JP2980664B2 - けらば包み - Google Patents

けらば包み

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JP2980664B2 JP2268177A JP26817790A JP2980664B2 JP 2980664 B2 JP2980664 B2 JP 2980664B2 JP 2268177 A JP2268177 A JP 2268177A JP 26817790 A JP26817790 A JP 26817790A JP 2980664 B2 JP2980664 B2 JP 2980664B2
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築物の屋根を段葺状の屋根材を用いて葺成
し、かつ、断熱材等の裏打材を用いて葺成した際の妻側
のけらばで用いられるけらば包みに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、段葺状の屋根材を用いた屋根におけるけらば部
は、屋根材の化粧面の端部を一段ずつ下方へ折り込
み、けらばを被覆する構造、あるいは特開昭62−2960
47号公報、実公昭62−6176号公報の役物がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、においては現場にて屋根材を1段ず
つ加工しなければならず、施工に熟練を要する不利があ
った。またの役物はけらば唐草と捨板、上面カバー
材、側面カバー材の4部材を必要とするため工程が多く
なる不利があった。またにおいては、断面コ字状の挿
入凹部に瓦端部を挿入するものであり、段葺状の屋根材
のときはけらば役物と屋根材間に空隙ができ、防水性の
面での不利があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はこのような欠点を除去するため、けらば包み
を敷目板と化粧キャップとの2部材とし、かつ、長尺状
とした敷目板に設けた係止部の係止溝に化粧キャップの
差込縁を表面側から嵌合、係止させるようにして施工の
簡易化を図り、その上、化粧キャップ同士は側面カバー
片に設けた係止片と係合片とによってはぜ状に連結し、
しかも、化粧面部の上端縁には雨返し片を設けることに
より、防水性を向上させたけらば包みを提供するもので
ある。
〔実施例〕
以下に図面を用いて、本発明に係るけらば包みの代表
的一例を詳細に説明する。第1図および第2図(a)〜
(d)は上記けらば包みの構成部材である敷目板Aと化
粧キャップBを示すものである。すなわち敷目板Aは、
金属板(カラー鋼板、アルミニウム板、塩ビ鋼板、ステ
ンレス板、サンドイッチ鋼板、クラッド鋼板等)、ある
いは合成樹脂板をロール成形、プレス成形等によって、
もしくは金属材料、合成樹脂材料を押出成形、射出成形
等して形成した長尺体であり、屋板において妻側けらば
の防水敷目板、及び化粧キャップBの係止材として機能
するものである。すなわち敷目板Aは第1図に示すよう
にその断面形状が水平な固定部1と、固定部1の一端縁
を垂直上方に突出した係止部2と、係止部2と反対に下
方に突出したカバー部5と、係止部2と固定部1の他端
縁との中間を上方に突出したガイド片6とからなり、ま
た係止部2には断面略U字状の係止溝3と、係止溝3の
内側に少なくとも1つ以上設けた係止突起4とからなる
形状としたものである。さらに説明を加えると、固定部
1は第3図に示すように釘等の固定具Fによって屋根下
地Eに敷目板Aを固定する部分であり、カバー部5は屋
根下地Eの妻部側面(けらば部)を被覆するものであ
り、かつ、敷目板Aを配設する際の位置決めガイドとし
て機能するものである。なお、図示しないが必要に応じ
て、カバー部5も固定具Fにより屋根下地Eに固定する
ことも可能である。またガイド片6は、断熱材、防音
材、吸音材、防水材、バックアップ材として用いる裏打
材D、例えばシージングボード、シージングインシュレ
ーションボード、ロックウールボード、スチレンボード
等のフォーム板、合板、およびこれらの複合板等からな
る裏打材Dを敷設する際に、裏打材Dと係止部2とを接
触させないようにするガイドとして機能すると共に、係
止部2とガイド片6により樋状の流水溝6aを形成し、化
粧キャップBで屋根材Cを被覆している部分から、万一
水が浸入しても、屋根下地Eに触れることなく、速やか
に軒方向へ排水することができるようにするためのもの
である。さらに係止部2は化粧キャップBを係止すると
共に、作業性の向上、危険性を回避するため化粧キャッ
プBを上方より嵌合させるためのものである。なお、係
止突起4は、化粧キャップBの差込縁9に設けた係止突
起10により、係止溝3のどちらの面に設けてもよいもの
である。化粧キャップBは第2図(a)、(b)に示す
ような短尺体であり、敷目板Aと同様の素材をロール成
形、ベンダー加工、押出成形、プレス成形、射出成形等
して形成したものであり、屋根材Cの化粧面C1と略同一
の形状である化粧面部7と、化粧面部7の裏面側へ突出
した側面カバー片8、差込縁9とからなるものである。
すなわち、化粧面部7は第3図に示すように屋根材Cの
化粧面C1端部を被覆し、けらば部の防水性に寄与すると
共に、美観性の向上に寄与するものである。また側面カ
バー片8は化粧面部7の一端縁に下方へ突出した部分で
あり、カバー部5と共に止水材として機能し、また屋根
材C、裏打材Dの木口をも被覆するものである。さらに
差込縁9は第2図(b)のイ−イ線端面図である(c)
図に示すように化粧面部7の途中に側面カバー片8とほ
ぼ平行に突出したものであり、その先端付近の係合突起
10により、敷目板Aの係止溝3に嵌挿した際に、係止突
起4に係止されるものである。なお、(c)図では敷目
板Aを破線で示している。さらに側面カバー片8は、
(a)図、(b)図、および(b)図のロ−ロ線端面図
である(d)図に示すように、化粧面部7の段差片7a側
の端縁には内方、すなわち差込縁9側へはぜ状に屈曲し
て形成した係合片11を有し、また他方端縁には外方には
ぜ状に屈曲して形成した係止片12を有するものである。
この係合片11と係止片12は、化粧キャップBを配設した
際に、上、下段の化粧キャップBの係合片11、係止片12
同士が(d)図に示すようにはぜ組みとなって連結し、
美観性と防水性に寄与するものである。また化粧面部7
の段差片7aと反対側の端縁には表面に略はぜ状となった
雨返し片13を形成する。この雨返し片13は段差片7aと係
合し合うと共に、屋根材Cの連結部内においても雨返し
の機能を果たすものである。
ここで寸法関係について簡単に説明する。そこで第1
図に示すように、敷目板Aの係止部2からガイド片6ま
でをW1、第2図(a)〜(d)に示すように化粧キャッ
プBの化粧面部7の幅をW2、化粧面部7の長さをl1、係
合片11の長さをl2、係止片12の長さをl3、雨返し片13の
長さをl4、また屋根材Cとして、例えば第4図に示すよ
うな屋根材Cの場合、化粧面C1の幅をl5、連結係合部C2
の幅をl6とすると、W1<W2、l1≒l5、l2≦l6、l3≦l6
l4≦l6の関係にある。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るけらば包みの一例にす
ぎず、第5図(a)〜(o)〜第9図(a)〜(j)に
示す敷目板A、化粧キャップBとすることもできる。す
なわち第5図(a)〜(o)は敷目板Aの変形例を示す
ものであり、(a)〜(j)図は押出成形体、(k)〜
(o)は板材の加工体である。特に(i)図は固定部1
に軟質プラスチック等からなるパッキング体(図ではヒ
レ状であるが、角柱状、パイプ状等でもよい)14を添着
した敷目板A、(j)図は係止溝3の係止突起4をプラ
スチックで形成した敷目板Aである。また第6図(a)
〜(l)は第5図(k)〜(o)図のように敷目板Aを
板材を屈曲して加工した際の係止突起4を、長さ方向に
対して不連続に形成した場合の係止突起4を抽出して示
した例である。さらに第7図(a)〜(d)は化粧キャ
ップBの変形例であり、(a)図は側面カバー片8を雨
返し片13よりも外方に突出させた化粧キャップB、
(b)図は差込縁9の形状を変化させた化粧キャップ
B、(c)図は化粧面部7を山状にした場合の化粧キャ
ップB、(d)図は板材の折り方を変えた化粧キャップ
Bである。また第8図(a)〜(n)、第9図(a)〜
(j)は係合突起10の変形例である。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明に係るけらば包みによれ
ば、作業が全て屋根表面から行うことができるため、
安全性が向上する、現場での加工がほとんどないた
め、施工が容易であり、かつ、美観性が向上する、係
止部とガイド片により流水溝が形成されるため、屋根材
表面から浸入した雨水を速やかに排水することができ、
防水性が向上する、化粧キャップ同士は側面カバー片
において連結しているため、強度、防水性、および美観
性が向上する、化粧面部に雨返し片を有するため、化
粧面部における防水性も向上する、等の効果、特徴があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図(a)〜(d)は本発明に係るけらば包
みの構成材である敷目板と化粧キャップを示す説明図、
第3図は上記けらば包みの使用例を示す説明図、第4図
は屋根材の例を示す説明図、第5図(a)〜(o)、第
6図(a)〜(l)は敷目板の変形例を示す説明図、第
7図(a)〜(d)、第8図(a)〜(n)、第9図
(a)〜(j)は化粧キャップの変形例を示す説明図で
ある。 A……敷目板、B……化粧キャップ、1……固定部、2
……係止部、6……ガイド片、7……化粧面部、9……
差込縁、11……係合片、12……係止片。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】断熱材等を裏打材として用い、段葺状の屋
    根材を敷設した屋根のけらばに用いるけらば包みにおい
    て、水平な固定部と、該固定部の一端縁を上方にほぼ垂
    直に形成した係止部と、該係止部と同じ端縁を下方へ突
    出したカバー部と、前記固定部の途中を係止部と同じ方
    向に突出したガイド片とからなる断面形状の長尺状の敷
    目板と、前記屋根材の化粧面と略同一形状で、屋根材の
    化粧面側端縁を被覆する化粧面部と、該化粧面部の幅方
    向の一端縁を下方へ突出した側面カバー片と、化粧面部
    の幅方向の途中を下方へ突出した差込縁とからなる化粧
    キャップとの2部材より構成し、かつ、前記敷目板の係
    止部には断面略U字状の係止溝を形成すると共に内方に
    突出した係止突起を設け、また前記化粧キャップの差込
    縁の先端縁には係合突起を形成し、前記係止溝に差込縁
    を嵌合することにより化粧キャップを固定する構造と
    し、しかも前記側面カバー片の化粧面部段差片側の端縁
    には内方にはぜ状に形成した係合片を有し、他方端縁に
    は外方にはぜ状とした係止片を設け、また化粧面部の上
    端縁には表面側にはぜ状に形成している雨返し片を有し
    た化粧キャップとしていることを特徴とするけらば包
    み。
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