JP2592818Y2 - 光ケーブル牽引用端末具 - Google Patents

光ケーブル牽引用端末具

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JP2592818Y2
JP2592818Y2 JP1992054752U JP5475292U JP2592818Y2 JP 2592818 Y2 JP2592818 Y2 JP 2592818Y2 JP 1992054752 U JP1992054752 U JP 1992054752U JP 5475292 U JP5475292 U JP 5475292U JP 2592818 Y2 JP2592818 Y2 JP 2592818Y2
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JP
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diameter
optical cable
sleeve
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JP1992054752U
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正一 和久田
信介 吉沢
幸広 渡辺
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Hakusan Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、テンションメンバを
端末に有する光ファイバケーブル(以下「光ケーブル」
という。)を管路に布設する際に用いるものであり、詳
しくは、光ケーブルの端末を気密化して牽引に適した状
態とするための光ケーブル牽引用端末具(以下「端末
具」という。)に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来の端末具を示す一部を切り
欠いた側面図である。従来の端末具100は、光ケーブ
ル102の端末にあるテンションメンバ104を接続す
る締付スリーブ106を一端に有するとともにアイナッ
ト108等の掛止手段を螺合する螺合部110を他端に
有するプーリングボルト112と、螺合部110を突出
口114から突出させて締付スリーブ106を収容する
外筒スリーブ116とを備えたものである。外筒スリー
ブ116には縮径部118が形成されている。プーリン
グボルト112には、締付スリーブ106と螺合部11
0との間に、パッキング120を介してソケット122
に当接するフランジ124が形成されている。
【0003】次に、端末具100の使用方法を説明す
る。締付スリーブ106内にテンションメンバ104を
構成する単線を挿入し、締付スリーブ106をかしめて
テンションメンバ104を接続する。螺合部110ま
た、光ケーブルはメタルケーブルに比較して細径であ
る。そのため、空き管路が無い場合でも、管路に隙間が
あればその隙間にインナパイプを挿通して光ケーブルを
布設することができる。この場合、インナパイプの内径
は小さいので、端末具の外径も小さいことが望まれてい
る。なお、端末具の外径は、外筒スリーブの外径で決ま
るものである。
【0004】また、光ケーブルはメタルケーブルに比較
して細径である。そのため、空き管路が無い場合でも、
管路に隙間があればその隙間にインナパイプを挿通して
光ケーブルを布設することができる。この場合、インナ
パイプの内径は小さいので、端末具の外径も小さいこと
が望まれている。なお、端末具の外径は、外筒スリーブ
の外径で決まるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
端末具100では、次のような問題があった。外筒ス
リーブ116の外周をかしめて縮径部118を形成する
ことから、気密を保持するための一定の強度(例えば、
外皮128に押し戻されないような強度)が縮径部11
8に必要であった。この強度を外筒スリーブ116の厚
さt3 によって得ているので、外筒スリーブ116の外
径D3 を小さくするには限界があった。したがって、端
末具100の外径D3 が大き過ぎて光ケーブル102を
管路に布設できない場合があった。突出口114側の
気密を保つために、パッキング120、ソケット12
2、ナット126等が必要であり。そのため、端末具1
00の構成部品数が多く、小型化、軽量化、組み立ての
容易化等の妨げとなっていた。そこで、この考案の目的
は、外径の縮小化及び構成部品数の削減を可能にした端
末具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案に係る端末具
は、棒状部材の先端側には掛止手段を螺合する螺合部を
設け、棒状部材の基端側には光ケーブル端末のテンショ
ンメンバを挿入して接続する小径スリーブおよび光ケー
ブル端末の外皮を挿入して接続する大径スリーブを連設
し、この大径スリーブの内面には前記外皮を螺合する雌
ねじ部を設けるとともに棒状部材の外周には当該棒状部
材を周方向に回転可能とする六角部を設けてなるもので
ある。
【0007】
【作用】光ケーブル端末のテンションメンバを小径挿入
口から小径スリーブへ挿入すると、外皮が大径挿入口に
当接する。外皮は適度に弾性を有する合成樹脂で形成さ
れている。そのため、大径スリーブ内へ外皮を押圧しな
がら、棒状部材の六角部をスパナ等で回転させると、雌
ねじ部に外皮が螺合される。これにより、光ケーブル端
末が気密化される。そして、螺合部に掛止手段を螺合さ
せて、掛止手段を引っ張ることにより光ケーブルが布設
される。
【0008】
【実施例】図1乃至図3はこの考案に係る端末具の一実
施例を示し、図1は一部を切り欠いた側面図、図2は分
解斜視図、図3は雌ねじ部の拡大断面図である。以下、
これらの図面に基づき詳しく説明する。
【0009】この考案に係る光ケーブル牽引用端末具1
0は、棒状部材16の先端側にはアイナット12等の掛
止手段を螺合する螺合部14を設け、棒状部材16の基
端側には光ケーブル102端末のテンションメンバ10
4を挿入して接続する小径スリーブ22および光ケーブ
ル102端末の外皮128を挿入して接続する大径スリ
ーブ22を連設し、この大径スリーブ22の内面には前
記外皮128を螺合する雌ねじ部20を設けるとともに
棒状部材16の外周には当該棒状部材16を周方向に回
転可能とする六角部30を設けてなるものである。
【0010】棒状部材16は、鉄等を切削して、雄ねじ
からなる螺合部14を先端側に、軸方向へ穿設された大
径スリーブ22及び小径スリーブ28を基端側にそれぞ
れ形成したものである。棒状部材16の中央付近には六
角部30が形成されている。棒状部材16の最大外径は
大径スリーブ22の外径D1 である。外径D1 が端末具
10に外径となる。
【0011】大径スリーブ22内の大径挿入口18から
最深部26までには雌ねじ部20が形成されている。最
深部26には外皮128が当接する。大径スリーブ22
の内径D2 は、図3に示すねじ山38の谷の部分を測定
したものであり、外皮128の外径と同一にしてある。
また、小径スリーブ28には、テンションメンバ104
を接続するためのかしめ部40、40が形成されてい
る。
【0012】次に、端末具10の使用方法を説明する。
小径挿入口24から小径スリーブ28へテンションメン
バ104を挿入すると、大径挿入口18に外皮128が
当接する。外皮128は適度に弾性を有する合成樹脂で
形成されている。そのため、大径スリーブ22内へ外皮
128を押圧しながら、棒状部材16を周方向に回転さ
せると、雌ねじ部20に外皮128が螺合される。これ
により、光ケーブル102の端末が気密化される。この
とき、六角部30が形成されていれば、六角部30をス
パナ等で回転させることにより作業性が向上する。続い
て、小径スリーブ28を工具でかしめてかしめ部40、
40を形成し、小径スリーブ28にテンションメンバ1
04を接続する。そして、螺合部14にアイナット12
を螺合させて、アイナット12を引っ張ることにより光
ケーブル102が布設される。
【0013】図4に示す縮径部118は、外皮128に
対して円状の線接触により外皮128を気密化してい
る。これに対し、雌ねじ部20は、多数のねじ山38か
らなる円筒状の面接触により外皮128を気密化してい
る。すなわち、雌ねじ部20は縮径部118に比べて気
密性が優れている。また、外皮128の揺動等の外力に
対しては、縮径部118は線接触であるために応力が集
中しやすいが、雌ねじ部20は面接触であるため応力が
分散しやすい。このような理由により、大径スリーブ2
2は、外筒スリーブ116に比べて、気密性を保持した
ままその厚さt1を薄くできる。
【0014】端末具10では、光ケーブル102の端末
を気密化するのに、図4に示す外筒スリーブ116の代
わりに大径スリーブ22を用いている。そのため、大径
スリーブ22の厚さをt1 とすると、端末具10の外径
1 は、従来の端末具100の外径D3 よりも2(t3
−t1 )だけ小さくなる。
【0015】具体的な数値例を示せば、外筒スリーブ1
16の厚さt3 が1〜1.5mmであるのに対し、大径
スリーブ22の厚さt1 が0.5mm以下にできる。ま
た、図3に示すねじ山38は、角度θが60°、ピッチ
Pが1mmである。さらに、図2に示す雌ねじ部20の
長さLは8mmである。
【0016】また、端末具10によれば、大径スリーブ
22だけで充分な気密化が達成できるので、図4におけ
る外筒スリーブ116、パッキング120、ソケット1
22、ナット126等を不要にでき、構成部品数を削減
できる。したがって、極めて安価な端末具10を提供で
き、端末具10の使い捨ても可能である。
【0017】
【考案の効果】請求項1記載の端末具によれば、大径ス
リーブの雌ねじ部に外皮を螺合するだけで簡単に光ケー
ブ端末を気密化できることから、次の効果を奏する。
雌ねじ部は面接触であるため応力が分散しやすく大径ス
リーブの厚さを薄くできるので、端末具の外径を縮小化
でき、管路の小さな隙間にも光ケーブルを布設できる。
外筒スリーブ、パッキング等を不要にできるので、構
成部品数の削減により、小型化、軽量化、組み立ての容
易化等を達成できる。
【0018】また、六角部をスパナ等で回転させること
により雌ねじ部に外皮を簡単に螺合でき、作業性を向上
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る端末具の一実施例を示す一部を
切り欠いた側面図。
【図2】この考案に係る端末具の一実施例を示す分解斜
視図。
【図3】この考案に係る端末具の一実施例を示す部分拡
大断面図。
【図4】従来の端末具を示す一部を切り欠いた側面図。
【符号の説明】
10…端末具 12…アイナット(掛
止手段) 14…螺合部 16…棒状部材 18…大径挿入口 20…雌ねじ部 22…大径スリーブ 24…小径挿入口 26…最深部 28…小径スリーブ 30…六角部 102…光ケーブル 104…テンションメンバ 128…外皮
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−60102(JP,U) 実開 昭62−198816(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02B 6/46

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状部材の先端側には掛止手段を螺合する
    螺合部を設け、棒状部材の基端側には光ケーブル端末の
    テンションメンバを挿入して接続する小径スリーブおよ
    び光ケーブル端末の外皮を挿入して接続する大径スリー
    ブを連設し、この大径スリーブの内面には前記外皮を螺
    合する雌ねじ部を設けるとともに棒状部材の外周には当
    該棒状部材を周方向に回転可能とする六角部を設けてな
    る光ケーブル牽引用端末具。
JP1992054752U 1992-08-05 1992-08-05 光ケーブル牽引用端末具 Expired - Lifetime JP2592818Y2 (ja)

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JPH0616911U JPH0616911U (ja) 1994-03-04
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS62198816U (ja) * 1986-06-09 1987-12-17

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