JP5080901B2 - 折畳み式テーブルの上アームユニット - Google Patents

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Description

本発明は、折畳み式テーブルの上アームユニットに係わり、更に詳しくは天板を略水平な水平姿勢と上方へ回動させた起立姿勢とることが可能な折畳み式テーブルの上アームユニットに関するものである。
従来から、左右の脚体の上端部に、天板の下面両側部を上下回動可能に連結し、該天板を略水平な使用状態と上方へ回動させた折畳み状態とに固定する折畳み式テーブルは各種提供されている。そして、天板の両側下面に取付けた上アームを脚体の上端部に上下回動可能に連結するとともに、天板が水平姿勢と起立姿勢とを維持するロック機構を上アーム内に設けることも公知である。
例えば、特許文献1には、脚体の左右のブラケットに、天板裏面の左右両側の天板受け金具が枢支ピンを介して枢着され、後部位置でロック部材が天板受け金具に枢支され、ブラケットの周縁部に2つの係止凹部を有し、ロック部材には枢支部を中心とする半径方向の長孔が形成され、また天板受け金具には長手方向に長孔が形成され、ロック部材の長孔と天板受け金具の長孔とに遊嵌されたロックピンが天板の水平姿勢で下位の係止凹部に、起立姿勢では上位の係止凹部にそれぞれ係合し、これら係合状態で長孔が係止凹部の凹入方向に斜交するよう設定され、ロックピンを係合方向に付勢するロックばねを備え、左右のロック部材が連結杆を介して一体化され、両ロック部材の少なくとも一方に操作レバーが固設された折り畳み式テーブルが開示されている。
しかし、特許文献1に記載されたロック装置は、ロックピンの両端部がそれぞれロック部材の長孔と天板受け金具の長孔とが交差する位置に遊嵌し、一対のブラケットの周縁部に形成された係止凹部に同時に係合するように、ロックピンの中間部の一点をロックばねで係合方向に付勢した構造であるので、組立時に4つの長孔にロックピンを同時に挿入する作業を伴うとともに、ロック部材の枢軸にコイル部を挿入したロックばねの弾性片をロックピンに係止する作業が必要であり、組立に手間がかかるばかりでなく、一対のブラケットの両係止凹部にロックピンを同時に係合するようにするには、脚体間に渡設された水平フレームへの正確に二枚のブラケットを溶接しなければならず、高い溶接精度が要求され、更にロックピンの中間部の一点をロックばねで付勢するので、ロックピンが傾斜して両側の係止凹部に同時に係合することが困難になることも予想される。更に、左右のロック部材が直接連結杆を介して一体化した構造であるので、高い精度が出てない場合には左右のロック部材が正確に連動せず、ロック操作に遅れや進みが生じ、ロックが不完全になる恐れがある。
一方、特許文献2には、左右の脚体の上端部に、天板の下面両側部を上下回動可能に連結し、該天板を略水平な使用状態と上方へ回動させた折畳み状態とに固定する折畳み式テーブルのロック装置であって、前記脚体に設けた支持板に主軸にて前記天板を回動可能に連結するとともに、該支持板の縁部に第1係合部と第2係合部を形成し、前記天板下面の両側部にそれぞれ上下傾動可能に配した規制部材の先端部に突設した規制部が、使用状態時に前記第1係合部に係合し、折畳み状態時に前記第2係合部に係合すべく該規制部材を弾性付勢するとともに、該規制部材の基端部に設けた操作片に当接して、前記規制部が第1係合部又は第2係合部から離れる方向に前記規制部材を操作する操作部材を、天板下面の両側部にそれぞれ回動可能に設けた折畳み式テーブルのロック装置が開示されている。
この特許文献2では、脚体に設けた支持板の係合部に係合して天板の姿勢を保持する規制部材と、該規制部材を傾動操作する操作部材を別体で形成し、規制部材の規制部が支持板の係合部に係合するように該規制部材を弾性付勢し、また左右の操作部材をシャフトで連動するようにしたので、左右両側において自動的にロックされるので、ロック操作に遅れや進みが生じる恐れがないのである。しかし、支持板の係合部に係合する規制部が規制部材の先端に固定されているので、確実にロックするには規制部材自体の精度と取付精度が要求され、またロック時の規制力が規制部材の枢軸に直接かかるので、枢軸に対する強度要求も高くなる。また、前記規制部材は、連動シャフトを貫通させて装着してはじめて、所定位置で回動動作可能となるので、ロック機構の動作確認をするには連動シャフトを装着しなければならないといった不都合があった。
特開平6−154032号公報 特開2004−121441号公報
本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、左右の脚体の上端部に、天板の下面両側部に取付けた上アームを上下回動可能に連結し、第1係合部と第2係合部を有する天板固定金具を前記脚体に関連した固定部に設けて前記上アーム内に配置し、該天板を水平姿勢と上方へ回動させた起立姿勢とに固定する折畳み式テーブルにおいて、左右のロック機構部をユニットとして構成し、動作確認も在庫管理もユニットで行えるようになした折畳み式テーブルの上アームユニットを提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、左右の脚体の上端部に、天板の下面両側部に取付けた上アームを上下回動可能に連結し、第1係合部と第2係合部を有する天板固定金具を前記脚体に関連した固定部に設けて前記上アーム内に配置し、該天板を水平姿勢と上方へ回動させた起立姿勢とに固定する折畳み式テーブルの上アームユニットであって、前記上アームの両側板間に、ロック金具と該ロック金具を操作する操作部材を独立して回動可能に設け、前記ロック金具の先端部に前記天板固定金具の第1係合部又は第2係合部に係合するロックピンを備えるとともに、該ロック金具をロックピンが前記天板固定金具に係合する方向に弾性付勢手段で付勢し、前記操作部材にはロック金具の操作片に当接してロック解除方向に駆動する押圧部を備えているとともに、中央部に左右の機構部を連動するシャフトを回転不能に嵌合する角孔を貫通形成し、更に前記上アームの両側板に形成した円孔に、両側板の内側から中央に前記シャフトを嵌挿する角孔を形成したブッシュを回動可能に嵌入するとともに、両ブッシュの内側端部に前記操作部材の両端部を抜止め嵌合して装着し、該操作部材の角孔と両ブッシュの角孔を連通させた状態で前記シャフトを各角孔に嵌挿したことを特徴とする折畳み式テーブルの上アームユニットを構成した(請求項1)。
また、前記ロック金具は一対の平行なロック片を有するとともに、両ロック片の基端側にそれぞれ前記操作片を形成し、前記操作部材の押圧部の中央部に、両操作片間に係合してロック金具の位置決めをするスペーサ部を突設してなることがより好ましい(請求項)。
請求項1によれば、上アームの両側板間にロック金具と該ロック金具を操作する操作部材を独立して回動可能に設け、更にロック金具をその先端部に備えたロックピンが天板固定金具に係合する方向に弾性付勢手段で付勢したので、製造上のバラツキによる天板のガタツキを防止することができ、また従来は連動シャフトを装着しないとロックピンの動作確認ができなかったが、連動シャフトを通さなくても操作部材を回動させてロック金具を操作することができるので、動作確認することができる。また、ロック金具と操作部材を分離し、しかもロック金具を天板固定金具に係合する方向に弾性付勢手段しているので、連動シャフト、操作部材の製造バラツキに関係なく、ロック金具が個別にロック方向に傾動するので、確実且つガタツキなくロックがかかり、もって天板を水平姿勢と起立姿勢とにガタツキなく維持することができる。そして、上アームがユニット化されるので、動作確認をした上でユニットとして在庫管理ができるので、効率的である。更に、上アームの両側板に形成した円孔に、両側板の内側から中央に前記シャフトを嵌挿する角孔を形成したブッシュを回動可能に嵌入するとともに、両ブッシュの内側端部に前記操作部材の両端部を抜止め嵌合して装着し、該操作部材の角孔と両ブッシュの角孔を連通させてなるので、操作部材を上アームの両側板間に回動可能に組み付ける作業が極めて簡単になり、連動シャフトを操作部材に通さなくてもそれ自体で回動操作するので、ロック金具との連係動作を確認することができる。
請求項によれば、ロック金具は一対の平行なロック片を有するとともに、両ロック片の基端側にそれぞれ前記操作片を形成し、前記操作部材の押圧部の中央部に、両操作片間に係合してロック金具の位置決めをするスペーサ部を突設してなるので、上アームの両側板間に回動可能に装着したロック金具がその支軸の方向へ移動することを規制し、常にロック金具を上アームの両側板間の中央に位置させることができるので、ロック動作及びロック解除動作をスムーズ且つ確実に行うことができる。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本実施形態の折畳み式テーブルの水平姿勢における全体側面図、図2は起立姿勢における収納状態の側面図、図3は回動機構部及びロック機構部を示す部分側面図、図4〜図20は各部の詳細を示している。図中符号1は脚体、2は天板、3は幕板、4は機構部、5は操作レバーをそれぞれ示している。
本実施形態の折畳み式テーブルは、左右の脚体1,1の上端部に、天板2の下面両側部を上下回動可能に連結し、該天板2を略水平な水平姿勢(図1参照)と天板2の前部を上方へ回動させた起立姿勢(図2参照)とに変更することができるとともに、前記天板2の後部下方に配した幕板3を、天板2後部下方に接近して垂下した使用状態と両脚体1,1の後縁に沿った折畳み状態との間を移動可能に前記天板2と連動させてリンク連結したものであり、水平姿勢と起立姿勢になったときロック可能な構造となっている。起立姿勢では前後にスタッキング可能となっている。
前記脚体1の上端と天板2は、両側下面においてそれぞれ機構部4,4によって連結され、側面に露出した操作レバー5を下方へ押し下げることによりロックが解除され、天板2を水平姿勢と起立姿勢の間で回動変位させることができ、そして水平姿勢と起立姿勢に至ったとき、自動的にロックがかかるようになっている。本実施形態では、前記操作レバー5を押し下げてロックを解除するようにしたので、不意に足や他物が操作レバー5に当たってもロックが解除されない。また、天板2の側部寄り位置に着座している使用者の膝が操作レバー5に当たる場合があり、そのような場合にもロックが解除されない。
先ず、前記脚体1は、前後方向を向いた接地脚6の後部から斜め前上方へ延びた支持脚7を有する正面視略倒L字形であり、アルミダイカスト製で一体形成したものである。しかし、本発明では脚体1の構造には限定されない。そして、両側の脚体1,1の上端部間を脚連結部材8を介して連結管9で連結して一体化している。尚、前記脚連結部材8は、後述のように前記天板2の回転軸を兼ねている。
前記機構部4は、図1及び図17に示すように、全体を合成樹脂製のカバー10で覆われ、前部側面から前記操作レバー5が露出している。前記カバー10の後部には天板2の下面後部に沿って設けたダクト11の両端部を支持している。尚、前記ダクト11の上位に天板2から出没自在なコンセントボックス12を設けている。そして、前記カバー10の内部には機構部4のフレームとなる金属製の上アーム13が天板2の下面に取付けられている。つまり、左右の脚体1,1の上端部に、天板2の下面両側部に取付けた上アーム13,13を上下回動可能に連結している。
前記上アーム13は、図7及び図8に示すように、前記天板2に取付ける固定板14の両側から側板15,15を垂下した断面略コ字形で、側面視逆台形状の部材である。そして、前記上アーム13の両側板15,15間に、前記連結管9の端部に固定した天板固定金具16と、ロック金具17及び該ロック金具17を操作する操作部材18を配している。
更に詳しくは、図3〜図9に示すように、前記脚体1に関連した固定部に設けた天板固定金具16に第1係合部19と第2係合部20を形成し、前記上アーム13の両側板15,15に、前記ロック金具17の中間部を支軸21にて上下回動可能に設けるとともに、前記天板固定金具16の第1係合部19又は第2係合部20に係合して水平姿勢と起立姿勢を維持するロックピン22を、係合位置に案内するように前記上アーム13の両側板15,15に形成した長孔23,23に遊挿するとともに、前記ロック金具17の先端部に形成した二股状の係止部24に前記ロックピン22を受け入れ、更にロック金具17をロックピン22が第1係合部19又は第2係合部20に係合する方向に弾性付勢手段25で付勢し、前記操作部材18の操作に基づいてロック金具17を回動させてロックピン22を前記長孔23,23に沿って退避させて第1係合部19又は第2係合部20との係合を解除するのである。つまり、水平姿勢と起立姿勢では、弾性付勢手段25の付勢力によって、前記ロックピン22は長孔23,23で案内されて自動的に前記天板固定金具16の第1係合部19又は第2係合部20に係合してロックがかかるのである。尚、本発明では、前記ロックピン22をロック金具17の先端部に一体的に固定されていても構わない。
ここで、前記ロック金具17は、中間部で連続した一対の平行なロック片26,26を有し、両ロック片26,26の先端部にそれぞれ二股状の係止部24,24を形成し、前記上アーム13の両側板15,15間に装着した状態で、両ロック片26,26の間に前記天板固定金具16が位置するように構成している。また、前記ロック金具17の両ロック片26,26に形成した前記支軸21を挿通する軸孔27,27よりも基端側に、前記操作部材18で回動操作するための操作片28,28を設けている。前記弾性付勢手段25は、キックばねで構成し、該キックばね25のコイル部25Aを前記ロック金具17の一側の支軸21に挿通し、一方に弾性片25Bを前記上アーム13の固定板14に当止し、他方のクランク状に屈曲した弾性片25Cを前記ロック金具17の両ロック片26,26を跨ぐように係止している。
また、前記天板2が水平姿勢あるいは起立姿勢をとるとき、前記天板固定金具16の第1係合部19及び第2係合部20の係合縁に沿った方向に前記長孔23,23を形成して、ロック動作時とロック解除動作時にスムーズにロックピン22が係合位置へ移動することができるようにしている。
そして、図3及び図4に示すように、前記天板固定金具16の前側に前記第1係合部19と第2係合部20を形成するとともに、その前方に前記ロック金具17を配置し、水平姿勢において、前記第1係合部19にロックピン22が係合して天板2の前部の上方回動を規制するとともに、前記天板固定金具16の上端に形成した第1当止部29が前記上アーム13の固定板14に当止して天板2の前部の下方回動を規制し、起立姿勢において、前記第2係合部20にロックピン22が係合して天板2の前部の前方回動を規制するとともに、前記天板固定金具16の後端に形成した第2当止部30が前記上アーム13の固定板14に当止して天板2の前部の後方回動を規制している。
次に、回動機構部について、図4〜図12に基づいて説明する。前記上アーム13の外側の側板15には、円形の軸受孔31を形成するとともに、内側の側板15にはU字開口32を形成し、該U字開口32の上部に連続するように前記固定板14に前記天板固定金具16を挿通可能な切欠部33を形成している。前記U字開口32の下部の半円部分は前記軸受孔31と同軸位置になっている。そして、前記軸受孔31に合成樹脂製の摺動リング34を外側から嵌着し、また前記U字開口32と切欠部33とに下部に前記連結管9に摺動可能に外嵌する合成樹脂製の閉塞部材35を外側から嵌着し、前記摺動リング34に外側から回動可能に嵌合した前記脚連結部材8を上アーム13内で前記連結管9の端部に回動不能に連結するようになっている。
ここで、前記脚連結部材8は、正面視略倒L字形を有し、下方に延びた連結部36を前記脚体1の支持脚7に嵌合し、高さ調節してボルト止めできるようになっており、水平に延びた水平部37には円柱状の軸部38を有し、該軸部38を前記摺動リング34に回動可能に嵌合できるようになっている。つまり、前記天板2は、脚体1に連結された前記脚連結部材8の軸部38が、前記上アーム13の外側の側板15に形成した軸受孔31に摺動リング34を介して回動可能に連結することにより、上下回動可能となっている。
本実施形態では、前記閉塞部材35は、一体成形で作製し、前記連結管9を嵌合するリング部39にスリット40を入れて、捩じってスリット40を拡開した状態で前記連結管9に外嵌した後、元の状態に復元した状態で、前記天板固定金具16を上アーム13の切欠部33から挿入し、前記連結管9を前記U字開口32内に位置させながら該閉塞部材35をU字開口32と切欠部33とに嵌着するようにしている。しかし、図19及び図20に示すように、上下二つ割りの閉塞部材41を合成樹脂で成形し、上部閉塞部材41Aと下部閉塞部材41Bを前記上アーム13のU字開口32内に位置させた前記連結管9を上下から挟んで該U字開口32と切欠部33に嵌着するようにしても良い。
前述のように、前記上アーム13の外側の側板15に形成した軸受孔31に摺動リング34を嵌着し、前記脚連結部材8の軸部38を摺動リング34に回動可能に嵌挿した構造は、簡単に精度を高くすることができ、もって天板2の上下回動がスムーズに行うことができる。また、前記連結管9も閉塞部材41で摺動可能に受けるので、撓みやずれを防止することができる。尚、前記連結管9の両端部には、前記天板固定金具16を溶接して固定するが、該天板固定金具16の側面を連結管9の端面に当接した状態で溶接できるので、簡単に精度を出すことができる。
次に、前記脚連結部材8の水平部37と、前記連結管9の端部を回転不能に連結する構造を説明する。図7、図9、図11及び図12に示すように、前記脚連結部材8の水平部37の端部には断面が長円形の嵌合部42を突設するとともに、該水平部37の端面で嵌合部42を挟んで両側に突起43,43を突設し、更に前記水平部37には貫通孔44を形成している。また、前記嵌合部42の円弧面には螺孔45,45を形成している。一方、前記天板固定金具16の中央部には、前記嵌合部42を嵌挿する長円形の嵌合孔46を形成するとともに、前記突起43,43を嵌入する孔47,47を形成し、更に前記連結管9の端部よりの内部に連結板48を溶接し、該連結板48の中心には螺孔49を形成し、更に前記連結管9の端部の外周面に通孔50,50を形成している。
そして、前記上アーム13の両側板15,15に、前述のように前記脚連結部材8の水平部37と前記連結管9の端部を回動可能に装着し、該上アーム13の内部で、前記脚連結部材8の嵌合部42を前記天板固定金具16の嵌合孔46に嵌入するとともに、突起43,43を孔47,47に嵌入した状態で、前記連結管9の側面の通孔50,50から螺孔45,45にネジ(図示せず)を螺合するとともに、側方から水平部37の貫通孔44に挿通したボルト51を連結板48の螺孔49に螺合し、前記脚連結部材8の水平部37と前記連結管9の端部を引き付け合って強固に連結する。
次に、前記操作レバー5を操作して、前記操作部材18を介して前記ロック金具17を操作する駆動機構を説明する。図3〜図9、図13〜図16に示すように、前記操作部材18を前記上アーム13の前部の両側板15,15に一対のブッシュ52,52を用いるとともに、左右連動のための角パイプからなるシャフト53によって回動可能に設け、更に前記シャフト53の端部に前記操作レバー5を連結するようになっている。また、前記操作レバー5は左右対称形であり、前記シャフト53の両端部に同一方向に向けて取付けることができ、端部にはキャップ部材54,54を装着してより確実な連結と外観性の向上を図っている。
更に詳しくは、前記ブッシュ52は、図13に示すように、合成樹脂製であり、前記上アーム13の両側板15,15に形成した円孔55,55に回動可能に嵌合するスリーブ部56を外側に形成するとともに、中心に前記シャフト53を回転不能に嵌挿する角孔57を形成したものである。前記操作部材18は、図14に示すように、合成樹脂製であり、中心部に前記シャフト53を回転不能に嵌挿する角孔58を形成するとともに、該角孔58の側方に前記ロック金具17の操作片28,28に下方から当接し、該ロック金具17を弾性付勢力に抗して回動させる押圧部59を形成し、該押圧部59の上面中央部に前記両操作片28,28間に係合するスペーサ部60を突設し、更にロック状態にあるとき、前記上アーム13の固定板14に当接して回動を規制する当止部61を前記押圧部59の反対側に形成している。ここで、前記操作片28,28と押圧部59の間にクリアランスを設けると、各部材の精度が多少悪くてもロック金具17のロック動作に支障をきたすことがないので好ましい。
また、前記ブッシュ52の内側の側面端部には、対抗する位置に外側へ向けて突起部52A,52Aを突設し、前記操作部材18の角孔58の両側には、前記ブッシュ52の内側の側面端部に外嵌し且つ前記突起部52A,52Aに抜止係合する係合片18A,18Aを形成している。
そして、前記上アーム13の両側板15,15の円孔55,55に、それぞれ内側から前記ブッシュ52のスリーブ部56を嵌挿して保持し、上アーム13の内部に前記操作部材18を落とし込んで、両前記ブッシュ52,52の内側端部に前記係合片18A,18Aを外嵌させて、突起部52A,52Aに係合して抜止め状態で、両ブッシュ52,52の間に前記操作部材18を位置させ、内側のブッシュ52の角孔57から前記シャフト53を嵌合し、順次操作部材18の角孔58、外側のブッシュ52の角孔57に嵌挿する。この状態で、前記操作部材18はシャフト53を介して両ブッシュ52、52により回動可能となる。また、前記操作部材18のスペーサ部60は、前記ロック金具17の操作片28,28の間に嵌合して位置するので、前記ロック金具17の支軸21の方向に対する位置決めがなされるのである。
そして、前記両ブッシュ52、52と前記操作部材18を貫通した前記シャフト53の端部に、前記操作レバー5を取付ける構造を説明する。先ず、前記操作レバー5は、図7、図9、図10及び図15に示すように、合成樹脂製の成形品であり、レバー部62の基部に円筒部63を形成し、該円筒部63の中央部に取付部63Aを、内部を塞ぐように形成するとともに、該取付部63Aに前記シャフト53を回転不能に嵌入する角孔64を形成し、更に円筒部63の側面中央部から前記角孔64に貫通する取付孔65を形成している。また、前記操作レバー5の円筒部63の両側部には、図16に示すように、合成樹脂製の前記キャップ部材54が嵌合される。前記キャップ部材54は、外形が円柱形を有しており、一端面は化粧面66となり、反対側には前記シャフト53の中心孔67に嵌入する係合部68を突設し、該係合部68には側面に開口した孔69を貫通形成している。ここで、前記シャフト53の端部にも側面に開口した孔70を形成している。
そして、前記シャフト53の端部に、前記操作レバー5の角孔64に嵌挿するとともに、円筒部63の外側部分に前記キャップ部材54を嵌挿し、前記係合部68をシャフト53の中心孔67に嵌入し、それから操作レバー5の円筒部63の外側中央部の取付孔65からボルト71を挿入し、係合部68の孔69及びシャフト53の孔70を貫通してナット(図示せず)で締結する。ここで、前記キャップ部材54は、前記操作レバー5の円筒部63の左右どちらの側にも装着可能である。そして、前記キャップ部材54の化粧面66には、操作レバー5の回転方向を示す矢印等を表示したり、また操作レバー5と色を変えて視覚的なバリエーションを持たせることができる。
前述のように、前記脚体1,1の上端間は、前記脚連結部材8,8を介して連結管9で連結し、一体化することにより強度を持たせている。しかし、前記脚体1の支持脚7の下部には足入れ空間を広くするために何ら連結ビームを設けてない。また、天板2の横幅が広いと、中央部が下方へ撓むことがあるが、そのため前記天板2と連結管9との間に保持部材72を介在させて撓みを防止している。尚、前記保持部材72を設ける位置は、中央部など任意でよく、また個数も天板2の横幅に応じて適数を設けるものとする。
本実施形態の折畳み式テーブルの水平姿勢における全体側面図である。 折畳み式テーブルの起立姿勢におけるスタッキング状態の側面図である。 機構部を示し、(a)は水平姿勢でロック状態の簡略側面図、(b)は水平姿勢でロック解除状態の簡略側面図である。 同じく機構部の拡大断面図である。 機構部の一部破断して示した部分平面図である。 同じく機構部の一部破断して示した部分拡大平面図である。 ロック機構部の分解斜視図である。 ロック機構部の一部の拡大分解斜視図である。 回動機構部の分解斜視図である。 同じく組立状態の機構部の部分斜視図である。 脚連結部材を示し、(a)は正面図、(b)は側面図である。 脚連結部材と連結管を連結した状態の縦断面図である。 ブッシュを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は断面図、(d)は断面図である。 操作部材を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は断面図である。 操作レバーをしめすし、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は断面図である。 キャップ部材を示し、(a)は側面図、(b)は正面図、(c)は断面図である。 カバーを示す斜視図である。 天板の撓み防止構造を示し、(a)は縦断側面図、(b)縦断正面図である。 二つ割り閉塞部材の例を示す分解斜視図である。 同じく閉塞部材を示し、(a)は上部閉塞部材の正面図、(b)は上部閉塞部材の側面図、(c)は下部閉塞部材の正面図、(d)は下部閉塞部材の側面図である。
1 脚体、 2 天板、
3 幕板、 4 機構部、
5 操作レバー、 6 接地脚、
7 支持脚、 8 脚連結部材、
9 連結管、 10 カバー、
11 ダクト、 12 コンセントボックス、
13 上アーム、 14 固定板、
16 天板固定金具、 17 ロック金具、
18 操作部材、 19 第1係合部、
20 第2係合部、 21 支軸、
22 ロックピン、 23 長孔、
24 係止部、 25 弾性付勢手段(キックばね)、
26 ロック片、 27 軸孔、
28 操作片、 29 第1当止部、
30 第2当止部、 31 軸受孔、
32 U字開口、 33 切欠部、
34 摺動リング、 35 閉塞部材、
36 連結部、 37 水平部、
38 軸部、 39 リング部、
40 スリット、 41 閉塞部材、
41A 上部閉塞部材、 41B 下部閉塞部材、
42 嵌合部、 43 突起、
44 貫通孔、 45 螺孔、
46 嵌合孔、 47 孔、
48 連結板、 49 螺孔、
50 通孔、 51 ボルト、
52 ブッシュ、 53 シャフト、
54 キャップ部材、 55 円孔、
56 スリーブ部、 57 角孔、
58 角孔、 59 押圧部、
60 スペーサ部、 61 当止部、
62 レバー部、 63 円筒部、
63A 取付部、 64 角孔、
65 取付孔、 66 化粧面、
67 中心孔、 68 係合部、
69 孔、 70 孔、
71 ボルト、 72 保持部材。

Claims (2)

  1. 左右の脚体の上端部に、天板の下面両側部に取付けた上アームを上下回動可能に連結し、第1係合部と第2係合部を有する天板固定金具を前記脚体に関連した固定部に設けて前記上アーム内に配置し、該天板を水平姿勢と上方へ回動させた起立姿勢とに固定する折畳み式テーブルの上アームユニットであって、前記上アームの両側板間に、ロック金具と該ロック金具を操作する操作部材を独立して回動可能に設け、前記ロック金具の先端部に前記天板固定金具の第1係合部又は第2係合部に係合するロックピンを備えるとともに、該ロック金具をロックピンが前記天板固定金具に係合する方向に弾性付勢手段で付勢し、前記操作部材にはロック金具の操作片に当接してロック解除方向に駆動する押圧部を備えているとともに、中央部に左右の機構部を連動するシャフトを回転不能に嵌合する角孔を貫通形成し、更に前記上アームの両側板に形成した円孔に、両側板の内側から中央に前記シャフトを嵌挿する角孔を形成したブッシュを回動可能に嵌入するとともに、両ブッシュの内側端部に前記操作部材の両端部を抜止め嵌合して装着し、該操作部材の角孔と両ブッシュの角孔を連通させた状態で前記シャフトを各角孔に嵌挿したことを特徴とする折畳み式テーブルの上アームユニット。
  2. 前記ロック金具は一対の平行なロック片を有するとともに、両ロック片の基端側にそれぞれ前記操作片を形成し、前記操作部材の押圧部の中央部に、両操作片間に係合してロック金具の位置決めをするスペーサ部を突設してなる請求項記載の折畳み式テーブルの上アームユニット。
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