JP2987985B2 - パイプつかみ具 - Google Patents

パイプつかみ具

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JP2987985B2
JP2987985B2 JP3087650A JP8765091A JP2987985B2 JP 2987985 B2 JP2987985 B2 JP 2987985B2 JP 3087650 A JP3087650 A JP 3087650A JP 8765091 A JP8765091 A JP 8765091A JP 2987985 B2 JP2987985 B2 JP 2987985B2
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洋一 山田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば引張り試験機に
使用され、パイプ状試験片をくさび状のつかみ具によっ
て把持するパイプつかみ具に関する。
【0002】
【従来の技術】図7はこの種のパイプつかみ具の従来例
を示す図である。同図において、1はチャックフレーム
であり、この内部には負荷軸Xに沿って入口側2から奥
側3にかけて徐々に広がる空間部4が形成され、一対の
くさび状のつかみ歯5a,5b(以下、5で代表するこ
ともある)がチャックフレーム1内のくさび面6に摺動
可能に収容される。チャックフレーム1をつかみ歯5に
対して引き上げるとつかみ歯5は閉じて、予め中芯7が
挿入されているパイプTPを挟持し、引き下げると開い
て、このパイプTPを解放する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のパイプつかみ具にあっては次のような問題が
ある。 (1)中芯7はパイプつかみ具と分離しているため、中
芯7を予めパイプTPに挿入してから把持しなくてはな
らない。 (2)パイプTPが引張り試験によって伸び、とくに、
つかみ歯5と中芯7との間のパイプTPの肉厚が薄くな
ると、つかみ歯5はパイプTPの外径の縮小に追従する
ものの中芯7は円柱状のためこの内径の広がりに追従で
きない。この結果、パイプTPの把持が確実に行えない
おそれがある。
【0004】本発明の目的は、パイプをつかみ具に着脱
するのと同時に中芯がパイプに対して着脱されるように
するともに、外歯がパイプの外径を把持し中芯が内径の
広がりに追従するようにしたパイプつかみ具を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第3の実施例を示す図5
および6に対応づけて説明すると、請求項1の発明は、
負荷軸Xに沿って入口側12Aから奥側13Aにかけて
徐々に広がる空間部14Aを形成するように内面にくさ
び面15Aが形成され、つかみ具取付軸217と相対移
動可能とされたチャックフレーム10Aと、空間部14
Aに収容され、チャックフレーム10Aに対して負荷軸
X方向に移動してパイプTPを把持および解放するくさ
び状の外歯16Bと、負荷軸Xに沿ってつかみ具と一体
的に延設され、外歯16BでパイプTPを把持する時に
パイプTPの端部に挿入される中芯228とを具備し、
中芯228を、負荷軸Xに沿ってチャックフレーム10
Aの入口側12Aから奥側13Aにかけて徐々に細くな
るようにチャックフレーム10Aと一体化されたくさび
状の軸217cと、この軸217cとパイプ内周面との
間に挟持されて外歯16Bとの間でパイプ肉厚部を挟持
し、引っ張り荷重によりパイプ肉厚が薄くなるのに追従
して拡径するくさび状の内歯23Bとで構成し、さら
に、外歯16Bと内歯23Bの上下移動範囲をつかみ具
取付軸217により規制する規制機構217f,16
b,23cを設けることにより、上述した目的を達成す
る。
【0006】
【作用】負荷軸Xに沿ってつかみ具と一体的に延設され
た中芯228は、外歯16でパイプTPを把持するとき
にパイプTPの端部に挿入される。内歯23Bとともに
中芯228を構成するくさび状の軸217cは、負荷軸
Xに沿ってチャックフレーム10Aの入口側12Aから
奥側13Aにかけて徐々に細くなる。くさび状の内歯2
3Bは軸217cとパイプ内周面との間に挟持されて外
歯16Bとの間でパイプTPの肉厚部を挟持し、引っ張
り荷重によりパイプTPの肉厚が薄くなると、この肉厚
の減少に追従して内歯23Bが外方に移動して中芯22
8は拡径する。内歯23Bと外歯16Bはともに、取付
軸217とチャックフレーム10Aを相対移動すること
により駆動される。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】−第1の実施例− 図1および図2において、10は上面に雄ねじ11が突
設されたチャックフレームであり、この内部には負荷軸
Xに沿って入口側12から奥側13にかけて徐々に広が
る空間部14が形成されるようにくさび面15が形成さ
れている。この空間部14にはくさび状の一対の外歯1
6がくさび面15に摺動可能に収容されている。一対の
外歯16の互いに対向する側面には図2に示すようにV
溝16aが形成されている。
【0009】17は負荷軸Xと同軸上に雄ねじ11を貫
通するつかみ具取付け軸であり、この下端部にはくさび
面15に向けて突出する凸部17aが形成され、一対の
外歯16に形成された凹溝16bにそれぞれ遊嵌されて
いる。外歯16は定位置式くさび歯であり、くさび面1
5によって引き上げられると凸部17aに当接しそれ以
上は移動しないようになっている。つかみ具取付け軸1
7の下面には負荷軸Xに沿って円柱上の中芯18がねじ
込まれ、一対の外歯16のV溝16aにパイプTPを挟
持するときに、この中芯18がパイプTPに挿入可能で
ある。また、つかみ具取付け軸17の上部には外方に突
出するフランジ17bが設けられ、チャックフレーム1
0の雄ねじ11に螺合する袋ナット19の段差19aに
係合している。20は袋ナット19を回転するハンドル
である。
【0010】このようなパイプつかみ具でパイプTPを
把持するには、袋ナット19を緩め、チャックフレーム
10をつかみ具取付け軸17に対して下降させると、外
歯16は空間部14の奥側13に収容されるので互いに
離隔する。ここで、パイプTPに中芯18を挿入しつつ
このパイプTPを一対の外歯16の間に挿入する。次い
で、袋ナット19をねじ込んでいくと、袋ナット19の
段差19aがつかみ具取付け軸17のフランジ17bに
係合しているので、チャックフレーム10はつかみ具取
付け軸17に対して上昇し、一対の外歯16はくさび面
15によって引き上げられる。このとき、外歯16は凸
部17aに当接するとそれ以上上方に移動できなくな
り、チャックフレーム10のくさび面15との間で摺動
し互いに接近してパイプTPを挟持する。このときパイ
プTP内には中芯18が挿入されているので、パイプT
Pがつぶれることがない。したがって、外歯16のくさ
び作用が有効にはたらき、パイプTPは一対の外歯16
によって把持される。
【0011】このように、パイプTPを把持するとき
に、負荷軸Xに沿って延在する中芯18をパイプTPに
挿入しつつこのパイプTPを一対の外歯16の間に挿入
できるので、パイプの把持、解放操作とは別に中芯18
をパイプTPに対して着脱する煩わしさがなくなる。こ
の中芯18の径はパイプ径に応じて適宜交換可能であ
る。
【0012】−第2の実施例− 図3および図4は第2の実施例を示し、図1および図2
と同様の箇所には同一の符号にAを付すか100番台の
符号を付して相違点を中心に説明する。両図において、
117は、負荷軸Xと同軸上でチャックフレーム10A
に挿入されたつかみ具取付け軸であり、この下部にはフ
ランジ117aが形成され、この左右の側面には一対の
外歯16Aの凹溝16bに遊嵌された凸部117bが突
設されている。つかみ具取付け軸117のフランジ11
7aの下面にはくさび状の軸117cが負荷軸Xと同軸
で一体的に突設され、この軸117cとパイプ内周面と
の間には、一対の外歯16Aとの間でパイプ肉厚部を挟
持する一対の内歯23が設けられている。ここで、軸1
17cと内歯23とで中芯18Aを構成する。内歯23
は非定位置式くさび歯である。軸117cの外歯16A
に対向する側面117d,117eは負荷軸Xに沿って
チャックフレーム10Aの入口側12Aから奥側13A
にかけて徐々に接近し、図4に示すような断面形状をし
ている。一対の内歯23の軸117cに対向する側面2
3a,23bは軸117cの側面117d,117eに
沿って傾斜し、軸117cに嵌合するような断面形状を
している。
【0013】パイプTPを把持するには、第1の実施例
と同様にして、パイプTPに中芯18Aを挿入しつつパ
イプTPを一対の外歯16Aの間に挿入し、袋ナット1
9Aをねじ込んでいくと、一対の外歯16Aはくさび面
15Aによって引き上げられる。このとき、一対の外歯
16Aは凸部117bに当接するとその後は互いに接近
し、パイプTPは一対の外歯16Aのくさび作用により
内歯23との間で把持される。ここで、このパイプつか
み具を引き上げてパイプTPの引張試験をおこなうと、
引っ張り荷重によりパイプTPは伸びてその肉厚は薄く
なる。このとき、外歯16Aおよび内歯23はそれぞれ
チャックフレーム10Aのくさび面15Aおよび軸11
7cの側面117d,117eに沿って摺動してパイプ
TPの肉厚部に向かって移動し、この肉厚部の厚さの減
少に追従する。したがって、パイプTPはその肉厚が薄
くなっても外歯16Aと内歯23のくさび作用によって
確実に挟持される。
【0014】−第3の実施例− 図5および図6は第3の実施例を示し、図1および図2
と同様の箇所には同一の符号にAを付すか100番台の
符号を付し、図3および図4と同様の箇所には同一の符
号にBを付すか200番台の符号を付して相違点を中心
に説明する。両図において、217は、負荷軸Xと同軸
上でチャックフレーム10Aの雄ねじ11Aに挿入され
たつかみ具取付け軸であり、この下部には雄ねじ11A
の下部を左右に貫通する横アーム217aが設けられて
いる。横アーム217aの左右にはチャックフレーム1
0Aを下方に向かって貫通する一対の縦アーム217b
が設けられ、各縦アーム217bの下端には一対の外歯
16Bの凹溝16bおよび一対の内歯23Bの凹溝23
cに遊嵌された凸部217fが形成されている。内歯2
3Bは定位置式くさび歯であり、外歯16Bと同様に引
き上げられると凸部217fに当接する。一対の内歯2
3Bとともに中芯228を構成する軸217cはチャッ
クフレーム10Aと一体で形成されている。軸217c
および内歯23Bの互いに対向する側面は共に相補のテ
ーパ平面をなしている。
【0015】本実施例では、軸217cがチャックフレ
ーム10Aと一体で引き上げられ、しかも、両歯16
B,23Bとも定位置式くさび歯であるので、両歯16
B,23Bが連動して接近する。したがって、パイプT
Pの肉厚の減少に対する追従がより確実となる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、外歯でパイプを把持す
るときに中芯がパイプの端部に挿入されるので、中芯が
パイプつかみ具から分離している従来例のように、パイ
プをつかみ具で把持する前に中芯をパイプにいちいち挿
入する煩わしさがなくなる。また、引っ張り荷重により
パイプの肉厚が薄くなっても、内歯がこの肉厚の減少に
追従して拡径するので、試験中のパイプの把持が確実と
なる。さらに、内歯と外歯はともにつかみ具取付軸とチ
ャックフレームとの相対移動により駆動されてくさび力
を発揮、解放するようにしたので、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパイプつかみ具の第1の実施例を
示す正面断面図である。
【図2】図1のII−II矢視断面図である。
【図3】本発明に係るパイプつかみ具の第2の実施例を
示す正面断面図である。
【図4】図3のIV-IV矢視断面図である。
【図5】本発明に係るパイプつかみ具の第3の実施例を
示す正面断面図である。
【図6】図5のVI-VI矢視断面図である。
【図7】従来のパイプつかみ具を示す正面断面図であ
る。
【符号の説明】
10,10A チャックフレーム 12,12A 入口側 13,13A 奥側 14,14A 空間部 15,15A くさび面 16,16A,16B 外歯 16b,23c 凹部 18,18A,228 中芯 23,23B 内歯 117c,217c 軸 217f 凸部 217 つかみ具取付軸 228 中芯

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】負荷軸に沿って入口側から奥側にかけて徐
    々に広がる空間部を形成するように内面にくさび面が形
    成され、つかみ具取付軸と相対移動可能とされたチャッ
    クフレームと、前記空間部に収容され、前記チャックフ
    レームに対して前記負荷軸方向に移動してパイプを把持
    および解放するくさび状の外歯と、前記負荷軸に沿って
    つかみ具と一体的に延設され、前記外歯でパイプを把持
    する時にパイプの端部に挿入される中芯とを具備し、前
    記中芯を、前記負荷軸に沿って前記チャックフレーム入
    口側から奥側にかけて徐々に細くなるように前記チャッ
    クフレームと一体化されたくさび状の軸と、この軸とパ
    イプ内周面との間に挟持されて前記外歯との間でパイプ
    肉厚部を挟持し、引っ張り荷重によりパイプ肉厚が薄く
    なるのに追従して拡径するくさび状の内歯とで構成し、
    さらに、前記外歯と内歯の上下移動範囲を前記つかみ具
    取付軸により規制する規制機構を設けたことを特徴とす
    るパイプつかみ具。
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