定すると共に、光ケーブルのシース部分を函
体に固定する必要がある。従来、このような場合の光ケ
ーブル端末の固定は、抗張力線の端部と光ケーブルのシ
ース部分とをそれぞれクランプ金具で押さえ、クランプ
金具をネジで締め付けて函体に固定することにより行わ
れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の固定構造
では、クランプ金具のネジ締め作業を、空間的に余裕の
ない函体内で行わなければならないので、作業が面倒
で、時間がかかるという問題があった。
【0004】本発明の目的は、以上のような問題点に鑑
み、光ケーブル端末の固定作業を簡単に、迅速に行える
光ケーブル端末固定具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明の光ケーブル端末固定具は、光ケーブルの端末がセッ
トされる固定台と、光ケーブル端末の抗張力線を挿入し
てネジで固定する鍔ブロックとを備え、前記固定台の一
端側には光ケーブルのシース部分保持用の保持部材が設
けられ、他端側には光ケーブル軸線方向に前記鍔ブロッ
クが入る間隔をあけて第一および第二のストッパーが突
設され、中間部にはその固定台を光ケーブルの光ファイ
バ心線接続部や切替接続器を収納する函体に固定するた
めの止め部が設けられており、第一および第二のストッ
パーのうち少なくとも光ケーブル側に位置する第一のス
トッパーには前記抗張力線は入るが鍔ブロックは入らな
い幅の凹部が形成されていることを特徴とするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。図1(A)〜(C)および図
2は本発明の一実施形態を示す。この光ケーブル端末固
定具は、光ケーブル1の端末がセットされる固定台11
と、光ケーブル1の端末の抗張力線3に取り付けられる
鍔ブロック13とを備えている。
【0007】鍔ブロック13は金属製で、周方向にほぼ
90°の間隔をおいて、第一のネジ15と第二のネジ1
7が半径方向にねじ込まれている。第一のネジ15は鍔
ブロック13に挿入した抗張力線3を締め付け固定する
ネジで、鍔ブロック13の外周面から内周面までの寸法
より若干長い長さを有している。第二のネジ17はアー
ス線9をねじ止めするネジで、鍔ブロック13の外周面
から内周面までの寸法より短い長さを有している。また
鍔ブロック13の一端側には、鍔ブロック13より外径
の小さい管状部19が一体に形成されている。
【0008】一方、固定台11の一端側には、光ケーブ
ル1のシース部分を締め付けるバンド21が取り付けら
れている。このバンド21は一端側の外面にギザギザ2
3が形成されていて、この部分を他端側のバックル25
に挿入すると引き抜けなくなるタイプのものである。ま
た固定台11の他端側には光ケーブル軸線方向に間隔を
あけて第一および第二のストッパー27A、27Bが突
設されている。ストッパー27A、27Bの間隔は、前
記鍔ブロック13が入る間隔に設定されている。
【0009】光ケーブル1側に位置する第一のストッパ
ー27Aの中央部には前記鍔ブロック13の管状部19
がガタつきなく入る幅の凹部29Aが形成されている。
また第二のストッパー27Bの中央部には抗張力線3が
入る幅の凹部29Bが形成されている。また固定台11
の中間部には、固定台11を函体などに固定するための
ねじ止め部31が形成されている。
【0010】次に以上のように構成された光ケーブル端
末固定具の使用方法を説明する。固定台11は予め函体
の所定位置にねじ止めにより固定される。光ケーブル1
の端末を固定するときは、まず図2のように、光ケーブ
ル1の端部のシース7を剥いで光ファイバ心線5および
抗張力線3を露出させた後、抗張力線3を適当な長さに
切断する。その後、抗張力線3の端部を鍔ブロック13
に挿入し、第一のネジ15を締め付けて抗張力線3と鍔
ブロック13を一体化する。また抗張力線3を接地する
必要がある場合は、第二のネジ17によりアース線9の
一端を鍔ブロック13に接続する。ここまでの作業は函
体の外で行うことができる。
【0011】このあとは、鍔ブロック13を図1のよう
に第一と第二のストッパー27Aと27Bの間にセット
し、光ケーブルのシース7の部分をバンド21で軽く締
め付ければ、固定完了である。
【0012】本発明の固定具を使用すると以上のように
光ケーブルの端末を簡単に固定することができる。また
抗張力線3の位置は第一のストッパーの凹部29Aに嵌
め込まれた管状部19によって安定に保持することがで
きる。光ケーブル1に加わる外力は主として引張力であ
るが、引張力は第一のストッパー27Aで受け止めるこ
とができる。また光ケーブル1には稀に押し込み力が加
わることがあるが、押し込み力は第二のストッパー27
Bで受け止めることができる。したがって光ファイバ心
線5に外力が加わるおそれがなく、光ファイバ心線5の
損傷を確実に防止できる。
【0013】なお、鍔ブロック13が第一および第二の
ストッパー27A、27Bから抜け出すのを防止する必
要がある場合は、図1(B)に示すように、第一および
第二のストッパー27A、27Bの先端部を束ねるよう
に輪ゴム33を掛けておくとよい。
【0014】以上の実施形態では光ケーブルのシース部
分保持用の保持部材としてバンドを用いたが、保持部材
としてはケーブルを押さえるサドルなどを使用すること
も可能である。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光ケーブル
端末固定具を使用すれば、光ケーブルの端末の固定作業
をきわめて簡単に、能率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る光ケーブル端末固定具の一実施
形態を示す、(A)は正面図、(B)は右側面図、
(C)は底面図。
【図2】 図1の光ケーブル端末固定具の鍔ブロックを
光ケーブルの抗張力線に取り付けた状態を示す正面図。
【符号の説明】
1:光ケーブル 3:抗張力線 5:光ファイバ心線 7:シース 9:アース線 11:固定台 13:鍔ブロック 15:第一のネジ 17:第二のネジ 19:管状部 21:バンド 27A:第一のストッパー 27B:第二のストッパー 29A、29B:凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠 浩司 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 武田 敏昭 東京都品川区西五反田5丁目23番8号 株式会社正電社内 (72)発明者 田辺 悦男 東京都品川区西五反田5丁目23番8号 株式会社正電社内 (56)参考文献 特開 平3−56905(JP,A) 特開 平5−224029(JP,A) 実開 平5−61704(JP,U) 実開 平2−107102(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/00,6/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ケーブル(1)の端末がセットされる固
    定台(11)と、光ケーブル端末の抗張力線(3)を挿
    入してネジ(15)で固定する鍔ブロック(13)とを
    備え、前記固定台(11)の一端側には光ケーブル
    (1)のシース部分保持用の保持部材(21)が設けら
    れ、他端側には光ケーブル軸線方向に前記鍔ブロック
    (13)が入る間隔をあけて第一および第二のストッパ
    ー(27A、27B)が突設され、中間部にはその固定
    台を光ケーブルの光ファイバ心線接続部や切替接続器を
    収納する函体に固定するための止め部が設けられてお
    り、第一および第二のストッパーのうち少なくとも光ケ
    ーブル側に位置する第一のストッパー(27A)には前
    記抗張力線(3)は入るが鍔ブロック(13)は入らな
    い幅の凹部(29A)が形成されていることを特徴とす
    る光ケーブル端末固定具。
  2. 【請求項2】鍔ブロック(13)の一端側には鍔ブロッ
    クより外径の小さい管状部(19)が一体に形成され、
    第一のストッパーの凹部(29A)はその管状部(1
    9)がガタつきなく入る幅に形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の光ケーブル端末固定具。
  3. 【請求項3】鍔ブロック(13)は金属製であり、抗張
    力線固定用のネジ(15)とは別に、アース線固定用の
    ネジ(17)がねじ込まれていることを特徴とする請求
    項1または2記載の光ケーブル端末固定具。
JP13714797A 1997-05-27 1997-05-27 光ケーブル端末固定具 Expired - Lifetime JP3471193B2 (ja)

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JPH10332947A JPH10332947A (ja) 1998-12-18
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