JP2986012B2 - 折畳みテーブルのロック機構 - Google Patents

折畳みテーブルのロック機構

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JP2986012B2 JP7206753A JP20675395A JP2986012B2 JP 2986012 B2 JP2986012 B2 JP 2986012B2 JP 7206753 A JP7206753 A JP 7206753A JP 20675395 A JP20675395 A JP 20675395A JP 2986012 B2 JP2986012 B2 JP 2986012B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は天板のガタや異音の
発生を確実に防止できるようにした折畳みテーブルのロ
ック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に折畳みテーブルには、天板の使用
状態を維持するためのロック機構が設けられている。例
えば、実開平5ー11832号公報には、天板を支持す
る支脚の上端に上部接合部材を設け、該部材の上下位置
に上下係合部を設けるとともに、上部接合部材に下面フ
レームを介して、天板を折畳み可能に連結している。ま
た、下面フレームにアームを回動可能に設け、該アーム
を下向きに回動可能に付勢する一方、アームの枢軸に操
作レバーを連結し、該アームの先端部にピンを突設し
て、該ピンを上下係合部に選択的に係合可能に設けてい
る。そして、天板の折畳み時には操作レバーを回動操作
して、ピンを下係合部から上係合部に係合し、天板の使
用時にはピンを上係合部から下係合部に係合するように
したロック機構が示されている。
【0003】しかし、この従来の機構は、ピンを下係合
部に係合してアームを支持し、該アームを介して天板の
使用状態を維持させているため、ピンと下係合部とのク
リアランスや、アームの枢着部のクリアランスによっ
て、天板のガタや異音が発生して、使用状態が不快にな
るという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解決し、天板のガタや異音の発生を確実に防止でき
るようにした、折畳みテーブルのロック機構を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1の発
明は、支柱の上端部周辺に天板の下面に固定した支持枠
を上下方向に回動可能に連結し、天板の下方にロックレ
バーを回動可能に設け、該レバーの枢支部と同軸上にロ
ックプレートを回動可能に設け、該プレートに係合部を
設け設けるとともに、天板の直下に係合手段を設け、こ
れら係合部と係合手段とを天板の使用状態時に係合可能
に設けた折畳みテーブルのロック機構において、支柱の
上端部にキャップを装着し、該キャップを天板の使用状
態時に支持枠と係合可能に設け、支持枠とキャップの係
合時に前記係合部と係合手段との係合位置を、ロックレ
バーの枢軸からオフセットして配置し、かつその際ロッ
クプレートを前記オフセット方向へ変位可能に設け、前
記係合手段を下方に変位可能に設け、天板の使用状態設
定時に支持枠をキャップに密着させ、天板のガタや異音
の発生を確実に防止するようにしている。請求項2の発
明は、キャップを半球状に形成し、天板の使用状態設定
時にキャップと天板との間に手指を挟む事故を未然に防
止するようにしている。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明すると、図1乃至図6において1は矩形の天
板で、その下面の両端部に支持枠2,2が平行に取り付
けられ、それらの屈曲片2a,2aを互いに向き合わせ
て配置している。支持枠2は逆L字形断面の鋼材で構成
され、その屈曲片2aの中央部に通孔3と、係合手段で
あるピン4が離間して設けられ、該ピン4は内側に突出
していて、それらの間に切欠溝5が下向きに開口されて
いる。
【0007】支持枠2の外側には支柱6,6の上端部が
配置され、該支柱6は中空の円筒体で構成されていて、
それらの上部を一対の補強板7,7で連結している。補
強板7,7の内端部にはブラケット8が固定され、該ブ
ラケット8は略台形の板体で構成され、その上端部にピ
ン孔9が形成されている。ピン孔9にはボルト状のピン
10が差し込まれ、かつこれが前記通孔3を貫通してナ
ット11に緊締され、支持枠2を上下方向へ回動可能に
連結している。
【0008】支柱6の上端には合成樹脂製のキャップ1
2が取付けられ、該キャップ12は半球形に形成されて
いて、その頂部周面を天板1の下面と係合可能にされ、
その周縁から突出した軸部12aを支柱6の上端に圧入
可能にしている。ピン孔9から離間する支柱6の上部周
面には、透孔13,13が対向して形成され、これらの
孔13,13にロックレバー14と一体のロックシャフ
ト15が挿入されている。
【0009】ロックレバー14は支柱6の外側に回動可
能に装着され、その一端に角柱状のロックシャフト15
が連結され、該シャフト15にロックカム16が装着さ
れている。ロックカム16はロックシャフト15と係合
可能な角孔17を有し、その先端に端部を直角に屈曲し
た係合片18が形成され、該片18に平板状のロックプ
レート19が係合可能に配置されている。
【0010】ロックプレート19の基端部には円形の通
孔20が設けられ、該孔20がロックシャフト15の一
端に形成した軸筒部21に回動可能に装着されており、
また上記プレート19の先端には、係合部である凹溝2
2が形成され、天板1の水平姿勢設定時、つまり天板1
の使用状態時、凹溝22にピン4を係合可能に配置して
いる。この場合、凹溝22は少なくとも片側の開口縁を
テーパ状に形成して、その溝幅を奥部側に漸減してお
り、また凹溝22とピン4の係合位置は、常時は図6の
ようにピン4が軸筒部21、つまりロックシャフト15
の軸心から内側へeだけオフセットしていて、ロック操
作時、前記オフセット分のロックプレート19のロック
回動を確保し、キャップ12に対する天板1の押圧力を
強化するようにしている。
【0011】ロックシャフト15とロックプレート19
には、ロックバネ23の両端が掛け止められ、該バネ2
3の弾性を介してロックプレート19を内側方向へ回動
可能に付勢し、常時はロックプレート19を係合片18
に係合させている。
【0012】ロックシャフト15の先端部には、フラン
ジ24と角柱状のプラグシャフト25が設けられ、該シ
ャフト25はロックシャフト15よりも大径に形成され
ていて、これが角管状の連結軸26に嵌合している。
【0013】この他、図中27は支柱6,6の下端に連
結した脚柱で、その両端に脚28,28が上下位置調整
可能に設けられ、床面29上に設置されている。30は
ブラケット8,8間に掛け渡した架設枠で、その上部が
切欠溝5,5内に配置されている。
【0014】このように構成した折畳みテーブルのロッ
ク機構を組み立てる場合は、予めキャップ12を装着し
た一対の支柱6,6の上部を補強板7,7で連結し、該
補強板7,7の内端部にブラケット8を固定し、この左
右のブラケット8,8を架橋枠30で連結する。次に軸
筒部21にロックプレート19の通孔20を挿入し、該
プレート19とロックシャフト15にロックバネ23の
両端を掛け止め、上記シャフト15にロックカム16の
角孔17を嵌合し、その先端部を支柱6に形成した透孔
13,13に差し込んで、ロックレバー14に連結し、
この他端のプラグシャフト25,25に連結軸26を嵌
合する。
【0015】そして、天板1の下面に支持枠2,2をビ
ス止めし、その通孔3にブラケット8の外側からピン1
0を挿入し、これをナット11で緊締して天板1を取り
付けるとともに、支持枠2に突設したピン4をロックプ
レート19の凹溝22に係入する。
【0016】こうして組み立てたロック機構は図示のよ
うで、常時は天板1が水平に置かれ、支持枠2の下面が
キャップ12の頂部周面に係合しており、またロックプ
レート19がロックバネ23によって内側方向へ回動可
能に付勢され、その内端部がロックカム16の係合片1
8に係合して、ロックプレート19の回動を規制し、そ
の凹溝22にピン14が係合している。また、ロックレ
バー14が支柱6の上部の外側に表出し、先端部を内側
にして水平に位置している。
【0017】したがって、この場合にはロックプレート
19が略垂直に起立し、ピン4が凹溝22に係合し、天
板1の上下方向の回動を阻止して天板1をロックするか
ら、折畳みテーブルの使用が可能になる。次に、このよ
うな状況からロックレバー14を押し下げると、該レバ
ー14と一体のロックシャフト15が同動し、該シャフ
ト15に装着したロックプレート19が、図6の実線位
置から更に反時計方向へ回動して、凹溝22の開口縁が
若干下方へ変位する。
【0018】このため、凹溝22と係合下のピン4が更
に引き下げられ、該ピン4と一体の支持枠2がこれに同
動して、該枠2がキャップ12を押圧し、その分キャッ
プ12が弾性変位して、ピン4の下方変位を許容する。
したがって、当初のロック状態に比べて、支持枠2がキ
ャップ12と強固に係合して密着し、支持枠2とキャッ
プ12との間の微小なクリアランスをなくすから、天板
2のガタや異音の発生が確実に防止され、折畳みテーブ
ルの快適な使用状態を得られる。この場合、凹溝22ま
たはピン4は経年的な使用に伴って摩耗するが、凹溝2
2が溝幅を漸減するテーパ状に形成されているから、ロ
ックプレート19のロック回動角度を増量することで、
所期のロック状態を得られる。
【0019】一方、テーブルの使用後、天板1を折畳ん
で適宜位置に移動する場合は、先ずロックレバー14を
引き上げる。このようにすると、ロックレバー14と一
体のロックシャフト15が図6上時計方向へ回動し、こ
れにロックプレート19が同動して、凹溝22がピン4
の側方へ移動し、ピン4との係合を解除する。この後、
天板1の一端を保持し、これをピン10を支点に持ち上
げて回動すれば、天板1を略垂直に折畳める。
【0020】なお、天板1を折畳み後、ロックプレート
19はロックバネ23の弾性によって内側へ回動し、こ
れがロックカム16の係合片18に当接してロックシャ
フト15が回動し、該シャフト15と一体にロックレバ
ー14が回動して、該レバー14が図6の実線で示す常
態位置に復帰する。この後、再度テーブルを使用する場
合は、ピン10を支点に天板1を下向きに回動し、これ
と一体の支持枠2,2をキャップ12,12に当接させ
る。この場合、キャップ12,12は半球面状に形成さ
れているから、これが平板状のものに比べて、当該部に
指を置く蓋然性が少なくなるから、その分天板1とキャ
ップ12との間に手指を挟まれる事故を未然に防止し得
る。
【0021】一方、天板1が回動終期に差し掛かると、
支持枠2と一体のピン4がロックプレート19の上端と
係合し、その係合力によってロックプレート19がロッ
クバネ23の弾性に抗して外側へ回動し、凹溝22がピ
ン4の旋回域から避退する。そして、ピン4が定位置に
移動したところで、ロックプレート19がロックバネ2
3の弾性によって内側へ回動し、凹溝22がピン4と係
合して、初期のロック状態を形成後、前述のようなロッ
ク操作を行なう。
【0022】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明は、支
柱の上端部にキャップを装着し、該キャップを天板の使
用状態時に支持枠と係合可能に設け、支持枠とキャップ
の係合時に前記係合部と係合手段との係合位置を、ロッ
クレバーの枢軸からオフセットして配置し、かつその際
ロックプレートを前記オフセット方向へ変位可能に設
け、前記係合手段を下方に変位可能に設けたから、天板
の使用状態設定時に支持枠をキャップに密着させて、天
板のガタや異音の発生を確実に防止することができる。
請求項2記載の発明は、キャップを半球状に形成したか
ら、天板の使用状態設定時にキャップと天板との間に手
指を挟む事故を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す折畳みテーブルの正
面図である。
【図2】図1の要部を拡大して示す平面図である。
【図3】図1の要部を拡大して示す正面図である。
【図4】図3の要部を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態の要部を分解して示す斜視
図である。
【図6】本発明の実施の形態の作動状況を拡大して示す
正面図である。
【符号の説明】
1 天板 2 支持枠 4 係合手段 6 支柱 12 キャップ 14 ロックレバー 19 ロックプレート 22 係合部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱の上端部周辺に天板の下面に固定し
    た支持枠を上下方向に回動可能に連結し、天板の下方に
    ロックレバーを回動可能に設け、該レバーの枢支部と同
    軸上にロックプレートを回動可能に設け、該プレートに
    係合部を設け設けるとともに、天板の直下に係合手段を
    設け、これら係合部と係合手段とを天板の使用状態時に
    係合可能に設けた折畳みテーブルのロック機構におい
    て、支柱の上端部にキャップを装着し、該キャップを天
    板の使用状態時に支持枠と係合可能に設け、支持枠とキ
    ャップの係合時に前記係合部と係合手段との係合位置
    を、ロックレバーの枢軸からオフセットして配置し、か
    つその際ロックプレートを前記オフセット方向へ変位可
    能に設け、前記係合手段を下方に変位可能に設けたこと
    を特徴とする折畳みテーブルのロック機構。
  2. 【請求項2】 キャップを半球状に形成した請求項1記
    載の折畳みテーブルのロック機構。
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