JP6119180B2 - フラップ天板付家具 - Google Patents
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Description
このようなものであれば、棚が天板と連動してフラップ動作可能となり収納時のスタックピッチの短縮を図ることができるとともに、棚の基端側を接続するための軸が不要となり、部品点数及び組み付け工数の削減を図ることができるといった効果に加えて、棚の連結ビームへの取り付けを容易に行うようにすることができるという効果も得られる。
このようなものであれば、棚が天板と連動してフラップ動作可能となり収納時のスタックピッチの短縮を図ることができるとともに、棚の基端側を接続するための軸が不要となり、部品点数及び組み付け工数の削減を図ることができるといった効果に加えて、天板支持機構、連結ビーム、及びこの棚を共通部品化し、種々の脚体及び天板と組み合わせて棚を有する多くの種類の天板付家具を少ない種類の部品で製造することを図ることができるという効果も得られる。
前記左の脚体1Aは、図1〜図9に示すように、支柱11と、この支柱11の下端部11aから使用端x側に延設された後脚12と、この後脚12よりも内側に位置させて前記支柱11の下端部11aから反使用端y側に延設された前脚13と、これら後脚12及び前脚13の先端に設けたキャスタ14とを備えてなる。
前記天板2は、図1〜図6及び図8〜図13に示すように、左右方向に細長い長方形状をなすものであり、例えば通常の木製天板と同様な構成をなしている。この天板2の下面21における左右両端部に天板受け取付用の埋設ナット22が設けられている。そして、左右方向中央に天板たわみ防止部材8が取り付けられているとともに、前記天板2の下面21における反使用端y側に前記幕板6の支持部材である固定タイプのリンクステー91が取り付けられている。
前記左の天板支持機構3Aは、図1〜図11に示すように、前記天板2の下面21に略直交する2枚の平行な仮想隣接平面P1、P2間に、前記脚体1Aに取り付けられる軸プレート31と、この軸プレート31に軸支持され上面で前記天板2を受ける天板受け32と、この天板受け32を前記使用姿勢(U)及び前記跳ね上げ姿勢(F)に選択的にロックするためのロック爪33とを配してなるものである。すなわち、この天板支持機構3A、3Bは、前記脚体1A、1Bに取り付けられ上半にヘッド部36を有した軸プレート31と、この軸プレート31のヘッド部36に軸支持された天板受け32と、この天板受け32内に配設された天板ロック用のロック爪33とを備えたものである。
連結ビーム4は、図1、図4〜図9、図12及び図13に示すように、横断面円形をなすパイプ素材を所定長さに切断してなるビーム本体42と、このビーム本体42内の両端近傍部に剛結された固定ナット板43とを備えたもので、前記固定ナット板43の中心に前記ボルト356が螺着されるネジ孔44が形成されている。そして、この連結ビーム4により前記左右の天板支持機構3A、3B同士を結合させることにより、前記メカユニット7が構成されている。
メカユニット7は、図1〜図13に示すように、左右に対をなす天板支持機構3A、3Bと、これら天板支持機構3A、3Bの軸プレート31、31同士を連結する前記連結ビーム4と、前記天板支持機構3A、3Bの駆動軸333、333同士を連結する操作連動ビーム71とを備えたものである。
前記棚5は、図1〜図4、図6及び図8〜図13に示すように、左右対をなす側フレーム51、52と、これら側フレーム51、52間に架設される横架材53とを備えたものである。前記側フレーム51、52はそれぞれ、基端部511、521を前記連結ビーム4に回動可能かつ着脱可能に支持させるとともに、先端部512、522を自由端タイプのリンクステー93を介して前記天板2の使用端x側、具体的には、天板受け32の内側の側板323に支持させたもので、その内側面に前記横架材53の端部を保持する保持孔513、523を備えている。側フレーム51、52の基端部511、521はそれぞれ、使用姿勢(U)において下方に開放された形態をなし、上側から前記連結ビーム4に対して着脱し得る形態をなしている。具体的には、前記棚5の側フレーム51、52の基端部511、521はそれぞれ、前記連結ビーム4に対して径方向から部材の一時的な弾性変形を利用して着脱し得る側面視C字形をなすものである。
前記幕板6は、図1〜図6及び図8〜図13に示すように、中空板状をなす幕板本体61と、この幕板本体61の開口端に蓋着されたエンドカバー62と、前記幕板本体61にボルト69、60を介して取着されリンクステー91、92が取り付けられる取付台座63、64とを備えたものである。具体的には、前記幕板6は、左右両端部における上縁近傍部分65に第1の取付台座63を有するとともに、左右両端部における下縁近傍部分66に第2の取付台座64を有したものであり、前記天板2に固定された第1のリンクステー91の先端部913が前記第1の取付台座63に枢着されているとともに、前記脚体1A、1Bに枢着された第2のリンクステー92の先端部923が前記第2の取付台座64に枢着されている。
1A、1B…脚体
2…天板
3A、3B…天板支持機構
4…連結ビーム
5…棚
93…リンクステー
x…使用端
(U)…使用姿勢
(F)…跳ね上げ姿勢
Claims (5)
- 左右対をなす脚体と、これら脚体上に配される天板と、この天板を前記各脚体に使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作し得るように支持させる左右対をなす天板支持機構と、これら両天板支持機構同士を結合させる連結ビームと、前記天板の下面側に配設された棚とを具備してなるとともに、前記連結ビームにより前記対をなす天板支持機構同士を結合させることによりメカユニットが構成され、
前記棚の基端側を、前記メカユニットを構成する連結ビームに回動可能かつ着脱可能に直接支持させるとともに、先端側をリンクステーを介して前記天板の使用端側に支持させていることを特徴とするフラップ天板付家具。 - 前記棚が、左右対をなす側フレームと、これら側フレーム間に架設される横架材とを備えたものであり、前記側フレームの基端部を前記連結ビームに回動可能に支持させるとともに、前記側フレームの先端部を前記リンクステーを介して前記天板の使用端側に支持させている請求項1記載のフラップ天板付家具。
- 左右対をなす脚体と、これら脚体上に配される天板と、この天板を前記各脚体に使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作し得るように支持させる左右対をなす天板支持機構と、これら両天板支持機構同士、又は前記脚体同士を結合させる連結ビームと、前記天板の下面側に配設された棚とを具備してなり、
前記棚の基端側を前記連結ビームに回動可能かつ着脱可能に支持させるとともに、先端側をリンクステーを介して前記天板の使用端側に支持させているフラップ天板付家具であって、
前記棚が、左右対をなす側フレームと、これら側フレーム間に架設される横架材とを備えたものであり、前記側フレームの基端部を前記連結ビームに回動可能に支持させるとともに、前記側フレームの先端部を前記リンクステーを介して前記天板の使用端側に支持させているもので、
前記連結ビームが、横断面円形をなすものであり、前記棚の側フレームの基端部が、前記連結ビームに対して径方向から部材の一時的な弾性変形を利用して着脱しうる側面視C字形をなすものであるフラップ天板付家具。 - 前記側フレームの基端部が、使用姿勢において下方に開放された形態をなし、上側から前記連結ビームに対して着脱しうる形態をなしている請求項3記載のフラップ天板付家具。
- 左右対をなす脚体と、これら脚体上に配される天板と、この天板を前記各脚体に使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作し得るように支持させる左右対をなす天板支持機構と、これら両天板支持機構同士、又は前記脚体同士を結合させる連結ビームと、前記天板の下面側に配設された棚とを具備してなり、
前記棚の基端側を前記連結ビームに回動可能かつ着脱可能に支持させるとともに、先端側をリンクステーを介して前記天板の使用端側に支持させているフラップ天板付家具であって、
前記連結ビームにより前記両天板支持機構同士を結合し、前記リンクステーを前記天板支持機構に接続しているフラップ天板付家具。
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