JP7064862B2 - 折り畳みテーブル - Google Patents

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Description

本発明は、会議等に使用されるテーブルに関し、特に不使用時においてスペースをとらない構造に折り畳むことのできる折り畳みテーブルに関する。
従来、折り畳みテーブル(以下、単に「テーブル」と表記することもある)のスタッキング形態として、立脚型のスタッキング形態と平置き型のスタッキング形態とがある。立脚型のスタッキング形態としては、床面に対して前後方向に傾斜する脚に対して略平行となるように天板を回動させるとともに、左右の脚をハの字形に回動させることによりテーブルを折り畳み、前方に位置するテーブルのハの字形に配置された左右の脚の内側に、後方に位置するテーブルの左右の脚を隣接させて前後方向にスタッキングする形態が示されている(特許文献1参照)。しかし、立脚型のスタッキング形態においては、折り畳みテーブル上方の空間が利用できず、保管収納スペースの制限がある場合には、平置き型のスタッキング形態が多用されることになる。
平置き型のスタッキング形態においては、脚を天板の下面に沿って折り畳み平板状にした状態のテーブルを上方に積み重ねるようになっており、例えば、特許文献2に示されるように、脚を立脚させるための枢着部や作動稈等から構成されるリンク機構を、天板と脚の間に介在させる構造が一般的である。また、特許文献3には、立脚位置の脚に対して幕板を連結ボルトで固定する構造の折り畳みテーブルが示されている。
特開2008-36161号公報 実公昭49-27605号公報 実願昭52-149913号(実開昭54-75204号)のマイクロフィルム
しかしながら、特許文献2の折り畳みテーブルに設けられるリンク機構は、脚を斜め方向から確実に支持するには効果的であるが、脚を立脚位置に保持するリンク機構等の調整作業が面倒であり、作業時に指を挟んでしまう虞がある。また、脚を立脚位置に保持するためのリンク機構等により足を自由に伸ばせる下肢空間が制限されてしまうといった問題もある。また、特許文献3の折り畳みテーブル構造は、下肢空間が制限されないといった効果はあるものの、連結ボルトを雌ネジ部にネジ込んで幕板と脚とを固定するネジ止め方式であるため、脚を立脚位置と折り畳み位置とに切り替えるための脚の固定・解除に手間がかかるばかりか、不使用時の連結ボルトの保管も煩雑なものとなっていた。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、広い下肢空間を確保できるとともに、脚の固定・解除が容易な折り畳みテーブルを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の折り畳みテーブルは、
横長矩形状の天板と、該天板の左右下部に回動自在に取付けられ立脚位置と折り畳み位置とに移動できる脚と、前記天板の後端側に回動自在に垂設された幕板と、を備え、
前記幕板の左右端部には、前記立脚位置の脚を係脱可能に保持する保持手段が設けられており、
前記幕板は、前記立脚位置の脚よりも後方側に回動可能であり、
前記保持手段は、前記幕板の前方側の回動により前記立脚位置の脚に係合し、該脚の左右方向両側への移動を規制する凹部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、幕板の回動によって幕板に設けられた保持手段を立脚位置の脚に対して接近させ、幕板に設けられる保持手段によって脚を保持することができるため、脚を保持するためのリンク機構等が不要となり、広い下肢空間を確保できるとともに、脚を保持するリンク機構等の調整作業や固定工具等を使用する組み立て作業が不要となるため、脚の固定・解除を容易に行うことができる。また、立脚位置の脚が保持手段の凹部により左右方向から移動規制されるため、脚が立脚位置で安定して保持されるとともに、保持手段と脚との正確な位置合わせが可能となる。さらに、立脚位置の脚に対して、一時的に幕板を後方側に回動できるため、保持手段の凹部内に脚を挿入しやすくなる。
前記脚の回動方向と、前記幕板の回動方向とが直交してることを特徴としている。
この特徴によれば、立脚位置の脚が保持手段の凹部により左右方向から移動規制されるため、脚が立脚位置で安定して保持されるとともに、保持手段と脚との正確な位置合わせが可能となる。
前記保持手段は、前記凹部の側部から出没し前記脚の側面に係合して前記脚を固定する方向に付勢手段により付勢される係止片を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、保持手段の凹部の側部から出没して脚の側面に係合し、付勢手段により脚を固定する方向に付勢される係止片により脚が固定されることにより、保持手段によって脚が保持された状態が維持されるため、保持手段による脚の保持が不意に解除されることを防止できる。
前記保持手段は、前記付勢手段の付勢力に対抗して前記係止片を解除位置まで移動させた状態で、前記係止片を解除位置で保持する係留手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、係止片を解除位置まで移動させ脚に対する係合を外す操作の完了後も、係留手段により係止片を解除位置で保持することにより、脚に対する係止片の係合が外れた状態が維持されるため、左右方向に長尺に構成されるテーブルの折り畳み作業を一人で行うことができる。
前記幕板は、左右の前記折り畳み位置の脚に対して重なるように折り畳み可能であり、前記幕板の折り畳み状態において、前記幕板の自由端の位置が前記天板の奥行方向中央まで達しない寸法に設定されていることを特徴としている。
この特徴によれば、折り畳んだテーブルを互いの幕板の自由端同士を対向させるように重ね合わせることにより、上下の幕板が入れ子状態になるため、積み重ねたテーブルの厚みが少なくなるばかりか、安定して積み重ね作業を行うことができる。
本発明の実施例における折り畳みテーブルを示す斜視図である。 実施例における折り畳みテーブルの構造を示す側面図である。 脚を立設位置から折り畳み位置に回動させる様子を示す正面図である。 (a)は、立脚位置の脚よりも幕板を後方側に回動させる様子を示す側面図であり、(b)は、幕板を前方側に回動させる様子を示す側面図である。 (a)は、保持部材の構造を示す上面視の断面図であり、(b)は、同じく背面図である。 (a)および(b)は、脚を保持部材に保持する様子を示す上面視の断面図である。 (a)および(b)は、脚を保持部材から解除する様子を示す上面視の断面図である。 (a)および(b)は、脚を保持部材から解除する様子を示す上面視の断面図である。 折り畳みテーブルの折り畳み操作の手順を示す斜視図である。 折り畳みテーブルの折り畳み操作の手順を示す斜視図である。 折り畳みテーブルの折り畳み操作の手順を示す斜視図である。 折り畳んだテーブルを積み重ねた様子を示す側面図である。
本発明に係る折り畳みテーブルを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る折り畳みテーブルにつき、図1から図12を参照して説明する。以下、図2の紙面右側を折り畳みテーブルの正面側(前方側)とし、図2の紙面左側を折り畳みテーブルの背面側(後方側)とし、正面側からみて左右側を折り畳みテーブルの左右として説明する。
本実施例の折り畳みテーブル1は、会議等に使用されるテーブルであり、特に不使用時においてスペースをとらない構造に折り畳むことができる。図1に示されるように、折り畳みテーブル1は、左右方向に長尺に構成される上面視横長矩形状の天板2と、天板2の下面2aの左右端部に設けられる一対の脚3,3と、天板2の下面2a(図2参照)の後端側から下方に垂設される幕板4と、から主に構成されている。尚、脚3,3は、略同一構成であるため、天板2の左端部に設けられる脚3について説明し、天板2の右端部に設けられる脚3についての説明を省略する。
図2に示されるように、脚3は、円柱状を成す金属製のパイプから構成され、天板2の下面2aに沿って前後方向に延びる前部上杆部材300および後部上杆部材301と、前部上杆部材300の前端部および後部上杆部材301の後端部に接合されそれぞれ下方に延びる前杆部材31および後杆部材32と、前杆部材31および後杆部材32の下端部間に接合され前後方向に延びる下杆部材33と、から側面視上向き略コ字形に形成されている。尚、脚3の前後方向の長さは、天板2の前後方向の長さよりも短く、かつ脚3の上下方向の長さは、天板2の左右方向の長さの半分よりも短く構成されている(図10および図11参照)。
前部上杆部材300および後部上杆部材301の内部には、シャフト302,302がそれぞれ挿嵌されており、前部上杆部材300の後端側の開口から後方に向けてシャフト302の一部が延出するとともに、後部上杆部材301の前端側の開口から前方に向けてシャフト302の一部が延出している。
また、前部上杆部材300および後部上杆部材301は、シャフト302,302の延出部分を天板2の下面2aに前後方向に離間して設けられる一対の取付部材5,5により、天板2の下面2aから上下方向に所定間隔離間した位置でそれぞれ左右方向に回動自在に軸支されており、脚3を内方(右方)に回動させることにより、天板2の下面2aに沿って略平行に折り畳み可能となっている(図3参照)。尚、本実施例では、図3において実線で示されるように、脚3が天板2に対して略垂直となる位置を脚3の立設位置とし、図3において二点鎖線で示されるように、脚3が天板2の下面2aに沿って略平行となる位置を脚3の折り畳み位置として説明する。
また、図2および図4(a)に示されるように、後杆部材32には、後述する保持部材6の凹部60a(図5参照)により覆われる位置に第1係止孔32aおよび第2係止孔32bが設けられている。尚、立設位置の脚3において、第1係止孔32aは右方に向けて開放し、第2係止孔32bは後方に向けて開放しており、周方向に略90°離間して配置されている。
図2に示されるように、シャフト302,302の間には、円柱状を成す金属製のパイプから構成される中間パイプ30が配置されている。中間パイプ30は、前後端部をシャフト302,302の端部とは連結されておらず、後述する取付部材5,5のカバー部材50,50により前後方向から挟み込まれた状態で固定されている。すなわち、中間パイプ30は、脚3とは別体に構成され、脚3と一緒に回動することはない。
また、図2および図4(a)に示されるように、中間パイプ30には、折り畳み位置の脚3が保持部材6の凹部60aにより覆われる位置に第1係止孔30aおよび第2係止孔30bが設けられている。尚、立設位置の脚3において、第1係止孔30aは右方に向けて開放し、第2係止孔30bは下方に向けて開放しており、周方向に略90°離間して配置されている。
ここで、取付部材5,5の構造および天板2に対する脚3の取付構造について説明する。尚、取付部材5,5は、略同一構成であるため、天板2の前方側に設けられる取付部材5について説明し、天板2の後方側に設けられる取付部材5についての説明を省略する。
図2および図3に示されるように、取付部材5は、カバー部材50と挟持部材51から構成されており、天板2の下面2aに取付けられることにより、カバー部材50と挟持部材51との間にシャフト302が圧接状態で挟持されるようになっている。尚、カバー部材50の左側部には、左方に延びて先端部が上向き鉤状を成すフック50cが形成され、フック50cに対してカバン等の荷物を引っ掛けられるようになっている。
詳しくは、図3に示されるように、取付部材5の内部には、カバー部材50の内側に形成され下方に凹む正面視半円状の凹部50aと、挟持部材51の下端面に形成され上方に凹む正面視半円状の凹部51aとが上下方向に対向配置されることにより、軸受部52が形成されている。
また、取付部材5は、挟持部材51の上端面を天板2の下面2aに当接させた状態で、カバー部材50の取付フランジ50bを天板2の下面2aに対してボルト53,53,…によりネジ止めして固定されることにより、軸受部52においてシャフト302がカバー部材50の凹部50aと挟持部材51の凹部51aとの間に挟持され、上下方向から強く圧迫されるため、脚3を立設位置から折り畳み位置に左右方向に回動させる際のシャフト302に対する摺動抵抗が大きく、脚3の自重や脚3に対する不意な接触等による急激な回動が防止されている。また、折り畳みテーブル1の組み立て作業および折り畳み作業時に脚3が立設位置に維持されやすい。
図2および図3に示されるように、脚3の前杆部材31および後杆部材32の下端には、アジャスタ34,34が設けられ、アジャスタ34,34によりそれぞれ高さ調整を行うことにより、天板2を床等に対して略水平な状態で支持することができる。また、前杆部材31および後杆部材32の下端部には、アジャスタ34,34と一体に構成され下杆部材33に沿って前後方向に延びる樹脂製の接地部材35,35がそれぞれ設けられている。尚、接地部材35,35は、略同一構成であるため、前杆部材31に設けられる接地部材35について説明し、後杆部材32に設けられる接地部材35についての説明を省略する。
接地部材35は、底部が平面状に構成されることにより、折り畳みテーブル1の使用時における安定性が高められている。また、接地部材35には、内方(右方)に突出する上面視略台形状の凸部35aが形成され、脚3が折り畳み位置にある状態において、凸部35aの先端が天板2の下面2aに当接することにより脚3の回動を規制し、天板2の下面2aに対して脚3を略平行に保持できるようになっている(図3および図4参照)。
図2および図3に示されるように、幕板4は、左右方向に長尺に構成される正面視横長矩形状の板材であり、幕板4の上端部には、左右方向に亘って延びる金属製のリンク部材40が外嵌されている。尚、幕板4の左右方向の長さは、天板2の左右方向の長さと略同一、かつ幕板4の前後方向の長さは、天板2の前後方向の長さの半分よりも短く構成されている。
また、幕板4は、天板2の下面2aの後方側に設けられる金属製の連結部材41の下端部に形成される図示しないリンク部に対してリンク部材40の上端部を係合させることにより、前後方向に回動可能に軸支されている(図4参照)。尚、図4(a)に示されるように、幕板4は、立設位置の脚3よりも後方側に回動可能となっている。
また、幕板4の前面4aの下端(自由端4b)側の左右端部には、立設位置の脚3,3の後杆部材32,32をそれぞれ係脱可能に保持する保持部材6,6(保持手段)が設けられている。尚、保持部材6,6は、略同一構成であるため、幕板4の左端側に設けられる保持部材6について説明し、幕板4の右端側に設けられる保持部材6についての説明を省略する。
図2、図3および図5に示されるように、保持部材6は、断面視略台形状の樹脂製のカバー部材60と、後述するカバー部材60の収容部60e内に収容され左右方向にスライド移動可能な樹脂製の係止部材61と、カバー部材60の収容部60e内において係止部材61を左右方向に付勢するコイルスプリング62(付勢手段)と、から主に構成されている。尚、以下、図5(a)、図6~図8については、紙面上側を保持部材6の正面側(前方側)とし、紙面左右側を保持部材6の左右として説明する。
図5(a)および図5(b)に示されるように、カバー部材60の前面には、上下方向に亘って後方に凹む上面視略U字状の凹部60aが形成されている。尚、凹部60aの曲面部の径は、脚3を構成する円柱状のパイプの径と略同一寸法に構成されている。また、凹部60aの上下略中央には、凹部60aの左側部において左右方向に貫通してカバー部材60の収容部60e内に連通する第1貫通孔60bと、凹部60aの左右略中央から右側部にかけて前後方向および左右方向に貫通してカバー部材60の収容部60e内に連通する第2貫通孔60cが設けられている。尚、保持部材6は、カバー部材60の凹部60aの左右略中央において上部および下部に設けられる一対の貫通孔60d,60dに前方側から挿入される図示しないネジ等によりネジ止めされることにより、幕板4の前面4aに対して固定されている。
また、カバー部材60の内部には、上下略中央に左右方向に延びる収容部60eが形成され、カバー部材60の右側部には、開口部60fが形成されており、収容部60e内に収容される係止部材61の操作部61aにアクセス可能となっている。
係止部材61は、右端部に設けられる断面視略台形状の操作部61aと、操作部61aの左側部から左方に延設される係留片61b(係留手段)と、左端部に設けられる係止片61cと、係止片61cの左側部から左方に突出する円柱形状の突起部61dと、から主に構成され、突起部61dには、カバー部材60の収容部60e内に収容されるコイルスプリング62の右端部が外嵌されている。
コイルスプリング62は、係止部材61の突起部61dに右端部を外嵌させた状態で、左端をカバー部材60の収容部60eの内壁に当接させることにより、収容部60e内において係止部材61を右方向に付勢している。
係止部材61の係留片61bには、先端部に上方に向けて突出する鉤状部61eが形成され、鉤状部61eの左側面はテーパ面61fを成している。また、係留片61bは、カバー部材60の凹部60aに設けられる第2貫通孔60cを介して凹部60a内に右方から出没可能に構成されている。尚、図5(a)に示されるように、カバー部材60の収容部60e内において、コイルスプリング62の付勢力により係止部材61が最も右側に位置した状態では、係留片61bは、カバー部材60の収容部60e内に配置されている。
係止部材61の係止片61cには、先端部に右方に向けて突出する鉤状部61gが形成され、鉤状部61gの右端面はテーパ面61hを成している。また、係止片61cの鉤状部61gは、カバー部材60の凹部60aに設けられる第1貫通孔60bを介して凹部60a内に左方から出没可能に構成されている。尚、図5(a)に示されるように、カバー部材60の収容部60e内において、コイルスプリング62の付勢力により係止部材61が最も右側に位置した状態では、係止片61cの鉤状部61gは、第1貫通孔60bから凹部60a内に突出している。
次いで、保持部材6の凹部60aにおける立設位置の脚3の保持構成について説明する。折り畳み位置の脚3を回動させ、保持部材6(カバー部材60)の凹部60aと立設位置の脚3の後杆部材32とを前後方向に接近させることにより、第1貫通孔60bから凹部60a内に突出する係止部材61の係止片61cの鉤状部61gに対して後杆部材32の外周面が当接する。この状態から凹部60a内に後杆部材32を押し込むことにより、後杆部材32の外周面が係止片61cの鉤状部61gに形成されるテーパ面61hに沿って摺動するとともに、係止片61cを左方に押圧する力が作用し、カバー部材60の収容部60e内に設けられるコイルスプリング62の付勢力に対抗して係止部材61が左方にスライド移動する。これにより、係止部材61の係止片61cは、凹部60aに設けられる第1貫通孔60b内に入り込んだ状態となる(図6(a)参照)。
尚、係止部材61が左方にスライド移動することにより、係留片61bも凹部60aに設けられる第2貫通孔60c内に進行するが、係留片61bは、操作部61aの左側部に対して片持ちの状態で延設されているため、後杆部材32の外周面が係留片61bの鉤状部61eに形成されるテーパ面61fに当接しても後方側に撓ることにより、後杆部材32の押し込みを邪魔しないように構成されている。
図6(a)に示される状態からさらに後杆部材32を凹部60aに対して相対的に近づけると、後杆部材32の外周面が凹部60aの後方側の底部に略当接する位置まで押し込まれ、後杆部材32の左側部に設けられる第1係止孔32aと、係止片61cの鉤状部61gの先端との前後方向の位置が略一致することにより、係止片61cの鉤状部61gがコイルスプリング62の付勢力を受けて後杆部材32の第1係止孔32aに入り込むように右方へ移動する(図6(b)参照)。
これによれば、後杆部材32の第1係止孔32aに係止片61cの鉤状部61gが係合され、後杆部材32が凹部60a内から前方側へ抜け出すことが防止される。そのため、折り畳みテーブル1の組立作業時には、図4(a)に示されるように、立脚位置の脚3に対して、幕板4を一時的に後方側に回動させた後、幕板4を前方側に回動させて凹部60a内に後杆部材32を押し込むことにより、保持部材6の凹部60a内で後杆部材32の第1係止孔32aに係止片61cの鉤状部61gが係合させることができるため、簡便な操作で立設位置の脚3を保持部材6により保持することができる。尚、本実施例では、図6(b)に示されるように、後杆部材32の第1係止孔32aに対して係止片61cの鉤状部61gが係合される位置を、係止片61cの係合位置として説明する。
次いで、保持部材6の凹部60aにおける立設位置の脚3の保持の解除操作について説明する。図6(b)に示される係止片61cの係合位置から、先ず、カバー部材60の開口部60f内に配置される係止部材61の操作部61aを左方に押し込むことにより、係止部材61がコイルスプリング62の付勢力に対抗して左方にスライド移動する。このとき、後杆部材32の第1係止孔32aから係止部材61の係止片61cの鉤状部61gの先端部が抜け出すように左方に移動するとともに、凹部60aに設けられる第2貫通孔60c内に右方から進行した係留片61bの鉤状部61eに形成されるテーパ面61fが後杆部材32の外周面に当接する。尚、後杆部材32の第1係止孔32aに対する係止片61cの鉤状部61gの係合が維持された状態では、凹部60a内で後杆部材32が固定されているため、係止部材61は、係留片61bを後方側に撓らせながら左方にスライド移動する(図7(a)参照)。
次に、図7(a)に示される状態から係止部材61の操作部61aをさらに左方に押し込むことにより、後杆部材32の第1係止孔32aに対する係止片61cの鉤状部61gの係合が解除され、係止片61cの鉤状部61gが凹部60aに設けられる第1貫通孔60bから収容部60e内に入り込むとともに、後杆部材32の後方側に設けられる第2係止孔32bと、係留片61bの鉤状部61eの前端部との左右方向の位置が略一致する(図7(b)参照)。
次に、図7(b)に示される状態から係止部材61の操作部61aをさらに左方に押し込むことにより、係留片61bの鉤状部61eの前端部が後杆部材32の第2係止孔32bに入り込み、係留片61bが弾性復帰することにより前方側に移動する(図8(a)参照)。このとき、係止部材61は、コイルスプリング62により右方に付勢されることにより、後杆部材32の第2係止孔32bの右端部に係留片61bの鉤状部61eを当接させた状態で右方に押圧される。
これによれば、後杆部材32の第2係止孔32bに係留片61bの鉤状部61eが係合され、後杆部材32が凹部60a内から前方側へ抜け出し難い状態で保持される。尚、本実施例では、図8(a)に示されるように、後杆部材32の第1係止孔32aに対する係止片61cの鉤状部61gの係合が解除される位置を、係止片61cの解除位置として説明する。また、後杆部材32の第2係止孔32bに対して係留片61bの鉤状部61eが係合された位置を、係留片61bの係留位置としても説明する。この係留片61bの係留位置は係止片61cの解除位置ともなっている。
次に、図8(a)に示される係留片61bの係留位置(係止片61cの解除位置)から、後杆部材32を凹部60aに対して相対的に遠ざけるように前方側に移動させることにより、後杆部材32の第2係止孔32bに対する係留片61bの鉤状部61eの係合が解除され、保持部材6,6の凹部60a,60aから後杆部材32,32を容易に抜き出すことができる。また、係止部材61は、係留片61bの係合が解除された後、コイルスプリング62の付勢力により右方にスライド移動し、図5(a)に示される位置まで復帰する。
尚、図8(b)に示されるように、後杆部材32の第2係止孔32bの右端部の開口側(後方側)と、係留片61bの鉤状部61eの前端部との前後方向の位置が略一致した状態において、後杆部材32の第1係止孔32aの後端部は、係止片61cの鉤状部61gの先端よりも前方側に配置されているため、係留片61bの係合が解除された直後に、後杆部材32の第1係止孔32aに対して係止片61cの鉤状部61gが係合しないようになっている。
ここで、折り畳みテーブル1の具体的な折り畳み方法について図9~図11を用いて説明する。先ず、図9に示されるように、天板2の下面2aを上方に向けた状態で、左右一方の保持部材6の係止部材61の操作部61aを押し込むことにより、係止片61cを解除位置に保持する(図8(a)参照)。このとき、係留片61bは、係留位置に保持されている。次に、他方の保持部材6の係止部材61の操作部61aを押し込むことにより、係止片61cを解除位置に保持した後、幕板4を後方側に回動させることにより、左右の保持部材6,6の凹部60a,60a内から後杆部材32,32を抜き出す(図8(b)参照)。次に、左右の脚3,3をそれぞれ回動させて天板2の下面2aに対して略平行な折り畳み位置に折り畳む(図10参照)。最後に、図11に示されるように、幕板4を前方側に回動させて、折り畳み位置の脚3,3に対して幕板4を重ねるように折り畳む(図4(b)参照)。このとき、幕板4の前面4aに設けられる保持部材6の凹部60aに脚3,3の中間パイプ30が入り込むようになっており、幕板4を押し込むことにより中間パイプ30の第1係止孔30aに係止片61cの鉤状部61gが係合され、中間パイプ30に対して幕板4を固定することができる。そのため、運搬時の不意な幕板4および脚3,3の回動を防止することができる。
尚、幕板4は、折り畳み状態において、幕板4の自由端4bの位置が天板2の前後方向中央まで達しない寸法(図4(a)参照)に構成されているため、図12に示されるように、折り畳み状態の折り畳みテーブル1,1を互いの幕板4,4の自由端4b,4b同士を前後方向に対向させるように重ね合わせることにより、上下の幕板4,4が入れ子状態になるため、積み重ねた折り畳みテーブル1,1の厚みが少なくなるばかりか、安定して積み重ね作業を行うことができる。
以上説明したように、本実施例の折り畳みテーブル1は、幕板4の回動によって幕板4に設けられた保持部材6,6を立脚位置の脚3,3(後杆部材32,32)に対して接近させ、幕板4に設けられる保持部材6,6によって脚を保持することができるため、脚3,3を保持するためのリンク機構等が不要となり、広い下肢空間を確保できるとともに、脚3,3を保持するリンク機構等の調整作業や固定工具等を使用する組み立て作業が不要となるため、脚3,3の固定・解除を容易に行うことができる。また、リンク機構等が不要となるため、折り畳みテーブル1を軽量化することができる。
また、脚3の回動方向と、幕板4の回動方向とが直交しており、保持部材6は、立脚位置の脚3(後杆部材32)を左右方向から覆う凹部60aを備え、立脚位置の脚3が保持部材6の凹部60aにより左右方向から移動規制されるため、脚3が立脚位置で安定して保持されるとともに、保持部材6と脚3(後杆部材32)との正確な位置合わせが可能となる。尚、脚3は、取付部材5,5により天板2の下面2aに軸支されるため、保持部材6と折り畳み位置の脚3(中間パイプ30)との正確な位置合わせも可能となる。
また、保持部材6は、凹部60aの側部から出没して後杆部材32の第1係止孔32a
に係合し、コイルスプリング62により脚3を固定する方向に付勢される係止片61cにより脚3が固定されることにより、保持部材6によって脚3が保持された状態が維持されるため、保持部材6による脚3の保持が不意に解除されることを防止できる。
また、保持部材6は、コイルスプリング62の付勢力に対抗して係止片61cを解除位置まで移動させ、後杆部材32の第1係止孔32aに対する係合を外す操作の完了後も、係留片61bにより係止片61cを解除位置で保持することにより、後杆部材32の第1係止孔32aに対する係止片61cの係合が外れた状態が維持されるため、左右方向に長尺に構成される折り畳みテーブル1の折り畳み作業を一人で行うことができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、脚3は、前部上杆部材300、後部上杆部材301、シャフト302,302、前杆部材31、後杆部材32および下杆部材33と、から側面視上向き略コ字形に構成される態様について説明したが、これに限らず、例えば、脚は、シャフト302,302の端部と中間パイプ30が連結されることにより、略矩形状のフレーム構造に構成されてもよく、前杆部材や下杆部材を除いた構造に構成されてもよい。
また、中間パイプ30には、第1係止孔30a、第2係止孔30bが設けられていなくてもよい。
1 折り畳みテーブル
2 天板
3 脚
4 幕板
5 取付部材
6 保持部材(保持手段)
30 中間パイプ
30a 第1係止孔
30b 第2係止孔
32 後杆部材
32a 第1係止孔
32b 第2係止孔
50 カバー部材
51 挟持部材
52 軸受部
60 カバー部材
60a 凹部
60b 第1貫通孔
60c 第2貫通孔
60e 収容部
60f 開口部
61 係止部材
61a 操作部
61b 係留片(係留手段)
61c 係止片
61e 鉤状部
61g 鉤状部
62 コイルスプリング(付勢手段)
300 前部上杆部材
301 後部上杆部材
302 シャフト

Claims (5)

  1. 横長矩形状の天板と、該天板の左右下部に回動自在に取付けられ立脚位置と折り畳み位置とに移動できる脚と、前記天板の後端側に回動自在に垂設された幕板と、を備え、
    前記幕板の左右端部には、前記立脚位置の脚を係脱可能に保持する保持手段が設けられており、
    前記幕板は、前記立脚位置の脚よりも後方側に回動可能であり、
    前記保持手段は、前記幕板の前方側の回動により前記立脚位置の脚に係合し、該脚の左右方向両側への移動を規制する凹部を備えることを特徴とする折り畳みテーブル。
  2. 前記脚の回動方向と、前記幕板の回動方向とが直交してることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みテーブル。
  3. 前記保持手段は、前記凹部の側部から出没し前記脚の側面に係合して前記脚を固定する方向に付勢手段により付勢される係止片を備えることを特徴とする請求項またはに記載の折り畳みテーブル。
  4. 前記保持手段は、前記付勢手段の付勢力に対抗して前記係止片を解除位置まで移動させた状態で、前記係止片を解除位置で保持する係留手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の折り畳みテーブル。
  5. 前記幕板は、左右の前記折り畳み位置の脚に対して重なるように折り畳み可能であり、前記幕板の折り畳み状態において、前記幕板の自由端の位置が前記天板の奥行方向中央まで達しない寸法に設定されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の折り畳みテーブル。
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