JP2985142B2 - ケーブル貫通部の防火構造 - Google Patents

ケーブル貫通部の防火構造

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JP2985142B2 JP6258242A JP25824294A JP2985142B2 JP 2985142 B2 JP2985142 B2 JP 2985142B2 JP 6258242 A JP6258242 A JP 6258242A JP 25824294 A JP25824294 A JP 25824294A JP 2985142 B2 JP2985142 B2 JP 2985142B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホテル,マンションも
しくはオフィスビル等の耐火構造物の隔壁や床壁を貫通
して配設されるケーブル貫通部の防火構造に係り、特
に、電線ケーブルを対象とした比較的小径のケーブル貫
通部の防火構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のケーブル貫通部の防
火構造として、電線管を用いるものがよく知られている
(例えば、実公昭61−34812号公報参照)。これ
は、隔壁または床壁を貫通する円形の小孔に電線管を両
端部がそれぞれ突出するよう貫通配置して固定し、この
電線管によりケーブル貫通孔を形成するものであり、こ
の電線管を用いた一例が図5に示されている。同図に示
す防火構造の場合、上記電線管51内にケーブル束52
を貫通配置し、この電線管51の両端部を除いて中間部
分の電線管51の内周面とケーブル束52との環状空間
に断熱材としてのロックウール53を所定充填密度で充
填する一方、上記電線管51の両端部とケーブル束52
の外周囲との間の両環状隙間にパテ状の防火シール材5
4をそれぞれ充填するものである。
【0003】また、上記の電線管を用いた場合の他の例
として、上記の図5の構造におけるロックウール充填作
業に伴う面倒な充填密度管理や労働安全衛生上の弊害を
回避しつつ防火シール材の充填作業の容易化を図るため
に、電線管の両端部近傍にのみ防火シール材を充填する
ことにより防火処理を行う構造も採用されている。すな
わち、図6に示すように、電線管61の両端部の開口縁
部61aと、その位置のケーブル束62の外周囲との間
の環状の隙間に、防火シール材63を略円錐形状に充填
・盛り上げし、ケーブル長手方向に所定長さにわたり上
記ケーブル束62の外周囲を上記防火シール材63によ
り覆うことにより、防火構造を構成するものである。
【0004】一方、上記の電線管を用いずに隔壁もしく
は床壁に開けた小径孔によりケーブル貫通孔を構成する
ものも知られている。この場合、図7に示すように、上
記小径孔であるケーブル貫通孔71にケーブル束72を
直接貫通配置し、このケーブル貫通孔71の内周面と、
ケーブル束72の外周面との間の空隙の全てに防火シー
ル材73を充填することにより、防火構造を構成するよ
うにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の図5
に示す防火構造の場合、比較的小径(例えば50〜20
0mm程度の径)の電線管51の内部に上記のロックウ
ール53や防火シール材54を充填するものであるた
め、内部に配置するケーブル束52の本数との関係で上
記の充填作業が極めて困難となる等の問題が発生する。
すなわち、上記の電線管51の開口面積に対するケーブ
ル束52の断面積の比率であるケーブル占積率が小値で
ある場合には、ケーブル束52と電線管51の内周面と
の間の内部空間の断面積が相対的に大きくなるため、ロ
ックウール53及び防火シール材54の充填作業は比較
的容易になる反面、比較的多量のロックウール及び防火
シール材を必要とすることになる。逆に、上記のケーブ
ル占積率が大値である場合には、上記内部空間の断面積
が相対的に小さくなる上、上記電線管51がもともと小
径であるため、上記ロックウール53や防火シール材5
4を極めて狭い隙間に充填することになり、この充填作
業が極めて困難となる。
【0006】これに対して、上記の図6に示す防火構造
によれば、電線管61の両端部近傍での充填作業となる
点で有利となるものの、特に、ケーブル貫通部が床壁を
上下に貫通するものである場合には、下側の防火シール
材63の充填部において、その防火シール材が比較的重
いため、その自重に抗してケーブル束62の外周面や電
線管61に対して良好に接着保持させることができず充
填作業そのものが極めて困難になるか、作業時には接着
保持させ得ても、後に落下してしまうおそれがある。こ
れはケーブル占積率が小値の場合には特に顕著となる傾
向にある。
【0007】従って、電線管51,61を用いる場合に
は、ケーブル占積率の如何に拘らず、充填作業を容易に
行え、かつ、特に床壁を貫通させる場合に充填する防火
シール材を有効に保持し得る防火構造の開発が要請され
ている。
【0008】一方、上記の図7に示す防火構造において
も、上記ケーブル束72を床壁に対し上下方向に貫通配
置する場合には、上記の充填する防火シール材73がケ
ーブル貫通孔71の下側開口から脱落するおそれがあ
り、特にケーブル占積率が小値であると脱落のおそれが
大きくなるという不都合があり、上記の電線管51,6
1を用いる場合と同様の課題を有している。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、ケーブル占積
率の如何に拘らず、充填作業を容易に行え、かつ、特に
床壁を貫通させる場合に充填する防火シール材を有効に
保持することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ケーブルが構造物の床壁を
上下方向に貫通するケーブル貫通孔に貫通配置され、こ
のケーブル貫通孔の両側開口縁部と、この両側開口縁部
に位置するケーブルの外周囲との間の環状の隙間に防火
シール材が充填されて上記両側開口縁部とケーブルとの
間にブロック状の防火部材が形成されているものを前提
とする。このものにおいて、上記ケーブル貫通孔を挟ん
で少なくとも下側位置であって防火部材のケーブル長手
方向外側位置のケーブルの外周囲に、テープ状部材を上
記ケーブルの外周囲に巻き付けて上記ケーブルの径方向
に突出して形成した上記防火部材の外側端部に当接して
この防火部材の上記ケーブルに沿った相対移動を防止す
受け部材を固定する構成とするものである。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明におけるテープ状部材を、自己融着性を有する難燃性
材料により形成する構成とするものである。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明におけるケーブル貫通孔を、構造物の床壁にこの床壁
貫通して上下両側にそれぞれ突出するよう固定した電
線管の内周面によって形成する。そして、防火部材を、
上記電線管の両側開口縁部のそれぞれの側に形成する構
成とするものである。
【0013】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明におけるケーブル貫通孔を、構造物の床壁にこ
の床壁を上下方向に貫通するよう形成した貫通孔の内周
面によって形成する。そして、防火部材を、上記貫通孔
の両側開口縁部間の範囲に防火シール材を密に充填して
形成する構成とするものである。
【0014】
【作用】上記の構成により、請求項1記載の発明では、
ケーブル貫通孔の両側孔縁部とケーブルとの間に介装さ
れた防火部材の少なくとも一方の外側端位置のケーブル
外周囲に、ケーブル外周方向に突出して上記防火部材の
外側端部に当接する受け部材が固定されているため、ケ
ーブル占積率が小値となって防火部材を形成するための
防火シール材が比較的大量となる場合であっても、上記
受け部材が充填される防火シール材のケーブルに沿った
相対移動を阻止するストッパーとして作用する。従っ
て、ケーブル占積率の大小の如何に拘らず、防火シール
材の充填により形成される防火部材の形成の容易化及び
確実化が図られ、ケーブル貫通孔とケーブルとの間の開
口を通しての火焔の遮断及びケーブル自体の断熱・延焼
防止という防火部材による効果を得ることが確実にな
る。
【0015】特に、床壁を上下方向に貫通するケーブル
貫通孔の下側位置の防火部材の下側端部に当接するよう
受け部材を固定する場合には、この受け部材を土台とし
て防火シール材の充填作業が容易になる上、その充填し
た防火シール材が上記受け部材によりそれ以上の下方変
位が阻止されるよう受け止められるため、充填作業中も
しくは形成後にその防火部材の落下を防止して上記防火
部材の保持の確実化が図られる。特に、ケーブル占積率
が小値の場合、もしくは、後述する請求項4記載の発明
の場合の如く、防火部材の形成のための防火シール材が
比較的多量のものとなる場合に、その自重に抗して保持
する上で有効となる。
【0016】さらに、テープ状部材がケーブルの周囲に
巻き付けられることにより、受け部材の形成が行われる
ため、受け部材の形成が容易となる。しかも、そのテー
プ状部材の厚み分がケーブル外周方向に突出し、その突
出端面が防火部材と当接して防火部材の支持が行われる
ため、そのテープ状部材の巻き付け数を調整することに
よりケーブル占積率の如何等に応じて受け部材の突出量
を容易に変更調整することが可能となる。
【0017】請求項2記載の発明では、上記請求項1
載の発明におけるテープ状部材が自己融着性を有する材
料により形成されているため、複数回巻き付けられたテ
ープ状部材同士が自己融着して受け部材全体として一体
のものが形成される上、ケーブルの外表面を構成するシ
ースに強固に接着して位置固定が行われる。加えて、上
記テープ状部材が難燃性材料により形成されているた
め、受け部材自体が防火部材と同様にケーブルの断熱・
延焼防止の役割を果たし、ケーブル長手方向に対する受
け部材分の性能向上、または、所定の防火性能を実現す
る上で受け部材分だけ防火部材の形成範囲の低減化を図
ることが可能になる。
【0018】請求項3記載の発明では、上記請求項1記
載の発明による作用に加えて、ケーブル貫通孔が電線管
により形成されてケーブルがこの電線管に貫通配置さ
れ、防火部材がその電線管の両突出端部の開口縁部にそ
れぞれ形成される。そして、このような構造の一側防火
部材の外側端位置に受け部材が取付けられるため、防火
シール材の充填作業が上記電線管の突出端部近傍だけで
済むこととあいまってその一側防火部材の形成の容易化
及び確実化が図られる。
【0019】また、請求項4記載の発明では、上記請求
項1記載の発明による作用に加えて、ケーブル貫通孔が
貫通孔により形成されてケーブルがこの貫通孔に貫通配
置され、防火部材が、その貫通孔内の両開口縁部間の隙
間の全てに防火シール材が充填されて形成される。そし
て、このような防火部材の形成のための防火シール材が
比較的多量になる防火構造であっても、防火部材の一側
の外側端位置に受け部材が固定されているため、この受
け部材によるストッパー機能によって上記の防火シール
材の充填作業が容易となり、ケーブル占積率の如何に拘
らず防火部材の形成の容易化及び確実化が図られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 <第1実施例> 図1及び図2は、本発明の第1実施例に係るケーブル貫
通部の防火構造を示し、本第1実施例は電線管1を用い
てこの電線管1によりケーブル貫通孔2を形成する場合
に本発明を適用したものである。
【0021】同図において、3は耐火構造部における防
火区画床を構成するコンクリートの床壁であり、この床
壁3には電線管1が上下に突出するように床壁建造時に
予め上下に貫通配置され、もしくは、建造後に削孔した
上下に貫通する比較的小径(例えば、100mm径)の
円形の小径孔にモルタル等を介して貫通配置された状態
で固定されている。そして、上記電線管1の内周面によ
りケーブル貫通孔2が構成されている。4は複数のケー
ブル4a,4a,…が束ねられたケーブル束であり、こ
のケーブル束4は上記ケーブル貫通孔2を上下に貫通し
て配置されている。また、5,5は一対の防火部材であ
り、6,6は両防火部材5,5の各外側位置に配設され
た一対の受け部材である。なお、図中7,7はそれぞれ
絶縁ブッシュであり、各絶縁ブッシュ7は上記電線管1
の両端に外嵌されて固定されている。以下、上記各防火
部材5及び各受け部材6について詳細を説明する。
【0022】上記各防火部材5は、ケーブル貫通孔2の
孔縁部としての上記電線管1の上下両側の各開口縁部1
a及び上記各絶縁ブッシュ7と、この各開口縁部1a位
置から所定のケーブル長手方向外側範囲のケーブル束4
の外周囲との間に防火シール材が充填されて台錐形状の
ブロック状に形成されたものである。そして、この各防
火部材5は、上記開口縁部1aとケーブル束4の外周囲
との間のケーブル貫通孔2の開口が遮蔽されて火焔や煙
りの通過を遮断するとともに、ケーブル長手方向の所定
範囲にわたりケーブル束4の外周面が覆われて火焔熱か
ら断熱するようになっている。上記の防火シール材とし
ては作業性の面からパテ状のものが好ましく、また、こ
のシール材は上記ケーブル束4の各ケーブル4aの谷間
等の細隙の全てに充填されているのが好ましい。
【0023】上記の防火シール材としては、以下の非発
泡性パテもしくは発泡性パテがある。非発泡性パテとし
ては、ポリブテン,シリコン油,流動パラフィン,液状
クロロプレン重合体等の常温で液状のバインダーに、難
燃剤を混合分散したものであって、酸素指数が50以
上、特に60以上のものが用いられる。上記の難燃剤と
しては、デカプロモジフェニルオキサイド,ヘキサプロ
モベンゼン等の含ハロゲン有機難燃剤、三酸化アンチモ
ン等の金属酸化物、または、アルミナ水和物,マグネシ
ア水和物,塩基性硫酸マグネシウム水和物,塩基性炭酸
マグネシウム水和物,塩基性リン酸マグネシウム水和物
等の水和金属酸化物の1種または2種以上が用いられ、
特に水和金属酸化物の1種または2種以上を用いるのが
好ましい。上記の非発泡性パテの具体例としては、特公
昭63−460号公報,特開昭56−106935号公
報等に記載の液状クロロプレンをベースとし、必要に応
じて無機質充填材や耐熱繊維類等を配合したものがあげ
られ、より具体的にはDFパテN(三菱電線工業株式会
社商品名)を用いればよい。
【0024】また、発泡性パテとしては、ペンタエリス
リトール等の炭化水素系多価アルコールと、メラミン,
ジシアンジアミド等の発泡材と、ポリリン酸アンモニウ
ム等の難燃性脱水剤とを、ポリブテン,流動パラフィン
等の常温で液状のバインダーに混合分散した組成物が用
いられる。このような発泡性パテの例として、特公昭5
5−33795号公報,特公昭53−39190号公報
等に開示されたものがあり、具体的にはDFパテA(三
菱電線工業株式会社商品名)を用いればよい。なお、上
記の「発泡性パテ」とは、高温度に熱せられると自ら熱
分解して発泡炭化物を生成するパテのことである。
【0025】一方、上記各受け部材6は、上記各防火部
材5のケーブル長手方向外側位置にそれぞれテープ状部
材6aが例えば相撲力士の化粧まわしの如く巻き付けら
れて形成されたものであり、ケーブル束4から外周方向
に上記テープ状部材6aの厚み分突出してその突出端面
6bが上記各防火部材5の外側端面に当接されている。
上記テープ状部材6aは、ケーブル貫通孔2の開口面積
に対するケーブル束4の断面積の比率であるケーブル占
積率の値の大小、具体的には、上記ケーブル束4の外径
とケーブル貫通孔2の内径との差の大小に応じて巻き付
け回数が定められ、これにより、上記ケーブル束4から
外周方向に所定寸法突出されている。なお、上記各受け
部材6の各防火部材5に対する形成順序は、その各防火
部材5の形成の前・後を問わないが、特に下側において
は、受け部材6を先に形成した後に防火部材5の形成を
行うのが形成作業の容易化の観点からは好ましい。
【0026】上記テープ状部材6は、自己融着性を有
し、かつ、上記ケーブル束4の外周面を構成する各ケー
ブル4aのシースにも強固に接着する難燃性材料により
形成されており、これにより、複数回巻き付けられたテ
ープ状部材6a同士が互いに一体化するとともに、上記
ケーブル束4に対して相対移動しないように一体化する
ようになっている。
【0027】このような特性を有するテープ状部材6a
としては、酸素指数が30以上、好ましくは35以上の
難燃性有機材料をテープ状にしたものが用いられ、この
難燃性有機材料の一例としては、有機高分子樹脂に前述
の難燃剤を配合した組成物が用いられる。この有機高分
子樹脂としては、従来公知のものを広く使用することが
でき、例えば、ポリエチレン等のオレフィンの単独重合
体、エチレン−プロピレンゴム等のオレフィンノ共重合
体、スチレン−ブタジエンゴム等のビニル系モノマーと
オレフィンとの共重合体、エピクロルヒドリン等の含ハ
ロゲンポリマー類、または、ナイロン等のその他のプラ
スチックスやゴムが用いられる。また、上記の難燃性有
機材料の他の例としては、高ハロゲン含有樹脂、例えば
硬質ポリ塩化ビニル、4フッ化ポリエチレン・プロピレ
ン共重合体、ポリフッ化ビニリデン等がある。
【0028】さらに、上記のテープ状部材6aを形成す
る難燃性材料としては、上記の難燃性有機材料と同等も
しくはそれ以上の防火性を示す発泡性防火材料を用いて
もよい。この発泡性防火材料は、高温度に熱せられると
自ら熱分解して発泡炭化物を生成する材料を総称したも
のであり、本例における発泡性防火材料としては、前述
の発泡性パテにおける常温で液状のバインダーに代えて
常温で固体の高分子量ポリマーをバインダーとして用い
た組成物もしくはその架橋物が用いられる。なお、この
高分子量ポリマーとしては、上記の有機高分子樹脂が用
いられる。このような発泡性防火材料の例として、特公
昭53−24215号公報に開示されたものがあり、具
体的にはDFシート(三菱電線工業株式会社商品名)を
用いればよい。
【0029】上記の如き構成の第1実施例では、特に下
側の防火部材5の下側位置のケーブル束4に受け部材6
が外周方向に突出するように固定され、この受け部材6
の上側の突出端面6bが上記防火部材5の下端部に当接
するように配設されているため、防火シール材の充填に
より上記下側の防火部材5を形成する際に、その充填し
た防火シール材が上記突出端面6bに当接してそれ以上
の下方変位が阻止されるよう受け止められるため、特に
上記下側の防火部材5の形成を容易に行うことができる
とともに、その充填作業中もしくは形成後にその防火部
材5の落下を防止して上記防火部材5を確実に保持する
ことができる。従って、ケーブル束4を構成するケーブ
ル4aの本数が1〜2本であり下側のケーブル貫通孔2
の開口縁部1aとケーブル束4との間の隙間が比較的大
きくなるようなケーブル占積率が小値の場合であって
も、防火シール材の充填により形成される防火部材5の
形成の容易化及び確実化を図ることができ、ケーブル貫
通孔2とケーブル束4との間の開口を通しての火焔の遮
断及びケーブル束4自体の断熱・延焼防止という上記防
火部材5による効果を確実に得ることができる。
【0030】しかも、上記のケーブル束4の外周方向に
突出する受け部材6をテープ状部材6aの巻き付け固定
により形成しているため、その受け部材6の形成を容易
に行うことができ、上記下側の防火部材5を保持する突
出端面6bを確実に形成することができる。その上、そ
のテープ状部材6aの巻き付け数を調整することにより
ケーブル占積率の如何等に応じて受け部材6の突出量、
すなわち、上記突出端面6bによる支持面積を容易に拡
大変更することができ、ケーブル占積率の如何に拘らず
防火部材5の形成及び保持を容易かつ確実に行うことが
できる。
【0031】加えて、上記テープ状部材6aを自己融着
性を有する材料により形成しているため、複数回巻き付
けられたテープ状部材6a同士が自己融着して受け部材
6全体として一体のものを形成して耐久性を確保するこ
とができ、接着剤を介して巻き付ける場合における接着
剤劣化等の経時変化を防止することができる。その上、
受け部材6をケーブル束4の外周面を構成する各ケーブ
ル4aのシースに対して強固に接着固定することができ
る。さらに、上記テープ状部材6aを難燃性材料により
形成しているため、受け部材6自体が防火部材5と同様
にケーブルの断熱・延焼防止の役割を果たし、防火部材
5及び受け部材6が一体となってケーブル長手方向に対
する防火性能の向上、または、所定の防火性能を実現す
る上で受け部材6に相当する分だけ防火部材5の形成範
囲の低減化を図ることができる。従って、各受け部材6
のケーブル長手方向に沿った幅は、上記の防火性能の観
点から定めればよい。<第2実施例>図3及び図4は、
本発明の第2実施例に係るケーブル貫通部の防火構造を
示し、本第2実施例は床壁3に開けた上下方向の貫通孔
としての円形の小径孔3aによりケーブル貫通孔11を
形成する場合に本発明を適用したものである。
【0032】同図において、12は防火部材であり、こ
の防火部材12は上記ケーブル貫通孔11の内周面と、
このケーブル貫通孔11に貫通配置したケーブル束14
の外周囲との間の環状の隙間の全てに防火シール材が充
填されて形成されている。つまり、上記防火部材12は
上記小径孔3aの両側開口縁部間の範囲に防火シール材
が密に充填されることにより1つのものが形成されてい
る。なお、上記防火部材12のケーブル束14側は、第
1実施例の防火部材5と同様に、ケーブル束14を構成
する複数のケーブル14a,14a,…間の各谷間の細
隙にも充填されているのが望ましい。
【0033】また、13,13はそれぞれ受け部材であ
り、この両受け部材13,13は上記防火部材12の上
下両外側に位置するケーブル束14の外周面に固定され
ている。そして、上記各受け部材13は、第1実施例の
受け部材6と同様の自己融着性を有する難燃性材料によ
り形成されたテープ状部材13aが上記所定位置のケー
ブル束14の外周面に所定回数巻き付けられて形成され
たものであり、防火部材12側の各突出端面13bが上
記防火部材12の上下端面に当接されて配設されてい
る。
【0034】本第2実施例の防火構造の形成は、ケーブ
ル占積率が大値である場合には、ケーブル束14に対し
て、まず下側の受け部材13を先に形成し、ケーブル貫
通孔11の上側開口から防火シール材を充填した後、上
側の受け部材13を形成することにより行うのが、上記
下側の受け部材13の突出端面13bにより防火シール
材の充填箇所(ケーブル貫通孔11とケーブル束14と
の間の環状の隙間)の底に当止面が形成されている点で
好ましいが、これに限らず、ケーブル占積率が大値であ
り上記充填箇所の隙間が狭いため、まず、防火部材12
の形成を行いその両端面を整形した後に両受け部材1
3,13の形成を行うようにしてもよい。上記ケーブル
占積率が小値である場合には、上記充填箇所が比較的幅
広いものであるため、少なくとも下側の受け部材13を
先に形成する方が作業をより容易に行い得る。この場
合、下側開口から充填した防火シール材を上記下側の受
け部材13の突出端面13bに保持させて防火部材12
の底部分を先に形成した後、上側開口から充填した防火
シール材によって防火部材12の残りの部分を形成する
ようにすればよい。
【0035】なお、上記防火構造のその他の構成は第1
実施例のものと同様であるために、同一部材には同一符
号を付して、その説明は省略する。
【0036】そして、上記第2実施例の場合も、防火部
材12の形成の際に充填した防火シール材が特に下側の
受け部材13の突出端面13bによってそれ以上の下方
変位が阻止されるよう受け止められるため、防火部材1
2の形成の容易化、及び、その充填作業中もしくは形成
後にその防火部材12の落下を防止して上記防火部材1
2の保持の確実化をそれぞれ図ることができる。従っ
て、ケーブル占積率の大小の如何に拘らず、防火シール
材の充填により形成される防火部材12の形成の容易化
及び確実化を図ることができ、ケーブル貫通孔11とケ
ーブル束14との間の開口を通しての火焔の遮断及びケ
ーブル束14自体の断熱・延焼防止という上記防火部材
12による効果を確実に得ることができる。特に、本第
2実施例の場合、防火部材12の形成のためにケーブル
貫通孔11とケーブル束14との間の隙間の全てに防火
シール材を充填する必要があるため、下側の受け部材1
3の突出端面13bを土台にして防火シール材の充填を
行うことができる点で、上記受け部材13の存在は上記
防火部材12の形成及び形状保持の上で極めて有益なも
のとなる。
【0037】しかも、上記のケーブル束14の外周方向
に突出する受け部材13をテープ状部材13aの巻き付
け固定により形成しているため、第1実施例と同様に、
その受け部材13の形成の容易化及び確実化を図ること
ができる上、そのテープ状部材13aの巻き付け数を調
整して突出端面13bの突出量を調整することによりケ
ーブル占積率の値に応じて防火部材12の形成及び保持
を容易かつ確実に行うことができる。加えて、上記テー
プ状部材13aを自己融着性を有する材料により形成し
ていることによる効果、及び、そのテープ状部材13a
を難燃性材料により形成していることによる効果を、第
1実施例と同様に得ることができる。<他の態様例>
お、上記第1及び第2実施例では、共にケーブル貫通孔
2,11が床壁3を上下に貫通する場合を示したが、こ
れに限らず、ケーブル貫通孔が例えば隔壁を水平に貫通
するものであってもよい。このケーブル貫通孔が隔壁を
水平に貫通するものである場合では、受け部材が設けら
れた側に充填される防火シール材に対して上記受け部材
が充填シール材のケーブル長手方向への相対移動を阻止
するストッパーとしての役割を果たし、これにより、防
火部材の形成作業の容易化及び確実化が図られる。従っ
て、上記ケーブル貫通孔が水平貫通孔である場合には、
ケーブル貫通孔を挟んで両側にそれぞれ受け部材を配設
するのが好ましいが、一側だけに配設してもその一側に
ついて上記受け部材による効果を得ることができる。
【0038】上記第1及び第2実施例では、ケーブル貫
通孔2,11を挟んで上下両側にそれぞれ受け部材6,
13を形成しているが、これに限らず、少なくとも下側
の一方に上記受け部材6,13を形成するだけでもよ
い。
【0039】また、上記第1及び第2実施例では、受け
部材6,13の形成を、テープ状部材6a,13aをケ
ーブル束4,14に巻き付けることにより行っている
が、これに限らず、例えば予め所定形状に形成した2つ
割りのブロック状の半割り受け部材をケーブル束の両側
から挟み付けて固定することにより形成してもよく、ま
た、硬化性のパテ状材料によりケーブル束の周囲に環状
の凸部を形成することにより受け部材の形成を行っても
よい。
【0040】さらに、上記第1実施例でケーブル貫通孔
2の両側開口縁部1a,1aにそれぞれ防火部材5を形
成したものを示しているように、少なくとも両側開口縁
部に防火シール材の充填された防火部材が形成されてお
ればよく、第2実施例の如く上記ケーブル貫通孔2の全
体に防火シール材を充填することにより防火部材の形成
を行ってもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明におけるケーブル貫通部の防火構造によれば、ケーブ
ル貫通孔の両側孔縁部とケーブルとの間に介装された防
火部材の少なくとも一方の外側端位置のケーブル外周囲
に、ケーブル外周方向に突出して上記防火部材の外側端
部に当接する受け部材を固定しているため、ケーブル占
積率が小値となって防火部材を形成するための防火シー
ル材が比較的大量となる場合であっても、上記受け部材
を、充填される防火シール材のケーブルに沿った相対移
動を阻止するストッパーとして作用させることができ
る。このため、ケーブル占積率の大小の如何に拘らず、
防火シール材の充填により形成される防火部材の形成の
容易化及び確実化を図ることができ、ケーブル貫通孔と
ケーブルとの間の開口を通しての火焔の遮断及びケーブ
ル自体の断熱・延焼防止という防火部材による効果を確
実に得ることができる。
【0042】特に、床壁を上下方向に貫通するケーブル
貫通孔の下側位置の防火部材の下側端部に当接するよう
に受け部材を固定すれば、この受け部材を土台として防
火シール材の充填作業を容易に行うことができる上、そ
の充填した防火シール材を上記受け部材によりそれ以上
の下方変位が阻止されるよう受け止め充填作業中もしく
は形成後にその防火部材の落下を防止して上記防火部材
の保持の確実化を図ることができる。特に、ケーブル占
積率が小値の場合、もしくは、請求項4記載の発明の場
合の如く、防火部材の形成のための防火シール材が比較
的多量のものとなる場合に、その自重に抗して保持する
上で有効となる。
【0043】さらに、テープ状部材をケーブルの周囲に
巻き付けることにより、受け部材の形成を行うようにし
ているため、受け部材の形成を容易に行うことができ
る。しかも、そのテープ状部材の厚み分がケーブル外周
方向に突出し、その突出端面が防火部材と当接して防火
部材の支持及び移動の阻止が行われるため、そのテープ
状部材の巻き付け数を調整することによりケーブル占積
率の大小に応じて受け部材による防火部材の支持面積を
容易に変更調整することができ、ケーブル占積率の如何
に拘らず防火部材の形成及び保持を容易かつ確実に行う
ことができる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
記載の発明におけるテープ状部材が自己融着性を有す
る材料により形成されているため、複数回巻き付けられ
たテープ状部材同士が自己融着して受け部材全体として
一体のものが形成されて耐久性の向上を図ることができ
る。その上、上記テープ状部材が難燃性材料により形成
されているため、受け部材自体が防火部材と同様にケー
ブルの断熱・延焼防止の役割を果たし、ケーブルが長手
方向により長く遮蔽・断熱されることによる防火性能の
向上、または、所定の防火性能を実現する上で上記受け
部材分だけ防火部材の形成範囲の低減化を図ることがで
きる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明による効果に加えて、ケーブル貫通孔を電
線管により形成してケーブルをこの電線管に貫通配置
し、防火部材をその電線管の両突出端部の開口縁部にそ
れぞれ形成するような構造においても、一側防火部材の
外側端位置に受け部材を取付けているため、防火シール
材の充填作業が上記電線管の突出端部近傍だけで済むこ
ととあいまってその一側防火部材の形成の容易化及び確
実化をケーブル占積率の如何に拘らず図ることができ
る。
【0046】また、請求項4記載の発明によれば、上記
請求項1記載の発明による効果に加えて、ケーブル貫通
孔を貫通孔により形成してケーブルをこの貫通孔に貫通
配置し、防火部材を、その貫通孔内の両開口縁部間の隙
間の全てに防火シール材を充填して形成するような構造
においても、防火部材の一側の外側端位置に受け部材を
固定しているため、この受け部材によるストッパー機能
によって上記の防火シール材の充填作業を容易に行うこ
とができ、防火部材の形成の容易化及び確実化をケーブ
ル占積率の如何に拘らず図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のA−A線における拡大断面図である。
【図3】第2実施例を示す縦断面図である。
【図4】図3のB−B線における拡大断面図である。
【図5】従来のケーブル貫通部の防火構造の一部断面と
した斜視図である。
【図6】他の従来のケーブル貫通部の防火構造の縦断面
図である。
【図7】図5、図6以外の従来のケーブル貫通部の防火
構造の縦断面図である。
【符号の説明】
1 開口縁部 2,11 ケーブル貫通孔 3 床壁 3a 小径孔(貫通孔) 4 ケーブル束(ケーブル) 5,12 防火部材 6,13 受け部材 6a,13a テープ状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−169528(JP,U) 実開 昭53−68097(JP,U) 実開 昭57−63424(JP,U) 実開 昭57−12881(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルが構造物の床壁を上下方向に
    通するケーブル貫通孔に貫通配置され、このケーブル貫
    通孔の両側開口縁部と、この両側開口縁部に位置するケ
    ーブルの外周囲との間の環状の隙間に防火シール材が充
    填されて上記両側開口縁部とケーブルとの間にブロック
    状の防火部材が形成されているケーブル貫通部の防火構
    造において、 上記ケーブル貫通孔を挟んで少なくとも下側位置であっ
    て防火部材のケーブル長手方向外側位置のケーブルの外
    周囲には、テープ状部材が上記ケーブルの外周囲に巻き
    付けられて上記ケーブルの径方向に突出して形成され、
    上記防火部材の外側端部に当接してこの防火部材の上記
    ケーブルに沿った相対移動を防止する受け部材が固定さ
    れていることを特徴とするケーブル貫通部の防火構造。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 テープ状部材は、自己融着性を有する難燃性材料により
    形成されていることを特徴とするケーブル貫通部の防火
    構造。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 構造物の床壁にはこの床壁を貫通して上下両側にそれぞ
    れ突出するよう電線管が固定され、ケーブル貫通孔が上
    記電線管の内周面によって形成されており、 防火部材が上記電線管の両側開口縁部のそれぞれの側に
    形成されていることを特徴とするケーブル貫通部の防火
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 構造物の床壁にはこの床壁を上下方向に貫通するよう貫
    通孔が形成され、ケーブル貫通孔が上記貫通孔の内周面
    によって形成されており、 防火部材が上記貫通孔の両側開口縁部間の範囲に防火シ
    ール材が密に充填されて形成されていることを特徴とす
    るケーブル貫通部の防火構造。
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