JPH0961641A - 光ケーブル端部の固定方法 - Google Patents
光ケーブル端部の固定方法Info
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- JPH0961641A JPH0961641A JP7234781A JP23478195A JPH0961641A JP H0961641 A JPH0961641 A JP H0961641A JP 7234781 A JP7234781 A JP 7234781A JP 23478195 A JP23478195 A JP 23478195A JP H0961641 A JPH0961641 A JP H0961641A
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Abstract
ケーブルのテンションメンバを固定する場合、従来は、
スロットロッドの端部をはぎ取ってテンションメンバを
露出させ、それを、たとえばクロージャ内のステー等
に、クランプ金具で固定していた。しかしこの方法は、
スロットロッドのはぎ取りに時間がかかり、油断してい
ると光ファイバを傷つける恐れがあった。この課題を解
決する。 【解決手段】 スロットロッド22端部の溝26中に、
スペーサ50を、隙間無く挿入する。そして、内面に突
起542を有するクランプ部材54で、ロッド22の上
から、ロッド22ごとテンションメン24をクランプし
て固定する。こうすると、突起542がロッド22及び
スペーサ50に食い込み、またスペーサ50があるた
め、ロッド22の山部が谷部に倒れ込むことがなく、長
期的に信頼性の高いクランプが可能になる。
Description
ブルの、主として接続部を保護するクロージャ等の防水
ケース内における、テンションメンバを含んだ端部の固
定方法に関するものである。しかし、その他の、たとえ
ばスロット型光ケーブルを牽引する際におけるテンショ
ンメンバを含んだ端部の固定にも利用可能である。
ット型光ケーブル20のテンションメンバ24の固定状
態を模型的に示す。また、光ケーブル20の拡大断面
も、同時に示した。22はスロットロッドで、中心にテ
ンションメンバ24を有し、また外側面にらせん状又は
SZ状の溝26を有する。28はテープ状の光ファイバ
心線、280は光ファイバ、282はその融着あるいは
MTコネクタなどよりなる接続部、30はシースであ
る。
合は、次のようにしていた。まず、光ケーブル20の端
部のスロットロッド22を少しはぎとって鋼線よりなる
テンションメンバ24を露出させる。そして、そのテン
ションメンバ24を、たとえばクロージャ10のスリー
ブ12間に掛け渡してあるステー14に、クランプ金具
40で固定する。
4,図5に示した。図4のクランプ金具40は、コの字
金具400とネジ402とからなり、ステー14にテン
ションメンバ24を接触させておき、コの字金具400
を被せネジ402で締めて固定する。図5のクランプ金
具40は、ステー14に固定された円筒金具404とネ
ジ402とからなり、円筒金具404にテンションメン
バ24を通し、ネジ402で締めて固定する。
方法は、スロットロッド22のはぎ取りに時間がかか
り、特に、ケーブルが大径化するにつれ、スロットロッ
ドの除去に時間を要した。また油断していると光ファイ
バを傷つける恐れもあった。
り、スロットロッド22をはぎ取らずにテンションメン
バ24を固定できるようにしたものである。
を隙間のない状態で挿入し、 スペーサ50を挿入したスロットロッド22の上か
ら、スロットロッド22ごと、半割りリング状のクラン
プ部材54によりテンションメン24をクランプして固
定する。スペーサの数は溝26の数と同数が好ましい。
等の各種形状を呈する突起542を設け、その突起がス
ロットロッド22及びスペーサ50に食い込むようにす
ると、より確実に固定できる。
とはまりこむ形状・大きさにする。スペーサ50を挿入
するのは、スロットロッド22の端部の僅かな範囲、す
なわちクランプ部材54の幅と同程度かそれより僅かに
長い程度でもよい。
本発明の必須要件でないが、突起542のある方が、突
起の先端がスペーサ等に食い込みクランプ力を強固にす
るので、たいへん好ましい。突起542は、たとえば挟
持部540の表面側からのパンチング等により形成され
る程度のものでよい。
4をクロージャ10内でステー14に固定する場合は、
クランプ部材54の挟持部540のどちらか一方を、ス
テー14に固定する(図1(f)参照)。あるいは、ど
ちらか一方の挟持部540のフランジ544を延長し
て、延長部分自体がステー14の役目をするようにして
も良い。
サ50を挿入しないままスロットロッド22の上からク
ランプ部材54でクランプしたとすると、ポリエチレン
等のブラスチック製のスロットロッド22の山部が潰れ
て谷部に倒れ込んで、クランプの締め付け力が落ち、ケ
ーブル荷重を支えることができなくなる。しかし、溝2
6をスペーサ50で埋めることにより、山部の倒れ込み
変形の問題が解決され、クランプの緩みがなくなり、長
期的に信頼性の高いクランプが可能になる。
であり、光ファイバ心線28は溝26から外してある。
スペーサ50は、たとえば突起542が食い込むことが
できる程度の比較的軟質の金属製とする。あるいはケー
ブルテンションによつては硬質ブラスチック製を用いる
こともできる。スペーサ50は、溝26に隙間無く挿入
できる少なくともクランプ部材の幅以上の長さを持った
数本の短尺ものからなるが、図1(b)のように一端に
共通のキャップ52を設けて、取り扱いを容易にした。
一般にスロットロッドの溝は螺旋状であるから、スペー
サ50は自身の長手方向に対して多少溝26の曲がりに
合わせて湾曲していることが好ましい。ただし図示され
ているように直線状でもよい。その長さは少なくともク
ランプ部材54の幅よりも長いことが好ましい。スペー
サ50をスロットロッド22へ取り付けるには、まっす
ぐに挿入するかあるいは多少回転させながらはめ込むよ
うにする。なお、「隙間無」くという態様は、必ずしも
完全に隙間がないということではなく、多少の隙間が生
じていることを許容するものであり、締め付け時のスロ
ットロッドの潰れがクランプ力に実質的に悪影響を及ぼ
さない程度に隙間が発生することを含むものである。ク
ランプ部材54は、同図(c)に示すように、短い半円
筒状の挟持部540の両側にフランジ544を設けかつ
内面に多数の突起542を形成した上下1対のものの間
を、ボルト546により締め付けるようにしたものであ
る。なお下側のフランジ544は、同図(f)のよう
に、コの字方にしてあって、ステー14に固定できるよ
うにしている。
にして行う。従来のようにスロットロッド22の端部の
テンションメンバ24を露出させることなく、端部の溝
26にスペーサ50を挿入し、その上にクランプ部材5
4をあてがい、ボルト546で締め付ける(図1
(d),(e))。これにより、テンションメンバ24
は、スロットロッド22及びスペーサ50を介してクラ
ンプ部材54によりクランプされ、結局テンションメン
バ24はステー14(これにクランプ部材54が固定さ
れている)に固定される(図1(f))。
のように、クランプ部材54として、挟持部540だけ
で(フランジ544が無い)かつ外側面の一部がテーパ
状になっておりかつネジ548を有するものを用いる。
実施例1の場合同様に、スロットロッド22の端部の溝
26にスペーサ50を挿入し、その上からクランプ部材
54をあてがい、その上から、プーリングキャップ56
(先端部内面がテーパ状になっている)をねじ込み、テ
ーパ面のクサビ作用を利用して、スロットロッド22,
スペーサ50を介してテンションメンバ24をクランプ
する。そしてプーリングキャップ56を牽引する。
ロットロッド22をはぎ取らないので、作業時間が短縮
され、また光ファイバを傷つける心配もなくなる。
ロッド22の端部、(b)はスペーサ50、(c)はク
ランプ部材54、(d)はクランプ完了時の縦断立面、
(e)は(d)のE断面、(f)は全体の斜視図であ
る。
面、(b)は(a)のB断面である。
4の従来の固定状況の概略説明図。
図。
説明図。
Claims (2)
- 【請求項1】 スロット型光ケーブルの端部を固定する
に際して、前記光ケーブルのスロットロッド端部の光フ
ァイバ収納用溝中に、スペーサを隙間のない状態で挿入
し、前記スペーサを挿入したスロットロッドの上から当
該スロットロッドごと前記テンションメンバをクランプ
して固定することを特徴とする、光ケーブル端部の固定
方法。 - 【請求項2】 クランプするクランプ部材の内面に突起
があり、当該突起がスロットロッド及びスペーサに食い
込むようなっていることを特徴とする、請求項1記載の
請求項1記載の請求項1記載の光ケーブル端部の固定方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23478195A JP3587910B2 (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 光ケーブル端部の固定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23478195A JP3587910B2 (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 光ケーブル端部の固定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0961641A true JPH0961641A (ja) | 1997-03-07 |
JP3587910B2 JP3587910B2 (ja) | 2004-11-10 |
Family
ID=16976281
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23478195A Expired - Fee Related JP3587910B2 (ja) | 1995-08-21 | 1995-08-21 | 光ケーブル端部の固定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3587910B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021089024A (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | 株式会社竹中工務店 | 管状部材の固定構造及び管状部材の固定方法 |
-
1995
- 1995-08-21 JP JP23478195A patent/JP3587910B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021089024A (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | 株式会社竹中工務店 | 管状部材の固定構造及び管状部材の固定方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3587910B2 (ja) | 2004-11-10 |
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