JP2988547B2 - 部分放電測定方法 - Google Patents
部分放電測定方法Info
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Description
放電測定において、高感度の測定と容易な放電電荷量の
校正を行うことができる部分放電測定方法に関する。
である。同図において、101は電力ケーブル、102
は絶縁接続部、103はシース間を絶縁する絶縁筒、1
04は校正パルス注入用箔電極、105は検出用箔電
極、106は校正パルス発生器、107は検出インピー
ダンス、108は部分放電測定器である。図4におい
て、電力ケーブル101は絶縁接続部102で接続され
ており、絶縁接続部102の中間部にはシース間を絶縁
する絶縁筒103が設けられている。
用箔電極105および校正パルス注入用箔電極104が
取り付けられており、検出用箔電極105には検出イン
ピーダンス107が、校正パルス注入用箔電極104に
は校正パルス発生器106が接続されている。また、検
出インピーダンス107には部分放電測定器108か接
続されている。
と、部分放電により高周波パルスが発生し、検出インピ
ーダンス107の両端に電位差が発生する。部分放電測
定器108は検出インピーダンス107の両端に生じる
電位差を検出して、電力ケーブル101の部分放電を測
定する。また、部分放電測定器108の校正を行う場合
には、校正パルス発生器106により校正パルスを発生
させ、校正パルスにより生ずる検出インピーダンス10
7の両端の電位差を部分放電測定器108により検出し
て校正を行う。
においては、検出用箔電極105および校正パルス注入
用箔電極104が共に絶縁接続部102の金属シース上
に取り付けられているため、校正パルスを感度よく測定
することが出来なかった。これは、絶縁接続部102の
構造上、発生した校正パルスが絶縁接続部内の数カ所で
反射し、校正パルスが弱められるためと考えられる。
図である。同図において、151は電力ケーブル、15
2は外部しゃへい層、153は金属シース、154は押
し出しモールド層、155は絶縁コンパウンド、156
は絶縁筒、157は外部しゃへい層絶縁部である。図5
に示すように、ケーブル151の外部しゃへい層152
は外部しゃへい層絶縁部157で絶縁されており、また
金属シース153は絶縁筒156で絶縁されており、外
部しゃへい層152を絶縁する位置と金属シース153
を絶縁する位置が異なっている。このため、発生した校
正パルスは最低2か所で反射し(実際にはこの区間でパ
ルスの反射が分布して起こっていると考えられる)、こ
の部分に電荷を注入しても上記したように充分な強度の
信号を得ることができないためと考えられる。
技術の欠点を改善するためになされたものであって、校
正用パルスを高感度に検出することができる部分放電測
定方法を提供することを目的とする。
するために発明されたものであって、検出インピーダン
ス17の両端を絶縁接続部12の近傍のケーブルしゃへ
い部もしくは絶縁接続部12のシースに接続し、検出イ
ンピーダンス17の両端の電位を検出することにより部
分放電を測定する部分放電測定方法において、校正パル
ス発生器16の出力の少なくとも一端を絶縁接続部12
の近傍のケーブルしゃへい部に接続するとともに、その
他端を絶縁接続部12の近傍のケーブルしゃへい部もし
くは絶縁接続部12のシースに接続し、校正パルス発生
器16から校正パルスを注入することにより、部分放電
電荷量を校正するようにしたものである。
しゃへい層を絶縁する位置と金属シースを絶縁する位置
が異なっており、校正パルス発生器16の出力を絶縁接
続部12に接続し校正パルスを注入した場合、校正パル
スは最低2か所で反射する。このため、校正パルス発生
器16から注入された電荷は反射により弱められ充分な
強度の信号を得ることができない。本発明においては、
校正パルス発生器16の出力の少なくとも一端を絶縁接
続部12の近傍のケーブルしゃへい部に接続しているの
で、絶縁接続部12の上記した絶縁部における反射パル
スの影響を受けることがなく、充分に高い感度で部分放
電の校正を行うことができる。
図において、11は電力ケーブル、12は絶縁接続部、
13はシース間を絶縁する絶縁筒、14は校正パルス注
入用箔電極、15は検出用箔電極、16は校正パルス発
生器、17は検出インピーダンス、18は部分放電測定
器である。図1において、電力ケーブル11は絶縁接続
部12で接続されており、絶縁接続部12の中間部には
シース間を絶縁する絶縁筒13が設けられている。
には検出用箔電極15および校正パルス注入用箔電極1
4が取り付けられており、検出用箔電極15には検出イ
ンピーダンス17が、校正パルス注入用箔電極14には
校正パルス発生器16が接続されている。また、検出イ
ンピーダンス17には部分放電測定器18が接続されて
いる。
従来例において説明したのと同様、部分放電により高周
波パルスが発生し、検出インピーダンス17の両端に電
位差が発生する。部分放電測定器18は検出インピーダ
ンス17の両端に生じる電位差を検出して、電力ケーブ
ル11の部分放電を測定する。また、部分放電測定器1
8の校正を行う場合には、校正パルス発生器16により
校正パルスを発生させ、校正パルスにより生ずる検出イ
ンピーダンス17の両端の電位差を部分放電測定器18
により検出して校正を行う。
電極14が絶縁接続部12上に設けられていないので、
校正パルス発生器16が発生した校正パルスが絶縁接続
部内で反射され弱められることがなく、十分な検出感度
を得ることができる。
測定法の検出感度を比較するための構成を示す図であ
る。同図において、図1に示した実施例と同じ部材には
同一の符号が付されており、図2においては、図1の実
施例のものに加えて、校正パルス注入用箔電極14’お
よび校正パルス発生器16’が付加されている。
め、275kV級ケーブル線路100mの中央に図2に
示す構造の絶縁接続部を組み立て、検出用箔電極15に
インダクタンスからなる検出インピーダンス17を取り
付けた。そして、校正パルス注入用箔電極14を本発明
に示した位置Aに取り付けるとともに、校正パルス注入
用箔電極14’を従来例で示した位置Bに取り付け、校
正パルス発生器16および16’より等しい電荷を注入
して、検出インピーダンス17の両端電圧を部分放電測
定器18で測定した。
を示す図であり、(a)は校正パルス注入用箔電極14
を本発明による位置Aに取り付けた場合の出力波形であ
り、(b)は校正パルス注入用箔電極14’を従来例の
位置Bに取り付けた場合の出力波形である。図3から明
らかなように、本発明と従来例では、出力電圧に格段の
差があり、本発明の方法により、従来例と較べて検出感
度の高い測定が可能であることがわかる。
注入用箔電極14の両方を電力ケーブル上に取り付ける
例を示したが、校正パルス注入用箔電極14の一方を絶
縁接続部12上に設け、他方を電力ケーブル上に取り付
けても、従来例のものと較べて感度の高い測定が可能で
ある。
本発明においては、校正パルス発生器の少なくとも一端
を電力ケーブル上に取り付けたので、絶縁接続部内での
反射パルス等の影響を受けることなく、充分に高い感度
で部分放電の校正を行うことができ、信頼度の高い部分
放電測定が可能となる。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 検出インピーダンス(17)の両端を絶縁接
続部(12)の近傍のケーブルしゃへい部もしくは絶縁接続
部(12)のシースに接続し、検出インピーダンス(17)の両
端の電位を検出することにより部分放電を測定する部分
放電測定方法において、 校正パルス発生器(16)の出力の少なくとも一端を絶縁接
続部(12)の近傍のケーブルしゃへい部に接続するととも
に、その他端を絶縁接続部(12)の近傍のケーブルしゃへ
い部もしくは絶縁接続部(12)のシースに接続し、 校正パルス発生器(16)から校正パルスを注入することに
より、部分放電電荷量を校正するようにしたことを特徴
とする部分放電測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333059A JP2988547B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 部分放電測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3333059A JP2988547B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 部分放電測定方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05164810A JPH05164810A (ja) | 1993-06-29 |
JP2988547B2 true JP2988547B2 (ja) | 1999-12-13 |
Family
ID=18261812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3333059A Expired - Lifetime JP2988547B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | 部分放電測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2988547B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-17 JP JP3333059A patent/JP2988547B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05164810A (ja) | 1993-06-29 |
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