JP2984456B2 - 鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動装置 - Google Patents

鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動装置

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JP2984456B2
JP2984456B2 JP4070950A JP7095092A JP2984456B2 JP 2984456 B2 JP2984456 B2 JP 2984456B2 JP 4070950 A JP4070950 A JP 4070950A JP 7095092 A JP7095092 A JP 7095092A JP 2984456 B2 JP2984456 B2 JP 2984456B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融金属より非金属介
在物を分離除去するための鋼の連続鋳造用タンディッシ
ュ移動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼の連続鋳造において、タンディッシュ
内の二次製錬機能が注目されているが、実用化に至って
いない。ところで、溶鋼段階での非金属介在物除去は製
品の不良率を大きく左右する技術であり、近年の、溶鋼
清浄化技術の動向としては、(1)連続鋳造における取
鍋とモールドとの間の中間容器(以下、タンディッシュ
という)の大型化、および(2)タンディッシュ内に多
段の堰を設けることなどによって溶鋼の清浄化の向上を
図ることなどがあげられる。
【0003】これらに対抗する技術として、特開昭58
−22317号公報、同55−107743号公報、特
開平1−312024号公報および同2−217430
号公報に開示されるように溶鋼を水平回転流とせしめ、
介在物を浮上させるという方法がある。これらの技術
は、溶鋼の旋回にともなって発生する求心力を利用して
溶鋼にたいして比重の小さい介在物を容器の中心に集積
させ、介在物を分離しようとするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開昭58
−22317号公報開示された技術では、旋回力の発生
装置をタンディッシュの外側に単に付設しているにすぎ
ず、また、特開昭55−107743号公報、特開平1
−312024号各公報や同2−217430号公報に
開示された技術では、タンディッシュの外周に単に励磁
コイルを配設しているのみであり、具体的な設備構成は
全く示されていない。従って、これらの技術を適用した
場合、タンディッシュを修理等で移動させる際にはこの
移動量はかなり多くなるが、旋回力の発生装置や励磁コ
イルも一緒に移動させることになるため、電源ケーブル
や冷却水等の着脱の制約をうけるという問題があった。
【0005】特に、旋回力を電磁気的に付与する装置
(励磁コイル)の場合には、ケーブルの接続など多くの
人手を要しており、それらの作業が極めて困難となって
いる。反面、タンディッシュとコイルの取りあいは、事
前に調整できるというメリットがあるが、それにもまし
て前述の困難さが問題である。
【0006】本発明は、上記従来技術の問題点を解消
し、タンディッシュ内の溶鋼を旋回させるための励磁コ
イルの電源ケーブルや冷却水などの着脱上の制約をうけ
ずに、容易にタンディッシュの交換や修理が可能な機能
付きタンディッシュおよび付帯設備を有する鋼の連続鋳
造用タンディッシュ移動装置を提供することを第1の目
的としている。
【0007】また、本発明は、タンディッシュを移動す
るための移動台(通常タンディッシュカーという)に、
あらかじめコイルを組み込んでおき、このコイルに対面
するよう着脱可能なタンディッシュを取り込み、タンデ
ィッシュ内の溶鋼の回流部とその側壁に対面するコイル
との取りあいが迅速にできる構造とした鋼の連続鋳造用
タンディッシュ移動装置を提供することを第2の目的と
している。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の第1の態様によれば、回流槽を有す
る移動式タンディッシュおよびコイルを有し、前記コイ
ルと前記タンディッシュの回流槽とを該回流槽内部に保
持した溶融金属に水平方向の回転力を付与する位置に
面して接近するように相対的に移動可能な構成としたこ
とを特徴とする鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動装置
が提供される。
【0009】ここで、前記中間容器は、走行または旋回
手段により移動するのが好ましい。また、前記コイル
は、昇降手段あるいは走行または旋回手段により移動可
能とするのが好ましい。
【0010】上記第2の目的を達成するために、本発明
の第2の態様によれば、移動台と、前記移動台上の所定
の位置に搭載した回流槽を有するタンディッシュと、該
タンディッシュの回流槽側壁に、該回流槽内部に保持し
た溶融金属に水平方向の回転力を付与する位置に接近し
て対面するように前記移動台上に相対的に移動可能に搭
載されたコイルと、前記コイルへの電力供給手段とを有
してなる鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動装置が提供
される。
【0011】ここで、前記移動台は、前記タンディッシ
ュとコイルとを所定の位置に位置決めするためのガイド
を有するのが好ましい。
【0012】
【実施態様】以下に本発明に係る鋼の連続鋳造用タンデ
ィッシュ移動装置を添付の図面に示す好適実施例に基づ
いてさらに詳細に説明する。図1は本発明の鋼の連続鋳
造用タンディッシュ移動装置の一実施例を適用する鋼の
連続鋳造の一例を模式的に示す模式図である。
【0013】先ず、図1を参照して本発明のタンディッ
シュ移動装置の一実施例を適用する鋼の連続鋳造の概要
を説明すると、取鍋1とタンディッシュ3とモールド8
とを組合わせた装置において、取鍋1内の溶鋼2はエア
ーシールパイプ4を介して回流槽16と分配槽17を有
するタンディッシュ3の回流槽16へ注入される。前記
回流槽16では旋回力発生装置(コイル)12によって
回流槽16内の溶鋼に回転力が付与され、ここで回流さ
れた溶鋼の一部は回流槽16の底部の流通口20から分
配槽17に移り、さらにタンディッシュ3の底部に設け
たスライディングノズル6およびイマージョンノズル7
を経てモールド8に注入され、所定の寸法に鋳造され
る。
【0014】従って、かかるプロセスで回流槽16で溶
鋼から非金属介在物を分離し、分配槽17を経由してモ
ールド8内に清浄な溶鋼5が注入される。
【0015】図2は前記タンディッシュ3の平面図で、
取鍋1内の溶鋼2は回流槽16のほぼ中央の流入口18
から注入され、コイル12によって回転力が付与され矢
印のように回流する。この回流槽16と分配槽17との
間には仕切り壁19が設けられ、前記溶鋼の一部はこの
仕切り壁19に設けた流通口20から分配槽17を経て
流出口21からモールド8へ注入される。前記回流槽1
6へ注入された溶鋼2中の介在物の大半は回流槽16で
凝集分離され、その残りも分配槽17でほぼ完全に浮上
分離される。
【0016】ここで、本発明は、タンディッシュ3とコ
イル12とは別体で互いに分離されており、これらの少
なくとも一方が相対的に移動することができる。本発明
の第1の態様では、タンディッシュ3の移動手段とコイ
ル12の移動手段とは別体であり、タンディッシュ3と
コイル12とは互いに独立して移動することができる。
本発明の第2の態様では、タンディッシュ3とコイル1
2とは同一の移動台(例えば、タンディッシュカー)上
に搭載されるが、互いに分離され、コイル12は移動台
上に固定され、タンディッシュ3は移動台から取り外し
が可能であることで両者の相対移動を可能としている。
【0017】まず、本発明の第1の態様の鋼の連続鋳造
用タンディッシュ移動装置について説明する。本発明の
第1の態様においては、鋳込床付近に、前後、上下、左
右への走行もしくは旋回により移動可能とする移動装置
13を備えたもしくは固定されたコイル12を配置す
る。このコイルの移動量を少なくするもしくはなくすこ
とで、電源ケーブル等の制約をうけることがなくなる。
本態様では、タンディッシュ3をコイル移動装置13と
は別の駆動装置(タンディッシュ駆動系)によって鋳造
位置に移動した後、コイル12を移動装置13によって
移動させタンディッシュ3の鉄皮に接近させるかまたは
コイル12を移動装置13によって鋳造位置の所定の位
置へ移動した後に、固定し、固定されたコイル12にタ
ンディッシュ3を前述のタンディッシュ駆動系によって
移動させ、あるいは始めから鋳造位置の所定の位置に固
定されているコイル12にて、タンディッシュ3の鉄皮
をコイル12に接近させる。この移動にともない、コイ
ル12用の電源および冷却水の供給も追従する必要があ
るが、これは伸縮、もしくは回転機能を付加した供給装
置(例えば、図7に符号32で示すコイル用電源ケーブ
ルや冷却水用ケーブルなどを含むケーブルベアなど)を
設置することで解決可能である。
【0018】これによって、鋳造中のタンディッシュ内
溶鋼に旋回力を付与することが可能であり、タンディッ
シュはタンディッシュ駆動系によって固定されたコイル
に干渉することなく移動することができるし、タンディ
ッシュの移動にコイルが干渉する場合でもまたタンディ
ッシュを前記タンディッシュ駆動系による旋回、走行な
どによって移動する前に、一旦、コイルをタンディッシ
ュから遠ざけることが可能である。本発明によれば、コ
イルは鋳造位置においてタンディッシュに適用するのみ
であり、すなわちコイル移動装置を用いて着脱するだけ
でよいので、従来タンディッシュの基数分必要であった
コイルも、最低1基で操業可能である。
【0019】本発明に用いられるタンディッシュ駆動系
は、特に制限的でなく、図9に示すような軌道(タンデ
ィッシュカーレール)9上に載せて、図示しないモータ
など駆動源によって前記タンディッシュ移動台車(タン
ディッシュカー)11を駆動することにより走行させ、
タンディッシュ3を移動するためのタンディッシュ駆動
系を構成することができる。但し、図7に示すような、
本発明に用いられるタンディッシュ移動台車11はコイ
ル12を載せる必要がないので、小型でよいことはいう
までもない。また、タンディッシュ駆動系として後述す
る図5または図8に示すようにタレット式移送架台を用
いてもよいのはもちろんである。この他タンディッシュ
駆動系として可能であれば、前後、左右に走行させる駆
動系、上下に昇降する駆動系などであってもよい。ま
た、コイル12が予め鋳造位置の所定位置に固定れてい
る場合には、タンディッシュ駆動系はコイル12とタン
ディッシュ3との間の間隔を細かく調整することができ
るものであるのが好ましい。
【0020】次に、本態様の最も特徴的なコイルの移動
手段であるコイル移動装置13について説明する。
【0021】図3に示すコイル移動装置13の場合はコ
イル12を垂直方向に移動(昇降)させてタンディッシ
ュ3の鉄皮に接近させ、図4に示すコイル移動装置13
の場合はコイル12を水平方向の移動、例えば走行また
は旋回によって鉄皮に接近させるものである。これらの
場合のコイル12の移動に用いられるコイル移動装置1
3としては油圧装置、スクリュージャッキなどの一般的
な重量物移動用の仕組みを使用すればよく、とくに限定
されるものではない。また、これらのコイル12の移動
に伴う水、電源ケーブル、空気などのユーティリティー
は、いわゆるケーブルベア、ロータリージョイント、ス
リップリングなどの手段(例えば、図7に符号32で示
すコイル用電源ケーブル)によって中継されればよい。
【0022】次に、コイル移動装置を組み込んだ本発明
の鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動装置の具体的実施
例について具体的に説明する。
【0023】図5および図6は本発明装置の一具体的実
施例を示す。図5および図6に示す本発明装置は、タン
ディッシュ3は旋回手段により、コイル12は昇降手段
により移動するものである。図5にはタンディッシュ駆
動系としてタンディッシュ3を旋回手段により移動する
タレット式タンディッシュ移送架台を用いるものを示
す。この場合は旋回中心22aにタンディッシュタレッ
ト23を設け、そのアーム24にてタンディッシュ3を
支持し、旋回中心軸22を中心にアーム24を旋回して
タンディッシュの軌跡26内の所定位置に移動すること
ができる。ここで参照符号25はタンディッシュ3の吊
り具、参照符号28は取鍋1の旋回中心、参照符号29
は取鍋1のスイングタワーをそれぞれ示す。
【0024】前記コイル12の昇降手段の一例を上げる
と、例えば図6に示すようにタンディッシュ3の下方に
昇降台(コイル用台)27を設け、昇降台27の下側に
上下動装置30を取り付け、昇降台27の上にコイル1
2を搭載固定し、公知の油圧シリンダ等の作動によって
回流槽16に接近させ、鋳造中の溶鋼に磁場を印加す
る。なお、図6にはタンディッシュ駆動系の図示は省略
されている。また、昇降台27を下降させることによ
り、コイル12は同時に下降するので、干渉することな
くタンディッシュ3の旋回が可能となる。
【0025】次に、図7にタンディッシュ3は走行手段
により、コイル12は昇降手段により移動する本発明装
置の別の実施例の断面模式図を示す。ここで、コイル1
2はコイル用台車10に載置され、油圧シリンダ31に
よって昇降される。ここで台車10を内壁面33に沿っ
てなめらかに移動させるための車輪34が台車10に取
り付けられる。また、コイル12を電源に接続するため
のコイル用電源ケーブル32が台車10を通して取り付
けられ、このケーブル32は台車10の昇降に対しても
十分な長さを持ち、下降位置ではU字状に懸架されるよ
うに構成される。この他、コイル12に必要な水、空気
などのユーティリティも、このケーブル32同様に公知
の手段により昇降可能に台車10を通してコイル12に
取り付けられる。一方、タンディッシュ3は、車輪34
を持つタンディッシュ台車(タンディッシュ移動台車)
11に載置して図示しない軌道(タンディッシュカーレ
ール)上を走行するように構成される。ここで、モール
ドの図示は省略されている。
【0026】さらに、図8にタンディッシュ3は旋回手
段により、コイル12は旋回走行手段により移動する本
発明装置の別の実施例の斜視図を示す。ここで、タンデ
ィッシュ3は、タンディッシュタレット23のアーム2
4に載置され、旋回中心軸22を中心にして旋回するこ
とにより移動される。一方、コイル12は、車輪34を
有するコイル用台車10に載置固定され、旋回軸35を
中心に軌道(コイルカーレール)36上を旋回走行して
移動するように構成される。こうして、タンディッシュ
3をモールド8が設けられている連続鋳造位置にタンデ
ィッシュタレット23により旋回移動して固定した後、
コイル12を台車10により旋回走行させてタンディッ
シュ3の鉄皮に接近させることができる。
【0027】以上、タンディッシュ3の移動手段および
コイル12の移動手段について具体的実施例を挙げて、
本発明装置を説明したが、本発明はこれらに限定され
ず、タンディッシュ3およびコイル12の移動手段とし
て軌道走行方式などの走行手段、またはタレット方式な
どの旋回手段あるいは昇降手段のいずれを用いてもよい
し、どのように組み合わせて用いてもよい。また、タン
ディッシュ3の交換時にコイル12から容易に取り外す
ことができれば、コイル12はモールド8が配設される
位置に固定され、タンディッシュ3の移動手段によりコ
イル12とタンディッシュ3の回流槽16とを対面して
近接するものも本発明に含まれる。いずれの場合におい
ても、新旧のタンディッシュ3の交換時に励磁コイル1
2をタンディッシュ3と干渉させることなくタンディッ
シュ3から相対的に退避させることができるので、励磁
コイル12は1基で済ますことができるばかりか、タン
ディッシュ台車(タレットアーム)11も小さいもので
済ますことができる。また、上記各実施例において、タ
ンディッシュ3を位置決めした後、コイル移動手段によ
りコイル12を移動してタンディッシュ3の回流槽16
に対面近接させて位置決めするようにしてもよいし、逆
にコイル12を最初に位置決めし、後でタンディッシュ
を位置決めしてもよい。
【0028】例えば、図9(a)および(b)に簡略化
して模式的に示すように、タンディッシュ3を搭載した
タンディッシュ台車11はレール(走行軌道)9上を走
行させ、コイル12は、旋回軸35を中心としてアーム
37によって旋回させることにより、コイル12を着脱
し、タンディッシュ3の鉄皮に接近して対面させる構成
としてもよい。ここで図9(a)においては、タンディ
ッシュ台車11はタンディッシュ3の長手方向の両側近
傍に取り付けられた図示しない車輪によってレール9上
を長手方向と直角な短手方向に走行する。逆に図9
(b)においては、タンディッシュ台車11はタンディ
ッシュ3の長手方向に沿ってレール9上を走行する。
【0029】また、図10に示すようにタンディッシュ
3を搭載したタンディッシュ台車11はその長手方向と
直角な方向にレール9上を走行し、一方、コイル12を
搭載したコイル台車10はタンディッシュ3の長手方向
に沿ってレール36上を走行し、コイル12をタンディ
ッシュ3から着脱する構成としてもよい。また、図11
に示すように、タンディッシュ3を搭載したタンディッ
シュ台11にアーム24を取り付け、旋回軸22を中心
としてタンディッシュ3を旋回させ、一方コイル12は
コイル台車10に搭載してレール36上を走行させて、
コイル12をタンディッシュ3に着脱する構成としても
よい。
【0030】上述の例では、タンディッシュ3およびコ
イル12は共に独立して移動する構成について説明した
が、コイル12はモールド位置に固定され、タンディッ
シュ3のみを移動し、タンディッシュ3の鉄皮をコイル
12に接近して対面する構成としてもよい。例えば、図
12(a)および(b)に示すように、タンディッシュ
3をタンディッシュ台車11に搭載し、レール9上を走
行させてもよい。ここで、図12(a)ではタンディッ
シュ台車11に各々1つの回流槽16と浮上槽17を有
するタンディッシュ3を搭載しているが、図12(b)
のようにタンディッシュ台車に1つの回流槽16と2つ
の浮上槽を有する2連タンディッシュ3を搭載する構成
であってもよい。また図12(a)および(b)のよう
にコイル12が固定されている場合、タンディッシュ台
車11を走行させるレール9は、装着および退避が可能
なように末端で2方向に分岐させる必要がある。
【0031】また、図13に示すように、タンディッシ
ュ3を搭載するタンディッシュ台11を、これに取り付
けられたアーム24によって旋回軸22を中心として旋
回し、タンディッシュ3の鉄皮を固定されたコイル12
に対面するように接近し、また離隔する構成としてもよ
い。ここで、コイル12は、タンディッシュ3の回流槽
16の半円柱状の鉄皮を被う必要はなく、その横側に鉄
皮と対面して接近配置してタンディッシュ3内の溶鋼に
旋回力を付与できれば、どのような形状であってもよ
く、また分割されていても、異種のコイルであってもよ
い。例えば、超電導コイルを使用する場合等に好適であ
る。
【0032】以上、本発明の第1の態様の鋼の連続鋳造
用タンディッシュ移動装置について、種々の具体的実施
例を挙げて説明したが、本発明は図示例に限定されず、
タンディッシュ台車に搭載するタンディッシュの形状や
数、搭載方法および移動方向ならびにコイルの形状や
数、コイル台車の形状、搭載方向および移動方向など必
要に応じ適宜選択することができる。
【0033】つぎに、本発明の第2の態様の鋼の連続鋳
造用タンディッシュ移動装置を図14〜図17に示す実
施例を参照しながら説明する。
【0034】タンディッシュ3は、図14、17に示し
ているようにレール9上をモーターなどの駆動装置38
により走行可能な移動台、例えばタンディッシュカー1
1上のタンディッシュ搭載台39に搭載されている。タ
ンディッシュ搭載台としては、例えばタンディッシュ昇
降用ウォームジャッキ装置を挙げることができる。この
タンディッシュ搭載台はタンディッシュ3を前記タンデ
ィッシュカー11上に搭載したまま、搭載場所からモー
ルド上へ移動するためのものであり、搭載場所であらか
じめウォームジャッキにより搭載台を上昇しておき次ぎ
にクレーンによりタンディッシュを搭載台39上に搭載
し、移動台をモールド上へ移動後に搭載台を下降させる
方法が好ましい。また、タンディッシュカー11の一部
をタンディッシュ搭載台として兼用してモールド上でタ
ンディッシュを搭載してもよい。
【0035】前記タンディッシュカー11にはタンディ
ッシュ3の回流槽16内の溶鋼の一部または全部が回流
可能なように、回流槽16側壁に対面する位置にあらか
じめコイル12が搭載されている。このコイル12には
ケーブルベア15を介して水冷ケーブル37が接続され
ている。また、タンディッシュ3とコイル12は完全に
分離されており、タンディッシュ3交換のたびにコイル
12をとり外す必要はない。
【0036】しかしながら、コイル12とタンディッシ
ュ3との間隙は、タンディッシュ3の着脱に必要なすき
間(通常100mm程度)より狭くすることが電磁気力
を溶鋼に与えるためには効果的である。
【0037】このために、タンディッシュ3をタンディ
ッシュカー11に搭載する際に位置決めが容易なように
図16および図17に示すようなガイド40を設け、こ
のガイド40に従ってタンディッシュ3をクレーンなど
で吊り下げまたは吊り上げれば、迅速、かつ確実にタン
ディッシュ3を着脱することができる。40aはタンデ
ィッシュ側ガイド、40bはタンディッシュカー側ガイ
ドである。
【0038】本態様によれば、タンディッシュ3交換作
業が従来のタンディッシュ3本体にコイル12を取りつ
けた場合のタンディッシュ交換作業に比較して約50分
の時間短縮ができる。この主な要因はケーブル32の接
続作業に起因しており、ジュール熱によるコイル12の
発熱を吸収するために、コイル12は水冷されている
上、特にこのケーブル32は可とう性に欠けており、こ
のためケーブル接続作業は重筋作業となる。従って本発
明によりコイル12をあらかじめタンディッシュカー1
1上に固定した時は、ケーブルベア15内を通してケー
ブル32をコイル12に接続できるため、タンディッシ
ュ3本体の交換作業だけで済むという利点がある。ま
た、タンディッシュ3の修理の際、タンディッシュカー
11に搭載されたタンディッシュ3のみを交換すればよ
いので、従来タインディッシュ3の基数分必要であった
コイルも最低1基、作業性を考慮しても数基で操業可能
である。
【0039】また、このような構成とすることで、タン
ディッシュ3のメンテナンス性がすぐれるようになっ
た。即ち、タンディッシュ3は数チャージあるいは長く
ても数十チャージの鋳造後、内壁れんが等の溶損により
あらたに補修されたタンディッシュと交換する必要があ
る。この時、タンディッシュ3にコイル12を取りつけ
た状態でハンドリングすると、 (1)コイルの破損、 (2)コイルの絶縁低下 などの問題があったが、本態様のようにコイル12をタ
ンディッシュカー11に固定することにより上記のハン
ドリングに起因する問題が解決できた。
【0040】一方、コイル12とタンディッュ3の相対
位置を確実に決定するために移動台11に直接またはタ
ンディッシュ搭載台を介して前記ガイド40を設けるこ
とにより精度よく位置決めができる。
【0041】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づき具体的に説明
する。
【0042】(実施例1)次に図5および図6に示す本
発明の第1の態様のタンディッシュ移動装置を用い、は
じめにタンディッシュ3を位置決めして、コイル12を
対面近接して位置決めすることにより、溶鋼(ブリキ
材)を同一タンディッシュ3へ10チャージ連続注入し
たのち、タンディッシュ3の交換を行った。この交換に
おいてコイル12の異状もなく、従来80分かっていた
交換作業が30分で終了し、従来に比べ交換作業時間は
約50分短縮できた。上記実施例でコイル12を最初に
位置決めし、後でタンディッシュ3を位置決めしても同
様な効果が得られた。
【0043】本態様によれば、タンディッシュ3交換作
業が従来のタンディッシュ3本体にコイル12を取りつ
けた場合のタンディッシュ交換作業に比較して約50分
の時間短縮ができた。この主な要因はケーブルの接続作
業に起因しており、ジュール熱によるコイル12の発熱
を吸収するために、コイル12は水冷されている上、特
にこのケーブルは可とう性に欠けており、このためケー
ブル接続作業は重筋作業となるためであると考えられ
る。従って、本発明によりコイル12を移動した時は、
ケーブルベアを通してケーブルをコイル12に接続でき
るため、タンディッシュ3本体の交換作業だけで済むと
いう利点がある。
【0044】また、このような構成とすることで、タン
ディッシュ3のメンテナンス性がすぐれるようになっ
た。即ち、タンディッシュ3は数チャージあるいは長く
ても数10チャージの鋳造後、内壁れんが等の溶損によ
りあらたに補修されたタンディッシュと交換する必要が
ある。この時、タンディッシュを本発明の移動手段にて
ハンドリングすることによりハンドリングに起因する問
題は解決できた。以上で述べたタンディッシュの交換作
業とはアーム24上の使用済のタンディッシュと新タン
ディッシュとを積み替える作業のことであり、アーム2
4を二つ設けておき、これを回転させることでタンディ
ッシュを交換する作業でも同様に有効である。
【0045】(実施例2)図14、15に示す本発明の
第2の態様のタンディッシュ移動装置を用い、溶鋼(ブ
リキ材)を同一タンディッシュへ10チャージ連続注入
したのち、タンディッシュの交換を行ったがコイルの異
状はなく、かつ交換作業時間は約50分短縮できた。な
お、前記移動装置の各条件は下記のとおりで行った。 移動台 昇降手段付きのタンディッシュ
搭載台を有する移動台 タンディッシュ容量 15トン 回流槽の直径 1000mm コイル 移動磁界発生用コイル ケーブルベア キャタピラ状のもの
【0046】
【発明の効果】本発明の第1の態様は、以上説明したよ
うに構成されているので、溶鋼を旋回させる回流槽をも
ったタンディッシュに適しており、タンディッシュの交
換、タンディッシュの修理をしつつ作業することが可能
となる。また、これによってケーブル、水、空気などの
接続作業がの頻度は低下し、ケーブル自体の修理以外で
は、接続作業は不要となった。これにより、この形式の
タンディッシュの実用化が可能となる。すなわち、本発
明によって、鋳造中のタンディッシュに旋回力を付与す
ることが可能であり、またタンディッシュを旋回、走行
などによって移動する際には一旦、コイルをタンディッ
シュから遠ざけることが可能である。本発明によれば、
コイルは鋳造位置のタンディッシュに適用するのみであ
り、従来タンディッシュの基数分必要であったコイル
も、最低1基で操業可能となる。
【0047】また、本態様によれば、タンディッシュと
コイルを、必要な位置で、必要な時期のみ、接近できる
ようにしてあるから、タンディッシュ交換やタンディッ
シュ内壁の修理をするために、鋳造位置以外へ移動させ
ることが極めて容易であり、コイルを具備しないタンデ
ィッシュと同様の運転ができるようになる。
【0048】本発明の第2の態様は、以上説明したよう
に構成されているので、溶鋼に旋回流動を付与するため
のコイルを移動台に固定し、タンディッシュと共に走行
可能とすることにより、下記の効果を奏する。
【0049】(1)コイルとケーブルの接続作業がコイ
ル取付け時のみですみ、タンディッシュ交換がやりやす
い。 (2)タンディッシュのメンテナンス時にコイルを取り
外す必要がない。 (3)ハンドリング中の破損がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る鋼の連続鋳造用タンディッシュ
移動装置を適用した連続鋳造装置の一実施例の模式図で
ある。
【図2】 図1におけるタンディッシュの平面図であ
る。
【図3】 本発明の鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動
装置におけるコイルの昇降とタンディッシュとの関係を
示す説明図である。
【図4】 本発明のタンディッシュ移動装置におけるコ
イルの水平移動とタンディッシュとの関係を示す説明図
である。
【図5】 本発明の鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動
装置の一実施例の平面図である。
【図6】 図1に示す本発明装置の部分断面正面図であ
る。
【図7】 本発明装置の別の実施例のコイル昇降手段の
正面図である。
【図8】 本発明装置の別の実施例の斜視図である。
【図9】 本発明装置の別の実施例の模式的平面図であ
る。
【図10】 本発明装置の別の実施例の模式的平面図で
ある。
【図11】 本発明装置の別の実施例の模式的平面図で
ある。
【図12】 本発明装置の別の実施例の模式的平面図で
ある。
【図13】 本発明装置の別の実施例の模式的平面図で
ある。
【図14】 本発明の鋼の連続鋳造用タンディッシュ移
動装置の別の実施例を示す平面図である。
【図15】 図14の移動装置の側面図である。
【図16】 タンディッシュとコイルとを正確に位置決
めするためのガイドの配置図である。
【図17】 図16のIV−IV方向に見た部分断面平面図
である。
【符号の説明】
1 取鍋 2 溶鋼(取
鍋内) 3 中間容器(タンディッシュ) 4 エアーシ
ールパイプ 5 溶鋼(タンディッシュ内) 6 スライデ
ィングノズル 7 イマージョンノズル 8 モールド 9 軌道 10 コイル用
台車(コイルカー) 11 タンディッシュ台車(タンディッシュカー) 12 コイル 13 コイル
移動装置 15 ケーブルベア 16 タンデ
ィッシュ回流槽 17 タンディッシュ分配槽(浮上槽) 18 流入口 19 仕切り
壁 20 流通口 21 流出口 22 旋回中心軸 22a 旋回中
心 23 タンディッシュタレット 24 アーム 25 吊り具 26 タンデ
ィッシュ軌跡 27 昇降台 28 旋回中心(取鍋スイングタワーの旋回中心) 29 スイングタワー 30 上下動
装置 31 油圧シリンダ 32 コイル
用電源ケーブル 33 内壁面 34 車輪 35 旋回軸 36 レール
(コイルカーレール) 37 アーム 38 タンデ
ィッシュ台車駆動装置 39 タンディッシュ搭載台 40 ガイド 40a タンディッシュ側ガイド 40b タンデ
ィッシュカー側ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 櫻 井 美 弦 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 森 脇 三 郎 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 大 西 正 之 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 桜 谷 敏 和 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (56)参考文献 特開 昭51−28530(JP,A) 特開 昭58−22317(JP,A) 特開 昭55−107743(JP,A) 特開 平4−300055(JP,A) 特開 平4−327366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B22D 11/10 310 B22D 41/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回流槽を有する移動式タンディッシュおよ
    びコイルを有し、前記コイルと前記タンディッシュの回
    流槽とを該回流槽内部に保持した溶融金属に水平方向の
    回転力を付与する位置に対面して接近するように相対的
    に移動可能な構成としたことを特徴とする鋼の連続鋳造
    用タンディッシュ移動装置。
  2. 【請求項2】前記タンディッシュは、走行または旋回手
    段により移動する請求項1に記載の連続鋳造用タンディ
    ッシュ移動装置。
  3. 【請求項3】前記コイルは、昇降手段により移動可能と
    する請求項1または2に記載の連続鋳造用タンディッシ
    ュ移動装置。
  4. 【請求項4】前記コイルは、走行または旋回手段により
    移動可能とする請求項1または2に記載の連続鋳造用タ
    ンディッシュ移動装置。
  5. 【請求項5】移動台と、前記移動台上の所定の位置に搭
    載した回流槽を有するタンディッシュと、該タンディッ
    シュの回流槽側壁に、該回流槽内部に保持した溶融金属
    に水平方向の回転力を付与する位置に接近して対面する
    ように前記移動台上に相対的に移動可能に搭載されたコ
    イルと、前記コイルへの電力供給手段とを有してなる鋼
    の連続鋳造用タンディッシュ移動装置。
  6. 【請求項6】前記移動台は、前記タンディッシュとコイ
    ルとを所定の位置に位置決めするためのガイドを有する
    請求項5に記載の鋼の連続鋳造用タンディッシュ移動装
    置。
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