JP6221647B2 - フラップ天板付家具 - Google Patents
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Description
前記右の脚体1Bは、図1〜図8に示すように、支柱11と、この支柱11の下端部11aから使用端x側に延設された後脚12と、この後脚12よりも内側に位置させて前記支柱11の下端部11aから反使用端y側に延設された前脚13と、これら後脚12及び前脚13の先端に設けたキャスタ14とを備えてなる。
前記天板2は、図1〜図7及び図10〜図14に示すように、左右方向に細長い長方形状をなすものであり、使用端x側の端部及び反使用端y側の端部の形態以外は通常の木製天板と同様な構成をなしている。天板2の使用端x側の端部は、後方に向かって厚み寸法が漸次小さくなる傾斜面24を下面21側に有している。天板2の反使用端y側の端部は、前方に向かって厚み寸法が漸次小さくなる傾斜面25を下面21側に有している。すなわち、この天板2は、全体として側面視船底形状をなしており、使用端x及び反使用端yは薄く見えるように成形されている。この天板2の下面21における左右両端部には、天板受け取付用の埋設ナット22が設けられている。そして、左右方向中央に天板2の中央部が下方にたわむのを防止するための天板たわみ防止部材26が取り付けられている。
前記右の天板支持機構3Bは、図1〜図4、図7及び図8に示すように、前記脚体1Aに取り付けられる軸プレート31と、この軸プレート31に軸支持され上面で前記天板2を受ける天板受け32と、この天板受け32を前記天板使用姿勢(U)及び前記跳ね上げ姿勢(F)に選択的にロックするためのロック爪33と、前記天板受け32の上面から前記天板2の下面21までの距離を確保するためのスペーサ34とを配してなるものである。なお、このスペーサ34は、本実施形態では天板2の高さ調整を行うために用いられたが、天板支持機構3Bの必須要素ではない。すなわち、この天板支持機構3Bは、前記脚体1Bに取り付けられ上半にヘッド部36を有した軸プレート31と、この軸プレート31のヘッド部36に主軸37を用いて軸支持された天板受け32と、この天板受け32内に配設された天板ロック用のロック爪33とを備えたものである。
前記連結ビーム4は、図3、図4、図7、図8、図13及び図14に示すように、横断面円形をなすパイプ素材を所定長さに切断してなるビーム本体42と、このビーム本体42内の両端近傍部に剛結された固定ナット板43とを備えたもので、前記固定ナット板43の中心に前記ボルト356が螺着されるネジ孔44が形成されている。そして、この連結ビーム4により前記左右の天板支持機構3A,3B同士を結合させることにより、前記メカユニット7が構成されている。
前記メカユニット7は、図3、図8、図13及び図14に示すように、左右に対をなす天板支持機構3A,3Bと、これら天板支持機構3A,3Bの軸プレート31,31同士を連結する前記連結ビーム4と、前記天板支持機構3A,3Bの駆動軸333,333同士を連結する操作連動ビーム71とを備えたものである。
前記棚5は、図3〜図5、図7、図10、図11、図13及び図14に示すように、左右対をなす側フレーム51,52と、これら側フレーム51,52間に架設される横架材53とを備えたものである。前記側フレーム51,52はそれぞれ、基端部を前記連結ビーム4に回動可能に支持させるとともに、先端部を自由端タイプのリンクステー54を介して前記天板2の使用端x側、具体的には、天板受け32の内側の側板322,323に支持させたもので、その内側面に前記横架材53の端部を保持する図示しない保持孔を備えている。側フレーム51,52の基端部はそれぞれ、天板使用姿勢(U)において下方に開放された形態をなし、上側から前記連結ビーム4に対して着脱し得る形態をなしている。具体的には、前記棚5の側フレーム51,52の基端部はそれぞれ、前記連結ビーム4に対して径方向から部材の一時的な弾性変形を利用して着脱し得る側面視C字形をなすものである。
この実施形態のフラップ天板付家具Tは、図1〜図7及び図10〜図14に示すように、それぞれ剛性を有した複数の幕板61,62と、これらの幕板61,62を互いの動きを阻害しないように各幕板使用姿勢(U)から各収納姿勢(F)までの間で作動させる幕板作動機構8とを備えている。詳述すれば、このフラップ天板付家具Tは、複数の幕板61,62、具体的には、第1の幕板61と、第2の幕板62とを備えている。
以上に述べたように、本実施形態にかかるフラップ天板付家具Tは、左右の脚体1A,1Bと、これらの脚体1A,1B上に支持されて天板使用姿勢(U)から跳ね上げ姿勢(F)までの間でフラップ動作する天板2とを備えたものであって、それぞれ剛性を有した複数の幕板61,62と、これらの幕板61,62を互いの動きを阻害しないように各幕板使用姿勢(U)から各収納姿勢(F)までの間で作動させる幕板作動機構8とを備えた。
1A,1B…脚体
2…天板
(U)…天板使用姿勢
(F)…跳ね上げ姿勢
61…第1の幕板
(U)…幕板使用姿勢
(F)…収納姿勢
62…第2の幕板
(U)…幕板使用姿勢
(F)…収納姿勢
63…隙間
8…幕板作動機構
81…懸吊機構
82…リンクステー
83…ヒンジ
84…天板側ブラケット
85…幕板側ブラケット
86…連結要素
87…長孔
88…逃げ孔
Claims (7)
- 左右の脚体と、これらの脚体上に支持されて天板使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作する天板とを備えたフラップ天板付家具であって、
それぞれ剛性を有した複数の幕板と、これらの幕板を互いの動きを阻害しないように各幕板使用姿勢から各収納姿勢までの間で作動させる幕板作動機構とを備え、
前記複数の幕板が、前記天板の下面との間に隙間を形成して下肢空間の前面側に配される第1の幕板と、前記隙間に配された第2の幕板とを含み、
前記幕板作動機構が、前記第1の幕板の上縁側を前記天板に懸吊支持させる懸吊機構と、前記第1の幕板の下縁側を前記脚体に連結し第1の幕板の下縁側の動きを規制するリンクステーと、前記第2の幕板の上縁側を前記天板に回動可能に支持させるヒンジとを備えたものであることを特徴とするフラップ天板付家具。 - 前記幕板作動機構が、前記天板のフラップ動作を利用して各幕板を動かすものである請求項1記載のフラップ天板付家具。
- 前記幕板作動機構が、前記幕板同士を互いに接するようにさせつつ動かすものである請求項1または2記載のフラップ天板付家具。
- 前記幕板使用姿勢において前記第1の幕板の上縁部内面に前記第2の幕板の下縁部が接するとともに、前記天板が使用姿勢から跳ね上げ姿勢に回動する際に前記第2の幕板が前記第1の幕板の上縁に押圧されて天板側に回動して最終的に第1の幕板の前面側に回り込むように構成されている請求項1、2または3記載のフラップ天板付家具。
- 前記懸吊機構が、前記天板に固定された天板側ブラケットと、前記第1の幕板に固定された幕板側ブラケットと、これらブラケット同士を連結するピン状の連結要素とを備えたものである請求項4記載のフラップ天板付家具。
- 前記天板側ブラケットが、前記連結要素の略上下方向の遊動を許容する長孔を設けたものである請求項5記載のフラップ天板付家具。
- 前記幕板側ブラケットが、前記連結要素の幕板厚み方向への遊動を許容する逃げ孔を設けたものである請求項5または6記載のフラップ天板付家具。
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