JPH1010389A - 光ファイバケーブル - Google Patents

光ファイバケーブル

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JPH1010389A
JPH1010389A JP8157279A JP15727996A JPH1010389A JP H1010389 A JPH1010389 A JP H1010389A JP 8157279 A JP8157279 A JP 8157279A JP 15727996 A JP15727996 A JP 15727996A JP H1010389 A JPH1010389 A JP H1010389A
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JP
Japan
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cable
spacer
optical fiber
closure
cable terminal
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Application number
JP8157279A
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Inventor
Toshiaki Uehara
敏明 上原
Tetsuo Nozawa
哲郎 野澤
Yasuhiro Tamaki
康博 玉木
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバケーブルのケーブル端末をクロー
ジャに取り付ける作業は、作業工数が多く、作業性に不
満があった。 【解決手段】 ケーブル端末18に固定したスペーサ5
0をクロージャスリーブ61の端面部62に固定するだ
けで、ケーブル端末18をクロージャスリーブ61に引
き留めることができる。スペーサ50は、径方向に移動
する鬼目把持具51でケーブル端末18を把持固定する
構成により、鬼目把持具51の可動範囲でケーブル径に
幅広く対応してケーブル端末18に取り付けることがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケーブ
ルに係り、特に端末がクロージャ等の接続部保護ケース
に導入される光ファイバケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、光ファイバケーブル線路構成
を示す図であって、図中符号1および2は局、3はユー
ザービル、4は中継ケーブル、5は架地き線ケーブル、
6は架空ケーブル、7はユーザー宅である。局1、2で
は局内ケーブル8の一端が架9を介して伝送装置(図示
せず)と接続され、さらに局内ケーブル8の他端が地下
クロージャ10を介して中継ケーブル4や架地き線ケー
ブル5と接続されている。中継ケーブル4は各局1、2
の地下クロージャ10間に布設されて局1、2間を接続
している。架地き線ケーブル5は、地盤11に形成され
たマンホール12に導かれ、該マンホール12に設置さ
れた地下クロージャ10を介して分岐ケーブル13や架
空ケーブル6と接続されている。ユーザービル3に導入
される分岐ケーブル13は構内キャビネット14を介し
て構内ケーブル15と接続され、構内ケーブル15はユ
ーザービル3内の適宜位置で図示しない配線用光ファイ
バと分岐配線されている。
【0003】架地き線ケーブル5と接続される架空ケー
ブル6は、一端が架空クロージャ16を介して別の架空
ケーブル6と接続され、他端がマンホール12内にて地
下クロージャ10を介して架地き線ケーブル5と接続さ
れている。架空クロージャ16からは、ユーザー宅7へ
の引落線17が引き落とされるようになっている。な
お、架地き線ケーブル5と接続される架空ケーブル6
は、コネクタ成端した牽引端末を架空クロージャ16側
からマンホール12まで牽引して布設されるようになっ
ている。
【0004】図11および図12は、架地き線ケーブル
5と接続される架空ケーブル6の架空クロージャ16側
のケーブル端末18の構造を示す。なお、図中符号19
はスロット、20はテンションメンバ、21は光ファイ
バテープ心線(以下「テープ心線」)である。前記ケー
ブル端末18のケーブル外皮22端部にはその外周部を
同心状に切り裂いてなる把持固定部23が形成され、該
把持固定部23とスロット19側に残留している残留部
24との間にはリング状の内部把持金物25が介装され
ている。把持固定部23の外側には、二つ割りリング状
のスペーサ26が固定される。スペーサ26は、金属製
の部材であって、直径方向両端をネジ27で締結して一
体化することにより、ケーブル端末18をその外側から
把持する。ネジ27をねじ込むネジ穴29は、スペーサ
26を構成する分割体28同士の対向面30に対して垂
直に穿設されている。
【0005】前記ケーブル端末18は、架空ケーブル6
の牽引布設時にはスペーサ26によって把持されている
ので、架空ケーブル6の布設作業中に拡がったり損傷を
受けたりすることが防止される。なお、架空ケーブル6
はいわゆるコネクタ付き光ファイバケーブルであって、
ケーブル端末18から引き出されたテープ心線21およ
び該テープ心線21を成端するMT(Mechanically Tr
ansferable)コネクタ31は、図11中鎖線で示す保護
ホース32内に保護されているので、作業時に損傷等の
悪影響を受けることは無い。ケーブル端末18を架空ク
ロージャ16に導入する場合には、スペーサ26を解体
し、内部把持金物25は把持固定部23と残留部24と
の間に介装したままで、架空クロージャ16内の把持金
具によって把持固定部23を外側から把持して固定す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のよう
な光ファイバケーブルの場合、ケーブル端末18を架空
クロージャ16に取り付ける際には、スペーサ26を解
体して架空クロージャ16内の把持金具で把持し直さね
ばならない上、架空クロージャ16のケーブル端末18
を導入するためのケーブル導入穴を別途封止部材で水密
に封止する作業が必要であり、作業工数が多くなり作業
性が低下するといった問題があった。また、前記問題に
鑑みて、架空クロージャ16内にスペーサ26を直接固
定する固定手段を設けたとしても、架空ケーブル6を引
っ張り力に抗して安定して把持固定し得る適当なスペー
サが無いため、問題を根本的に解決することはできな
い。
【0007】また、スペーサ26については、架空クロ
ージャ16と嵌合する部分の最大径φDは38mmと規
定されており、ケーブル径が大きくなってもスペーサ2
6の外径を大きくすることはできないことから、ケーブ
ル径が大きい場合には十分な大きさのネジ穴29を形成
出来なくなる可能性があるので、太径のケーブルに対応
することができるスペーサの開発が求められていた。
【0008】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、クロージャ等の接続部保護ケースへのケーブル端
末の取り付けの作業能率が向上し、しかも低コスト化す
ることができる光ファイバケーブルを提供することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ファイ
バケーブルによれば、接続部保護ケースに導入されるケ
ーブル端末のケーブル外皮外側に装着され、接続部保護
ケースに設けられた固定手段によって固定されるリング
状のスペーサを有してなり、前記スペーサの内面側に
は、該スペーサの外側から操作される押込機構によって
スペーサの内側に押し込まれて、把持突起をケーブル外
皮に食い込ませてケーブル端末を把持固定する把持部品
が、スペーサの内外方向に進退可能に配置されているこ
とを前記課題の解決手段とした。
【0010】以下、本発明の作用を説明する。本発明の
光ファイバケーブルによれば、押込機構を操作して把持
部品でケーブル端末を把持固定することによりスペーサ
が装着される。スペーサは、把持部品のスペーサ内外方
向での可動範囲でケーブル径に対応するので、各種外径
のケーブル端末に簡便かつ確実に設けることができる。
また、スペーサは、把持部品を内面側に内蔵した構成に
なっているので、ケーブル径が大きい場合であっても大
型化を抑えることができる。ケーブル端末は、スペーサ
を装着したまま接続部保護ケースに導入してスペーサを
固定手段で固定することにより、ケーブル端末が接続部
保護ケースに引き留められる。この時、把持部品は把持
突起をケーブル外皮に食い込ませて固定されているか
ら、光ファイバケーブルに作用する引っ張り力に対して
十分な保持力が発揮され、スペーサを固定手段で固定す
るだけで、ケーブル端末を接続部保護ケースに強固に引
き留めることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明の光ファイバケーブル
の第1実施形態を、図1から図7を参照して説明する。
なお、図中、図10から図12と同一の構成部分には同
一の符号を付し、その説明を簡略化する。図中符号50
はスペーサ、51は把持プレート、52は把持プレート
収納部である。図1および図2に示すように、本実施形
態の光ファイバケーブルは、架空クロージャ16(クロ
ージャ。図10参照)と地下クロージャ10との間に布
設される架空ケーブル6(光ファイバケーブル)の、架
空クロージャ16に導入されるケーブル端末18にスペ
ーサ50を固定したものである。
【0012】図1および図2において、スペーサ50
は、十分な強度を有する金属製リング状の部材である。
スペーサ50の側壁部53の中央部には、鬼目把持具5
1を収容する把持具収容部52が該側壁部53の内周面
54側を抉った形状に形成されている。この把持具収容
部52には側壁部53の外側から螺着穴55がスペーサ
50の断面径方向に連通されており、該螺着穴55には
鬼目把持具51に突設された雄ネジ部56が螺着される
ようになっている。なお、スペーサ50は、金属以外、
ポリ塩化ビニル等、硬質プラスチックで形成することも
可能である。
【0013】鬼目把持具51は、内面57側に鬼目58
が多数突設されてなる円弧板状の把持プレート59と前
記雄ネジ部56とからなり、該把持プレート59の外面
側に雄ネジ部56の一端が自由な回転が許容された状態
で引き抜き不可能に係合されており、螺着穴55に螺着
された雄ネジ部56を回転することにより把持プレート
59がスペーサ50の内外方向に進退されるようになっ
ている。そして、鬼目把持具51は、雄ネジ部56をサ
ポート50の内側にねじ込んだ時には、把持プレート5
9の鬼目58をケーブル外皮22に食い込ませて、内面
57に対向する側壁部53の内周面54との間にケーブ
ル端末18を把持固定するようになっている。雄ネジ部
56は、ケーブル端末18の把持固定時に、螺着穴55
の内側にほぼ没する寸法になっている。
【0014】図7(a),(b),(c)はいずれも把
持プレート59の別態様であり、図7(a)の把持プレ
ート59aは雌ネジが螺刻されているもの、図7(b)
の把持プレート59bは波目が形成されているもの、図
7(c)の把持プレート59cは綾目ローレットが形成
されているものである。なお、鬼目把持具51は請求項
1記載の把持部品、雄ネジ部56は同押込機構、鬼目5
8は同把持突起に相当する。
【0015】図1に示すように、スペーサ50の軸方向
両端部には、側壁部53の外周を一周するリブ60が突
設されている。これらリブ60の離間距離は架空クロー
ジャ16の二つ割り状のクロージャスリーブ61の軸方
向端部に設けられた端部壁62の厚さ寸法(クロージャ
の軸線方向寸法)に対応しており、ケーブル端末18を
架空クロージャ16内に導入してクロージャスリーブ6
1を一体化した時に、端部壁62がリブ60間に嵌合す
るようになっている。なお、端部壁62のスペーサ50
が嵌合される部分は、クロージャスリーブ61における
ケーブル端末18の導入穴63を形成しており、該導入
穴63は端部壁62をリブ60間に嵌合した時にスペー
サ50と圧接されて水密に封止される。また、リブ60
は端部壁62と嵌合可能であればよいので、図示した以
外の各種構造が適用できることは言うまでも無い。端部
壁62は請求項1記載の固定手段に相当する。
【0016】図3から図6は、前記架空ケーブル6にス
ペーサ50を取り付ける手順を示す。図3は架空ケーブ
ル6の切断工程を示し、図4は切断工程の完了した架空
ケーブル6にスペーサ50を通す工程を示す。図5はテ
ープ心線21の引出工程を示し、ケーブル端末18の適
切長さの外皮22を除去してテープ心線21を露出させ
る。本工程においては、引き出したテープ心線21のス
ロット19から露出した部分にスパイラルチューブ21
aを巻装したり、テープ心線21の先端にMTコネクタ
31を取り付けるといった作業も行う。なお、本工程で
は、スペーサ50をケーブル端末18に固定してケーブ
ル端末18の作業位置での安定支持に利用すれば、作業
能率を向上することができる。図6はスペーサ50の固
定工程を示し、スペーサ50をケーブル端末18の所望
の固定位置に移動させるとともに、レンチ等の手工具を
使用してスペーサ50の外側から雄ネジ部56のねじ込
み作業を行う。これにより、把持プレート59とスペー
サ50の該把持プレート内面57に対向する側壁部53
との間にケーブル端末18が把持固定され、スペーサ5
0の固定が完了する。
【0017】以下、本実施形態の作用および効果を説明
する。本実施形態の架空ケーブル6を布設するには、図
3から図6に示す工程によって架空クロージャ16側の
ケーブル端末18にスペーサ50を固定しておき、架空
クロージャ16側から地下クロージャ10に向けて牽引
布設を開始する。この時、架空ケーブル6の架空クロー
ジャ16側の端末18は、スペーサ50を利用して固定
しておくことが容易なので、牽引布設に伴う振動等によ
って外皮22が変形して拡がったり損傷するといった悪
影響を受けることが防がれる。また、ケーブル外皮22
に固定したスペーサ50を固定構造物等で支持すること
により、牽引布設作業中の端末18の揺動防止等に利用
することが可能であり、牽引布設の作業性を向上させる
ことができる。
【0018】牽引布設が完了したら、ケーブル端末18
を架空クロージャ16内に導入してスペーサ50を端部
壁62間に挟み込むようにしてクロージャスリーブ61
を組み立てる。この時、端部壁62をリブ60間に嵌合
させるので、架空クロージャ6に作用する引っ張り力に
対してリブ60が端部壁62に係合する結果、ケーブル
端末18が架空クロージャ16に引き留められる。した
がって、クロージャスリーブ61の組み立て時に、端部
壁62をリブ60間に嵌合するだけで架空ケーブル6に
作用する引っ張り力を支持することができるので、架空
クロージャ16へのケーブル端末18の取り付けの作業
能率が向上する。
【0019】スペーサ50は、ケーブル外皮22に鬼目
58を食い込ませて十分な保持力を発揮するため、内部
把持金物等の補強用の部品を別途取り付ける必要が無い
ので、従来品に比べて部品点数が減少するとともに、ケ
ーブル端末18の外皮22を切り裂いて把持固定部23
を形成するといった作業も不要となるので、低コスト化
や組立作業能率の向上を実現できる。また、スペーサ5
0は、雄ネジ部56をスペーサ50の内側に向けてねじ
込むだけで鬼目把持具51によってケーブル6を把持し
てケーブル端末18の所望の位置に簡便に固定すること
ができるとともに、雄ネジ部56を固定時と逆の方向に
回転操作することで、簡便にケーブル端末18から取り
外すことができるので、着脱性に優れている。さらに、
スペーサ50は、雄ネジ部56を操作することにより鬼
目把持具51が進退自在である上、鬼目把持具51のス
ペーサ50の径方向での可動範囲によってケーブル径に
幅広く対応することができるので、ケーブル径に対する
汎用性が高く、しかもスペーサ50を挿通可能な外径の
ケーブル端末18であれば、ケーブル径の大小によらず
確実かつ強固に固定することができる。
【0020】また、スペーサ50を端部壁62間に挟み
込むと同時に導入穴63が水密に封止されるため、従来
別途行っている封止作業を簡略化することができ、ケー
ブル端末18の架空クロージャ16への取付作業におい
て使用する封止部材等の部品や資材が減少するので、一
層の低コスト化および作業能率の向上が可能である。な
お、スペーサ50の外形に適合する封止部材を使用すれ
ば、導入穴63を一層確実に封止することができるとと
もに、導入穴63の形状に幅広く対応することができ、
スペーサ50の汎用性が向上する。
【0021】以下、本発明の第2実施形態を図8および
図9を参照して説明する。図8および図9において、符
号64はスペーサ、65はテンションメンバ挿通部であ
る。スペーサ64は概略円筒状に形成され、ケーブル端
末18に固定される本体部66を有している。本体部6
6の軸方向一端部(図8左側)には一対の把持具収容部
67が該本体部66の直径方向に対向配置され、各把持
具収容部67に配置された鬼目把持具68の間で本体部
66に挿通されたケーブル端末18を把持固定するよう
になっている。なお、把持具収容部67は第1実施形態
記載の把持具収容部51と同様の構成であり、螺着穴6
9を有している。また、鬼目把持具68は第1実施形態
記載の鬼目把持具51と同様の構成であり、把持プレー
ト70aおよび螺着穴69に螺着される雄ネジ部70b
を有している。鬼目把持具68は請求項1記載の把持部
品、雄ネジ部70bは同押込機構に相当する。
【0022】本体部66の他端部の直径方向で離間した
2カ所からは一対のアーム部71が突設され、これらア
ーム部71の本体部66から離間した端部には筒状のテ
ンションメンバ挿通部65が支持されている。テンショ
ンメンバ挿通部65は、ケーブル端末18のテンション
メンバ20が挿通されるようになっており、挿通された
テンションメンバ20を本体部66の中心軸線と同一の
直線上に支持するようになっている。また、テンション
メンバ挿通部65の先端には、該テンションメンバ挿通
部65を本体部66側から貫通して突出させたテンショ
ンメンバ20に架締め固定した連結スリーブ72をナッ
ト73でテンションメンバ挿通部65に連結するための
ナット螺着部74が形成されている。
【0023】本実施形態の光ファイバケーブルは、本体
部66に配置した一対の鬼目把持具68の間でケーブル
端末18を把持固定する構造であり、両鬼目把持具68
の可動範囲でケーブル端末18の外径に対応するので、
ケーブル端末18の外径に対する汎用性が一層向上す
る。また、連結スリーブ72を介してテンションメンバ
20と牽引ワイヤ75とを連結することにより、架空ケ
ーブル6の牽引端末側にも利用することができる。
【0024】なお、スペーサの固定手段としては、クロ
ージャスリーブの端面板や、クロージャ以外の各種接続
部保護ケースに別途設置した固定機構等を適用すること
も可能である。本発明の光ファイバケーブルは、コネク
タ付き光ファイバケーブル以外の各種光ファイバケーブ
ルに適用することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ファイ
バケーブルによれば、押込機構を操作して把持部品でケ
ーブル端末を把持固定してスペーサを装着したままケー
ブル端末を接続部保護ケースに導入し、スペーサを固定
手段で固定することにより、ケーブル端末が接続部保護
ケースに引き留められるようになっているので、把持部
品の把持突起によって光ファイバケーブルに作用する引
っ張り力に対して十分な保持力が発揮され、ケーブル端
末を接続部保護ケースに強固に固定することができる。
また、スペーサは、把持部品を内蔵した構成になってお
り、内側での把持部品の可動範囲でケーブル径に対応で
きるので、ケーブル径に対する汎用性が向上するととも
に、ケーブル径が大きい場合であっても大型化が抑えら
れ、接続部保護ケースでの固定作業の作業性を確保で
き、しかも低コスト化できるといった優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光ファイバケーブルの第1実施形態
を示す正面図である。
【図2】 図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】 図1の光ファイバケーブルにおけるスペーサ
の取付手順を示す図であって、ケーブルの切断工程を示
す正面図である。
【図4】 図1の光ファイバケーブルにおけるスペーサ
の取付手順を示す図であって、スペーサをケーブル端末
に挿通する工程を示す正面図である。
【図5】 図1の光ファイバケーブルにおけるスペーサ
の取付手順を示す図であって、ケーブル端末からのテー
プ心線の引出工程を示す正面図である。
【図6】 図1の光ファイバケーブルにおけるスペーサ
の取付手順を示す図であって、スペーサの固定工程を示
す正面図である。
【図7】 図1の光ファイバケーブルに使用する把持プ
レートの別態様を示す図であって、(a)はねじ切り、
(b)は波目、(c)は綾目ローレットを示す。
【図8】 本発明の光ファイバケーブルの第2実施形態
を示す正面図である。
【図9】 図8の光ファイバケーブルのスペーサを示す
側面図である。
【図10】 光ファイバケーブル線路構成を示す全体図
である。
【図11】 従来例の光ファイバケーブルのケーブル端
末を示す部分破断正面図である。
【図12】 図11のB−B線矢視断面図である。
【符号の説明】
6…架空ケーブル、16…接続部保護ケース(架空クロ
ージャ)、18…ケーブル端末、22…ケーブル外皮、
50…スペーサ、51…把持部品(鬼目把持具)、54
…内面(内壁面)、56…押込機構(雄ネジ部)、58
…把持突起(鬼目)、62…固定手段(端部壁)、64
…スペーサ、68…把持部品(鬼目把持具)、70…押
込機構(雄ネジ部)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続部保護ケース(16)に導入される
    ケーブル端末(18)のケーブル外皮(22)外側に装
    着され、接続部保護ケースに設けられた固定手段(6
    2)によって固定されるリング状のスペーサ(50、6
    4)を有してなり、 前記スペーサの内面(54)側には、該スペーサの外側
    から操作される押込機構(56、70)によってスペー
    サの内側に押し込まれて、把持突起(58)をケーブル
    外皮に食い込ませてケーブル端末を把持固定する把持部
    品(51、68)が、スペーサの内外方向に進退可能に
    配置されていることを特徴とする光ファイバケーブル
    (6)。
JP8157279A 1996-06-18 1996-06-18 光ファイバケーブル Pending JPH1010389A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015075639A (ja) * 2013-10-09 2015-04-20 住友電気工業株式会社 光ケーブル
CN108601120A (zh) * 2018-07-03 2018-09-28 山东华宁电伴热科技有限公司 一种矿物绝缘加热电缆连接头

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