JP2988967B2 - 平面研削盤用砥石ヘッド - Google Patents
平面研削盤用砥石ヘッドInfo
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- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
- Polishing Bodies And Polishing Tools (AREA)
Description
研削盤に取り付けられて使用される平面研削盤用砥石ヘ
ッドに関する。
7図に示すものがある。
個の砥石片2がその研削面側に固定され図示しない研削
盤スピンドルに取り付けられこのスピンドルと共に回転
して使用される。
面2aが長方形であったため,第7図において時計方向
(矢印A方向)に回転している場合に,この砥石ヘッド
1の中心部から半径方向外方(矢印B方向)に向って研
削油が噴射された場合に,砥石片2に当った研削油は,
砥石片2の移動方向後方(矢印C方向)に屈折し,遠心
力によって各砥石片2,2の間を通って直接砥石ヘッド1
の外方に放散する研削油とともに流出してしまうことと
なる。このため,研削油が,砥石片2の研削面2aと被研
削物との間に進入する以前に排出され,研削効率の低下
の原因となっていた。
に至る横幅が等しいため,先端側で発生した切粉がその
まま後端に至る間において研削面2aと被研削物との間に
介在することになり,研削面2aが切粉の上に乗上げる状
態となって、さらに研削効率を低下させる原因となって
いた。
た欠点を解消するために,先に特公昭62−34512号公報
に記載の砥石ヘッドが提案されている。
が二等辺三角形近似で、底辺相当部分の全部もしくは大
部分を組付け回転半径をもった円弧で近似し,かつ頂角
相当部分および底角相当部分を欠如した形状の砥石片4
を,その頂角相当部分を中心側に向けて砥石ホルダ5に
取り付けたものである。
油は,砥石片4の二等辺のうち回転進行方向前面側の一
辺に当った分が,内方への押圧力を受けて一旦内側に押
戻されるように砥石片の内側を回り,さらに一部分が砥
石片の研削面と加工面との間に入って冷却と研削切粉の
除去を行い,再び研削面外に出たところで,回転方向前
後の砥石片間を通り抜ける研削液とともに外方へ放出さ
れるので,第7図の砥石ヘッド1と比較して,その研削
効率を向上させることが出来るものである。
は,益々,高切込みによる高能率研削が要求されてきて
おり,さらに仕上げ面および寸法にもさらに高い精度が
要求されて来ている。
要求に応えるべく為されたものである。すなわち,平面
研削盤による研削加工において,従来のものよりもさら
に高効率の研削を可能とし,かつ高精度の仕上げ面およ
び加工寸法を得ることの出来る平面研削盤用砥石ヘッド
を提供することを目的とする。
の研削側端面に,砥石ホルダの外周縁に沿って複数対の
平板状の砥石板が配設され、前記砥石板は、離隔して隣
接する2の砥石板に関し、外端の間隔が内端の間隔より
も大きくなるよう砥石ホルダの径線を挟んで対称に砥石
ホルダに固定され、前記径線に対する前記砥石板の研削
面の長軸の内端側の開き角度は30゜〜60゜であることを
特徴としている。
1の発明の構成に加えて,一対の砥石板がプレートに固
定され,このプレートを砥石ホルダに固定することによ
って砥石板を砥石ホルダに固定することを特徴としてい
る。
削盤スピンドルに取り付け,スピンドル側から砥石ホル
ダの中央に研削油を噴出しながら回転させ,砥石板を被
研削物に摺接させて研削を行う際,砥石ヘッドの回転に
伴う遠心力により外方に向けて放射状に流れて各研削部
位に供給される研削油は,各対の砥石板のうち回転方向
前側にある砥石板の外側面に当った分が,回転する砥石
板によって外方への流出を阻まれ,一旦内側に押し戻さ
れることによって砥石板の内端部を回り,対となった他
方の砥石板の内端部との間の隙間またはこの他方の砥石
板の外側面に沿って砥石ヘッドの外方に放出される。ま
た,この回転方向前側にある砥石板の外側面に当った研
削液の一部は,砥石板の研削面と被研削物との間に進入
し,再び研削面の後側に出たところで内端側の隙間を通
って来た研削油とともに放出される。
一対ずつプレートにあらかじめ固定されてユニット化さ
れた砥石板が,プレートごと砥石ホルダに固定される。
に詳細に説明を行う。
ッドの一実施例を示すものであって,砥石ホルダ11は,
第3図の端面図から分るように,研削面側の中央には凹
所11aが形成され,この凹所11aの外周壁端面11bが,後
述する砥石板12A,12Bの取付面となっている。
る孔11cが形成されていて,この孔11cに研削盤スピンド
ルの回転軸が嵌合されるようになっている。そして,研
削盤スピンドル取付け側の面には,孔11cの周縁の複数
箇所(好適な例としては6ケ所)にボルト穴11dが穿設
されている。
分る通り,任意の一本の径線αに対して対称的に配置さ
れて対となった砥石盤12A,12Bが,複数対(図面では10
対),円周方向に等角度間隔で配設されている。
壁端面11bの外縁部に位置され,他端が内縁部に位置さ
れ,この外縁部に位置される一端の間隔l1が内縁部に配
置される他端の間隔l2よりも広くなるよう径線αに対し
て対照的に配置されている。そして,各砥石板12A,12B
は,外周壁端面上に立設され,接着剤によって砥石ホル
ダ11に強固に固定されている。
(第1図の角度θ)は,θ=30゜〜60゜で砥石ホルダ11
の径または被研削物の材質に対応して各々設定される。
スピンドルに,孔11cをスピンドルの回転軸に嵌合させ
ボルト穴11dにボルトを螺合することによって,固定す
る。
に研削油を噴出しながら回転させ,砥石板12A,12Bを被
研削物に摺接させて,研削を行う。
D方向)に回転するとすると,矢印Eで示すように,砥
石ヘッド10の回転に伴う遠心力により外方に向けて放射
状に流れて各研削部位に供給される研削油は,各対の砥
石板12A,12Bのうち回転方向前側にある砥石板12Aの外側
面12A′に当った分が,回転する砥石12Aによって外方へ
の流出を阻まれ,一旦内側に押し戻されることによって
砥石板12Aの内端部を回り,対となった他方の砥石板12B
の内端部との間の隙間Xまたはこの他方の砥石板12Bの
外側面12B′に沿って砥石ヘッド10の外方に放出され
る。また,この回転方向前側にある砥石板12Aの外側面1
2A′に当った研削油の一部は,砥石板12Aの研削面と被
研削物との間に進入し,再び研削面の後側に出たところ
で,隙間Xを通って来た研削油とともに放出される。
板12Aによって外部への流出を阻まれて被研削物との間
に進入する一部の研削液によって砥石板12Aの後方に押
し出され,さらに砥石板12Aの内端部を回り隙間Xを通
って流出する研削液とともに,外部に放出されることに
なる。
かにかつほぼ完全に除去されるので,砥石板12Aによる
研削効率が向上され,さらに砥石板12Aによって生じた
切粉が残留して他方の砥石板12Bに影響を与えることが
無いので,この他方の砥石板12Bの研削効率も向上させ
ることが出来,全体として砥石ヘッド10の研削効率の飛
躍的な向上を図ることが出来る。
て,前記実施例が各砥石板12A,12Bを各々対を為すよう
に一枚ずつ砥石ホルダ11に接着剤で固定して取り付けて
いたのに対し,この実施例においては,一対の砥石板12
A,12Bをあらかじめプレート20の端面上に固定してユニ
ット化しておき,この各ユニットを,第5図に示すよう
に,砥石ホルダ21の側面にボルト22で固定するものであ
る。
あらかじめプレート20によってユニット化されているの
で,砥石ホルダ21への取り付け,交換が容易であるとと
もに被研削物に応じて砥石板の数を増減する等の調節も
任意に行うことが可能となる。
作用は,前記実施例の場合と同様である。
って,第4図の実施例では各プレート20毎にこのプレー
トに取り付けられた砥石板12A,12Bが対を為していたの
に対し,本実施例では各プレート30に固定された二枚の
砥石板12A,12Bのうち一方の砥石板12Aと,砥石ホルダ31
に取り付けられた際に隣接するプレート30′の他方の砥
石板12Bとが対を為すように構成されているものであ
る。各プレート30の砥石ホルダ31への取り付け方法は第
5図の実施例の場合と同様であり,また,研削油の流れ
方向およびその作用も同様である。
にある一方の砥石板によって生じた切粉は,この一方の
砥石板によって外部への流出を阻まれて被研削物との間
に進入する一部の研削液によって砥石板の後方に押し出
され,さらにこの一方の砥石板の内端部を回り他方の砥
石板の内端部との間の隙間を通って流出する研削液とと
もに外部に放出されることになり,切粉が速やかにかつ
ほぼ完全に除去されるので,この一方の砥石板による研
削効率が向上され,さらにこの一方の砥石板によって生
じた切粉が残留して他方の砥石板に影響を与えることが
無いので,この他方の砥石板の研削効率も向上させるこ
とが出来,全体として砥石ヘッドの研削効率の飛躍的な
向上を図ることが出来る。
ヘッドと比較して,同じ研削効率を得る場合に砥石と被
研削物との接触面積が小さいので,研削盤スピンドルに
かかる運転負荷が少なくて済む。
よってユニット化することによって,砥石ホルダへの取
り付け,交換が容易となり,また被研削物に応じて砥石
板の数を増減する等の調節も任意に行うことが可能とな
る。
施例の側面図,第3図は第1図のIII−III線における端
面図,第4図は本発明の他の実施例を示す部分正面図,
第5図は同実施例におけるプレートの取り付け方法を示
す部分断面図,第6図は本発明のさらに他の実施例を示
す部分正面図,第7および8図は従来例を示す平面図で
ある。 10……砥石ヘッド 11,21,31……砥石ホルダ 12A,12B……砥石板、20,30……プレート
Claims (2)
- 【請求項1】砥石ホルダの研削側端面に、砥石ホルダの
外周縁に沿って複数対の平板状の砥石板が配設され、前
記砥石板は、離隔して隣接する2の砥石板に関し、外端
の間隔が内端の間隔よりも大きくなるよう砥石ホルダの
径線を挟んで対称に砥石ホルダに固定され、前記径線に
対する前記砥石板の研削面の長軸の内端側の開き確度は
30゜〜60゜であることを特徴とする平面研削盤用砥石ヘ
ッド。 - 【請求項2】一対の砥石板がプレートに固定され、この
プレートを砥石ホルダに固定することによって砥石板を
砥石ホルダに固定する請求項1記載の平面研削盤用砥石
ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2155130A JP2988967B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 平面研削盤用砥石ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2155130A JP2988967B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 平面研削盤用砥石ヘッド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0446774A JPH0446774A (ja) | 1992-02-17 |
JP2988967B2 true JP2988967B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=15599211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2155130A Expired - Lifetime JP2988967B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | 平面研削盤用砥石ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988967B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0631953U (ja) * | 1992-09-25 | 1994-04-26 | 株式会社ティ・デー・アール | 平面研削盤用砥石・ホルダ組立体及び砥石セグメント |
JP2008155312A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研削ホイール |
JP2014117763A (ja) * | 2012-12-14 | 2014-06-30 | Disco Abrasive Syst Ltd | 研削ホイール |
TWI599454B (zh) * | 2015-03-04 | 2017-09-21 | 聖高拜磨料有限公司 | 磨料製品及使用方法 |
TWI616279B (zh) * | 2016-08-01 | 2018-03-01 | 中國砂輪企業股份有限公司 | Chemical mechanical polishing dresser and manufacturing method thereof |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP2155130A patent/JP2988967B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0446774A (ja) | 1992-02-17 |
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