JP2986952B2 - 絶縁被覆ケーブルの製造方法 - Google Patents
絶縁被覆ケーブルの製造方法Info
- Publication number
- JP2986952B2 JP2986952B2 JP3090767A JP9076791A JP2986952B2 JP 2986952 B2 JP2986952 B2 JP 2986952B2 JP 3090767 A JP3090767 A JP 3090767A JP 9076791 A JP9076791 A JP 9076791A JP 2986952 B2 JP2986952 B2 JP 2986952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core wire
- manufacturing
- insulated cable
- cable
- tape member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 13
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 9
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 9
- 238000009413 insulation Methods 0.000 claims description 3
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 12
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 12
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 10
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 210000002445 nipple Anatomy 0.000 description 6
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 1
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229920000728 polyester Polymers 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁被覆ケーブルの製造
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にコア線10の外側に静電遮蔽を目
的としてアルミ/ポリエステルテープなどの金属/プラ
スチックテープ(テープ部材)20を横巻きし、その外
側に絶縁層をパイプ押出しを行って被覆する絶縁被覆ケ
ーブル30が知られている。
的としてアルミ/ポリエステルテープなどの金属/プラ
スチックテープ(テープ部材)20を横巻きし、その外
側に絶縁層をパイプ押出しを行って被覆する絶縁被覆ケ
ーブル30が知られている。
【0003】このような絶縁被覆ケーブル30は図3に
示すようにコア線10の外側にコア線の押出し方向Aに
対し金属/プラスチックテープ20の重なり部(ラップ
部)25が逆立たない方向となるように、金属/プラス
チックテープ20を横巻きしてニップル40,ダイス5
0を有する押出し機60に導き、樹脂圧をあまりかけな
いようにして絶縁被覆を施すようになっている。
示すようにコア線10の外側にコア線の押出し方向Aに
対し金属/プラスチックテープ20の重なり部(ラップ
部)25が逆立たない方向となるように、金属/プラス
チックテープ20を横巻きしてニップル40,ダイス5
0を有する押出し機60に導き、樹脂圧をあまりかけな
いようにして絶縁被覆を施すようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般にケーブル外形を
丸形にするのであれば、比較的樹脂圧を低くしてもケー
ブル外形を設計通りの形状にすることができるが、絶縁
被覆を異形状、例えばアンダーカーペットケーブルのよ
うなフラット形状の絶縁被覆を実現するためには押出し
機60の樹脂圧を高くしなければ実現できない。しかし
ながら、図4に示すように、片面が樹脂で構成された金
属/プラスチックテープ20を横巻きしたコア線10に
異形状の絶縁被覆を施すために押出し機60において樹
脂圧を高くすると、金属/プラスチックテープ20の樹
脂面が滑りやすいため、ラップ部25に弛み35を生
じ、図5に示すようにこの弛み35は小さいうちはニッ
プル40を通り抜けてコブ状37となるが、大きくなる
とニップル40を通り抜けることができずニップル40
に引掛かって断線事故を引起こすという不都合があっ
た。 また、この断線事故防止対策としては、樹脂圧
を低減する。
丸形にするのであれば、比較的樹脂圧を低くしてもケー
ブル外形を設計通りの形状にすることができるが、絶縁
被覆を異形状、例えばアンダーカーペットケーブルのよ
うなフラット形状の絶縁被覆を実現するためには押出し
機60の樹脂圧を高くしなければ実現できない。しかし
ながら、図4に示すように、片面が樹脂で構成された金
属/プラスチックテープ20を横巻きしたコア線10に
異形状の絶縁被覆を施すために押出し機60において樹
脂圧を高くすると、金属/プラスチックテープ20の樹
脂面が滑りやすいため、ラップ部25に弛み35を生
じ、図5に示すようにこの弛み35は小さいうちはニッ
プル40を通り抜けてコブ状37となるが、大きくなる
とニップル40を通り抜けることができずニップル40
に引掛かって断線事故を引起こすという不都合があっ
た。 また、この断線事故防止対策としては、樹脂圧
を低減する。
【0005】樹脂の押出し温度を上昇させ樹脂を柔ら
かくする。
かくする。
【0006】押出し線速を上げて、金属/プラスチッ
クテープ20の弛み35の溜まりを防止する。
クテープ20の弛み35の溜まりを防止する。
【0007】金属/プラスチックテープ20のテープ
巻きのテンションアップ。
巻きのテンションアップ。
【0008】が考えられるが実験の結果、上記の方法
によると意図した絶縁被覆形状が実現できない。
によると意図した絶縁被覆形状が実現できない。
【0009】樹脂が柔らかくなり垂れてしまうだけで
絶縁被覆ケーブル30の断線事故防止に効果がない。
絶縁被覆ケーブル30の断線事故防止に効果がない。
【0010】金属/プラスチックテープ20の弛み3
5の溜まりが減るだけで断線事故防止に効果がない。
5の溜まりが減るだけで断線事故防止に効果がない。
【0011】断線事故発生頻度が多少減少する程度で
実質断線事故防止に効果なし。
実質断線事故防止に効果なし。
【0012】といづれの方法も実質的に断線事故を防止
できなかった。
できなかった。
【0013】
【発明の目的】本発明は、上記従来例のもつ不都合を改
善し、比較的簡単な構成で断線事故を引起こすことな
く、コア線に異形状の絶縁被覆を施すことができる絶縁
被覆ケーブルの製造方法を提供することを、その目的と
する。
善し、比較的簡単な構成で断線事故を引起こすことな
く、コア線に異形状の絶縁被覆を施すことができる絶縁
被覆ケーブルの製造方法を提供することを、その目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、コア
線の外側に重ね合せ部を形成する如くテープ部材をスパ
イラル状に横巻きしたケーブルを押出し手段に導き絶縁
被覆を施す絶縁被覆ケーブルの製造方法において、前記
コア線の外側に、該コア線の押出し手段への進行方向に
対して手前のテープ部材の端部の上面に後方のテープ部
材が重なる如く重ね合せ部を形成するように巻回すると
いう絶縁被覆ケーブルの製造方法を採用することによ
り、前記目的を達成しようとするものである。
線の外側に重ね合せ部を形成する如くテープ部材をスパ
イラル状に横巻きしたケーブルを押出し手段に導き絶縁
被覆を施す絶縁被覆ケーブルの製造方法において、前記
コア線の外側に、該コア線の押出し手段への進行方向に
対して手前のテープ部材の端部の上面に後方のテープ部
材が重なる如く重ね合せ部を形成するように巻回すると
いう絶縁被覆ケーブルの製造方法を採用することによ
り、前記目的を達成しようとするものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明に係る絶縁被覆ケーブルの製造
方法の一実施例を図1に基づいて説明する。
方法の一実施例を図1に基づいて説明する。
【0016】ここで上記従来例と同一の構成部材には同
一の符号を付すものとする。
一の符号を付すものとする。
【0017】図1に示す絶縁被覆ケーブル1は図示のよ
うにコア線3の外側にコア線の押出し方向Aに対し金属
/プラスチックテープ2の重ね合せ部(ラップ部)12
が逆立つ方向となるように、金属/プラスチックテープ
2を横巻きして(図2参照)、ニップル40,ダイス5
0を有する押出し機60に導き、樹脂圧をあまりかけな
いようにして絶縁被覆を施すようになっている。この場
合コア線1は、図2に示す如く対撚り線4の外側に金属
/プラスチックテープ2を金属層が下側になるようにし
て重ね合せ部12を形成する如く横巻きされている。
うにコア線3の外側にコア線の押出し方向Aに対し金属
/プラスチックテープ2の重ね合せ部(ラップ部)12
が逆立つ方向となるように、金属/プラスチックテープ
2を横巻きして(図2参照)、ニップル40,ダイス5
0を有する押出し機60に導き、樹脂圧をあまりかけな
いようにして絶縁被覆を施すようになっている。この場
合コア線1は、図2に示す如く対撚り線4の外側に金属
/プラスチックテープ2を金属層が下側になるようにし
て重ね合せ部12を形成する如く横巻きされている。
【0018】このように形成されたコア線3を前述同様
押出し機60に導き絶縁被覆ケーブル1を形成すると、
ラップ部12の滑りが防止できるため通常の樹脂圧を掛
けることにより、断線事故を引起こすことなく連続して
コア線3に異形状の絶縁被覆を施すことができるように
なった。
押出し機60に導き絶縁被覆ケーブル1を形成すると、
ラップ部12の滑りが防止できるため通常の樹脂圧を掛
けることにより、断線事故を引起こすことなく連続して
コア線3に異形状の絶縁被覆を施すことができるように
なった。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上のような製造方法により絶
縁被覆ケーブルを製造するので、これによると断線事故
を引起こすことなく、コア線に異形状の絶縁被覆を施す
ことができる。
縁被覆ケーブルを製造するので、これによると断線事故
を引起こすことなく、コア線に異形状の絶縁被覆を施す
ことができる。
【図1】本発明に係る製造方法の説明図。
【図2】本発明に係るコア線の構造説明図。
【図3】従来例に係る製造方法の説明図。
【図4】図3の問題点を示す説明図。
【図5】従来例に係る製造方法による絶縁被覆ケーブル
製造工程説明図。
製造工程説明図。
1………絶縁被覆ケーブル1 2………テープ部材 3………コア線 4………対撚り線 12……重なり部 40……ニップル 50……ダイス 60……押出し機 A………押出し方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01B 13/24 - 13/26 H01B 13/14
Claims (1)
- 【請求項1】コア線の外側に重ね合せ部を形成する如く
テープ部材をスパイラル状に横巻きしたケーブルを押出
し手段に導き絶縁被覆を施す絶縁被覆ケーブルの製造方
法において、前記コア線の外側に、該コア線の押出し手
段への進行方向に対して手前のテープ部材の端部の上面
に後方のテープ部材が重なる如く重ね合せ部を形成する
ように巻回したことを特徴とする絶縁被覆ケーブルの製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090767A JP2986952B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 絶縁被覆ケーブルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3090767A JP2986952B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 絶縁被覆ケーブルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04322012A JPH04322012A (ja) | 1992-11-12 |
JP2986952B2 true JP2986952B2 (ja) | 1999-12-06 |
Family
ID=14007761
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3090767A Expired - Lifetime JP2986952B2 (ja) | 1991-04-22 | 1991-04-22 | 絶縁被覆ケーブルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2986952B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5886229B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2016-03-16 | タツタ電線株式会社 | ケーブル |
CN105336425B (zh) * | 2014-06-26 | 2017-03-22 | 广州市番禺区鸿力电缆有限公司 | 一种采用改进结构的复合钢带的电缆 |
-
1991
- 1991-04-22 JP JP3090767A patent/JP2986952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04322012A (ja) | 1992-11-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3634606A (en) | Outer conductor for coaxial cable | |
US3829340A (en) | Methods of making a tubular member having a sealed longitudinal seam | |
US3703605A (en) | Communications cables with sealed metallic moisture barriers | |
US5732875A (en) | Method for producing a sector conductor for electric power cables | |
JP2986952B2 (ja) | 絶縁被覆ケーブルの製造方法 | |
JP3225775B2 (ja) | 多心シールドケーブルの製造方法 | |
US3819434A (en) | Methods of making communications cables with sealed metallic moisture barriers | |
JP3296595B2 (ja) | 光ファイバ複合架空地線の製造方法 | |
US4229238A (en) | Process for manufacturing coaxial cable | |
US2936258A (en) | Fabrication of insulated electrical conductors | |
JP2900554B2 (ja) | 絶縁電線の製造方法 | |
GB2120586A (en) | Apparatus for applying corrugated tape to cables | |
JP2658498B2 (ja) | 同軸ケーブルの製造方法 | |
JPH06503676A (ja) | 非対称形ジャケット付き同軸電気伝送線とその製造法 | |
JPS636814Y2 (ja) | ||
JP3425516B2 (ja) | 圧接シールド線の製造装置 | |
JPS633060Y2 (ja) | ||
JPH05174641A (ja) | シールド電線 | |
JPS6210895Y2 (ja) | ||
JPS5861510A (ja) | 通信ケ−ブル | |
JPS59191214A (ja) | 防水型コルゲ−トテ−プ縦添ケ−ブルの製造方法 | |
JPS6140019Y2 (ja) | ||
JPS608513Y2 (ja) | ケ−ブル接続部 | |
JPS646582Y2 (ja) | ||
JPH0268815A (ja) | 圧接接続用シールド線の製造方法 |