JP3422179B2 - 電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造 - Google Patents

電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造

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    • H02G3/04Protective tubing or conduits, e.g. cable ladders or cable troughs
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    • H02G3/22Installations of cables or lines through walls, floors or ceilings, e.g. into buildings

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線・ケーブルの
床・壁貫通部の防火構造に係り、特に、金属製電線管の
突き出しの短い電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大規模なビルなどの建築物には防火区画
が設けられており、当該部分の床や壁を貫通する電線・
ケーブル類にはBCJ評定工法((財)日本建築センタ
ー評定工法)に基づいた防火措置を施すことが必要であ
るが、この工法を適用しない場合は、電線管を介して通
線することが建築基準法で定められている。この電線管
として、一般的に、金属製の管を使用するケースが多
い。
【0003】従来の電線・ケーブルの床・壁貫通部の防
火構造の縦断面図を図3に示す。
【0004】図3に示すように、従来の電線・ケーブル
の床・壁貫通部の防火構造11は、防火区画の床や壁
(図中では床)2などを貫通する金属製電線管3内に電
線・ケーブル(図中では3本)4を挿通してなるもので
ある。
【0005】防火区画の床や壁2から突き出した金属製
電線管3の長さL2 は、床貫通部または壁貫通部のどち
らに用いる場合においても、両側に1m以上突き出して
配管し、かつ、コンクリートなどの不燃材で覆うことが
建築基準法で定められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、防火区
画の床や壁2の近傍には、他の様々な配線・配管、或い
は、空調用ダクトなどが混在しており、床貫通部または
壁貫通部の両側に金属製電線管3をそれぞれ1m以上突
き出して配管することは非常に困難であった。
【0007】そこで本発明は、上記課題を解決し、金属
製電線管の突き出し部の長さが短く、かつ、防火性に優
れた電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の発明は、防火区画の床や壁を貫通する金属
製電線管内に電線・ケーブルを貫通してなる電線・ケー
ブルの床・壁貫通部の防火構造において、上記金属製電
線管内部の上記電線・ケーブルの両端部外周に、網状化
した液状ポリマと耐湿性処理を施した粒状水和アルカリ
金属珪酸塩とで構成される難燃性発泡固化形組成物を金
属製電線管の内径と略同径になるように巻き付け、その
難燃性発泡固化形組成物を塞ぐように上記金属製電線管
の両端部に耐熱シール材を設けたものである。
【0009】
【0010】請求項の発明は、上記液状ポリマを、上
記粒状水和アルカリ金属珪酸塩の結晶水放出温度以下で
網状化する請求項記載の電線・ケーブルの床・壁貫通
部の防火構造である。
【0011】請求項の発明は、上記液状ポリマ100
重量部に対して、上記粒状水和アルカリ金属珪酸塩を1
0〜250重量部添加する請求項1又は2記載の電線・
ケーブルの床・壁貫通部の防火構造である。
【0012】請求項の発明は、上記難燃性発泡固化形
組成物が、架橋・3次元化されたものである請求項
載の電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造である。
【0013】上記数値範囲などを限定した理由を以下に
述べる。
【0014】液状ポリマ100重量部に対して、粒状水
和アルカリ金属珪酸塩を10〜250重量部添加すると
限定した理由は、粒状水和アルカリ金属珪酸塩の添加量
が10重量部よりも少ないと難燃性発泡固化形組成物の
発泡・膨脹が小さく断熱性に劣るためであり、粒状水和
アルカリ金属珪酸塩の添加量が250重量部よりも多い
と難燃性発泡固化形組成物に要求される硬さ及び加工・
製造性などが悪化するためである。
【0015】液状ポリマを粒状水和アルカリ金属珪酸塩
の結晶水放出温度以下で網状化する理由は、架橋時に結
晶水を放出してしまうと、火災時の効果が減少すると共
に、発泡により加工・製造性の低下や、現地施工性、商
品価値に影響を及ぼすためである。
【0016】架橋・3次元化された難燃性発泡固化形組
成物を用いる理由は、非架橋の難燃性発泡固化形組成
では火災時の温度において難燃性発泡固化形組成物が
軟化すると共に、自重により滴下・脱落してしま、そ
の使用目的である難燃性、耐火性が得られなくなるため
である。
【0017】以上の構成によれば、防火区画の床や壁を
貫通する金属製電線管内に電線・ケーブルを貫通してな
る電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造において、
上記金属製電線管内部の上記電線・ケーブルの両端部外
周に、難燃性発泡固化形組成物を金属製電線管の内径と
略同径になるように巻き付け、その難燃性発泡固化形組
成物を塞ぐように上記金属製電線管の両端部に耐熱シー
ル材を設けたため、金属製電線管の突き出し部の長さが
短く、かつ、防火性に優れた電線・ケーブルの床・壁貫
通部の防火構造を得ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0019】本発明の電線・ケーブルの床・壁貫通部の
防火構造の縦断面図を図1に示す。また、図1における
A−A線矢視図を図2に示す。尚、図3における部材と
同一の部材には同じ符号を付している。
【0020】図1および図2に示すように、本発明の電
線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造1は、厚さL1
の防火区画の床や壁2を貫通すると共に、防火区画の床
や壁2から端部が長さL2 だけ突き出した全長Lの金属
製電線管3内に電線・ケーブル4を挿通して設け、金属
製電線管3内部の電線・ケーブル4の両端部外周に、幅
3 の難燃性発泡固化形組成物5を金属製電線管3の内
径と略同径になるように巻き付け、金属製電線管3の両
端部における金属製電線管3と電線・ケーブル4との間
の間隙に、難燃性発泡固化形組成物5を塞ぐように厚さ
4 の耐熱シール材6を設けたものである。
【0021】金属製電線管3は、JISC8305に規
定される鋼製電線管呼び径G104(内径φ106.
4、外径φ113.4)以下のサイズが望ましいが、特
にこれに限定するものではなく、電線・ケーブルの床・
壁貫通部の防火構造用の金属製電線管に要求される諸特
性を備えた管であればよい。
【0022】金属製電線管3が防火区画の床や壁2の両
側に突き出す長さL2 は、同じ長さであることが望まし
く、この場合、L2 はL2 =(L−L1 )/2で決定さ
れる。防火区画の床や壁2の厚さL1 は、通常約100
mm以上のものを採用することが多く、また、金属製電
線管3の全長Lは約400mm程度が望ましいため、L
2 は約150mm以下であることが望ましい。
【0023】電線・ケーブル4は単心以外のものであれ
ばよく、特に限定するものではない。
【0024】難燃性発泡固化形組成物5における形状・
寸法などは特に限定するものではなく、電線・ケーブル
4の外周に巻き付けると共に金属製電線管3内に押し込
んだ時に、難燃性発泡固化形組成物5が金属製電線管3
内を自由に動かず、かつ、所定の防火性能を発揮できる
ものであればよい。例えば、帯状またはスパイラル状に
成形したもので、5mm程度の厚さ、50mm程度の
幅、金属製電線管3の内径に巻き込みできる程度の長さ
があればよい。
【0025】尚、十分な長さの難燃性発泡固化形組成物
5を、使用する金属製電線管3の内径に応じて、その都
度切分けて使用してもよいことは言うまでもない。
【0026】難燃性発泡固化形組成物5は、網状化した
液状ポリマと耐湿性処理を施した粒状水和アルカリ金属
珪酸塩とで構成され、液状ポリマとしては、例えば、 ブタジエン、イソプレン、ペンタジエンなどのジエ
ン系ゴム ポリスルフィド、シリコーン、ウレタン、アクリロ
ニトリルブタジエンなどのゴム類 エポキシ、ポリエステル、ポリブタジエン などが挙げられる。
【0027】水和アルカリ金属珪酸塩の代表的なものと
して、1,5,6,8,9水塩の珪酸ナトリウムが挙げ
られ、その他には珪酸カリウムなどが挙げられる。
【0028】水和アルカリ金属珪酸塩は、水分や湿気を
吸湿すると潮解してベトツキが発生するため、高温多湿
な我が国で使用する場合には耐湿性処理を施すことが望
ましい。耐湿性処理としては、例えば、 (a) ステアリン酸や牛脂など脂肪酸や脂肪酸エステ
ルにより表面処理 (b) ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシランなどのシラン処理 (c) テトラメチルオルソチタネート、テトライソプ
ロピルオルソチタネートなどのチタネート処理 (d) ヘキサメチルジシラザン などが好適である。
【0029】液状ポリマに対する水和アルカリ金属珪酸
塩の添加量は、水和アルカリ金属珪酸塩の組成や要求さ
れる発泡・膨脹倍率、断熱性、難燃性、耐火性、加工
性、および現地施工性などによって決定するものであっ
て、特に限定するものではないが、液状ポリマ100重
量部に対して10〜250重量部の水和アルカリ金属珪
酸塩を添加することが特に好ましい。
【0030】液状ポリマの架橋・3次元化方法は液状ポ
リマの種類によって異なるが、水和アルカリ金属珪酸塩
の結晶水放出温度以下で行うのであれば何でもよく、特
に限定するものではない。架橋速度は温度則に従うた
め、架橋・3次元化は高温であるほど短時間で済み、低
温になるほど長時間が必要になる。
【0031】尚、難燃性発泡固化形組成物5に老化防止
剤、酸化防止剤、安定剤、紫外線吸収剤、粘着付与剤、
軟化剤、可塑剤、無機・有機充填剤、滑剤、難燃剤、着
色剤、および無機繊維などを適宜添加してもよいことは
言うまでもない。
【0032】耐熱シール材6はパテ状の組成物であり、
その充填厚さL4 は特に限定するものではないが、15
mm程度の厚さがあればよい。耐熱シール材6として
は、熱可塑性材料、熱硬化性材料、熱発泡固化性材料の
いずれでもよいが、特に熱発泡固化性材料を用いるのが
好ましい。
【0033】次に、本発明の作用を説明する。
【0034】厚さL1 の防火区画の床や壁2を貫通する
全長Lの金属製電線管3を、防火区画の床や壁2からそ
れぞれの端部を長さL2 だけ突き出す。その金属製電線
管3内に電線・ケーブル4を挿通する。金属製電線管3
内部における電線・ケーブル4の両端部の外周に、幅L
3 の難燃性発泡固化形組成物5を金属製電線管3の内径
と略同径になるように複数回巻き付け、金属製電線管3
内に押し込んで金属製電線管3の内部を密閉する。その
後、金属製電線管3の両端部における金属製電線管3と
電線・ケーブル4との間の間隙に、難燃性発泡固化形組
成物5を塞ぐように耐熱シール材6を充填する。
【0035】一方の防火区画において火災などが発生す
ると、金属製電線管3の両端部に形成された耐熱シール
材6が熱射によって発泡・膨脹して空隙部を充填すると
共に、発泡断熱層を形成しているため、耐熱性を維持
し、火炎の進入を未然に防ぎ、かつ、延焼を防止する。
【0036】ここで、耐熱シール材6は防火性を備えて
いると共に、パテ状の組成物であるため煙遮断性(防煙
性)も備えており、一方の防火区画から金属製電線管3
を介して他方の防火区画に煙が流れ込むようなことは殆
どない。
【0037】この発泡断熱層で食止められずに金属製電
線管3の内部へと進入してきた火炎および煙は、金属製
電線管3内部に形成された難燃性発泡固化形組成物5が
熱射によって発泡・膨脹して空隙部を充填すると共に、
固い炭化物を形成しているため、耐火性を維持し、火炎
および煙の更なる進入を防ぎ、かつ、延焼を防止する。
【0038】すなわち、金属製電線管3の内部に、耐熱
シール材6および難燃性発泡固化形組成物5を形成して
いるため、金属製電線管3の防火区画の床や壁2からの
突き出し部が1m以下であるにも関わらず、優れた防火
性を発揮することができる。
【0039】一般に、このような電線・ケーブルの床・
壁貫通部の防火構造の防火性能は、防火距離(防火厚
さ:L3 +L4 )によって決定されるが、金属製電線管
3内部の空隙部を多くすると共に、防火材料(難燃性発
泡固化形組成物5および耐熱シール材6)の厚さ(量)
をできるだけ薄く(少なく)した方が経済的であること
は言うまでもない。
【0040】
【実施例】
(実施例1)厚さ:L1 =100mmの防火区画の床を
貫通すると共に、防火区画の床から端部が長さ:L2
150mmだけ突き出した全長:L=400mmの金属
製電線管内に、定格600V、断面積325mm2 、3
心撚線のPVCシースのCVケーブルを3本挿通する。
その金属製電線管内部の電線・ケーブルの両端部外周
に、幅:L3 =50mmの難燃性発泡固化形組成物を金
属製電線管の内径と略同径になるように巻き付ける。金
属製電線管の両端部における金属製電線管と電線・ケー
ブルとの間の間隙に、難燃性発泡固化形組成物を塞ぐよ
うに耐熱シール材を厚さ:L4 =15mmに充填し、電
線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造を形成する。
【0041】(実施例2)厚さ:L1 =100mmの防
火区画の壁を貫通すると共に、防火区画の壁から端部が
長さ:L2 =150mmだけ突き出した全長:L=40
0mm、呼び径G104の金属製電線管内に、定格60
0V、断面積325mm2 、3心撚線のPVCシースの
CVケーブルを3本挿通する。その金属製電線管内部の
電線・ケーブルの両端部外周に、幅:L3 =50mmの
難燃性発泡固化形組成物を金属製電線管の内径と略同径
になるように巻き付ける。金属製電線管の両端部におけ
る金属製電線管と電線・ケーブルとの間の間隙に、難燃
性発泡固化形組成物を塞ぐように耐熱シール材を厚さ:
4 =15mmに充填し、電線・ケーブルの床・壁貫通
部の防火構造を形成する。
【0042】実施例1および2の電線・ケーブルの床・
壁貫通部の防火構造に、(財)日本建築センターの評定
試験(認定試験)であるBCJ評定試験を行った。
【0043】(BCJ評定試験)JISA1304に規
定される標準加熱曲線にしたがって2時間加熱を行うも
のであり、各部の温度、外観等を判定の対象とする。
【0044】BCJ評定試験の結果、実施例1および2
の電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造における床
貫通部および壁貫通部のいずれともBCJ判定基準を満
たしており、BCJ評定試験の試験機関である(財)建
材試験センターによる試験結果は合格であった。
【0045】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、防火区画
の床や壁などからの金属製電線管の突き出しが短く、か
つ、防火性に優れた電線・ケーブルの床・壁貫通部の防
火構造を得ることができるという優れた効果を発揮す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火
構造の縦断面図である。
【図2】図1におけるA−A線矢視図である。
【図3】従来の電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構
造の縦断面図である。
【符号の説明】
1、11 電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造 2 防火区画の床や壁 3 金属製電線管 4 電線・ケーブル 5 難燃性発泡固化形組成物 6 耐熱シール材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 康彰 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社 パワーシステム研究所 内 (72)発明者 木村 邦男 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線エフエム株式会社内 (72)発明者 八田 敏正 東京都千代田区丸の内二丁目1番2号 日立電線株式会社内 (56)参考文献 実開 平5−119774(JP,U) 実開 平2−74686(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 5/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 防火区画の床や壁を貫通する金属製電線
    管内に電線・ケーブルを貫通してなる電線・ケーブルの
    床・壁貫通部の防火構造において、上記金属製電線管内
    部の上記電線・ケーブルの両端部外周に、網状化した液
    状ポリマと耐湿性処理を施した粒状水和アルカリ金属珪
    酸塩とで構成される難燃性発泡固化形組成物を金属製電
    線管の内径と略同径になるように巻き付け、その難燃性
    発泡固化形組成物を塞ぐように上記金属製電線管の両端
    部に耐熱シール材を設けたことを特徴とする電線・ケー
    ブルの床・壁貫通部の防火構造。
  2. 【請求項2】 上記液状ポリマを、上記粒状水和アルカ
    リ金属珪酸塩の結晶水放出温度以下で網状化する請求項
    1記載の電線・ケーブルの床・壁貫通部の防火構造。
  3. 【請求項3】 上記液状ポリマ100重量部に対して、
    上記粒状水和アルカリ金属珪酸塩を10〜250重量部
    添加する請求項1又は2記載の電線・ケーブルの床・壁
    貫通部の防火構造。
  4. 【請求項4】 上記難燃性発泡固化形組成物が、架橋・
    3次元化されたものである請求項1記載の電線・ケーブ
    ルの床・壁貫通部の防火構造。
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