JP2574580B2 - 部分放電測定方法 - Google Patents

部分放電測定方法

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JP2574580B2 JP3305293A JP30529391A JP2574580B2 JP 2574580 B2 JP2574580 B2 JP 2574580B2 JP 3305293 A JP3305293 A JP 3305293A JP 30529391 A JP30529391 A JP 30529391A JP 2574580 B2 JP2574580 B2 JP 2574580B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は部分放電測定方法に関す
るもので、特にケーブル線路上の任意の位置で発生する
部分放電に対して感度の較正が可能な、部分放電測定方
法に関するものである。
【0002】
【背景技術】特開平2−167484号に開示されてい
る地中電力ケーブル線路の絶縁接続部における部分放電
測定方法では、絶縁接続部の絶縁筒の両側の、防食ビニ
ル樹脂層の外表面に一対の検出電極と、それに隣接して
一対の較正用電極とを設け、一対の検出電極の間に測定
器に接続された検出インピーダンスを接続し、一対の較
正用電極に感度較正用の信号を注入している。
【0003】例えば、図8に示すように、導体81と図
示しない金属シースと防食ビニル樹脂層82から成る電
力ケーブル83の絶縁接続部84において、外側の防食
ビニル樹脂層86の外面に、絶縁筒85を隔てて一対の
検出電極87と一対の較正用電極88が設けられる。一
対の検出電極87の間には検出インピーダンス89が接
続され、一対の較正用電極88には較正用信号発生器9
0が接続される。さらに検出インピーダンス89には測
定器91が接続される。
【0004】図8の構成において、較正用信号発生器9
0から既知電荷量の較正パルスを注入すると、一対の検
出電極87の間に高周波パルスが誘起され、検出インピ
ーダンス89の両端間に、高周波パルスの大きさに比例
した電位差が生ずる。この電位差を測定器91により測
定すれば、測定器91の部分放電測定感度を較正でき
る。この感度較正は、ケーブルの活線状態でも行うこと
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の特開平
2−167484号に開示された部分放電測定方法にお
ける、測定器の感度較正の方法では、絶縁接続部(以
下、IJBと記す)からの測定についての感度較正に限
定される。
【0006】また、長いケーブル線路においては、IJ
B等の接続部に限らず、接続部の間のケーブル上で部分
放電が起きることも多く、そのような部分放電の発生位
置に対応した感度較正は、較正パルスの注入位置がIJ
Bに限定された上記方法ではできない。
【0007】それ故、本発明は、ケーブル上での任意の
位置で発生する部分放電に対応した感度較正が可能な部
分放電測定方法を実現することを、目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明では、ケーブル上
での任意の位置で発生する部分放電に対応した感度較正
が可能な部分放電測定方法を実現するため、部分放電測
定を下記の過程から成る方法で行う。 (1) 部分放電検出の対象とするケーブル線路のケーブル
と等価なケーブル(以下では試料ケーブルと言う)を用
い、ケーブルに誘起される信号(例えばパルス)の電位
差を所定の位置で測定する較正用測定器を設け、内部高
圧導体に既知電荷量のパルス等の較正信号を注入して、
誘起される信号電位差を較正用測定器により測定し、
(2) 一方、試料ケーブルの外側に較正信号注入用のコイ
ル等の信号注入手段(以下、較正用信号注入手段と言
う)を設けて、この信号注入手段の両端間に既知電荷量
のパルス等の較正信号を加え、誘起される信号電位差を
上述の較正用検出器により測定し、(3) 較正用測定器に
等しい信号電位差を誘起する、内部高圧導体と外部遮蔽
層の間に直接加えた較正信号の電荷量と較正用信号注入
手段から注入した較正信号の電荷量との間の関係を予め
求めておき、(4) 部分放電検出対象のケーブル線路(以
下、実線路と言う)において、ケーブル線路上の所定の
位置にケーブルに誘起される信号電位差を測定する測定
器を設け、ケーブル線路上の所定の位置にケーブルの外
側に較正信号注入用のコイル等の信号注入手段(以下、
実線路較正用信号注入手段と言う)を設け、実線路較正
用信号注入手段から既知電荷量の較正信号を注入して、
測定器に誘起される信号電位差を測定し、(5) 試料ケー
ブルについて上記(2) で予め求めてある、直接加えた較
正信号の電荷量と較正用信号注入手段から注入した較正
信号の電荷量の間の関係に基づき、実線路較正用信号注
入手段から注入した較正信号の電荷量を、直接注入され
る較正信号の電荷量に換算して、部分放電測定感度の較
正を行い、(6) この較正に基づき、実線路上の任意の位
置で発生する部分放電の大きさを判定する。
【0009】上記(4) の過程における換算は、試料ケー
ブルについて求めた、直接加えた較正信号の電荷量と較
正用信号注入手段から注入した較正信号の電荷量の間の
関係を、実線路のケーブルの内部高圧導体に直接注入さ
れる較正信号の電荷量と較正用信号注入手段から注入さ
れる較正信号の電荷量の間の関係と同一とみなし得るこ
とを前提として、なされるものである。この前提が少な
くとも近似的に成り立つためには、試料ケーブルが実線
路のケーブルと実質的に等価でなければならないから、
一定以上(通常、100m以上)の長さを持つことが望
ましい。ケーブルの周囲の環境(附属部品等)も実線路
に近似のものであることが望ましい。
【0010】本発明の部分放電測定方法は、その外側に
設けたコイル等の信号注入手段から較正用信号を注入で
きるケーブルに限り、適用できるものである。換言すれ
ば、本発明の部分放電測定方法が適用できるケーブル
は、外側に設けた信号注入手段と、ケーブルの内部導体
および遮蔽導体層の少なくとも一方とが、電磁的に結合
できるものである。すなわち、本発明の適用可能なケー
ブルは、内部導体あるいは遮蔽導体層に流れる電流によ
り、ケーブル外部に磁束を生ずるケーブル、例えばワイ
ヤシールドを有するケーブルである。
【0011】較正用信号注入手段、例えばコイルは、試
料(等価)ケーブル、実線路ケーブルのいずれに設ける
場合を問わず、固定したものでもよく、また移動可能な
ものでもよい。後者の場合、較正用コイルは、半固定の
ものでも、また常時、随意に移動できるものでもよい。
ケーブル自体に巻付けたコイルでもよいし、ケーブルに
沿わせた高周波磁芯に巻き付けたコイルでもよい。
【0012】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。 〔実施例1〕本発明に係わる部分放電検出方法に用いた
回路を図1に示す。図1でケーブル1には検出コイル2
と実線路較正用コイル5が巻きつけてある。検出コイル
2の両端は検出インピーダンス3に接続され、その両端
にパルス測定器4が接続されている。実線路較正用コイ
ル5の両端には較正用パルス発振器6が接続されてい
る。
【0013】検出コイル2と実線路較正用コイル5は、
いずれもケーブル1に5回巻きつけたものである。ケー
ブル1は断面積100mm2 の単芯導体をもつ77kVワ
イヤシールドCVケーブルで、図2に示されているよう
に、内部高圧導体22、絶縁層23、ワイヤシールド2
4、防食シース25を有する。内部高圧導体22と絶縁
層23の間には内部半導電層、絶縁層23とワイヤシー
ルド24の間には外部半導電層が設けられているが、図
示を省略した。
【0014】本発明の部分放電検出方法で、試料ケーブ
ルによる感度較正に用いた回路を図2および図3に示
す。図2で試料ケーブル21の内部高圧導体22および
ワイヤシールド24からの引出し線22aおよび24a
には、検出インピーダンス26(300オーム)および
較正用パルス発振器28(内蔵直列コンデンサ10pF)
が並列に接続されている。検出インピーダンス26の両
端には、パルス測定器27が接続されている。試料ケー
ブル21は、図1のケーブル1と同じケーブルの、長さ
200mの試料である。
【0015】図3では、試料ケーブル21の内部高圧導
体22およびワイヤシールド24からの引出し線22a
および24aには、検出インピーダンス26とパルス測
定器27が並列に接続されている。試料ケーブル21に
は較正用コイル31が巻きつけられ、その両端に較正用
パルス発振器32が接続されている。較正用コイル31
は、図1で用いる実線路較正用コイル5と同等のもので
あることが望ましい。
【0016】図1、図2、図3の構成を用いて、感度較
正は以下のように行う。図2の構成において、較正用パ
ルス発振器28から既知電荷量(例えば、1000ピコ
クーロン)の較正パルスを注入すると、引出し線22a
および24aから、試料ケーブル21の内部高圧導体2
2およびワイヤシールド24に較正用パルスが注入さ
れ、誘起された高周波パルスにより、検出インピーダン
ス26の両端間に、高周波パルスの大きさに比例した電
位差(例えば35mV)が生ずる。この電位差をパルス
測定器27により測定すれば、試料ケーブル21の内部
高圧導体22およびワイヤシールド24間へのパルス直
接注入による、パルス測定器27についての部分放電測
定感度の較正ができる。
【0017】図3の構成において、既知電荷量の較正パ
ルス(例えば、1400ピコクーロン)を較正用パルス
発振器32から較正用コイル31を介して試料ケーブル
21に注入すると、試料ケーブル21の内部高圧導体2
2およびワイヤシールド24の間に高周波パルスが誘起
され、この高周波パルスは、引出し線22aおよび24
aを経て、検出インピーダンス26の両端間に、高周波
パルスの大きさに比例した電位差(例えば35mV)を
生ずる。この電位差をパルス測定器27により測定すれ
ば、試料ケーブル21へ較正用コイルからの注入した較
正パルスによる、パルス測定器27についての部分放電
測定感度の較正ができる。
【0018】こうして、試料ケーブル21の内部高圧導
体22とワイヤシールド24の間に直接加えた較正パル
スの電荷量と、試料ケーブル21に較正用コイルから注
入した較正パルスの電荷量との間の関係が求められる
(例えば、較正用コイル31から注入した1400ピコ
クーロンの較正パルスが、同じ電位差35mVの高周波
パルスを誘起する、内部高圧導体22とワイヤシールド
24の間に直接加えた1000ピコクーロンの較正パル
スに対応する)。
【0019】その後、図1の構成を用いて、実線路のケ
ーブル1につき、較正用コイル31と等価な実線路較正
用コイル5から所定電荷量の較正パルスを注入し、検出
コイル2に接続された検出インピーダンス3の両端間に
生ずるパルス電位差をパルス測定器4で測定する。図2
および図3の構成により先に求めた、較正パルスの直接
注入による電荷量とコイル注入による電荷量の間の関係
(例えば、較正用コイル31から注入した1400ピコ
クーロンの較正パルスが、ケーブル導体に直接加えた1
000ピコクーロンの較正パルスに対応する。)に基づ
いて、実線路較正用コイル5から注入した較正パルスの
電荷量を直接加えた較正パルスの電荷量に換算する。試
料ケーブル21について求めた、較正用パルスの直接注
入による電荷量とコイル注入による電荷量の間の関係
を、実線路ケーブル1に直接注入される較正パルスの電
荷量とコイルから注入される較正パルスの電荷量の間の
関係とみなすことにより、パルス測定器4による部分放
電測定感度の較正を行うことができる。
【0020】この較正に基づき、検出コイル2(検出イ
ンピーダンス3)の両端に生ずるパルス電位差の測定に
よって、部分放電の大きさを判定することができる。較
正パルスを注入する実線路較正用コイル5はケーブルに
沿って自由に移動させることができるから、任意の位置
で較正を行っておけば、ケーブル線路上の任意の位置で
発生する部分放電の概略の大きさを判定することができ
る。
【0021】〔実施例2〕本発明の部分放電測定方法に
おいて等価ケーブルによる較正に用いた、他の構成を図
4および図5に示す。図4において、試料ケーブル21
の内部高圧導体22およびワイヤシールド24からの引
出し線22aおよび24aには、較正用パルス発振器4
1が接続されている。試料ケーブル21には検出用コイ
ル42を巻きつけてあり、その両端に検出インピーダン
ス43が、さらにその両端にパルス測定器44が接続さ
れている。検出用コイル42、検出インピーダンス4
3、パルス測定器44は、それぞれ図1で用いる検出用
コイル2、検出インピーダンス3、パルス測定器4と同
等のものであることが望ましい。
【0022】図5において、試料ケーブル21には検出
用コイル42と較正用コイル51が巻きつけてある。検
出用コイル42の両端には検出インピーダンス43が、
さらにその両端にパルス測定器44が接続されている。
較正用コイル51の両端には較正用パルス発振器52が
接続されている。
【0023】図1、図4、図5の構成を用いて、感度較
正は以下のように行う。図4の構成において、較正用パ
ルス発振器41から既知電荷量(例えば、1000ピコ
クーロン)の較正パルスを注入すると、引出し線22a
および24aから、試料ケーブル21の内部高圧導体2
2およびワイヤシールド24に較正用パルスが注入さ
れ、誘起された高周波パルスにより、検出用コイル42
に接続された検出インピーダンス43の両端に、高周波
パルスの大きさに比例した電位差(例えば28mV)が
生ずる。この電位差をパルス測定器44により測定すれ
ば、内部高圧導体22およびワイヤシールド24間への
パルス直接注入による、パルス測定器44についての部
分放電感度の較正ができる。
【0024】図5の構成において、既知電荷量の較正パ
ルス(例えば、1400ピコクーロン)を較正用パルス
発振器52から較正用コイル51を介して試料ケーブル
21に注入すると、試料ケーブル21の内部高圧導体2
2およびワイヤシールド24の間に高周波パルスが誘起
され、この高周波パルスに基づく高周波電流がワイヤシ
ールド24に流れるから、検出用コイル42に誘導電流
が生じ、その両端に高周波パルスの大きさに比例した電
位差(例えば28mV)が生ずる。この電位差をパルス
測定器44により測定すれば、試料ケーブル21へ較正
用コイル51から注入した較正パルスによる、パルス測
定器44についての部分放電感度の較正ができる。
【0025】こうして、試料ケーブル21の内部高圧導
体22とワイヤシールド24の間に直接加えた較正パル
スの電荷量と、試料ケーブル21に較正用コイルから注
入した較正パルスの電荷量との間の関係が求められる
(例えば、較正用コイル51から注入した1400ピコ
クーロンの較正パルスが、同じ電位差28mVの高周波
パルスを誘起する、内部高圧導体22とワイヤシールド
24の間に直接加えた1000ピコクーロンの較正パル
スに対応する)。
【0026】図1の構成による、実線路のケーブル1に
ついての較正は、実施例1と同様に行う。すなわち、図
4および図5の構成により先に求めた、較正パルスの直
接注入による電荷量とコイル注入による電荷量の間の関
係に基づいて、実線路較正用コイル5から注入した較正
パルスの電荷量を直接加えた較正パルスの電荷量に換算
すれば、パルス測定器4による部分放電感度の較正を行
うことができる。
【0027】〔実施例3〕実施例1および2では、ケー
ブルに巻付けた検出用コイルを部分放電検出に用いた
が、図6に示すように、電力ケーブル1の終端接続部6
1と高電圧課電端子62の間に結合コンデンサ63を接
続し、結合コンデンサ63の他端を接地し、ワイヤシー
ルド64の接地線65に検出用インピーダンス66を挿
入し、検出用インピーダンス66の両端の電位差を、測
定器67で測定してもよい。
【0028】〔実施例4〕ケーブルに巻付けた検出用コ
イルやワイヤシールドの接地線に挿入した検出用インピ
ーダンスを用いる代わりに、図7に示すように、電力ケ
ーブル1の絶縁接続部71において、外側の防食ビニル
樹脂層72の外面に、絶縁筒73を隔てて一対の検出電
極74を設け、その間に検出インピーダンス75を接続
し、さらに検出インピーダンス75の両端に測定器76
を接続して、インピーダンス75の両端の電位差を測定
器76で測定してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明の部分放電測定方法は、ケーブル
に沿って自由に移動できる較正用コイルを測定系の較正
に用いているから、ケーブル上での任意の位置で発生す
る部分放電について、発生位置に対応した感度較正を行
うことができる。従って、部分放電測定の精度を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係わる部分放電検出方法の一
実施例において、実線路ケーブルの部分放電測定に用い
た回路を示す説明図である。
【図2】図2は、本発明の部分放電検出方法の一実施例
で、試料ケーブルへの較正パルス直接注入による感度較
正に用いた回路を示す説明図である。
【図3】図3は、本発明の部分放電検出方法の一実施例
で、試料ケーブルへコイルからの較正パルス注入による
感度較正に用いた回路を示す説明図である。
【図4】図4は、本発明の部分放電測定方法の他の実施
例で、試料ケーブルへの較正パルス直接注入による感度
較正に用いた回路を示す説明図である。
【図5】図5は、本発明の部分放電測定方法の他の実施
例で、試料ケーブルへコイルからの較正パルス注入によ
る感度較正に用いた回路を示す説明図である。
【図6】図6は、本発明に係わる部分放電検出方法の第
三の実施例において、実線路ケーブルの部分放電測定に
用いた回路を示す説明図である。
【図7】図7は、本発明に係わる部分放電検出方法の第
四の実施例において、実線路ケーブルの部分放電測定に
用いた回路を示す説明図である。
【図8】図8は、従来の部分放電測定に用いられる回路
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 61 終端接続 部 2 検出コイル 62 高電圧課 電端子 3 検出インピーダンス 63 結合コン デンサ 4 パルス測定器 64 ワイヤシ ールド 5 実線路較正用コイル 65 接地線 6 較正用パルス発振器 66 検出用イ ンピーダンス 21 試料ケーブル 67 測定器 22 内部高圧導体 71 絶縁接続 部 22a,24a 引出し線 72 防食ビニ ル樹脂層 23 絶縁層 73 絶縁筒 24 ワイヤシールド 74 検出電極 25 防食シース 75 検出イン ピーダンス 26 検出インピーダンス 76 測定器 27 パルス測定器 81 導体 28 較正用パルス発振器 82 防食ビニ ル樹脂層 33 較正用コイル 83 電力ケー ブル 34 較正用パルス発振器 84 絶縁接続 部 41 較正用パルス発振器 85 絶縁筒 42 検出用コイル 86 防食ビニ ル樹脂層 43 検出インピーダンス 87 検出電極 44 パルス測定器 88 較正用電 極 51 較正用コイル 89 検出イン ピーダンス 52 較正用パルス発振器 90 較正用信 号発生器 91 測定器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 弘 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社 パワーシステム研究所 内 (56)参考文献 特開 平3−138574(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電力ケーブル線路の絶縁体に生じた部分
    放電によって誘起される信号の電位差を測定する測定器
    の感度を、前記電力ケーブル線路のケーブルの内部高圧
    導体に既知電荷量の較正信号を注入することにより較正
    しておき、前記測定器により前記電位差を測定して前記
    部分放電の大きさを判定する、部分放電測定方法におい
    て、 前記ケーブルが、その外側に設けた信号注入手段から前
    記較正用信号を注入可能なものであり、かつ前記較正
    が、(1) 前記ケーブル線路のケーブルと実質的に等価な
    ケーブルを用い、この等価ケーブルに誘起される信号電
    位差を測定する較正用測定器を設け、前記等価ケーブル
    の内部高圧導体に既知電荷量の第一の較正信号を注入し
    て、誘起される信号電位差を前記較正用測定器で測定す
    る過程、(2) 前記等価ケーブルの外側に較正信号を注入
    するための較正用信号注入手段を設けて、この較正用信
    号注入手段に既知電荷量の第二の較正信号を加え、誘起
    される信号電位差を前記較正用測定器で測定する過程、
    (3) 前記較正用測定器に、等しい信号電位差または所定
    の差を有する電位差を誘起する、前記第一の較正信号の
    電荷量と前記第二の較正信号の電荷量の間の関係を求め
    る過程、(4) 前記ケーブル線路の任意の位置でケーブル
    の外側に、較正信号を注入するための実線路較正用信号
    注入手段を設け、この実線路較正用信号注入手段から所
    定電荷量の第三の較正信号を注入して、前記測定器に誘
    起される信号電位差を測定する過程、および(5) 前記等
    価ケーブルについて求めた、前記第一および第二の較正
    信号の電荷量の間の前記関係を、前記ケーブル線路のケ
    ーブルの内部高圧導体に直接注入される較正信号の電荷
    量と較正用信号注入手段から注入される較正信号の電荷
    量の間の関係とみなして、前記第三の較正信号の電荷量
    を、前記前記関係に基づき、ケーブルに直接加えられる
    信号の電荷量に換算する過程、から成ることを特徴とす
    る部分放電測定方法。。
  2. 【請求項2】 前記ケーブル線路のケーブルおよび前記
    等価ケーブルがワイヤシールドを有するものであり、 前記第一の較正信号の注入を、前記等価ケーブルの内部
    高圧導体とワイヤシールドに、引出し線を通して接続さ
    れた信号発振器により行う、請求項1の部分放電測定方
    法。
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