JP2993333B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2993333B2
JP2993333B2 JP5292780A JP29278093A JP2993333B2 JP 2993333 B2 JP2993333 B2 JP 2993333B2 JP 5292780 A JP5292780 A JP 5292780A JP 29278093 A JP29278093 A JP 29278093A JP 2993333 B2 JP2993333 B2 JP 2993333B2
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    • G10H7/02Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs in which amplitudes at successive sample points of a tone waveform are stored in one or more memories
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    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/02Means for controlling the tone frequencies, e.g. attack or decay; Means for producing special musical effects, e.g. vibratos or glissandos

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、楽音特性をリアルタイ
ムに制御するリアルタイム操作子を備えた電子楽器に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器は、一般に、楽音特性を
決定するパラメータ(以下、「音色パラメータ」とい
う)として、音量、音色、ピッチ、効果等を各音色毎に
記憶し、これらの音色パラメータに基づいて基本的な楽
音特性を決定し、種々の音色の楽音信号を得ることがで
きるようにされていた。また、かかる音色パラメータの
他に、例えば、ピッチベンドホイール、ボリュームペダ
ル、イニシャルタッチ、アフタタッチ等の各種リアルタ
イム制御操作子を用いて、前記基本的な楽音特性が決定
された楽音信号の音量、音色、ピッチ、効果等をよりき
め細かく制御し、表現力の高い演奏を行うようにしてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電子楽器においては、基本的な楽音特性を決定する
音色パラメータのみを記憶し、リアルタイム制御操作子
により変更制御された楽音は保存することができないた
めに、前記基本的な楽音特性が決定された楽音信号をリ
アルタイム制御操作子により変更制御する場合に、リア
ルタイム制御操作子の操作により得られた楽音特性を有
する楽音信号と同一の楽音信号を再現することは非常に
困難であった。
【0004】特に、電子楽器を構成する音源が、遅延手
段およびフィルタ手段を有するいわゆる物理モデル音源
である場合には、各リアルタイム制御操作子の操作によ
って楽音が非常に大幅に変わるため、リアルタイム制御
操作子の操作により得られた楽音信号を正確に再現する
ことは不可能に近く、さらに、リアルタイム制御操作子
の数が増える程、その困難度は増大する。したがって、
操作者がリアルタイム制御操作子を操作して所望の楽音
信号が得られ、その楽音信号に基づいて楽音特性を変更
したいと思っても、簡単にはその要求に応えることはで
きなかった。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
で、リアルタイム制御操作子の操作により得られた楽音
信号を正確に再現し、その楽音信号に基づいて楽音特性
を簡単に変更することが可能な電子楽器を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の楽音制御パラメータ設定装置は、
楽音特性をリアルタイムに制御するための第1の操作位
置情報を生成する第1の生成手段と、楽音特性を決定す
る複数の楽音制御パラメータからなるパラメータ組を複
数組記憶するパラメータ記憶手段と、前記生成された第
1の操作位置情報を前記楽音制御パラメータとして前記
パラメータ記憶手段に書き込む書込手段と、楽音特性を
制御するための第2の操作位置情報を生成する第2の生
成手段と、前記パラメータ記憶手段に記憶された複数の
パラメータ組のうちいずれか1組を選択する選択手段
と、該選択されたパラメータ組の複数の楽音制御パラメ
ータを読み出す読出手段と、該読み出された複数の楽音
制御パラメータ間を前記生成された第2の操作位置情報
に応じて補間する補間手段と、該補間された楽音制御パ
ラメータを出力する出力手段とを有することを特徴とす
る。また、請求項2に記載の楽音制御パラメータ設定装
置は、楽音特性を制御するための第1の操作位置情報を
生成する第1の生成手段と、該第1の操作位置情報とは
独立に楽音特性を制御するための第2の操作位置情報を
生成する第2の生成手段と、前記第1の操作位置情報の
値が前記第2の操作位置情報の値と一致または超えるま
では前記第2の操作位置情報に対応する楽音制御パラメ
ータとして出力し、前記第1の操作位置情報の値が前記
第2の操作位置情報の値と一致または超えた以降は前記
第1の操作位置情報を楽音制御パラメータとして出力す
るように制御する制御手段とを有することを特徴とす
る。
【0007】好ましくは、前記制御手段が、前記楽音制
御パラメータとして前記第1の操作位置情報または前記
第2の操作位置情報のいずれを出力しているかを表示す
る表示手段を有することを特徴とする。さらに、好まし
くは、前記補間に係る複数の楽音制御パラメータの各パ
ラメータに対して、当該各パラメータ値の補間状態を表
示するための複数の表示手段と、該各表示手段の表示態
様を前記第2の操作位置情報に応じてそれぞれ段階的に
制御する制御手段とを有することを特徴とする。
【0008】また、上記目的を達成するため、請求項5
に記載の電子楽器は、前記請求項1〜4のいずれかに記
載の楽音制御パラメータ設定装置と、該楽音制御パラメ
ータ設定装置から出力された楽音制御パラメータに基づ
いて楽音信号を発生する楽音信号発生手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1に記載の楽音制御パラメータ設定装置
によれば、パラメータ記憶手段には、複数の楽音制御パ
ラメータからなるパラメータ組が複数組記憶されるとと
もに、第1の生成手段によって生成された第1の操作位
置情報が楽音制御パラメータとして書き込まれる。そし
て、前記記憶された複数のパラメータ組のうちいずれか
1組が選択され、その中の複数の楽音制御パラメータが
読み出され、この複数の楽音制御パラメータ間が、生成
された第2の操作位置情報に応じて補間され、この補間
された楽音制御パラメータが出力される。また、請求項
2に記載の楽音制御パラメータ設定装置によれば、第1
の操作位置情報の値が第2の操作位置情報の値と一致ま
たは超えるまでは第2の操作位置情報が楽音制御パラメ
ータとして出力され、第1の操作位置情報の値が第2の
操作位置情報の値と一致または超えた以降は第1の操作
位置情報が楽音制御パラメータとして出力される。
【0010】好ましくは、前記制御手段が、前記楽音制
御パラメータとして前記第1の操作位置情報または前記
第2の操作位置情報のいずれを出力しているかが表示さ
れる。さらに、好ましくは、各表示手段の表示態様が前
記第2の操作位置情報に応じてそれぞれ段階的に制御さ
れる。
【0011】また、請求項5に記載の電子楽器によれ
ば、前記楽音制御パラメータ設定装置から出力された楽
音制御パラメータに基づいて楽音信号が発生される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0013】図1は、本発明に係る電子楽器の一実施例
の概略構成を示すブロック図である。
【0014】同図において、楽音の音高を指定する鍵盤
1は、その押鍵状態を検出し、押鍵された鍵のキーコー
ド等を生成する検出回路2を介して、バス3に接続され
ている。同様に、パネルスイッチ4は、その押下状態を
検出する検出回路5を介してバス3に接続されている。
【0015】図2は、パネルスイッチ4のスイッチの配
列の一例を示す図である。このパネルスイッチは、後述
するリアルタイム制御操作子(以下、「操作子」とい
う)の操作状態(例えば、位置情報)を記憶する複数個
の図示しないメモリ(以下、「シーンメモリ」という)
を制御するシーンスイッチ41〜43と、各シーンメモリ
に記憶された操作状態の音色の内、隣接したシーンスイ
ッチに対応する音色間を補間するためのシーンスライダ
4と、各シーンスイッチ41〜43の上方に配設され、
シーンスイッチ41〜43およびシーンスライダ44の操
作状態を、例えば、赤、緑、または橙色で表示するLE
D45〜47とから成っている。
【0016】ここで、シーンメモリは、演奏者によりそ
の内容(操作状態)を任意に書き換えることができるメ
モリであり、本実施例では、同種類の音色に対して3つ
のメモリ領域が割り当てられ、各メモリ領域は後述する
13種類の操作子の操作状態を格納でき、メモリ全体と
して、複数種類の音色が格納できるだけの容量を備えて
いる。そして、このメモリは、上述のように単独のメモ
リを用いてもよいし、後述するRAM9の所定の領域に
割当ててもよい。
【0017】このシーンメモリへの操作子の操作状態の
書き込みは、演奏者により各操作子が操作され、所望の
楽音特性が得られたときに、例えば、パネルスイッチ4
に配設された書き込みスイッチ(図示せず)を押すこと
によって行われる。このときに書き込まれるシーンメモ
リは、シーンスイッチ41〜43に対応して演奏者の指定
により書き込まれるようにしてもよいし、自動的に順序
が決められ、書き込まれるようにしてもよい。また、モ
ード設定によって書き込みモードを設定し、このモード
中に、シーンスイッチ41〜43の内、何れかのスイッチ
を押すことにより対応するシーンメモリに操作子の操作
状態が書き込まれるようにしてもよい。
【0018】また、シーンメモリから所望の音色が読み
出されて再生されているときに、他の種類の音色に切り
替えた場合は、当該音色に対応する3つのシーンメモリ
内の1つが読み出されて再生されるが、このとき読み出
されるシーンメモリの順序は音色毎に設定されるように
してもよいし、常に、特定のシーンメモリが読み出され
るようにしてもよい。
【0019】前記操作子は、本実施例では、13種類の
操作子から成る操作子群を構成し、その構成要素の内訳
は、ピッチベンドホイール、2つのモジュレーションホ
イール、2つのコンティニュースライダ、2つのフット
コントローラ、モジュレーションボール、ブレスコント
ローラ、アフタタッチ、イニシャルタッチ、I&Aタッ
チである。
【0020】まず、ピッチベンドホイール21は、図3
に示すような形状を成し、中心軸Oを中心に所定の角度
だけ自在に回転できるように構成され,主に楽音のピッ
チを連続的に制御する操作子として用いられる。そし
て、ピッチベンドホイール21の近傍には、その操作状
態を例えば赤色または緑色で示すLED22が配設され
ている。他の操作子にも、同様にLEDが配設され、ま
た、その配設位置は、操作子の近傍に限らず、前記パネ
ルスイッチ4内の位置であってもよい。
【0021】次に、モジュレーションホイール(図示せ
ず)は、変調の深さや速さを制御するための操作子であ
り、主にピッチ、音量、音色の変調を制御するために用
いられる。コンティニュースライダ(図示せず)は、前
記シーンスライダ44と同様のスライドボリュームスイ
ッチである。フットコントローラ(図示せず)は、足で
操作できるボリュームスイッチである。モジュレーショ
ンボール(図示せず)は、任意の方向に回転するボール
により、X方向およびY方向の2次元の値を出力する操
作子である。ブレスコントローラ(図示せず)は、口に
センサをくわえることにより息圧を検出して、音量や音
色を制御し、主に管楽器の音を表現するときに用いられ
る。アフタタッチ、イニシャルタッチ(ともに図示せ
ず)は、それぞれ前記鍵盤1のアフタタッチの出力値お
よびイニシャルタッチの出力値を検出する操作子であ
る。さらに、I&Aタッチ(図示せず)は、イニシャル
タッチの出力値からアフタタッチの出力値へと補間をし
ながら移行する値を出力する操作子である。
【0022】なお、上述の各操作子が制御する被制御対
象の例は、各操作子が制御し易い対象であり、これに限
らず各操作子の被制御対象への割付けは自由に変更でき
る。さらに、操作子は上記13種類の操作子に限らず、
どのような種類の操作子であってもよいことは云うまで
もない。
【0023】図1に戻り、前記操作子群6は、その操作
状態を検出する検出回路7を介してバス3に接続され、
さらに、バス3には、CPU8、RAM9、ROM1
0、表示回路11、音源回路12が接続され、これらの
要素は検出回路2,5,7と共にバス3を介して相互に
接続されている。
【0024】CPU8は、装置全体の制御を司る中央演
算処理装置であり、CPU8には、タイマ割込みを発生
する時間等を計時するタイマ13が接続され、タイマ1
3によりタイマ割込み要求が発生されると、CPU8
は、現在行っている処理をタイマ割込み処理に移行させ
る。
【0025】RAM9は、演算結果や各種情報等を一時
格納するためのランダムアクセスメモリであり、本実施
例ではこれに加えて、アサイン変更テーブル、即ち操作
子と被制御対象(音色パラメータ)との割付け状態を変
更するテーブルを格納する領域を備えている。ROM1
0は、CPU8が実行する制御プログラムや予めプリセ
ットされた操作子と音色パラメータとの割付け状態を示
すアサインテーブル等を格納するリードオンリメモリで
ある。また、表示回路11は、例えばLCDやLEDか
ら構成され、各種入力情報、例えば、操作子と音色パラ
メータとの割付状態やシーンスイッチ41〜43およびシ
ーンスライダ44の操作状態等を表示する。
【0026】さらに、音源回路12は、CPU8により
バス3を介して出力された演奏データに従ってデジタル
楽音信号を生成するものであり、音源回路12の出力
は、デジタル信号をアナログ信号に変換するD/Aコン
バータ14に供給され、D/Aコンバータ14からのア
ナログ楽音信号は、楽音信号を楽音に変換するスピーカ
等のサウンドシステム15に供給される。
【0027】図4は、音源回路12の一例を示すブロッ
ク図であり、本実施例では、物理モデル音源を用いてい
る。
【0028】同図において、初期波形を生成する初期波
形生成部31の出力は、加算器32の一入力端子に供給
され、加算器32の出力は、入力パラメータに応じて遅
延量を制御する遅延回路33に供給され、遅延回路33
の出力は入力パラメータに応じて特性(フィルタ係数)
を制御するフィルタ34に供給され、フィルタ34の出
力は、外部に楽音信号として取り出されるとともに、前
記加算器32の他の入力端子にフィードバックされ、加
算器32により初期波形生成部31からの初期波形と加
算される。初期波形生成部31にも、前記鍵盤1、パネ
ルスイッチ4、操作子群6からの情報に応じて初期波形
の形状を決定するパラメータが入力され、そのパラメー
タに応じて初期波形が決定されて出力されると、その初
期波形は、遅延回路33およびフィルタ34により、そ
れぞれ遅延と特性の変更が繰り返し施され、楽音信号と
なって出力される。
【0029】以下、以上のように構成された電子楽器に
おいて、CPU8が実行する制御処理を、図5〜図10
のフローチャートに基づいて説明する。
【0030】図5は、メインルーチンの処理手順を示す
フローチャートであり、まず、ステップS1では、前記
CPU8やRAM9等の初期設定を実行し、ステップS
2では、前記操作子群6の各操作子の操作状態を検出
し、その操作状態に応じたパラメータを前記音源回路1
2に出力する等の各種操作子処理のサブルーチンを実行
し、ステップS3では、前記シーンスライダ44による
シーンメモリに記憶された音色を補間するシーンスライ
ダ処理のサブルーチンを実行し、ステップS4では、前
記シーンスイッチ41〜43を押したときに、当該スイッ
チに応じて記憶されている音色パラメータ出力するシ
ーンスイッチ処理のサブルーチンを実行し、ステップS
5では、前記鍵盤1や前記パネルスイッチ4の押鍵状態
等に応じたその他の処理を実行した後に、ステップS2
に戻り、ステップS2〜ステップS5の処理を繰り返し
実行する。
【0031】図6は、図5のステップS2の各種操作子
処理サブルーチンの詳細な処理手順を示すフローチャー
トである。
【0032】まず、ステップS11で、何れかの操作子
が操作されたか否かを判別し、操作されない場合には本
サブルーチン処理を終了し、操作された場合にはその操
作子に予め付された番号(以下、「操作子番号」とい
う)、例えばピッチベンドホイールは「0」、モジュレ
ーションホイール1は「1」…(図11のアサイン変更
テーブル41参照)を前記RAM9の領域iに格納する
(ステップS12)。以下、この操作子番号に対応する
操作子を操作子iという。
【0033】次に、ステップS13で、操作子iが有効
であるか否か、即ち、何れかの音色パラメータが操作子
iに割り付けられているか否かを判別し、割り付けられ
ていないとき(有効でないとき)には本サブルーチン処
理を終了し、割り付けられているとき(有効であると
き)にはステップS14に進む。なお、有効、無効の判
断はROM10のアサインテーブルおよびRAM9のア
サイン変更テーブルをもとに行う。
【0034】ステップS14では、操作子iの操作状態
(値)を出力するか否かを表すフラグCFiの値を判別
する。ここで、フラグCFiの値が、“0”のときには
操作子iの操作状態が出力されていない、即ちシーンメ
モリあるいはシーンスライダにもとづく操作子の操作状
態が出力されていることを示し、“1”のときには操作
子iの操作状態が出力されていることを示している。前
述したように、本実施例は、シーンメモリやシーンスラ
イダにもとづく操作子の操作状態を出力しているときに
は、実際の操作子が出力している操作状態とは異なる値
が音源回路12に対して設定されており、その値から実
際の操作子の値へと急激に変化すると不自然なため、各
操作子がその位置を超えない限り当該操作子からその操
作状態が出力されないように構成されている。
【0035】ステップS14の判別で、フラグCFiの
値が“0”のときにはステップS15に進み、操作子i
の前回の操作状態(値)を格納する前記RAM9の領域
OCViの値(以下、この値を「値OCVi」とい
う)、操作子iの今回の操作状態(値)を格納する前記
RAM9の領域NCViの値(以下、この値を「値NC
Vi」という)、および現在音源回路12に出力されて
いる操作子iの操作状態(値)を格納する前記RAM9
の領域RCViの値(以下、この値を「値RCVi」と
いう)を比較し、その比較結果に基づいて、ステップS
16で操作子iの操作位置がシーンメモリに記憶された
位置に一致したか、または超えたか、即ち、追従したか
否かを判別し、追従しないときにはステップS17に進
み、値OCViを値NCViによって更新した後に本サ
ブルーチン処理を終了する。一方、ステップS16の判
別で、追従したときにはステップS18に進み、前記フ
ラグCFiをセットし、ステップS19に進む。
【0036】ステップS19では値RCViを値NCV
iにより更新し、ステップS20では、前記ステップS
17と同様に値OCViを値NCViによって更新す
る。続く、ステップS21では前記アサイン変更テーブ
ルを参照して操作子iに対応する制御対象操作子番号を
求め、その番号をRAM9の領域jに格納する。以下、
領域jに格納された番号に対応する制御対象操作子を操
作子jという。
【0037】図11は、ステップS21の制御対象操作
子を求める処理を説明するための図である。
【0038】前述したように、本実施例では、予め割付
けられた音色パラメータとそのパラメータを制御する操
作子との対応関係を変更できるように構成されている。
同図中、アサイン変更テーブル41は、予め割付けられ
た対応関係を新たに設定された対応関係に変更するため
のテーブルデータであり、このテーブルデータは、前述
のようにRAM9に記憶されている。また、本実施例の
音源回路12は、4個のエレメント42〜45(各エレ
メントは楽音信号形成の最小単位であり、それぞれが前
述の図4の回路に対応し、各回路毎に複数の音色パラメ
ータが供給される)を同時に発音することにより所望の
音色を生成するように構成され、同図に示すように各エ
レメントの各音色パラメータに対応して操作子が予め割
当てられており、この関係がROM10内のアサインテ
ーブルに記憶されている。なお、エレメントの音色パラ
メータと操作子との対応関係は、必ず1対1である必要
はなく、1つの操作子が複数の音色パラメータを制御す
ることもある。
【0039】図6のフローチャートに戻り、ステップS
22で、ステップS19で更新した値RCViをパラメ
ータ値に変換し、ステップS23では、ステップS22
で求めた操作子jのパラメータ値を音源回路12へ出力
した後に、本サブルーチン処理を終了する。
【0040】図12は、値RCViをパラメータ値に変
換する変換テーブルを示す図である。同図において、値
RCViが“0”,“64”,“127”のときの各パ
ラメータ値が対応して記憶されており、値RCViの0
〜64,64〜127間の値は直線補間されたパラメー
タ値が記憶されている。このような変換テーブルが必要
な理由は、値RCViは、0〜最大値、例えば、その値
が7ビットで表されている場合には“127”までの値
を採るのに対して、音色パラメータの値は必ずしも0〜
127の値を採るとは限らないからである。
【0041】図7は、図5のステップS3のシーンスラ
イダ処理サブルーチンの詳細な処理手順を示すのフロー
チャートである。
【0042】まず、ステップS31でシーンスライダ4
4が操作されたか否かを判別し、操作されないときには
本サブルーチン処理を終了し、一方、操作されたときに
はステップS32に進み、シーンスライダ44の操作状
態(値)を出力するか否かを示すフラグSFの値を判別
する。ここで、フラグSFは、前述したフラグCFiと
同様の機能を有するフラグである。
【0043】ステップS32の判別で、フラグSFの値
が“0”のときにはステップS33に進み、前記値OC
Vi、値NCVi、値RCViに対応する、シーンスラ
イダ44の操作状態が記憶された値OSV、値NSV、
値RSVを比較し、その比較結果に基づいて、ステップ
S34で前記ステップ16と同様の判別を行い、追従し
ていないときにはステップS35で値OSVを値NSV
により更新した後に、本サブルーチン処理を終了する。
一方、ステップS34の判別で、追従しているときには
フラグSFをセットし(ステップS36)、値RSVを
値NSVで更新し(ステップS37)、値OSVを値N
SVで更新する(ステップS38)。
【0044】図8に移り、続くステップS39では前記
領域iをクリアし、ステップS40〜ステップS45の
処理を、iの値を1ずつインクリメントさせながら(ス
テップS46)、iが“13”になるまで実行する(ス
テップS47)。即ち、全ての操作子iについて、ステ
ップS40〜ステップS45の処理を実行する。
【0045】ステップS40では、前記ステップS13
と同様に、操作子iが有効か否かを判別し、有効でない
ときにはステップS41〜ステップS45をスキップし
てステップS46に進み、iの値のインクリメントのみ
行う。一方、操作子iが有効であるときにはステップS
41に進み、シーンスライダ44の位置(値RSV)に
応じて、シーンスイッチ41〜43に記憶されている各操
作子iの位置(値RCVi)から直線補間により値RC
Viを更新する。
【0046】図13は、値RSVから直線補間により値
RCViを求める方法を説明するための図である。同図
中、値RSVが、“0”,“64”,“127”のとき
の値RCViは、それぞれシーンスイッチ41〜43に記
憶された時点の操作子iの出力値を示している。いま、
例えば、値RSVが、“0”と“64”との間の値(図
中の値a)のときには、図中の点P0と点P1とを結んだ
直線により補間され、求められた値a′により値RCV
iが更新される。なお、値RSVが、“64”と“12
7”との間の値のときには、点P1と点P2とを結んだ直
線により補間され、求められた値により値RCViが更
新される。なお、図13のテーブルは、各操作子i毎、
各種類の音色毎に前記RAM9に格納されている。そし
て、例えば、シーンメモリに記憶された操作子iの操作
状態が変更されると、操作子iおよび当該シーンメモリ
に対応する値RCViが変更され(例えば、同図中の点
0′)、それに伴って直線補間(同図中の点線)され
たデータによりテーブルが更新される。
【0047】図8に戻り、前記ステップS41で補間に
より求めた値RCViが、更新前の値RCViと同じと
きにはフラグCFiをセット(“1”)し、異なるとき
にはフラグCFiをリセット(“0”)する(ステップ
S42)。この後のステップS43〜ステップS45の
処理は、前記ステップS21〜ステップS23の処理と
同様であるため、その説明を省略する。
【0048】なお、本実施例では、シーンスライダ44
により隣接する2つのシーンスイッチに対応するシーン
メモリに記憶された音色パラメータを補間するようにし
たが、3つ以上のシーンメモリの音色パラメータを補間
するようにしてもよい。例えば、ジョイスティック等の
操作子を用い、X方向の正負、Y方向の正負にそれぞれ
シーンメモリを割当て、X,Yの比率に応じて4つの間
で補間するようにしてもよい。
【0049】図8は、図5のステップS4のシーンスイ
ッチ処理サブルーチンの詳細な処理手順を示すフローチ
ャートである。
【0050】ステップS51でシーンスイッチ41〜43
の内、何れかのスイッチが押されたか否かを判別し、何
れのスイッチも押されないときには本サブルーチン処理
を終了し、何れかのスイッチが押されたときには、当該
スイッチに対応する値(“0”または“64”または
“127”)を前記領域RSVに格納した後に、前記ス
テップS38に進み、前述したステップS38〜ステッ
プS46の処理を実行する。
【0051】図9および図10は、それぞれ、操作子の
動作状態を示すLED(例えば、図3のLED22)お
よびシーンスイッチの動作状態を示すLED(図2のL
ED45〜47)を制御する手順を示すサブルーチンのフ
ローチャートである。本実施例では、これらのサブルー
チン処理は、ともにタイマー割込み処理内で行うように
構成されている。
【0052】図9において、まず、前記iをクリアし
(ステップS61)、操作子iが有効か否かを判別する
(ステップS62)。このとき、操作子iが有効である
場合には対応するフラグCFiの値を判別し(ステップ
S63)、その値が“1”のときには対応するLED
(以下、「LEDi」という)を緑色に点灯し(ステッ
プS64)、“0”のときにはLEDiを赤色に点灯す
る。ここで、LEDiが緑色に点灯されているときは、
操作子iは有効であり、かつ操作状態が音源回路12に
出力されていることを示し、LEDiが赤色に点灯され
ているときは、操作子iは有効であるが、その操作状態
が音源回路12に出力されていないことを示している。
【0053】一方、ステップS62の判別で、操作子i
が有効でない場合にはLEDiを消灯する(ステップS
66)。
【0054】次に、iを1ずつインクリメントし(ステ
ップS67)、全ての操作子iについて上記LEDiの
制御処理を終了したか否かを判別し(ステップS6
8)、終了しない場合にはステップS62に戻り、次の
LEDiの判別処理を同様に繰り返し、一方、終了した
場合には本サブルーチン処理を終了する。
【0055】図10において、まず、値RSVの値を判
別する(ステップS71)。このとき、値RSVが
“0”,“64”,“127”の場合には、シーンスラ
イダ44が、それぞれシーンスイッチ41〜43の位置、
即ち、補間せずに対応するシーンメモリの値を出力する
位置にあるかまたはシーンスイッチ41〜43のいずれか
が操作され、その後シーンスライダ44が操作されてい
ないため、各LED45〜47を赤色に点灯させる(ステ
ップS72,73,74)。
【0056】一方、シーンスライダ44が操作され、そ
の位置が、シーンスイッチ41,42の間にあり、且つそ
の中間点よりシーンスイッチ41に近い位置にあるかま
たはシーンスイッチ42に近い位置にあるかにより、L
ED45,46の色を変化させる。具体的には、値RSV
が1〜31のときにはLED45を橙色に点灯させ、L
ED46を緑色に点灯させる(ステップS75)。一
方、値RSVが32〜63のときにはLED45を緑色
に点灯させ、LED46を橙色に点灯させる(ステップ
S76)。
【0057】また、シーンスライダ44が操作され、そ
の位置がシーンスイッチ42,43の間にある場合に、値
RSVが65〜95のときにはLED46を橙色に点灯
させ、LED47を緑色に点灯させ(ステップS7
7)、一方、値RSVが96〜126のときにはLED
6を緑色に点灯させ、LED47を橙色に点灯させる
(ステップS76)。
【0058】このようにLED45〜47を制御すれば、
シーンスライダ44によってどの辺りの補間データが音
源に出力されているのかを視覚により確認でき、またシ
ーンスイッチ41〜43が操作されたことにより設定値が
シーンスライダ44の位置と異なっていても現在値が確
認できるので、スイッチの操作を容易にすることができ
るとともに誤操作を防止することもできる。
【0059】なお、本実施例では、シーンスイッチ41
〜43やシーンスライダ44の操作により実際の操作子の
操作状態と設定された操作状態とが異なったことをLE
Dの色により表示したが、これに限らず、LED等のオ
ン/オフで表示してもよい。
【0060】以上説明したように、本実施例に依れば、
音色パラメータそのものではなく、操作子の操作状態を
メモリに記憶し、また、記憶された操作状態を読み出し
て再生したときに、その操作状態と実際の操作子の操作
状態とが異なっている場合にはその旨を表示するように
構成したので、操作子の操作状態を再生された操作状態
に正確に合わせることができ、再生された楽音に基づい
てその楽音特性を変更することができる。
【0061】なお、本実施例においては、シーンメモリ
を1つの音色について3つ持たせたが、これを各エレメ
ント毎に複数持たせるようにしてもよい。例えば、本実
施例のように1つの音色が4エレメント構成であると
し、各エレメントにそれぞれ3つのシーンメモリを持た
せると、1つの音色については計12個のシーンメモリ
を持たせることになる。このような複数エレメント構成
の音色において、あるエレメントのパラメータを他の音
色のエレメントから持ってくる(即ちコピーする)こと
ができるようにしてもよく、その場合に、コピー元のエ
レメントのシーンメモリの内容も同時にコピーするよう
にしてもよい。
【0062】また、本実施例中にて説明したように、各
音色毎に最初に読み出されるシーン番号が任意に設定さ
れることがある。このような場合に、前述のエレメント
コピーを実行すると、コピー元のエレメントが含まれて
いた音色において設定されている初期シーンの番号と、
コピー先のエレメントが含まれている音色において設定
されている初期シーンの番号とが整合しなくなる虞れが
ある。即ち、コピー元の音色においてはシーン1が初期
シーンとして設定されており、コピー先の音色において
はシーン2が初期シーンとして設定されていることもあ
る。このような場合に、コピー元においてシーン1にも
とづいて発生されていた音色が、コピーされたことによ
ってシーン2にもとづいて発音されるようになり、初期
音色が元元の音色と異なる音色となってしまう。このよ
うな不都合を解消するために、コピー元の初期シーン番
号がコピー先の初期シーン番号になるように自動的にシ
ーン番号を入れ替えるようにしてもよい。
【0063】なお、本実施例では音源回路12として物
理モデル音源を用いて説明したが、これに限らず、周知
のFM方式、波形メモリ読み出し方式等、どのような方
式の音源を用いてもよい。
【0064】また、全ての操作子の出力を“0”にする
ようなスイッチをパネルスイッチ4に追加し、リセット
ができるようにしてもよいし、アンドゥスイッチをパネ
ルスイッチ4に追加し、例えば、シーンスイッチを押し
たときに、その直後の各操作子の操作状態をメモリして
おき、シーンスイッチにより操作状態が変更された後
に、アンドゥスイッチを押すと、メモリしておいた操作
状態が読み出されるようにしてもよい。
【0065】さらに、本実施例では、音源回路12を含
む電子楽器として構成したが、外部の音源回路に対して
操作子の操作状態を出力する構成であってもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
楽音制御パラメータ設定装置によれば、パラメータ記憶
手段には、複数の楽音制御パラメータからなるパラメー
タ組が複数組記憶されるとともに、第1の生成手段によ
って生成された第1の操作位置情報が楽音制御パラメー
タとして書き込まれるので、第1の生成手段によって生
成される第1の操作位置情報を正確に再現することがで
きる。そして、前記記憶された複数のパラメータ組のう
ちいずれか1組が選択され、その中の複数の楽音制御パ
ラメータが読み出され、この複数の楽音制御パラメータ
間が、生成された第2の操作位置情報に応じて補間さ
れ、この補間された楽音制御パラメータが出力されるの
で、すなわち、複数の楽音制御パラメータ間が補間され
て出力されるので、演奏者の意図しないようなパラメー
タが得られる。
【0067】
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリアルタイム制御操作子を備えた
電子楽器の一実施例の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のパネルスイッチのスイッチの配列の一例
を示す図である。
【図3】ピッチベンドホイールの斜視図である。
【図4】図1の音源回路の一例を示すブロック図であ
る。
【図5】メインルーチンの処理手順を示すフローチャー
トである。
【図6】図5のステップS2の各種操作子処理サブルー
チンの詳細な処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図5のステップS3のシーンスライダ処理サブ
ルーチンの詳細な処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】図5のステップS4のシーンスイッチ処理サブ
ルーチンの詳細な処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図9】操作子の動作状態を示すLEDを制御するサブ
ルーチンの処理手順を示すフローチャートである。
【図10】図2のシーンスイッチの動作状態を示すLE
Dを制御するサブルーチンの処理手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】図6のステップS21の制御対象操作子を求
める処理を説明するための図である。
【図12】値RCViをパラメータ値に変換する変換テ
ーブルを示す図である。
【図13】値RSVから直線補間により値RCViを求
める方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1〜43 シーンスイッチ(書込手段) 44 シーンスライダ(第2の生成手段) 45〜47,22 LED(表示手段) 6 操作子群(第1の生成手段) 8 CPU(出力手段、読出し手段、補間手段、制御手
段、書込手段) 9 RAM(パラメータ記憶手段、補間手段) 12 音源回路(楽音信号発生手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 京子 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 北山 徹 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (72)発明者 船木 知之 静岡県浜松市中沢町10番1号 ヤマハ株 式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G10H 1/053 G10H 1/18 G10H 1/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音特性をリアルタイムに制御するため
    の第1の操作位置情報を生成する第1の生成手段と、 楽音特性を決定する複数の楽音制御パラメータからなる
    パラメータ組を複数組記憶するパラメータ記憶手段と、 前記生成された第1の操作位置情報を前記楽音制御パラ
    メータとして前記パラメータ記憶手段に書き込む書込手
    段と、 楽音特性を制御するための第2の操作位置情報を生成す
    る第2の生成手段と、 前記パラメータ記憶手段に記憶された複数のパラメータ
    組のうちいずれか1組を選択する選択手段と、 該選択されたパラメータ組の複数の楽音制御パラメータ
    を読み出す読出手段と、 該読み出された複数の楽音制御パラメータ間を前記生成
    された第2の操作位置情報に応じて補間する補間手段
    と、 該補間された楽音制御パラメータを出力する出力手段と
    を有することを特徴とする楽音制御パラメータ設定装
    置。
  2. 【請求項2】 楽音特性を制御するための第1の操作位
    置情報を生成する第1の生成手段と、 該第1の操作位置情報とは独立に楽音特性を制御するた
    めの第2の操作位置情報を生成する第2の生成手段と、 前記第1の操作位置情報の値が前記第2の操作位置情報
    の値と一致または超えるまでは前記第2の操作位置情報
    を楽音制御パラメータとして出力し、前記第1の操作位
    置情報の値が前記第2の操作位置情報の値と一致または
    超えた以降は前記第1の操作位置情報を楽音制御パラメ
    ータとして出力するように制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする楽音制御パラメータ設定装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段が、前記楽音制御パラメー
    タとして前記第1の操作位置情報または前記第2の操作
    位置情報のいずれを出力しているかを表示する表示手段
    を有することを特徴とする請求項2に記載の楽音制御パ
    ラメータ設定装置。
  4. 【請求項4】 前記補間に係る複数の楽音制御パラメー
    タの各パラメータに対して、当該各パラメータ値の補間
    状態を表示するための複数の表示手段と、 該各表示手段の表示態様を前記第2の操作位置情報に応
    じてそれぞれ段階的に制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載の楽音制御パラメータ設定
    装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1〜4のいずれかに記載の楽
    音制御パラメータ設定装置と、 該楽音制御パラメータ設定装置から出力された楽音制御
    パラメータに基づいて楽音信号を発生する楽音信号発生
    手段とを有することを特徴とする電子楽器。
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