JP3114789B2 - 同軸ケーブル用コネクター - Google Patents

同軸ケーブル用コネクター

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JP3114789B2
JP3114789B2 JP07185780A JP18578095A JP3114789B2 JP 3114789 B2 JP3114789 B2 JP 3114789B2 JP 07185780 A JP07185780 A JP 07185780A JP 18578095 A JP18578095 A JP 18578095A JP 3114789 B2 JP3114789 B2 JP 3114789B2
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後藤欣哉
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兼藤産業株式会社
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、接続ナットを機器に突
設した螺子筒に螺合して用いる同軸ケーブル用コネクタ
ーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実開昭63−23789号公報
所載のように、接続ナットを本体筒と別体にし、本体筒
の先端側に設けた頸部に接続ナットの後端側を回動自在
に係合した構造のものが一般である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例は同軸ケー
ブルを取付けたフェルールや中心コンタクトが本体筒と
一体的にしてあるため接続ナットを機器に突設した螺子
部に螺合する際、該接続ナットと本体筒を一体にしてあ
るとすると、接続ナットの回動に伴って本体筒を介して
フェルールも回動するため、その結果、同軸ケーブルが
捻じれ、種々の支障をきたすことになる。このため、接
続ナットを本体筒側と別体にして同軸ケーブルの捻じれ
を防ぐようにしたものであるが、本体筒に対して接続ナ
ットを別体にした分、部品点数が多くなり、全体として
必要以上に大形となるばかりでなく、構造上、接続ナッ
トと本体筒の組付け作業が煩雑となり、また、接続ナッ
トを機器に設けた螺子部に螺合締付ける際、接続ナット
の本体筒の接続部が破損する場合がある。
【0004】本発明は、斯様な従来例の欠点に着目して
創案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】先端側に雌螺子を設けた
接続ナットと該接続ナットの後端側に螺合した套装筒と
で本体筒を構成し、この本体筒の内側にフェルールを該
本体筒と相対的に回動可能に収設し、該フェルールの後
端側の外側に、フェルールと一体的になって同軸ケーブ
ルの外被と外部導体を挾持する挾持手段を装置し、前記
フェルールの先端側に、本体筒の雌螺子部内に突出する
押圧筒を後退可能に組付け、この押圧筒の内側に、本体
筒の軸線上にして押圧筒にピンを貫通させた中心コンタ
クトを配し、該中心コンタクトと前記押圧筒との間に後
端側が前記フェルールの中間部に設けた係止段部に係止
する絶縁性の割クランプを介在させ、該割クランプの後
端方向に径が漸次拡開する外周縁に、前記押圧筒の後端
側に設けた、後端方向に径が漸次拡開する内周縁を係合
させ、同軸ケーブルの内部導体に対する、前記中心コン
タクトの挾持部には、本体筒の軸線に沿うスリットを設
けたことを基本的手段とする。
【0006】
【0007】
【0008】
【実施例】図面は本発明に係る同軸ケーブル用コネクタ
ーの一実施例を示し、図1は使用時の断面図、図2は同
軸ケーブルと組付けた状態の断面図、図3は図1のa−
a線断面図である。
【0009】1は本体筒で、本体筒1は、先端側に雌螺
子2を設けた接続ナット3と、該接続ナット3の後端側
に螺合した套装筒4とで構成する。
【0010】本体筒1の内側にはフェルール5を本体筒
1と相対的に回動可能にして収設し、フェルール5の後
端側に同軸ケーブルCの外部導体Caと内部絶縁体Cb
との間に挾入する挾入筒部6を設け、挾入筒部6は自由
端側の外径を漸次縮径して外部導体Caと内部絶縁体C
bの間に挾入し易くしてある。
【0011】この挾入筒部6の外側には、前記外部導体
Caおよびケーブル外被Ccの装入間隙7が存するよう
にして内側挾持筒8を配設し、内側挾持筒8は、先端側
に形成した雌螺子部9を、フェルール5の前記挾入筒部
6に隣接する中間部に設けた雄螺子部10に螺合通過さ
せて前記中間部すなわちフェルール5に一体的に組付け
たもので、フェルール5の挾入筒部6に前記装入間隙7
を介して半径方向に重なり合う自由端(後端)部8aの
周側には適宜数のスリット11,…を設け、該スリット
11の存在により自由端部8aが強制的に縮径できるよ
うにしてある。
【0012】内側挾持筒8の外側すなわち前記自由端部
8aと、本体筒1を構成する前記套装筒4との間には、
外側挾持筒12の先端部12aを介在させてある。
【0013】外側挾持筒12は、先端部12aの周側に
一対のスリット13を設け、該スリット13,13で区
画された部分片の外周面に、後端方向に漸次縮径する形
状の突条縁14を設け、この突条縁14を前記套装筒4
の内壁に設けた凹入部15に前記部分片の弾性を利用し
て係合させるようにして、套装筒4にその内側において
強制的に組付けたものである。
【0014】また、外側挾持筒12は先端部12aの内
壁を先端方向に漸次拡開させ(後方向に漸次縮径させ)
たテーパー縁17と成し、該テーパー縁17の開口端を
前記内側挾持筒8の自由端部8aの外径よりわずかに径
を大きくし、自由端部8aがテーパー縁17に摺接して
内側挾持筒8の自由端部8aが強制的に縮径するように
してある。すなわち、外側挾持筒12は、接続ナット3
と套装筒4の螺合組付け時に、套装筒4後部側内側に設
けた押圧段部16によって後端部(断面円弧状にして押
圧段部16との接触部分を少なくした方が良い)側が押
圧されて、套装筒4に伴われて前進し、この結果、内側
挾持筒8の自由端部はテーパー縁17に摺接して相対的
に外側挾持筒12に挿入されて強制的に縮径し、外部導
体Caと内部絶縁体Cbとの間に挾入した挾入筒部6と
で、同軸ケーブルCの外被Ccないし外部導体Caを挾
持する。
【0015】なお、18はシリコン樹脂より成る防水リ
ングで、套装筒4に設けた溝に回動可能に係合してあ
る。
【0016】フェルール5の先端部は本体筒1を構成す
る前記接続ナット3に係合し、該先端部に押圧筒19を
後退可能に組付ける。
【0017】押圧筒19は後部側を開放した有底筒状体
よりなる主体筒20の先端部に、金属製の補強筒21を
螺合組付けて構成したもので、主体筒20には後端を最
大径とし、後端方向に漸次拡開する漏斗状の内周縁部2
2を設けてある。
【0018】なお、押圧筒19は、主体筒20にスリッ
ト23を設けて部分片23aに弾性を付与させ、この部
分片23aの周側に後端方向に漸次縮径する形状の突条
縁24を設け、該突条縁24をその弾性を利用して、フ
ェルール5の先端部の内面に設けた凹入部25に係合し
てフェルール5の先端部に、該先端部と相対的に後退可
能に、フェルール5に組付けたものである。
【0019】押圧筒19の主体筒20すなわち前記本体
筒1の軸線上には主体筒20の先端部片20aにピン2
6′を貫通させて中心コンタクト26を配し、中心コン
タクト26は、先端側に前記ピン26′を、後部側には
スリット27を設けて縮径可能にして同軸ケーブルCの
内部導体Cdの挾持部28を設けたもので、この中心コ
ンタクト26のピン26′部と挾持部28との中間部周
側に係合溝29を設け、該係合溝29に先端側の内周面
に設けた係止突条30を係合させて割クランプ31を、
中心コンタクト26と前記押圧筒19との間に介在させ
る。割クランプ31の後端部は該フェルール5の中間部
に設けた係止段部33に係止するようにして配してあ
る。
【0020】割クランプ31は、後端側に後端方向に径
が漸次拡開する外周縁32を備え、該外周縁32を押圧
筒19の前記内周縁22に一致させるようにして、前記
の通り、中心コンタクト26と押圧筒19との間に介在
させるようにしてフェルール5の先端側に組付けたもの
で、押圧筒19がフェルール5に対して相対的に後退す
ると、その内周縁22が外周縁32を押圧して割クラン
プ32の後端側を縮径させ、この結果、中心コンタクト
26の、内部導体Cdを挿入した挾持部28は縮径して
内部導体Cdを確実に挾持するのである。
【0021】しかして、外側挾持筒12と該挾持筒12
を収容した套装筒4に末端部を加工した同軸ケーブルC
を貫通させ、中心コンタクト26の挾持部28に、同軸
ケーブルCの内部導体Cdを挾入させる一方、フェルー
ル5の挾入筒部6を同軸ケーブルCの外部導体Caと内
部絶縁体Cbとの間に挾入させ、套装筒4を同軸ケーブ
ルCの末端側に移動させ、該套装筒4に接続ナット3を
螺合締付けると、外側挾持筒12の先端部12aは、内
側挾持筒8の自由端部8aを縮径させ、ケーブル外被C
cないし外部導体Caを挾持し、フェルール5および内
外の挾持筒8,12は同軸ケーブルCと一体的になる。
【0022】この状態で接続ナット3の雌螺子2部を機
器に突設した雄螺子筒bに螺合すると、雄螺子筒bを通
じて中心コンタクト26のピン26′は機器に装置した
受口に挾入される一方、雄螺子筒bの先端に押圧されて
押圧筒19は後退し、この結果、前記の通り、中心コン
タクト26の挾持部28は縮径して内部導体Cdを挾持
し、押圧筒19、割クランプ31および中心コンタクト
26は、内部導体Cdを介して同軸ケーブルCと一体的
になる。
【0023】なお、本体筒1の回動によりフェルール5
或いは外側挾持筒12等は摩擦抵抗によって同軸ケーブ
ルCを伴って回動し、同軸ケーブルCは捻じれるが、本
体筒1を雄螺子筒bに締め付けた後、同軸ケーブルCを
反対方向に回動させることによって前記の捻じれは解消
される。
【0024】また、内側挾持筒8、外側脅威筒12、主
体筒20および割クランプ31は合成樹脂製である。
【0025】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
本体を機器に設けた螺子筒に螺合締付けることによっ
て、同軸ケーブルを自動的に締付け、また、螺合締付け
の際にケーブルが捻じれてもその捻じれを容易に解消す
ることのできるコネクターを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】使用時の断面図。
【図2】同軸ケーブルと組付けた状態の断面図。
【図3】図1のa−a線断面図。
【符号の説明】
1 本体筒 2 雌螺子 3 接続ナット 4 套装筒 5 フェルール 8 内側挾持筒 12 外側挾持筒 26 中心コンタクト C 同軸ケーブル Ca 外部導体 Cc 外被 Cd 内部導体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−230855(JP,A) 特開 昭54−44792(JP,A) 実開 昭63−23789(JP,U) 実開 平6−68342(JP,U) 実開 平5−48263(JP,U) 実開 平6−82782(JP,U) 実開 平6−21177(JP,U) 実開 平5−38785(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 24/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端側に雌螺子を設けた接続ナットと該
    接続ナットの後端側に螺合した套装筒とで本体筒を構成
    し、この本体筒の内側にフェルールを該本体筒と相対的
    に回動可能に収設し、該フェルールの後端側の外側に、
    フェルールと一体的になって同軸ケーブルの外被と外部
    導体を挾持する挾持手段を装置し、前記フェルールの先
    端側に、本体筒の雌螺子部内に突出する押圧筒を後退可
    能に組付け、この押圧筒の内側に、本体筒の軸線上にし
    て押圧筒にピンを貫通させた中心コンタクトを配し、該
    中心コンタクトと前記押圧筒との間に後端側が前記フェ
    ルールの中間部に設けた係止段部に係止する絶縁性の割
    クランプを介在させ、該割クランプの後端方向に径が漸
    次拡開する外周縁に、前記押圧筒の後端側に設けた、後
    端方向に径が漸次拡開する内周縁を係合させ、同軸ケー
    ブルの内部導体に対する、前記中心コンタクトの挾持部
    には、本体筒の軸線に沿うスリットを設けた、同軸ケー
    ブル用コネクター。
  2. 【請求項2】 挾持手段を、套装筒の内側に形成した押
    圧段部に押圧されて前進する外側挾持筒と、フェルール
    によって前進が規制され、後端が外側挾持筒の先端の内
    側において縮径される内側挾持筒とで構成した、請求項
    1記載の同軸ケーブル用コネクター。
  3. 【請求項3】 割クランプの先端部を中心コンタクトに
    一体にした、請求項1又は2記載の同軸ケーブル用コネ
    クター。
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CN114267475B (zh) * 2021-12-24 2023-12-29 扬州三川电气设备有限公司 一种组装式高压电气设备中心导体

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