JPH0961641A - 光ケーブル端部の固定方法 - Google Patents

光ケーブル端部の固定方法

Info

Publication number
JPH0961641A
JPH0961641A JP7234781A JP23478195A JPH0961641A JP H0961641 A JPH0961641 A JP H0961641A JP 7234781 A JP7234781 A JP 7234781A JP 23478195 A JP23478195 A JP 23478195A JP H0961641 A JPH0961641 A JP H0961641A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spacer
slot rod
tension member
slot
groove
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7234781A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3587910B2 (ja
Inventor
Kazuya Ogata
和也 緒方
Hideo Hirao
秀夫 平尾
Kunihiko Jinbo
邦彦 神保
Yutaka Kurosawa
豊 黒沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP23478195A priority Critical patent/JP3587910B2/ja
Publication of JPH0961641A publication Critical patent/JPH0961641A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3587910B2 publication Critical patent/JP3587910B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続部(クロージャ等)内で、スロット型光
ケーブルのテンションメンバを固定する場合、従来は、
スロットロッドの端部をはぎ取ってテンションメンバを
露出させ、それを、たとえばクロージャ内のステー等
に、クランプ金具で固定していた。しかしこの方法は、
スロットロッドのはぎ取りに時間がかかり、油断してい
ると光ファイバを傷つける恐れがあった。この課題を解
決する。 【解決手段】 スロットロッド22端部の溝26中に、
スペーサ50を、隙間無く挿入する。そして、内面に突
起542を有するクランプ部材54で、ロッド22の上
から、ロッド22ごとテンションメン24をクランプし
て固定する。こうすると、突起542がロッド22及び
スペーサ50に食い込み、またスペーサ50があるた
め、ロッド22の山部が谷部に倒れ込むことがなく、長
期的に信頼性の高いクランプが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロット型光ケー
ブルの、主として接続部を保護するクロージャ等の防水
ケース内における、テンションメンバを含んだ端部の固
定方法に関するものである。しかし、その他の、たとえ
ばスロット型光ケーブルを牽引する際におけるテンショ
ンメンバを含んだ端部の固定にも利用可能である。
【0002】
【従来の技術】図3に、クロージャ10内におけるスロ
ット型光ケーブル20のテンションメンバ24の固定状
態を模型的に示す。また、光ケーブル20の拡大断面
も、同時に示した。22はスロットロッドで、中心にテ
ンションメンバ24を有し、また外側面にらせん状又は
SZ状の溝26を有する。28はテープ状の光ファイバ
心線、280は光ファイバ、282はその融着あるいは
MTコネクタなどよりなる接続部、30はシースであ
る。
【0003】従来、テンションメンバ24を固定する場
合は、次のようにしていた。まず、光ケーブル20の端
部のスロットロッド22を少しはぎとって鋼線よりなる
テンションメンバ24を露出させる。そして、そのテン
ションメンバ24を、たとえばクロージャ10のスリー
ブ12間に掛け渡してあるステー14に、クランプ金具
40で固定する。
【0004】このクランプ金具40の部分を拡大して図
4,図5に示した。図4のクランプ金具40は、コの字
金具400とネジ402とからなり、ステー14にテン
ションメンバ24を接触させておき、コの字金具400
を被せネジ402で締めて固定する。図5のクランプ金
具40は、ステー14に固定された円筒金具404とネ
ジ402とからなり、円筒金具404にテンションメン
バ24を通し、ネジ402で締めて固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
方法は、スロットロッド22のはぎ取りに時間がかか
り、特に、ケーブルが大径化するにつれ、スロットロッ
ドの除去に時間を要した。また油断していると光ファイ
バを傷つける恐れもあった。
【0006】この発明は、下記の手段をとることによ
り、スロットロッド22をはぎ取らずにテンションメン
バ24を固定できるようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に例示するように、 スロットロッド22端部の溝26中に、スペーサ50
を隙間のない状態で挿入し、 スペーサ50を挿入したスロットロッド22の上か
ら、スロットロッド22ごと、半割りリング状のクラン
プ部材54によりテンションメン24をクランプして固
定する。スペーサの数は溝26の数と同数が好ましい。
【0008】なお、クランプ部材54の内面に三角形状
等の各種形状を呈する突起542を設け、その突起がス
ロットロッド22及びスペーサ50に食い込むようにす
ると、より確実に固定できる。
【0009】
【発明の実施態様】スペーサ50は、溝26にピッタリ
とはまりこむ形状・大きさにする。スペーサ50を挿入
するのは、スロットロッド22の端部の僅かな範囲、す
なわちクランプ部材54の幅と同程度かそれより僅かに
長い程度でもよい。
【0010】クランプ部材54の内面の突起542は、
本発明の必須要件でないが、突起542のある方が、突
起の先端がスペーサ等に食い込みクランプ力を強固にす
るので、たいへん好ましい。突起542は、たとえば挟
持部540の表面側からのパンチング等により形成され
る程度のものでよい。
【0011】始めに述べたように、テンションメンバ2
4をクロージャ10内でステー14に固定する場合は、
クランプ部材54の挟持部540のどちらか一方を、ス
テー14に固定する(図1(f)参照)。あるいは、ど
ちらか一方の挟持部540のフランジ544を延長し
て、延長部分自体がステー14の役目をするようにして
も良い。
【0012】[作 用]もし仮に、溝26の中にスペー
サ50を挿入しないままスロットロッド22の上からク
ランプ部材54でクランプしたとすると、ポリエチレン
等のブラスチック製のスロットロッド22の山部が潰れ
て谷部に倒れ込んで、クランプの締め付け力が落ち、ケ
ーブル荷重を支えることができなくなる。しかし、溝2
6をスペーサ50で埋めることにより、山部の倒れ込み
変形の問題が解決され、クランプの緩みがなくなり、長
期的に信頼性の高いクランプが可能になる。
【0013】
【実施例1】図1の(a)はスロットロッド22の端部
であり、光ファイバ心線28は溝26から外してある。
スペーサ50は、たとえば突起542が食い込むことが
できる程度の比較的軟質の金属製とする。あるいはケー
ブルテンションによつては硬質ブラスチック製を用いる
こともできる。スペーサ50は、溝26に隙間無く挿入
できる少なくともクランプ部材の幅以上の長さを持った
数本の短尺ものからなるが、図1(b)のように一端に
共通のキャップ52を設けて、取り扱いを容易にした。
一般にスロットロッドの溝は螺旋状であるから、スペー
サ50は自身の長手方向に対して多少溝26の曲がりに
合わせて湾曲していることが好ましい。ただし図示され
ているように直線状でもよい。その長さは少なくともク
ランプ部材54の幅よりも長いことが好ましい。スペー
サ50をスロットロッド22へ取り付けるには、まっす
ぐに挿入するかあるいは多少回転させながらはめ込むよ
うにする。なお、「隙間無」くという態様は、必ずしも
完全に隙間がないということではなく、多少の隙間が生
じていることを許容するものであり、締め付け時のスロ
ットロッドの潰れがクランプ力に実質的に悪影響を及ぼ
さない程度に隙間が発生することを含むものである。ク
ランプ部材54は、同図(c)に示すように、短い半円
筒状の挟持部540の両側にフランジ544を設けかつ
内面に多数の突起542を形成した上下1対のものの間
を、ボルト546により締め付けるようにしたものであ
る。なお下側のフランジ544は、同図(f)のよう
に、コの字方にしてあって、ステー14に固定できるよ
うにしている。
【0014】テンションメンバ24の固定は、次のよう
にして行う。従来のようにスロットロッド22の端部の
テンションメンバ24を露出させることなく、端部の溝
26にスペーサ50を挿入し、その上にクランプ部材5
4をあてがい、ボルト546で締め付ける(図1
(d),(e))。これにより、テンションメンバ24
は、スロットロッド22及びスペーサ50を介してクラ
ンプ部材54によりクランプされ、結局テンションメン
バ24はステー14(これにクランプ部材54が固定さ
れている)に固定される(図1(f))。
【0015】
【実施例2】引っ張り端末に適用した場合である。図2
のように、クランプ部材54として、挟持部540だけ
で(フランジ544が無い)かつ外側面の一部がテーパ
状になっておりかつネジ548を有するものを用いる。
実施例1の場合同様に、スロットロッド22の端部の溝
26にスペーサ50を挿入し、その上からクランプ部材
54をあてがい、その上から、プーリングキャップ56
(先端部内面がテーパ状になっている)をねじ込み、テ
ーパ面のクサビ作用を利用して、スロットロッド22,
スペーサ50を介してテンションメンバ24をクランプ
する。そしてプーリングキャップ56を牽引する。
【発明の効果】テンションメンバ24の固定に際してス
ロットロッド22をはぎ取らないので、作業時間が短縮
され、また光ファイバを傷つける心配もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の説明図で、(a)はスロット
ロッド22の端部、(b)はスペーサ50、(c)はク
ランプ部材54、(d)はクランプ完了時の縦断立面、
(e)は(d)のE断面、(f)は全体の斜視図であ
る。
【図2】本発明実施例2の説明図で、(a)は縦断立
面、(b)は(a)のB断面である。
【図3】クロージャ10内におけるテンションメンバ2
4の従来の固定状況の概略説明図。
【図4】従来のテンションメンバ24の固定方法の説明
図。
【図5】従来のテンションメンバ24の別の固定方法の
説明図。
【符号の説明】
10 クロージャ 12 スリーブ 14 ステー 20 光ケーブル 22 スロットロッド 24 テンションメンバ 26 溝 28 光ファイバ心線 30 シース 40 クランプ金具 400 コの字金具 402 ネジ 404 円筒金具 50 スペーサ 52 キャップ 54 クランプ部材 540 挟持部 542 突起 544 フランジ 546 ボルト 548 ネジ 56 プーリングキャップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒沢 豊 千葉県佐倉市六崎1440番地 株式会社フジ クラ佐倉工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロット型光ケーブルの端部を固定する
    に際して、前記光ケーブルのスロットロッド端部の光フ
    ァイバ収納用溝中に、スペーサを隙間のない状態で挿入
    し、前記スペーサを挿入したスロットロッドの上から当
    該スロットロッドごと前記テンションメンバをクランプ
    して固定することを特徴とする、光ケーブル端部の固定
    方法。
  2. 【請求項2】 クランプするクランプ部材の内面に突起
    があり、当該突起がスロットロッド及びスペーサに食い
    込むようなっていることを特徴とする、請求項1記載の
    請求項1記載の請求項1記載の光ケーブル端部の固定方
    法。
JP23478195A 1995-08-21 1995-08-21 光ケーブル端部の固定方法 Expired - Fee Related JP3587910B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23478195A JP3587910B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 光ケーブル端部の固定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23478195A JP3587910B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 光ケーブル端部の固定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0961641A true JPH0961641A (ja) 1997-03-07
JP3587910B2 JP3587910B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=16976281

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23478195A Expired - Fee Related JP3587910B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 光ケーブル端部の固定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3587910B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021089024A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 株式会社竹中工務店 管状部材の固定構造及び管状部材の固定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021089024A (ja) * 2019-12-04 2021-06-10 株式会社竹中工務店 管状部材の固定構造及び管状部材の固定方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3587910B2 (ja) 2004-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4447120A (en) Fiber optic cable clamp
JPH0440169Y2 (ja)
US6173104B1 (en) Dead end connector for fiber optic cable
US4097129A (en) Coupling device for protectively jacketed fibers
JPH09508718A (ja) ケーブルルーチング器
JPH0961641A (ja) 光ケーブル端部の固定方法
US4818057A (en) An apparatus for fixing light waveguide cables in a plug housing
US6085014A (en) Apparatus for holding a wire-shaped member
JP2003021730A (ja) 抗張力線入り平型ケーブルの引留め方法
JP4043924B2 (ja) 光ケーブルの接続部
JP2536077Y2 (ja) 光ケーブルの成端部
JP3418297B2 (ja) 光ケーブルの端末構造
JPH09120009A (ja) 通信ケーブルの引っ張り端部
JPH0521925Y2 (ja)
JP2520366B2 (ja) 光ケ―ブル端末におけるケブラ―端末の固定構造
JPH06160645A (ja) 光ファイバケーブル端末部
WO1995024667A1 (en) Arrangement for gripping a strength member of an optical fibre cable
JPH089687Y2 (ja) 溝形光ファイバケーブルの端末固定構造
KR940004442Y1 (ko) 조립식 접속관
GB2031605A (en) Crimped connector assembly for fiber optic cables or the like
JPH1020169A (ja) 光ファイバケーブルの抗張力線の固定方法及び固定具
JP2993838B2 (ja) ケーブル引留め具
JP3729873B2 (ja) ケーブル引留め具
JPS62134605A (ja) 光フアイバケ−ブルのけん引端部構造
JPS63138303A (ja) 多芯光ファイバケーブルの分岐部

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040511

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040709

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040803

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040811

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070820

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080820

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090820

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100820

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110820

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120820

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130820

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees