JP5731931B2 - ヒンジ及び箱状体 - Google Patents
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Description
また、家具、システムキッチン及び机、並びに、それらの引出などの箱物は、設置場所にて組み立てられるようにすると、輸送積載量、輸送コスト、保管スペース、保管コスト、梱包材コストなどにおいて、大きなメリットを有している。このため、ヒンジを利用することにより、折りたたみを可能とした箱物(箱状体)なども提案されている。
たとえば、特許文献1には、長期間にわたってガタを生じないヒンジを提供することを目的として、
一方のヒンジ半体の筒部に、軸を固着し、他方のヒンジ半体の筒部に、軸を回動自在に保持するとともに該筒部の内周面から先端が突出して軸の側面を押圧する押圧部材を設けたことを特徴とするヒンジの技術が開示されている。
さらに、組立及び展開の可能な箱状体においては、機械的強度、作業性及び審美性などを向上させることも要望されていた。
また、本発明の箱状体は、上記のヒンジを用いることにより、組立及び展開を容易に行うことができ、さらに、組立及び展開時における機械的強度などを向上させることができる。
図1は、本発明の第一実施形態にかかるヒンジを説明するための概略拡大図であり、(a)は正面図を示しており、(b)はA−A断面図を示している。
図1において、本実施形態のヒンジ1は、第一の部材2及び第二の部材3を備えた構成としてある。このヒンジ1は、後述するように、箱状体4に用いられ、第一の部材2に第一取付部材41が取り付けられ、第二の部材3に第二取付部材42が取り付けられる。
なお、第一の部材2及び第二の部材3の材質は、通常、樹脂又は金属であり、本実施形態では、樹脂としてある。
図2は、本発明の第一実施形態にかかるヒンジの第一の部材を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
図2において、第一の部材2は、ピン21、係合用スペース22及び被当接面23などを有している。また、第一の部材2は、図2(a)に示すように、ほぼ溝型状の平板状部材24を有しており、平板状部材24は樹脂製としてある。
また、係合用スペース22は、第二の部材3が嵌入され、第二の部材3と係合するスペースである。
また、被当接面23は、係合用スペース22を形成する中央側の端面である。
また、好ましくは、平板状部材24は、第一の部材2に取り付けられる第一取付部材41と係合する第一の凹部241を有しているとよい。このようにすると、第一の凹部241が第一取付部材41と係合するので、容易にかつ位置精度に優れた状態で第一取付部材41を第一の部材2に取り付けることができる。また、第一の凹部241と対応する平板状部材24の部分には、第一取付部材41を螺着するためのねじ孔242が形成されている。
図3は、本発明の第一実施形態にかかるヒンジの第二の部材を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示しており、(c)はB−B矢視図を示している。
図3において、第二の部材3は、長孔31、当接面32、当接面33、及び、尖り先の六角穴付き止めねじ34などを有しており、第一の部材2と連結される。また、第二の部材3は、図3(c)に示すように、ほぼT字状の平板状部材35を有しており、平板状部材35は樹脂製としてある。
また、平板状部材24及び平板状部材35を樹脂製とすることにより、量産性、経済性(製造原価のコストダウン)及びデザイン性などを向上させることができる。
ここで、好ましくは、長孔31の長手方向が、当接面32に対して所定の方向に傾斜しているとよい。なお、所定の方向とは、図3(b)に示すように、長孔31を時計回り方向に微小角度(たとえば、数度)だけ回転させた方向であり、すなわち、当接面32から長孔31内の固定位置(上方の位置)までの距離が、当接面32から長孔31内の回動位置(下方の位置)までの距離より長くなる方向をいう。
このようにすると、ピン21を長孔31内の回動位置(下方の位置)から固定位置(上方の位置)に移動させる際、第二の部材3は斜め下方に移動しつつ当接面32が被当接面23に押し当てられる(楔効果)ので、第二の部材3を強固に固定することができる。また、ピン21を長孔31内の固定位置(上方の位置)から回動位置(下方の位置)に移動させる際、当接面32が被当接面23から離れる方向に移動するので、作業性などを向上させることができる。
なお、図示してないが、当接面の数は、二つに限定されるものではなく、三つ以上であってもよい。また、連結角度も直交(90°)や平行(180°)に限定されるものではない。
また、ヒンジ1は、平板状部材35に締め込まれた六角穴付き止めねじ34が緩める方向に回され、先端部が長孔31から後退すると、ピン21が回動位置(下方の位置)に移動することができる。これにより、ヒンジ1は、ピン21が長孔31内の回動位置にあるとき、第二の部材3が第一の部材2に対して回動可能な状態となる。
なお、位置決め手段は、尖り先の六角穴付き止めねじ34に限定されるものではない。たとえば、図示してないが、先端にくさび状の斜面が形成されたくさび状ピンを用いてもよく、このくさび状ピンは、第二の部材3の孔に係入されると、斜面がピン21と当接し、ピン21を長孔31内の固定位置(上方の位置)に移動させ、この状態を維持する。また、先端に偏心した凸部が形成された偏心ピンや偏心ねじを用いてもよく、この偏心ピンや偏心ネジは、第二の部材3の孔に回動可能に装入され、凸部が上方に位置するように回動されると、凸部がピン21と当接し、ピン21を長孔31内の固定位置(上方の位置)に移動させ、この状態を維持する。
また、好ましくは、平板状部材35は、第二の部材3に取り付けられる第二取付部材42と係合する第二の凹部351を有しているとよい。このようにすると、第二の凹部351が第二取付部材42と係合するので、容易にかつ位置精度に優れた状態で第二取付部材42を第二の部材3に取り付けることができる。また、第二の凹部351と対応する平板状部材35の部分には、第二取付部材42を螺着するための取付用孔352が形成されている。
第一取付部材41は、通常、平板であり、図2に示すように、第一取付部材41の上面が第一の部材2の平板状部材24の上面245と同一平面となるように取り付けられる。
また、第二取付部材42は、通常、平板であり、図3に示すように、第二取付部材42の端面が第二の部材3の第二の凹部351の側面353と同一平面となるように取り付けられる。
ここで、好ましくは、第二の部材3の平板状部材35が第一の部材2の平板状部材24に対して直交となる状態で固定されるとき、第一の部材2の平板状部材24の上面245と第二の部材3の第二の凹部351の側面353が同一平面となるとよい。
このようにすると、第二の部材3の平板状部材35が第一の部材2の平板状部材24に対して直交となる状態で固定されるとき、第一取付部材41と第二取付部材42との間に、隙間ができるといった不具合を防止することができる。さらに、同様に直交となる状態で固定されるとき、第一の部材2の平板状部材24の上面245、及び、第二の部材3の当接面32が露出しない状態となり、後述するように(図5(c)参照)、ヒンジ1が、箱状体4の内側に現れない状態とすることができ、通常の家具と同様の審美性を有することができる。
また、第二取付部材42は、図3(b)に示すように、第二取付部材42の二つの表面が平板状部材35の二つの表面とそれぞれ同一平面となるように取り付けられる。
このようにすると、平板状部材35が平板状部材24に対して直交となる状態で固定されるとき、第一取付部材41の端面と第二取付部材42の外表面が同一平面となるので、審美性を向上させることができる。
このようにすると、平板状部材35が平板状部材24に対して平行となる状態で固定されるとき、第一取付部材41と第二取付部材42との上面どうしの間に、段差ができるといった不具合を防止することができる。
このようにすると、組立及び展開を容易に行うことのできる箱状体4を提供することができる。また、組み立てた際、側板44、45と底板43との間に隙間ができるといった不具合を防止することができる。
なお、箱状体4として、引出や梱包箱などが挙げられる。また、引出としては、引出を有する各種の組込式家具用引出などが挙げられる。
図4は、本発明の第一実施形態にかかるヒンジの動作を説明するための概略図を示している。
図4(a)において、ヒンジ1は、第一取付部材41と第二取付部材42が平行となるように固定してある。すなわち、ヒンジ1は、当接面33と被当接面23とが当接しており、また、尖り先の六角穴付き止めねじ34が締め込まれており、ピン21を長孔31内の固定位置(図4(b)においては、右側の位置)に移動させている。
次に、図4(b)に示すように、ヒンジ1は、六角穴付き止めねじ34が緩められ、ピン21の係止が解除される。
続いて、図4(d)に示すように、ヒンジ1は、第二の部材3及び第二取付部材42が、外周方向に引っ張られた状態で、反時計回り方向に90°回動される。
続いて、図4(f)に示すように、ヒンジ1は、六角穴付き止めねじ34が締め込まれる。これにより、ヒンジ1は、第一取付部材41と第二取付部材42が直角となるように固定される。すなわち、ヒンジ1は、当接面32と被当接面23とが当接しており、また、六角穴付き止めねじ34が締め込まれており、ピン21を長孔31内の固定位置(図1(b)においては、上方の位置)に保持している。
なお、上記の動作を戻ることにより、ヒンジ1は、第一取付部材41と第二取付部材42が平行となるように固定されることができる。
これにより、第一当接部材41と第二当接部材42の接合面どうしも当接し、第一当接部材41と第二当接部材42も、がたつかない状態(セルフロックされた状態)で強固に固定される。
(箱状体)
図5は、本発明の第一実施形態にかかる箱状体及びその動作を説明するための要部の概略図を示している。
図5(a)において、箱状体4は、展開された状態にあり、上記のヒンジ1、第一取付部材41としての底板43、及び、第二取付部材42としての側板44、45などを備えている。すなわち、箱状体4は、ヒンジ1を有することにより、組立及び展開が可能な構成としてある。また、本実施形態の箱状体4は、底板43及び側板44、45が、通常、木製であり、ヒンジ組込式家具用引出などとして使用される。この箱状体4は、組み立てられる際、上述したように、六角穴付き止めねじ34が緩められ、側板44、45が外方向に移動された後、垂直状態となるように回動される。
ここで、展開された箱状体4は、ほぼ一枚板の状態となるので、重ねた状態で輸送したり、保管することができる。
なお、箱状体4は、側板45と対向する位置に、側板45とほぼ同様に、取っ手付き正面板など(図示せず)を有している。
続いて、箱状体4は、図5(c)に示すように、六角穴付き止めねじ34が締め込まれ、側板44、45が立てられた状態で固定される。この際、側板44、45は、上述したように、底板43との間に、隙間ができないように組み立てられ、また、側板44、45の外側表面が、底板43の端面と同一平面となるので、たとえば、特許文献3の折りたたみ箱と比べると、箱状体4は、品質、機械的強度及び審美性などにおいて優れている。
また、ヒンジ1が箱状体4の内側に現れないので、体裁がよく、通常の箱と変わりない形状となる。さらに、箱状体4に収められた収納物が、ヒンジ1に引っかかるといった不具合を防止することができる。
また、箱状体4は、側板44と側板45とを連結する連結手段(たとえば、ねじなど)を有する構成としてもよく、このようにすると、さらに機械的強度を向上させることができる。
図6は、本発明の第二実施形態にかかるヒンジを説明するための概略拡大図であり、(a)は正面図を示しており、(b)はC−C拡大断面図を示している。
図6において、本実施形態のヒンジ1aは、上述した第一実施形態のヒンジ1と比べると、第一の部材2a及び第二の部材3aが金属製である点、及び、キッチン用のヒンジ組込式引出などの箱状体4aに用いられる点などが相違する。なお、本実施形態の他の構成は、ヒンジ1とほぼ同様としてある。
したがって、図6〜8において、図1〜3と同様の構成部分については同一の符号を付して、その詳細な説明を省略する。
図7は、本発明の第二実施形態にかかるヒンジの第一の部材を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示している。
図7において、第一の部材2aは、ピン21、係合用スペース22及び被当接面23などを有している。また、第一の部材2aは、図7(a)に示すように、ほぼ溝型状の平板状部材24aを有しており、平板状部材24aは金属製としてある。また、ピン21を固定する六角穴付き止めねじ244は、ピン21の下方から締め込まれる。
また、好ましくは、平板状部材24aは、第一の部材2aに取り付けられる第一取付部材41aと係合する第一の凹部241を有しているとよい。このようにすると、第一の凹部241が第一取付部材41aと係合するので、容易にかつ位置精度に優れた状態で第一取付部材41aを第一の部材2aに取り付けることができる。
図8は、本発明の第二実施形態にかかるヒンジの第二の部材を説明するための概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は側面図を示しており、(c)はD−D矢視図を示している。
図8において、第二の部材3aは、長孔31、当接面32、当接面33、及び、六角穴付き止めねじ34などを有しており、第一の部材2aと連結される。また、第二の部材3aは、図8(c)に示すように、ほぼ矩形状の平板状部材35aを有しており、平板状部材35aは金属製としてある。
したがって、ヒンジ1aは、長孔31内のピン21の位置によって、第二の部材3aを第一の部材2aに対して回動させることができ、また、第二の部材3aを第一の部材2aに所定の連結角度(当接面に対応する角度)で固定することができる。さらに、当接面32、33が被当接面23に当接することによって、がたつかない状態(セルフロックされた状態)で第二の部材3aを強固に固定することができる。したがって、ヒンジ1aは、付加価値を向上させることができる。
また、好ましくは、平板状部材35aは、第二の部材3aに取り付けられる第二取付部材42aと係合する第二の凹部351aを有しているとよい。このようにすると、第二の凹部351aが第二取付部材42aと係合するので、容易にかつ位置精度に優れた状態で第二取付部材42aを第二の部材3aに取り付けることができる。
また、第二の凹部351aと対応する平板状部材35aの部分には、第二取付部材42aを固定するための取付用孔352aが形成されている。また、第二取付部材42aは、ねじ及びナットなどの固定手段(図示せず)などによって固定されるが、特に限定されるものではない。
第一取付部材41aは、通常、平板であり、図7に示すように、第一取付部材41aの上面が第一の部材2aの平板状部材24aの上面より高い位置となるように取り付けられる。また、第一取付部材41aの端面が第一の部材2aの第一の凹部241の側面246と同一平面となるように取り付けられる。
また、第二取付部材42aは、通常、平板であり、図8に示すように、第二取付部材42aの端面が第二の部材3aの第二の凹部351aの側面353aと同一平面となるように取り付けられる。また、本実施形態では、第二取付部材42aを薄い金属板としてあり、第二の凹部351aの深さを、金属板の厚さとほぼ同じにしてある。
このようにすると、第二の部材3aの平板状部材35aが第一の部材2aの平板状部材24aに対して直交となる状態で固定されるとき、第一取付部材41aの端面に第二取付部材42aの表面がほぼ当接するので、第一取付部材41aと第二取付部材42aとの間に、隙間ができるといった不具合を防止することができる。
このようにすると、組立及び展開を容易に行うことのできる箱状体4aを提供することができる。また、組み立てた際、側板44aと底板43aとの間に隙間ができるといった不具合を防止することができる。
なお、箱状体4aとして、引出や梱包箱などが挙げられる。また、引出としては、ヒンジ組込式キッチン用引出などが挙げられる。
また、上記構成のヒンジ1aは、図示してないが、第一実施形態のヒンジ1とほぼ同様に動作する。
次に、上記ヒンジ1aを用いた箱状体の実施形態について、図面を参照して説明する。
図9は、本発明の第二実施形態にかかる箱状体及びその動作を説明するための要部の概略図を示している。
図9(a)において、箱状体4aは、展開された状態にあり、上記のヒンジ1、1a、第一取付部材41aとしての底板43a、及び、第二取付部材42aとしての側板44a、45aなどを備えている。すなわち、箱状体4aは、ヒンジ1、1aを有することにより、組立及び展開が可能な構成としてある。また、本実施形態の箱状体4aは、底板43a及び側板45aが、通常、木製であり、側板44aが、通常、金属製であり、ヒンジ組込式キッチン用引出などとして使用される。
ここで、展開された箱状体4aは、六角穴付き止めねじ34が締め込まれており、ほぼ一枚板の状態となるので、重ねた状態で輸送したり、保管することができる。
なお、箱状体4aは、側板45aと対向する位置に、取っ手付き正面板など(図示せず)を有している。
また、ヒンジ1は、底板43aと側板45aの連結に用いられ、ヒンジ1aは、底板43aと側板44aの連結に用いられる。
次に、箱状体4aは、図9(c)に示すように、回動された側板44a、45aが下方に移動される。
また、ヒンジ1、1aが箱状体4aの内側に現れないので、体裁がよく、さらに、箱状体4aに収められた収納物が、ヒンジ1、1aに引っかかるといった不具合を防止することができる。
また、箱状体4aは、側板44aと側板45aとを連結する連結手段(たとえば、ねじなど)を有する構成としてもよく、このようにすると、さらに機械的強度を向上させることができる。
例えば、ヒンジ1、1aは、当接面32及び当接面33有する構成としてあるが、これに限定されるものではない。たとえば、図示してないが、三つの当接面を有する構成としてもよく、このようにすると、第二の部材を三つの連結角度で固定することができる。
2、2a 第一の部材
3、3a 第二の部材
4、4a 箱状体
21 ピン
22 係合用スペース
23 被当接面
24、24a 平板状部材
241 第一の凹部
242 ねじ孔
243 ピン用孔
244 六角穴付き止めねじ
245 上面
246 側面
31 長孔
32 当接面
33 当接面
34 六角穴付き止めねじ
35、35a 平板状部材
351、351a 第二の凹部
352、352a、取付用孔
352、353a、側面
41、41a 第一取付部材
42、42a 第二取付部材
43、43a 底板
44、44a 側板
45、45a 側板
Claims (6)
- ピン、係合用スペース及び被当接面を有する第一の部材と、
前記ピンが貫通する長孔、前記被当接面と当接する二つ以上の当接面、及び、前記長孔内において前記ピンを位置決めする位置決め手段を有し、前記第一の部材と連結される第二の部材と
を備え、
前記ピンが前記長孔内の回動位置にあるとき、前記第二の部材が前記第一の部材に対して回動可能な状態となり、前記ピンが前記長孔内の固定位置にあるとき、前記二つ以上の当接面の一つが前記被当接面と当接した状態で、前記第二の部材が前記第一の部材に固定されることを特徴とするヒンジ。 - 前記第一の部材及び第二の部材が、それぞれ平板状部材を有し、前記第一の部材の平板状部材の表面が前記被当接面と直交しており、前記第二の部材が二つの前記当接面を有し、該当接面の一方が前記第二の部材の平板状部材の表面と平行であり、他方が前記第二の部材の平板状部材の表面と直交していることを特徴とする請求項1に記載のヒンジ。
- 前記長孔の長手方向が、前記一方の当接面に対して所定の方向に傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のヒンジ。
- 前記第一の部材の平板状部材が、該第一の部材に取り付けられる第一取付部材と係合する第一の凹部を有し、前記第二の部材の平板状部材が、該第二の部材に取り付けられる第二取付部材と係合する第二の凹部を有し、
前記第一取付部材が平板であり、該第一取付部材の上面が前記第一の部材の平板状部材の上面と同一平面となり、前記第二取付部材が平板であり、該第二取付部材の端面が前記第二の部材の凹部の側面と同一平面となり、
前記第二の部材の平板状部材が前記第一の部材の平板状部材に対して直交となる状態で固定されるとき、前記第一の部材の平板状部材の上面と前記第二の部材の凹部の側面が同一平面となることを特徴とする請求項2又は3に記載のヒンジ。 - ヒンジ、底板及び側板を有し、組立及び展開の可能な箱状体において、
前記ヒンジが、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載されたヒンジであり、前記第一の部材に前記底板又は側板が取り付けられ、前記第二の部材に前記側板又は底板が取り付けられることを特徴とする箱状体。 - 前記箱状体が、家具用引出であることを特徴とする請求項5に記載の箱状体。
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