JP2991429B1 - 真空吸引密閉容器 - Google Patents
真空吸引密閉容器Info
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- B65D81/2007—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents providing specific environment for contents, e.g. temperature above or below ambient under vacuum or superatmospheric pressure, or in a special atmosphere, e.g. of inert gas under vacuum
- B65D81/2038—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents providing specific environment for contents, e.g. temperature above or below ambient under vacuum or superatmospheric pressure, or in a special atmosphere, e.g. of inert gas under vacuum with means for establishing or improving vacuum
Abstract
【要約】
【課題】 内容器１と外容器３を押し引きすることによ
り、内容器１の内部に残った空気を排出することができ
且つ製作コストも低減することのできる真空吸引密閉容
器を提供する。 【解決手段】 底部に第１の逆止弁８を設けた外容器３
の内筒部に、底部に第２の逆止弁６を設けた内容器１を
封止材のＶ字Ｏリング５を介して摺動自在に挿入すると
共に、この内容器１の上端開口部にＯリング４を介して
蓋体２を螺着する。
り、内容器１の内部に残った空気を排出することができ
且つ製作コストも低減することのできる真空吸引密閉容
器を提供する。 【解決手段】 底部に第１の逆止弁８を設けた外容器３
の内筒部に、底部に第２の逆止弁６を設けた内容器１を
封止材のＶ字Ｏリング５を介して摺動自在に挿入すると
共に、この内容器１の上端開口部にＯリング４を介して
蓋体２を螺着する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部の空気を排出
し、食品或いは真空や低圧状態で保存した方がよい物質
等を収納して密閉することのできる真空吸引密閉容器に
関する。
し、食品或いは真空や低圧状態で保存した方がよい物質
等を収納して密閉することのできる真空吸引密閉容器に
関する。
【０００２】
【従来の技術】食品が空気に触れると、この空気中の酸
素によって酸化したり好気性細菌が増殖するので、変質
したり腐敗するおそれがある。また、乾燥した食品の場
合には、空気中の湿気によって湿ることがある。そこ
で、従来は、食品を長期保存する場合に、封止材を介し
て蓋を装着することにより内部を密閉することができる
密閉容器に収納し冷蔵や冷凍を行うことにより、この食
品の保存性を高めるようにしていた。また、食品その他
の物には乾燥した状態で保存しておいた方がよい物もあ
る。
素によって酸化したり好気性細菌が増殖するので、変質
したり腐敗するおそれがある。また、乾燥した食品の場
合には、空気中の湿気によって湿ることがある。そこ
で、従来は、食品を長期保存する場合に、封止材を介し
て蓋を装着することにより内部を密閉することができる
密閉容器に収納し冷蔵や冷凍を行うことにより、この食
品の保存性を高めるようにしていた。また、食品その他
の物には乾燥した状態で保存しておいた方がよい物もあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
密閉容器では、食品が外気に触れることはなくなるが、
容器内部に残った空気によって変質したり腐敗するのを
完全に防止することはできないという問題があった。ま
た、比較的構造が複雑で製作コストが高いという問題も
あった。
密閉容器では、食品が外気に触れることはなくなるが、
容器内部に残った空気によって変質したり腐敗するのを
完全に防止することはできないという問題があった。ま
た、比較的構造が複雑で製作コストが高いという問題も
あった。
【０００４】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、逆止弁を設けた内容器と外容器を摺動させる
ことにより容器内部に残った空気を比較的簡単に排出す
ることが可能で、且つ製作コストも低減することのでき
る真空吸引密閉容器を提供することを目的としている。
のであり、逆止弁を設けた内容器と外容器を摺動させる
ことにより容器内部に残った空気を比較的簡単に排出す
ることが可能で、且つ製作コストも低減することのでき
る真空吸引密閉容器を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題を解決す
るために、この発明の請求項１の真空吸引密閉容器は、
外部への排気のみが可能な第１の逆止弁（８）を設けた
底部を有する筒状の外容器（３）の内筒部に、外部への
排気のみが可能な第２の逆止弁（６）を設けた底部を有
する筒状の内容器（１）を摺接可能な封止材（５）を介
して気密状態で摺動自在に挿入すると共に、この内容器
（１）の筒状の上端開口部にシ−ルリング（４）を介し
て蓋体（２）を装着し密閉したことを特徴としている。
るために、この発明の請求項１の真空吸引密閉容器は、
外部への排気のみが可能な第１の逆止弁（８）を設けた
底部を有する筒状の外容器（３）の内筒部に、外部への
排気のみが可能な第２の逆止弁（６）を設けた底部を有
する筒状の内容器（１）を摺接可能な封止材（５）を介
して気密状態で摺動自在に挿入すると共に、この内容器
（１）の筒状の上端開口部にシ−ルリング（４）を介し
て蓋体（２）を装着し密閉したことを特徴としている。
【０００６】請求項１の発明によれば、内容器（１）に
蓋体を装着することにより内容器内部を密閉することが
できる。また、この内容器（１）と外容器（３）を摺動
させて挿入と引き出しを繰り返すことにより、これらの
底部に設けた第１と第２の逆止弁（８、６）が交互に開
いて、内容器内部に残った空気を順に外部に排出するこ
とができる。しかも、外気は第１と第２の逆止弁（８、
６）に妨げられて内容器（１）の内部に浸入することが
できないので、この内容器（１）内部の真空（減圧）状
態が保たれる。このため、内容器（１）に収納した食品
（Ａ）は、外気だけでなくこの内容器（１）内部の空気
にもほとんど触れることがなくなるので、保存性を高め
ることができる。
蓋体を装着することにより内容器内部を密閉することが
できる。また、この内容器（１）と外容器（３）を摺動
させて挿入と引き出しを繰り返すことにより、これらの
底部に設けた第１と第２の逆止弁（８、６）が交互に開
いて、内容器内部に残った空気を順に外部に排出するこ
とができる。しかも、外気は第１と第２の逆止弁（８、
６）に妨げられて内容器（１）の内部に浸入することが
できないので、この内容器（１）内部の真空（減圧）状
態が保たれる。このため、内容器（１）に収納した食品
（Ａ）は、外気だけでなくこの内容器（１）内部の空気
にもほとんど触れることがなくなるので、保存性を高め
ることができる。
【０００７】請求項２の真空吸引密閉容器は、前記逆止
弁（６）が、底部に設けた貫通孔（１ｃ））を塞ぐ側に
移動可能な弁体（６ｃ）と、この弁体を開放する側に付
勢する付勢手段（６ａ，６ｂ）とからなることを特徴と
している（逆止弁８も同様）。
弁（６）が、底部に設けた貫通孔（１ｃ））を塞ぐ側に
移動可能な弁体（６ｃ）と、この弁体を開放する側に付
勢する付勢手段（６ａ，６ｂ）とからなることを特徴と
している（逆止弁８も同様）。
【０００８】請求項２の発明によれば、簡単な構造で逆
止弁を構成できるようになる。特に、弁体（６ｃ）にゴ
ム板や合成樹脂シート等を用いた場合には、それ自体の
弾性によって別個にばね等の弾性体を使用する必要がな
くなる。
止弁を構成できるようになる。特に、弁体（６ｃ）にゴ
ム板や合成樹脂シート等を用いた場合には、それ自体の
弾性によって別個にばね等の弾性体を使用する必要がな
くなる。
【０００９】請求項３の真空吸引密閉容器は、前記摺接
可能な封止材（５）が、断面Ｖ字形状のＯリングであ
り、内容器（１）の筒状の側壁の外周に環状に形成され
た溝内に嵌め込まれて、外周側に突出する周縁部を外容
器（３）の筒状の側壁の内周面に圧接させるようにした
ものであることを特徴としている。
可能な封止材（５）が、断面Ｖ字形状のＯリングであ
り、内容器（１）の筒状の側壁の外周に環状に形成され
た溝内に嵌め込まれて、外周側に突出する周縁部を外容
器（３）の筒状の側壁の内周面に圧接させるようにした
ものであることを特徴としている。
【００１０】請求項３の発明によれば、断面Ｖ字形状の
Ｏリング（５）を用いることにより、通常の断面が円形
のＯリングの場合よりも確実に気密性を高めて、内容器
（１）と外容器（３）を摺動自在にすることができる。
このＯリング（５）は、１本だけでなく、間隔を開けて
２本以上配置すれば、より安定した摺動性を得ることが
できる。
Ｏリング（５）を用いることにより、通常の断面が円形
のＯリングの場合よりも確実に気密性を高めて、内容器
（１）と外容器（３）を摺動自在にすることができる。
このＯリング（５）は、１本だけでなく、間隔を開けて
２本以上配置すれば、より安定した摺動性を得ることが
できる。
【００１１】請求項４の真空吸引密閉容器は、前記蓋体
（２）が、内容器（１）の筒状の上端部にシ−ルリング
（４）を介して螺着することにより、この内容器の上端
開口部を密閉したものであることを特徴としている。
（２）が、内容器（１）の筒状の上端部にシ−ルリング
（４）を介して螺着することにより、この内容器の上端
開口部を密閉したものであることを特徴としている。
【００１２】請求項４の発明によれば、雄ねじと雌ねじ
の螺着によって蓋体（２）を内容器（１）の上端部に簡
単な構造で装着できるようになる。
の螺着によって蓋体（２）を内容器（１）の上端部に簡
単な構造で装着できるようになる。
【００１３】請求項５の真空吸引密閉容器は、前記内容
器（１）の筒状の側壁の上端部外周に雄ねじ（１ａ）が
形成されると共に、この側壁の上端部外周の雄ねじ（１
ａ）の下方に外周側に突出する環状の鍔部（１ｂ）が設
けられ、前記蓋体（２）の周縁部から下方に突出する側
壁（２ｂ）の内周に雌ねじ（２ａ）が形成され、この内
容器（１）の雄ねじ（１ａ）に蓋体の雌ねじ（２ａ）を
螺着して、蓋体（２）の側壁の下端と内容器（１）の鍔
部（１ｂ）との間に配置したシ−ルリング（４）を押圧
することにより、内容器（１）の上端開口部を密閉した
ことを特徴としている。
器（１）の筒状の側壁の上端部外周に雄ねじ（１ａ）が
形成されると共に、この側壁の上端部外周の雄ねじ（１
ａ）の下方に外周側に突出する環状の鍔部（１ｂ）が設
けられ、前記蓋体（２）の周縁部から下方に突出する側
壁（２ｂ）の内周に雌ねじ（２ａ）が形成され、この内
容器（１）の雄ねじ（１ａ）に蓋体の雌ねじ（２ａ）を
螺着して、蓋体（２）の側壁の下端と内容器（１）の鍔
部（１ｂ）との間に配置したシ−ルリング（４）を押圧
することにより、内容器（１）の上端開口部を密閉した
ことを特徴としている。
【００１４】請求項５の発明によれば、蓋体（２）の周
縁部の側壁（２ｂ）の内側に雌ねじ（２ａ）を形成する
ことによりキャップ状の蓋体となるので、内容器（１）
への着脱を容易にすることができる。また、内容器
（１）内部が真空状態でも簡単に開けることができる。
縁部の側壁（２ｂ）の内側に雌ねじ（２ａ）を形成する
ことによりキャップ状の蓋体となるので、内容器（１）
への着脱を容易にすることができる。また、内容器
（１）内部が真空状態でも簡単に開けることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【００１６】図１〜図１９は本発明の一実施形態を示す
ものであって、図１は真空吸引密閉容器の部分縦断面斜
視図、図２は真空吸引密閉容器の構成を示す組み立て縦
断面図、図３は内容器と蓋体の部分縦断面斜視図、図４
はＶ字Ｏリングの縦断面図、図５は逆止弁が閉じた状態
を示す部分拡大縦断面図、図６逆止弁の斜視図、図７は
逆止弁が開いた状態を示す部分拡大縦断面図、図８は内
容器と蓋体と外容器の部分縦断面斜視図、図９は真空吸
引密閉容器の縦断面図、図１０は食品を収納して逆向き
にした真空吸引密閉容器の縦断面図、図１１は外容器を
引き戻した状態を示す逆向きの真空吸引密閉容器の縦断
面図、図１２は外容器を押し込んだ状態を示す逆向きの
真空吸引密閉容器の縦断面図、図１３は内容器に外容器
を螺着した構成例を示す真空吸引密閉容器の縦断面図、
図１４は外容器内に圧縮コイルばねを配置した構成例を
示す真空吸引密閉容器の縦断面図、図１５は切り込みを
設けた逆止弁が閉じた状態を示す部分拡大縦断面図、図
１６は切り込みを設けた逆止弁が開いた状態を示す部分
拡大縦断面図、図１７は逆止弁をワッシャ状の封止材で
密閉する場合の部分拡大縦断面図、図１８は内容器に突
起部を設けた構成例を示す真空吸引密閉容器の縦断面
図、図１９は突起部にパイプを挿入した構成例を示す真
空吸引密閉容器の縦断面図である。
ものであって、図１は真空吸引密閉容器の部分縦断面斜
視図、図２は真空吸引密閉容器の構成を示す組み立て縦
断面図、図３は内容器と蓋体の部分縦断面斜視図、図４
はＶ字Ｏリングの縦断面図、図５は逆止弁が閉じた状態
を示す部分拡大縦断面図、図６逆止弁の斜視図、図７は
逆止弁が開いた状態を示す部分拡大縦断面図、図８は内
容器と蓋体と外容器の部分縦断面斜視図、図９は真空吸
引密閉容器の縦断面図、図１０は食品を収納して逆向き
にした真空吸引密閉容器の縦断面図、図１１は外容器を
引き戻した状態を示す逆向きの真空吸引密閉容器の縦断
面図、図１２は外容器を押し込んだ状態を示す逆向きの
真空吸引密閉容器の縦断面図、図１３は内容器に外容器
を螺着した構成例を示す真空吸引密閉容器の縦断面図、
図１４は外容器内に圧縮コイルばねを配置した構成例を
示す真空吸引密閉容器の縦断面図、図１５は切り込みを
設けた逆止弁が閉じた状態を示す部分拡大縦断面図、図
１６は切り込みを設けた逆止弁が開いた状態を示す部分
拡大縦断面図、図１７は逆止弁をワッシャ状の封止材で
密閉する場合の部分拡大縦断面図、図１８は内容器に突
起部を設けた構成例を示す真空吸引密閉容器の縦断面
図、図１９は突起部にパイプを挿入した構成例を示す真
空吸引密閉容器の縦断面図である。
【００１７】この発明の実施形態の真空吸引密閉容器
は、図１乃至図３に示すように、食品等を入れる内容器
１と蓋体２と外容器３とによって構成される。これらの
内容器１と外容器３と蓋体２は、いずれもプラスチック
の成形品からなるが、金属製やセラミックス製等のある
程度剛性と気密性のあるものであれば、任意の材質のも
のを用いることができる。
は、図１乃至図３に示すように、食品等を入れる内容器
１と蓋体２と外容器３とによって構成される。これらの
内容器１と外容器３と蓋体２は、いずれもプラスチック
の成形品からなるが、金属製やセラミックス製等のある
程度剛性と気密性のあるものであれば、任意の材質のも
のを用いることができる。
【００１８】内容器１は、図３に示すように、底部を有
し上端部が開口されたほぼ円筒形の容器である。この内
容器１は、側壁の外周面の上端部に雄ねじ１ａが形成さ
れると共に、この側壁の外周面の雄ねじ１ａの下方に、
外周側に突出する環状の鍔部１ｂが設けられている。ま
た、この側壁の外周面の雄ねじ１ａには、シ−ルリング
であるＯリング４が外嵌されて鍔部１ｂ上で係止される
ようになっている。この内容器１の側壁の外周面の下部
には、環状の溝が形成され、この溝内に封止材としてＶ
字Ｏリング５が嵌め込まれている。Ｖ字Ｏリング５は、
図４に示すように、断面がＶ字形状であり、このＶ字の
突端が外周側に突出するようになったものである。但
し、封止材としてのＯリングは、必ずしもＶ字形状であ
る必要はない。
し上端部が開口されたほぼ円筒形の容器である。この内
容器１は、側壁の外周面の上端部に雄ねじ１ａが形成さ
れると共に、この側壁の外周面の雄ねじ１ａの下方に、
外周側に突出する環状の鍔部１ｂが設けられている。ま
た、この側壁の外周面の雄ねじ１ａには、シ−ルリング
であるＯリング４が外嵌されて鍔部１ｂ上で係止される
ようになっている。この内容器１の側壁の外周面の下部
には、環状の溝が形成され、この溝内に封止材としてＶ
字Ｏリング５が嵌め込まれている。Ｖ字Ｏリング５は、
図４に示すように、断面がＶ字形状であり、このＶ字の
突端が外周側に突出するようになったものである。但
し、封止材としてのＯリングは、必ずしもＶ字形状であ
る必要はない。
【００１９】上記内容器１の底部には、中央に貫通孔１
ｃが形成されると共に、図５に示すように、この貫通孔
１ｃの下面側の開口部周縁が座グリされて、ここに逆止
弁６が嵌め込まれている。逆止弁６は、図６に示すよう
に、弁体６ｃを弾性のあるゴム等を円板状に成形したも
のであり、一端部が突出して支持部６ａを形成してい
る。そして、この支持部６ａを内容器１の底部の座グリ
部分の縁に設けた穴１ｆに圧入等によって嵌合固定させ
ることにより逆止弁６を支持するようになっている。ま
た、この内容器１の底部の座グリ部分には貫通孔１ｃの
開口部を取り巻くように輪状の溝が形成されて、Ｏリン
グ７が嵌め込まれている。従って、逆止弁６は、内容器
１の内部の空気圧よりも外部の方が高い場合には、図５
に示すように、上面がＯリング７に密着して貫通孔１ｃ
を塞ぎ、内容器１の外部の圧力の方が低くなった場合に
のみ、図７に示すように、円板状の弁体６ｃが下方に撓
んで貫通孔１ｃを開くようになる。なお、この逆止弁６
は、支持部６ａが内容器１の底部の穴１ｆに嵌合固定さ
れているので、内外の圧力が等しくなると、弾性によっ
て円板状の弁体が再び座グリ部分に嵌まり込んで貫通孔
１ｃを塞ぐ。即ち、逆止弁６は、支持部６ａと該支持部
６ａにより弾性支持された弁体６ｃとで構成されてい
る。
ｃが形成されると共に、図５に示すように、この貫通孔
１ｃの下面側の開口部周縁が座グリされて、ここに逆止
弁６が嵌め込まれている。逆止弁６は、図６に示すよう
に、弁体６ｃを弾性のあるゴム等を円板状に成形したも
のであり、一端部が突出して支持部６ａを形成してい
る。そして、この支持部６ａを内容器１の底部の座グリ
部分の縁に設けた穴１ｆに圧入等によって嵌合固定させ
ることにより逆止弁６を支持するようになっている。ま
た、この内容器１の底部の座グリ部分には貫通孔１ｃの
開口部を取り巻くように輪状の溝が形成されて、Ｏリン
グ７が嵌め込まれている。従って、逆止弁６は、内容器
１の内部の空気圧よりも外部の方が高い場合には、図５
に示すように、上面がＯリング７に密着して貫通孔１ｃ
を塞ぎ、内容器１の外部の圧力の方が低くなった場合に
のみ、図７に示すように、円板状の弁体６ｃが下方に撓
んで貫通孔１ｃを開くようになる。なお、この逆止弁６
は、支持部６ａが内容器１の底部の穴１ｆに嵌合固定さ
れているので、内外の圧力が等しくなると、弾性によっ
て円板状の弁体が再び座グリ部分に嵌まり込んで貫通孔
１ｃを塞ぐ。即ち、逆止弁６は、支持部６ａと該支持部
６ａにより弾性支持された弁体６ｃとで構成されてい
る。
【００２０】蓋体２は、図３に示すように、円板状の周
縁部から下方に突出する側壁２ｂを形成したものであ
り、この側壁の内周に雌ねじ２ａが形成されている。こ
の蓋体２は、図８に示すように、雌ねじ２ａを内容器１
の雄ねじ１ａにねじ込み締め付ける（螺着する）ことに
よって装着し、この際に側壁の下端面でシ−ルリングの
Ｏリング４を内容器１の鍔部１ｂに押圧することによ
り、この内容器１の内部を密閉する。
縁部から下方に突出する側壁２ｂを形成したものであ
り、この側壁の内周に雌ねじ２ａが形成されている。こ
の蓋体２は、図８に示すように、雌ねじ２ａを内容器１
の雄ねじ１ａにねじ込み締め付ける（螺着する）ことに
よって装着し、この際に側壁の下端面でシ−ルリングの
Ｏリング４を内容器１の鍔部１ｂに押圧することによ
り、この内容器１の内部を密閉する。
【００２１】外容器３は、内容器１と同様に、底部を有
し上端部が開口されたほぼ円筒形の容器であり、この底
部には、中央に貫通孔３ａが形成されると共に、貫通孔
３ａの下面側の開口部周縁の座グリ部分に上記逆止弁６
と同様の構成の逆止弁８が嵌め込まれている。ただし、
この外容器３は、内筒部の径が内容器１の側壁の外周の
径よりも少し大きく形成されている。また、この外容器
３の側壁の下端には、外周側に突出する環状の鍔部３ｂ
が設けられている。この外容器３の内筒部には、図１及
び図９に示すように、内容器１の鍔部１ｂより下方を挿
入する。この際、外容器３と内容器１は上下方向に摺動
自在になると共に、封止材のＶ字Ｏリング５の突端が外
容器３の側壁の内周面に圧接されるので、これら外容器
３と内容器１との間を気密状態とすることができる。
尚、説明の便宜上逆止弁６を第２の逆止弁とし、逆止弁
８を第１の逆止弁とする。
し上端部が開口されたほぼ円筒形の容器であり、この底
部には、中央に貫通孔３ａが形成されると共に、貫通孔
３ａの下面側の開口部周縁の座グリ部分に上記逆止弁６
と同様の構成の逆止弁８が嵌め込まれている。ただし、
この外容器３は、内筒部の径が内容器１の側壁の外周の
径よりも少し大きく形成されている。また、この外容器
３の側壁の下端には、外周側に突出する環状の鍔部３ｂ
が設けられている。この外容器３の内筒部には、図１及
び図９に示すように、内容器１の鍔部１ｂより下方を挿
入する。この際、外容器３と内容器１は上下方向に摺動
自在になると共に、封止材のＶ字Ｏリング５の突端が外
容器３の側壁の内周面に圧接されるので、これら外容器
３と内容器１との間を気密状態とすることができる。
尚、説明の便宜上逆止弁６を第２の逆止弁とし、逆止弁
８を第１の逆止弁とする。
【００２２】上記構成の真空吸引密閉容器は、図１０に
示すように、内容器１の内部に例えば食品Ａを収納して
蓋体２を螺着し外容器３に挿入すると、真空吸引密閉容
器の上下を逆にする。この状態で、内容器１と外容器３
をそれぞれ左右の手で持ち、まず外容器３だけを引き戻
すと、図１１に示すように、外容器３の内部の圧力が低
くなるので、内容器１の第２の逆止弁６が開いて、この
内容器１の内部に残った空気が外容器３に移動する。次
に、外容器３を押し込むと、図１２に示すように、外容
器３の内部の圧力が高くなるので、この外容器３の第１
の逆止弁８が開いて内部の空気が外部に排出される。そ
して、この外容器３の押し引きの動作を繰り返すことに
より、これが吸引ポンプとして働いて、内容器１の内部
の空気を順次排出することができる。また、これによっ
て内容器１の内部の圧力が低下すると、逆止弁６，８が
外部の大気の侵入を確実に防止する。なお、この外容器
３の引き戻し動作の際には、内容器１の鍔部１ｂと外容
器３の鍔部３ｂがそれぞれ左右の手の指の掛かりとなる
ので、作業をやり易くすることができる。外容器３の鍔
部３ｂは、このために設けられている。
示すように、内容器１の内部に例えば食品Ａを収納して
蓋体２を螺着し外容器３に挿入すると、真空吸引密閉容
器の上下を逆にする。この状態で、内容器１と外容器３
をそれぞれ左右の手で持ち、まず外容器３だけを引き戻
すと、図１１に示すように、外容器３の内部の圧力が低
くなるので、内容器１の第２の逆止弁６が開いて、この
内容器１の内部に残った空気が外容器３に移動する。次
に、外容器３を押し込むと、図１２に示すように、外容
器３の内部の圧力が高くなるので、この外容器３の第１
の逆止弁８が開いて内部の空気が外部に排出される。そ
して、この外容器３の押し引きの動作を繰り返すことに
より、これが吸引ポンプとして働いて、内容器１の内部
の空気を順次排出することができる。また、これによっ
て内容器１の内部の圧力が低下すると、逆止弁６，８が
外部の大気の侵入を確実に防止する。なお、この外容器
３の引き戻し動作の際には、内容器１の鍔部１ｂと外容
器３の鍔部３ｂがそれぞれ左右の手の指の掛かりとなる
ので、作業をやり易くすることができる。外容器３の鍔
部３ｂは、このために設けられている。
【００２３】上記真空吸引密閉容器から食品Ａを取り出
す場合には、蓋体２を回してねじを緩め内容器１から取
り外せばよい。また、内容器１の内部圧力が低いために
蓋体２が回り難くなる場合には、この内容器１に内部圧
力を大気圧に開放するための開放弁を設けておけばよ
い。
す場合には、蓋体２を回してねじを緩め内容器１から取
り外せばよい。また、内容器１の内部圧力が低いために
蓋体２が回り難くなる場合には、この内容器１に内部圧
力を大気圧に開放するための開放弁を設けておけばよ
い。
【００２４】この結果、本実施形態の真空吸引密閉容器
によれば、食品Ａを収納した内容器１の内部を真空（減
圧）状態にしてこれを維持できるので、この食品Ａが外
気や収納に内容器１の内部に残った空気に触れることが
なくなり、保存性を高めることができる。しかも、この
真空吸引密閉容器は、外容器３による吸引ポンプが内容
器１と一体化されるので、保存の際に邪魔になったり、
別の食品Ａを入れ替える際に、この吸引ポンプが見当た
らなくなって探す手間を省くこともできる。
によれば、食品Ａを収納した内容器１の内部を真空（減
圧）状態にしてこれを維持できるので、この食品Ａが外
気や収納に内容器１の内部に残った空気に触れることが
なくなり、保存性を高めることができる。しかも、この
真空吸引密閉容器は、外容器３による吸引ポンプが内容
器１と一体化されるので、保存の際に邪魔になったり、
別の食品Ａを入れ替える際に、この吸引ポンプが見当た
らなくなって探す手間を省くこともできる。
【００２５】なお、図１３に示すように、内容器１の側
壁の外周面における鍔部１ｂの下方にも雄ねじ１ｄを形
成すると共に、外容器３の側壁の上端部の内周面に雌ね
じ３ｃを形成しておけば、この外容器３を押し込んで回
転させることにより、この雄ねじ１ｄに雌ねじ３ｃを螺
着した状態で固定することができ、真空吸引密閉容器の
保管時や食品Ａの保存時に外容器３を内容器１と完全に
一体化させることができる。
壁の外周面における鍔部１ｂの下方にも雄ねじ１ｄを形
成すると共に、外容器３の側壁の上端部の内周面に雌ね
じ３ｃを形成しておけば、この外容器３を押し込んで回
転させることにより、この雄ねじ１ｄに雌ねじ３ｃを螺
着した状態で固定することができ、真空吸引密閉容器の
保管時や食品Ａの保存時に外容器３を内容器１と完全に
一体化させることができる。
【００２６】また、外容器３は、押し込み動作に要する
力は常にほぼ一定であるが、内容器１の内部の圧力が低
下すると、引き戻し動作に特に強い力が必要になる。こ
のため、図１４に示すように、外容器３の内部に圧縮コ
イルばね９を配置したり、その他の付勢手段を用いて、
外容器３の引き戻し動作を補助するようにすれば吸引排
気動作を効果的に行うことができる。
力は常にほぼ一定であるが、内容器１の内部の圧力が低
下すると、引き戻し動作に特に強い力が必要になる。こ
のため、図１４に示すように、外容器３の内部に圧縮コ
イルばね９を配置したり、その他の付勢手段を用いて、
外容器３の引き戻し動作を補助するようにすれば吸引排
気動作を効果的に行うことができる。
【００２７】さらに、上記実施形態では、第２の逆止弁
６（逆止弁８も同じ）の支持部６ａが円板状の弁体６ｃ
と底面側でのみ繋がるようなものを用いたが、図１５に
示すように、円板状の弁体と支持部６ａとの間に底面側
から切り込み６ｂを設け、図１６に示すように、この切
り込み６ｂの部分で撓んで円板状の弁体が開くようにし
たものを用いることもできる。また、上記実施形態で
は、第２の逆止弁６（逆止弁８も同じ）の円板状の弁体
をＯリング７に密着させて貫通孔１ｃを塞いだが、図１
７に示すように、ゴム等からなるワッシャ（環状の板）
状の封止材１０を固着しておいてもよい。さらに、これ
らの逆止弁６，８は、ばね等の弾性体がボール状等の弁
体を付勢して貫通孔１ｃを塞ぐようにしたもの等、任意
の構造の逆止弁を用いることができる。
６（逆止弁８も同じ）の支持部６ａが円板状の弁体６ｃ
と底面側でのみ繋がるようなものを用いたが、図１５に
示すように、円板状の弁体と支持部６ａとの間に底面側
から切り込み６ｂを設け、図１６に示すように、この切
り込み６ｂの部分で撓んで円板状の弁体が開くようにし
たものを用いることもできる。また、上記実施形態で
は、第２の逆止弁６（逆止弁８も同じ）の円板状の弁体
をＯリング７に密着させて貫通孔１ｃを塞いだが、図１
７に示すように、ゴム等からなるワッシャ（環状の板）
状の封止材１０を固着しておいてもよい。さらに、これ
らの逆止弁６，８は、ばね等の弾性体がボール状等の弁
体を付勢して貫通孔１ｃを塞ぐようにしたもの等、任意
の構造の逆止弁を用いることができる。
【００２８】さらに、内容器１は、図１８に示すよう
に、底部における貫通孔１ｃの上面側の開口部周縁を上
方に突出させて突起部１ｅを形成することもできる。こ
の突起部１ｅは、食品Ａが汁の出るようなものである場
合に、収納時にこの汁が貫通孔１ｃを通って外部に漏れ
出すのを防ぐためのものである。また、図１９に示すよ
うに、この突起部１ｅの貫通孔１ｃ内にパイプ１１を上
下動自在に挿入しておけば、液体状の食品Ａを収納した
場合にも、この液体が貫通孔１ｃを通って外部に漏れ出
すのを防ぐことができる。なお、内容器１の底板には突
起部１ｅを設けずに貫通孔１ｃにパイプ１１を圧入嵌合
するようにしてもよい。さらに、このような突起部１ｅ
を設けない場合には、内容器１内に図示しない円板状の
底板を挿入しておいて、この上に食品Ａを載置して収納
するようにしてもよい。この底板は、空気を通すように
微細な孔を多数形成しておく。また、このような底板に
代えて、貫通孔１ｃの上面側の開口部周縁をネットで覆
うようにしてもよい。
に、底部における貫通孔１ｃの上面側の開口部周縁を上
方に突出させて突起部１ｅを形成することもできる。こ
の突起部１ｅは、食品Ａが汁の出るようなものである場
合に、収納時にこの汁が貫通孔１ｃを通って外部に漏れ
出すのを防ぐためのものである。また、図１９に示すよ
うに、この突起部１ｅの貫通孔１ｃ内にパイプ１１を上
下動自在に挿入しておけば、液体状の食品Ａを収納した
場合にも、この液体が貫通孔１ｃを通って外部に漏れ出
すのを防ぐことができる。なお、内容器１の底板には突
起部１ｅを設けずに貫通孔１ｃにパイプ１１を圧入嵌合
するようにしてもよい。さらに、このような突起部１ｅ
を設けない場合には、内容器１内に図示しない円板状の
底板を挿入しておいて、この上に食品Ａを載置して収納
するようにしてもよい。この底板は、空気を通すように
微細な孔を多数形成しておく。また、このような底板に
代えて、貫通孔１ｃの上面側の開口部周縁をネットで覆
うようにしてもよい。
【００２９】さらに、上記実施形態では、内容器１の側
壁の外周に封止材のＶ字Ｏリング５を１本だけ配置した
が、２本以上を間隔を開けて配置すれば、外容器３の押
し引き動作をより円滑に行えるようにすることもでき
る。また、封止材としてはこのＶ字Ｏリング５に代え
て、通常の断面円形のＯリングやその他の封止材を用い
ることもできる。そして封止材５と外容器３との摺動が
悪い場合には、グリ−ス等の潤滑剤を用いれば滑らかな
摺動と密封性を確保することができる。
壁の外周に封止材のＶ字Ｏリング５を１本だけ配置した
が、２本以上を間隔を開けて配置すれば、外容器３の押
し引き動作をより円滑に行えるようにすることもでき
る。また、封止材としてはこのＶ字Ｏリング５に代え
て、通常の断面円形のＯリングやその他の封止材を用い
ることもできる。そして封止材５と外容器３との摺動が
悪い場合には、グリ−ス等の潤滑剤を用いれば滑らかな
摺動と密封性を確保することができる。
【００３０】さらに、上記実施形態では、内容器１に雄
ねじ１ａを形成し、蓋体２に雌ねじ２ａを形成したが、
内容器１に雌ねじを形成し、円板状の蓋体２に雄ねじを
形成することもできる。また、シ−ルリングのＯリング
４も、内容器１の側壁の上端面で蓋体２に押圧するよう
にしてもよいし、Ｏリング４以外の任意の封止材を用い
てもよい。さらに、この蓋体２は、螺着ではなく、Ｏリ
ング等の封止材を介して、係止具等で固定するようにし
てもよい。
ねじ１ａを形成し、蓋体２に雌ねじ２ａを形成したが、
内容器１に雌ねじを形成し、円板状の蓋体２に雄ねじを
形成することもできる。また、シ−ルリングのＯリング
４も、内容器１の側壁の上端面で蓋体２に押圧するよう
にしてもよいし、Ｏリング４以外の任意の封止材を用い
てもよい。さらに、この蓋体２は、螺着ではなく、Ｏリ
ング等の封止材を介して、係止具等で固定するようにし
てもよい。
【００３１】また、この実施の形態では、内容器１と外
容器３と蓋体２等は円筒状のものである場合について説
明したが、ねじによる螺合部を設けないものであれば、
内容器１と外容器３と蓋体２等は、多角形状のもの、或
いは楕円状のものであってもよい。
容器３と蓋体２等は円筒状のものである場合について説
明したが、ねじによる螺合部を設けないものであれば、
内容器１と外容器３と蓋体２等は、多角形状のもの、或
いは楕円状のものであってもよい。
【００３２】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の真空吸引密閉容器によれば、内容器に蓋体を装着する
ことにより、内容器内部を密閉し、外容器を押し引きす
ることにより内容器内部に残った空気を外部に排出でき
るので、この内容器に収納した食品の保存性を高めるこ
とができるようになる。また、製作コストも低減するこ
とができる。
の真空吸引密閉容器によれば、内容器に蓋体を装着する
ことにより、内容器内部を密閉し、外容器を押し引きす
ることにより内容器内部に残った空気を外部に排出でき
るので、この内容器に収納した食品の保存性を高めるこ
とができるようになる。また、製作コストも低減するこ
とができる。
【図１】本発明の一実施形態を示すものであって、真空
吸引密閉容器の部分縦断面斜視図である。
吸引密閉容器の部分縦断面斜視図である。
【図２】本発明の一実施形態を示すものであって、真空
吸引密閉容器の構成を示す組み立て縦断面図である。
吸引密閉容器の構成を示す組み立て縦断面図である。
【図３】本発明の一実施形態を示すものであって、内容
器と蓋体の部分縦断面斜視図である。
器と蓋体の部分縦断面斜視図である。
【図４】本発明の一実施形態を示すものであって、Ｖ字
Ｏリングの縦断面図である。
Ｏリングの縦断面図である。
【図５】本発明の一実施形態を示すものであって、逆止
弁が閉じた状態を示す部分拡大縦断面図、
弁が閉じた状態を示す部分拡大縦断面図、
【図６】逆止弁の斜視図である。
【図７】本発明の一実施形態を示すものであって、逆止
弁が開いた状態を示す部分拡大縦断面図である。
弁が開いた状態を示す部分拡大縦断面図である。
【図８】本発明の一実施形態を示すものであって、内容
器と蓋体と外容器の部分縦断面斜視図である。
器と蓋体と外容器の部分縦断面斜視図である。
【図９】本発明の一実施形態を示すものであって、真空
吸引密閉容器の縦断面図である。
吸引密閉容器の縦断面図である。
【図１０】本発明の一実施形態を示すものであって、食
品を収納して逆向きにした真空吸引密閉容器の縦断面図
である。
品を収納して逆向きにした真空吸引密閉容器の縦断面図
である。
【図１１】本発明の一実施形態を示すものであって、外
容器を引き戻した状態を示す逆向きの真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
容器を引き戻した状態を示す逆向きの真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
【図１２】本発明の一実施形態を示すものであって、外
容器を押し込んだ状態を示す逆向きの真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
容器を押し込んだ状態を示す逆向きの真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
【図１３】本発明の一実施形態を示すものであって、内
容器に外容器を螺着した構成例を示す真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
容器に外容器を螺着した構成例を示す真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
【図１４】本発明の一実施形態を示すものであって、外
容器内に圧縮コイルばねを配置した構成例を示す真空吸
引密閉容器の縦断面図である。
容器内に圧縮コイルばねを配置した構成例を示す真空吸
引密閉容器の縦断面図である。
【図１５】本発明の一実施形態を示すものであって、切
り込みを設けた逆止弁が閉じた状態を示す部分拡大縦断
面図である。
り込みを設けた逆止弁が閉じた状態を示す部分拡大縦断
面図である。
【図１６】本発明の一実施形態を示すものであって、切
り込みを設けた逆止弁が開いた状態を示す部分拡大縦断
面図である。
り込みを設けた逆止弁が開いた状態を示す部分拡大縦断
面図である。
【図１７】本発明の一実施形態を示すものであって、逆
止弁をワッシャ状の封止材で密閉する場合の部分拡大縦
断面図である。
止弁をワッシャ状の封止材で密閉する場合の部分拡大縦
断面図である。
【図１８】本発明の一実施形態を示すものであって、内
容器に突起部を設けた構成例を示す真空吸引密閉容器の
縦断面図である。
容器に突起部を設けた構成例を示す真空吸引密閉容器の
縦断面図である。
【図１９】本発明の一実施形態を示すものであって、突
起部にパイプを挿入した構成例を示す真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
起部にパイプを挿入した構成例を示す真空吸引密閉容器
の縦断面図である。
１ 内容器 １ａ 雄ねじ １ｂ 鍔部 １ｃ 貫通孔 ２ 蓋体 ２ａ 雌ねじ ３ 外容器 ３ａ 貫通孔 ４ シ−ルリング（Ｏリング） ５ 封止材（Ｖ字Ｏリング） ６ 逆止弁 ８ 逆止弁 ９ コイルばね
Claims (5)
- 【請求項１】 外部への排気のみが可能な第１の逆止弁
を設けた底部を有する筒状の外容器の内筒部に、外部へ
の排気のみが可能な第２の逆止弁を設けた底部を有する
筒状の内容器を摺接可能な封止材を介して気密状態で摺
動自在に挿入すると共に、 この内容器の筒状の上端開口部に封止材を介して蓋体を
装着し密閉したことを特徴とする真空吸引密閉容器。 - 【請求項２】 前記逆止弁が、底部に設けた貫通孔を塞
ぐ側に移動可能な弁体と、この弁体を開放する側に付勢
する付勢手段とからなることを特徴とする請求項１に記
載の真空吸引密閉容器。 - 【請求項３】 前記摺接可能な封止材が、断面Ｖ字形状
のＯリングであり、内容器の筒状の側壁の外周に環状に
形成された溝内に嵌め込まれて、外周側に突出する周縁
部を外容器の筒状の側壁の内周面に圧接させるようにし
たものであることを特徴とする請求項１又は請求項２に
記載の真空吸引密閉容器。 - 【請求項４】 前記蓋体が、内容器の筒状の上端部に封
止材を介して螺着することにより、この内容器の上端開
口部を密閉したものであることを特徴とする請求項１乃
至請求項３のいずれかに記載の真空吸引密閉容器。 - 【請求項５】 前記内容器の筒状の側壁の上端部外周に
雄ねじが形成されると共に、この側壁の上端部外周の雄
ねじの下方に外周側に突出する環状の鍔部が設けられ、
前記蓋体の周縁部から下方に突出する側壁の内周に雌ね
じが形成され、この内容器の雄ねじに蓋体の雌ねじを螺
着して、蓋体の側壁の下端と内容器の鍔部との間に配置
したシ−ルリングを押圧することにより、内容器の上端
開口部を密閉したことを特徴とする請求項４に記載の真
空吸引密閉容器。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004326A JP2991429B1 (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 真空吸引密閉容器 |
| US09/477,421 US6264054B1 (en) | 1999-01-11 | 2000-01-04 | Vacuum airtight container |
| DE60012998T DE60012998T2 (de) | 1999-01-11 | 2000-01-11 | Luftdichter Vakuumbehälter |
| EP00300128A EP1020371B1 (en) | 1999-01-11 | 2000-01-11 | Vacuum airtight container |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11004326A JP2991429B1 (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 真空吸引密閉容器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2991429B1 true JP2991429B1 (ja) | 1999-12-20 |
| JP2000203648A JP2000203648A (ja) | 2000-07-25 |
Family
ID=11581339
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11004326A Expired - Lifetime JP2991429B1 (ja) | 1999-01-11 | 1999-01-11 | 真空吸引密閉容器 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6264054B1 (ja) |
| EP (1) | EP1020371B1 (ja) |
| JP (1) | JP2991429B1 (ja) |
| DE (1) | DE60012998T2 (ja) |
Families Citing this family (44)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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