JP2990114B2 - 機能性パネル - Google Patents

機能性パネル

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JP2990114B2
JP2990114B2 JP9176408A JP17640897A JP2990114B2 JP 2990114 B2 JP2990114 B2 JP 2990114B2 JP 9176408 A JP9176408 A JP 9176408A JP 17640897 A JP17640897 A JP 17640897A JP 2990114 B2 JP2990114 B2 JP 2990114B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物における風
呂場、トイレ等の壁や天井等に内装されて防音(遮
音)、結露防止および湿度調整の3機能が同時に発揮さ
れる機能性パネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物の壁面、床面または天井自
体の建築用板材としては、表板および裏板を、その間を
一以上の区画に区分した枠体を介して接合固定し、各区
画に木炭粉粒、竹炭粉粒、椰子殻活性炭の粉粒を混合し
た粉粒体である脱臭剤および湿度調整剤を主成分とする
環境調整剤を装入し、更に表板には表裏貫通する多数の
通気口を明けた建築用板材が知られている(例えば、特
開平5−248032号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の建築用板材は、これ自体を壁面材、床面材等の全部
または一部とするものであって、壁、床、天井等の中に
設ける板材ではなく、かつその機能も脱臭および湿度調
整機能のみに止まり、防音(遮音)機能、結露防止機能
は有しないものである。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、その目的とするところは、建築物の壁、天井等
の表裏面をそのままとした状態で壁、天井等の中に設け
ることにより、室内の防音(遮音)、結露防止および相
対湿度を60%に近い値に保持する湿度調整機能を有し
て室内環境を良好に保持し得る機能性パネルを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
は、主体となるプラスチックダンボール等のプラスチッ
ク構造材と、該プラスチック構造材の一方のパネル面に
接着剤を介して接着された防音性鉛シート部材と、前記
プラスチック構造材の他方のパネル面に接着剤を介して
接着された吸湿・調湿性シート部材とを含み、前記吸湿
・調湿性シート部材は、前記プラスチック構造材の他方
のパネル面との接着側となるクラフト紙等のシート主体
上に、相対湿度が60%以上になると大気中の湿気を吸
い始め、相対湿度が60%以下になると吸収した湿気を
放出して相対湿度を60%に近い値に保持するという湿
度調整機能を有する高分子粒子とホットメルト粉末との
混合層を介して吸湿性不織布が一体的に熱接着されてな
る構成を特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明に係る機能性パネルの
一例での平面図、図2は図1の2−2線に沿った部分的
拡大断面図、図3は図1の3−3線に沿った部分的拡大
断面図で、これら図において、本機能性パネルは、主体
となるプラスチックダンボール等のプラスチック構造材
と、防音(遮音)性シート部材および吸湿・調湿性シー
ト部材とを含んでいる。
【0007】主体となるプラスチックダンボール等のプ
ラスチック構造材10は、一方のパネル面部11と他方
のパネル面部12および多数の仕切パネル部13とで一
定方向に等間隔で多数の両端開口の中空状部14が押し
出し成型により一体成型されたもので、樹脂材として
は、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネイ
ト、ABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン)系樹脂等が挙げられる。このように構成されたプラ
スチック構造材10は、それ自体で冷気域(Cold
Zone)を小さくして結露を防止する効果がある。例
えば新幹線等の交通車両の窓側が寒く感じることはそこ
に冷気域(Cold Zone)があるからであって、
これは外気と接する建築物の壁等においても同様であ
る。プラスチック構造材10は、このような冷気域(C
old Zone)を小さくする効果があり、冷気帯
(Cold Zone)が小さくなるということは寒く
なくなることであって、結露が防止されることになる。
冷気域(Cold Zone)は、プラスチック構造材
10の厚みDが厚ければ厚い程、中空状部14内の空気
が動かないため、冷気域(Cold Zone)は小さ
くなって結露防止効果は顕著となる。
【0008】プラスチック構造材10における一方のパ
ネル面部11の全面にはアクリル系の硬化性接着剤15
を介して防音性鉛シート部材16が接着されている。該
鉛シート部材16は、鉛(Ag)が薄いシート状とされ
たものであって、該鉛シート部材16は、80ホーンの
騒音が約40ホーンに下がる程の防音効果或いは遮音効
果を有している。
【0009】プラスチック構造体10における他方のパ
ネル面部12の全面には接着剤17を介して吸湿・調湿
性シート部材18が接着されている。該吸湿・調湿性シ
ート部材18は、クラフト紙等のシート主体19上に高
分子粒子20とホットメルト粉末21との混合層22を
介して不織布23が一体的に熱接着されて構成されてい
る。高分子粒子20は、相対湿度が60%以上になると
大気中の湿気を吸い始め、相対湿度が60%以下になっ
てくると吸収した湿気を放出して相対湿度を60%に近
似した値に保持するという湿度調節機能をもった吸湿、
調湿、吸水性の呼吸作用を有する高分子粒子であり、ま
た、ホットメルト粉末21は、融点が約100℃以上の
樹脂性ホットメルト粉末である。不織布23は、純パル
プ紙の無数の毛を電気収集してシート状にした吸湿性の
高い不織布である。
【0010】本発明に係る機能性パネルは上記の構成で
あるから、これを例えば、図4に示されているように、
建築物の壁100における外側(外気側)壁面部101
と内側(室内側)壁面部102との空間部103に、防
音性鉛シート部材16側を外側(外気側)壁面部101
に向けた状態で取り付け、壁の内装構造材として用いれ
ば、防音性鉛シート部材16によって防音(遮音)効果
が得られるとともに、プラスチック構造材10により冷
気域(Cold Zone)が小さくなって結露が防止
され 、更に吸湿・調湿性シート部材18により室内側
の相対湿度が60%以上になると湿気を吸い始め、相対
湿度が60%以下になって室内側が乾燥してくると、吸
収した湿気を放出して相対湿度を60%に近い値に保持
して室内の湿度調節がなされるために、防カビ効果とと
もに構造物の長寿命化が図られる。
【0011】
【発明の効果】しかして、本発明よれば、これを建築
物の壁、天井等の構造体に内装すれば、室内の防音(遮
音)効果と結露防止効果および湿度調整効果が同時に得
られ、室内等の環境向上に寄与し得ること顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る機能性パネルの一例での平面図で
ある。
【図2】図1の2−2線に沿った部分的拡大断面図であ
る。
【図3】図1の3−3線に沿った部分的拡大断面図であ
る。
【図4】使用状態の一例を示す部分的拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 プラスチック構造材 11 一方のパネル面部 12 他方のパネル面部 13 仕切パネル部 14 中空状部 15、17 接着剤 16 防音性鉛シート部材 18 吸湿・調湿性シート部材 19 シート主体 20 高分子粒子 21 ホットメルト粉末 22 混合層 23 吸湿性不織布

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主体となるプラスチックダンボール等の
    プラスチック構造材と、 該プラスチック構造材の一方のパネル面に接着剤を介し
    て接着された防音性鉛シート部材と、 前記プラスチック構造材の他方のパネル面に接着剤を介
    して接着された吸湿・調湿性シート部材とを含み、 前記吸湿・調湿性シート部材は前記プラスチック構造材
    の他方のパネル面との接着側となるクラフト紙等のシー
    ト主体上に、相対湿度が60%以上になると大気中の湿
    気を吸い始め、相対湿度が60%以下になると吸収した
    湿気を放出して相対湿度を60%に近い値に保持すると
    いう湿度調整機能を有する高分子粒子とホットメルト粉
    末との混合層を介して吸湿性不織布が一体的に熱接着さ
    れてなる構成を特徴とする機能性パネル。
JP9176408A 1997-06-17 1997-06-17 機能性パネル Expired - Fee Related JP2990114B2 (ja)

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US7604095B2 (en) * 2006-06-01 2009-10-20 General Electric Company Thermal-acoustic enclosure

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