JP2983107B2 - スタッド用パルスレンチ - Google Patents

スタッド用パルスレンチ

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JP2983107B2
JP2983107B2 JP4155717A JP15571792A JP2983107B2 JP 2983107 B2 JP2983107 B2 JP 2983107B2 JP 4155717 A JP4155717 A JP 4155717A JP 15571792 A JP15571792 A JP 15571792A JP 2983107 B2 JP2983107 B2 JP 2983107B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は設定トルクにて自動的に
正回転より逆回転に切り換え、かつ自己保持するように
してスタッドボルトの植設を容易に行えるようにしたス
タッド用パルスレンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スタッド用パルスレンチはメインバルブ
を開くことにより供給される高圧空気にて正回転し、ス
タッドボルトを締め付け、設定トルクに達した時、パル
スレンチ内に設けた逆回転用切換バルブを手動で切り換
えて植設されたスタッドボルトより締付用ソケットを取
り外すようになしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって従来のパル
スレンチでは設定トルクに達する毎に付設の切換バルブ
を手動で切り換える手数を要し、作業性が悪い。
【0004】本発明では設定トルクに達すると自動的に
逆回転へ切り換わり、かつ自己保持させて、その操作性
を向上させることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のスタッド用パルスレンチは、ロータの回転
にて油圧打撃トルク発生装置を介して主軸を回転するよ
うにしたパルスレンチにおいて、ロータ軸内を貫通し、
かつトルク発生装置内の圧力を検出し、該圧力が設定圧
に達すると作動するロッドを設け、このロッドの後端
を、ばね圧により支持したバルブに当接して、前記ロッ
ドの作動により前記バルブを操作して、該バルブを設け
た室内を大気に開放するようにするとともに、前記バル
ブを設けた室内と連通する、パルスレンチ内に設けたエ
アーをロータに供給してロータの正逆回転を切り換える
正逆切換バルブ機構のバルブ室の一端側の室内の圧力を
低下させて、正逆切換バルブ機構の切換バルブをロータ
が正回転から逆回転するように切り換え、前記正逆切換
バルブ機構のバルブ室の一端側の室内を排気回路を介し
て大気に開放するようにして該室内の圧力を低圧に維持
して、メインバルブを閉鎖するまでロータの逆回転を保
持するようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】このスタッド用パルスレンチは、トルク発生装
置内の圧力が設定圧に達すると作動するロッドを設け、
このロッドの後端を、ばね圧により支持したバルブに当
接して、ロッドの作動によりバルブを操作して、このバ
ルブを設けた室内を大気に開放するようにするととも
に、このバルブを設けた室内と連通する、パルスレンチ
内に設けたエアーをロータに供給してロータの正逆回転
を切り換える正逆切換バルブ機構のバルブ室の一端側の
室内の圧力を低下させて、正逆切換バルブ機構の切換バ
ルブをロータが正回転から逆回転するように切り換え、
正逆切換バルブ機構のバルブ室の一端側の室内を排気回
路を介して大気に開放するようにして室内の圧力を低圧
に維持して、メインバルブを閉鎖するまでロータの逆回
転を保持するようにし、これにより、メインバルブを解
放した状態で、かつパルスレンチを押しつけた状態で、
自動的にロータを正回転から逆回転に切り換えることが
できる。
【0007】
【実施例】以下、本発明のスタッド用パルスレンチを図
示の実施例に基づいて説明する。図において1は油圧式
トルクレンチの本体で、この本体内に高圧空気の供給、
停止を手動操作にて行なうメインバルブ2と、設定トル
クにて自動的に逆回転に切り換える切換バルブ32を設
けるとともに、このメインバルブ、及び切換バルブより
送気される高圧空気にて回転トルクを発生しめるように
してロータ4を本体1内に設け、一般的ニューマチック
ツールのモータ構造を有する。そしてこのロータ4の回
転トルクを打撃トルクに変換する油圧室打撃トルク発生
装置5は本体1の先端部に突設されたフロントケース6
内に設ける。
【0008】この油圧式打撃トルク発生装置5はライナ
ーケース12内に内口径が主軸7に対して偏心したるラ
イナー8を主軸7に対して回転自在に設け、このライナ
ー8内にトルクを発生せしめるための作動油を充填密閉
し、主軸7に中心を通る直径線上に相対向した2つの羽
根挿入溝7b,7bを設け、各溝内にばねSにて常時主
軸外周方向に突出するようにして、しかも厚さが溝幅よ
り小なる羽根9を嵌挿して設けるとともに、この2枚の
羽根9,9の間の主軸外周面には主軸外端面より少し突
出したシール面7a,7aを形成するが、この両シール
面7a,7a間を結ぶ直線はこれと平行なる主軸中心を
通る直線とはある一定の間隔を有して中心線よりいずれ
か片方に寄るものとし、かつ中心線と、主軸中心とシー
ル面とを結ぶ直線とを所要の角度となすものである。
【0009】また2枚の羽根9を互いに対向方向に突出
するようにして設けた主軸7を嵌合するライナー8は図
2に詳示する如く断面まゆ形のライナー室を形成し、且
この対向するくびれ部内周面を他部の内周面より山形状
に突出せしめてシール面8a,8bとする。だ円形のキ
ャビティ内周面に設けるシール面8a,8bのうちキャ
ビティ長軸方向に対向する2つのシール面8b,8bは
キャビティ中心を通る一直線上に位置するものである
が、短軸方向に対向する2つのシール面8a,8aは、
キャビティ中心を通る短軸線より右もしくは左(ライナ
ーの回転によって方向が変位する)にある一定間隔だけ
位置がずれた前記短軸線と平行なる直線上にあってしか
もキャビティ短軸線と、キャビティ中心とシールポイン
ト8aとを結ぶ直線とを所要の角度となるように定める
ものであり、従ってキャビティ内周面に4箇所設けられ
るシール面8a,8bのキャビティ周囲方向のシール面
間距離はキャビティ長軸線を挟む両側のものは即ち長軸
線を介して対向するシール面間隔は等しいものとなるが
短軸線を介して対向するシール面間隔は不等となる。
【0010】このシール面8aはライナー室内に嵌挿さ
れた主軸7の外周をライナー8が回転するとき主軸7の
シール面7aと接触もしくは近接され、両シール面7
a,8aにて上記室を2分するように気密的にシールが
行なわれるようになす。そしてライナー8の内周面のう
ち略対向する両シール面の中間位置に羽根9の先端と接
触し、上記ライナー室を2枚の羽根9と両シール面7
a,8aとにより2室又は4室に一時的に分けるように
なす山形状のシール面8bが形成されるが、この両シー
ル面8b,8bは互いに該室の中心を通る直線状にその
中心を一致せしめて対設されるている。さらにこのライ
ナー8の一方のシール面8b部にライナー室と平行して
即ちライナーの軸心に平行して出力調整弁挿入孔10を
穿孔するとともに、該孔10の奥部に上記山形状シール
面8bを挟んで主軸のシール面、羽根により分割される
少なくとも2室間に該各室と出力調整弁挿入孔10とが
導通するようポートP1,P2を形成し、且該孔10内
に出力調整を行なうリリーフバルブ軸11とリリーフバ
ルブBとが可調整的に嵌合されている。
【0011】このリリーフバルブ軸11はライナー下蓋
14に螺合され、ライナー下蓋14の外側より回転調整
可能となっているとともに、このリリーフバルブ軸11
の外周に凹溝11aを形成し、この凹溝11aの周面よ
りリリーフバルブ軸先端面に開口し導通する通路11b
を形成する。そしてこの通路11bのリリーフバルブ軸
先端面の開口部にばね圧にて押圧接されるようにしてリ
リーフバルブBが配設される。このリリーフバルブBは
ライナー上蓋13内に刻設されたくぼみ13a内に嵌合
支持したばね11cにてリリーフバルブ軸11側に所要
押圧力にて圧接されるようになっている。
【0012】ロータ4の軸心には穴が貫通され、この穴
内にロッド15が摺動可能に嵌挿され、このロッド15
の先端にはピストン16が一体に設け、このピストン1
6をライナー上蓋内に設けたシリンダ17内に嵌合さ
れ、ピストン16の先端をこのライナー上蓋13と対向
した主軸7の端面と対向させ、この主軸端面をライナー
上蓋のくぼみ内に挿入するとともに、くぼみの内底面と
主軸端面間に微細な隙間を形成し、これを圧力検出用の
シリンダ13dとし、このシリンダ13dとライナー上
蓋のくぼみ13aとの間を繋ぐ小径の通路13bを設け
る。またロッド15の他端にはバルブ切換機構18を配
設し、ロッド15の移動にてこのバルブ切換機構を作動
させるようになす。
【0013】後ケース21にはくぼみ18を形成し、こ
のくぼみ18内に支持したロッドガイド19にて摺動自
在にして前記ロッド15の後端部を支持するとともに、
くぼみ18内にばね圧下にて嵌合したバルブ20とロッ
ド後端とを接しさせ、ロッドガイド19の後端に設けた
弁座を、このバルブ20の押圧にて閉じるようにし、ロ
ッド15が後退方向に押された時、バルブを押して弁座
19Vが開口し、くぼみ18内の空気が大気へ逃げるよ
うになす。
【0014】この後ケース21内には筒状のボールケー
ス23を嵌合し、このボールケース23内にはボールバ
ルブ24をばね圧下にて嵌挿し、かつ前記後ケース21
内に形成されたくぼみ18とボールケース23とを導通
するエアー通路22と接続するようにボールケース23
に孔23Hを穿孔させるとともに、本体1内に設けた正
逆切換バルブ機構3とボールケース23とは連結され
る。
【0015】正逆切換バルブ機構3は図1、及び図2,
図3に詳示する如く、筒状をしたバルブケース31内に
バルブ32を摺動自在に嵌挿するとともに、バルブケー
ス31の後端に接合するようにして配設したボールケー
ス23内に嵌挿したばね33にて、このバルブ32の後
端を押圧する。そしてこのバルブ32の外周にはリング
状のエアー通路32a,32bを独立して2条設けると
ともに、一方のエアー通路32bはバルブ32の後端側
に開口した通路32cと導通する。
【0016】また一端側を閉塞した筒状のバルブケース
31は図2,図3に示すように、その長手方向に沿って
断面し、かつその断面位置を90度ずらした時、バルブ
32の外周面に設けたエアー通路32a,32bと接続
される孔31a,31bおよび31c,31d,31e
が穿孔される。そしてエアーモータが正回転(右回転)
時、図2に示すようにエアー通孔32aは大きな孔31
aと、エアー通路32bは、大きな孔31bとそれぞれ
導通するとともに、この位置より90度旋回した位置で
はエアー通路32aと小さな孔31dに、エアー通路3
2bは大きな孔31cとそれぞれ導通している。そして
バルブ32はばね33にて押圧され、バルブ先端はバル
ブケース31の内端面に押圧されている。
【0017】そして主軸7に設定トルクが発生し、ロッ
ド15を介して正逆切換バルブ機構3を逆回転に切り換
えられると、図4,図5に示すようにバルブ32がばね
33に抗して左方へ移動すると、エアー通路32aは孔
31aとは導通しているが、小さな孔31dとは閉塞さ
れ、エアー通路32bは大きな孔31bと閉塞、大きな
孔31cと小さな孔31eと導通し、エアーモータには
逆回転用エアー通路よりエアーが供給されるとともに、
この逆回転が保持されるものである。
【0018】従って今メインバルブ2及び正逆切換バル
ブ機構3を操作して圧力空気を本体1内のロータ室へ導
入するとロータ4は高速で右回転する。このロータの回
転力はロータ軸に設けられたライナー8に伝達される。
このライナー8はその外周を筒状のライナーケース12
にて回転自在に支持され、該ケースの両端面にライナー
上蓋13、ライナー下蓋14が設けられてライナー室内
に充満される作動油は密封されるようになっている。こ
のライナー8の回転によりライナー室の断面形状は変化
する。
【0019】打撃時では主軸のシール面7aと羽根9は
夫々ライナー8のシール面8aと8bに接し、ライナー
室は一直線上に対向する羽根9,9を挟んで左右に2室
に分けられ、且シール面7a,8aにてさらに左右室が
上下に高圧室Hと低圧室Lとに分けられ実質的に羽根の
両側に高圧室Hと低圧室Lとが形成される。そしてさら
にロータ4の回転にてライナー8を回転させると衝撃の
瞬間の直前において主軸7のシール面7aとライナー側
のシール面8aにて分離された2室のうち高圧室Hの体
積は減少され、低圧室Lの体積は増加し、羽根を挟んだ
2室が完全に封止状態になった時高圧室にて高圧を発生
せしめ、この油圧をもって羽根9の側面を低圧室側へ瞬
間的に挿圧し、羽根を嵌挿した主軸にその打撃力を伝達
し、主軸に所望の間歇的なトルクが発生して主軸を回転
させ、所望の作業を行なわしめる。
【0020】そして羽根の打撃にて主軸にトルクを発生
させた後、さらにライナーが回転するとライナー室は主
軸の羽根とシール面8bとにより前記の羽根を挟んで形
成された高圧、低圧両室間が互いに導通し、一室とな
り、ライナー室全体が同圧の2室に分けられ、主軸には
トルクが発生せず、ライナーはロータの回転によりさら
に回転する。ライナーがさらに90度即ち打撃時より1
80度回転すると互いに対向するライナーのシール面8
b,8b及び主軸のシール面7a,7aが夫々中心を通
す直線より数度偏心せしめているので両シール面7a,
8a間に隙間が生じ、ライナー室は主軸と上下の羽根
9,9にて左右の2室に分けられた状態でありライナー
室全体に圧力変化が生じず同圧となっているためライナ
ーはフリーに回転する。
【0021】さらにライナーが90度回転し、打撃時よ
り270度回転した状態は同90度回転した状態と実質
的に同一となり、単に出力調整弁位置が上下逆になって
いるに過ぎない。この状態よりライナーがさらに回転す
るとライナー室は羽根を挟んで左右に2室に分割されて
いたものが羽根とライナー側のシール面8bと、また主
軸・ライナー側の両シール面7a,8aとが互いに接触
してライナー室は4室即ち2つの高圧室と2つの低圧室
となり羽根を挟んで両側室に圧力差が生じこれにより前
述の如くして打撃力が発生するもので、このようにして
このライナー1回転により強力な打撃を1回発生せしめ
るものである。
【0022】油圧式打撃トルク発生装置5でライナー8
の回転にて高圧が発生すると、高圧室HよりポートP
1,穴10内のリリーフバルブB,ポートP2を経て低
圧室L側へ作動油が流れる。この時、高圧室Hの圧力が
予め設定された圧力に達する迄はリリーフバルブBはば
ね圧にてリリーフバルブ軸端面に押圧されて、この圧力
は検出されない。しかし設定圧まで上昇し、パルスが発
生するとこの設定圧まで上昇した高圧側Hの圧力はポー
トP1よりポートP2に流れるその一部にてリリーフバ
ルブをばねに抗して開き、作動油の一部は通路11bよ
り13bを経てシリンダ13d内に導かれると、この圧
力はピストン16に作用し、ロッド15を押圧移動さ
せ、バルブ20を作動させ、設定圧力を検出するもので
ある。
【0023】なお打撃力の調整はリリーフバルブ軸11
を回転させることによりばねにて押圧されるリリーフバ
ルブBの押圧力を調整し、又同時にP1,P2の通路を
ふさいでいく事により行なうものである。
【0024】主軸7が設定トルクに達するまではメイン
バルブ2を開くことにより高圧空気は本体1内のメイン
エアー通路より正逆切換バルブ機構の右回転用通路を経
てロータ室へ供給されるとともに、図2に示すようにバ
ルブケース31のオリフィス31gを経てバルブケース
内で、かつバルブ32の左端側密室内にも高圧空気の一
部が供給され、かつ右端側室内にも孔31bよりエアー
通路32b,32cを経て供給される。しかしこの時、
バルブ32には左方側より右方側室の方がエアー圧にば
ね圧が加わり押圧力が強く、バルブ32はバルブケース
31内左側に押圧された状態を保持され、ロータは右回
転を続ける。
【0025】そして主軸が設定トルクに達し、これによ
りロッド15が右方へ移動すると、バルブ20が右方へ
押されてくぼみ18は解放されたバルブ20にて大気と
導通し、バルブケース31内でバルブ32の右端側室内
の圧力は孔23H、エアー通路22よりくぼみ18内を
経て大気へ放出される。これによりバルブケース内のバ
ルブ左方側室内が右方側室内よりも高くなってバルブは
図4,図5に示すようにエアー圧によりバルブケース3
1内を右方へ移動する。これによりメインバルブ2より
供給されるエアー通路は孔31bよりエアー通路32
a,31aを経てロータの左回転を行う方向に供給さ
れ、排気は孔31c、エアー通路32b、孔31eを経
た後、大気へ放出され、これによりロータは左回転に自
動的に切り換わる。そしてメインバルブを開いている限
り、この正逆切換バルブ機構は左回転に切り換えられて
逆回転が保持される。
【0026】主軸先端に取り付けられたソケットが植設
したスタッドボルトより外れると、メインバルブを閉じ
ることによりロータの逆回転は停止されると同時に、切
換バルブ32はバネ33の押し圧により復帰し、右回転
に切り換えられる。
【0027】このようにしてメインバルブを開いた状態
でロータを回転させ、主軸が設定トルクに達すると自動
的に逆回転に切り換わり、メインバルブを閉とすること
により正逆切換バルブ機構は自動的に復帰するものであ
る。
【0028】
【発明の効果】本発明のスタッド用パルスレンチによれ
ば、トルク発生装置内の圧力が設定圧に達すると作動す
るロッドを設け、このロッドの後端を、ばね圧により支
持したバルブに当接して、ロッドの作動によりバルブを
操作して、このバルブを設けた室内を大気に開放するよ
うにするとともに、このバルブを設けた室内と連通す
る、パルスレンチ内に設けたエアーをロータに供給して
ロータの正逆回転を切り換える正逆切換バルブ機構のバ
ルブ室の一端側の室内の圧力を低下させて、正逆切換バ
ルブ機構の切換バルブをロータが正回転から逆回転する
ように切り換え、正逆切換バルブ機構のバルブ室の一端
側の室内を排気回路を介して大気に開放するようにして
室内の圧力を低圧に維持して、メインバルブを閉鎖する
までロータの逆回転を保持するようにし、これにより、
メインバルブを解放した状態で、かつパルスレンチを押
しつけた状態で、自動的にロータを正回転から逆回転に
切り換えることができ、スタッドボルトの植設を、効率
よく、容易かつ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスタッド用パルスレンチの一実施例を
示す縦断面図である。
【図2】正逆切換バルブ機構のロータの正回転時におけ
る給気回路を含む断面図である。
【図3】正逆切換バルブ機構のロータの正回転時におけ
る排気回路を含む断面図である。
【図4】正逆切換バルブ機構のロータの逆回転時におけ
る給気回路を含む断面図である。
【図5】正逆切換バルブ機構のロータの逆回転時におけ
る排気回路を含む断面図である。
【図6】図1における油圧室打撃トルク発生装置の縦断
面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 メインバルブ 3 正逆切換バルブ機構 4 ロータ 5 油圧室打撃トルク発生装置 7 主軸 15 ロッド 16 ピストン 17 シリンダ 18 くぼみ 20 バルブ 21 後ケース 23 ボールケース 24 バルブ 31 バルブケース 32 切換バルブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータの回転にて油圧打撃トルク発生装
    置を介して主軸を回転するようにしたパルスレンチにお
    いて、ロータ軸内を貫通し、かつトルク発生装置内の圧
    力を検出し、該圧力が設定圧に達すると作動するロッド
    を設け、このロッドの後端を、ばね圧により支持したバ
    ルブに当接して、前記ロッドの作動により前記バルブを
    操作して、該バルブを設けた室内を大気に開放するよう
    にするとともに、前記バルブを設けた室内と連通する、
    パルスレンチ内に設けたエアーをロータに供給してロー
    タの正逆回転を切り換える正逆切換バルブ機構のバルブ
    室の一端側の室内の圧力を低下させて、正逆切換バルブ
    機構の切換バルブをロータが正回転から逆回転するよう
    に切り換え、前記正逆切換バルブ機構のバルブ室の一端
    側の室内を排気回路を介して大気に開放するようにして
    該室内の圧力を低圧に維持して、メインバルブを閉鎖す
    るまでロータの逆回転を保持するようにしたことを特徴
    とするスタッド用パルスレンチ。
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