JPH07111452B2 - 部分放電測定方法 - Google Patents

部分放電測定方法

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JPH07111452B2
JPH07111452B2 JP19970090A JP19970090A JPH07111452B2 JP H07111452 B2 JPH07111452 B2 JP H07111452B2 JP 19970090 A JP19970090 A JP 19970090A JP 19970090 A JP19970090 A JP 19970090A JP H07111452 B2 JPH07111452 B2 JP H07111452B2
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敦 戸谷
弘 鈴木
桓 遠藤
友章 今井
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Hitachi Cable Ltd
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Hitachi Cable Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電力ケーブル線路における部分放電測定方法に
関し、特に、活線状態でも測定感度の精度のよい較正が
行える部分放電測定方法に関する。
〔背景技術〕
従来多く用いられた部分放電測定方法は、第2図(A)
に示すように、電力ケーブル21の終端接続部22で、高電
圧課電端子23にインダクタンスより成る高周波信号阻止
回路24を介して接続された高圧導体25とアースとの間に
結合コンデンサ26と検出インピーダンス27を直列に接続
し、検出インピーダンス27の両端に生じる電位差、特に
高周波成分を、並列に接続された測定装置29を用いて測
定するか、第2図(B)に示すように、高圧導体25とア
ースとの間に結合コンデンサ26を接続し、電力ケーブル
21の普通接続部28等において金属シース21aとアースの
間に検出インピーダンス27を挿入して、その両端に生じ
る電位差を、測定装置29を用いて測定する方法である。
実際の部分放電測定においては、測定系各部の漂遊容量
やパルスに対する応答性等が正確に分からないので、そ
れらを定量的に把握するため較正を行う。第2図(A)
および(B)に示した構成でそれぞれ較正を行うには通
常、第3図(A)および(B)に示すように、高圧導体
25と終端接続部の金属シース21bの間に較正用コンデン
サ31を介して較正用パルス発生器32を接続して、較正パ
ルスとして既知の放電電荷を注入し、見掛けの放電電荷
量を測定装置29で測定する。
この方法では高圧導体に直接較正パルスを注入するた
め、後述のように安全性に問題があること、また部分放
電は接続部付近で発生することが多いので、較正用パル
スを接続部またはその付近から行うのが望ましいことか
ら、本願出願人は特願平1−277928号において、絶縁接
続部またはその付近から較正パルスを較正パルス発生器
を用いて注入し、近隣の他の接続部に設けた検出部の検
出感度を較正する方法を提案した。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記第3図(A)および(B)に示した方法で
は、較正パルスを注入するためには高圧導体とシースの
間に較正用コンデンサを介して較正用パルス発生器を接
続することが必要とされるため、線路の課電を停止しな
ければならないから、活線状態での較正はできない。較
正用パルスの注入だけでなく、活線状態では検出インピ
ーダンスの挿入にも感電の危険が伴う。何故なら、高圧
導体に接続された結合コンデンサのアース側に検出イン
ピーダンスを挿入するか、あるいは金属シースの接地線
を一旦取り外して検出インピーダンスを取り付けなけれ
ばならないからである。
上記特願平1−277928号で提案された方法は、活線時、
課電停止時、いずれでも較正が可能であるが、絶対値の
較正ができるのは絶縁接続部での検出感度だけであり、
終端接続部における検出感度について絶対値の較正をす
る手段は提案されていない。
それ故、本発明の目的は、感電の危険を伴わずに活線状
態での較正ができる部分放電測定方法を実現することで
ある。
本発明の他の目的は、終端接続部における検出感度につ
いて絶対値の較正ができる部分放電測定方法を実現する
ことである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、感電の危険を伴わずに活線状態で終端接続
部における検出感度の較正ができる部分放電測定方法を
実現するため、部分放電測定器を接続した検出インピー
ダンスを終端接続部に設け、近接の絶縁接続部から較正
用パルスを注入し、電力ケーブル線路を伝播した較正用
パルスを部分放電測定器で測定することにより部分放電
測定の検出感度を較正し、較正用パルスの注入を停止し
て部分放電を測定するようにした。
部分放電測定器は、低周波法、高周波法、広帯域法、同
調法等のいずれの方式のものでもよい。しかし、特願平
2−42175号記載のごとく広帯域法と同調法を組み合わ
せたものが、高いS/N比を得られるので好ましい。
近隣の絶縁接続部としては、終端接続部に隣接する絶縁
接続部が好ましいが、隣接の絶縁接続部よりも離れた絶
縁接続部であっても、充分なS/N比が得られれば利用で
きる。
近隣の絶縁接続部から較正用パルスを注入するには、前
述の特願平1−277928号に示したように、絶縁筒を隔て
た両側のケーブルの絶縁シースの外面に設けた一対の箔
状電極を用いることができる。電極ケーブルがワイヤシ
ールドケーブルである場合には、特願平1−309744号記
載のごとく、ケーブルに1ないし数十回巻いたコイル、
ケーブルに接近して設けた高周波鉄心に巻いたコイル、
あるいはケーブル上で長さ方向に適当な距離を隔てて設
けた一対の箔状(または帯状)の電極等により、較正用
パルスを注入することができる。
測定用閉回路を形成するために高圧導体とアース間に結
合コンデンサを接続してもよいが、これを省略すること
もでき、その場合には終端接続部に接続された気中布設
の高圧導体と対地間に形成される対地静電容量を利用し
て、測定用閉回路が形成される。
終端接続部に検出インピーダンスおよび部分放電測定器
を設けるには、金属シースとアースの間に接続してもよ
い。しかし、特願平1−314005号に記載されたように、
検出インピーダンスを接地リード線と並列に接続しても
よく、あるいは検出インピーダンスを接続部近傍の電力
ケーブルの防食シース層の外側に設けた箔状電極に接続
して、大地との間の電位差を測定してもよい。このよう
にすると感電の危険が取り除かれ、活線でも較正および
測定が可能になる。検出インピーダンスを接地リード線
と並列に接続する場合、接地リード線には鉄心を取りつ
けることが好ましい。検出インピーダンスをコンデンサ
を介して接地リード線に接続してもよい。接地リード線
にシースアレスタが並列に接続されていてもよい。この
場合シースアレスタの金属シース側リード線にも鉄心を
取り付けてもよい。検出インピーダンスは、シースアレ
スタのシース側リード線に高周波変成器を介して接続さ
れてもよい。箔状電極を用いる場合にも、接地リード線
には鉄心を取りつけることが好ましい。
〔作用〕
本発明の部分放電測定器では、部分放電測定器を接続し
た検出インピーダンスを終端接続部に設け、近接の絶縁
接続部から較正用パルスを注入し、電力ケーブル線路を
伝播した較正用パルスを部分放電測定器で測定すること
により、部分放電測定の検出感度を較正した上で、較正
用パルスの注入を停止して部分放電を測定するようにし
たので、上の較正の結果に基づいて、較正用パルスを注
入した絶縁接続部と終端接続部との間の電力ケーブル線
路の減衰特性を高い精度で推定することができる。その
結果、終端接続部における検出感度について、実質的に
絶対値の較正ができる。終端接続部の高圧導体に較正用
発振器を接することなく、近隣の絶縁接続部から較正用
パルスを注入するので、感電の危険を伴わずに活線状態
での較正ができる。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例〕
第1図に、本発明よる部分放電測定方法に用いる構成の
一例を示す。
電力ケーブル1の終端接続部2は、高圧導体3を介して
図示しない変電所機器に接続されている。電力ケーブル
1は終端接続部2に隣接する絶縁接続部4を有してお
り、防食ビニルシース5,5の外面に一対の箔状電極6,6が
取り付けられ、箔状電極6,6に較正用パルス発生器7が
接続されている。終端接続部2のアース側は接地リード
線8で接地され、接地リード線8には高周波鉄心9,9が
取り付けられている。そして、接地リード線8の高周波
鉄心9,9が取り付けられた部分と並列に、検出インピー
ダンス10が接続されている。検出インピーダンス10には
部分放電測定器11が接続されている。
較正用パルス発生器7から箔状電極6,6に供給される較
正用パルスは、電力ケーブル1を経て終端接続部2に達
し、検出インピーダンス10の両端に電位差を生じ、部分
放電測定器11で測定される。検出インピーダンス10と並
列に接続された接地リード線8は、高周波鉄心9,9によ
り高周波インピーダンスが高められており、検出インピ
ーダンス10には充分な電位差が発生する。
終端接続部2の検出インピーダンス10に達した較正用パ
ルスは、絶縁接続部4と終端接続部2の間の電力ケーブ
ル1を経て伝播する間に減衰を受ける。較正用パルスを
部分放電測定器11で測定した結果から、絶縁接続部4と
終端接続部2との間の電力ケーブル1の減衰特性を推定
する。
〔発明の効果〕
本発明の部分放電測定方法によると、較正用発振器を終
端接続部において高圧導体に接続する必要がなく、また
検出インピーダンスを高圧導体に接続したり、接続部等
の接地線を取り外して検出インピーダンスを挿入する必
要もないので、無課電状態では勿論、活線状態でも感電
の危険を伴わずに、検出感度の較正ができる。しかも終
端接続部における検出感度について、実質的に絶対値の
較正ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による部分放電測定方法の一実施例に
用いた構成を示す説明図、第2図(A)および(B)は
従来の部分放電測定方法の説明図、第3図(A)および
(B)は従来の部分放電測定方法における較正方法の説
明図である。 符号の説明 1……電力ケーブル 2……終端接続部 3……高圧導体 4……絶縁接続部 5……防食ビニルシース 6……箔状電極 7……較正用パルス発生器 8……接地リード線 9……高周波鉄心 10……検出インピーダンス 11……測定装置 21……電力ケーブル 21a,21b……金属シース 22……終端接続部 23……高電圧課電端子 24……高周波信号阻止回路 25……高圧導体 26……結合コンデンサ 27……検出インピーダンス 28……普通接続部 29……測定装置 31……較正用コンデンサ 32……較正用パルス発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 弘 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (72)発明者 遠藤 桓 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (72)発明者 今井 友章 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社電線研究所内 (56)参考文献 特開 平2−167484(JP,A) 特開 平2−167483(JP,A) 特開 昭62−11177(JP,A) 特開 昭61−40571(JP,A) 特開 平3−138574(JP,A) 特開 平3−175376(JP,A) 特開 平3−170077(JP,A) 昭和電線電纜レビュー,Vol.18,N o.1(1968)PP.1−6 電気学会技術報告(▲II▼)第4号 (42)−(45) 電気協同研究、第23巻第5号PP.103 −104

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】部分放電測定器を接続した検出インピーダ
    ンスを終端接続部に設け、前記終端接続部の近隣の絶縁
    接続部から較正用パルスを注入し、電力ケーブル線路を
    伝播した前記較正用パルスを前記検出インピーダンスを
    介して前記部分放電測定器で測定することにより、部分
    放電測定の検出感度を較正し、前記較正用パルスの注入
    を停止して部分放電を測定することを特徴とする、部分
    放電測定方法。
  2. 【請求項2】前記検出インピーダンスは、前記終端接続
    部の接地線に高周波鉄心を取り付け、該高周波鉄心を取
    り付けた接地線に並列に接続される、請求項第1項の部
    分放電測定方法。
JP19970090A 1990-07-26 1990-07-26 部分放電測定方法 Expired - Lifetime JPH07111452B2 (ja)

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JP3084103B2 (ja) * 1991-09-20 2000-09-04 ジヤトコ・トランステクノロジー株式会社 自動変速機の油圧回路
WO2016042614A1 (ja) * 2014-09-17 2016-03-24 三菱電機株式会社 部分放電信号処理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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昭和電線電纜レビュー,Vol.18,No.1(1968)PP.1−6
電気協同研究、第23巻第5号PP.103−104
電気学会技術報告(▲II▼)第4号(42)−(45)

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