JP2989994B2 - ホイールローダのキャビン - Google Patents

ホイールローダのキャビン

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JP2989994B2 JP5141848A JP14184893A JP2989994B2 JP 2989994 B2 JP2989994 B2 JP 2989994B2 JP 5141848 A JP5141848 A JP 5141848A JP 14184893 A JP14184893 A JP 14184893A JP 2989994 B2 JP2989994 B2 JP 2989994B2
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誠二 西原
孝司 越智
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホイールローダに関する
ものであり、特に、ホイールローダに蓋装されるキャビ
ンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のホイールローダ1を示した
ものであり、該ホイールローダ1はバケット2及びアー
ム3等の建設機械を備えた前機体4と、エンジン(図示
せず)等の機関部及びステアリング5や操作レバー6等
の操作機構部を搭載した後機体7とに二分割されてい
る。前機体4の後部中央にブラケット8を設けるととも
に、後機体7の前部中央に連結部9を突設し、前記ブラ
ケット8と連結部9とをピン結合して前機体4と後機体
7を連結してある。
【0003】また、機関部の上部にボンネットフード1
0を開閉自在に蓋装し、ボンネットフード10の上部に
シート11を取り付ける。更に、後機体7の前部にフロ
ントフード12を設けて計器パネルやペダルを被蔽し、
後機体7の後部左右にリヤフェンダ13,13を設け
る。そして、オペレータは後機体7のシート11に座
し、ステアリング5を操作して前機体4を左右へ回向
し、操作レバー6によってバケット2及びアーム3を操
作する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のホイールローダ
1は、前述したように後機体7のシート11にオペレー
タが座して種々の操作を行うが、後機体7には屋根やフ
ロントガラス等は装着されていない。従って、雨天に於
ける作業ではオペレータに直接雨水が掛かり、オペレー
タの全身が濡れてしまう。また、厳寒期に於ける作業で
は、寒さによってオペレータが十分な運転操作能力を発
揮できないことがあり、悪天候の下での作業条件が良好
ではなかった。
【0005】ホイールローダの後機体を、予めキャビン
付きの構成にすることも考えられるが、後機体の構成を
大幅に変更することになる。このため、キャビン付きの
ホイールローダとキャビンなしのホイールローダの二種
類を制作しなければならず、制作コストが上昇するとい
う欠陥がある。そこで、従来のキャビンなしのホイール
ローダを使用しつつ、後機体へキャビンを後付けして運
転席を被蔽できるようにするために解決すべき技術的課
題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解決する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を解決
するために提案されたものであり、バケット及びアーム
等の建設機械を備えた前機体と、機関部及び操作機構部
を搭載した後機体とに二分割され、前機体と後機体とを
ピン結合するとともに、ステアリング機構と油圧シリン
ダとを連動させて前機体を左右へ回向自在にしたホイー
ルローダに於いて、前記ホイールローダの後機体に蓋装
されるキャビンであって、該キャビンの前部両側に前支
枠を立設して前支枠間の前面にフロントガラスを設け、
キャビンの左右両側面に側方支枠を立設して前記前支枠
と側方支枠間にドアを設け、キャビンの後部両側に後支
枠を立設して後支枠の下端部と前記側方支枠の下端部間
に取付板を固着し、更に、前記ホイールローダの後機体
に取り付けたフロントフードの左右両側に前支柱を立設
し、後機体の後部左右に設けたリヤフェンダ内に後支柱
を設け、前記キャビンの前支枠の下端部をホイールロー
ダの前支柱の上端部へ載置して締着するとともに、左右
の取付板をホイールローダのリヤフェンダを介して後支
柱の上端部へ載置して締着し、更に、該キャビンの前面
下縁部とホイールローダのフロントフード間に弾性部材
を介装したホイールローダのキャビンを提供するもので
ある。
【0007】
【作用】ホイールローダにキャビンを後付けするに当っ
ては、キャビンの前支枠と後部左右の取付板とのピッチ
に合せて、ホイールローダの後機体のフロントフード左
右両側に前支柱を立設し、後機体の後部左右のリヤフェ
ンダ内に後支柱を取り付ける。
【0008】そして、前記前支枠の下端部をホイールロ
ーダの前支柱の上端部へ載置するとともに、キャビン後
部の取付板をホイールローダのリヤフェンダを介して後
支柱の上端部へ載置し、前支柱及び後支柱へ夫々ボルト
にて締着する。キャビンの前面下縁部とホイールローダ
のフロントフード間に弾性部材を介装し、該キャビンを
弾性支持して後機体の振動を吸収させる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に従
って詳述する。尚、説明の都合上、従来技術と同一の構
成部分には同一符号を付して説明は省略する。図1はホ
イールローダ1を示したものであり、後機体7にキャビ
ン14が蓋装されている。後機体7は図5に示した従来
のものと同一構成であるが、フロントフード12の左右
内側部に幅広の前支柱15,15を立設し、新たに左右
のリヤフェンダ13,13内に後支柱16,16を固設
する。
【0010】図1に示すようにキャビン14の左右両側
には前支枠17,17、側方支枠18,18、後支枠1
9,19が立設され、左右の前支枠17,17間の前面
にフロントガラス20を設け、左右の前支枠17,17
と側方支枠18,18間に夫々ドア21,21を設け
る。前支枠17,17の下端部は前支柱15,15の上
端部に載置され、ボルトにて締着してある。また、側方
支枠18,18の下端部と後支枠19,19の下端部間
に取付板22,22を固着し、左右の取付板22,22
はリヤフェンダ13,13を介して後支柱16,16の
上端部に載置され、ボルトにて締着してある。
【0011】キャビン14の前面下縁部と後機体7のフ
ロントフード12との間にゴム等の弾性部材23を介装
するとともに、前記取付板22の下面にも弾性部材24
を介装し、後機体7の振動を吸収してキャビン14への
伝達を防止してある。左右のドア21,21はヒンジ2
5,25にて側方支枠18,18部位に取り付けられて
いる。ドア21の外側面の略中央部にヒッチ26を設け
るとともにキャビン14の側面後部に係止部27を設
け、ドア21を開放したときに前記ヒッチ26が係止部
27へ圧接して係止され、ドア21が開放状態で固定さ
れるように形成してある。
【0012】また、該ドア21は幅広に形成されている
ため、図2に示すように該ドア21が開放された状態で
は、ボンネットフード10の側部まで露出する。ボンネ
ットフード10の前部にはエアクリーナ28や操作レバ
ー6のリンクが内蔵され、定期的に点検作業が必要であ
る。同図の二点鎖線で示すように、リヤ窓29を後方へ
開放した後にボンネットフード10を上方へ跳ね上げれ
ば、ドア21が開放された乗降口部位でエアクリーナ2
8等の点検作業を行うことができる。
【0013】図3はキャビン14の背面を示し、ヒンジ
30,30によりリヤ窓29を開閉自在に蝶着してあ
る。ヒンジ30,30の一端部にはヒッチ31,31を
突設してあり、該ヒンジ30,30の一端部をリヤ窓2
9の上端部に固着してある。而して、キャビン14の背
面にリヤ窓29を組み付ける際には、クレーンのフック
を前記ヒッチ31,31に係止してリヤ窓29を吊り上
げれば、リヤ窓29の組み付け作業を軽減できる。更
に、リヤ窓29をキャビン14へ組み付けた後は、キャ
ビン14をホイールローダ1の後機体7へ載置する際の
後部吊りヒッチとして使用する。
【0014】また、キャビン14の背面開口縁部にはゴ
ムシール32を取り付けてあるが、後支枠19,19に
沿った左右のゴムシールの下端部位32a,32aはリ
ヤ窓29の下部側へ湾曲してある。図4に示すように、
リヤ窓29の下縁部内側に設けたゴムシール33は、ボ
ンネットフード10の形状に沿って湾曲し、リヤフェン
ダ13上で水平部33aが形成され、後支枠19の下端
部に至っている。従って、前記後支枠19に取り付けた
ゴムシール32の下端部32aと、リヤ窓29に取り付
けたゴムシール33の水平部33aとが重なり、リヤ窓
29を閉止したときに雨水等がキャビン14の内側へ滲
出するのを防止できる。
【0015】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0016】
【発明の効果】本発明は上記一実施例に詳述したよう
に、従来のホイールローダを設計変更してキャビン付き
のホイールローダを別個に制作することなく、従来のキ
ャビンなしのホイールローダを使用しつつ、後機体にキ
ャビンを後付けすることができる。このため、キャビン
付とキャビンなしの二種類のホイールローダを制作する
必要がなく、制作コストを低減することができる。
【0017】そして、後機体にキャビンを設けることに
より、運転席が被蔽され、悪天候の下での作業環境が改
善されて作業性の向上に寄与できる等、諸種の効果を奏
する発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるホイールローダの側面
図。
【図2】ドアを開放した状態のホイールローダの側面
図。
【図3】キャビンの背面図。
【図4】ゴムシールの取付状態を示すキャビンの要部背
面図。
【図5】従来形のホイールローダの側面図。
【符号の説明】
1 ホイールローダ 2 バケット 3 アーム 4 前機体 7 後機体 12 フロントフード 13 リヤフェンダ 14 キャビン 15 前支柱 16 後支柱 17 前支枠 18 側方支枠 19 後支枠 20 フロントガラス 21 ドア 22 取付板 23,24 弾性部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 9/16 E02F 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バケット及びアーム等の建設機械を備え
    た前機体と、機関部及び操作機構部を搭載した後機体と
    に二分割され、前機体と後機体とをピン結合するととも
    に、ステアリング機構と油圧シリンダとを連動させて前
    機体を左右へ回向自在にしたホイールローダに於いて、
    前記ホイールローダの後機体に蓋装されるキャビンであ
    って、該キャビンの前部両側に前支枠を立設して前支枠
    間の前面にフロントガラスを設け、キャビンの左右両側
    面に側方支枠を立設して前記前支枠と側方支枠間にドア
    を設け、キャビンの後部両側に後支枠を立設して後支枠
    の下端部と前記側方支枠の下端部間に取付板を固着し、
    更に、前記ホイールローダの後機体に取り付けたフロン
    トフードの左右両側に前支柱を立設し、後機体の後部左
    右に設けたリヤフェンダ内に後支柱を設け、前記キャビ
    ンの前支枠の下端部をホイールローダの前支柱の上端部
    へ載置して締着するとともに、左右の取付板をホイール
    ローダのリヤフェンダを介して後支柱の上端部へ載置し
    て締着し、更に、該キャビンの前面下縁部とホイールロ
    ーダのフロントフード間に弾性部材を介装したことを特
    徴とするホイールローダのキャビン。
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