JP2984200B2 - チルトヒンジ - Google Patents
チルトヒンジInfo
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- friction
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- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F1/00—Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
- G06F1/16—Constructional details or arrangements
- G06F1/1613—Constructional details or arrangements for portable computers
- G06F1/1633—Constructional details or arrangements of portable computers not specific to the type of enclosures covered by groups G06F1/1615 - G06F1/1626
- G06F1/1675—Miscellaneous details related to the relative movement between the different enclosures or enclosure parts
- G06F1/1681—Details related solely to hinges
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明はラップトップ型のパソ
コン或はワードプロセッサのようなＯＡ機器のディスプ
レー体を開閉する際に用いて好適なチルトヒンジに関す
る。
コン或はワードプロセッサのようなＯＡ機器のディスプ
レー体を開閉する際に用いて好適なチルトヒンジに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】この出願人は、先に装置本体側へ取り付
けられる取付部材と、ディスプレー体を支持するために
取付部材の軸受プレートに小径部を軸受させた回転シャ
フトと、この回転シャフトと軸受プレートの一側面の
間、及び軸受プレートの他側面と回転シャフトのかしめ
端との間に各種ワッシャーを介在させて回転シャフトが
所定の回転トルクを与えられた時にのみ回転するように
構成した、構造簡単で安定したフリクショントルクをデ
ィスプレー体の全開成角度に渡って得ることのできる、
ラップトップ型のパソコンやワードプロセッサのような
ＯＡ機器のディスプレー体を支持するチルトヒンジを提
案した。
けられる取付部材と、ディスプレー体を支持するために
取付部材の軸受プレートに小径部を軸受させた回転シャ
フトと、この回転シャフトと軸受プレートの一側面の
間、及び軸受プレートの他側面と回転シャフトのかしめ
端との間に各種ワッシャーを介在させて回転シャフトが
所定の回転トルクを与えられた時にのみ回転するように
構成した、構造簡単で安定したフリクショントルクをデ
ィスプレー体の全開成角度に渡って得ることのできる、
ラップトップ型のパソコンやワードプロセッサのような
ＯＡ機器のディスプレー体を支持するチルトヒンジを提
案した。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ラップトップ型のパソ
コンやワードプロセッサにおいては、キーボード等を取
り付けた装置本体に対して、ディスプレー体がチルトヒ
ンジを介して開閉自在に取り付けられているので、装置
本体とディスプレー体との間をつなぐコードを外部から
見えないように取り付けることが主としてデザイン上の
問題から要求せられている。さらに、近年ではこれらの
ＯＡ機器においても耐久性が飛躍的に向上しているの
で、チルトヒンジにおいても従来のものより高い耐久性
が求められるようになった。
コンやワードプロセッサにおいては、キーボード等を取
り付けた装置本体に対して、ディスプレー体がチルトヒ
ンジを介して開閉自在に取り付けられているので、装置
本体とディスプレー体との間をつなぐコードを外部から
見えないように取り付けることが主としてデザイン上の
問題から要求せられている。さらに、近年ではこれらの
ＯＡ機器においても耐久性が飛躍的に向上しているの
で、チルトヒンジにおいても従来のものより高い耐久性
が求められるようになった。
【０００４】この発明の目的は、装置本体とディスプレ
ー体との間のコードを内部に通すことができる上に、耐
久性をより向上させたチルトヒンジを提供せんとするに
ある。
ー体との間のコードを内部に通すことができる上に、耐
久性をより向上させたチルトヒンジを提供せんとするに
ある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ためにこの発明は、取付ベースとこの取付ベースより直
角方向へ折り曲げられた軸受プレートから成り前記取付
ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、それぞれ
軸方向に設けられた小径部と大径部と変形取付部を有し
ディスプレー体を開閉可能に支持するために前記取付部
材の軸受プレートに設けた軸受孔へ前記小径部を軸支さ
せた回転シャフトと、この回転シャフト と軸受プレート
との間に設けられたフリクション機構とで構成したもの
において、前記回転シャフトに軸方向へ貫通してコード
を挿通させる挿通孔を設けると共に、前記フリクション
機構を前記大径部の一側面と前記軸受プレート一側面と
の間にその中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの
小径部を挿通させつつ介在させその一部を該回転シャフ
トの大径部に係止させた第１フリクションワッシャー
と、前記軸受プレートの他側面に当接係止させてその中
心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通
させて設けた第２フリクションワッシャーと、この第２
フリクションワッシャーに接してその中心部に設けた挿
通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させつつ該回転
シャフトと共に回転するように設けたスプリングワッシ
ャーと、このスプリングワッシャーに接してその中心部
に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させ
該回転シャフトと共に回転するように設けた押え用平ワ
ッシャーと、この押え用平ワッシャーを介して前記第１
フリクションワッシャーを前記軸受プレートに、前記第
２フリクションワッシャーを前記スプリングワッシャー
に、各々押圧させてフリクショントルクを発生させるた
めに前記回転シャフトの小径部の端部に設けられたかし
め部とで構成し、前記第１フリクションワッシャーと大
径部との間、及び前記第２フリクションワッシャーと前
記スプリングワッシャーとの間に、各々潤滑油を塗布さ
せたことを特徴とする。
ためにこの発明は、取付ベースとこの取付ベースより直
角方向へ折り曲げられた軸受プレートから成り前記取付
ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材と、それぞれ
軸方向に設けられた小径部と大径部と変形取付部を有し
ディスプレー体を開閉可能に支持するために前記取付部
材の軸受プレートに設けた軸受孔へ前記小径部を軸支さ
せた回転シャフトと、この回転シャフト と軸受プレート
との間に設けられたフリクション機構とで構成したもの
において、前記回転シャフトに軸方向へ貫通してコード
を挿通させる挿通孔を設けると共に、前記フリクション
機構を前記大径部の一側面と前記軸受プレート一側面と
の間にその中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの
小径部を挿通させつつ介在させその一部を該回転シャフ
トの大径部に係止させた第１フリクションワッシャー
と、前記軸受プレートの他側面に当接係止させてその中
心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通
させて設けた第２フリクションワッシャーと、この第２
フリクションワッシャーに接してその中心部に設けた挿
通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させつつ該回転
シャフトと共に回転するように設けたスプリングワッシ
ャーと、このスプリングワッシャーに接してその中心部
に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させ
該回転シャフトと共に回転するように設けた押え用平ワ
ッシャーと、この押え用平ワッシャーを介して前記第１
フリクションワッシャーを前記軸受プレートに、前記第
２フリクションワッシャーを前記スプリングワッシャー
に、各々押圧させてフリクショントルクを発生させるた
めに前記回転シャフトの小径部の端部に設けられたかし
め部とで構成し、前記第１フリクションワッシャーと大
径部との間、及び前記第２フリクションワッシャーと前
記スプリングワッシャーとの間に、各々潤滑油を塗布さ
せたことを特徴とする。
【０００６】この発明はまた、取付ベースとこの取付ベ
ースより直角方向へ折り曲げられた軸受プレートから成
り前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材
と、それぞれ軸方向に設けられた小径部と大径部と変形
取付部を有しディスプレー体を開閉可能に支持するため
に前記取付部材の軸受プレートに設けた軸受孔へ前記小
径部を軸支させた回転シャフトと、この回転シャフトと
軸受プレートとの間に設けられたフリクション機構とで
構成したものにおいて、前記回転シャフトに軸方向へ貫
通してコードを挿通させる挿通孔を設けると共に、前記
フリクション機構を、前記大径部の一側面と軸受プレー
ト一側面との間にその中心部に設けた挿通孔へ前記回転
シャフトの小径部を挿通させつつ介在させその一部を該
回転シャフトの大径部に係止させた第１フリクションワ
ッシャーと、前記軸受プレートの他 側面に当接係止させ
てその中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径
部を挿通させて設けた第２フリクションワッシャーと、
この第２フリクションワッシャーに接してその中心部に
設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させつ
つ該回転シャフトのと共に回転するように設けたスプリ
ングワッシャーと、このスプリングワッシャーに接して
その中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部
を挿通させ該回転シャフトと共に回転するように設けた
押え用平ワッシャーと、この押え用平ワッシャーを介し
て前記第１フリクションワッシャーを前記軸受プレート
に、前記第２フリクションワッシャーを前記スプリング
ワッシャーに、各々押圧させてフリクショントルクを発
生させるために前記回転シャフトの小径部の端部に設け
られたかしめ部とで構成し、前記軸受プレートの前記回
転シャフト側に固定された前記第１フリクションワッシ
ャーと圧接する摺動面にナナコメ加工を施し，このナナ
コメ加工を施した部分と接触する前記軸受プレートの前
記回転シャフト側に固定された前記第１フリクションワ
ッシャーと圧接する摺動面にナナコメ加工を施し、この
ナナコメ加工を施した部分と前記第１フリクションワッ
シャーとの間、及び前記第２フリクションワッシャーと
前記スプリングワッシャーとの間に、各々潤滑油を塗布
させたことを特徴とする、チルトヒンジ。
ースより直角方向へ折り曲げられた軸受プレートから成
り前記取付ベースを装置本体側へ取り付ける取付部材
と、それぞれ軸方向に設けられた小径部と大径部と変形
取付部を有しディスプレー体を開閉可能に支持するため
に前記取付部材の軸受プレートに設けた軸受孔へ前記小
径部を軸支させた回転シャフトと、この回転シャフトと
軸受プレートとの間に設けられたフリクション機構とで
構成したものにおいて、前記回転シャフトに軸方向へ貫
通してコードを挿通させる挿通孔を設けると共に、前記
フリクション機構を、前記大径部の一側面と軸受プレー
ト一側面との間にその中心部に設けた挿通孔へ前記回転
シャフトの小径部を挿通させつつ介在させその一部を該
回転シャフトの大径部に係止させた第１フリクションワ
ッシャーと、前記軸受プレートの他 側面に当接係止させ
てその中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径
部を挿通させて設けた第２フリクションワッシャーと、
この第２フリクションワッシャーに接してその中心部に
設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させつ
つ該回転シャフトのと共に回転するように設けたスプリ
ングワッシャーと、このスプリングワッシャーに接して
その中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部
を挿通させ該回転シャフトと共に回転するように設けた
押え用平ワッシャーと、この押え用平ワッシャーを介し
て前記第１フリクションワッシャーを前記軸受プレート
に、前記第２フリクションワッシャーを前記スプリング
ワッシャーに、各々押圧させてフリクショントルクを発
生させるために前記回転シャフトの小径部の端部に設け
られたかしめ部とで構成し、前記軸受プレートの前記回
転シャフト側に固定された前記第１フリクションワッシ
ャーと圧接する摺動面にナナコメ加工を施し，このナナ
コメ加工を施した部分と接触する前記軸受プレートの前
記回転シャフト側に固定された前記第１フリクションワ
ッシャーと圧接する摺動面にナナコメ加工を施し、この
ナナコメ加工を施した部分と前記第１フリクションワッ
シャーとの間、及び前記第２フリクションワッシャーと
前記スプリングワッシャーとの間に、各々潤滑油を塗布
させたことを特徴とする、チルトヒンジ。
【０００７】そして、上記いずれの発明の場合にも、前
記回転シャフトの変形取付部にはさらにＥリングで固定
される作動プレートを該回転シャフトと共に回転するよ
うに取り付けることができる。
記回転シャフトの変形取付部にはさらにＥリングで固定
される作動プレートを該回転シャフトと共に回転するよ
うに取り付けることができる。
【０００８】
【作用】装置本体側とディスプレー体との間をつなぐコ
ードは、チルトヒンジの回転シャフトの軸方向に設けた
挿通孔内を通しているので、外部に目立つことなく、デ
ィスプレー体の開閉時にコードを挟んでしまう心配がな
い。
ードは、チルトヒンジの回転シャフトの軸方向に設けた
挿通孔内を通しているので、外部に目立つことなく、デ
ィスプレー体の開閉時にコードを挟んでしまう心配がな
い。
【０００９】ディスプレー体を開閉させると回転シャフ
トが共に回転し、該回転シャフトに固定した第１フリク
ションワッシャーと軸受プレート或は第１フリクション
ワッシャーと軸受プレートのナナコメ加工をした部分と
の間、軸受プレートに固定された第２フリクションワッ
シャーと回転シャフトと共に回転するスプリングワッシ
ャーとの間に、それぞれフリクショントルクが発生する
が、各フリクションワッシャーに対する圧接摺動面が常
に一定となる上に、スプリングワッシャーの凹部、或は
ナナコメ加工施したした場合にはその部分とスプリング
ワッシャーの凹部に潤滑油が長期に渡って残留し、潤滑
作用を行うことができる。
トが共に回転し、該回転シャフトに固定した第１フリク
ションワッシャーと軸受プレート或は第１フリクション
ワッシャーと軸受プレートのナナコメ加工をした部分と
の間、軸受プレートに固定された第２フリクションワッ
シャーと回転シャフトと共に回転するスプリングワッシ
ャーとの間に、それぞれフリクショントルクが発生する
が、各フリクションワッシャーに対する圧接摺動面が常
に一定となる上に、スプリングワッシャーの凹部、或は
ナナコメ加工施したした場合にはその部分とスプリング
ワッシャーの凹部に潤滑油が長期に渡って残留し、潤滑
作用を行うことができる。
【００１０】
【実施例】図面はこの発明の一実施例を示し、図１にお
いて、キーボード１を設けた例えばラップトップ型パソ
コンの装置本体２には、液晶を用いたディスプレー体４
が取付部３を介して開閉自在に取り付けられている。実
施例ではディスプレー体４を開いた状態のものを示して
あるが、不使用時には閉じられており、ディスプレー体
４より突設させた係止片４ａ，４ａが、装置本体２側に
設けた係止穴２ａ，２ａと係合しロックさせている。
いて、キーボード１を設けた例えばラップトップ型パソ
コンの装置本体２には、液晶を用いたディスプレー体４
が取付部３を介して開閉自在に取り付けられている。実
施例ではディスプレー体４を開いた状態のものを示して
あるが、不使用時には閉じられており、ディスプレー体
４より突設させた係止片４ａ，４ａが、装置本体２側に
設けた係止穴２ａ，２ａと係合しロックさせている。
【００１１】このディスプレー体４を開閉させるチルト
ヒンジは、図１のＡ視の部分に設置されており、その構
造は図２以下に示されている。
ヒンジは、図１のＡ視の部分に設置されており、その構
造は図２以下に示されている。
【００１２】図面によれば図２乃至図４において、５は
取付部材であり、装置本体２側に取り付けられている。
この取付部材５は、とくに図２に示したように、取付ベ
ース５ａとこの取付ベース５ａより直角方向へ折り曲げ
られた軸受プレート５ｂから成り、軸受プレート５ｂに
は軸受孔６が設けられている。この軸受孔６には支持部
材を兼ねる回転シャフト７がその小径部７ａを軸受させ
ており、この回転シャフト７には小径部７ａに続いてそ
の軸方向へ大径部７ｂが設けられると共に、軸芯方向に
貫通する挿通孔７ｃを有し、とくに図２に示したよう
に、装置本体２側から導出されたコード８が挿通孔７ｃ
内を通ってディスプレー体４内へと伸びている。回転シ
ャフト７の大径部７ｂに続いてその軸方向へ変形取付部
７ｄが設けられ、この変形取付部７ｄの端部をその変形
孔９ａに嵌着させたブラケット９を介してディスプレー
体４の取付部３が取り付けられている。
取付部材であり、装置本体２側に取り付けられている。
この取付部材５は、とくに図２に示したように、取付ベ
ース５ａとこの取付ベース５ａより直角方向へ折り曲げ
られた軸受プレート５ｂから成り、軸受プレート５ｂに
は軸受孔６が設けられている。この軸受孔６には支持部
材を兼ねる回転シャフト７がその小径部７ａを軸受させ
ており、この回転シャフト７には小径部７ａに続いてそ
の軸方向へ大径部７ｂが設けられると共に、軸芯方向に
貫通する挿通孔７ｃを有し、とくに図２に示したよう
に、装置本体２側から導出されたコード８が挿通孔７ｃ
内を通ってディスプレー体４内へと伸びている。回転シ
ャフト７の大径部７ｂに続いてその軸方向へ変形取付部
７ｄが設けられ、この変形取付部７ｄの端部をその変形
孔９ａに嵌着させたブラケット９を介してディスプレー
体４の取付部３が取り付けられている。
【００１３】次に、フリクション機構１０について説明
すると、回転シャフト７の大径部７ｂと軸受プレート５
の一側面との間には、例えば燐青銅製の第１フリクショ
ンワッシャー１１がその挿通孔１１ａに小径部７ａを挿
通させつつ介在させてある。第１フリクションワッシャ
ー１１の外周からは係止突片１１ｂが突設され、大径部
７ｂの外周に設けた係止部７ｅと係合している。軸受プ
レート５ｂの他側面には同じく例えば燐青銅製の第２フ
リクションワッシャー１２とスプリングワッシャー１３
が、その挿通穴１２ａ，１３ａを回転シャフト７の小径
部７ａに通すことによって介在させてある。第２フリク
ションワッシャー１２の外周からは係止突片１２ｂが突
設されており、軸受プレート５ｂに設けた係止穴５ｃと
係合するようになっている。スプリングワッシャー１３
にはさらに押え用平ワッシャー１４がその挿通穴１４ａ
へ回転シャフト７の小径部７ａを通すことによって当接
されており、この小径部７ａの端部をかしめることによ
り、とくに図２に示したように、かしめ部７ｆが形成さ
れ、第１フリクションワッシャー１１と第２フリクショ
ンワッシャー１２が取付部材５の軸受プレート５ｂの両
側へ圧接させられるようになっている。大径部７ｂの外
径と第１フリクションワッシャー１１の外径は略同一で
あり、押え用平ワッシャー１４の外径と第２フリクショ
ンワッシャー１２及びスプリングワッシャー１３の外径
とは略同一であることから、第１フリクションワッシャ
ー１１と第２フリクションワッシャー１２は全面に渡っ
て均等に取付部材５の軸受プレート５ｂとスプリングワ
ッシャー１３へ圧接させられることになる。そして、第
１フリクションワッシャー１１が当接する軸受プレート
５ｂの摺動面には、とくに図５と図６に示したような、
細い多数の凹凸１５ａ，１５ｂ・・・から成るナナコメ
加工１５がプレス加工によって施してあり、このナナコ
メ加工の部分１５と第１フリクションワッシャー１１と
の間、及びスプリングワッシャー１３と第２フリクショ
ンワッシャー１２との間には、図示してない潤滑油が塗
布されている。さらに、回転シャフト７の変形取付部７
ｄには、作動プレート１６がその変形孔１６ａへ変形取
付部７ｄを挿入することによって嵌着され、周溝７ｇに
その半径方向より嵌入させたＥリング１７によって抜け
出ないように固定されている。とくに図２に示したよう
に、１８は例えばマイクロスイッチであり、ディスプレ
ー体４の開閉時に共に回転する回転シャフト７を介して
作動プレート１６の作動片１６ｂによって開閉されるよ
うになっている。
すると、回転シャフト７の大径部７ｂと軸受プレート５
の一側面との間には、例えば燐青銅製の第１フリクショ
ンワッシャー１１がその挿通孔１１ａに小径部７ａを挿
通させつつ介在させてある。第１フリクションワッシャ
ー１１の外周からは係止突片１１ｂが突設され、大径部
７ｂの外周に設けた係止部７ｅと係合している。軸受プ
レート５ｂの他側面には同じく例えば燐青銅製の第２フ
リクションワッシャー１２とスプリングワッシャー１３
が、その挿通穴１２ａ，１３ａを回転シャフト７の小径
部７ａに通すことによって介在させてある。第２フリク
ションワッシャー１２の外周からは係止突片１２ｂが突
設されており、軸受プレート５ｂに設けた係止穴５ｃと
係合するようになっている。スプリングワッシャー１３
にはさらに押え用平ワッシャー１４がその挿通穴１４ａ
へ回転シャフト７の小径部７ａを通すことによって当接
されており、この小径部７ａの端部をかしめることによ
り、とくに図２に示したように、かしめ部７ｆが形成さ
れ、第１フリクションワッシャー１１と第２フリクショ
ンワッシャー１２が取付部材５の軸受プレート５ｂの両
側へ圧接させられるようになっている。大径部７ｂの外
径と第１フリクションワッシャー１１の外径は略同一で
あり、押え用平ワッシャー１４の外径と第２フリクショ
ンワッシャー１２及びスプリングワッシャー１３の外径
とは略同一であることから、第１フリクションワッシャ
ー１１と第２フリクションワッシャー１２は全面に渡っ
て均等に取付部材５の軸受プレート５ｂとスプリングワ
ッシャー１３へ圧接させられることになる。そして、第
１フリクションワッシャー１１が当接する軸受プレート
５ｂの摺動面には、とくに図５と図６に示したような、
細い多数の凹凸１５ａ，１５ｂ・・・から成るナナコメ
加工１５がプレス加工によって施してあり、このナナコ
メ加工の部分１５と第１フリクションワッシャー１１と
の間、及びスプリングワッシャー１３と第２フリクショ
ンワッシャー１２との間には、図示してない潤滑油が塗
布されている。さらに、回転シャフト７の変形取付部７
ｄには、作動プレート１６がその変形孔１６ａへ変形取
付部７ｄを挿入することによって嵌着され、周溝７ｇに
その半径方向より嵌入させたＥリング１７によって抜け
出ないように固定されている。とくに図２に示したよう
に、１８は例えばマイクロスイッチであり、ディスプレ
ー体４の開閉時に共に回転する回転シャフト７を介して
作動プレート１６の作動片１６ｂによって開閉されるよ
うになっている。
【００１４】
【発明の効果】この発明は以上のように構成したので、
次のような効果を奏し得る。請求項１によれば、回転シ
ャフトの小径部に軸方向へ設けた凹部と凸部から成る刻
みを設けなくとも、第１フリクションワッシャーを回転
シャフトへ共に回転するように固定できるので、小径の
回転シャフトを用いてチルトヒンジの小型化を図ること
ができると共に、フリクショントルクの発生個所を第１
フリクションワッシャーと軸受プレートの間、第２フリ
クションワッシャーとスプリングワッシャーとの間に定
められる結果、フリクショントルクが安定する上に、装
置本体とディスプレー体との間をつなぐコードがチルト
ヒンジの回転シャフトの中を通ることから、外部に目立
たずデザイン上すっきりとしたものにすることができる
上に、ディスプレー体の開閉時にコードを挟むことがな
いという効果を奏し得る。
次のような効果を奏し得る。請求項１によれば、回転シ
ャフトの小径部に軸方向へ設けた凹部と凸部から成る刻
みを設けなくとも、第１フリクションワッシャーを回転
シャフトへ共に回転するように固定できるので、小径の
回転シャフトを用いてチルトヒンジの小型化を図ること
ができると共に、フリクショントルクの発生個所を第１
フリクションワッシャーと軸受プレートの間、第２フリ
クションワッシャーとスプリングワッシャーとの間に定
められる結果、フリクショントルクが安定する上に、装
置本体とディスプレー体との間をつなぐコードがチルト
ヒンジの回転シャフトの中を通ることから、外部に目立
たずデザイン上すっきりとしたものにすることができる
上に、ディスプレー体の開閉時にコードを挟むことがな
いという効果を奏し得る。
【００１５】請求項２によれば、請求項１の作用効果と
同様の効果を奏する上に、第１フリクションワッシャー
と接触している軸受プレートの摺動面にはナナコメ加工
を施し、このナナコメ加工の部分と接触する第１フリク
ションワッシャーの間、及び第２フリクションワッシャ
ーとスプリングワッシャーとの間に潤滑油を塗布したの
で、凹部によって潤滑油が保持される結果、潤滑油の持
ちが良く、永年使用の後においてもフリクション面の摩
耗をなくし、異音やきしみ音の発生及びトルクの減少を
有効的に防止することができるという効果を奏し得る。
同様の効果を奏する上に、第１フリクションワッシャー
と接触している軸受プレートの摺動面にはナナコメ加工
を施し、このナナコメ加工の部分と接触する第１フリク
ションワッシャーの間、及び第２フリクションワッシャ
ーとスプリングワッシャーとの間に潤滑油を塗布したの
で、凹部によって潤滑油が保持される結果、潤滑油の持
ちが良く、永年使用の後においてもフリクション面の摩
耗をなくし、異音やきしみ音の発生及びトルクの減少を
有効的に防止することができるという効果を奏し得る。
【００１６】請求項３のように構成すると、スイッチや
その他の検知センサーの作動を行う作動プレートの取付
が極めて容易となるという効果を奏し得る。
その他の検知センサーの作動を行う作動プレートの取付
が極めて容易となるという効果を奏し得る。
【図１】この発明を実施したラップトップ型パソコンの
斜視図である。
斜視図である。
【図２】図１のＡ視の部分の拡大断面図である。
【図３】この発明に係るチルトヒンジの分解斜視図であ
る。
る。
【図４】回転シャフトの平面図である。
【図５】ナナコメ加工を施した軸受プレートの側面図で
ある。
ある。
【図６】軸受プレートに施したナナコメ加工の一部拡大
断面図である。
断面図である。
２ 装置本体 ３ 取付部 ４ ディスプレー体 ５ 取付部材 ５ａ 取付ベース ５ｂ 軸受プレート ５ｃ 係止穴 ６ 軸受孔 ７ 回転シャフト ７ａ 小径部 ７ｂ 大径部 ７ｃ 挿通孔 ７ｄ 変形取付部 ７ｅ 係止部 ７ｆ かしめ部 ８ コード ９ ブラケット １０ フリクション機構 １１ 第１フリクションワッシャー １１ｂ 係止突片 １２ 第２フリクションワッシャー １２ｂ 係止突片 １３ スプリングワッシャー １４ 押え用平ワッシャー １５ ナナコメ加工 １６ 作動プレート １７ Ｅリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G06F 1/16 F16C 11/04 H05K 5/03
Claims (3)
- 【請求項１】 取付ベースとこの取付ベースより直角方
向へ折り曲げられた軸受プレートから成り前記取付ベー
スを装置本体側へ取り付ける取付部材と、それぞれ軸方
向に設けられた小径部と大径部と変形取付部を有しディ
スプレー体を開閉可能に支持するために前記取付部材の
軸受プレートに設けた軸受孔へ前記小径部を軸支させた
回転シャフトと、この回転シャフトと軸受プレートとの
間に設けられたフリクション機構とで構成したものにお
いて、前記回転シャフトに軸方向へ貫通してコードを挿
通させる挿通孔を設けると共に、前記フリクション機構
を前記大径部の一側面と前記軸受プレート一側面との間
にその中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径
部を挿通させつつ介在させその一部を該回転シャフトの
大径部に係止させた第１フリクションワッシャーと、前
記軸受プレートの他側面に当接係止させてその中心部に
設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させて
設けた第２フリクションワッシャーと、この第２フリク
ションワッシャーに接してその中心部に設けた挿通孔へ
前記回転シャフトの小径部を挿通させつつ該回転シャフ
トと共に回転するように設けたスプリングワッシャー
と、このスプリングワッシャーに接してその中心部に設
けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させ該回
転シャフトと共に回転するように設けた押え用平ワッシ
ャーと、この押え用平ワッシャーを介して前記第１フリ
クションワッシャーを前記軸受プレートに、前記第２フ
リクションワッシャーを前記スプリングワッシャーに、
各々押圧させてフリクショントルクを発生させるために
前記回転シャフトの小径部の端部に設けられたかしめ部
とで構成し、前記第１フリクションワッシャーと大径部
との間、及び前記第２フリクションワッシャーと前記ス
プリングワッシャーとの間に、各々潤滑油を塗布させた
ことを特徴とする、チルトヒンジ。 - 【請求項２】 取付ベースとこの取付ベースより直角方
向へ折り曲げられた軸受プレートから成り前記取付ベー
スを装置本体側へ取り付ける取付部材と、それぞれ軸方
向に設けられた小径部と大径部と変形取付部を有しディ
スプレー体を開閉可能に支持するために前記取付部材の
軸受プレートに設けた軸受孔へ前記小 径部を軸支させた
回転シャフトと、この回転シャフトと軸受プレートとの
間に設けられたフリクション機構とで構成したものにお
いて、前記回転シャフトに軸方向へ貫通してコードを挿
通させる挿通孔を設けると共に、前記フリクション機構
を、前記大径部の一側面と軸受プレート一側面との間に
その中心部に設けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部
を挿通させつつ介在させその一部を該回転シャフトの大
径部に係止させた第１フリクションワッシャーと、前記
軸受プレートの他側面に当接係止させてその中心部に設
けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させて設
けた第２フリクションワッシャーと、この第２フリクシ
ョンワッシャーに接してその中心部に設けた挿通孔へ前
記回転シャフトの小径部を挿通させつつ該回転シャフト
のと共に回転するように設けたスプリングワッシャー
と、このスプリングワッシャーに接してその中心部に設
けた挿通孔へ前記回転シャフトの小径部を挿通させ該回
転シャフトと共に回転するように設けた押え用平ワッシ
ャーと、この押え用平ワッシャーを介して前記第１フリ
クションワッシャーを前記軸受プレートに、前記第２フ
リクションワッシャーを前記スプリングワッシャーに、
各々押圧させてフリクショントルクを発生させるために
前記回転シャフトの小径部の端部に設けられたかしめ部
とで構成し、前記軸受プレートの前記回転シャフト側に
固定された前記第１フリクションワッシャーと圧接する
摺動面にナナコメ加工を施し、このナナコメ加工を施し
た部分と前記第１フリクションワッシャーとの間、及び
前記第２フリクションワッシャーと前記スプリングワッ
シャーとの間に、各々潤滑油を塗布させたことを特徴と
する、チルトヒンジ。 - 【請求項３】 前記回転シャフトの変形取付部にはさら
にＥリングで固定される作動プレートを該回転シャフト
と共に回転するように取り付けたことを特徴とする、請
求項１又は２のいずれかに記載のチルトヒンジ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7216402A JP2984200B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | チルトヒンジ |
| KR1019950029914A KR100216046B1 (ko) | 1995-08-24 | 1995-09-14 | 틸팅 힌지 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7216402A JP2984200B2 (ja) | 1995-08-24 | 1995-08-24 | チルトヒンジ |
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|---|---|---|---|
| JP9194249A Division JPH1144332A (ja) | 1997-07-18 | 1997-07-18 | チルトヒンジ |
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|---|---|
| JPH0962399A JPH0962399A (ja) | 1997-03-07 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| JP (1) | JP2984200B2 (ja) |
| KR (1) | KR100216046B1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107923205A (zh) * | 2015-09-25 | 2018-04-17 | 英特尔公司 | 用于移动电子设备的集成条形音箱铰链组件 |
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| KR19990060271A (ko) * | 1997-12-31 | 1999-07-26 | 윤종용 | 힌지부에 케이블코어가 장착되는 평판디스플레이장치 |
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| TW506549U (en) | 1999-07-22 | 2002-10-11 | Kato Electric & Machinary Co | Slanted hinge |
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| KR101966614B1 (ko) * | 2012-10-05 | 2019-04-08 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 모니터 연결장치 |
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-
1995
- 1995-08-24 JP JP7216402A patent/JP2984200B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1995-09-14 KR KR1019950029914A patent/KR100216046B1/ko not_active IP Right Cessation
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107923205A (zh) * | 2015-09-25 | 2018-04-17 | 英特尔公司 | 用于移动电子设备的集成条形音箱铰链组件 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR100216046B1 (ko) | 1999-08-16 |
| KR970014498A (ko) | 1997-03-29 |
| JPH0962399A (ja) | 1997-03-07 |
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