JP2590262Y2 - キースケーリングデータ表示装置および楽音生成装置 - Google Patents

キースケーリングデータ表示装置および楽音生成装置

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JP2590262Y2 JP1988069384U JP6938488U JP2590262Y2 JP 2590262 Y2 JP2590262 Y2 JP 2590262Y2 JP 1988069384 U JP1988069384 U JP 1988069384U JP 6938488 U JP6938488 U JP 6938488U JP 2590262 Y2 JP2590262 Y2 JP 2590262Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、電子楽器におけるキースケーリング(キ
ーフォロー)による楽音制御を行う際の、キースケーリ
ングのポイントやレベルに関する設定データを表示する
電子楽器のキースケーリングデータ表示装置に関する。
[従来技術と考案が解決すべき課題] 従来の電子楽器において、DCO(デジタルコントロー
ルオシレータ)の発振周波数(ピッチ)の変化の度合、
あるいはDCA(デジタルコントロールドアンプリファイ
ア)の音量(レベル)の変化度合などを、鍵盤などの演
奏入力装置に対する入力操作(キーオン操作など)の音
域、すなわち音高の高低(キースケーリング)により異
ならせる際、そのポイント(鍵名)あるいはキースケー
リングのカーブの種類を設定するための設定データは、
例えばパネル上の表示装置の画面に文字や数字で表示す
るようになっている。
しかしながら、表示できるデータの量も、例えば20文
字×2行程度と少なく、またそれらのデータは全ての数
字や文字のみで表示されるため、使用者が設定したデー
タが実際に楽音特性をどのように制御して、その結果ど
のような特性の楽音が得られるのかを容易に理解するこ
とが難かしく、設定データと楽音の結びつきが充分イメ
ージできないという問題点がある。
[考案の目的] この考案は、こうした従来技術の課題を解決するため
なされたものであり、楽音の特性をキースケーリングに
て制御する場合のキースケーリングデータを設定する
際、その設定データは単に文字や数字でのみ表示するの
ではなく、それらの設定データの全てを一度にグラフィ
ックに(図形的に)表示してより視覚的に使用者が認識
でき、楽音のキースケーリング制御をよりイメージし易
く、適切なデータの設定も容易となる電子楽器のキース
ケーリングデータ表示装置を得ることを目的とする。
[考案の要点] 本考案の目的は、楽音の特性を音高に対応して所望の
ように制御するキースケーリングの設定を表示するキー
スケーリングデータ表示装置であって、各々が何れかの
音高に対応した、少なくとも二つの相異なるポイントを
指定するポイント指定手段と、前記ポイント指定手段に
て指定された相異なるポイントの各々の楽音特性を示す
キースケーリングデータのデータ値を指定するキースケ
ーリングデータ指定手段と、前記ポイントと対応するキ
ースケーリングデータとからなる二次元ポイント、およ
び、前記二次元ポイントのうち、隣接する二次元ポイン
ト間を結ぶ線セグメントを含む二次元画像を生成する画
像生成手段と、前記画像生成手段により生成された画像
を表示する表示手段とを備えたことを特徴とするキース
ケーリングデータ表示装置により達成される。
本考案の好ましい実施態様において、さらに、指定す
べきポイントおよびキースケーリングデータを決定する
スイッチを備え、当該スイッチを順次オンすることによ
り、ポイントおよび対応するキースケーリングデータの
データ値が、交互に入力可能となるように構成されてい
る。
本考案のさらに好ましい実施態様においては、さら
に、前記スイッチにより決定されたポイントおよびスケ
ーリングデータの何れかの値を変更する入力手段を備
え、前記画像生成手段が、変更されたポイントおよびス
ケーリングデータにより決定される二次元ポイントと、
これに隣接する二次元ポイント間を結ぶ線セグメントを
含む画像を生成するように構成されている。
また、本考案の目的は、楽音の特性を、音高に対応し
て所望のように制御するキースケーリングを設定し、設
定されたキースケーリングにしたがって楽音を発生する
楽音生成装置であって、各々が何れかの音高に対応し
た、少なくとも二つの相異なるポイントを指定するポイ
ント指定手段と、前記ポイント指定手段にて指定された
相異なるポイントの各々の楽音特性を示すキースケーリ
ングデータのデータ値を指定するキースケーリングデー
タ指定手段と、前記指定されたポイントと対応するキー
スケーリングデータとからなる二次元ポイント、およ
び、前記二次元ポイントのうち、隣接する二次元ポイン
ト間を結ぶ線セグメントを含む二次元画像を生成する画
像生成手段と、前記画像生成手段により生成された画像
を表示する表示手段と、ある音高の楽音の発生指示に応
答して、前記二次元ポイント間を結ぶ線セグメント上に
位置するように、当該音高に対応するキースケーリング
データを生成するキースケーリングデータ生成手段と、
得られたキースケーリングデータに基づき、当該音高に
したがった楽音を発生する楽音生成手段とを備えたこと
を特徴とする楽音生成装置によっても達成される。
[実施例] 以下、図面を参照してこの考案の一実施例について述
べる。
〈構成〉 第1図にこの考案を適用して構成した電子楽器の全体
回路構成図であり、CPU1はこの電子楽器の回路全体を制
御するマイクロコンピュータの中央処理装置である。こ
のCPU1にはデータバス、アドレスバスを介してデータ設
定キー群2、ディスプレイキー3、データ表示装置4お
よび楽音発生装置5が接続されている。
上記データ設定キー群2は、第2図のパネル面配置図
に示されるように、後述する3種類のメニュー1、2お
よび3を選択設定するためのメニューキー21、メニュー
キー22、メニューキー23およびこの電子楽器を演奏可能
状態に設定するためのプレイモードキー24を始めとし
て、カーソル位置をそれぞれ左右に移動させるための左
カーソルキー25と右カーソルキー26、データの値をダウ
ンさせるバリューダウンキー27、データの値をアップさ
せるバリューアップキー28、データ表示装置4における
表示を、通常の文字や数字のみの表示とするノーマル表
示と図形によるグラフィック表示も行うグラフィック表
示とを切替るディスプレイキー3とから成っている。さ
らにこのデータ設定キー群2は、発生させる楽音の音色
を選択設定するためのトーンバンクキー29およびトーン
ナンバーキー30のほか、この電子楽器に演奏入力を加え
るための鍵盤などの全ての必要なキー類を含んで構成さ
れている。なお、第2図において第1図における参照付
号と同一の付号を付したものは、同一の機能を有するも
のである。
〈動作〉 次にこの実施例の動作について述べる。
第1図および第2図における電子楽器において電源ス
イッチ(図示せず)をオン操作した後、メニューキー21
をオンすると、第3図(a)に示すようなメニュー1の
各データが設定可能状態となる。すなわち、このメニュ
ー1は複数系統設けられたDCO(図示せず)における各
パラメータ、例えばライン、キーフォローレベルおよび
ベロシティレベルなどをバリューダウンキー27、バリュ
ーアップキー28の操作によって選択し、各DCOごとにそ
れぞれ設定するとともに、同様に複数系統設けられたDC
A(図示せず)における各パラメータ、例えばキーフォ
ローレベル、ベロシティレベルなどを各DCAごとに同様
にしてそれぞれ設定するためのモードである。ここで、
ラインとは、例えば楽音発生装置5に設けられた8個の
音源モジュールM1〜M8(図示せず)の組合せを設定する
ための可変要素であり、キーフォローレベルとは、演奏
入力手段、例えば鍵盤の押鍵位置、すなわち楽音の音高
に従ってDCOより発振される楽音のピッチがどのように
変化するか、あるいはDCAより出力される楽音のレベル
がどのように変化するかを設定するためのキースケーリ
ングにおける可変要素であり、またベロシティレベルと
は、鍵盤の押鍵速度(押鍵の強さ)に従ってDCOより発
振される楽音のピッチをどう制御するか、あるいはDCA
より出力される楽音のレベルをどう制御するかを設定す
るためのキースケーリングにおける可変要素である。
またメニューキー22をオンした場合は、第3図(b)
に示すようなメニュー2の各データが設定可能状態とな
る。すなわち、メニュー2はこの電子楽器から発音させ
る楽音に対して各種のエフェクトを付与するためのデー
タ、例えばスプリットポイントまたはポジショナルクロ
スフェードのデータを設定するためのモードである。こ
こでスプリットポイントとは、鍵盤のアッパー域とロワ
ー域とで異なる種類の音色を振り分けて発生させるため
のキースプリットにおいて、その分岐点を意味し、ポジ
ショナルクロスフェードとは、複数種類の音色をトーン
ミックスする場合に、ある音色から他の音色につなげて
クロスフェードさせるポジション、つまりあるA音色で
のロワー域での楽音の発音レベルを徐々に減少させ始め
る位置(例えばC3の鍵名の位置)と、アッパー域での異
なるB音色の楽音の発音レベルを徐々に増加させて異な
るB音色につなぎ合わせていき、元のA音色のレベルに
戻し終える位置(例えばC5の鍵名の位置)を意味するも
のである。
メニューキー23をオンした場合は、第3図(c)に示
すようなメニュー3の各データが設定可能となる。すな
わち、メニュー3はこの電子楽器の全体の制御に係るト
ータルコントロールに関するデータ、例えばメモリプロ
テクト、セーブ/ロードなどを行うためのモードであ
る。ここでメモリプロテクトとは、この電子楽器内のイ
ンターナルメモリ手段にメモリされた音色その他のデー
タを誤って消さないためにメモリ内容を保護するための
機能であり、セーブ/ロードとは、この電子楽器内のイ
ンターナルメモリ手段にメモリされた音色その他のデー
タを外部のRAMカートリッジなどのメモリ手段にセーブ
(保存)するための機能と、外部のRAMカートリッジな
どのメモリ手段にセーブされたデータをこの電子楽器内
のインターナルメモリにロードするための機能である。
このようなロードを行う場合は、電子楽器におけるメモ
リプロテクトの状態を一旦オフにし、ロードが完了した
時点で再びメモリプロテクトの状態に戻しておく。
この実施例において、まずメニューキー21をオンした
後、バリューダウンキー27、バリューアップキー28を操
作して01なるデータを設定すると第3図(a)の01に対
応してDCOの制御するパラメータとしてキーフォローレ
ベルが設定されたことになり、データ表示装置4には第
4図(a)に示すような内容の文字と数字が表示され
る。ここでメニューキー21を再度オンするとキーフォロ
ーレベルのデータが可変設定可能な状態が確定する。な
お、メニューキー21を再度オンすることなく、データの
設定が可能となるようにしてもよい。また、カーソルは
点線で表わした四角で表示された位置、この場合、LEV
=40の40の位置にある。この表示において、POINT P1、
P2、P3はそれぞれ鍵盤などの演奏入力手段によって使用
者が任意に指定する3つの鍵に対応する位置、すなわち
ポイントを示すものである。またKEY=E2、C4、Ab4は、
それぞれのポイントP1、P2、P3に対して現在実際に設定
されているデータとしての鍵名であり、LEV=63、40、6
3は、それぞれ各ポイントP1、P2、P3に対応して現在設
定されているキーフォローレベルのデータである。そし
て、これら各KEYおよびLEVに設定するデータは、第2図
に示すパネル面における左カーソルキー25および右カー
ソルキー26の操作によって点線で示されるカーソルを移
動し、そのカーソルが位置するデータの値をバリューダ
ウンキー27およびバリューアップキー28を操作すること
によって変更して表示させる。ここで右カーソルキー26
をオン操作する毎に、カーソルの位置は、ポイントP1の
KEY、ポイントP1のLEV、ポイントP2のKEY、ポイントP2
のLEV…と順に移動していく。なお設定されるキーフォ
ローレベルのデータは、0〜99なる範囲の数値である。
ここで、第4図(a)に示すように、データ表示装置
4の表示画面には、3つのポイントP1、P2、P3に対応す
るキースケーリングデータがノーマル表示されている
が、これ以上の数のポイントに対応するデータは全てを
一度に画面に表示できないため、右カーソルキー26を操
作して画面を順次スクロールさせることによってポイン
トP4、P5、P6に対するキーフォローデータが第4図
(a′)に示すようにノーマル表示されるのである。こ
の第4図(a′)においては、カーソルの位置はポイン
トP6に対するキーフォローレベル=40の40の位置にあ
る。
次に第4図(a)の状態でディスプレイキー3をオン
すると、データ表示装置4の画面表示は、第4図(b)
に示すようなグラフィック表示に変り、先に設定したキ
ースケーリングデータがグラフィックに表示される。す
なわち、P1〜P6である6つのポイントはそれぞれ水平な
直線上に順に表わされ、それらのポイントにおけるキー
フォローレベルのデータは縦方向の線分の長さで図形的
に表示されるとともに、画面の下端には、先に設定され
たカーソルの位置に対応してキーフォローレベルのデー
タがLEV=40として文字と数字で併わせて表示される。
また、矢印は現在のカーソル位置に対応するポイントP2
の位置を示している。なお第4図(b)では、第4図
(a)、(a′)と異なり、スクロールせずに全てのキ
ースケーリングデータについてのグラフィック表示がな
されている。ここでバリューアップキー28を操作してLE
V=80なるデータを設定すると第4図(b′)に示すよ
うに、ポイントP2に対するレベルデータのみが40から80
に増加されて、その変更されたデータがグラフィック表
示されているのである。また、カーソルキー27、28を操
作してポイント、つまりそれに対応する鍵名を任意に変
更することもできる。
さらにメニューキー21をもう一度オンすると、一旦画
面はMENU1の文字と数字のみを残して白紙の状態の表示
に変り、改めてバリューアップキー28を操作してデータ
9を設定すると、今度は同じメニュー1の中のDCAを制
御するパラメータとしてのキーフォローレベルのデータ
が設定可能な状態となる。そこでディスプレイキー3を
オンすると、画面はグラフィック表示に変化する。ここ
では、前述したメニュー1におけるDCOのキーフォロー
レベルのデータ表示の場合と同様に、DCAのパラメータ
であるキースケーリングのポイントとレベルに関して現
在設定されているデータがグラフィック表示されること
になる。
更に、かかる操作を通してデータ表示装置4に表示さ
れる設定データはCPU1に接続されたRAM(図示せず)に
記憶されるが、その記憶のために変換された内部データ
は第5図に示す通りである。つまり、「KEY」に対する
ポイントP1、P2、P3、P4、P5、P6はキーポイントレジス
タKP0、KP1、KP2、KP3、KP4及びKP5にそれぞれ対応し、
鍵名について格納されるデータは、C2=36として半音単
位になっており、「LEVEL」に対するポイントP1、P2、P
3、P4、P5及びP6はレベルポイントレジスタLP0、LP1、L
P2、LP3、LP4及びLP5にそれぞれ対応し、数値として格
納されるデータは入力レベルを0〜99の範囲とし、99か
ら入力レベルを差し引いた値となっている。各レジスタ
LP0〜5、KP0〜5は、1ポイント1バイトで構成されて
いる。
また、RAMは、鍵名C2=36とする半音単位のキーコー
ドKCを全鍵について記憶したキーコードレジスタを含ん
でいる。
すなわち、第1図において、データ設定キー群2を操
作して入力したキースケーリングについての設定データ
は、CPU1により検出されて、データ表示装置4に可視表
示される一方、第5図に示すような設定データとしてRA
Mに記憶される。
次に、プレイモードキー24をオンした演奏可能状態に
おいて、データ設定キー群2に含まれる鍵盤での押鍵
は、CPU1により検出され、押された鍵がキースケーリン
グのデータ設定時に使用されたものであれば、CPU1は、
その設定データをRAMから読み出してそのままキースケ
ーリングデータとして用いるが、例えばそれらの中間に
位置するキーの場合には、それを挟んでいる2つのポイ
ントの設定データをRAMから読み出し(抽出し)、所定
の式に基づいて補間演算を行って、そのキーについての
スケーリングデータを導出する。
その後、CPU1は、その導出したキースケーリングデー
タを、キーに対応する音高データおよび前以って指定さ
れてRAMに記憶されている音色データと共に楽音発生装
置5に供給するので、楽音発生装置5ではそのキースケ
ーリングデータで音量制御された所望の楽音データを作
成し、サウンドシステム(図示せず)を介して楽音とし
て放音させて行く。
第6図は、キースケーリング処理のフローチャートを
示し、このフローチャートはキー(鍵盤)のオン操作に
よりスタートし、CPU1はステップS1において、オン操作
されたキーのキーコードKCがキーポイントレジスタKP0
の記憶されている内容未満かどうかを判断する。
もしも、ステップS1での判断結果でYESであれば、レ
ベルポイントレジスタLP0の内容をロードする(ステッ
プS2)。これは、キーポイントレジスタKP0が示すキー
より低音の押鍵に対しては、レベルポイントレジスタLP
0の設定データを適用することを意味する。
また、ステップS1での判断結果でNOであれば、そのキ
ーコードKCがキーポイントレジスタKP5の内容以上かど
うかを判断し(ステップS3)、YESの場合にはレベルポ
イントレジスタLP5の内容をロードする(ステップS
4)。つまり、これは、キーポイントレジスタKP5が示す
キーより音高の押鍵に対してはレベルポイントレジスタ
LP5の設定データを適用することを意味する。
もしもステップS3での判断結果でNOであれば、ステッ
プS5における判断式KP(n)≦KC≦KP(n+1)からnを求め、
キーコードKCがどのポイント間にあるのかを確定し、引
続き、ステップS6において、LP(n+1)≧(LP(n))かどう
か、つまり、確定した2つのポイントにおける内容の大
きさを比較する。
ステップS6の判断結果でYESであれば、CPU1は、ステ
ップS7において、次式、すなわち: を演算をするが、NOであれば、ステップS8において、次
式、すなわち: を演算して、2ポイント間の補間値は、すなわち、キー
スケーリングデータを求める。
次に、CPU1はステップS9において、上記ステップS2、
S4、S7又はS8の処理のうちの1つを通して与えられたデ
ータをエンベロープレベル減算値として用いて楽音デー
タを制御してから、そのオンされたキーについてのトリ
ガー処理、すなわち、発音処理を行なって(ステップS1
0)、エンドとなる。
第7図は、第4図(a)、(a′)に示す設定データ
に基づき、第6図のフローチャートに従って処理された
場合の結果を図示したもので、ポイントP1での鍵名F2未
満でのエンベロープ出力レベルは、F2の入力レベル63と
同じ(ステップS2)であり、ポイントP6での鍵名Eb8以
上では、Eb8の入力レベルを維持し(ステップS4)、そ
してF2−C4、Ab4−B5及びB5−C#8間は式(2)によ
る補間値となり(ステップS8)、C4−Ab4間及びC#6
−Eb8間は式(1)による補間値となっている。
なお、この実施例では指定できるポイント数を6とし
ているが、この考案はこれに限定されるものではない。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、電子楽器より発生させ
る楽音の特性を制御するパラメータとしてのキーフォロ
ーデータ、つまり鍵盤など演奏入力手段に対するキース
ケーリングに係るデータを、単に文字や数字で表示する
のみではなく、データ表示手段に図形的にグラフィック
表示するようにしたので、使用者にとって、設定したベ
ロシティレベルのデータが楽音の特性をどのように変化
させるか視覚的に表示することができ、使用者の楽音制
御のイメージと設定したデータの結びつきがより認識し
易く、またキースケーリングのデータをスクロールする
ことなく一度に画面にグラフィック表示できるのでグラ
フィック表示の変化を視覚で確認しながらデータを変更
することもでき、所望する楽音の特性が全音域に渡って
より容易に得られ易くなり、電子楽器に適用して極めて
有効な電子楽器のキースケーリングデータ表示装置が得
られるという効果がある。さらに、本考案によれば、上
述したように、グラフィック表示の変化を確認しながら
変更したようなキースケーリングデータに基づき得られ
た特性にしたがった楽音を、発生することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を適用して構成した電子楽
器の全体回路構成図、第2図はこの電子楽器のパネル面
配置図、第3図はこの電子楽器の各種機能を制御する各
種データの種類を説明するためのデータ種類説明図、第
4図はの実施例のデータ表示装置の表示画面の状態を説
明するための表示画面図、第5図はこの電子楽器におけ
るRAMに記憶される内部データ図、第6図はデータ処理
フローチャート図、第7図は楽音制御のパラメータであ
るキースケーリングデータの鍵名とレベルの関係を示す
キースケーリングデータグラフ図である。 3……ディスプレイキー、4……データ表示装置、21、
22、23……メニューキー、24……プレイモードキー、25
……左カーソルキー、26……右カーソルキー、27……バ
リューダウンキー、28……バリューアップキー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−88600(JP,A) 特開 昭62−208097(JP,A) 実開 昭60−112295(JP,U)

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】楽音の特性を音高に対応して所望のように
    制御するキースケーリングの設定を表示するキースケー
    リングデータ表示装置であって、 各々が何れかの音高に対応した、少なくとも二つの相異
    なるポイントを指定するポイント指定手段と、 前記ポイント指定手段にて指定された相異なるポイント
    の各々の楽音特性を示すキースケーリングデータのデー
    タ値を指定するキースケーリングデータ指定手段と、 前記ポイントと対応するキースケーリングデータとから
    なる二次元ポイント、および、前記二次元ポイントのう
    ち、隣接する二次元ポイント間を結ぶ線セグメントを含
    む二次元画像を生成する画像生成手段と、 前記画像生成手段により生成された画像を表示する表示
    手段とを備えたことを特徴とするキースケーリングデー
    タ表示装置。
  2. 【請求項2】さらに、指定すべきポイントおよびキース
    ケーリングデータを決定するスイッチを備え、当該スイ
    ッチを順次オンすることにより、ポイントおよび対応す
    るキースケーリングデータのデータ値が、交互に入力可
    能となるように構成されたことを特徴とする請求項1に
    記載のキースケーリングデータ表示装置。
  3. 【請求項3】さらに、前記スイッチにより決定されたポ
    イントおよびスケーリングデータの何れかの値を変更す
    る入力手段を備え、 前記画像生成手段が、変更されたポイントおよびスケー
    リングデータにより決定される二次元ポイントと、これ
    に隣接する二次元ポイント間を結ぶ線セグメントを含む
    画像を生成することを特徴とする請求項2に記載のキー
    スケーリングデータ表示装置。
  4. 【請求項4】楽音の特性を、音高に対応して所望のよう
    に制御するキースケーリングを設定し、設定されたキー
    スケーリングにしたがって楽音を発生する楽音生成装置
    であって、 各々が何れかの音高に対応した、少なくとも二つの相異
    なるポイントを指定するポイント指定手段と、 前記ポイント指定手段にて指定された相異なるポイント
    の各々の楽音特性を示すキースケーリングデータのデー
    タ値を指定するキースケーリングデータ指定手段と、 前記指定されたポイントと対応するキースケーリングデ
    ータとからなる二次元ポイント、および、前記二次元ポ
    イントのうち、隣接する二次元ポイント間を結ぶ線セグ
    メントを含む二次元画像を生成する画像生成手段と、 前記画像生成手段により生成された画像を表示する表示
    手段と、 ある音高の楽音の発生指示に応答して、前記二次元ポイ
    ント間を結ぶ線セグメント上に位置するように、当該音
    高に対応するキースケーリングデータを生成するキース
    ケーリングデータ生成手段と、 得られたキースケーリングデータに基づき、当該音高に
    したがった楽音を発生する楽音生成手段とを備えたこと
    を特徴とする楽音生成装置。
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