JPH088548Y2 - 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置 - Google Patents

同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置

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JPH088548Y2
JPH088548Y2 JP1992024727U JP2472792U JPH088548Y2 JP H088548 Y2 JPH088548 Y2 JP H088548Y2 JP 1992024727 U JP1992024727 U JP 1992024727U JP 2472792 U JP2472792 U JP 2472792U JP H088548 Y2 JPH088548 Y2 JP H088548Y2
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JP
Japan
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peripheral surface
connector body
coaxial cable
ring
connector
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Application number
JP1992024727U
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JPH0621175U (ja
Inventor
光岡毅
鈴木健司
Original Assignee
中島通信機工業株式会社
イワブチ株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コネクター本体の先端
側において内部に収めた中心コンタクトによって同軸ケ
ーブルの内部導体を保持し、後端側において同軸ケーブ
ル外部導体を保持するようにした同軸ケーブル用コネク
ターにおける外部導体の保持装置に関するものである。
【0002】
【従来例】例えば、実公平2−5504号公報所載のよ
うに、締付金具に受圧リングとこれに隣接させてクラン
プリングを収納し、コネクター本体の後端を前記締付金
具に螺入させ、締付金具を締付けると、クランプリング
が締付金具内を移動し、該クランプリングの割入りの筒
部は受圧リングの漏斗状の内縁によって強制的に折り曲
げられ、同軸ケーブルの外被に喰い込んで同軸ケーブル
の外部導体側を保持するようにした構造のものがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記従来例は、クラン
プリングの割入りの筒部を同軸ケーブルの外被に喰い込
ませ、絶縁体を介するこの喰い込み圧によって外部導体
と該外部導体の内側に配した補強スリーブの電気的接触
を保持するようにしたものであるが、同軸ケーブルに風
圧その他の外力による引張力が作用すると、外被が裂傷
を受けるおそれがあり、この裂傷によって喰い込み状態
が緩み、補強スリーブに対して外部導体が摺動するなど
して電気特性が損われるおそれがある。
【0004】本考案は斯様な従来例の欠点を除去するこ
とを目的として案出したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】コネクター本体の先端側
において内部に収めた中心コンタクトによって同軸ケー
ブルの内部導体を保持し、後端側において同軸ケーブル
の外部導体を保持するようにした同軸ケーブル用コネク
ターにおいて、コネクター本体の内周面に係合段部を設
け、この係合段部にクランプリングを係合させて前記コ
ネクター本体に組付け、該クランプリングの軸心方向の
一端側に、該一端方向に外径を漸次小さくしたテーパー
外周面を設け、このテーパー外周面より傾斜角度の大き
いテーパー内周面を前記係合段部の先端部又は押圧リン
グの先端部に設けて該内周面を前記外周面に接触させる
と共に、前記コネクター本体の後端に挿入して前記クラ
ンプリングに接する、前記押圧リングの先端面とコネク
ター本体との間に押圧リングの移動間隙を設け、該移動
間隙より突出する押圧リングの後部を、内側に押圧リン
グの押圧縁を備えた締付金具内に収納し、該締付金具に
前記コネクター本体を螺入させると共に、円筒状の補強
スリーブを内周面に接触させて組付けた同軸ケーブルの
外部導体を、前記締付金具および押圧リングを通じてク
ランプリングに挿通させた構成とするのである。
【0006】
【作用】締付金具を締付けると、該締付金具の内側に配
した押圧縁が押圧リングを押圧し、押圧リングは移動間
隙中を移動する。
【0007】押圧リングの先端面にはクランプリングの
後部を接触させて配してあるので、クランプリングは押
圧リングによって押圧され、その結果クランプリングの
一端に備えたテーパー外周面は、係合段部又は押圧リン
グに設けたテーパー内周面に沿って変形して同軸ケーブ
ルの外部導体を締付けてこれを保持し、外部導体の内側
には補強スリーブを配してあるので該補強スリーブの存
在によって外部導体は尚一層確実に保持される。
【0008】
【実施例】図面は本考案に係る同軸ケーブル用コネクタ
ーにおけるケーブル外部導体の保持装置の実施例を示
し、図1は縦断面図、図2は図1の一部の拡大図、図3
は締付ける前の拡大図である。
【0009】図示、1はコネクター本体、2は該コネク
ター本体1の中間部内周面に設けた係合段部をそれぞれ
示し、係合段部2の先端部を断面鈍角形状にしてテーパ
ー内周面3と成し、このテーパー内周面3より傾斜角度
の小さいテーパー外周面4を、クランプリング5の軸心
方向の先端側を該先端方向に外径を漸次小さくしてクラ
ンプリング5に設け、該テーパー外周面4を前記テーパ
ー内周面3に接触させて前記クランプリング5を前記係
合段部2に係合して前記コネクター本体1に組付けてあ
る。
【0010】6は押圧リングで、押圧リング6は、先端
側外周面に雄螺子7を備え、この雄螺子7をコネクター
本体1の後端部内周面に備えた雌螺子8に螺合通過させ
て本体1に組付けてある。
【0011】この押圧リング6の先端面6aとコネクタ
ー本体1との間には移動間隙9を設け、押圧リング6の
先端部に、係合段部2より移動間隙9中に突出させた前
記クランプリング5の後端を接触させ、押圧リング6は
クランプリング5を押圧しつつ移動間隙9内を移動する
ように配されている。
【0012】10は締付金具で、締付金具10は先端側
の内周面に雌螺子11を備え、この雌螺子11をコネク
ター本体1の後端側外周面に形成した雄螺子12に螺合
してコネクター本体1に組付けたもので、締付金具10
にはコネクター本体1より突出させた押圧リング6の後
部と該後部に隣接させて配したガスケット13を収納し
てある。
【0013】ガスケット13の収納部14を構成する締
付金具10の後部10aは肉厚にし、この後部10aの
先端面を押圧縁15と成し、該押圧縁15が圧接する受
圧縁16を押圧リング6の外周に突設してある。
【0014】しかして、補強スリーブ17を組付けた外
部導体81をコネクター本体1に、ガスケット13、押
圧リング6およびクランプリング5を通じて挿入した
後、締付金具10をコネクター本体1に螺合して締付け
ると、押圧リング6は、当初、ガスケット13によって
押圧され、クランプリング5を押圧する。
【0015】そして、締付け操作の継続によって、ガス
ケット13は変形して同軸ケーブル80の外被82に圧
接して水密性を保持する一方、押圧縁15が受圧縁16
に接触して押圧リング6に対する締付金具10の押圧作
用が高まり、この結果、押圧リング6の先端面6aに接
触しているクランプリング5はさらに押圧され、係合段
部2のテーパー内周面3に沿ってテーパー外周面4部が
移動して先端部は変形し、外部導体81に圧接してこれ
を挾持して保持作業を終える。
【0016】なお、実施例は、テーパー外周面をクラン
プリング5の先端側に設けてあるが、これを後端側に配
し、テーパー内周面を押圧リング6の先端に設けるよう
にしてもよい。
【0017】図中、18はコネクター本体1の先端側に
組付けた取付金具、19は取付金具18内に収めた第一
絶縁体、20は同じく第二絶縁体、21は同じく第三絶
縁体をそれぞれ示し、これら絶縁体19,20,21間
には中心コンタクト22を配し、中心コンタクト22
は、コネクター本体1に押圧される第四絶縁体23によ
って第三絶縁体21の変形作用によって変形して内部導
体83を保持するようになっている。
【0018】
【考案の効果】本考案は前記の通りの構成であるから、
締付金具を締付けた際の該推進力が押圧リングを介して
クランプリングの後端に押圧力として確実に働き、もっ
て、テーパー外周面をもったクランプリング先端部が、
コネクター本体の係合段部に設けたテーパー内周面によ
り内方へと摺動変形することにより、外部導体を把持す
るが、前記係合段部に設けたテーパー内周面が、前記テ
ーパーより傾斜角度が大きいために、クランプリング先
端部の変形はより鋭角となり、ケーブル外部導体全周に
わたり一分の隙もなく食い込むので、強力な把持力を発
揮すると共に、コネクター外部への電波漏洩を完全に遮
断することも可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図。
【図2】図1の一部の拡大図。
【図3】締付ける前の拡大図。
【符号の説明】
1 コネクター本体 2 係合段部 3 テーパー内周面 4 テーパー外周面 5 クランプリング 6 押圧リング 10 締付金具 22 中心コンタクト 81 外部導体 83 内部導体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクター本体の先端側において内部に
    収めた中心コンタクトによって同軸ケーブルの内部導体
    を保持し、後端側において同軸ケーブルの外部導体を保
    持するようにした同軸ケーブル用コネクターにおいて、
    コネクター本体の内周面に係合段部を設け、この係合段
    部にクランプリングを係合させて前記コネクター本体に
    組付け、該クランプリングの軸心方向の一端側に、該一
    端方向に外径を漸次小さくしたテーパー外周面を設け、
    このテーパー外周面より傾斜角度の大きいテーパー内周
    面を前記係合段部の先端部又は押圧リングの先端部に設
    けて該内周面を前記外周面に接触させると共に、前記コ
    ネクター本体の後端に挿入して前記クランプリングに接
    する、前記押圧リングの先端面とコネクター本体との間
    に押圧リングの移動間隙を設け、該移動間隙より突出す
    る押圧リングの後部を、内側に押圧リングの押圧縁を備
    えた締付金具内に収納し、該締付金具に前記コネクター
    本体を螺入させると共に、円筒状の補強スリーブを内周
    面に接触させて組付けた同軸ケーブルの外部導体を、前
    記締付金具および押圧リングを通じてクランプリングに
    挿通させた、同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブ
    ル外部導体の保持装置。
JP1992024727U 1992-04-17 1992-04-17 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置 Expired - Lifetime JPH088548Y2 (ja)

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JP1992024727U JPH088548Y2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置

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JP1992024727U JPH088548Y2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 同軸ケーブル用コネクターにおけるケーブル外部導体の保持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0621175U JPH0621175U (ja) 1994-03-18
JPH088548Y2 true JPH088548Y2 (ja) 1996-03-06

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