JP3083954B2 - 部分放電測定方法 - Google Patents

部分放電測定方法

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JP3083954B2
JP3083954B2 JP06101907A JP10190794A JP3083954B2 JP 3083954 B2 JP3083954 B2 JP 3083954B2 JP 06101907 A JP06101907 A JP 06101907A JP 10190794 A JP10190794 A JP 10190794A JP 3083954 B2 JP3083954 B2 JP 3083954B2
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discharge
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電力ケーブルの端末部
における部分放電を測定し得る部分放電測定方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、CVケーブル線路の初期欠陥
検出として、部分放電測定が検討されている。電力ケー
ブルでは放電パルスの反射の重なりで測定感度が変動
し、部分放電の検出に狭帯域増幅は利用し難かったが、
外来雑音の影響が少ないなどの理由から高周波狭帯域増
幅の検討が盛んに行われている。
【0003】また、電力ケーブルのインピーダンス特性
が収斂する比較的高い周波数成分を用いて、電力ケーブ
ルの中間接続部付近の部分放電を電極を取り付けて測定
する部分放電測定方法を、本出願人は既に特願平4−3
60642号において提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電力ケ
ーブルの中間接続部においてはこの方法を適用できて
も、端末部においてはこの測定方法をこのまま用いるこ
とはできない。本発明の目的は、電力ケーブルの端末部
で発生する部分放電について、高感度で測定し得る部分
放電測定方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る部分放電測定方法は、電力ケーブルの
端末部における部分放電を活線状態で測定する場合にお
いて、不活線状態において前記ケーブルに電荷を注入す
ることにより導体間に接続されている負荷の大きさに拘
わらずほぼ同様な放電特性が得られる特定周波数を予め
抽出しておき、前記端末部における近接した2本のケー
ブルの防食層の外側にそれぞれ箔電極を貼り付け、活線
状態において前記箔電極から得られる前記特定周波数の
信号を平衡的に検出して部分放電を測定することを特徴
とする。
【0006】
【作用】上述の構成を有する部分放電測定方法は、近接
する2本の電力ケーブルの端末部の防食層外部に箔電極
を取り付け、箔電極で得られる予め不活線状態で求めた
特定周波数の信号を使用して部分放電を活線状態で測定
する。
【0007】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は本発明に係る方法を実施するための実施例
の構成図である。近接する2本の電力ケーブル1a、1
bの防食層2a、2bの外部にそれぞれ箔電極3a、3
bを貼り付け、活線状態においてこれらの箔電極3a、
3bの出力を、平衡的に検出する信号処理回路4を介し
て測定器5に接続する。
【0008】このような構成において、ケーブル1a、
1bの何れかの端末部において部分放電が発生すると、
コンデンサと見做せる箔電極3a、3b、及び信号処理
回路4を介して、高周波信号を含む部分放電信号が測定
器5によって検出されることになる。なお、外部から両
ケーブル1a、1bに雑音が混入しても、これらの雑音
は信号処理回路4内の平衡回路の差動的な結線により容
易に相殺されるため、測定器5では端末部近傍の放電に
よる信号のみが高感度で得られることになる。
【0009】図2〜図7に示す第1〜第6特性図は、一
方のケーブル1aの導体6aとその遮蔽層7a間に、電
線8を用いて電荷を注入し、直接校正した場合の箔電極
3a、3bで得られた放電状態の波形図である。
【0010】この校正においては不活線状態で行ってお
り、ケーブル1a、1bの間隔を150mmとし、導体
6a、6b間に接続した抵抗R及び注入する電荷Qを次
表のようにしている。
【0011】
【0012】これらの特性図を比較してみると、放電波
形中に含まれる20MHz以上の周波数では、導体6
a、6b間の負荷の如何に拘らず、ほぼ同様な放電特性
が得られていることが分かる。従って、測定に際しては
あえて両ケーブル1a、1bの導体6a、6b間の負荷
を外したり、或いは導体6a、6b同志を接続しなくと
も、上述の帯域の周波数を抽出してその信号を用いれ
ば、放電量を正確に測定できることになる。
【0013】また、間接校正は図1に示すように、箔電
極3a、3bから離した位置に電極9a、9bを貼り付
け、これらの電極9a、9bを介して電源10から既知
の電荷を注入することによって行うことができる。
【0014】なお、実施例においては相間の結合を利用
し、絶縁接続部の放電検出と同等の動作をさせており、
3相の導体の結合を利用する周波数を選択している。従
って、放電の生じているケーブルは各相毎に交流電圧を
印加することにより判定できる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る部分放
電測定方法は、近接した2本の電力ケーブルの絶縁体部
に箔電極を取り付け、予め不活線状態で求めておいた特
定周波数信号を使用して、端末部で発生している部分放
電を高感度に活線状態で測定することを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の構成図である。
【図2】第1特性図である。
【図3】第2特性図である。
【図4】第3特性図である。
【図5】第4特性図である。
【図6】第5特性図である。
【図7】第6特性図である。
【符号の説明】
1a、1b ケーブル 6a、6b 導体 2a、2b 防食層 3a、3b 箔電極 4 信号処理回路 5 測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−309269(JP,A) 特開 平6−109801(JP,A) 特開 平3−176675(JP,A) 特開 平3−39670(JP,A) 特開 昭55−43465(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/08 - 31/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブルの端末部における部分放電
    活線状態で測定する場合において、不活線状態におい
    て前記ケーブルに電荷を注入することにより導体間に接
    続されている負荷の大きさに拘わらずほぼ同様な放電特
    性が得られる特定周波数を予め抽出しておき、前記端末
    部における近接した2本のケーブルの防食層の外側にそ
    れぞれ箔電極を貼り付け、活線状態において前記箔電極
    から得られる前記特定周波数の信号を平衡的に検出して
    部分放電を測定することを特徴とする部分放電測定方
    法。
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