JP2979475B2 - 単語ゲーム付き電子辞書 - Google Patents

単語ゲーム付き電子辞書

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JP2979475B2
JP2979475B2 JP10006032A JP603298A JP2979475B2 JP 2979475 B2 JP2979475 B2 JP 2979475B2 JP 10006032 A JP10006032 A JP 10006032A JP 603298 A JP603298 A JP 603298A JP 2979475 B2 JP2979475 B2 JP 2979475B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、問題の単語の読
みを発音する機能を有し、ある和訳に対応するその解答
を選択または入力するゲームを複数取り付けたゲーム付
き電子辞書に関するものである。
【0002】
【従来の技術】英和や和英などの電子辞書の分野におい
ては、従来より、たとえば英単語の和訳をディスプレイ
デバイスに表示し、この訳に対する英単語を答えさせる
ようなゲーム付き電子辞書が存在していた。使用者は、
ディスプレイデバイスに表示された問題の訳から、その
訳に相当する英単語を入力したり、または複数の選択肢
の中から選択するなどするのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なゲームの他にもゲームの種類は種々存在するが、従来
のゲーム付き電子辞書では一種類のゲームを備えるのみ
であり、複数のゲームを備えたものはなかった。また、
従来のゲーム付き電子辞書では、問題提示はディスプレ
イ装置に表示するのみであり、問題の単語の発音を提示
するようなものはなかった。語学の学習では発音を学ぶ
ことも重要であるから、発音の学習をゲーム感覚で学べ
るような装置が望まれていたのである。
【0004】本発明は、従来のゲーム付き電子辞書の持
つ上記課題を解決するためになされたものであり、その
目的は、以下の点にある。 (1)複数のゲームを備え、それらのゲームを選択する
ことのできるゲーム付き電子辞書を提供すること。 (2)問題をディスプレイデバイスに表示する他に、音
声によって提示することのできるゲーム付き電子辞書を
提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の第1の構成では、問題や解答を表示する表示
手段と、問題のレベルを選択するレベル選択手段と、レ
ベル選択手段により選択されたレベルの中から無作為に
問題である単語を抽出し、また訳を表示する問題抽出手
段と、問題抽出手段により抽出された訳または発音に対
応する解答を選択または入力する解答選択・入力手段
と、解答選択・入力手段により選択または入力された単
語を正解か不正解か判定する解答判定手段と、選択また
は入力された解答を解答判定手段を介して、正解か不正
解か結果表示する結果表示手段とを設けてゲーム付き電
子辞書を構成した。
【0006】また、本発明では、上記第1の構成に加え
て、解答選択・入力手段に、解答する時間を設定する時
間設定手段を設けて単語ゲーム付き電子辞書を構成し
た。さらに、本発明では、上記第1の構成に属する構成
に加えて、問題抽出手段により抽出された問題の単語の
読みを発音する音声発音手段を設けて単語ゲーム付き電
子辞書を構成した。
【0007】また、本発明の第2の構成では、問題や解
答を表示する表示手段と、問題のレベルを選択するレベ
ル選択手段と、レベル選択手段により選択されたレベル
の中から無作為に問題である単語を抽出し、また訳を表
示する問題抽出手段と、問題の単語の発音に類似した単
語を検索する類似単語検索手段と、抽出された単語と、
発音の類似した単語を表示し、問題の単語の読みを発音
する出題手段と、問題抽出手段により抽出された訳また
は発音に対応する解答を選択または入力する解答選択・
入力手段と、解答選択・入力手段により選択または入力
された単語を正解か不正解か判定する解答判定手段と、
選択または入力された解答を解答判定手段を介して、正
解か不正解か結果表示する結果表示手段とを設けてゲー
ム付き電子辞書を構成した。
【0008】また、本発明では、上記第2の構成におけ
る類似単語検索手段は、抽出された単語を、フォネティ
ックテーブルによって発音情報に変換し、発音情報に類
似した発音情報を有する類似単語を検索するようにして
ゲーム付き電子辞書を構成した。さらに、本発明では、
上記第2の構成に属する構成に加えて、解答選択・入力
手段に、解答する時間を設定する時間設定手段を設けて
ゲーム付き電子辞書を構成した。
【0009】また、本発明では、上記すべての構成に加
えて、上記のゲーム機能と他のゲーム機能を備え、複数
のゲームから一種類のゲームを選択するゲーム選択手段
を設けてゲーム付き電子辞書を構成した。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、本発明の一実施例のハードウ
エアの構成を示すブロック図である。また、図はこの
発明の一実施例の外観を示す平面図である。図1におい
て、選択・入力手段4は、図3の文字入力キー401お
よび矢印キー402、訳キー403を含む。選択・入力
手段4は、中央処理装置1(以後CPUと言う)に接続
され、選択・入力手段4からの信号はCPU1に接続す
るメモリ2(以後RAMと言う)に一時記憶される。C
PU1にはさらにリードオンリーメモリ6(以後ROM
と言う)が接続され、このROM6には辞書の内容、た
とえば英単語、訳等とフォネティックテーブルが記憶さ
れている。ここで、ROM6は、CD−ROMでもよ
い。またCPU1には表示装置3が接続され、選択・入
力手段から選択または入力された文字、すなわち一時R
AM2に蓄積された内容が表示装置上に表示される。
【0011】なお、図1のブロック図では、CPU1、
RAM2、ROM6は個別のブロックとして表示してい
るが、最近のこの種の装置ではワンチップCPUを用い
ることが一般的であるから、これらは明確に分離して構
成する必要はない。図2は、本発明の一実施例について
機能ブロックの構成として示したブロック図である。ゲ
ーム選択手段41は、複数内蔵されているゲームから一
種類のゲームを選択するものである。また、レベル選択
手段42は、提示する問題のレベル(難易度)を選択す
るものである。
【0012】問題抽出手段11は、ゲーム選択手段41
とレベル選択手段42および単語テーブル61に接続さ
れ、ゲーム選択手段41によって選択されたゲームにお
いて、レベル選択手段42によって選択されたレベルに
従って単語テーブル61の中から問題となる単語を抽出
する。問題抽出手段11は、表示手段31と音声発音手
段5にも接続されており、ここで選択された単語は、表
示手段31に表示され、音声発音手段5によってその読
みが発音される。
【0013】解答選択・入力手段44は、問題に対する
解答を選択または入力するものである。解答判定手段1
2は、この解答選択・入力手段44と問題抽出手段11
に接続され、選択または入力された解答が、問題として
提示した単語と一致するか否かを判定する。解答判定手
段12には、解答時間設定手段43が接続されており、
問題を提示してから解答を入力するまでの制限時間情報
を解答判定手段12に与えるようになっている。また解
答判定手段12には結果表示手段32が接続され、正
解、不正解の結果を表示するようになっている。
【0014】これらの機能ブロックと図1のブロック図
との対応は、次のようになっている。図2のゲーム選択
手段41、レベル選択手段42、解答時間設定手段4
3、解答選択・入力手段44は、図1における選択・入
力手段4に対応する。また、図2の問題抽出手段11、
解答判定手段12は、図1におけるCPU1に対応す
る。また、表示手段31と結果表示手段32は、図1に
おける表示装置3に対応する。また、単語テーブル61
は図1におけるROM6に記憶されている。
【0015】次に、この実施例の動作を各ステップごと
に図4から図10までの流れ図について説明する。な
お、文中の括弧内の数字は図から図10の各ステップ
の数字を現わす。図4は、ゲームキー404の操作によ
りゲーム選択を選択した状態である。選択したいゲーム
を矢印キー402で選択し、カーソルのあるゲームを選
択できることを示している。この動作を図1のブロック
図で説明すると、選択・入力手段4の操作によりCPU
1がゲーム選択を選択し、表示装置3にゲーム選択モー
ドであることが表示される。(スペルゲーム)ゲーム選
択モード(図4)で矢印キー402を使って、たとえ
ば、カーソルをスペルに合わせ、訳キー403を入力す
ると図5の(1101)の状態になる。これは図3の矢
印キー402でスペルゲームが選択され、表示装置
スペルゲームが選択されたことを示している。
【0016】この動作を図2のブロック図で説明する。
まず表示手段31には図4のゲーム選択モード画面が表
示される。この状態で操作者がゲーム選択手段41から
入力すると、その状態は問題抽出手段11を構成するC
PU1に入力され、選択されたゲームのモードに遷移す
る。次に矢印キー402で問題のレベルを選択し(11
02)、訳キー403でレベルを決定すると、レベル名
を表示し(1103)、そのレベルの中から無作為に抽
出された問題の和訳の内容が表示される(1104)。
もし和訳の内容が一つの画面に入らないときはスクロー
ル記号が表示され、矢印キー402を操作して隠れてい
る画面を見ることが出来る。この動作を図1のブロック
図で説明すると、無作為に抽出された問題に相当する訳
語がROM6から取り出され、表示装置3に表示され
る。なお、ここで発音キー405を押したときには、解
答に相当する単語の読みが発音される(1109)。
【0017】この動作を図2のブロック図で説明する。
問題抽出手段11は、ROM6に記憶された単語テーブ
ル61を参照して、レベル選択手段42によって選択さ
れた問題のレベルに従って、無作為に問題となる単語を
抽出し、この訳を表示手段31に表示する。また、音声
発音手段5は、発音キー405が押されることによっ
て、解答に相当する単語の読みを発音する。
【0018】次に解答を入力したいときは、訳キー40
3を押すと、画面の上半分には、解答の文字数分のアン
ダーラインが表示される。また、画面下半分にはカメの
図が表示される(1105)。そのカメが右に進んでい
きアンダーラインの下に来るとジャンプして正解のアル
ファベットに変換してしまうので、正解と思われるスペ
ルをカメよりも早く入力する。入力したアルファベット
が解答にあれば、アンダーラインがアルファベットに変
換されるが、もし、正解に存在しない場合は、アンダー
ラインはアルファベットに変換されない。見出し送りキ
ー406の▽キー、または矢印キー402のキーを押
すと、ギブアップとなる。
【0019】カメよりも多くの文字を入力した場合は
「あなたの勝ち!!」「正解!!」「Excellen
t!!」「OK!!」のうち一つが無作為に約1秒間表
示され(1106)、少ない、または等しかった場合に
は「残念!!」が約1秒間表示される(1107)。続
いて、画面上半分に「解答」、下半分には「勝敗」が表
示される(1108)。訳キー403または矢印キー4
02の↑キー、↓キーを押すと、次の問題が出題される
(1104)。
【0020】この動作を図2のブロック図で説明する。
操作者が解答選択・入力手段44から解答のスペルを入
力すると、解答判定手段12は、問題抽出手段11の提
示したスペルと一致するか否かを判定する。この判定は
時々刻々行われ、その瞬間瞬間の入力、判定状況が、上
記のカメの図の表示によって行われるのである。なお、
上記のカメの進むスピードは、解答時間設定手段43に
よって設定され、操作者のスペルを比較するスピードと
して設定されるようになっている。解答判定手段12に
よって判定されたスペルの正解/不正解は、結果表示手
段32によって操作者に提示される。 (ヒアリング4択ゲーム) ゲーム選択モード(図4)で矢印キー402を使って、
たとえば、カーソルを4択に合わせ、訳キー403を入
力すると図6の(1201)の状態になる。これは図3
の矢印キー402でヒアリング4択ゲームが選択され、
表示装置にヒアリング4択ゲームが選択されたことを
示している。
【0021】この動作を図2のブロック図で説明する。
まず表示手段31には図4のゲーム選択モード画面が表
示される。この状態で操作者がゲーム選択手段41から
入力すると、その状態は問題抽出手段11を構成するC
PU1に入力され、選択されたゲームのモードに遷移す
る。次に矢印キー402で問題のレベルを選択し(12
02)、訳キー403でレベルを決定すると、レベル名
を表示し(1203)、そのレベルの中から無作為に問
題を抽出し(1204)、抽出された問題の解答に相当
する単語の読みを発音する(1210)のと同時に、発
音の類似した単語を四つ表示する解答選択画面となる
(1205)。なお、発音の類似した単語が4つ未満の
場合は、問題を新たに無作為に抽出する。また、この解
答選択画面に表示される解答以外の三つの単語は、スペ
ルチェック機能を使用し、解答の単語と発音やスペルが
似ている単語を英和辞書データを検索して表示してい
る。この状態で発音キー405を押して発音を聞きなが
ら見出し送りキー406の△キーまたは▽キー、矢印キ
ー402のキー、キーで解答を選択し訳キー403
で決定する。なお、発音が同じ単語が出題され解答を一
つに限定できないときのために、矢印キー402の→キ
ーで解答の和訳を表示することが出来る。このとき訳キ
ー403で4択画面へ戻る。
【0022】正解の解答を選択した場合は「正解!!」
「Excellent!!」「OK!!」のうち一つが
無作為に約1秒間表示され(1207)、間違った場合
には「残念!!」が約1秒間表示される(1208)。
続いて、画面上半分に解答の単語、画面下半分には勝敗
が表示される(1209)。 訳キー403または矢印
キー402の↑キー、↓キーを押すと、次の問題が出題
される(1204)。
【0023】この動作を図2のブロック図で説明する。
操作者が解答選択・入力手段44から解答の単語を選択
すると、解答判定手段12は、問題抽出手段11の提示
した単語と一致するか否かを判定する。解答判定手段1
2によって判定された単語の正解/不正解は、結果表示
手段32によって操作者に提示される。ところでスペル
チェック機能とは、図10に示すように、文字入力画面
において文字列が入力された状態(1602)から訳キ
ー403を押すと(1603)、入力した文字列と同じ
文字列の単語が単語テーブルにある場合には、「正しい
綴りです」を表示した(1604)後に、該当する単語
を表示する(1605)機能である。この状態から矢印
キー402の↓キーを押すと「追加検索」を表示し(1
606)、入力された文字列と発音やスペルが似ている
単語を英和辞書データから検索し、さらに発音やスペル
が近い単語を候補として加える(1607、161
0)。
【0024】入力した文字列と同じ文字列の単語が単語
テーブルに無く、類似した候補が見つかった場合には、
「候補」を表示した(1608)後に正しいと推測され
る単語を表示する(1610)。候補が一画面に表示し
きれない時は、矢印キー402の↑キー、↓キーによっ
て他の候補を表示することができる。また右上に候補数
が表示される。単語が表示画面よりも長いときは、ハイフ
ォネーション付きで折り返して表示される。候補単語の
推測が不可能な場合には、「該当なし」を約1秒間表示
し(1609)文字入力状態へ戻る(1602)。発音
キー405を押すとカーソルのある位置の単語が発音さ
れる(1611、1612)。 (ミススペルゲーム) ゲーム選択モード(図4)で矢印キー402を使って、
たとえば、カーソルをミススペルに合わせ、訳キー40
3を入力すると図7の(1301)の状態になる。これ
は図3の矢印キー402でミススペルゲームが選択さ
れ、表示装置にミススペルゲームが選択されたことを
示している。
【0025】この動作を図2のブロック図で説明する。
まず表示手段31には図4のゲーム選択モード画面が表
示される。この状態で操作者がゲーム選択手段41から
入力すると、その状態は問題抽出手段11を構成するC
PU1に入力され、選択されたゲームのモードに遷移す
る。次に矢印キー402で問題のレベルを選択し(13
02)、訳キー403でレベルを決定すると、レベル名
を表示し(1303)、そのレベルの中から無作為に抽
出された問題の和訳の内容が表示される(1304)。
もし和訳の内容が一つの画面に入らないときはスクロー
ル記号が表示され、矢印キー402を操作して隠れてい
る画面を見ることが出来る。この動作を図1のブロック
図で説明すると、無作為に抽出された問題に相当する訳
語がROM6から取り出され、表示装置3に表示され
る。なお、ここで発音キー405を押したときには、解
答に相当する単語の読みが発音される(1309)。
【0026】この動作を図2のブロック図で説明する。
問題抽出手段11は、ROM6に記憶された単語テーブ
ル61を参照して、レベル選択手段42によって選択さ
れた問題のレベルに従って、無作為に問題となる単語を
抽出し、この訳を表示手段31に表示する。また、音声
発音手段5は、発音キー405が押されることによっ
て、解答に相当する単語の読みを発音する。
【0027】次に解答を入力したいときは、訳キー40
3を押すと、画面上半分には、一文字だけ間違った文字
を含むスペルが表示される。また、画面下半分には時間
制限を示す爆弾と導火線が表示される(1305)。導
火線の長さは解答の文字数によって変わる。導火線の先
が爆弾に達する前にカーソルを矢印キー402の←キ
ー、または→キーで左右に動かし、間違った文字に合わ
せて正しいアルファベットを入力する。見出し送りキー
406の▽キー、または矢印キー402のキーを押す
と、ギブアップとなる。
【0028】正解の文字を入力した場合は「正解!!」
「Excellent!!」「OK!!」のうち一つが
無作為に約1秒間表示され(1306)、間違った場合
には「残念!!」が約1秒間表示される(1307)。
続いて、画面上半分に間違っていたスペルを反転させた
解答の単語、画面下半分には勝敗が表示される(130
8)。 訳キー403または矢印キー402の↑キー、
↓キーを押すと、次の問題が出題される(1304)。
【0029】この動作を図2のブロック図で説明する。
操作者が解答選択・入力手段44から間違った文字にカ
ーソルを合わせアルファベットを入力すると、解答判定
手段12は、問題抽出手段11の提示したスペルと一致
するか否かを判定する。なお、上記の導火線の先が爆弾
に達するスピードは、解答時間設定手段43によって設
定され、操作者のアルファベットを入力する制限時間と
して設定されるようになっている。解答判定手段12に
よって判定されたスペルの正解/不正解は、結果表示手
段32によって操作者に提示される。 (余り探しゲーム) ゲーム選択モード(図4)で矢印キー402を使って、
たとえば、カーソルを余りに合わせ、訳キー403を入
力すると図8の(1401)の状態になる。これは図3
の矢印キー402で余り探しゲームが選択され、表示装
置に余り探しゲームが選択されたことを示している。
【0030】この動作を図2のブロック図で説明する。
まず表示手段31には図4のゲーム選択モード画面が表
示される。この状態で操作者がゲーム選択手段41から
入力すると、その状態は問題抽出手段11を構成するC
PU1に入力され、選択されたゲームのモードに遷移す
る。次に矢印キー402で問題のレベルを選択し(14
02)、訳キー403でレベルを決定すると、レベル名
を表示し(1403)、そのレベルの中から無作為に抽
出された問題の和訳の内容が表示される(1404)。
もし和訳の内容が一つの画面に入らないときはスクロー
ル記号が表示され、矢印キー402を操作して隠れてい
る画面を見ることが出来る。この動作を図1のブロック
図で説明すると、無作為に抽出された問題に相当する訳
語がROM6から取り出され、表示装置3に表示され
る。なお、ここで発音キー405を押したときには、解
答に相当する単語の読みが発音される(1409)。
【0031】この動作を図2のブロック図で説明する。
問題抽出手段11は、ROM6に記憶された単語テーブ
ル61を参照して、レベル選択手段42によって選択さ
れた問題のレベルに従って、無作為に問題となる単語を
抽出し、この訳を表示手段31に表示する。また、音声
発音手段5は、発音キー405が押されることによっ
て、解答に相当する単語の読みを発音する。
【0032】次に解答を入力したいときは、訳キー40
3を押すと、画面上半分には、一文字だけ余計な文字を
含むスペルが表示される。また、画面下半分には時間制
限手段の爆弾と導火線が表示される(1405)。導火
線の長さは解答の文字数によって変わる。導火線の先が
爆弾に達する前にカーソルを矢印キー402の←キーま
たは→キーで左右に動かし、余計な文字に合わせて訳キ
ー403を押す。見出し送りキー406の▽キー、また
は矢印キー402のキーを押すと、ギブアップとな
る。
【0033】正解の文字を選択した場合は「正解!!」
「Excellent!!」「OK!!」のうち一つが
無作為に約1秒間表示され(1406)、間違った場合
には「残念!!」が約1秒間表示される(1407)。
続いて、画面上半分に解答の単語、画面下半分には勝敗
が表示される(1408)。 訳キー403または矢印
キー402の↑キー、↓キーを押すと、次の問題が出題
される(1404)。
【0034】この動作を図2のブロック図で説明する。
操作者が解答選択・入力手段44から余計な文字にカー
ソルを合わせ訳キー403を入力すると、解答判定手段
12は、問題抽出手段11の提示したスペルと一致する
か否かを判定する。なお、上記の導火線の先が爆弾に達
するスピードは、解答時間設定手段43によって設定さ
れ、操作者の余計な文字にカーソルを合わせる制限時間
として設定されるようになっている。解答判定手段12
によって判定されたスペルの正解/不正解は、結果表示
手段32によって操作者に提示される。 (並べ替えゲーム) ゲーム選択モード(図4)で矢印キー402を使って、
たとえば、カーソルを並べ替えに合わせ、訳キー403
を入力すると図9の(1501)の状態になる。これは
図3の矢印キー402で並べ替えゲームが選択され、表
示装置に並べ替えゲームが選択されたことを示してい
る。
【0035】この動作を図2のブロック図で説明する。
まず表示手段31には図4のゲーム選択モード画面が表
示される。この状態で操作者がゲーム選択手段41から
入力すると、その状態は問題抽出手段11を構成するC
PU1に入力され、選択されたゲームのモードに遷移す
る。次に矢印キー402で問題のレベルを選択し(15
02)、訳キー403でレベルを決定すると、レベル名
を表示し(1503)、そのレベルの中から無作為に抽
出された問題の和訳の内容が表示される(1504)。
もし和訳の内容が一つの画面に入らないときはスクロー
ル記号が表示され、矢印キー402を操作して隠れてい
る画面を見ることが出来る。この動作を図1のブロック
図で説明すると、無作為に抽出された解答に相当する訳
語がROM6から取り出され、表示装置3に表示され
る。なお、ここで発音キー405を押したときには、解
答に相当する単語の読みが発音される(1511)。
【0036】この動作を図2のブロック図で説明する。
問題抽出手段11は、ROM6に記憶された単語テーブ
ル61を参照して、レベル選択手段42によって選択さ
れた問題のレベルに従って、無作為に問題となる単語を
抽出し、この訳を表示手段31に表示する。また、音声
発音手段5は、発音キー405が押されることによっ
て、解答に相当する単語の読みを発音する。
【0037】次に解答を入力したいときは、訳キー40
3を押すと、画面上半分には、解答に相当する単語のス
ペルを無作為に並び替えた文字列が表示される。また、
画面下半分にはカーソルが表示される(1505)。そ
のカーソル位置に無作為に並び替えた文字列の中にある
文字を入力する(1506、1507)。文字を入力す
ると入力された文字の表示は反転する。画面右端には時
間制限を示す砂時計が表示される。全ての文字を入力し
たら訳キー403を押す。見出し送りキー406の▽キ
ー、または矢印キー402のキーを押すと、ギブアッ
プとなる。
【0038】正解の文字列を入力した場合は「正解!
!」「Excellent!!」「OK!!」のうち一
つが無作為に約1秒間表示され(1508)、間違った
場合には「残念!!」が約1秒間表示される(150
9)。続いて、画面上半分に解答の単語、画面下半分に
は勝敗が表示される(1510)。 訳キー403また
矢印キー402の↑キー、↓キーを押すと、次の問題
が出題される(1504)。
【0039】この動作を図2のブロック図で説明する。
操作者が解答選択・入力手段44から解答のスペルを入
力し訳キー403を押すと、解答判定手段12は、問題
抽出手段11の提示したスペルと一致するか否かを判定
する。なお、上記の砂時計の落ちるスピードは、解答時
間設定手段43によって設定され、操作者がスペルを入
力する制限時間として設定されるようになっている。解
答判定手段12によって判定されたスペルの正解/不正
解は、結果表示手段32によって操作者に提示される。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、この発明は、複数の
ゲームから一つのゲームを選択するゲーム選択手段と、
問題抽出手段により抽出された単語に対応する読みを発
音するような構成を持つので、次のような効果を有す
る。ゲームの種類が一種類しかない従来の方法において
は、同じゲームに飽きてしまうことがあるが、この発明
においては、ゲームを複数の種類の中から選択できるよ
うにすることにより長くゲームを続けることが出来る。
また発音を聞きたいときにだけ発音キーを押す従来の方
法においては、発音キーを押さなくてもゲームが進行す
るために発音を一度も聞くことがなくゲームが進むが、
この発明においては、発音キーを押さなくても自動的に
発音をし、その発音を基にした問題の解答を入力または
選択することによって、英単語のヒアリングの学習に役
立つ。さらに、音声発音機能という紙の辞書にはない便
利な機能をさらに広範囲に生かせられるこの発明の効果
は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例の回路ブロック図である。
【図2】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例の機能ブロック図である。
【図3】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例の外観の正面図である。
【図4】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例の表示装置に表示されるゲーム選択画面を示す図であ
る。
【図5】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例のスペルゲームの動作を説明する流れ図である。
【図6】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例のヒアリング4択ゲームの動作を説明する流れ図であ
る。
【図7】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例のミススペルゲームの動作を説明する流れ図である。
【図8】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例の余り探しゲームの動作を説明する流れ図である。
【図9】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実施
例の並べ替えゲームの動作を説明する流れ図である。
【図10】本発明による単語ゲーム付き電子辞書の一実
施例のスペルチェック機能の動作を説明する流れ図であ
る。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 表示装置 4 選択・入力手段 5 音声発音装置 6 ROM 11 問題抽出手段 12 解答判定手段 31 表示手段 32 結果表示手段 41 ゲーム選択手段 42 レベル選択手段 43 解答時間設定手段 44 解答選択・入力手段 61 単語テーブル 401 文字入力キー 402 矢印キー 403 訳キー 404 ゲームキー 405 発音キー 406 見出し送りキー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 問題や解答を表示する表示手段と、 問題のレベルを選択するレベル選択手段と、 前記レベル選択手段により選択されたレベルの中から無
    作為に問題である単語を抽出し、また訳を表示する問題
    抽出手段と、 問題の単語の発音に類似した単語を、所定の選択肢数に
    なるように複数語検索する類似単語検索手段と、 前記抽出された単語と、前記発音の類似した複数の単語
    とを選択肢として表示し、問題の単語の読みを発音する
    出題手段と、 前記問題抽出手段により抽出された訳または発音に対応
    する解答を選択または入力する解答選択・入力手段と、 前記解答選択・入力手段により選択または入力された単
    語を正解か不正解か判定する解答判定手段と、 選択または入力された解答を前記解答判定手段を介し
    て、正解か不正解か結果表示する結果表示手段を有する
    ことを特徴とするゲーム付き電子辞書。
  2. 【請求項2】 前記類似単語検索手段は、前記抽出され
    た単語を、フォネティックテーブルによって発音情報に
    変換し、前記発音情報に類似した発音情報を有する類似
    単語を検索することを特徴とする請求項1記載のゲーム
    付き電子辞書。
  3. 【請求項3】 所定のキーを押すことで、問題の単語の
    訳語を表示することを特徴とする請求項1または請求項
    に記載のゲーム付き電子辞書。
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