JP6119714B2 - フラップ天板付家具 - Google Patents

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Description

本発明は、オフィスや学校等に用いられ、天板が使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作し得るフラップ天板付家具に関する。
従来より、オフィスにおける会議等に用いられる天板付家具として、天板が使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作し得るフラップ天板付家具が知られている(例えば、特許文献1を参照)。従来のものは、脚体の上部に1枚の厚板素材を加工して作られた軸プレートを固着し、その軸プレートに支軸を介して天板受けを回動可能に支持させ、ロック爪を前記軸プレートの外縁を凹陥させて設けた第1及び第2の係止部に係り合わせることにより天板受けを前記使用姿勢及び前記跳ね上げ姿勢に選択的にロックさせるようにしている。
しかして、従来のこの種の家具においては、前記第1の係止部が軸プレートの外縁に開口しているので、手指がロック爪と軸プレートとの間で挟まれやすくなる。そのため、この部分をカバーにより厳重に覆うことが必須であった。
特許第4386677号公報
本発明は以上の点に着目し、天板を跳ね上げ姿勢から使用姿勢に変化させる際に手指が挟まれる不具合の発生を防止又は抑制することを目的とする。
以上の課題を解決すべく、本発明に係るフラップ天板付家具は、以下に述べるような構成を有する。すなわち本発明に係るフラップ天板付家具は、脚体と、前記脚体上に配される天板と、この天板を前記脚体に使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作し得るように支持させる天板支持機構とを具備してなり、前記天板支持機構が、前記脚体に取り付けられ上半にヘッド部を有した軸プレートと、この軸プレートのヘッド部に軸支持された天板受けと、この天板受け内に配設された天板ロック用のロック爪とを備えたものであり、前記軸プレートのヘッド部が、前記使用姿勢に達した天板を上端面により受け止めるヘッド部本体と、このヘッド部本体の一側に設けられ前記ロック爪と係わり合って前記天板を使用姿勢にロックする第1の係止部及び前記ロック爪と係わり合って前記天板を跳ね上げ姿勢にロックする第2の係止部を有する爪受けとを備えたものであり、前記第1の係止部は前記軸プレートの外縁に開口していないことを特徴とする。
このようなものであれば、第1の係止部は軸プレートの外縁に開口していないものであるため、この第1の係止部に手指が触れた状態で手指がロック爪と爪受けとの間で挟まれる不具合の発生を抑制又は防止することができる。さらに、前記爪受けの前記ロック爪に対面する側の端縁より、前記ヘッド部本体の端縁を前方に突出させた位置に配していることとなるので、ヘッド部本体が天板を支持する面である上端面の面積を大きくでき、従って、天板を使用姿勢とした状態で天板を安定的に支持させることができる。
上述した不具合の発生をより確実に抑制又は防止するためには、前記天板受けを、前記ヘッド部及び前記ロック爪の両側に位置する対をなす側板を有したものにするとよい。
前記脚体が、脚と、この脚に支持された支柱とを備えたものであるフラップ天板付家具において、上述した不具合の発生をさらに確実に抑制又は防止するためには、前記軸プレートを、前記支柱の起立面に側方から取り付けられる取付部と、この取付部から上方に延出するヘッド部とを有したものにし、前記支柱の上端部分と前記軸プレートのヘッド部本体との間に、前記爪受け及び前記天板受けの一方の側板を収容可能な隙間を形成するようにするとよい。
また、左右対をなす脚体と、これら脚体上に配される天板と、この天板の両端部を前記各脚体にフラップ動作可能に支持させる左右対をなす天板支持機構とを具備してなり、前記各天板支持機構において、ヘッド部本体の外側に爪受けを配しているものであれば、爪受けはヘッド部本体と脚体との間に位置するので、爪受けに手指がアクセスしにくく、より確実に手指がロック爪と爪受けとの間で挟まれる不具合の発生を抑制又は防止することができる。
このようなフラップ天板付家具において、天板下方の下肢空間をより広くとることができるようにするには、前記両天板支持機構における軸プレートの外側に形成された取付面を、左右に対をなす脚体の内側に形成された起立面にそれぞれ取り付けるようにするとよい。
本発明によれば、天板を跳ね上げ姿勢から使用姿勢に変化させる際に手指が挟まれる不具合の発生を防止又は抑制することができる。
本発明の一実施形態にかかるフラップ天板付家具の外観図。 同実施形態にかかるフラップ天板付家具(使用姿勢)の左側面図。 同実施形態にかかるフラップ天板付家具(跳ね上げ姿勢)の左側面図。 同実施形態にかかるフラップ天板付家具(跳ね上げ姿勢)の正面図。 図4のX−X線断面図。 同実施形態にかかるフラップ天板付家具の分解斜視図。 同実施形態にかかるフラップ天板付家具の要部を拡大して示す分解斜視図。 図4のY部分を一部省略して示す図。 図4のZ−Z線拡大断面図。 図4のW−W線断面で示す作用説明図。 図4のW−W線断面で示す作用説明図。 同実施形態にかかるフラップ天板付家具の中央側断面で示す作用説明図。 同実施形態にかかるフラップ天板付家具の中央側断面で示す作用説明図。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
この実施形態は、図1〜図13に示すように、本発明をいわゆるフラップテーブルと称されるフラップ天板付家具Tに適用した場合のものである。
このフラップ天板付家具Tは、図1〜図13に示すように、左右対をなす脚体1A、1Bと、これら脚体1A、1B上に配される天板2と、この天板2を前記各脚体1A、1Bに使用姿勢(U)から跳ね上げ姿勢(F)までの間でフラップ動作し得るように支持させる左右対をなす天板支持機構3A、3Bと、これら両天板支持機構3A、3B同士を結合させる連結ビーム4と、前記天板2の使用端x側の下方に配設された棚5と、前記天板2の反使用端y側の下方に配設された幕板6を具備してなる。そして、前記左右の天板支持機構3A、3Bと、これら天板支持機構3A、3B同士を結合させる連結ビーム4とを主体としてプラットフォーム化の中核となるメカユニット7が構成されている。以下、前記各構成要素について詳述する。
<脚体>
前記左の脚体1Aは、図1〜図9に示すように、支柱11と、この支柱11の下端部11aから使用端x側に延設された後脚12と、この後脚12よりも内側に位置させて前記支柱11の下端部11aから反使用端y側に延設された前脚13と、これら後脚12及び前脚13の先端に設けたキャスタ14とを備えてなる。
前記支柱11は、図1〜図9に示すように、例えばスチール製の角柱パイプ素材を所要長さに切断して作られるもので、その内部に下方からボルト111を装着可能な竪ネジ孔112を有する脚取付用ブロック113と、左右方向からボルト114を装着可能な横ネジ孔115及び位置決め孔116を有する軸プレート取付用ブロック117とが溶接等により固設されている。この支柱11の上端には、合成樹脂製のキャップ118が帽着されている。なお、前記横ネジ孔115及び位置決め孔116は、この支柱11の起立面である内側面119にそれぞれ開口させてある。
前記後脚12は、図1〜図6に示すように、基端側に前記支柱11の下端に嵌合する嵌合部121を有したもので、その嵌合部121を貫通して前記支柱11の竪ネジ孔112に下側から螺合させたボルト111により該支柱11に取着されている。この後脚12の外側面122と前記支柱11の外側面110とは略面一に連続させてあり、前記前脚13は、これら支柱11及び後脚12よりも内側に偏位させて設けてある。
前記前脚13は、図1〜図6に示すように、基端側外側面131を前記後脚12の基端側内側面123に一体化させたもので、この前脚13と前記後脚12とは、例えばアルミニューム合金を材料にして一体に作られたダイキャスト製のものである。すなわち、この前脚13は前記後脚12の嵌合部121を介して前記支柱11の下端部11aに取り付けられている。前記後脚12及び前記前脚13の各中間部分は下方に開放された中空体状をなしており、内部に図示しない補強用のリブを備えている。
前記右の脚体1Bは、図1、図4〜図6及び図10〜図13に示すように、以上説明した左の脚体1Aと左右対称形状をなすものであり、同一又は対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
前記左の脚体1Aの後脚12及び前記右の脚体1Bの後脚12は、図4及び図5に示すように、後方に向って漸次その間隔が大きくなるように傾斜させてあるとともに、前記左の脚体1Aの前脚13及び前記右の脚体1Bの前脚13は、前方に向って漸次その間隔が小さくなるように傾斜させてある。
上記の構成であるため、前記天板2を跳ね上げた状態で前記両脚体1A、1Bの後脚12、12間に同一構造をなす他の家具Qの左右の前脚13、13を侵入させることによって、当該フラップ天板付家具Tの使用端x側に、同一構造をなす他のフラップ天板付家具Qをスタッキングさせることができるようになっている。
<天板>
前記天板2は、図1〜図6及び図8〜図13に示すように、左右方向に細長い長方形状をなすものであり、例えば通常の木製天板と同様な構成をなしている。この天板2の下面21における左右両端部に天板受け取付用の埋設ナット22が設けられている。そして、左右方向中央に天板たわみ防止部材8が取り付けられているとともに、前記天板2の下面21における反使用端y側に前記幕板6の支持部材である固定タイプのリンクステー91が取り付けられている。
前記天板たわみ防止部材8は、図4、図6、図12及び図13に示すように、天板2の中央部が下方にたわむのを防止するためのもので、外縁に前記使用姿勢(U)において前記連結ビーム4に当接する当接面82と、この当接面82に連続し前記跳ね上げ姿勢(F)から使用姿勢(U)に至る動作領域において前記連結ビーム4の外周面41に常時近接する対向面84とを有する当接板81を備えたものである。すなわち、この天板たわみ防止部材8は、同一形状をなす2枚の当接板81間に取付部83を設けたものであって、合成樹脂等により一体に成形されており、前記取付部83に貫挿したボルト85を天板2の下面21に設けた埋設ナット23に螺着させることによって前記天板2に止着されている。
前記固定タイプのリンクステー91は、図1〜図6及び図8〜図13に示すように、基端部911をボルト912を用いて天板2の下面21に取り付けられたもので、その先端部913を後述する幕板6の取付台座63に枢着してある。
<天板支持機構>
前記左の天板支持機構3Aは、図1〜図11に示すように、前記天板2の下面21に略直交する2枚の平行な仮想隣接平面P1、P2間に、前記脚体1Aに取り付けられる軸プレート31と、この軸プレート31に軸支持され上面で前記天板2を受ける天板受け32と、この天板受け32を前記使用姿勢(U)及び前記跳ね上げ姿勢(F)に選択的にロックするためのロック爪33とを配してなるものである。すなわち、この天板支持機構3A、3Bは、前記脚体1A、1Bに取り付けられ上半にヘッド部36を有した軸プレート31と、この軸プレート31のヘッド部36に軸支持された天板受け32と、この天板受け32内に配設された天板ロック用のロック爪33とを備えたものである。
前記軸プレート31は、図1及び図4〜図11に示すように、前記取付面351を有した取付部35と、この取付部35から上方に延出し前記天板受け32を主軸37を介して軸支持するヘッド部36とを備えたものである。前記取付部35は、外側に取付面351を有したもので、その取付面351を前記一方の仮想隣接平面P1に合致させている。すなわち、外側に位置する一方の仮想隣接平面P1に略合致させた前記軸プレート31の取付面351を、前記脚体1Aの起立面である内側面119に側方から当接させて、当該軸プレート31を前記脚体1Aに取り付けるようにしてある。
前記取付部35は、図1及び図4〜図11に示すように、前記支柱11の横ネジ孔115に対応する複数の第1のボルト挿通孔352と、前記連結ビーム4の軸心に対応する第2のボルト挿通孔355とを備えている。第1のボルト挿通孔352は、内側からボルト114を挿通して当該軸プレート31と脚体1Aとを結合するためのもので、内方端にボルト114の頭部114aを収容する座ぐり孔354を備えている。第2のボルト挿通孔355は、外側からボルト356を挿通して当該軸プレート31と前記連結ビーム4の一端とを結合するためのもので、外方端にボルト356の頭部356aを収容する座ぐり孔357を備えている。なお、この取付部35の取付面351には、前記支柱11の位置決め孔116に嵌合する位置決めピン38が突設されている。
前記軸プレート31のヘッド部36は、図7〜図11に示すように、前記使用姿勢(U)に達した天板2を前記天板受け32を介して上端面391により受け止めるヘッド部本体39と、このヘッド部本体39の一側に設けられ前記ロック爪33が選択的に係わり合う第1、第2の係止部301、302を有した爪受け30とを備えている。すなわち、前記軸プレート31のヘッド部36は、前記使用姿勢(U)に達した天板2を上端面391により受け止めるヘッド部本体39と、このヘッド部本体39の一側に設けられ前記ロック爪33と係わり合って前記天板2を使用姿勢(U)にロックする第1の係止部301及び前記ロック爪33と係わり合って前記天板2を跳ね上げ姿勢(F)にロックする第2の係止部302を有する爪受け30とを備えたものであり、前記爪受け30の前記ロック爪33に対面する側の端縁303を、前記ヘッド部本体39の端縁392よりも奥に控えた位置に配している。
前記爪受け30は、図7〜図11に示すように、前記ヘッド部本体39と一体に成形されたもので、前記ヘッド部本体39の外側に配されている。すなわち、前記軸プレート31は、アルミダイキャスト製のもので、前記ヘッド部本体39及び前記爪受け30からなるヘッド部36と、前記取付部35とは、一体に成形されている。
前記天板受け32は、図1〜図4及び図6〜図11に示すように、前記天板2の下面21に取り付けられる上板321と、この上板321の両側縁から延出され前記ヘッド部36の両側に位置する対をなす側板322、323とを備えたものである。
前記上板321は、図7〜図11に示すように、天板2の下面21に密着する平板状のもので、前記埋設ナット22に螺着されるボルト328により天板2に取り付けられている。
前記側板322、323は、図1〜図4及び図6〜図11に示すように、この上板321の両側縁から延出され前記ヘッド部36の両側に位置するもので、一方の側板322の外側面324は、前記外側に位置する一方の仮想隣接平面P1の内側に近接させてある。前記天板受け32の両側板322、323間の内法寸法s1は、前記ヘッド部36の厚み寸法s2にフラップ動作を許容するためのクリアランス寸法s3を加算した値に設定されている。また、前記支柱11の上端部分11bと前記軸プレート31のヘッド部本体39との間に、前記爪受け30及び前記天板受け32の一方の側板322を収容可能な隙間Sが形成されている。前記両側板322、323には、前記主軸37が貫通する主軸用貫通孔325と、ロック爪33を支持する駆動軸333が貫通するロック爪用貫通孔326とが設けられている。
前記ロック爪33は、図7、図8、図10及び図11に示すように、例えば、先端側に屈曲部331を備えた鎌状のもので、基端部332に前記駆動軸333が一体回転可能に貫装されている。駆動軸333の外方端334は、一方の側板332から外側方に突出しており、その外方端334にロック解除用の操作レバー330が装着されている。このロック爪33は、図示しないねじりコイルスプリング等により軸プレート31の爪受け30方向に回動付勢されており、使用姿勢(U)においては、このロック爪33の屈曲部331が前記爪受け30の第1の係止部301に係わり合い、跳ね上げ姿勢(F)においては、前記屈曲部331の先端が前記爪受け30の第2の係止部302に係わり合うようになっている。
この天板支持機構3Aは、前記ロック爪33及び前記ヘッド部36を隠ぺいするようにして前記天板受け32に設けられたカバー34を備えている。
カバー34は、図1〜図4、図6、図7及び図10〜図11に示すように、フラップ動作時に前記軸プレート31との干渉を避けるための可動部341を備えている。なお、図8及び図9では、内部の機構を示すためカバー34の図示を省略している。具体的には、このカバー34は、前記天板受け32における両側板322、323の外縁間に設けられフラップ動作時にいずれの部材とも干渉することのないカバー本体343と、このカバー本体343にヒンジ342を介して蝶着された可動部341とを備えたものである。
前記カバー本体343は、図3、図7及び図10〜図11に示すように、前記両側板322、323の先端縁間に蓋着される帯板状のもので、両側縁に前記両側板322、323の内側面に当接する取付片344を備えている。取付片344は、側板322、323に添接する側の面に突起345を備えており、その突起345を部材の一時的な弾性変形を利用して前記側板322、323に設けた取付孔327に係わり合わせることができるようになっている。
前記可動部341は、図1〜図4、図7及び図10〜図11に示すように、前記カバー本体343と略同一幅を有する板状のもので、一端が前記ヒンジ342を介して前記カバー本体343に回動自在に支持されており、図11に示す跳ね上げ姿勢(F)において前記カバー本体343では隠しきれない余剰領域R1を隠ぺいするとともに、図10に示す使用姿勢(U)で前記余剰領域R1から退避するように構成されている。
前記右の天板支持機構3Bは、図1、図4〜図6、図12及び図13に示すように、以上説明した左の天板支持機構3Aと左右対称形状をなすものであり、同一又は対応する部分には同一の符号を付して説明を省略する。
<連結ビーム>
連結ビーム4は、図1、図4〜図9、図12及び図13に示すように、横断面円形をなすパイプ素材を所定長さに切断してなるビーム本体42と、このビーム本体42内の両端近傍部に剛結された固定ナット板43とを備えたもので、前記固定ナット板43の中心に前記ボルト356が螺着されるネジ孔44が形成されている。そして、この連結ビーム4により前記左右の天板支持機構3A、3B同士を結合させることにより、前記メカユニット7が構成されている。
<メカユニット>
メカユニット7は、図1〜図13に示すように、左右に対をなす天板支持機構3A、3Bと、これら天板支持機構3A、3Bの軸プレート31、31同士を連結する前記連結ビーム4と、前記天板支持機構3A、3Bの駆動軸333、333同士を連結する操作連動ビーム71とを備えたものである。
前記軸プレート31と前記連結ビーム4との結合は、連結ビーム4の端面を軸プレート31の内側面に当接させ、軸プレート31の外側面側から第2のボルト挿通孔355に挿入したボルト356を前記連結ビーム4のネジ孔44に螺合させ緊締することにより行われる。前記ボルト356をネジ孔44に締着した状態では、前記ボルト356の頭部356aが前記軸プレート31の座ぐり孔357に埋没するようになっている。
また、これら両天板支持機構3A、3Bにおける軸プレート31、31の外側に形成された取付面351、351を左右に対をなす脚体1A、1Bの内側に形成された起立面にそれぞれ取り付けている。すなわち、前記脚体1A、1Bと前記軸プレート31との結合は、脚体1A、1Bの支柱11に設けられた起立面である内側面119に軸プレート31の取付部35に形成された取付面351を添接させ、前記取付部35に設けられた第1のボルト挿通孔352に挿入したボルト114を前記支柱11のネジ孔44に螺合させ緊締
することにより行われる。なお、脚体1A、1Bの支柱11の起立面である内側面119に軸プレート31の取付面351を添接させる際に、前記軸プレート31に設けられた位置決めピン38が前記支柱11に設けられた位置決め孔116に嵌合し、軸プレート31と支柱11との位置決めがなされるようになっている。これによって、そのメカユニット7の外側に前記脚体1A、1Bがそれぞれ配されることになる。
<棚>
前記棚5は、図1〜図4、図6及び図8〜図13に示すように、左右対をなす側フレーム51、52と、これら側フレーム51、52間に架設される横架材53とを備えたものである。前記側フレーム51、52はそれぞれ、基端部511、521を前記連結ビーム4に回動可能に支持させるとともに、先端部512、522を自由端タイプのリンクステー93を介して前記天板2の使用端x側、具体的には、天板受け32の内側の側板323に支持させたもので、その内側面に前記横架材53の端部を保持する保持孔513、523を備えている。側フレーム51、52の基端部511、521はそれぞれ、使用姿勢(U)において下方に開放された形態をなし、上側から前記連結ビーム4に対して着脱し得る形態をなしている。具体的には、前記棚5の側フレーム51、52の基端部511、521はそれぞれ、前記連結ビーム4に対して径方向から部材の一時的な弾性変形を利用して着脱し得る側面視C字形をなすものである。
<幕板>
前記幕板6は、図1〜図6及び図8〜図13に示すように、中空板状をなす幕板本体61と、この幕板本体61の開口端に蓋着されたエンドカバー62と、前記幕板本体61にボルト69、60を介して取着されリンクステー91、92が取り付けられる取付台座63、64とを備えたものである。具体的には、前記幕板6は、左右両端部における上縁近傍部分65に第1の取付台座63を有するとともに、左右両端部における下縁近傍部分66に第2の取付台座64を有したものであり、前記天板2に固定された第1のリンクステー91の先端部913が前記第1の取付台座63に枢着されているとともに、前記脚体1A、1Bに枢着された第2のリンクステー92の先端部923が前記第2の取付台座64に枢着されている。
以上に述べたように、本実施形態によれば、前記爪受け30の前記ロック爪33に対面する側の端縁303を、前記ヘッド部本体39の端縁392よりも奥に控えた位置に配しているので、前記ヘッド部本体39の端縁392を越えてさらに奥の前記爪受け30の第1の係止部301に手指が触れることを抑制できる。換言すれば、前記第1の係止部301は軸プレート31の外縁に開口しておらず、カバー34の可動部341が外れた場合であっても、天板2を跳ね上げ姿勢(F)から使用姿勢(U)に変化させる際に、この第1の係止部301に手指が触れた状態で手指がロック爪33と爪受け30との間で挟まれる不具合の発生を抑制又は防止することができる。さらに、前記爪受け30の前記ロック爪33に対面する側の端縁303より、前記ヘッド部本体39の端縁392を前方に突出させた位置に配しているので、ヘッド部本体39が天板2を支持する面である上端面391の面積を大きくできることから、ヘッド部本体39により天板2をより安定的に支持させることができるという効果を、ロック爪33の回転中心を爪受け30と大きく離間させることなく、すなわちロック爪33を大きくすることなく実現できる。
また、前記天板受け32が前記ヘッド部39及び前記ロック爪33の両側に位置する対をなす側板322、323を有するので、前記第1の係止部301は前記側板322、323と前記ヘッド部本体39との間に位置し、この第1の係止部301に手指が触れにくい。従って、上述した不具合の発生をより確実に抑制又は防止することができる。
さらに、前記脚体1A、1Bが、後脚12及び前脚13と、これら後脚12及び前脚1
3に支持された支柱11とを備えたものであるとともに、前記軸プレート31が、前記支柱11の起立面である内側面119に側方から取り付けられる取付部35と、この取付部35から上方に延出するヘッド部36とを有し、前記支柱11の上端部分11bと前記軸プレート31のヘッド部本体39との間に、前記爪受け30及び前記天板受け32の一方の側板を収容可能な隙間Sが形成されているので、脚11によっても前記第1の係止部301への手指アクセスが妨げられ、上述した不具合の発生をさらに確実に抑制又は防止することができる。
そして、前記両天板支持機構3A、3Bにおける軸プレート31の外側に形成された取付面35を、左右に対をなす脚体1A、1Bの内側面119、119にそれぞれ取り付けるようにしているので、このようなフラップ天板付家具Tにおいて、天板2下方の下肢空間をより広くとることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限らない。
例えば、上述した実施形態では、天板受けが、天板の下面に取り付けられる上板と、この上板の両側縁から延出され軸プレートのヘッド部の両側に位置する対をなす側板とを備えているが、天板受けが、天板の下面に取り付けられる上板と、この上板の一側縁から延出され前記ヘッド部の外側に位置する外側板とを備える構成等を採用してもよい。
また、上述した実施形態では、脚体が、脚と、この脚に支持された支柱とを備えたものであるとともに、前記軸プレートが、前記支柱の起立面に側方から取り付けられる取付部と、この取付部から上方に延出するヘッド部とを有し、前記支柱の上端部分と前記軸プレートのヘッド部本体との間に、前記爪受け及び前記天板受けの一方の側板を収容可能な隙間を形成しているが、例えば、前記支柱の上端部分と前記軸プレートのヘッド部本体との間の隙間に前記天板受けの一方の側板のみを収納し、前記軸プレートのヘッド部本体と前記天板受けの他方の側板との間に前記爪受けを配する構成を採用してもよい。
さらに、上述した実施形態では、左右対をなす脚体と、これら脚体上に配される天板と、この天板の両端部を前記各脚体にフラップ動作可能に支持させる左右対をなす天板支持機構とを具備してなり、前記各天板支持機構において、ヘッド部本体の外側に爪受けを配しているが、前記各天板支持機構において、逆に、ヘッド部本体の外側に爪受けを配し、その上で、前記軸プレートのヘッド部本体と天板受けの他方の側板との間に前記爪受けを配する構成を採用してもよい。
そして、上述した実施形態では、前記両天板支持機構における軸プレートの外側に形成された取付面を左右に対をなす脚体の内側に形成された起立面にそれぞれ取り付けているが、軸プレートの支柱への取付態様は任意のものを採用してよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
T…フラップ天板付家具
1A、1B…脚体
119…脚体の起立面(内側面)
2…天板
3A、3B…天板支持機構
31…軸プレート
32…天板受け
33…ロック爪
351…軸プレートの取付面
36…ヘッド部
39…ヘッド部本体
391…ヘッド部本体の上端面
392…ヘッド部本体の端縁
30…爪受け
301…第1の係止部
302…第2の係止部
303…爪受けのロック爪に対面する側の端縁
P1、P2…仮想隣接平面
(U)…使用姿勢
(F)…跳ね上げ姿勢

Claims (5)

  1. 脚体と、前記脚体上に配される天板と、この天板を前記脚体に使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作し得るように支持させる天板支持機構とを具備してなり、
    前記天板支持機構が、前記脚体に取り付けられ上半にヘッド部を有した軸プレートと、この軸プレートのヘッド部に軸支持された天板受けと、この天板受け内に配設された天板ロック用のロック爪とを備えたものであり、前記軸プレートのヘッド部が、前記使用姿勢に達した天板を上端面により受け止めるヘッド部本体と、このヘッド部本体の一側に設けられ前記ロック爪と係わり合って前記天板を使用姿勢にロックする第1の係止部及び前記ロック爪と係わり合って前記天板を跳ね上げ姿勢にロックする第2の係止部を有する爪受けとを備えたものであり、
    前記第1の係止部は前記軸プレートの外縁に開口していないことを特徴とするフラップ天板付家具。
  2. 前記天板受けが、前記ヘッド部及び前記ロック爪の両側に位置する対をなす側板を有したものである請求項1記載のフラップ天板付家具。
  3. 前記脚体が、脚と、この脚に支持された支柱とを備えたものであるとともに、前記軸プレートが、前記支柱の起立面に側方から取り付けられる取付部と、この取付部から上方に延出するヘッド部とを有したものであり、
    前記支柱の上端部分と前記軸プレートのヘッド部本体との間に、前記爪受け及び前記天板受けの一方の側板を収容可能な隙間が形成されている請求項2記載のフラップ天板付家具。
  4. 左右対をなす脚体と、これら脚体上に配される天板と、この天板の両端部を前記各脚体にフラップ動作可能に支持させる左右対をなす天板支持機構とを具備してなり、
    前記各天板支持機構において、ヘッド部本体の外側に爪受けを配している請求項1、2又は3記載のフラップ天板付家具。
  5. 前記両天板支持機構における軸プレートの外側に形成された取付面を左右に対をなす脚体の内側に形成された起立面にそれぞれ取り付けている請求項4記載のフラップ天板付家具。
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