JPH1043653A - 吐出装置 - Google Patents
吐出装置Info
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- JPH1043653A JPH1043653A JP8223092A JP22309296A JPH1043653A JP H1043653 A JPH1043653 A JP H1043653A JP 8223092 A JP8223092 A JP 8223092A JP 22309296 A JP22309296 A JP 22309296A JP H1043653 A JPH1043653 A JP H1043653A
- Authority
- JP
- Japan
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- discharge
- discharge valve
- seal
- valve means
- chamber
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 チャンバシール部分からの吐出流動体の漏出
を直接把握することができるとともに、シールの締め代
を調整して即応的にシール機能を改善する。 【解決手段】 吐出ヘッドと、吐出ノズルを開閉する吐
出弁手段と、流体供給口と排出口間の流路を遮断可能な
排出弁手段と、吐出ヘッドに取付けられ前記弁手段を開
閉駆動するシリンダピストン手段とを有している。吐出
弁手段に対して排出弁手段を外装して二重軸構造として
前記チャンバ内に挿通し、外周側の排出弁手段を前記吐
出ヘッドの内周面にシール機構を介してチャンバを封止
している。シール機構の外端面部には前記吐出ヘッドに
螺着されてシールの締め代を調整可能としたアジャスタ
ーを取付ける。
を直接把握することができるとともに、シールの締め代
を調整して即応的にシール機能を改善する。 【解決手段】 吐出ヘッドと、吐出ノズルを開閉する吐
出弁手段と、流体供給口と排出口間の流路を遮断可能な
排出弁手段と、吐出ヘッドに取付けられ前記弁手段を開
閉駆動するシリンダピストン手段とを有している。吐出
弁手段に対して排出弁手段を外装して二重軸構造として
前記チャンバ内に挿通し、外周側の排出弁手段を前記吐
出ヘッドの内周面にシール機構を介してチャンバを封止
している。シール機構の外端面部には前記吐出ヘッドに
螺着されてシールの締め代を調整可能としたアジャスタ
ーを取付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吐出装置に係り、特
に樹脂材料や接着剤等の粘性流動体を吐出供給するのに
好適な吐出装置に関する。
に樹脂材料や接着剤等の粘性流動体を吐出供給するのに
好適な吐出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】樹脂材料等を定量吐出供給するために用
いられる吐出装置は、加圧供給される材料を吐出弁の開
閉させることにより行うようにしている。このような吐
出装置で、供給材料としての樹脂など粘性流動体が熱等
により変質してしまうことを防止するために、吐出弁の
閉弁時に開放される第2の弁を設け、吐出弁の閉弁時に
吐出装置内に材料が滞留することがないようにした装置
が提案されている。例えば、実公平2−15587号公
報には、吐出装置として、流体供給口と排出口とが開口
されたチャンバを有するとともに吐出ノズルを開口して
なる吐出ヘッドと、前記吐出ノズルを開閉する吐出弁手
段と、前記流体供給口と排出口間の流路を遮断可能な第
2の排出弁手段と、前記吐出ヘッドに取付けられ前記弁
手段を開閉駆動するシリンダピストン手段とを有する構
造とされている。これはシリンダピストンの作動によ
り、二重軸構造とされた吐出弁手段と第2の排出弁手段
とを同時に駆動して、吐出弁が開弁されると同時に排出
弁手段が流体供給口と排出口との間を閉弁するように
し、逆に吐出弁が閉弁されるときには排出弁手段が流体
供給口と排出口との間を開弁する、いわゆる流路切替弁
として構成されている。
いられる吐出装置は、加圧供給される材料を吐出弁の開
閉させることにより行うようにしている。このような吐
出装置で、供給材料としての樹脂など粘性流動体が熱等
により変質してしまうことを防止するために、吐出弁の
閉弁時に開放される第2の弁を設け、吐出弁の閉弁時に
吐出装置内に材料が滞留することがないようにした装置
が提案されている。例えば、実公平2−15587号公
報には、吐出装置として、流体供給口と排出口とが開口
されたチャンバを有するとともに吐出ノズルを開口して
なる吐出ヘッドと、前記吐出ノズルを開閉する吐出弁手
段と、前記流体供給口と排出口間の流路を遮断可能な第
2の排出弁手段と、前記吐出ヘッドに取付けられ前記弁
手段を開閉駆動するシリンダピストン手段とを有する構
造とされている。これはシリンダピストンの作動によ
り、二重軸構造とされた吐出弁手段と第2の排出弁手段
とを同時に駆動して、吐出弁が開弁されると同時に排出
弁手段が流体供給口と排出口との間を閉弁するように
し、逆に吐出弁が閉弁されるときには排出弁手段が流体
供給口と排出口との間を開弁する、いわゆる流路切替弁
として構成されている。
【0003】この従来の吐出装置では、吐出弁と排出弁
との距離を可変として吐出量を調整できるようにしてお
り、これは二重軸構造の外套軸側の排出弁の端部から内
軸側の吐出弁の端部を突出させてこれに抜け止めを螺着
し、外套軸側の排出弁端部外周にはネジ面を形成してこ
れに調整ナットを螺着させるとともに、当該調整ナット
は吐出弁に回転自在に組み付けた構造とされている。し
たがって、調整ナットを回転することにより、外套の排
出弁を吐出弁に沿って前後移動できるようにし、もって
吐出弁のストローク調整をなすようにしたものである。
弁の開閉駆動操作は、外套側の排出弁の途中外周面にピ
ストン固定用のネジを刻設し、このネジにピストンを螺
着固定しており、ピストンの作動により外套排出弁を駆
動し、調整ナットを介して中心軸側の吐出弁を駆動する
ようにしている。
との距離を可変として吐出量を調整できるようにしてお
り、これは二重軸構造の外套軸側の排出弁の端部から内
軸側の吐出弁の端部を突出させてこれに抜け止めを螺着
し、外套軸側の排出弁端部外周にはネジ面を形成してこ
れに調整ナットを螺着させるとともに、当該調整ナット
は吐出弁に回転自在に組み付けた構造とされている。し
たがって、調整ナットを回転することにより、外套の排
出弁を吐出弁に沿って前後移動できるようにし、もって
吐出弁のストローク調整をなすようにしたものである。
弁の開閉駆動操作は、外套側の排出弁の途中外周面にピ
ストン固定用のネジを刻設し、このネジにピストンを螺
着固定しており、ピストンの作動により外套排出弁を駆
動し、調整ナットを介して中心軸側の吐出弁を駆動する
ようにしている。
【0004】ところで、二重軸構造の弁手段は弁体部を
チャンバ内に挿入しつつ、軸方向移動されるため、チャ
ンバを封止するシール機構が必要であり、外套側の排出
弁外周面とチャンバ端部内壁との間にシールを介装して
いる。そして、従来の吐出装置では、このシールの抜け
止めスプリングによる弾圧力によって行っていた。
チャンバ内に挿入しつつ、軸方向移動されるため、チャ
ンバを封止するシール機構が必要であり、外套側の排出
弁外周面とチャンバ端部内壁との間にシールを介装して
いる。そして、従来の吐出装置では、このシールの抜け
止めスプリングによる弾圧力によって行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の吐
出装置では、シールの封止作用が低下することによって
吐出流動体がチャンバから漏出することを直接把握する
ことは困難であり、また、漏出発生があった場合には、
吐出装置の全体を分解してシール交換を行うなどの大掛
かりな作業を必要としてしまう問題があった。
出装置では、シールの封止作用が低下することによって
吐出流動体がチャンバから漏出することを直接把握する
ことは困難であり、また、漏出発生があった場合には、
吐出装置の全体を分解してシール交換を行うなどの大掛
かりな作業を必要としてしまう問題があった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に着目し、チ
ャンバシール部分からの吐出流動体の漏出を直接把握す
ることができるとともに、シールの締め代を調整して即
応的にシール機能を改善することができる構造とした吐
出装置を提供することを目的とする。
ャンバシール部分からの吐出流動体の漏出を直接把握す
ることができるとともに、シールの締め代を調整して即
応的にシール機能を改善することができる構造とした吐
出装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る吐出装置は、流体供給口と排出口とが
開口されたチャンバを有するとともに吐出ノズルを開口
してなる吐出ヘッドと、前記吐出ノズルを開閉する吐出
弁手段と、前記流体供給口と排出口間の流路を遮断可能
な排出弁手段と、前記吐出ヘッドに取付けられ前記弁手
段を開閉駆動するシリンダピストン手段とを有してなる
吐出装置において、前記吐出弁手段に対して排出弁手段
を外装して二重軸構造として前記チャンバ内に挿通し、
外周側の排出弁手段を前記吐出ヘッドの内周面にシール
機構を介してチャンバを封止するとともに、シール機構
の外端面部には前記吐出ヘッドに螺着されてシールの締
め代を調整可能としたアジャスターを取付け、このアジ
ャスターには円周方向に沿って回転操作穴を形成し、前
記シリンダピストン手段におけるシリンダの吐出ヘッド
への連結部には前記回転操作穴を臨ませる開口窓を形成
したことを特徴としている。
に、本発明に係る吐出装置は、流体供給口と排出口とが
開口されたチャンバを有するとともに吐出ノズルを開口
してなる吐出ヘッドと、前記吐出ノズルを開閉する吐出
弁手段と、前記流体供給口と排出口間の流路を遮断可能
な排出弁手段と、前記吐出ヘッドに取付けられ前記弁手
段を開閉駆動するシリンダピストン手段とを有してなる
吐出装置において、前記吐出弁手段に対して排出弁手段
を外装して二重軸構造として前記チャンバ内に挿通し、
外周側の排出弁手段を前記吐出ヘッドの内周面にシール
機構を介してチャンバを封止するとともに、シール機構
の外端面部には前記吐出ヘッドに螺着されてシールの締
め代を調整可能としたアジャスターを取付け、このアジ
ャスターには円周方向に沿って回転操作穴を形成し、前
記シリンダピストン手段におけるシリンダの吐出ヘッド
への連結部には前記回転操作穴を臨ませる開口窓を形成
したことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記構成によれば、吐出流動体がシール部分か
ら漏出した場合には、開口窓から直接漏出流動体の存在
を確認することができる。そして、漏出状態がある場合
にはアジャスターの回転操作穴を利用して開口窓から締
付方向にアジャスターを回転することで、シール機構の
締め代を増加することができる。漏出状態とシール締め
代の増加作用を同じ開口窓から実施できるので、漏出が
発生したことの確認作業と漏出防止対策を同時に行うこ
とができ、作業を即応的に実施できるものとなってい
る。この場合において、アジャスターに設けた回転操作
穴を回転方向の等角度位置に設定し、基準位置からの回
転操作穴のピッチと締め代の増加分との関係を設定して
おくことにより、操作穴の1ピッチ回転による締め代増
加経過が把握でき、これによりシール交換時期等を漏出
事故の発生以前に管理することができるものとなる。
ら漏出した場合には、開口窓から直接漏出流動体の存在
を確認することができる。そして、漏出状態がある場合
にはアジャスターの回転操作穴を利用して開口窓から締
付方向にアジャスターを回転することで、シール機構の
締め代を増加することができる。漏出状態とシール締め
代の増加作用を同じ開口窓から実施できるので、漏出が
発生したことの確認作業と漏出防止対策を同時に行うこ
とができ、作業を即応的に実施できるものとなってい
る。この場合において、アジャスターに設けた回転操作
穴を回転方向の等角度位置に設定し、基準位置からの回
転操作穴のピッチと締め代の増加分との関係を設定して
おくことにより、操作穴の1ピッチ回転による締め代増
加経過が把握でき、これによりシール交換時期等を漏出
事故の発生以前に管理することができるものとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係る吐出弁装置
の具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
の具体的実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0010】図1は実施形態に係る吐出装置の断面図、
図2、3は平面図および底面図である。図示のように、
この吐出装置10は、先端部に吐出ヘッド12を有して
おり、その中心部に小径穴14Sと大径穴14Lとを同
心上に連続して穿設することにより形成されたチャンバ
14を設けている。小径穴14Sには吐出対象となる樹
脂などの粘性流動体をチャンバ14内に導入するための
供給口16が連通され、また大径穴14Lにはチャンバ
14内から流動体を排出できるように開口された排出口
18が連通されている。これら供給口16と排出口18
は吐出ヘッド12の側面部から穿設され、小径穴14S
と大径穴14Lの各側壁面に開口するように設定されて
いる。そして、吐出ヘッド12の先端面には、小径穴1
4Sに中心軸上に沿って内部と連通されるように、吐出
ノズル20が開口されており、このノズル部分には吐出
弁座22を取付けし、これを後述する吐出弁手段により
開閉可能としている。また、前記小径穴14Sと大径穴
14Lとの間の段差部分には排出弁座24を取付けし、
これをやはり後述する排出弁手段により開閉させること
により、小径穴14Sと大径穴14Lとの流路を連通あ
るいは遮断できるように構成している。
図2、3は平面図および底面図である。図示のように、
この吐出装置10は、先端部に吐出ヘッド12を有して
おり、その中心部に小径穴14Sと大径穴14Lとを同
心上に連続して穿設することにより形成されたチャンバ
14を設けている。小径穴14Sには吐出対象となる樹
脂などの粘性流動体をチャンバ14内に導入するための
供給口16が連通され、また大径穴14Lにはチャンバ
14内から流動体を排出できるように開口された排出口
18が連通されている。これら供給口16と排出口18
は吐出ヘッド12の側面部から穿設され、小径穴14S
と大径穴14Lの各側壁面に開口するように設定されて
いる。そして、吐出ヘッド12の先端面には、小径穴1
4Sに中心軸上に沿って内部と連通されるように、吐出
ノズル20が開口されており、このノズル部分には吐出
弁座22を取付けし、これを後述する吐出弁手段により
開閉可能としている。また、前記小径穴14Sと大径穴
14Lとの間の段差部分には排出弁座24を取付けし、
これをやはり後述する排出弁手段により開閉させること
により、小径穴14Sと大径穴14Lとの流路を連通あ
るいは遮断できるように構成している。
【0011】上記吐出ヘッド12において、吐出対象の
流動体を供給口16から導入し、吐出ノズル20を通じ
て外部に吐出するのであるが、この吐出作用のために吐
出ノズル20が開放されると、排出弁手段が流体供給口
16と排出口18との間の排出弁座24を閉鎖するよう
にし、逆に吐出ノズル20が閉鎖されるときには排出弁
手段が排出弁座24を開放させるように、吐出弁手段と
排出弁手段とが連動して、流路切替をなすように構成さ
れている。
流動体を供給口16から導入し、吐出ノズル20を通じ
て外部に吐出するのであるが、この吐出作用のために吐
出ノズル20が開放されると、排出弁手段が流体供給口
16と排出口18との間の排出弁座24を閉鎖するよう
にし、逆に吐出ノズル20が閉鎖されるときには排出弁
手段が排出弁座24を開放させるように、吐出弁手段と
排出弁手段とが連動して、流路切替をなすように構成さ
れている。
【0012】すなわち、吐出弁手段は、前記吐出弁座2
2に対して接離可能な吐出弁体26およびこれを取付け
た吐出弁シャフト28から構成され、チャンバ14の中
心軸芯に沿って配設している。もちろん、吐出弁シャフ
ト28は前記排出弁座24の中央部開口より充分に小径
としてシャフト28の外周部分にて流動体が流通できる
ようにしている。また、排出弁手段は、前記排出弁座2
4に対して接離されて流路を開閉できるように、テーパ
面からなる排出弁体部30を先端部に直接形成した円筒
形状の排出弁パイプ32により構成されている。そし
て、この排出弁パイプ32を上記吐出弁シャフト28の
外周面にOリングを介して密着摺動可能に装着すること
によって二重軸構造としつつ、吐出ヘッド12に内挿さ
せている。
2に対して接離可能な吐出弁体26およびこれを取付け
た吐出弁シャフト28から構成され、チャンバ14の中
心軸芯に沿って配設している。もちろん、吐出弁シャフ
ト28は前記排出弁座24の中央部開口より充分に小径
としてシャフト28の外周部分にて流動体が流通できる
ようにしている。また、排出弁手段は、前記排出弁座2
4に対して接離されて流路を開閉できるように、テーパ
面からなる排出弁体部30を先端部に直接形成した円筒
形状の排出弁パイプ32により構成されている。そし
て、この排出弁パイプ32を上記吐出弁シャフト28の
外周面にOリングを介して密着摺動可能に装着すること
によって二重軸構造としつつ、吐出ヘッド12に内挿さ
せている。
【0013】吐出ヘッド12のチャンバ14を液密保持
するため、前記大径穴14Lの後方にて排出弁手段とし
ての排出弁パイプ32の外周面に接するシール機構34
を設けている。このシール機構34は大径穴14Lの後
縁側の段差部をシール基端として配置され、中間部のオ
イル軸封スリーブ36を挟んで前後にオムニシール等の
シール本体38を配置して構成されている。これにより
排出弁パイプ32の外周面が液密にシールされ、チャン
バ14内の吐出流動体が外部に漏出することを阻止して
いる。
するため、前記大径穴14Lの後方にて排出弁手段とし
ての排出弁パイプ32の外周面に接するシール機構34
を設けている。このシール機構34は大径穴14Lの後
縁側の段差部をシール基端として配置され、中間部のオ
イル軸封スリーブ36を挟んで前後にオムニシール等の
シール本体38を配置して構成されている。これにより
排出弁パイプ32の外周面が液密にシールされ、チャン
バ14内の吐出流動体が外部に漏出することを阻止して
いる。
【0014】また、この実施形態では、特にシール機能
の低下により吐出流動体がシール機構部から漏出するこ
とを防止するため、シール機構34の後端面を縦列方向
に加圧可能なアジャスター40を設けている。このアジ
ャスター40は排出弁シャフト28を貫通させて吐出ヘ
ッド12の後端部に取付けられるもので、吐出ヘッド1
2に形成した雄ねじに螺着され、回転操作によって螺進
可能とされている。したがって、アジャスター40を吐
出ヘッド12に対して締め込み方向に螺進させることに
より、アジャスター40の内端面とシール機構34との
間に介在させたスペーサリング42を押込み、シール本
体38の締め代を増加させ、もってシール機能の低下に
よる流動体流出を防止するものとなっている。
の低下により吐出流動体がシール機構部から漏出するこ
とを防止するため、シール機構34の後端面を縦列方向
に加圧可能なアジャスター40を設けている。このアジ
ャスター40は排出弁シャフト28を貫通させて吐出ヘ
ッド12の後端部に取付けられるもので、吐出ヘッド1
2に形成した雄ねじに螺着され、回転操作によって螺進
可能とされている。したがって、アジャスター40を吐
出ヘッド12に対して締め込み方向に螺進させることに
より、アジャスター40の内端面とシール機構34との
間に介在させたスペーサリング42を押込み、シール本
体38の締め代を増加させ、もってシール機能の低下に
よる流動体流出を防止するものとなっている。
【0015】ここで、アジャスター40によるシール締
め代量を明示するために、前記アジャスター40の外周
面には円周方向に等分した複数の回転操作穴44を形成
している。これは、例えば8等分位置に回転操作穴44
を形成することにより、アジャスター40は穴44の1
ピッチ分の回転操作により45度回転し、アジャスター
40のねじピッチに応じて常に一定の締め代をシール機
構34に付与することができるようにしている。
め代量を明示するために、前記アジャスター40の外周
面には円周方向に等分した複数の回転操作穴44を形成
している。これは、例えば8等分位置に回転操作穴44
を形成することにより、アジャスター40は穴44の1
ピッチ分の回転操作により45度回転し、アジャスター
40のねじピッチに応じて常に一定の締め代をシール機
構34に付与することができるようにしている。
【0016】上述した吐出弁および排出弁を駆動操作す
るために、当該実施形態では、エアシリンダ機構46を
吐出ヘッド12の後部に取付けている。前述したよう
に、吐出弁シャフト28の外周面には排出弁パイプ32
が装着されているが、この排出弁パイプ32とタンデム
配置となるようにエアピストン48が吐出弁シャフト2
8の外周面に取付けられている。このエアピストン48
は排出弁パイプ32の後端面に当接され、エア作動によ
り排出弁パイプ32を閉弁方向に押圧移動させるように
なっている。
るために、当該実施形態では、エアシリンダ機構46を
吐出ヘッド12の後部に取付けている。前述したよう
に、吐出弁シャフト28の外周面には排出弁パイプ32
が装着されているが、この排出弁パイプ32とタンデム
配置となるようにエアピストン48が吐出弁シャフト2
8の外周面に取付けられている。このエアピストン48
は排出弁パイプ32の後端面に当接され、エア作動によ
り排出弁パイプ32を閉弁方向に押圧移動させるように
なっている。
【0017】ここで、排出弁パイプ32は開弁方向に常
時付勢されており、このため、排出弁パイプ32の後端
部にはバネ座板50が固定されている。このバネ座板5
0と前記アジャスター40との間に圧縮コイルスプリン
グ52を介装し、スプリング付勢力が排出弁パイプ32
の開弁操作力となり、同時にエアピストン48への接触
力を発生させるようになっている。前記エアピストン4
8は上記バネ座板50と面接触状態で接合されるが、両
者の間には摺動面板54を介装し、エアピストン48の
回転滑りが生じるようにし、前記コイルスプリング52
の伸縮による回転ねじりが弁開閉抵抗とならないように
している。
時付勢されており、このため、排出弁パイプ32の後端
部にはバネ座板50が固定されている。このバネ座板5
0と前記アジャスター40との間に圧縮コイルスプリン
グ52を介装し、スプリング付勢力が排出弁パイプ32
の開弁操作力となり、同時にエアピストン48への接触
力を発生させるようになっている。前記エアピストン4
8は上記バネ座板50と面接触状態で接合されるが、両
者の間には摺動面板54を介装し、エアピストン48の
回転滑りが生じるようにし、前記コイルスプリング52
の伸縮による回転ねじりが弁開閉抵抗とならないように
している。
【0018】エアシリンダ機構46は、前記エアピスト
ン48により排出弁パイプ32を閉弁方向に移動すべく
圧縮コイルスプリング52の付勢力に対抗して作動可能
となっている。したがってエアピストン48を内挿する
シリンダ56は、エア室58をエアピストン48を挟ん
で圧縮コイルスプリング52の反対側になるように配置
構成されている。そして、シリンダ壁は吐出ヘッド12
側に延長され、延長端を吐出ヘッド12にボルト結合し
て固定している。吐出ヘッド12側のシリンダ壁延長部
には開口窓60が形成されており、前述したアジャスタ
ー40の回転操作ができるようにするとともに、当該窓
60からシール機構34から吐出流動体が漏れ出た場合
に目視確認できるようにしている。
ン48により排出弁パイプ32を閉弁方向に移動すべく
圧縮コイルスプリング52の付勢力に対抗して作動可能
となっている。したがってエアピストン48を内挿する
シリンダ56は、エア室58をエアピストン48を挟ん
で圧縮コイルスプリング52の反対側になるように配置
構成されている。そして、シリンダ壁は吐出ヘッド12
側に延長され、延長端を吐出ヘッド12にボルト結合し
て固定している。吐出ヘッド12側のシリンダ壁延長部
には開口窓60が形成されており、前述したアジャスタ
ー40の回転操作ができるようにするとともに、当該窓
60からシール機構34から吐出流動体が漏れ出た場合
に目視確認できるようにしている。
【0019】また、エアシリンダ機構46による操作を
吐出弁手段に伝達するために、前記エアピストン48に
はエクステンションスリーブ62が一体に設けられてお
り、これを吐出弁シャフト28に摺動可能としつつ、エ
ア室58を形成するシリンダ隔壁63を貫通してシリン
ダ後方に突出させている。また、吐出弁シャフト28は
前記エクステンションスリーブ62の先端縁より更に突
出する長さとされ、吐出弁シャフト28とエクステンシ
ョンスリーブ62とをグリップナット64により連結し
ている。したがって、エアシリンダ機構46に作動エア
を供給することにより、エアピストン48が図1におい
て左動し、これとグリップナット64により連結された
吐出弁シャフト28が左動されるのである。この動作方
向は吐出弁体26の開弁方向とされている。このエアシ
リンダ機構46の駆動操作は、同時にエアピストン48
と摺動面板54を介して当接されている排出弁パイプ3
2を押動させ、先端排出弁体部30を閉弁方向に移動さ
せ、この閉弁位置までのストロークにより吐出弁体26
の開弁量が決定されている。したがって、ストロークは
吐出弁体26と排出弁体部30との距離で設定できる
が、これは上記グリップナット64により調整できるよ
うにしている。
吐出弁手段に伝達するために、前記エアピストン48に
はエクステンションスリーブ62が一体に設けられてお
り、これを吐出弁シャフト28に摺動可能としつつ、エ
ア室58を形成するシリンダ隔壁63を貫通してシリン
ダ後方に突出させている。また、吐出弁シャフト28は
前記エクステンションスリーブ62の先端縁より更に突
出する長さとされ、吐出弁シャフト28とエクステンシ
ョンスリーブ62とをグリップナット64により連結し
ている。したがって、エアシリンダ機構46に作動エア
を供給することにより、エアピストン48が図1におい
て左動し、これとグリップナット64により連結された
吐出弁シャフト28が左動されるのである。この動作方
向は吐出弁体26の開弁方向とされている。このエアシ
リンダ機構46の駆動操作は、同時にエアピストン48
と摺動面板54を介して当接されている排出弁パイプ3
2を押動させ、先端排出弁体部30を閉弁方向に移動さ
せ、この閉弁位置までのストロークにより吐出弁体26
の開弁量が決定されている。したがって、ストロークは
吐出弁体26と排出弁体部30との距離で設定できる
が、これは上記グリップナット64により調整できるよ
うにしている。
【0020】エアピストン48のエクステンションスリ
ーブ62と吐出弁シャフト28とは上記したようにグリ
ップナット64により連結されているが、この連結構造
は、エクステンションスリーブ62の後端部外周面にね
じ面62Sを刻設し、これにグリップナット64の第1
ナット面64FSを螺着し、止めネジ66により固定し
ている。この螺着結合は固定専用であり、分解等の際に
のみ取り外すものとしている。また、エクステンション
スリーブ62内を貫通している吐出弁シャフト28の外
周面部にも調整ネジ面28Sを刻設しており、前記グリ
ップナット64の第2ナット面64RSを螺着してい
る。この調整ネジ面28Sと第2ナット面64RSとの
螺着部分では、吐出弁シャフト28に対してグリップナ
ット64を相対回転させることによりエアピストン48
を螺進退させ、もって排出弁パイプ32の閉弁移動開始
位置を調整させるものである。すなわち、排出弁パイプ
32はエアピストン48に当接され、グリップナット6
4の位置が可変とされるため、排出弁パイプ32の閉弁
動作の開始位置が調整される。排出弁パイプ32の移動
ストロークは吐出弁シャフト28の移動ストロークに等
しいので、グリップナット64の回転操作により吐出弁
手段のストローク調整を行うことができるのである。し
たがって、グリップナット64はストローク調整グリッ
プとして機能し、吐出弁体26の開弁量を調整できる。
なお、ストローク調整グリップナット64はエアピスト
ン48のエクステンションスリーブ62と螺着結合され
ているが、ネジ結合によらず、単なる差込み構造とし、
止めネジ66によって固定する形式とすることも可能で
ある。
ーブ62と吐出弁シャフト28とは上記したようにグリ
ップナット64により連結されているが、この連結構造
は、エクステンションスリーブ62の後端部外周面にね
じ面62Sを刻設し、これにグリップナット64の第1
ナット面64FSを螺着し、止めネジ66により固定し
ている。この螺着結合は固定専用であり、分解等の際に
のみ取り外すものとしている。また、エクステンション
スリーブ62内を貫通している吐出弁シャフト28の外
周面部にも調整ネジ面28Sを刻設しており、前記グリ
ップナット64の第2ナット面64RSを螺着してい
る。この調整ネジ面28Sと第2ナット面64RSとの
螺着部分では、吐出弁シャフト28に対してグリップナ
ット64を相対回転させることによりエアピストン48
を螺進退させ、もって排出弁パイプ32の閉弁移動開始
位置を調整させるものである。すなわち、排出弁パイプ
32はエアピストン48に当接され、グリップナット6
4の位置が可変とされるため、排出弁パイプ32の閉弁
動作の開始位置が調整される。排出弁パイプ32の移動
ストロークは吐出弁シャフト28の移動ストロークに等
しいので、グリップナット64の回転操作により吐出弁
手段のストローク調整を行うことができるのである。し
たがって、グリップナット64はストローク調整グリッ
プとして機能し、吐出弁体26の開弁量を調整できる。
なお、ストローク調整グリップナット64はエアピスト
ン48のエクステンションスリーブ62と螺着結合され
ているが、ネジ結合によらず、単なる差込み構造とし、
止めネジ66によって固定する形式とすることも可能で
ある。
【0021】ここで、ストローク調整グリップナット6
4を回転させるために、吐出弁シャフト28の外端部に
は吐出弁グリップ68を取付けている。これはグリップ
ナット64の回転操作により吐出弁シャフト28が連れ
回りしないようにするためである。このため、実際の操
作は、吐出弁グリップ68を手で押えつつ、ストローク
調整グリップナット64を回転させるようになってお
り、これによりエアピストン48の位置調整を行うよう
にしている。
4を回転させるために、吐出弁シャフト28の外端部に
は吐出弁グリップ68を取付けている。これはグリップ
ナット64の回転操作により吐出弁シャフト28が連れ
回りしないようにするためである。このため、実際の操
作は、吐出弁グリップ68を手で押えつつ、ストローク
調整グリップナット64を回転させるようになってお
り、これによりエアピストン48の位置調整を行うよう
にしている。
【0022】また、この実施形態では、ストローク調整
グリップナット64の先端部にテーパ面を形成し、当該
テーパ面に回転目盛り70を付している。更にこの回転
目盛り70の形成側のグリップ端面には円形断面の凹陥
部72が形成されており、この凹陥部72に前記吐出弁
グリップ68に形成された小径部を嵌入させるようにし
ている。そして、小径部には、図1(2)に示すよう
に、前記凹陥部72とほぼ同径の外径を有するリング7
4が固定されている。このリング74の外周面には、ス
トローク調整グリップ64の螺進量を表示するいわゆる
0点調整目盛り76を形成している。前記回転目盛り7
0の回転基準は上記リング74あるいは吐出弁グリップ
68に形成することにより、相対回転量を把握し得る。
したがって、この構成により、ストローク調整量はグリ
ップナット64の回転目盛り70を読み取ることにより
正確に調整でき、もって吐出量の調整を誰でもが正確に
行うことができる。また、特に0点調整目盛り76をリ
ング74に設けているので、吐出装置同士が常に同一機
能を持たせるように調整でき、これを複数用いる多種混
合吐出装置とする場合等に非常に有効なものとなる。
グリップナット64の先端部にテーパ面を形成し、当該
テーパ面に回転目盛り70を付している。更にこの回転
目盛り70の形成側のグリップ端面には円形断面の凹陥
部72が形成されており、この凹陥部72に前記吐出弁
グリップ68に形成された小径部を嵌入させるようにし
ている。そして、小径部には、図1(2)に示すよう
に、前記凹陥部72とほぼ同径の外径を有するリング7
4が固定されている。このリング74の外周面には、ス
トローク調整グリップ64の螺進量を表示するいわゆる
0点調整目盛り76を形成している。前記回転目盛り7
0の回転基準は上記リング74あるいは吐出弁グリップ
68に形成することにより、相対回転量を把握し得る。
したがって、この構成により、ストローク調整量はグリ
ップナット64の回転目盛り70を読み取ることにより
正確に調整でき、もって吐出量の調整を誰でもが正確に
行うことができる。また、特に0点調整目盛り76をリ
ング74に設けているので、吐出装置同士が常に同一機
能を持たせるように調整でき、これを複数用いる多種混
合吐出装置とする場合等に非常に有効なものとなる。
【0023】上述のように構成された吐出装置では、供
給口16から樹脂等がチャンバ14内に供給される。非
吐出状態においては、図1に示すように、圧縮コイルス
プリング52の作用により、排出弁パイプ32が図中右
方向に付勢されており、排出弁座24が開放されている
ので、チャンバ14に供給されている樹脂等は排出口1
8から外部に流動することになる。排出弁パイプ32は
端部のバネ座板50によって摺動面板54を介してエア
ピストン48を付勢し、ストローク調整グリップナット
64によって吐出弁体26を閉弁位置におく。この状態
からエアシリンダ機構46を作動させると、エアピスト
ン48が図中作動し、排出弁座24を閉鎖し、同時にエ
アピストン48とグリップナット64で一体となってい
る吐出弁シャフト28を介して吐出弁体26が開放され
る。これにより樹脂等は吐出ノズル20を通じて吐出さ
れるのである。そして、作動エアの供給を停止すること
により、圧縮コイルスプリング52の働きで、排出弁体
部30が開弁され、吐出ノズル20が閉鎖される。供給
口16から加圧供給されている樹脂等はチャンバ14か
ら排出口18へ還流される。
給口16から樹脂等がチャンバ14内に供給される。非
吐出状態においては、図1に示すように、圧縮コイルス
プリング52の作用により、排出弁パイプ32が図中右
方向に付勢されており、排出弁座24が開放されている
ので、チャンバ14に供給されている樹脂等は排出口1
8から外部に流動することになる。排出弁パイプ32は
端部のバネ座板50によって摺動面板54を介してエア
ピストン48を付勢し、ストローク調整グリップナット
64によって吐出弁体26を閉弁位置におく。この状態
からエアシリンダ機構46を作動させると、エアピスト
ン48が図中作動し、排出弁座24を閉鎖し、同時にエ
アピストン48とグリップナット64で一体となってい
る吐出弁シャフト28を介して吐出弁体26が開放され
る。これにより樹脂等は吐出ノズル20を通じて吐出さ
れるのである。そして、作動エアの供給を停止すること
により、圧縮コイルスプリング52の働きで、排出弁体
部30が開弁され、吐出ノズル20が閉鎖される。供給
口16から加圧供給されている樹脂等はチャンバ14か
ら排出口18へ還流される。
【0024】このような構成において、本実施形態で
は、特にシール機能の低下により吐出流動体がシール機
構部から漏出することを防止するように、シール機構3
4の後端面を縦列方向に加圧可能なアジャスター40を
設け、これを吐出ヘッド12に形成した雄ねじに螺着さ
せ、回転操作によって螺進させることによってアジャス
ター40の内端面とシール機構34との間に介在させた
スペーサリング42を押込み、シール本体38の締め代
を増加させるようになっている。そして、アジャスター
40によるシール締め代量を明示するために、回転操作
穴44を前記アジャスター40の外周面の円周方向に等
分した位置に複数形成し、アジャスター40のねじピッ
チに応じて常に一定の締め代をシール機構34に付与す
ることができるようにしている。そして、開口窓60か
らアジャスター40の取付け部分を臨むことができるた
め、チャンバシール部分からの吐出流動体の漏出を直接
把握することができるとともに、シールの締め代を調整
して即応的にシール機能を保守することができる。
は、特にシール機能の低下により吐出流動体がシール機
構部から漏出することを防止するように、シール機構3
4の後端面を縦列方向に加圧可能なアジャスター40を
設け、これを吐出ヘッド12に形成した雄ねじに螺着さ
せ、回転操作によって螺進させることによってアジャス
ター40の内端面とシール機構34との間に介在させた
スペーサリング42を押込み、シール本体38の締め代
を増加させるようになっている。そして、アジャスター
40によるシール締め代量を明示するために、回転操作
穴44を前記アジャスター40の外周面の円周方向に等
分した位置に複数形成し、アジャスター40のねじピッ
チに応じて常に一定の締め代をシール機構34に付与す
ることができるようにしている。そして、開口窓60か
らアジャスター40の取付け部分を臨むことができるた
め、チャンバシール部分からの吐出流動体の漏出を直接
把握することができるとともに、シールの締め代を調整
して即応的にシール機能を保守することができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、吐出
弁手段に対して排出弁手段を外装して二重軸構造として
前記チャンバ内に挿通し、外周側の排出弁手段を前記吐
出ヘッドの内周面にシール機構を介してチャンバを封止
するとともに、シール機構の外端面部には前記吐出ヘッ
ドに螺着されてシールの締め代を調整可能としたアジャ
スターを取付け、このアジャスターには円周方向に沿っ
て回転操作穴を形成し、前記シリンダピストン手段にお
けるシリンダの吐出ヘッドへの連結部には前記回転操作
穴を臨ませる開口窓を形成した構成であるため、チャン
バシール部分からの吐出流動体の漏出を直接把握するこ
とができるとともに、シールの締め代を調整して即応的
にシール機能を保守することができるという効果が得ら
れる。
弁手段に対して排出弁手段を外装して二重軸構造として
前記チャンバ内に挿通し、外周側の排出弁手段を前記吐
出ヘッドの内周面にシール機構を介してチャンバを封止
するとともに、シール機構の外端面部には前記吐出ヘッ
ドに螺着されてシールの締め代を調整可能としたアジャ
スターを取付け、このアジャスターには円周方向に沿っ
て回転操作穴を形成し、前記シリンダピストン手段にお
けるシリンダの吐出ヘッドへの連結部には前記回転操作
穴を臨ませる開口窓を形成した構成であるため、チャン
バシール部分からの吐出流動体の漏出を直接把握するこ
とができるとともに、シールの締め代を調整して即応的
にシール機能を保守することができるという効果が得ら
れる。
【図1】本発明の実施形態に係る吐出装置の断面図であ
る。
る。
【図2】同装置の底面図である。
【図3】同装置の平面図である。
10 吐出装置 12 吐出ヘッド 14 チャンバ 14S 小径穴 14L 大径穴 16 供給口 18 排出口 20 吐出ノズル 22 吐出弁座 24 排出弁座 26 吐出弁体 28 吐出弁シャフト 30 排出弁体部 32 排出弁パイプ 34 シール機構 36 オイル軸封スリーブ 38 シール本体 40 アジャスター 42 スペーサリング 44 回転操作穴 46 エアシリンダ機構 48 エアピストン 50 バネ座板 52 圧縮コイルスプリング 54 摺動面板 56 シリンダ 58 エア室 60 開口窓 62 エクステンションスリーブ 64 ストローク調整グリップナット 66 止めネジ 68 吐出弁グリップ 70 回転目盛り 72 凹陥部 74 リング 76 0点調整目盛り
Claims (1)
- 【請求項1】 流体供給口と排出口とが開口されたチャ
ンバを有するとともに吐出ノズルを開口してなる吐出ヘ
ッドと、前記吐出ノズルを開閉する吐出弁手段と、前記
流体供給口と排出口間の流路を遮断可能な排出弁手段
と、前記吐出ヘッドに取付けられ前記弁手段を開閉駆動
するシリンダピストン手段とを有してなる吐出装置にお
いて、前記吐出弁手段に対して排出弁手段を外装して二
重軸構造として前記チャンバ内に挿通し、外周側の排出
弁手段を前記吐出ヘッドの内周面にシール機構を介して
チャンバを封止するとともに、シール機構の外端面部に
は前記吐出ヘッドに螺着されてシールの締め代を調整可
能としたアジャスターを取付け、このアジャスターには
円周方向に沿って回転操作穴を形成し、前記シリンダピ
ストン手段におけるシリンダの吐出ヘッドへの連結部に
は前記回転操作穴を臨ませる開口窓を形成したことを特
徴とする吐出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8223092A JPH1043653A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 吐出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8223092A JPH1043653A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 吐出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1043653A true JPH1043653A (ja) | 1998-02-17 |
Family
ID=16792715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8223092A Pending JPH1043653A (ja) | 1996-08-06 | 1996-08-06 | 吐出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1043653A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101898185A (zh) * | 2010-08-03 | 2010-12-01 | 浙江华人数码印刷有限公司 | 纸浆盒涂胶机 |
JP2019042610A (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-22 | 株式会社レクシー | 高圧型吐出装置 |
-
1996
- 1996-08-06 JP JP8223092A patent/JPH1043653A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101898185A (zh) * | 2010-08-03 | 2010-12-01 | 浙江华人数码印刷有限公司 | 纸浆盒涂胶机 |
JP2019042610A (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-22 | 株式会社レクシー | 高圧型吐出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |