JP2005153861A - 自転車用ペダル - Google Patents

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    • B62M3/08Pedals
    • B62M3/086Attachments between shoe and pedal other than toe clips, e.g. cleats

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Abstract

【課題】 ペダルが水平姿勢にないときでも、容易にクランプ部材と係合するペダルを提供する。
【解決手段】 この自転車用ペダルは、ペダルシャフト21とペダル本体22とフロント及びリアクランプ部材23,25とを備える。フロントクランプ部材23は、ペダル本体22の第1の端部に連結され、ペダル本体22の中心面に面するフロントクリート係合面64と、フロントクリート停止面65とを有する。リアクランプ部材25は、ペダル本体22の第2の端部に連結され、ペダル本体22の中心面に面するリアクリート係合面74と、フロントクリート停止面65から後方に第1の所定の距離を空けて配置されたリアクリート停止面75とを有する。そして、リアクランプ部材25は、ペダル本体22の第2の端部からほぼ後方向に、ほぼ第1の所定の距離以上の第2の所定の距離で延設される延長舌状部77,78を有する。
【選択図】 図11

Description

本発明は、自転車用ペダルに関する。より詳細には、本発明は、自転車用シューズに固定されたクリートに係合する、クリップレスあるいはステップイン自転車用ペダルに関する。
自転車に乗ることは、移動の手段であるととともに、レクレーションの形態としてもますます人気が高まっている。また、自転車に乗ることは、プロ、アマを問わず、競技スポーツとしても人気が高い。レクレーション、移動、競技の用途に関わらず、自転車産業において、種々の自転車部品は、自転車用フレームと同様に、常に改良が続けられている。大きく設計が見直されている自転車部品の一つに自転車用ペダルが挙げられる。
近年では、自転車用ペダルは、娯楽、オフロードライディング、ロードレースなどの特定の目的に対して設計されている。より人気が高まっているある特定のタイプの自転車用ペダルには、サイクリストのシューズのソール(靴底)に固定されるクリート(止め具)と取り外し可能に係合するステップイン、クリップレスペダルがある。クリップレスペダルは、自転車のクランクに装着されるペダルスピンドルと、このペダルスピンドル上に回転可能に支持されるペダル本体と、クリート係合機構とを備える。オフロード自転車用ペダルにおいては、クリート係合機構はクリートと係合するペダル本体の両側に形成される。一方、ロードレースペダルは、一般には、ペダル本体の一方側にのみクリート係合機構を備える。どちらの場合においても、これらタイプの自転車用ペダルでは、ライダーはペダルを踏み込み、そしてクリート機構が自動的にサイクリストのシューズの底に固定されたクリートを把持する。
このタイプのステップイン、クリップレスペダルによって、クリートがクリートクランプ部材に係合されているとき、ペダリング力(ペダルをこぐ力)が効率的にペダルに伝わるよう、シューズとペダルは常に係合状態にある。このため、ステップイン、クリップレスペダルは、ロードレース及びマウンテンバイクレースに用いられるレース用自転車に広く採用されている。
クリートを介してサイクリストのシューズをステップイン、クリップレスペダルに取り付けるとき、サイクリストはペダル本体に対して斜め方向下向き及び前向きにシューズを移動させ、クリートのフロント端部をペダル本体のフロントフックすなわちフロントクランプ部材と係合させる。しかしながら、自転車用ペダルは、多くの場合、ライダーが容易にクランプ部材と係合するように踏み込める水平姿勢にない。自転車用ペダルのこうした構成により、ときに、ライダーは水平にない姿勢からほぼ水平姿勢へペダルを回転させにくいことがあった。
クリートのフロント端部がペダル本体のフロントクランプ部材と係合すると、サイクリストはクリートのリア端部をペダル本体のリアフックすなわちリアクランプ部材のガイド部と当接させる。この位置で、サイクリストは、ペダルに対して下向きにシューズを押込み、リアクランプ部材をバネの力に抗して後方に回動し、リアクランプ部材をクリート解放位置に移動させる。そして、クリートのリア端部はリアクランプ部材の背面の反対位置に入る。それから、リアクランプ部材がクリートのリア端部と係合するよう、リアクランプ部材は付勢部材すなわちバネの力が作用する状態に戻される。この係合はサイクリストのシューズを、クリートを介してペダルに固定する。
特開2003−95175号公報
ペダルからシューズを取り外すとき、サイクリストは、通常、クリートのフロント端部を回動点として用いて、ペダルの踏み部に対して垂直またはほぼ垂直な軸の回りにシューズを回転させる。この回動動作の結果、リアクランプ部材は、バネに抗して後方に、シューズを取り外すクリート解放位置に回動される。通常のペダリング時にクリートがペダルから意図せずに外れないことは重要である。これら従来のステップイン、クリップレスペダルのいくつかは、リアクランプ部材にかかるバネ力が弱すぎる場合、クリートが意図せずに外れることもありうる。しかしながら、リアクランプ部材にかかるバネ力が強すぎる場合、クリートが適切にペダルから外れないこともありうる。このように、ライダーのシューズがペダルから簡単に外れすぎる、また適切なときに外れないことによる、ライダーのシューズが所望の力でペダルから適切に取り外せない事態を引き起こしかねない。このため、これらステップイン、クリップレスペダル及びこれらペダルのクリートのいくつかは、ライダーがペダルからクリートを取り外すために要する解放力を変更する調整機構を備えている。しかしながら、これら調整機構はペダルの全体コストを上昇させる。特に、これらの調整機構は構造が複雑であり、製造や組み立てにコストがかかる場合がある。
以上の観点から、従来技術における上述の問題点の少なくとも一つを考慮する自転車用ペダルの改良に対するニーズがあることがわかる。本発明は、従来技術におけるこのニーズと同様に、本開示から、当業者に対して、明らかにされる他のニーズに対してもなされたものである。
本発明の目的は、ペダルが水平姿勢にないときでも、ライダーが容易にクランプ部材と係合するように踏み込めるように構成された自転車用ペダルを提供することにある。
本発明の他の目的は、比較的軽量で動作不良のないステップイン自転車用ペダルを提供することにある。
本発明のさらなる他の目的は、比較的簡単で製造が安価なステップイン自転車用ペダルを提供することにある。
本発明の一見知において、先の目的は、簡潔には、ペダルシャフトとペダル本体とフロントクランプ部材とリアクランプ部材とを備える自転車用ペダルを提供することによって達成できる。ペダルシャフトは中心回転軸を有する。ペダル本体は、ペダルシャフトの中心回転軸の回りに回転可能にペダルシャフトに連結される。ペダル本体は、第1の端部及び第2の端部を有し、ペダルシャフトの中心回転軸を通り第1の端部と第2の端部との間に中心面が延びている。フロントクランプ部材は、ペダル本体の第1の端部に連結されるとともに、ペダル本体の中心面に対向するフロントクリート係合面と、フロントクリート停止面とを有する。リアクランプ部材は、ペダル本体の第2の端部に連結されるとともに、ペダル本体の中心面に対向するリアクリート係合面と、フロントクリート停止面から後方に第1の所定の距離を空けて配置されたリアクリート停止面とを有する。リアクランプ部材は、ペダル本体の第2の端部から実質的に後方向に、第1の所定の距離と等しいかそれより大きい第2の所定の距離で延びて設けられた延長舌状部を有する。
本発明の別の見知において、先の目的は、簡潔には、ペダルシャフトとペダル本体とフロントクランプ部材とリアクランプ部材とを備える自転車用ペダルを提供することによって達成できる。ペダルシャフトは中心回転軸を有する。ペダル本体は、ペダルシャフトの中心回転軸の回りに回転可能にペダルシャフトに連結される。ペダル本体は、第1の端部及び第2の端部を有し、ペダルシャフトの中心回転軸を通り第1の端部と第2の端部との間に中心面が延びている。フロントクランプ部材は、ペダル本体の第1の端部において第1の回動軸回りに回動可能に連結されて略前方向に第1の所定の角度で回動する。フロントクランプ部材は、中心面の第1の側からペダル体の中心面に面するフロントクリート係合面と、フロントクリート停止面とを有する。リアクランプ部材は、ペダル本体の第2の端部に第2の回動軸回りに回動可能に連結されて、略後方向に、第1の所定の角度よりも大きい第2の所定の角度で回動する。リアクランプ部材は、中心面の第1の側からペダル体の中心面に面するリアクリート係合面と、リアクリート停止面とを有する。
以上のような本発明では、ペダルが水平姿勢にないときでも、ライダーが容易にクランプ部材と係合するように踏み込めるように構成された自転車用ペダルが得られる。
本発明の実施形態を図面を用いて説明する。以下の本発明にかかる実施形態の説明は単なる例示であって、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって決められる本発明を限定するものではない。
[全体構成]
図1に、本発明の第1実施形態による左の自転車用ペダル12a及び右の自転車用ペダル12bを備える自転車10を示す。自転車用ペダル12a,12bは、ともに回転する自転車10の1組クランクアーム14a,14bに連結される。
図2〜図5に示す通り、左右の自転車用ペダル12a,12bは、選択的に1組のクリートA,Bと係合する。このように、左右の自転車用ペダル12a,12b、及びクリートA,Bは、本発明の一実施形態による自転車用ペダルアッセンブリを構成する。第1及び第2の自転車用シューズクリートA,Bは、取り外し可能に自転車用ペダル12a,12bにサイクリストの足を連結するために、好ましくは1組の自転車用シューズに従来の方法で(例えば1組のネジで)固定される。
例示の実施形態において、自転車用ペダル12a,12bは、ロード用自転車での使用とは異なるオフロード用自転車での使用のために特に設計されている。しかしながら、必要に応じて、及び/または所望により、自転車用ペダル12a,12bの特徴をロードタイプの自転車用ペダルの構成に用いてもよい。つまり、第1及び第2の自転車用シューズクリートA,Bが自転車用ペダル12a,12bの1つの面のみに連結されるように、自転車用ペダル12a,12bを設計してもよい。
詳細には、クリートA,Bは、前方かつ下方への動作によってペダル12a,12bに押し込まれることにより、自転車用ペダル12a,12bに係合する。これにより、ペダル12a,12bとクリートA,Bを取り外し可能に固定する。以下に詳細に説明する通り、クリートA,Bは、シューズのかかとをペダル12a,12bの外側へねじることにより、ペダル12a,12bから取り外すことができる。
1組のクリートA,Bを用いて2つの異なる解放力が得られるよう、第1及び第2の自転車用シューズクリートA,Bは自転車用ペダル12a,12bと選択的に協働するように構成される。詳細には、図2及び図3に図示されるように、第1の自転車用シューズクリートAが左の自転車用ペダル12aと係合されており、そして、第2の自転車用シューズクリートBが右の自転車用ペダル12bと係合されているとき、第1及び第2の自転車用シューズクリートA,Bは、第1の所定量の外方向ねじり力F1に応じて外れるよう構成されている。
しかし、図4及び図5に示されるように、第1の自転車用シューズクリートAが右の自転車用ペダル12bと係合されており、そして、第2の自転車用シューズクリートBが左の自転車用ペダル12aと係合されているとき、第1及び第2の自転車用シューズクリートA,Bは、第1の所定量の外方向ねじり力F1よりも大きい第2の所定量の外方向ねじり力F2に応じて外れるよう構成されている。
[ペダル]
図2〜図5に示す通り、左の自転車用ペダル12aは右の自転車用ペダル12bの鏡像である。左の自転車用ペダル12aの説明は右の自転車用ペダル12bにも当てはまる。したがって、同じ参照符号を左右のペダル12a,12bの両方の説明に用いる。また、簡略化のため、ここでは、左の自転車用ペダル12aをさらに詳細には説明あるいは例示しない。
左及び右の自転車用ペダル12a,12bは、それぞれ、基本的に、ペダルシャフトすなわちスピンドル21と、ペダル本体22(図6参照)と、1組のピボットピン24(図7参照)によってペダル本体22に回動可能に連結される1組のフロント(第1の)クランプ部材23と、1組のリア(第2の)クランプ部材25と、1組のバネホルダ26と、1組の付勢部材28とをそれぞれ備える。また、ペダル本体22は、引掻き傷からペダル本体22を保護するためにペダル本体22の中心上部を覆う2組のペダル本体カバー30を好ましくは備える。ペダル12a,12bは、図8で示すような全長X及び全高Yを有する。
<ペダルスピンドル>
図1に示す通り、ペダルスピンドル21は、自転車10のクランクアーム14a,14bに固定されており、ペダル本体22が、ライダーの足を支持するために、ペダルスピンドル21に回転可能に連結されている。詳細には、クリートA,Bは、一の組のフロント及びリアクランプ部材23,25を介してペダル本体22に取り外し可能に取り付けられる自転車用シューズに固定される。
ペダルスピンドル21は、多くの段部を備える多段スピンドルである。ペダルスピンドル21は第1の端部31を備えており、第1の端部31は、従来と同様に、クランクアーム14aあるいは14bにネジ締めで自転車用ペダルを連結するために、ネジを有する。ペダルスピンドル21の他の端部は、従来の方法で、ペダル本体22を回転可能に支持する。ペダル本体22は、ペダルスピンドル21の回転中心軸Rの回りに自由に回転することができる。ペダルスピンドル21は、従来のものとほぼ同様であり、その詳細な構成が本発明に対して重要ではないので、詳細には説明しない。
<ペダル本体>
図12〜図14に示されるように、ペダル本体22は、中心管状部41と内側連結部42と外側連結部43とを基本的に有するH字型部材(図12を参照)である。ペダル本体22は、好ましくは、アルミニウム合金など軽量な材料から単一の一体部材として形成される剛性部材である。図9〜図11から明らかなように、ペダル本体22は、ペダルスピンドル21の回転中心軸Rの回りの回転のために、ペダルスピンドル21に回転可能に連結される。
詳細には、中心管状部41は、回転中心軸Rの回りの回転のためのペダルスピンドル21を収容する段付き孔44(図14を参照)を備える。内側及び外側連結部42,43は、ピボットピン24を介してクランプ部材23,25を回動可能に支持するよう構成される。内側連結部42は、中心管状部41の内側端部からの前後方向に延設される。内側及び外側連結部42,43には、ペダル本体22のそれぞれの側面上に1組のカバー収容凹部45が配置される。カバー収容凹部45は、それぞれ、ペダル本体カバー30を収容するように構成される。
内側連結部42は、ネジ締めで内部にピボットピン24を収容する1組のネジ孔46を備える。外側連結部43は、中心管状部41の外側端部からの前後方向に延設される。外側連結部43は、内部にピボットピン24の自由端を収容する1組の止まり孔47を備える。ネジが形成されていない止まり孔47は、ピボットピン24の外側端部を収容するために、ネジが形成された孔46と軸方向に並んでいる。孔46,47は、外観が良好でかつ信頼できる方法で、ピボットピン24を内部に固定するよう構成される。したがって、ペダル本体22の外面をスムーズな面として形成することができる。つまり、ピボットピン24の先端部がペダル本体22の外部から見えないので、ネジが形成された孔46は外観の向上に効果がある。フロントクランプ部材23のうちの1つは、ピボットピン24の1つによって、ペダル本体22の各端部に回動可能に装着される。同様に、リアクランプ部材25のうちの1つは、ピボットピン24の1つによって、ペダル本体22の各端部に回動可能に装着される。
図10に示すように、ペダル本体22は、フロント及びリア端部の間に延びる縦方向中心線CL(図12)を有する。ペダル本体22の縦方向中心線CLは、ペダルスピンドル21の回転中心軸Rに対してほぼ垂直に延びており、クランプ部材23,25を二等分する。図11及び図13に示すように、ペダル本体22は、また、ペダル本体22の第1及び第2の端部の間に延びる中心面P1を有しており、中心面P1はペダルスピンドル21の回転中心軸R及び孔46,47の中心を通っている。中心面P1は、ペダル本体22を第1のクリート係合側と第2のクリート係合側とに分割する。クリート収容領域が、クリートA及びBを収容し支持するためにペダル本体22のそれぞれの側に形成される。より詳細には、クリート収容領域は、領域がペダル本体22のそれぞれ側のクランプ部材23,25との間で縦方向に延びるように形成される。したがって、クリートA,Bは、中心面P1に対してペダル本体22の同じ側に配置された1組のフロント及びリアクランプ部材23,25によって、シューズのソールを自転車用ペダル12a,12bに取り外し可能に連結する。
<付勢部材>
それぞれの付勢部材28は、好ましくは1組のトーションバネによって形成される。付勢部材28としてのトーションバネはピボットピン24に装着されたコイル部50を備えており、それぞれのバネの一端51は、1つのフロントクランプ部材23の一部と係合し、それぞれのバネの他端52は、1つのリアクランプ部材25の一部と係合する。付勢部材28は、クランプ部材23,25を、通常、クリート解放位置からクリート係合位置すなわちクリート取付位置へ、それぞれのピボットピン24の回りに回転するよう付勢する。つまり、付勢部材28は、通常、クランプ部材23及び25をクリート係合位置に保持する。クランプ部材23,25の付勢部材28の解放力は、ペダル12a,12bのうちのどちらに、クリートA,Bのうちのどちらを用いるかを切り換えることにより、制御される。
<クランプ部材>
図2〜図5を再び参照して、クランプ部材23,25は、選択的に一方のクリートA,Bと係合する。クランプ部材23,25は、ピボットピン24によって、ペダル本体22の両端部に回動可能に連結される。図10に示す通り、クランプ部材23,25は、ペダル本体22の縦方向中心線CLに沿って見たとき、概略的にU字型構成に曲げられており、それらの2つの自由端は、ペダル本体22の内側連結部42及び外側連結部43の間を通るピボットピン24によって、揺動可能に支持されている。
次に、図19〜図23を参照して、それぞれのフロントクランプ部材23は連結部60を備える。この連結部60は下方に延びる1対の脚部61を有しており、この1対の脚部61によって、ピボットピン24を介してペダル本体22にフロントクランプ部材23を連結する。より詳細には、フロントクランプ部材23のそれぞれの脚部61は、ピボットピン24を内部に収容するために形成された装着孔63を備える。したがって、それぞれのフロントクランプ部材23は、クリート取付位置すなわちクリート係合位置とクリート解放位置との間での移動のため、それぞれのピボットピン24の回りに、回動可能に取り付けられる。
フロントクランプ部材23のそれぞれの連結部60は、フロントクリート係合部すなわちフロントクリート係合面64と、フロントクリート停止部すなわちフロントクリート停止面65とを備える。図8及び図11に示す通り、フロントクリート係合面64は、概ね、ペダル本体22の中心面P1の方向へ面しており、一方、フロントクリート停止面65は、ペダルスピンドル21の回転中心軸Rから前方に、フロントクリート係合面64と平行に測定される第1の所定の距離d1をあけて配置されている。それぞれのフロントクランプ部材23のフロントクリート係合面64は、ペダル本体から離れるクリートA,Bの移動を制限するよう、クリートA,Bのフロント部と係合するように構成される。それぞれのフロントクランプ部材23のフロントクリート停止面65は、クリートA,Bの前方への移動を制限するよう、クリートA,Bのフロント部と係合するように構成される。フロントクリート係合面64は平らな面である。フロントクリート停止面65は、フロントクリート係合面64にほぼ垂直に延びる平らな面である。
また、フロントクランプ部材23のそれぞれの脚部61は、第1の停止部すなわち第1の停止フランジ66と、第2の停止部すなわち第2の停止フランジ67とを備える。それぞれのフロントクランプ部材23の第1の停止部66は、フロントクランプ部材23のそれぞれのピボットピン24の回りの第1の回転方向の回転移動を制限するよう、ペダル本体22と係合する。それぞれのフロントクランプ部材23の第2の停止部67は、フロントクランプ部材23のそれぞれのピボットピン24の回りの第2の回転方向の回転移動を制限するよう、ペダル本体22と係合する。より詳細には、それぞれのフロントクランプ部材23の第1の停止部66は、通常、それぞれの付勢部材28によってペダル本体22に対して付勢される。それぞれのフロントクランプ部材23の第2の停止部67は、通常、ペダル本体22から所定量の間隔をあけて配置される。したがって、図6に示す通り、フロントクランプ部材23が第1の所定回転距離すなわち第1の所定回転角度θ1で概ね前方に回動することができるように、フロントクランプ部材23は、付勢部材28の付勢力に抗してピボットピン24の回りに回動することができる。好ましくは、フロントクランプ部材23は、それぞれのピボットピン24の中心軸の回りに測定して、約3〜5°で概ね前方に回動可能である。
次に、図24〜図28を参照して、それぞれのリアクランプ部材25は連結部70を備える。この連結部70は下方に延びる1対の脚部71を有しており、この1対の脚部71によって、ピボットピン24を介してペダル本体22にリアクランプ部材25を連結する。より詳細には、リアクランプ部材25のそれぞれの脚部71は、ピボットピン24を内部に収容するために形成された装着孔73を備える。したがって、それぞれのリアクランプ部材25は、クリート取付位置すなわちクリート係合位置とクリート解放位置との間の移動のためにピボットピン24の回りに回動可能に取り付けられる。
リアクランプ部材25のそれぞれの連結部70は、リアクリート係合部すなわちリアクリート係合面74と、リアクリート停止部すなわちリアクリート停止面75とを備える。リアクリート係合面74は、概ねペダル本体22の中心面P1の方向へ面する。図8及び図11に示す通り、リアクリート停止面75は、ペダルスピンドル21の回転中心軸Rから後方へリアクリート係合面74と平行に測定して第2の所定の距離d2をあけて配置される。それぞれのリアクランプ部材25のリアクリート係合面74は、ペダル本体から離れるクリートA,Bの移動を制限するよう、クリートA,Bのリア部と係合する。それぞれのリアクランプ部材25のリアクリート停止面75は、クリートA,Bの後方への移動を制限するよう、クリートA,Bのリア部と係合する。リアクリート係合面75は平らな面である。リアクリート停止面75は、リアクリート係合面74にほぼ垂直に延びる平らな面である。
また、リアクランプ部材25のそれぞれの脚部71は、リアクランプ部材25のそれぞれのピボットピン24の回りの第1の回転方向の回転移動を制限するよう、ペダル本体22と係合するための停止面76を備える。つまり、レスト位置すなわちクリート係合位置にリアクランプ部材25を保持する。より詳細には、それぞれのリアクランプ部材25の停止面76は、通常、それぞれの付勢部材28によって、ペダル本体22に対して付勢される。したがって、図6に示す通り、リアクランプ部材25が所定回転距離すなわち所定回転角度θ2で概ね後方に回動することができるように、リアクランプ部材25は、付勢部材28の付勢力に抗してピボットピン24の回りに回動可能である。好ましくは、所定の回転角度θ2は、ペダルとクリートが第1の所定の外方向ねじり力F1を必要とするよう配置されるとき、約13度であり、また、ペダルとクリートが第2の所定の外方向ねじり力F2を必要とするよう配置されるとき、約14度である。好ましくは、リアクランプ部材25は、それぞれのピボットピン24の中心軸の回りに測定して、少なくとも14°で概ね後方に回動可能である。
図11に示す通り、第1及び第2のクリート係合面64,74は、好ましくは、中心面P1と鋭角をなすほぼ同一面内にある。このように、第1及び第2のクリート係合面64,74は、クリートAあるいはBのペダル本体22からの垂直移動を止める。好ましくは、第1のクリート係合面64は、ピボットピン24の回動軸から、所定の距離L1をあけて配置され、第2のクリート係合面74は、ピボットピン24の回動軸から、所定の距離L1より大きい所定の距離L2をあけて配置されている。第1及び第2のクリート停止面65,75は、クリートAあるいはBのペダル本体22の前後方向の移動を止める。好ましくは、第1及び第2のクリート停止面65,75は、所定の距離S1で間隔をあけて配置される。また、第2のクリート停止面75は、ペダルスピンドル21の回転中心軸Rから所定の距離d2をあけて(オフセットされて)配置され、一方、第1のクリート停止面65は、ペダルスピンドル21の回転中心軸Rから、所定の距離d2より大きい所定の距離d1をあけて(オフセットされて)配置されている。寸法d1及びd2は、第1及び第2のクリート停止面65,75に垂直に延びる面に沿って測定される。寸法d1が寸法d2より大きいので、ステップイントルクは、寸法d1及びd2が等しいとした場合より約17%大きい。
図24〜図28に示す通り、リアクランプ部材25には、略水平部77及び略垂直部78が設けられている。略水平部77及び略垂直部78は、側面から見たときL字形を有する延設舌状部を形成する。図39及び図40に示すように、この延設舌状部は、ライダーが係合のための水平位置にペダル本体22を回転させることを助ける。図11に示す通り、略水平部77は、所定の距離S1と少なくともほぼ等しいかそれ以上の所定の距離S2でペダル本体22の端部から、ほぼ後方向に延設される。リアクランプ部材25の略水平部77には、付勢部材28を形成するトーションバネの第2の端部52をリアクランプ部材25と連結するバネホルダ26を収容する開口部79が配置される。
<ペダル本体カバー>
次に図17及び図18を参照して、それぞれのペダル本体カバー30は、基本的に、保護体部90と、第1の取付脚部91と、第2の取付脚部92とを備える。第1及び第2の取付脚部91,92は、ピボットピン24が貫通して収容される取付孔93,94をそれぞれ有する。このように、4つのペダル本体カバー30は、ピボットピン24によってペダル本体22に固定される。つまり、ペダル本体カバー30の第1及び第2の取付脚部91,92は、フロントとリアの締結部材を構成するピボットピン24によってペダル本体22に保持される保護本体部90に対して寸法付けられて構成される。
それぞれのペダル本体カバー30は、好ましくは、例えばステンレス鋼などのペダル本体22の材料よりも硬質の材料から単一の一体部材として形成される剛性部材である。ペダル本体22は、カバー収容凹部45に、2つのペダル本体カバー30が、1つのペダル本体22のそれぞれの側に装着されている4つのペダル本体カバー30を備える。詳細には、ペダル本体カバー30は、もしペダル本体カバー30が取り外されれば、クリートAあるいはBがペダル本体22に擦れる領域の中心管状部41の両端部に配置される。つまり、第1及び第2のペダル本体カバー30の保護本体部90は、ペダル本体22の中心部に沿って配置される第1及び第2の領域に重なるよう、寸法付けられて構成される。
また、中心面P1の第1の側に配置される第1の組のペダル本体カバー30の保護本体部90は、それぞれ、第1の面内にある部分を有しており、第1の組のペダル本体カバー30の第1の組の第1及び第2の取付脚部91,92は、ペダル本体カバー30の第1の組の保護本体部90の第1の面にほぼ垂直な第2及び第3の面にある第1及び第2の孔93,94を有する部分を備える。同様に、中心面P1の第2の側に配置される第2の組のペダル本体カバー30は、それぞれ、中心面P1の第1の側に配置される第1の組のペダル本体カバー30の第1の面と平行な第4の面にある部分を有する。第2の組のペダル本体カバー30の第2の組の第1及び第2の取付脚部91,92は、ペダル本体カバー30の第2の組の保護本体部90の第4の面にほぼ垂直な第5及び第6の面内にある第1及び第2の孔93,94を有する部分を備える。
[クリート]
次に、図29〜図38に示す通り、クリートA,Bは基本的に互いの鏡像である。クリートA(図29〜図33)の部材の説明は、また、クリートB(図34〜図38)の対応する部材等にも当てはまる。したがって、説明の簡便化のため、クリートAの部材と対応するクリートBの部材には、同じ参照符号が付される。
基本的に、それぞれのクリートA,Bは、装着部100と、装着部100の一端から延設される第1のフロント連結部101と、装着部100の他端から延設される第2のリア連結部102とを備える。フロント連結部101は1組の横側フロントコーナー当接部CF1,CF2を備える。一方、リア連結部102は1組の横側リアコーナー当接部CR1,CR2を備える。クリートが、クリートA,Bの回動軸Pの回りに回動されるとき、フロントコーナー当接部CF1,CF2は選択的にフロントクランプ部材23と当接する。一方、クリートが、クリートA,Bの回動軸Pの回りに回動されるとき、リアコーナー当接部CR1,CR2が選択的にリアクランプ部材25と当接する。図33及び図38に示す通り、回動軸Pは、フロントコーナー当接部CF1とリアコーナー当接部CR1との間に延びる第1の線と、フロントコーナー当接部CF2とリアコーナー当接部CR2との間に延びる第2の線との交点に配置される。回動軸Pは、また、クリートA,BのセンターラインCL上にある。図32及び図37に示す通り、フロント及びリアコーナー当接部CF1,CR1は、クリートA,BのセンターラインCLから横方向に第1の横方向距離DLをあけて配置される。一方、フロント及びリアコーナー当接部CF2,CR2は、クリートAあるいはBのセンターラインCLから横方向に、第1の横方向距離DLより大きい第2の横方向距離DLをあけて配置される。この配置は、ペダル12a及び12bのいずれのペダルにクリートA及びBのいずれのクリートが用いられるかに応じて、少なくとも同じではない、クリートを取り外すための低外方向ねじり力F1と、高外方向ねじり力F2をもたらす。
<装着部>
装着部100は、靴のソールと係合する第1の方向に面する上部ソール側部103と、ほぼ第1の方向と反対方向である第2の方向に面する下部ペダル側部104とを備える。好ましくは、装着部100及び連結部101,102は、適当な剛性材料から単一部材として一体に形成される。
装着部100は、従来のような方法でサイクリストのシューズのソールに固定して接続する1つ以上の締結部材を収容する1組の孔すなわちスロットの105を備える。ソールとクリートAの連結は、当技術分野に比較的よく知られているため、その詳細な説明、例示は、ここでは省略する。
<フロント連結部>
フロント連結部101はフロントクランプ部材23と係合するよう構成される。フロント連結部101は、第1の連結面(フロント連結面)106aを有する先端部すなわちフランジ106と、センターフロント停止面107と、1組の横側フロント停止面108とを備える。フロント連結面106aはシューズのソールの方向へ向いており、フロント停止面107,108はフロント連結面106aに対してほぼ垂直に延設される。センターフロント停止面107は、ペダル本体22に対して相対的にクリートの前方向への移動を防止するよう、フロントクランプ部材23のフロント停止面65と係合する。
センターフロント停止面107は、フロント連結面106aを二つの側に等分するクリートA,BのセンターラインCLに対して垂直に延設される。横側フロント停止面108は、後方に傾斜してセンターフロント停止面107から外側に延びるよう、センターフロント停止面107に対して角度が付けられている。好ましくは、横側フロント停止面108は、センターフロント停止面107に対して約5度の角度である。横側フロント停止面108は、クリートが、クリートA,Bのその回動軸Pの回りに回動されるときに、フロントクランプ部材23のフロント停止面65と係合するよう構成されている。横側フロント停止面108は、クリートA,BのセンターラインCLから間隔をあけて配置されるフロント横側コーナー当接部CF1,CF2を形成する。フロント横側コーナー当接部CF1は、クリートA,BのセンターラインCLからフロント横側コーナー当接部CF2よりも短い距離を、クリートA,BのセンターラインCLからあけて配置される。このように、リア横側コーナー当接部CR1は低力リアコーナー当接部を形成する。一方、リア横側コーナー当接部CR2は高力リアコーナー当接部を形成している。
<リア連結部>
第2の連結部(リア連結部)102は装着部100の第2の端部から延設される。リア連結部102はリアクランプ部材25と係合するよう構成される。リア連結部102は、先端部すなわちリアフランジ109と、センターリア停止面110と、1組の横側リア停止面111とを備える。リアフランジ109は、リア連結面109aと、リア連結面109aに対して垂直に延設されるリア端部109bとを備える。リア端部109bはリアフランジ109の取り外しポイントを形成するコーナーCRR1,CRR2を備える。つまり、クリートA,Bが、クリートA,Bの回動軸Pの回りに回動されるとき、リアフランジ109はリアクランプ部材25の下から外側にねじれられることになる。コーナーCRR1,CRR2のうちの1つがリアクランプ部材25のリア停止面75と並ぶとき、クリートA,Bがリアクランプ部材25から外れる。つまり、リアフランジ109のコーナーCRR1,CRR2の1つを上方から見ることができるとき、クリートA,Bのリアフランジはリアクランプ部材25のリア停止面75から外れる。コーナーCRR1は、センターラインCLのリア横側コーナー当接部CR1と同じ側に配置され、コーナーCRR2は、センターラインCLのリア横側コーナー当接部CR2と同じ側に配置される。リアフランジ109は、取り外し角を制御するよう、リア横側コーナー当接部CR2の方向へOFFSETの距離でセンターラインCLからシフトしている。したがって、リアフランジ109のコーナーCRR1,CRR2は、センターラインCLと平行なOFFSET軸に対して対称に配置される。好適な実施形態において、OFFSET距離は、クリートA,BのセンターラインCLからリア横側コーナー当接部CR2の方向へ、好ましくは、約0.65mmである。好ましくは、左のペダル12aあるいは右のペダル12bのいずれに用いられたとしても、それぞれのクリートA,Bに対してほぼ同じ取り外し角(例えば15°)となるように、このOFFSET距離が、リアフランジ109のコーナーCRR1,CRR2及びリア横側コーナー当接部CR1,CR2ともに用いられる。
リア連結面109aはシューズのソールの方向へ向いており、リア停止面110,111はリア連結面109aに対して実質的に垂直に延設される。リア停止面110,111は、ペダル本体22に対して相対的にクリートA,Bの後方向への移動を防止するよう、リアクランプ部材25の停止面75と係合する。好ましくは、連結面106a,109aは、ほぼ同一面にあるように形成される。
横側リア停止面111は、前方に傾斜してセンターリア停止面110から外側に延びるよう、センターリア停止面110に対して角度が付けられている。好ましくは、横側リア停止面111は、センターリア停止面110に対して約5度の角度である。横側リア停止面111は、クリートA,Bが、回動軸Pの回りに回動されるときに、リアクランプ部材25のリア停止面75と係合するよう構成されている。
リア停止面110,111は、クリートA,BのセンターラインCLからクリートA,Bの1つの側に0.65mmの間隔をあけて配置されるOFFSET軸に対して対称に、配置される。横側リア停止面111は、クリートA,BのセンターラインCLから間隔をあけて配置されるフロント横側コーナー当接部CR1,CR2を形成する。リア横側コーナー当接部CR1,CR2は、効果的なレバーアーム112,113をそれぞれ形成する、つまり、クリートA,Bの回動軸Pから横側コーナー当接部CR1,CR2までの長さを与える。レバーアーム112はレバーアーム113より短い。横側コーナー当接部CR1は、クリートA,BのセンターラインCLから横側コーナー当接部CR2よりも短い距離を、クリートA,BのセンターラインCLからあけて配置される。したがって、外方向ねじり力に応じて横側コーナー当接部CR1がリアクランプ部材25のリア停止面75と係合するとき、横側コーナー当接部CR2より容易に取り外し位置に回動するクリートA,Bがリアクランプ部材25のリア停止面75と係合する。
[ペダルの組立]
自転車用ペダル12a,12bの好適な組立作業の一例を説明する。自転車用ペダル12a,12bは、まず、ピボットピン24によって自転車用ペダル本体22にフロント及びリアクランプ部材23,25を取り付けることにより組立てられる。これは、内側及び外側連結部42,43との間に、フロント及びリアクランプ部材23,25を位置決めすることにより行われる。次に、4つのペダル本体カバー30がカバー収容凹部45に装着される。したがって、4つのペダル本体カバー30の第1及び第2の取付脚部91,92は、ピボットピン24が貫通して収容されるよう配置された取付孔93,94を備える。次に、付勢部材28が、フロント及びリアクランプ部材23,25の間に配置される。そして、フロント及びリアクランプ部材23,25、付勢部材28及びペダル本体カバー30が、ピボットピン24に装着されるように、ピボットピン24がペダル本体22に取り付けられる。それにより、ペダル本体カバー30はピボットピン24によってペダル本体22に連結され、フロント及びリアクランプ部材23,25は、ピボットピン24によってペダル本体22に回動可能に連結される。この状態では、付勢部材28は、まだ、完全なプレロード(予負荷)状態にはない。したがって、ここで、付勢部材28のバネはピボットピン24に巻かれて、フロント及びリアクランプ部材23,25をレスト位置に付勢する付勢部材28に適切にプレロードをかけるよう、バネホルダ26をリアクランプ部材25の開口部に挿入する。この配置は、付勢部材28が、無負荷状態で先に装着されること、すなわち簡単な組立てで負荷状態にすることを可能にする。つまり、付勢部材28を高圧縮してプレロードをかけるが必要なく、フロント及びリアクランプ部材23,25、付勢部材28を自転車用ペダル本体22に取り付けることができる。
[ペダルの操作]
次に、主に図39及び図40を参照して、自転車用ペダル12bの操作を簡単に説明する。自転車用ペダル12a,12bの特徴により、ライダーは、ペダル12a,12bを、図39及び図40に示す水平でない姿勢から、図41及び図42に示すほぼ水平な姿勢に容易に回転させることができる。自転車用シューズが自転車用ペダル12aに取り付けられるとき、ライダーは、反時計回りに自転車用ペダル12aを回転させることによって、図39に示される水平にはない姿勢から図41及び図42に示すほぼ水平な姿勢に、ペダル12aを回転させることができる。フロント及びリアクランプ部材23,25が長い水平側と短い垂直端を形成するように構成されているため、また、リアクランプ部材25が軸Rからオフセットしているため、ライダーは容易にペダル12aを回転させることができる。また、ペダル12aが、図40に示す水平にはない姿勢にあるとき、ライダーは容易にどちらかの方向にペダル12aを回転させることができる。
ペダル12aが図41及び図42に示すほぼ水平な姿勢になると、クリートA,Bの先端がフロントクランプ部材23の下に入り込むよう、ライダーがシューズの先端をフロントクランプ部材23に向かって前方へ移動させる。クリートA,Bの先端がフロントクランプ部材23に下に挿入されると、シューズが自転車用ペダル本体22方向へ押下げられるよう、下向きに向けられた力がシューズによってかけられる。シューズが、図41及び図42に示す状態からさらに下方に押されると、クリートA,Bのリア端部は、付勢部材28の付勢力に抗して後方へリアクランプ部材25を回転させる。同時に、クリートA,Bのフロント端部は、他の付勢部材28の付勢力に抗してフロントクランプ部材25を前方に回転させる。そして、クリートA,Bは、フロントクランプ部材23とリアクランプ部材25との間でスライドする。クリートA,Bが、フロントクランプ部材23とリアクランプ部材25との間でスライドすると、フロント及びリアクランプ部材23,25は元の位置に戻るよう付勢部材28によって付勢される。その結果、クリートA,Bは、フロント及びリアクランプ部材23,25の間に係合される(図2参照)。
シューズが自転車用ペダル12a,12bから取り外されるとき、シューズのかかと部分は、回動軸Pの回りに外側へ軽くねじられる。このねじり動作は、付勢部材28の付勢力に抗してフロント及びリアクランプ部材23,25を回転させ、クリートA,Bのリア端部の係合が瞬時に外される。クリートA,Bのいずれをいずれのペダルに用いるかに応じて、取り外し位置へクリートA及びBを回転させるために必要な解放力F1あるいはF2が決定される。
ここで用いられた、次の用語、”前方、後方、上、下向き、垂直、水平、下、横”同じく他の同様な方向を示す用語が、通常のライディングポジションにおける、本発明のペダルを備える自転車のペダルが地面に対して水平方向に面するときの方向を示す用語として使用されている。こうした、本発明において用いられるこれらの用語は、本発明のペダルを備える自転車に対して相対的な意味で用いられる。
ここでは、「ほぼ」、「およそ」、「約」といった程度を示す用語は、最終結果が大きく変わらないような、妥当な変形の条件の変更量を意味するものとして用いる。変更が、変形という語の意味を損なわない限り、これらの用語には変形の条件の少なくとも±5〜10%の変更を含むものとする。
本発明の説明のためにいくつかの実施形態が選択されただけであって、添付の特許請求の範囲に記載された本発明の範囲を逸脱することがない範囲で、種々の変更、変形ができることは、本開示から当業者には明らかであろう。さらに、前述の本発明にかかる実施形態の説明は単なる例示であって、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって決められる本発明を限定するものではないことは、本開示から当業者には明らかであろう。
本発明の一実施形態による1組の自転車用ペダルを備える自転車用の側面図。 本発明の一実施形態による低クリート解放力を生じるようクリートが配置されている第1の配置における1組の自転車用ペダルアッセンブリの上面図。 クリートが第1の所定の外方向ねじり力によって回転されている、図2に示した1組の自転車用ペダルアッセンブリの上面図。 本発明の一実施形態による高クリート解放力を生じるようクリートが配置されている第2の配置における1組の自転車用ペダルアッセンブリの上面図。 クリートが第2の所定の外方向ねじり力によって回転されている、図4に示した1組の自転車用ペダルアッセンブリの上面図。 第1あるいは第2の所定の外方向ねじり力によって自転車の右のペダルに対して相対的にクリートが回転している状態に対応する取り外し位置に、右の自転車用ペダルのリアクランプ部材が回動している、図2〜図5に示した右の自転車用ペダルの側面の立面図。 クリートが連結されていない図2〜図6に示した右の自転車用ペダルの内側側面の立面図。 クリートが連結されていない図2〜図7に示した右の自転車用ペダルの外側側面の立面図。 クリートが連結されていない図2〜図8に示した右の自転車用ペダルの上面図。 クリートが連結されていない図2〜図9に示した右の自転車用ペダルの後端部の立面図。 クリートが連結されていない、図10の切断線11−11に沿って見た、図5及び図6に示した自転車用ペダルの縦方向断面図。 図3〜図11に示した右の自転車用ペダルの右の自転車用ペダル本体の上面図。 図3〜図11に示した右の自転車用ペダルの図12に示した右の自転車用ペダル本体の内側の立面図。 図12の切断線14−14に沿って見た、図3〜図11に示した自転車用ペダルの、図12及び図13に示した右の自転車用ペダル本体の横方向断面図。 クランプ部材を図2〜図5に示した自転車用ペダル本体に回動可能に連結するピボットピンの側面の斜視図。 自転車用ペダルアッセンブリのクランプ部材の1組をレスト位置すなわちクリート係合位置に付勢する付勢部材(1組のトーションバネ)の斜視図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの一方のペダル本体カバーの第1の側の上面の立面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの図17に示したペダル本体カバーの側面の立面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリのフロントクランプ部材の側面の立面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの図19に示したフロントクランプ部材の上面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの図19及び図20に示したフロントクランプ部材の後端部の立面図。 図20の切断線22−22に沿って見た、図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの、図19〜図21に示したフロントクランプ部材の断面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの図19〜図22に示したフロントクランプ部材の斜めからの図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリのリアクランプ部材の側面の立面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの図24に示したリアクランプ部材の上面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの図24及び図25に示したリアクランプ部材の後端部の立面図。 図25の切断線27−27に沿って見た、図3〜図11に示した自転車用ペダルアッセンブリの、図24〜図26に示したリアクランプ部材の断面図。 図2〜図5に示した自転車用ペダルアッセンブリの図24〜図27に示したリアクランプ部材の斜めからの図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、第1のクリートのフロント端部の立面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図29に示した第1のクリートの側面の立面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図29及び図30に示した第1のクリートの後端部の立面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図29〜図31に示した第1のクリートの底面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図29〜図32に示した第1のクリートの上面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、第2のクリートのフロント端部の立面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図29に示した第2のクリートの側面の立面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図34及び図35に示した第2のクリートの後端部の立面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図34〜図36に示した第2のクリートの底面図。 図2〜図5に示した右の自転車用ペダル及び左の自転車用ペダルの両方とともに用いられる、図34〜図37に示した第2のクリートの上面図。 本発明のクリートが連結された左の自転車用シューズの、クリートが左の自転車用ペダルに連結される前の、側面の立面図。 本発明のクリートが連結された左の自転車用シューズの、クリートが左の自転車用ペダルに連結される前の、側面の立面図。 本発明のクリートが連結された左の自転車用シューズの、クリートが左の自転車用ペダルに連結される前の、側面の立面図。 本発明のクリートが連結された左の自転車用シューズの、クリートが左の自転車用ペダルに連結される前の、側面の立面図。
符号の説明
12a,12b 自転車用ペダル
21 スピンドル
22 ペダル本体
23 フロントクランプ部材
24 ピボットピン
25 リアクランプ部材
28 付勢部材
30 ペダル本体カバー
64 フロントクリート係合面
65 フロントクリート停止面
74 リアクリート係合面
75 リアクリート停止面
77 略水平部
78 略垂直部
A,B クリート
90 保護本体部
91 第1の取付脚部
92 第2の取付脚部
100 装着部
101 フロント連結部材
102 リア連結部材

Claims (22)

  1. 中心回転軸を有するペダルシャフトと、
    前記ペダルシャフトの中心回転軸の回りに回転可能に前記ペダルシャフトに連結されるとともに、第1の端部及び第2の端部を有し、前記ペダルシャフトの中心回転軸を通り前記第1の端部と前記第2の端部との間に中心面が延びているペダル本体と、
    前記ペダル本体の第1の端部に連結されるとともに、前記ペダル本体の中心面に対向するフロントクリート係合面と、フロントクリート停止面とを有するフロントクランプ部材と、
    前記ペダル本体の第2の端部に連結されるとともに、前記ペダル本体の中心面に対向するリアクリート係合面と、前記フロントクリート停止面から後方に第1の所定の距離を空けて配置されたリアクリート停止面とを有するリアクランプ部材とを備え、
    前記リアクランプ部材は、前記ペダル本体の第2の端部から実質的に後方向に、第1の所定の距離と等しいかそれより大きい第2の所定の距離で延びて設けられた延長舌状部を有する、
    自転車用ペダル。
  2. 請求項1に記載の自転車用ペダルであって、
    前記延設舌状部は、前記ペダル本体の長手側から見て略L字型を形成する、略水平部と略垂直部とを有する。
  3. 請求項2に記載の自転車用ペダルであって、
    前記略水平部は前記リアクリート係合面から中心面に向かって下方向に角度が付けられている。
  4. 請求項1に記載の自転車用ペダルであって、
    前記リアクランプ部材は、クリート係合位置とクリート解放位置との間で移動するよう回動可能に前記ペダル本体へ連結されている。
  5. 請求項1に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロントクランプ部材は、略前方向に第1の所定の角度で回動するように前記ペダル本体の第1の端部で回動可能に連結され、
    前記リアクランプ部材は、略後方向に前記第1の所定の角度より大きい第2の所定の角度で回動するように前記ペダル本体の第2の端部で回動可能に連結されている。
  6. 請求項1に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロントクランプ部材は、前記第1の回動軸から径方向に第1のレバー距離を空けて配置された前記フロントクリート係合面とともに、前記ペダル本体の第1の端部において前記第1の回動軸の回りに回動可能に連結されて略前方向に回動し、
    前記リアクランプ部材は、前記第2の回動軸から径方向に前記第1のレバー距離よりも大きい第2のレバー距離を空けて配置された前記リアクリート係合面とともに、前記ペダル本体の第2の端部において前記第2の回動軸の回りに回動可能に連結されて略後方向に回動する。
  7. 請求項1に記載の自転車用ペダルであって、
    前記ペダル本体は、前記ペダル本体の第2の端部に連結された反対側フロントクランプ部材と、前記ペダル本体の第1の端部に連結された反対側リアクランプ部材とを備え、前記反対側リアクランプ部材は略前方向に前記ペダル本体の第1の端部から第2の所定の距離で延びて設けられた延設舌状部を有している。
  8. 請求項7に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロントクランプ部材及び前記反対側リアクランプ部材は、前記ペダル本体の第1の端部に第1の回動軸の回りに回動可能に連結され、
    前記リアクランプ部材及び前記反対側フロントクランプ部材は、前記ペダル本体の第2の端部に第2の回動軸の回りに回動可能に連結されている。
  9. 請求項8に記載の自転車用ペダルであって、
    前記リアクランプ部材及び前記反対側リアクランプ部材のそれぞれの延設舌状部は、前記ペダル本体の長手側から見て略L字型を形成する、略水平部と略垂直部とを有する。
  10. 中心回転軸を有するペダルシャフトと、
    前記ペダルシャフトの中心回転軸の回りに回転可能に前記ペダルシャフトに連結されるとともに、第1の端部及び第2の端部を有し、前記ペダルシャフトの中心回転軸を通り前記第1の端部と前記第2の端部との間に中心面が延びているペダル本体と、
    前記ペダル本体の第1の端部において第1の回動軸回りに回動可能に連結されて略前方向に第1の所定の角度で回動するとともに、前記中心面の第1の側から前記ペダル本体の中心面に面するフロントクリート係合面と、フロントクリート停止面とを有するフロントクランプ部材と、
    前記ペダル本体の第2の端部において第2の回動軸回りに回動可能に連結されて略後方向に前記第1の所定の角度よりも大きい第2の所定の角度で回動するとともに、前記中心面の第1の側から前記ペダル本体の中心面へ面するリアクリート係合面と、リアクリート停止面とを有するリアクランプ部材と、
    を備えた自転車用ペダル。
  11. 請求項10に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロントクリート係合面は、前記第1の回動軸から径方向に第1のレバー距離を空けて配置され、
    前記リアクリート係合面は、前記第2の回動軸から径方向に第1のレバー距離よりも大きい第2のレバー距離を空けて配置されている。
  12. 請求項11に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロント及びリアクリート係合面は実質的に同一面上にある。
  13. 請求項1,10又は12に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロントクリート停止面は前記ペダル本体の回転中心軸から前方向に前記フロントクリート停止面に対して垂直に測定して第1のオフセット距離を空けて配置され、
    前記リアクリート停止面は、前記ペダル本体の回転中心軸から後方向に、前記リアクリート停止面に対して垂直に測定して前記第1のオフセット距離よりも小さい第2のオフセット距離を空けて配置されている。
  14. 請求項10に記載の自転車用ペダルであって、
    前記ペダル本体は、
    前記フロントクランプ部材と前記ペダル本体との間に機能的に連結され前記フロントクランプ部材をフロントクリート係合位置に付勢する第1の付勢部材と、
    前記リアクランプ部材と前記ペダル本体との間に機能的に連結され前記リアクランプ部材をリアクリート係合位置に付勢する第2の付勢部材とを備えている。
  15. 請求項10に記載の自転車用ペダルであって、
    前記ペダル本体は、前記ペダル本体の第2の端部において前記第2の回動軸の回りに回動可能に連結された反対側フロントクランプ部材と、前記ペダル本体の第1の端部において前記第1の回動軸の回りに回動可能に連結された反対側リアクランプ部材とを備えている。
  16. 請求項15に記載の自転車用ペダルであって、
    前記反対側フロントクランプ部材は、前記反対側リアクランプ部材よりも小さい角度で回動するように前記ペダル本体の第2の端部に回動可能に連結されている。
  17. 請求項16に記載の自転車用ペダルであって、
    前記ペダル本体は、
    前記フロントクランプ部材と前記反対側リアクランプ部材との間に機能的に連結され前記フロントクランプ部材及び前記反対側リアクランプ部材をクリート係合位置に付勢する第1の付勢部材と、
    前記リアクランプ部材と前記反対側フロントクランプ部材との間に機能的に連結され前記リアクランプ部材及び前記反対側フロントクランプ部材をクリート係合位置に付勢する第2の付勢部材とを備えている。
  18. 請求項17に記載の自転車用ペダルであって、
    前記第1の付勢部材は、第1のピボットピンに配置されたコイル部と、前記フロントクランプ部材と当接する第1の端部と、前記反対側リアクランプ部材と当接する第2の端部とを有する少なくとも1の第1のトーションスプリングを備え、
    前記第2の付勢部材は、第2のピボットピンに配置されたコイル部と、前記リアクランプ部材と当接する第1の端部と、前記反対側フロントクランプ部材と当接する第2の端部とを有する少なくとも1つの第2のトーションスプリングを備えている。
  19. 請求項18に記載の自転車用ペダルであって、
    前記第1のピボットピンは、前記フロントクランプ部材及び前記反対側リアクランプ部材を回動可能に前記ペダル本体に連結し、
    前記第2のピボットピンは、前記リアクランプ部材及び前記反対側フロントクランプ部材を回動可能に前記ペダル本体に連結する。
  20. 請求項9,19に記載の自転車用ペダルであって、
    前記反対側フロントクランプ部材は、前記中心面の第2の側から前記ペダル本体の中心面に面する反対側フロントクリート係合面と、反対側フロントクリート停止面とを有し、
    前記反対側リアクランプ部材は、前記中心面の第2の側から前記ペダル本体の中心面に面する反対側リアクリート係合面と、反対側リアクリート停止面とを有し、
    前記フロントクリート係合面は、前記第1の回動軸から径方向に第1のレバー距離を空けて配置され、
    前記反対側フロントクリート係合面は、前記第2の回動軸から径方向に第1のレバー距離を空けて配置され、
    前記リアクリート係合面は、前記第2の回動軸から径方向に前記第1のレバー距離よりも大きい第2のレバー距離を空けて配置され、
    前記反対側リアクリート係合面は、前記第1の回動軸から径方向に前記第2のレバー距離を空けて配置されている。
  21. 請求項20に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロント及びリアクリート係合面は実質的に第1の面内にあり、前記反対側フロント及び反対側リアクリート係合面は実質的に第2の面内にある。
  22. 請求項9又は21に記載の自転車用ペダルであって、
    前記フロントクリート停止面は前記ペダル本体の回転中心軸から前方向に前記フロントクリート停止面に対して垂直に測定して第1のオフセット距離を空けて配置され、
    前記反対側フロントクリート停止面は前記ペダル本体の回転中心軸から前記反対側フロントクリート停止面に対して垂直に測定して前記第1のオフセット距離を空けて配置され、
    前記リアクリート停止面は前記ペダル本体の回転中心軸から後方向に前記リアクリート停止面に対して垂直に測定して第2のオフセット距離を空けて配置され、
    前記反対側リアクリート停止面は前記ペダル本体の回転中心軸から、前記反対側リアクリート停止面に対して垂直に測定して、前記第1のオフセット距離よりも小さい第2のオフセット距離を空けて配置されている。
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