JP2986377B2 - 自転車用ペダル - Google Patents

自転車用ペダル

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JP2986377B2
JP2986377B2 JP7176304A JP17630495A JP2986377B2 JP 2986377 B2 JP2986377 B2 JP 2986377B2 JP 7176304 A JP7176304 A JP 7176304A JP 17630495 A JP17630495 A JP 17630495A JP 2986377 B2 JP2986377 B2 JP 2986377B2
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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M3/00Construction of cranks operated by hand or foot
    • B62M3/08Pedals
    • B62M3/086Attachments between shoe and pedal other than toe clips, e.g. cleats
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T74/21Elements
    • Y10T74/2164Cranks and pedals
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用ペダル、
特に、自転車用靴に取り付けられたクリートが連結可能
な自転車用ペダルに関する。
【0002】
【従来の技術】自転車用靴と連結可能な自転車用ペダル
として、特開平3−159893号に開示されたクリッ
プレスペダルと呼ばれるものが知られている。このクリ
ップレスペダルは、自転車のクランクに装着可能なペダ
ル軸と、ペダル軸に回動自在に支持されたペダル本体
と、ペダル本体の両面に固定され、クリートの前後を係
止可能な前後1対のクリート係止部とを有している。ペ
ダル本体は、軽量化を図るため小容積であり、クリート
係止部の左右を囲むように配置されたわずかな踏み面を
有している。
【0003】この種のクリップレスペダルでは、クリー
トをクリート係止部に係止させると靴とペダルとが常に
連結された状態となるために、踏力をペダルに効率よく
伝達できる。このため、クリップレスペダルは、ロード
レースやMTB(マウンテンバイク)レース等で使用さ
れるレース用の自転車に広く採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、MTBやBMX
(バイシクルモトクロス)によるダウンヒルレース,デ
ュアルスラロームレース,クロスカントリーレース等の
オフロードレースが広く行われるようになっている。こ
の種のオフロードレースでは、ロードレースと異なり未
舗装のトラック上を走行するため、ペダルに泥が付着し
てクリート係止部に泥詰まりが生じやすい。クリート係
止部が泥詰まりすると、クリートをクリート係止部に係
止できず、ペダルに靴を装着できないことがある。ま
た、この種のオフロードレースでは、コーナリング時に
ペダルから足を離し、コーナリング後再度ペダルに足を
乗せることが頻繁に繰り返される。
【0005】このように、泥詰まりによりクリートをク
リート係止部に係止できない場合やペダルから脚を頻繁
に離す場合には、クリートをクリート係止部に係止せず
にペダルを踏む必要がある。しかし、前記従来のクリッ
プレスペダルはペダル本体が可及的に小容積であり踏み
面が小さいので、クリートをクリート係止部に係止して
いない状態では脚が左右にふらつき、ペダルをうまく踏
むことができない。このようにペダルをうまく踏めない
と、踏力がペダルに効率よく伝達されず自転車の速度が
低下し、レーサにとって致命的なトラブルになる。この
ため、この種のオフロードレースでペダルの泥詰まりや
ペダルから靴の脱着が頻繁にあると予想されるときに
は、クリップレスペダルではなく、靴への食い込みがよ
いクリート係止部がない通常の両面ペダルを使用するこ
とが多くなっている。
【0006】上記のような場合にもクリップレスペダル
を使用できるようにするためには、クリートがクリート
係止部に係止されなくともペダルを踏めるようにすれば
よい。これを実現するために、踏み面が大きくなるよう
にクリート係止部の外周に靴底に接触可能な踏み体を設
けることが考えられる。しかし、図7に示すように、M
TB用の靴21は、ロード用の靴と異なり、歩行性を考
慮してクリート22が靴底27より奥に装着されている
ので、クリート係止部の外周に踏み体を設けると、踏み
体が靴底2と干渉してクリートをクリート係止部に係
止させる際の邪魔になり、靴の係止方向が限定される。
このため、その係止方向以外で靴を挿入すると泥詰まり
等がなくともクリートをクリート係止部に迅速に再係止
させるのが困難になる。
【0007】本発明の目的は、クリートが係止していな
くても踏力を効率良く伝達できかつクリートを容易に係
止できる自転車用ペダルを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明1に係る自転車用ペ
ダルは、自転車用靴に取り付けられたクリートが連結可
能なペダルであって、ペダル軸と、ペダル軸に回転自在
に支持されクリートの前後を係止可能な前後1対のクリ
ート係止部を有する連結部と、連結部の周囲の少なくと
も一部に配置された踏み面を有する踏み体とを備えてい
る。そして、少なくとも前側のクリート係止部が略水平
状態の踏み面より上方に位置する姿勢とこの姿勢から下
方に移動した姿勢とを取り得るように、踏み体は連結部
の少なくとも一部に対して相対移動自在である。このよ
うな構成では、前側のクリート係止部を踏み体に対して
相対移動させて水平状態の踏み面から上方向に突出させ
ると、クリートをクリート係止部へ係止させる際に踏み
体に靴底が干渉しなくなり、係止を容易かつ素早く行え
る。また、前側クリート係止部を邪魔にならない位置に
相対移動させれば、踏み体に大面積の踏み面を確保で
き、クリートをクリート係止部に係止していなくても、
脚が左右にふらつかず、踏力を効率よく伝達できる。
【0009】発明2に係る自転車用ペダルは、発明1の
ペダルにおいて、前側のクリート係止部を略水平状態の
踏み面に対して上方向に離反するように付勢する付勢手
段をさらに備えている。この場合、前側クリート係止部
水平状態の踏み面に対して上方向に離反した姿勢に維
持でき、クリートの係止がより容易になる。また、前側
クリート係止部を下方向に沈ませることで、前側クリー
ト係止部が踏み面から突出せず、靴底を踏み体に安定し
て乗せることができ踏力をより効率よく伝達できる。
【0010】発明に係る自転車用ペダルは、発明2の
ペダルにおいて、付勢手段で付勢された状態において、
前側のクリート係止部が略水平状態の踏み面より上部に
配置されている。この場合には、前側クリート係止部が
常に踏みの上部に配置されているので、クリート係止
時にクリートの係止がさらに容易になる。発明に係る
自転車用ペダルは、発明2または3のペダルにおいて、
後側のクリート係止部は、クリートが係止されていない
状態で踏みと実質的に面一に配置されている。この場
合、クリートを前側クリート係止部に挿入する際に、後
側クリート係止部が邪魔にならず、クリートを容易に係
止させることができる。
【0011】発明に係る自転車用ペダルは、発明1か
ら4のいずれかのペダルにおいて、後側クリート係止部
はペダル方向でクリートを係止し、踏み体は、後側ク
リート係止部の後方において、踏み面を略水平にした状
態で、後側クリート係止部と実質的に同じ高さかまたは
高くかつペダル軸方向で後側クリート係止部と実質的に
同一かまたは長い振れ止め部を備えている。この場合に
は、後側クリート係止部の後方において靴の底面とペダ
ル軸方向に長い振れ止め部とが接触するので、クリート
を係止した状態で靴とペダルとのがたつきが抑えられ、
踏力のペダルへの伝達ロスを低減できる
【0012】発明に係る自転車用ペダルは、発明
ペダルにおいて、クリートをクリート係止部へ案内する
ガイド面が前記振れ止め部の最後部に設けられている。
この場合には、クリートをクリート係止部に後方から装
着する際に,クリートがクリート係止部に容易に案内さ
れ、クリートのペダルへの装着が容易になる。発明
係る自転車用ペダルは、発明1から3,5及び6のいず
れかのペダルにおいて、後側クリート係止部が踏み体と
相対移動可能になっている。この場合には、クリート装
着時に後側クリート係止部を踏み体より下方に配置する
ことで、靴を前側クリート係止部に入れやすくなり、ク
リートの係止がさらに容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態によ
る自転車用ペダルを示す斜視図である。図において、自
転車用ペダル(以下、単にペダルという)1は、自転車
のクランク2に締結されるペダル軸3と、ペダル軸3に
回転自在に支持され、靴21に取り付けられたクリート
22を両面で連結可能な連結部4と、連結部4の周囲に
配置され、連結部4に回転自在に支持された踏み体5と
を備えている。
【0014】ペダル軸3は、図3に示すように、多数の
段付部を有する多段軸であり、その先端部で軸受部10
により連結部4を回転自在に支持している。軸受部10
は、ペダル軸3の先端部外周に軸方向に間隔を隔てかつ
周方向に並べて配置された多数の鋼球11と、鋼球11
を収納する外輪12とを有している。ペダル軸3の基端
にはクランク2(図1)にねじ込まれるネジ部13が形
成されている。
【0015】連結部4は、図1〜図4に示すように、内
部に外輪12が嵌め込まれ、ペダル軸3に回転自在に支
持された外筒部15と、端部が外輪12に当接するよう
に外筒部15に内嵌された内筒部16と、外筒部15の
中央部の両面に固定されたクリート係止機構17とを有
している。外筒部15および内筒部16は、ペダル軸3
の外周側に同芯に配置されている。内筒部16の基端部
は、外筒部15からクランク2側に外筒部15と同じ径
で突出している。外筒部15の外周には前後に延びる1
対のストッパ部材20がペダル軸方向に間隔を隔てて設
けられている。1対のストッパ部材20の間において外
筒部15には、クリート係止機構17を固定するための
係止固定面18が両面に設けられている。また、図2に
示すように、先端側のストッパー部材20の側面にはピ
ン25が立設されている。ピン25の外周にはつるまき
バネ26が巻かれており、その一端はストッパ部材20
に係止され、他端は踏み体5に係止されている。このつ
るまきバネ26は、踏み体5に対して連結部4を一回転
方向に付勢している。
【0016】クリート係止機構17は、自転車用の靴2
1の底面に装着された連結用のクリート22をペダル1
に係止する機構である。クリート係止機構17は、クリ
ート22の前側を係止する前側クリート係止部30と、
後側を係止する後側クリート係止部31とを有してい
る。前側クリート係止部30は左右対称な部材であり、
係止固定面18に固定される固定部32と、固定部32
の前部に上方にU字状に湾曲して延びるクリート挟持部
33とを有している。固定部32の後部には後方に延び
る回転ストッパ部34が形成され、固定部32の中央部
には、前後に間隔を隔てて配置された1対のクリート支
持部35,36が左右に延びている。固定部32におい
て、クリート挟持部33とクリート支持部35との間に
は、クリートの前方への移動を規制する移動規制ストッ
パ37が上方に折り曲げて形成されている。
【0017】後側クリート係止部31は、ほぼ倒立U字
状に湾曲した部材であり、その両端部がストッパ部材2
0間に挿通された固定軸40(図1参照)に揺動自在に
支持されている。この固定軸40の外周には解除用スプ
リング41(図2では裏側の後側クリート係止部31用
のものが図示されている。)が巻かれており、このスプ
リング41により、後側クリート係止部31は、常に、
前方(図4矢印A方向)に回転するように付勢されてい
る。なお、この前方への回転を規制するために、後側ク
リート係止部31の後部中央には、回転ストッパ部34
に当接する舌状片42が下方に延びている。
【0018】踏み体5は、たとえば、アルミニウム合金
製であり、踏み面49を両面に有する平面視偏平8角形
枠状のフレーム50と、フレーム50のクランク2側に
固定され外筒部15の基端側外周で回転自在に支持され
る第1軸受部51と、フレーム50の先端側に固定され
外筒部15の先端側内周で回転自在に支持される第2軸
受部52とを有している。フレーム50の前後部には開
口53,54が形成されている。この開口53,54に
は外筒部15に設けられたストッパ部材20の先端が挿
入されている。なお、連結部4は、踏み体5に対して、
図5(A)において、反時計回りにつるまきバネ26に
より付勢されている。したがって、開口53,54に挿
入されたストッパ部材20が開口53の上辺に当接する
ことで、反時計回りの回転が規制されている。また、こ
の状態では、前側クリート係止部30のクリート挟持部
33は、踏み体5の踏み面49より上方に位置してお
り、後側クリート係止部31は、踏み体5に設けられた
振れ止め部55(後述)より下方に位置している。この
ため、靴21をペダル1に装着するときに、踏み体5に
靴底27が干渉することなくかつクリート22を前側ク
リート係止部30に係止できる。
【0019】踏み体5のフレーム50の後端には、上方
に突出しペダル軸方向に長い振れ止め部55が両面に形
成されている。振れ止め部55の断面は半円形であり、
その後端がクリート22をスムーズに案内するためのガ
イド部56となっている。振れ止め部55の高さは、図
5(B)に示すように、クリート22がクリート係止機
構17に係止されたとき、後側クリート係止部31の高
さと実質的に同一である。また、振れ止め部55のペダ
ル軸方向の長さは、図2に示すように、後側クリート係
止部31の長さより長い。このような振れ止め部55を
後側クリート係止部31の後方に設けると、接地しない
靴底27がこれにより支えられ、靴の左右のガタツキが
抑えられる。このため、脚が左右に振られなくなり、踏
力が効率よくペダル1に伝達される。また、振れ止め部
55のガイド部56が靴21を装着する際に靴底のガイ
ドになり、靴21に装着されたクリート22をスムーズ
にクリート係止機構17に案内できる。
【0020】次に、上述の実施形態の靴装着時の作用に
ついて図5を参照して説明する。靴がペダル1に装着さ
れていない状態では、図5(A)に示すように、連結部
4の前側クリート係止部30は、つるまきバネ26によ
り付勢されて踏み体5の踏み面49より上方に位置し、
後側クリート係止部31が踏み体5より下方に位置して
いる。靴21をペダル1に装着する際には、靴底27を
振れ止め部55に接触させつつ先端を前側クリート係止
部30に向けて前方に移動させ、クリート22の先端を
クリート挟持部33に挿入する。この状態では、前側ク
リート係止部30が踏み体5の踏み面49より上方に位
置しているので、踏み体5が邪魔にならずクリート22
の先端を前側クリート係止部30に容易に挿入できる。
【0021】そして、クリート22の先端が前側クリー
ト係止部30のクリート挟持部33に挿入されると、靴
21の踵側に力を入れてペダル1側に靴21を踏み込
む。すると、振れ止め部55が押されて、踏み体5と連
結部4とがつるまきバネ26の付勢力に抗して相対回転
し、図5(B)に示すように、ほぼ両者が平行の状態に
なる。この状態からさらに踵を踏み込むと、スプリング
41の付勢力に抗してクリート22の後端が後側クリー
ト係止部31を後方(図4の矢印Aと逆方向)に回転さ
せ、クリート22が両クリート係止部30,31間に入
り込む。クリート22が両クリート係止部30,31間
に入り込むと後側クリート係止部31がスプリング41
により付勢されて初期位置(舌状片42が回転ストッパ
部34に当接する位置)に戻り、クリート22が両クリ
ート係止部30,31間で係止される。
【0022】クリート22が両クリート係止部30,3
1に係止された状態では、踏み体5はつるまきバネ26
により連結部4に対して前方(図5(B)の矢印B方
向)に付勢されているので、靴底27は踏み体5に設け
られたペダル軸方向に長い振れ止め部55に接触する。
このため、靴底27が安定して靴21が左右に傾きにく
くなり、踏力がペダル1に効率よく伝達される。また、
比較的広い踏み面49を有する踏み体5を連結部4の周
囲に配置しても、踏み体5と連結部4とが相対回転する
ので、前側クリート係止部30を常に踏み体5の上方に
配置でき、クリート22の係止が容易である。
【0023】さらに、クリート22を両クリート係止部
30,31に係止しない状態でペダル1に靴21を乗せ
ると、連結部4が回転してクリート係止機構17が退避
する。このため、広い踏み面49に靴底27があたり、
脚が左右にふらつかず安定した姿勢でペダル1をこぐこ
とができ、クリップレスペダルの機能と両面ペダルの機
能とを1つのペダルで実現できる。この結果、レース中
に泥詰まりが生じてクリートの係止が不能の状態やコー
ナリングを頻繁に行う際にクリートを係止しない状態で
あっても、効率よく踏力をペダル1に伝達できる。
【0024】また、ペダル1から靴を外す際には、靴2
1の踵部分を軽く外側にひねると、後側クリート係止部
31がスプリング41の付勢力に抗して後方に回転し、
クリート22の後端の係止が瞬時に解除される。 〔他の実施形態〕 (a) 図6に示すように、連結部4bのうち後側クリ
ート係止部31bだけが踏み体5bに対して回転自在な
構成としてもよい。この構成では、片面がクリップレス
ペダルでありもう片面はクリートを係止できない通常の
ペダルになっている。外筒部15bは、踏み体5bと固
定されており、ストッパ部材20bが外筒部15bに回
転自在に支持されている。ストッパ部材20bにはピン
25bが立設されており、ピン25bにはつるまきバネ
26bが巻かれている。このバネ26bにより後側クリ
ート係止部31bは、矢印C方向に付勢されている。ま
た、固定部32bには、ストッパ20bとともに回転す
る舌状片32cが設けられており、これをクリート22
が押さえ付けることで後側クリート係止部31bが破線
で示す位置に上昇する。この場合には、靴21がペダル
1bに装着されると、後側クリート係止部31bを破線
で示すように前側クリート係止部30bと直線的に配置
され、クリート22が係止できる。この構成でも、クリ
ート22の係止を容易に行えかつクリート22をペダル
1bに係止しなくとも踏力を効率よくペダルに伝達でき
る。 (b) クリート係止部の形状は本実施形態に限定され
るものではなく、他の形式のクリートにも本発明を適用
できる。 (c) 踏み体と連結部とを付勢する付勢手段の形式お
よび位置は本実施形態に限定されるものではない。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る自転車用ペダルでは、1対
のクリート係止部の少なくとも前側を踏み体に対して相
対移動させて水平状態の踏み面から上方向に突出させる
と、クリートをクリート係止部へ係止させる際に踏み
が靴底に干渉しなくなり、係止を容易かつ素早く行え
る。また、クリート係止部の少なくとも一方を邪魔にな
らない位置に相対移動させれば、踏み体に大面積の踏み
面を確保でき、クリートが係止部に係止していなくて
も、脚が左右にふらつかず、踏力を効率よく伝達でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による自転車用ペダルの斜
視図。
【図2】自転車用ペダルの平面図。
【図3】図2のIII −III 断面図。
【図4】自転車用ペダルの側面図。
【図5】自転車用ペダルの装着時の作用を説明する断面
図。
【図6】他の実施例を示すペダルの断面模式図。
【図7】MTB用靴の側面図。
【符号の説明】
1 自転車用ペダル 4 連結部 5 踏み体 17 クリート係止機構 21 靴 22 クリート 26 つるまきバネ 30 前側クリート係止部 31 後側クリート係止部 49 踏み面 55 振れ止め部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自転車用靴に取り付けられたクリートが連
    結可能な自転車用ペダルであって、ペダル軸と、 前記ペダル軸に回転自在に支持され前記クリートの前後
    を係止可能な前後1対のクリート係止部を有する連結部
    と、 前記連結部の周囲の少なくとも一部に配置された踏み面
    を有する踏み体とを備え、 少なくとも前側の前記クリート係止部が略水平状態の前
    記踏み面より上方に位置する姿勢とこの姿勢から下方に
    移動した姿勢とを取り得るように、前記踏み体は前記連
    結部の少なくとも一部に対して相対移動自在である、 自転車用ペダル。
  2. 【請求項2】前側の前記クリート係止部を略水平状態の
    前記踏み面に対して上方向に離反するように付勢する付
    勢手段をさらに備えた、請求項1記載の自転車用ペダ
    ル。
  3. 【請求項3】前記付勢手段で付勢された状態において、
    前側の前記クリート係止部が略水平状態の前記踏み面
    り上部に配置されている、請求項2記載の自転車用ペダ
    ル。
  4. 【請求項4】後側の前記クリート係止部は、前記クリー
    トが係止されていない状態で前記踏みと実質的に面一
    に配置されている、請求項2又は3記載の自転車用ペダ
    ル。
  5. 【請求項5】後側の前記クリート係止部はペダル軸方向
    で前記クリートを係止し、 前記踏み体は、後側クリート係止部の後方において、
    記踏み面を略水平にした状態で、前記後側クリート係止
    部と実質的に同じ高さかまたは高くかつ前記ペダル軸方
    向で前記後側クリート係止部と実質的に同一かまたは長
    い振れ止め部を備える、 請求項1からのいずれかに記載の自転車用ペダル。
  6. 【請求項6】前記クリートを前記クリート係止部へ案内
    するガイド面が前記振れ止め部の最後部に設けられてい
    る、請求項記載の自転車用ペダル。
  7. 【請求項7】前記後側クリート係止部が前記踏み体と相
    対移動可能になっている、請求項1から3、5及び6
    いずれかに記載の自転車用ペダル。
JP7176304A 1995-07-12 1995-07-12 自転車用ペダル Expired - Fee Related JP2986377B2 (ja)

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